【ご当地麺】大阪市内で味わえる日本各地の麺料理
それぞれ地域の風土や歴史的背景を礎に、日本各地にご当地麺が発祥し、地域の方々により連綿と受け継がれています。大阪市内で味わえる、日本各地の麺料理9店を厳選し、ここに紹介します。
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる1666件の口コミを参考にまとめました。
それぞれ地域の風土や歴史的背景を礎に、日本各地にご当地麺が発祥し、地域の方々により連綿と受け継がれています。麺料理の大好きな日本人のこと、こういった各地の麺料理を食べ歩くグルメな人たちも増えています。
ここでご紹介するのは北海道、福島、山梨、福井、愛知、三重、大阪、長崎、沖縄の1道1府7県のお店です。あべの・天王寺を起点にして、大阪市内で味わえる、日本各地のソウルフルな麺料理をお楽しみください。
出典: kurodaさん
地下鉄谷町線・阿倍野駅の1号出入口と2号出入口の中間あたりのあべの筋沿い、あべのベルタの対面にあるラーメン店です。
お店は鰻の寝床のような細長い造りで、入り口側にL字型になったカウンター席10席と、その奥が厨房で、老夫婦のお二人で営業されています。
塩ラーメン(550円)は少し白濁した透明感のあるスープに、ネギ、モヤシ、シナチク、そして小ぶりな叉焼が1枚。実にシンプルです。
スープは本場函館で食べた塩ラーメンみたくスープのコクが実に強い。あっさりとしているだけに旨みが引き立っています。
麺は中細の縮れ麺。ツルツルシコシコした風合いで悪くない。有名製麺所の麺ではないと思うが、それに伍する艶やかな茹であがり。湯がき方に秘密があるのかなぁ…
素朴ながらキラッと光るこの一杯。これは年季の成せる技なんかなぁ…っと勝手に思ってしまいます。
フラっと高倉健が入ってきそうな、北海道の場末のラーメン屋を彷彿とさせるこの空気感…これは貴重です。
105人
2793人
06-6621-4455
出典: kurodaさん
あべの・天王寺から少し離れているが、近鉄電車で4駅先なのでそれほど遠くない。針中野駅を出てすぐ、駒川商店街へ向かう街路の角にある、会津・喜多方ラーメンのお店です。
カウンター席6席程とテーブル席20席ほどのこぢんまりした店内。会津の観光案内や、喜多方市内のラーメン店を紹介するパンフレットなども置いてあって、会津のPRブースみたいです。
「喜多方ラーメン」(650円)は、淡い琥珀色のスープに脂が金色に輝く実に美しいスープです。口当たりのいいサラサラしたスープは、あっさりしているのにコクがあり、醤油の香味が際立っています。
トッピングは叉焼が5枚、白ネギ、シナチクです。レギュラーのラーメンで叉焼がこれほど載っているお店は稀有。ボリウムはありそうだが、余分な油を落としているので、意外にさっぱり頂けます。
麺は平打ち・縮れ・極太という独特のタイプで、シコシコした弾力のある熟成多加水麺です。この縮れ具合が、さらっとしたスープを引き上げてくれるという、スープとの相性が抜群ですね。
雪深い会津・喜多方でこの素朴ながら体の温まるラーメンを食べたら、さらにおいしいんでしょうね。
214人
4093人
06-6607-3412
出典: kurodaさん
各線・天王寺駅、および近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅のすぐ近く、あべのキューズモール4階レストラン街にある、新潟・魚沼地方で名物の布海苔をつなぎにした蕎麦のお店です。
店内はテーブル席ばかりの50席ほど。白木を活かした和風のインテリアは、明るくクリーンです。
「へぎそば」は、一口大に巻いたふのりそばを「へぎ(片木)」と呼ばれる四角い器に盛る新潟名物のひとつ。
「へぎそば」(小1,220円)は、蕎麦が8巻並ぶびます。ひと巻き手繰ってみると、ツルンとした艶やかさがある「へぎそば」独特のテクスチャー。瑞々しい蕎麦の風味があり、しっかりとしたコシも感じます。
そばつゆはやや薄味なのでたっぷり浸して啜り上げると節の旨みが味わえます。
テーブルにはあらかじめ保温ポットが置いてあって、たっぷりの蕎麦湯が用意されていて、割と濃厚な蕎麦湯が味わえます。
7人
51人
06-6567-9708
出典: kurodaさん
大阪のシンボル、通天閣から、通天閣本通りをまっすぐ進み、恵美須交差点の対角のところにある、山梨の郷土料理「ほうとう」をインスパイヤしたオリジナルの麺料理を出すお店です。
店内はテーブル席が16席とカウンター席がわずか4席だけ。富士山の写真や「風林火山」の書などがいたる所に貼ってあり、山梨のイメージを強調しています。
「甲州麺」(800円)は、ぐつぐつ煮たった真っ黒な鉄鍋が運ばれてきます。注文が通ってから小鍋で煮上げるので多少時間がかかります。
味噌ベース出汁の太目の平打ち饂飩、そしてたくさんの野菜が湯気を上げています。小皿と貝杓子が添えられているのは、熱くて鍋から直接は食べれないからですね。
お汁は味噌ベースで実に濃厚。鶏肉そぼろが味の基礎になっているようです。具材は南瓜、白菜、ネギ、エノキ、ニンジン、ゴボウ、薄揚げ…たくさんの野菜が入っています。根菜がたっぷりで実にヘルシー。
麺は極太の平打ちで、モチモチかつツルツルのほうとうらしい食感と喉越しが堪らない。
これを一食食べたら一日20品目も簡単にクリアー。夏だと汗が止まらなくなります。これは海の無い山梨県のパワーフードですね。
77人
2151人
06-6630-7210
出典: kurodaさん
JR大阪環状線。寺田町駅の北口を出て右前方すぐのところにあるラーメン店です。
店内はテーブル席、カウンター席が並ぶ20数席。食券制となっています。
「とんこつ醤油」(720円)は、白褐色のスープの上に叉焼、ほうれん草、そして家系に必須の海苔が乗っています。まさしく「家系」。
先ずはスープを啜ってみる…クリーミーな口当たりがあるが、武骨な見た目に反して豚骨特有の臭みやクセはなく、まろやかな味わいが広がります。
麺は神奈川県平塚市の四之宮商店製とのことで、少し縮れた平打ちの太麺です。モチっとしたテクスチャーで力強い持ち味があります。スープとの相性もいいですね。
具材のバラ叉焼はやや薄めであまり主張が感じられない。ほうれん草と海苔は癒し系。卓上にはニンニク、豆板醤、生姜などのポットが置いてあり、これで味の変化を楽しめます。
32人
282人
06-6712-2211
出典: kurodaさん
JR線・大阪駅、および各線梅田駅に接続している地下街・「ホワイティうめだ」のノースモール1にある、大阪では珍しい名古屋の名物料理を提供しているお店です。
やや狭めの店内は、L字型のカウンター席7席とその背後のテーブル席16席の全23席。通路はきつきつで、奥に進むのは気を遣います。
お店の名を冠した「きしめんあまの」(760円税別)は、濃褐色の出汁の中にきしめんが横たわり、その上には揚げ、ほうれん草、鶏むね肉、蒲鉾、ネギ、椎茸、そしてたっぷりの花鰹が乗せられています。
お出汁を啜ってみると鰹の風味が華やかに広がってきます。濃い色合いのお出汁は見た目ほど塩辛いわけではなく、やや濃厚な程度で鰹出汁を活かした風合いに仕上がっています。
麺は平べったい典型的なきしめんで、つるつるした口当たりが持ち味です。鰹の利いた少し濃いめのお出汁との相性は抜群です。
きざみ揚げやほうれん草など具だくさんなのもいいですね。出汁を吸ってしこしこした口当たりになった花鰹が旨みを倍増させてくれます。
475人
21127人
06-6312-3470
出典: kurodaさん
近鉄・大阪上本町駅の地下コンコース内、近鉄奈良線と大阪線との乗り換え客が行き交う場所にある立ち喰いうどんのお店です。
お店は中央に注文カウンターがあり、その両サイドに立ち喰いカウンターを持つ形態。店外に券売機があり、そこで食券を購入するスタイルです。
器に極太の饂飩が横たわり、刻み葱とともに真っ黒な出汁醤油が掛っています。
この伊勢うどんは、お伊勢参りの参拝客にすぐに提供できるよう、常に釜で茹で続け、必要量を釜揚げていたため、コシのない饂飩となったとのこと。(諸説あります)
饂飩を箸で持ちあげてみるとズシッと重い。口に入れると伊勢うどんらしいテロンテロンの食感で、コシというものは一切ありません。
出汁醤油も伊勢うどんらしい甘辛で、葱の風味と合わさって美味しくいただけます。ただし気を付けないと饂飩がテロンテロンなのでハネを飛ばすことも…白い服の時は特に要注意です。
121人
743人
06-6772-4501
出典: kurodaさん
あべのキューズモール北側の1階にある「かすうどん」のお店です。といってもこのお店はうどん専門ではなく、焼き鳥やおでんなど、酒のアテを出す居酒屋も兼ねています。
店内はカウンター席とテーブル席、合わせて20人足らずの収容。大きな画面のTVから民放の番組が流れている…いかにも食堂といった雰囲気です。
かすうどんとは、細切れにした「油かす」(牛の小腸を油で揚げて脂肪分を抜いたもの)がお出汁の中に入っている、大阪の南河内の一部で食べられてきたうどんです。油で揚げて脂を抜くとは面白いが、要はヘットを取った残りかすなんですね。
「かすうどん」(600 円)に「ハリハリ」のトッピング(+100円)。「ハリハリ」とは水菜のこと、大阪では常識ですね。
まずはお出汁を啜ってみる…予想に違わず濃厚なコクが広がってくる。鰹だし の旨みもさることながら、やはり牛脂から溶けだした甘みと旨みが濃厚。
油かすはカリっとしたようなムニュっとしたような複雑怪奇な食感だが、噛めば噛むほど風味の広がる不思議な味わい。
かすうどんだけなら脂っこいが、水菜を入れるとさっぱりします。水菜のハリハリした食感も楽しいですね。
171人
5168人
06-6645-9002
出典: kurodaさん
あべの・天王寺から少し離れているが、大阪上本町駅行きの100円のシャトルバスで直通なので、それほど遠くない。大阪上本町駅の目の前にある「うえほんまちハイハイタウン」地下にある、長崎中華のお店です。
店内は4人がけのテーブルが7卓でカウンターは無し。昼時は相席が常態化していて、お店のホール担当が巧い具合にお客を誘導して捌いています。
「長崎皿うどん」(880円)はパリパリの麺の上に野菜や魚介がたっぷり入った餡が掛っています。かなりのボリウムで、お皿の直径は30cm以上になるかも。
味付けは砂糖たっぷりのいかにも長崎風。小エビやゲソもさることながら、野菜類がたっぷり。ピンク色の蒲鉾は長崎でしかに入らないものとのこと。
麺は長崎直送の極細で揚げ麺。パリパリした食感と香ばしい風味がなんともクセになります。徐々にしんなりしてくる形而変化も楽しいですね。
本場・長崎の味をそのまま伝えるこのお店、いつも繁盛しています。
179人
4401人
050-5594-6041
出典: kurodaさん
天王寺、阿倍野橋の両駅から国道25号線を東に下ったところ、天王寺町南2丁目のバス停前にあるエスニック料理店です。
店内はテーブル席、カウンター席合わせて14席。ランチ時には行列になったりすることも。
ここは海南鶏飯などの東南アジア料理がメインだが、もうひとつの目玉が沖縄料理です。
「沖縄そば」(750円)は、関西のうどん出汁程度の淡いスープに極太の平打ち麺が横たわっています。スープは淡白な仕上がりで、上品な旨みが堪りません。
極太の麺はしっかりとした噛み応えがあるが、かんすい臭はありません。トッピングはバラ肉とネギ。自家製のコーレーグースを少し足すと一気に華やかな味に変化します。
沖縄の家庭料理、ソーメンチャンプルーもいいですね。
ここは居酒屋的な使い方もでき、特に泡盛が充実していて、アテもジーマミ豆腐といった沖縄モンが充実しています。店主は元漫画家とのこと、漫画付き手描きメニューは必見!
285人
12783人
06-7492-8265
※本記事は、2024/05/16に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。