fujimo123さんが投稿した花月(長崎/正覚寺下)の口コミ詳細

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fujimo123 (女性・福岡県) 認証済

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花月崇福寺、思案橋、観光通/郷土料理、日本料理

1

  • 昼の点数:4.4

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.4
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2013/11 訪問

  • 昼の点数:4.4

    • [ 料理・味4.4
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

龍馬刀疵が残る、幕末の獅子達に愛された料亭

たまたま手にしたパンフレット「長崎さるく」http://www.saruku.info/index.php
地元のガイドさんと歩きながら「遊・通・学・食」を体験するもので、沢山のコースが用意されてます。

目に止まったのが「幕末の長崎 晋作と龍馬が愛した街・長崎」と題した、龍馬達が足繁く通った料亭で、「卓袱料理とお座敷遊び」を体験するもの。

参加費20,000円 高っ!戸惑ったものの、フードアナリストとして卓袱料理に興味、1人では食べれない料理なので、思い切ってイベントに乗っかてみました。

当日は、朝8時半出島に集合。
到着すると、色んな世代の方が大勢居た。定員20名なのに倍は越え、しかも、関東からわざわざこられた人も数人もいた。 参加者全員幕末フリーク! 龍馬や晋作ファンなど、衣装も着用され・・ある意味マニアックな会となってました~(-_-;)

当日は、こちら料亭の専務さん(女将のご子息)がナビゲーター。出島、グラバー亭といつもと違った視点で見学。円山公園に立ち寄った後、待ちに待った料亭が目の前にドーンと広がった。

花月は、創業寛永19(1642)年 遊廓「引田屋」として創業。その後、料亭花月となり建物、料理、集古館(資料室)料亭となってます。

玄関をあがると、高級感漂う花器やかけ軸。常連客であった龍馬・晋作・弥太郎の写真が並んでます。他にも歴史に名を残す錚々たるメンバーがいて、特に弥太郎は藩のお金をこちらで使いきり、後藤象二郎も同じくらい豪遊したとか・・と言う裏話も残ってました。

まずは、料亭の歴史やストリーを聞きながら店内を案内。木造100年以上前のままの廊下なども残っている。
日本初のテーブル席部屋がそのまま現役で残っている。天井まで細工が施されていて当時のおもかけを残す。

急角度な階段を登った2Fが「龍の間」。
酒に酔った龍馬が刀を振り回して、柱に傷を付けた後が残ってます。右に3傷、左に1傷。この部屋から見える日本庭園は、2Fなのに目の高さと同じに見えると龍馬が好きな風景だとか。
また、柴田花守が春の雨を詠んだ「春雨の間」もある。

1Fにある集古館。映画「長崎ぶらぶら節」で有名になった名妓・愛八直筆の歌本や写真、向井去来の俳句や頼山陽の書、坂本竜馬直筆の書などを展示してます。

見学が終わるころに「お茶をご用意しました」とお声がかかったので、大部屋のレッドカーペットの上でお茶と落雁で一服した。

全員が一服した後、食事会場(別部屋)に案内されました。部屋前には綺麗な芸子さんお出迎え。主催者からくじを渡された。

部屋に入ると、朱塗りの円卓にすでに3品程のお料理がセットされてました。

まず入口で渡されたくじを、一斉に開き、同じ絵柄の人が集まった順に好きな席に着くと言う志向。何とか3列目をGET。

全員着席したところで、女将さんが出てきてご挨拶をされ、最後に「お鰭をどうぞ」の言葉で、宴が始まりました。

さて、本題の卓袱料理とは、和食、中華、洋食の要素が互いに交じり合っていることから、和華蘭料理(わからんりょうり)とも評されてます。。日本料理で用いられている膳ではなく円卓に料理を乗せて、身分の上下隔たりなく食事をする。

卓袱料理は、まず「お鰭」「鰭椀」と呼ばれる吸い物でスタート。お鰭とは、一尾から1つしか取れない胸鰭を使った吸い物のこと。「一人にまるごと一尾の鯛を使ってますよ」という意味が込められて出す。これに対して、もてなされる客は、乾杯まで私語は禁止。

皆全員飲み干したところで、仲居さんたちがパタパタ・・とビールやお酒を運んできました。

ここで、初めての乾杯p(^^)q

円卓なので周りの方とはすぐに仲良しに(^▽^) 半分以上が長州(山口県)から来た参加者。幕末が特別みたいですね。

テーブルにはずでにセットされた小菜 三品(海・里・山)盛(口取り)を、直箸で料理を自分の皿に取り分けます。

お料理は、温かい中鉢が運ばれてきた。東坡煮(角煮)やハトシ。

食事をしながら、長崎検番の芸子さんの踊り鑑賞、また芸子さんが各テーブルを回って、お料理を小皿に取り分けてくれたり話に華を添えてくれます。

大皿料理(日本料理)は運ばれて来る頃は、宴もクライマックス

芸子さんが、一緒に踊りましょうと、客をステージ上に上げてくれてます。30分程一緒に踊ったり連想ゲームで、大盛り上がりました。最後は1人ピックアップされて、会場は大爆笑の渦となりました。

デザートは、冷たいいちごゼリーです。
食べ終わると、お手ふきが出てきたので、終わりかと思きや・・「梅碗」と呼ばれる善哉が出て来ました。
碗で始まり碗で終わると言う、卓袱料理のしきたり。

大勢でワイワイと楽しく食事出来て大満足!!
帰りは、1Fの玄関に行くと、先ほどの芸子さんたちの手厚いお見送りが待ってました。
歌と三味線。そして、一人一人お神酒を注いでくれます。

私たち全員の姿が見えなくなるまで、演奏を続けてくれました。

初めての卓袱料理の作法には驚かされました。

江戸時代の長い鎖国時代にも長崎だけは開国、オランダやポルトガル、中国の料理と日本料理が融合。
幕末、日本の治安情勢が悪いなか、長崎では和洋折衷がすでに確立していたなんで、凄いことですね。当時の面影をしのぶ良い体験でした。

  • 小菜 (海・里・山)盛(口取り)

  • 小菜 十六寸豆

  • 小菜 造り

  • お部屋前で「ようこそおいで下さいました」ご挨拶

  • 女将さんご挨拶、最後に「お鰭をどうぞ」で宴が始まる。

  • 「お鰭」吸い物。まず初めに、これを口にします。

  • 取肴…前菜 ジュレ

  • ビール

  • ビールで乾杯p(^^)q

  • 中鉢 ハトシ

  • 刺身醤油

  • ビールは瓶。

  • 大鉢 和の煮物

  • 大鉢 和の煮物

  • 芸子さんが取り分けてくれます。

  • 中鉢 東坡煮(角煮チャーシュー)

  • 食事会場。朱色の円卓

  • 芸子さんの踊り鑑賞

  • 芸子さんの踊り鑑賞しながら食事

  • 仲居さんたちがパタパタと料理を運んできて、忙しそう・・。

  • 芸子さんが、各テーブルでおもてなし

  • 芸子さん(許可済)

  • 1番若い芸子さん(許可済)、

  • 芸を鑑賞しながら食事

  • 宴もたけなわ。踊りたい方は、ステージへ・・。

  • 芸子さんに合わせて、踊ると、良い運動になりました。

  • 芸子さん名刺

  • 香の物

  • 中華風薬膳スープ、ご飯にかけて食べました。

  • デザート

  • デザートを食べ終えて、一度手をふいてから、最後の「梅椀」を頂きます

  • 梅椀

  • 碗に始まり碗で終わる卓袱の締めくくり

  • 日本酒も美味しい

  • 隣座っていた、おにーさんが、連れていかれました。

  • 一緒に遊んで貰ってます。会場大爆笑の渦。

  • 店頭

  • 玄関目の前の掛け軸

  • 掛け軸の上は、龍立体の彫物

  • 常連客。特に弥太郎は、ここで藩の金を使い果たした武勇伝が。

  • 昔の階段で2F上がると、すぐ龍の間へ。

  • 龍の間入り口

  • 坂本龍馬が付けた刀疵左側に1切り

  • 坂本龍馬が付けた刀疵右側3切り

  • 刀疵柱上は、有栖川宮の書

  • 龍の間は、景色が最高です。

  • 龍馬が好んだ風景。2Fなのに、目高さが同じな庭園。

  • 日本初の洋間。当時は豪商たちが集ってた。

  • 日本初の洋間。福山雅治さんと香川照之さんも座られた。

  • 福山雅治さんのサイン。

  • 部屋の天井の細工も素晴らしい。

  • 集古館 映画「長崎ぶらぶら節」で有名になった名妓・愛八直筆の歌本や写真、向井去来の俳句 や頼山陽の書がある

  • 集古館

  • 坂本龍馬直筆の書  (個人所有)

  • 龍馬伝で使用されたレプリカ

  • 食事前に、別室で1服。

  • 食事前に、お茶と落雁で一服。

  • 落雁も美味しい

  • 帰り玄関に行くと、先程の芸子さんが、唄と三味線でお見送り

  • 1人1人にお神酒を注いでくれます。

  • お神酒を頂いてから、退散。

  • 丁寧なお見送りで、玄関が混乱(笑)

  • 庭見学。中庭から見る龍の間。

  • お店屋根には、草が生えて情緒あります。

  • 最後のお見送りは、女将さん、「食べログ?出して良いですよ」と快く許可下さりました。

  • 花月すぐ近くの円山公園

  • 円山公園の竜馬像

2017/11/04 更新

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