AGE♪MAKIさんが投稿した割烹 やました(京都/京都市役所前)の口コミ詳細

悪態の初音

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割烹 やました京都市役所前、三条、三条京阪/海鮮、日本料理

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  • 夜の点数:4.9

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 4.9
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.9
2回目

2017/08 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.9
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

「美味しい日本の旬」が、此処のカウンターには全部ある・・・肉の日生まれのフライングバースデー。

「じゃあ、200グラムでいきましょっか!」
「えっ・・・あっつ・・・と・・・!!」
私はその光景に思わず目を疑った。
それまでちりちりと、ごくごく薄切りで、
いったいこの近江牛はグラムどれだけの価値があるのだろうというお肉を切っていた大将がいきなりばさっと厚切りにしたのだ。
お弟子さんがすっと横からスケールを挿し出す・・・指した目方は194グラム。
「あはは、6グラム足りませんでした」と仰る大将の満面の笑顔が今回の最大の魅せ場となった。

1年ぶりの「やました」。
「その節はお世話になりました。」
「いえいえ、こちらこそ。」と目の前の大将とご挨拶。

きちきちと鱧の骨を砕く精緻な包丁の音もまたご馳走。
反対側の水槽の、鯛と剣先のような鱧がぐるぐると泳ぐのを立派な毛蟹の向こうに見ながら生ビールで乾杯した。

美味しい日本の旬が、此処のカウンターには全部ある・・・1年前の第一印象は変わらず。
お通しには・・・鮎の一夜干し?かな?と、無花果の胡麻だれ、まこもだけのお醤油炊きに湯葉と蒸し鶏の山椒とのピリ辛。
更に伊豆ではお馴染みのとこぶしの柔らか煮・・・ほんのりと薫る梅と御出汁の冷たい摺流し。

そして、鱧・・・今回も焼き霜でお願い。
「いこったかんてき」のスタンバイ。
透明感とふくよかさを併せ持つ鱧も、大将の手に掛かり、
目の前できりきちと良い音色を上げて仕上がって来る。
骨から離れたばかりの儚くもやわらかな身の焼きあがったところをぽん酢とたっぷりの茗荷とで一気に包むように食べる。
その感覚はまるで、「夢」のはじっこをふわりとひとつづついただいているかのような気持ちさえする・・・何という食べ物だろうか。
日本酒に切り替えて、さて今度はどうしようとメニューと睨めっこ。
清涼感のあるクラゲを・・・下拵えした胡麻が何とも良い仕事をしている・・・胡瓜はきちんと種が除かれていた。

もうひとつ選んだのがめいた鰈のお造り。
大将の、透明感のある花が咲いたような仕上がりにため息、白身の張りのある身は甘さをも併せ持つほどの見事な味わいに昇華されていた。
あらはからりと唐揚げに・・・皮の風味が半端ないこと!

そして大振りの松茸の誘う箱の向こう、とんでもない光景がこの後展開された。
それは見事な赤色をした近江牛を、大将はちりちりと、ごくごく薄切りにいていたはずだった・・・のだ。

「じゃあ、200グラムでいきましょっか!」
「えっ・・・あっつ・・・と・・・!!」
私はその光景に思わず目を疑った。
それまでちりちりと、ごくごく薄切りで、
いったいこの近江牛はグラムどれだけの価値があるのだろうというお肉を切っていた大将がいきなりばさっと厚切りにしたのだ。
お弟子さんがすっと横からスケールを挿し出す・・・指した目方は194グラム。
「あはは、6グラム足りませんでした」と仰る大将の満面の笑顔が今回の最大の魅せ場となった。

焼き加減はと聞かれてミディアムでお願い。
焼かれるお肉の香ばしさと期待。
やがて夢のような焼き上がりが目の前に。
程好い歯ごたえ、美味しいという一言では勿体無さすぎる極上の味。
あろうことか、この後私は思わずとんでもない事を言ってのけた。
「あの・・・白い御飯下さい。」
ぴっかりの御飯の上、お肉の芳香とタレの味・・・もう、この先一年、国産牛は自ら選んでは食べなくても良いと思った。
何故なら、この先どんな国産牛を食べたとしても今日この日のこれより上を行くことは無いだろうと確信したから。

そして一年後また、此処に来よう。
焼き肉の日生まれの目指す、日々を生きるための最高の贅沢の為に。

  • 近江牛ステーキ、白御飯のっけ

  • 近江牛ステーキ焼き上がり

  • お通し、生ビール

  • 梅の摺流し

  • かんてきスタンバイ

  • 焼き霜のはじまり①

  • 焼き霜の始まり②

  • 焼き霜の仕上がり

  • 毛蟹の向こうに鱧

  • くらげ

  • 白ワイン

  • めいた鰈

  • 揚がった鰈のあら。

  • 箸休め

  • 松茸はもう入らない(´;ω;`)

2017/08/29 更新

1回目

2016/09 訪問

  • 夜の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

「美味しい日本の旬」が、此処のカウンターには全部ある。

2日以上の休みがあったら
小さな旅に出ることにしている。

旅の先は、京都。
昼に味味香でカレーうどんをいただき
ゆったりとしたお茶時間をゼンカフェで過し
宿に一旦荷物を降ろしてから向かった先は木屋町の、憧れの割烹。
紹介して下さる方がいたのでその旨を伝えておいたからなのか。
あろうことか、カウンターのど真ん中に案内されてしまった。

伊豆の片田舎から来たおばちゃんがぽつんとひとり・・・えらいことになった・・・そんな私の顔色を察したのか、大将さんが優しく声を掛けて下さった。
「緊張しないで、なんでも食べたいものをおっしゃって下さいね。」

・・・といわれても
目の前には立派な松茸がごろんごろんと山積みにされている。
隣ではすっぽんを鍋に仕立てたのがやって来たばかりで何とも言えない香りを放っている。
片方のお隣では何と松茸を大将が贅沢に切った松坂牛で巻いて焼いたのが出てきていた。
なんだなんだなんだ・・・「美味しい日本の旬」が、此処のカウンターには全部あるんあじゃなかろうか。

重たい一重まぶたの眼がいつもの倍になったところで見つけた・・・職人さん方の後ろの水槽に、元気に泳ぐ、たくさんの鱧。
そういえば、思い出した。
私の職場の若い子達は、うつぼや穴子は知っていても鱧を知らないのだ。
私自身も鱧という魚を自覚しつつ頂いたことはない。

そこで思い切ってお願いした。
「私、鱧をちゃんといただいたことが無いので、いただいてみたいです。」
私のたどたどしいお願いを大将は快く受けて下さり、2品ほど作りますので、と仰り、
目の前で骨切りを始められた・・・その小気味のいい音に聞き入り、包丁さばきに見入った。

旬のお通しを摘み、
プレモルの瓶をゆるゆる飲みながら待つ。
手持無沙汰にならないよう、カウンターの中にいる職人さんが程よく相手をしてくれる。

やがて美しくおめかしした鱧の一品目・・・薄作り?!
そんなの聞いたことが無かった・・・だって、鱧ってすごい骨だらけなんでしょう?
ところが不思議なほど骨の感じがわからない。
つるりとした食感、淡白なんだけれども旨味を湛えた上品な身を紅葉おろしでくるっといただく幸せ。
鱧ってなんて口当たりが良いんだろうと思ってしまった。

骨切りに見入る私に、ほいっと骨切りしていない1.5センチくらいの鱧の身を大将がくださった。
摘まんでみて下さいと言われるがままにしてみるとしっかりした骨がちくちくっと通っているのが分かる。

薄作りが終わるころを見計らって「かんてき」が目の前に・・・焼霜をして下さると言う。
その間に鱧の皮の揚げたのを「ビールに合いますから」と下さるのでぽりぽりと齧りながら、
白ワインに切り替え。
私の額の先で鱧がくるくると小さなダリアのようになるのをうきうきと眺めた。
しゃっきりとした茗荷を乗せ、ぽん酢醤油にくぐらす・・・たっぷりつけて下さいとのアドバイスに従って、とふん、と含ませるとふくよかな余熱に旨味と酸味が交じり合った「口福」で口の中がいっぱいになった。

私のペースに合わせて職人さんがゆっくりと焼いてはあつあつのいちばんいいとこを、下さる。
何とも幸せな時間だった。

ひとりだったのでここでお腹がいっぱいになり、〆に丹波の栗がたくさん入ったご飯と赤出汁のおみおつけを。

両脇ではかんてきで大きな松茸を焼いていたり
特大の牡蠣をバターソテーにしていたり・・・夢の中のような光景が展開されていた。
「美味しい日本の旬」が、此処のカウンターには全部ある、と思った。

気持ちもお腹もいっぱいになった。
今度はお肉や貝類もいただいてみたいので
次回は是非、大切な人と一緒に。

大将さんはお店の外までお見送り下さった。

大粒の雨が落ちる風情たっぷりの夜の木屋町
お目当てだったカルバドールは定休日だったので
大将さんが教えて下さった2軒目にひとり、向かった。

  • 鱧、薄作り。

  • 目の前で焼かれる鱧の焼き霜。

  • 茗荷をたっぷりのせて。

  • 丹波の栗ごはん

  • 赤出汁

  • じゃがいものお吸い物。

  • プレモル。

  • お通し。

  • めじるし。

  • 入り口。

  • やましたさんに向かう途中。

  • 帰り道。

2016/10/08 更新

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