【大阪・堺】美原区で人気のラーメン・つけ麺

出典:kurodaさん

【大阪・堺】美原区で人気のラーメン・つけ麺

堺市の東端、7区からなる堺市の行政区のひとつ、美原区は、政令指定都市行政区としては全国で3番目に人口の少ない小さい区です。この美原区を縦断する国道309号線沿いには、ロードサイドのお店が多く立地しています。その中でも人気のラーメン・つけ麺のお店をここにご紹介します。

記事作成日:2023/04/26

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる428の口コミを参考にまとめました。

河内鋳物師と黒姫山古墳

 堺市の東端、7区からなる堺市の行政区のひとつ、美原区は、政令指定都市行政区としては浜松市天竜区、京都市東山区に次いで3番目に人口の少ない、小さい区です。
 区内には鉄道路線が走っておらず、公共交通の主役は路線バスです。南海高野線・初芝駅、大阪メトロ・新金岡駅から南海バス、南海高野線・北野田駅から南海バス・近鉄バス、近鉄南大阪線・河内松原駅から近鉄バスがそれぞれを美原区中心部へ結んでいます。
 平野と丘陵地が続く区内には、東除川と西除川が流れ、田畑が広がる長閑な景色を以前は見せていたが、大規模な住宅団地や大型工業団地などの開発が進み、高速道路の開通以後、広大な敷地を活用した大型商業施設も開業し、その景色は大きく変わりつつあります。
 そんな変わりゆく美原区ですが、実は豊かな歴史を持つ地域です。古代の甲冑が多数出土した黒姫山古墳や、中世の技術者集団・河内鋳物師のことなど、堺市立みはら歴史博物館(M・Cみはら)で知ることができます。ぜひいちど、美原区を訪れてみてはいかがですか。

Sugakiya ビバモール美原南インター店

Sugakiya ビバモール美原南インター店

 大阪メトロ・新金岡駅から、または南海高野線・初芝駅から南海バスで下黒山西BS、近鉄南大阪線・河内松原駅から近鉄バスで国道黒山BSからそれぞれ少し歩いたところ。
 「ビバモール美原南インター」にある、中京圏のSCには必ずと言っていいほど存在しているラーメンと甘味のチェーン店です。

味と値段に説得力のあるラーメン

Sugakiya ビバモール美原南インター店

 「ラーメン」(330円)は、いわゆる「和風とんこつ」。豚骨にありがちな獣臭のない、鰹・昆布のダシが効いたマイルドなスープ味。やや塩分が強いかな。でもまあ万人受けするスープだと思います。

Sugakiya ビバモール美原南インター店

 麺は細めのやや縮れ麺。そこそこコシも残っていて、バイトのねーちゃんがマニュアルどおりに機械で湯がいているにしては上々の出来。安心感はありますね。
 具はシナチク、葱と、どうやってスライスしているのかと思うほどの薄さのチャーシュー、実にシンプルです。良くも悪くもスガキヤのラーメン…330円という値段には説得力があります。

三田製麺所 美原南インター店

三田製麺所 美原南インター店

 大阪メトロ・新金岡駅から、または南海高野線・初芝駅から南海バスで下黒山西BSから南西方向、近鉄南大阪線・河内松原駅から近鉄バスで国道黒山BSから国道を渡ったところ。大型パチンコ店「ハイパーアロー美原店」に併設の、東京を中心に全国展開しているつけ麺専門店です。
 店内は厨房を囲うようにカウンター席とボックス席からなる全28席。エントランス横の券売機で食券を購入する方式です。

あっさり味の「鯛だし塩つけ麺」

三田製麺所 美原南インター店

 「鯛だし塩つけ麺」(880円)の冷や盛りは、トレイの上に麺の丼とつけ汁の器が並びます。麺には赤みがかかったスプラウトが乗り、柚子胡椒が添えられています。
 極太の麺はしっかり締まっていて、強力な噛み応えがあり、モチモチ感を通り越してゴワゴワ。小麦の風味もしっかり感じられます。

三田製麺所 美原南インター店

 極太の麺はしっかり締まっていて、強力な噛み応えがあり、モチモチ感を通り越してゴワゴワ。小麦の風味もしっかり感じられます。

三田製麺所 美原南インター店

 漬け汁は鯛出汁の塩スープで優しく繊細な味わい。ただちょっと塩気が強いかな。水菜、シナチク、ネギ、海苔などの他、鯛のほぐし身が沈んでいます。
 麺との絡みも良好です。

鹿児島ラーメン 真琴 本店

鹿児島ラーメン 真琴 本店

 近鉄南大阪線・河内松原駅、南海高野線・初芝駅からそれぞれバスで廣国神社前BSで降りて南に少しだけ歩いたところ、国道309号線沿いにある、ラーメン店を兼ねる焼肉店です。
 店内は広い厨房に面したカウンター席と小上りの座敷席からなる40席程度。各席にはガスのロストルが置いてあります。店内はいささか煤けた感じで焼肉店らしさを醸しています。

焼肉もラーメンも楽しめる?

鹿児島ラーメン 真琴 本店

 ラーメン(並800円)は、通常サイズのラーメン鉢の中には黄褐色のスープが満たされ、真ん中にネギが盛られています。スープには大量の脂が浮かび、キラキラ輝いていますね。
 スープは粘度の低いサラッとしたとんこつスープで、豚骨の旨味ばかりを引きだしていて、上品な風味を生み出しています。とんこつのいやな臭いは完全にコントロールされています。

鹿児島ラーメン 真琴 本店

 麺は極細のストレート麵で、歯切れのいい茹で上がりです。このタイプの麺ではスープの引き上げは期待できないが、スープとの相性はいいと思います。
 トッピングはモヤシ、ネギ、シナチクと厚切りの叉焼です。叉焼の部位は肩ロースかな?やや硬めながら噛み締めるとお肉の旨味が溢れてきます。

餃子の王将 美原南店

餃子の王将 美原南店

 近鉄南大阪線・河内松原駅、南海高野線・初芝駅、大阪メトロ・新金岡駅からそれぞれバスで下黒山西BSで下りたすぐ近く。国道309号線と阪和自動車道が交わる辺りにある餃子の王将です。
 お店は郊外型の平屋造りで店内は広め。掘りごたつ席、テーブル席、ボックス席に加え、厨房に面した10席ほどカウンター席合わせて63席とのこと。

春らしく軽やかな限定メニューの「あんかけチャンポン」

餃子の王将 美原南店

 季節限定の「あんかけチャンポン」(単品582円税別)は、たっぷりの卵とじの餡がかかっています。少し縮れた太麺に白菜、ネギ、人参、木耳、豚肉、海老などバラエティー豊か。
 味付けは軽めで素材の風味を引き出していて、王将らしからぬ上品な仕上り。しかししっかりとしたとろみがあるので箸に重みがある。これはよくできています。
 麺は中太の弱縮れ麺で、歯切れのいい仕上がり。スープとの絡みも上々です。

つけ麺 つじ田 ららぽーと堺店

つけ麺 つじ田 ららぽーと堺店

 大阪メトロ・新金岡駅から、または南海高野線・初芝駅から南海バスで美原区役所前BS、近鉄南大阪線・河内松原駅から近鉄バスで国道黒山BSが最寄り。
 超大型SC「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」の3階フードコート「Sakai Food Kitchen」にある、東京・神田が発祥のお店です。

フードコートでいただく高級つけ麺

つけ麺 つじ田 ららぽーと堺店

 「濃厚味玉つけ麺」(1,180円)は、トレイの上には麺の盛られた器と、つけ汁の器が並びます。麺の上には大ぶりの叉焼が乗り、酢橘と海苔が添えられています。
 茶褐色のつけ汁には味玉とシナチクが沈んでいます。

つけ麺 つじ田 ららぽーと堺店

 麺は極太のストレート麺。まずは麺だけをそのまま一口…ゴムのような弾力のある歯ごたえとともに、小麦のいい香りがします。
 麺をつけ汁に浸して口に入れると、コクの強い濃厚な風味が感じられるとともに、野菜から抽出したような甘味もある。豚骨の臭みは完全にコントロールされ、魚介系の風味と合わさって絶妙の味わいになります。

町田商店 美原黒山店

町田商店 美原黒山店

 近鉄南大阪線・河内松原駅から近鉄バスで10分ほど、国道黒山BSを下車して少し来た方向に戻ったところの国道309号線沿いにあるいわゆる「家系」のラーメン店です。
 お店は厨房に面したカウンター席と、その背後のテーブル席合わせて50席ぐらいのやや大箱で、屋内の券売機付近と、さらに屋外にも待合の椅子が設けらています。

力強さを感じる家系

町田商店 美原黒山店

 レギュラーのラーメンの醤油(680円)は、白褐色のスープに太めの麺が浸かり、その上に味玉と叉焼、ほうれん草、そして家系に必須の海苔が乗っています。
 先ずはスープを啜ってみる…クリーミーな口当たりがあるが、武骨な見た目に反して豚骨特有の臭みやクセはなく、まろやかな味わいが広がります。

町田商店 美原黒山店

 麺は神奈川県平塚市の四之宮商店製とのことで、少し縮れた平打ちの太麺です。モチっとしたテクスチャーで力強い持ち味があります。スープとの相性もいいですね。
 具材のバラ叉焼はややスジっぽいものの肉の味があります。ほうれん草と海苔は癒し系。驚くことにスープの中からうずら卵が2個も出てきました。
 卓上にはニンニク、豆板醤、生姜などのポットが置いてあり、これで味の変化を楽しめます。

麺や 福はら ららぽーと堺店

麺や 福はら ららぽーと堺店

 大阪メトロ・新金岡駅から、または南海高野線・初芝駅から南海バスで美原区役所前BS、近鉄南大阪線・河内松原駅から近鉄バスで国道黒山BSが最寄り。
 超大型SC「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」の3階フードコート「Sakai Food Kitchen」にある、近鉄線・今里駅すぐ近くの行列必至の人気店の初の支店です。

鶏油が印象を残す端正なラーメン

麺や 福はら ららぽーと堺店

 「地鶏そば(醤油)」(900円)は、上面に黄色を帯びた鶏油が浮いている濃褐色のスープの中に透明感のある細麺が横たわり、その上には2種のチャーシュー、小松菜、刻み葱が乗せられています。
 スープを啜るといきなり豊潤な醤油の風味が広がってきます。そして醤油を立たせつつも奥から現れるベースとなる鶏の旨みを活かした仕上がりです。

麺や 福はら ららぽーと堺店

 麺は多加水寄りの中細麺。適度な硬さに茹でられていて、ほどよいコシと歯切れの良さがあり実に上質。端正な風合いでスープとの相性も良好です。
 チャーシューは鶏のむね肉を用いたレアチャーシューと豚肩ロースの2種。共に抑制的な味付けで、素材の味を前面に出しています。
 やはりこのラーメンを特徴づけるのは鶏油です。独特の風味となって強烈な印象を残します。

※本記事は、2023/04/26に作成されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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