hongo555さんが投稿したオオクサ(東京/四谷三丁目)の口コミ詳細

Mangiare è un'avventura! 美味しい&楽しい店のご案内

メッセージを送る

この口コミは、hongo555さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

オオクサ四谷三丁目、曙橋、四ツ谷/焼き鳥

29

  • 夜の点数:5.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 5.0
      • |酒・ドリンク 5.0
29回目

2024/02 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

[柳新道通り路地入る]素直に本当に絶対に真面目に日本一

今月も大好きなオオクサにやってきました。
部位ごとに選び抜いた地鶏に、美味しければ銘柄鶏も使う大草さんは、実に丁寧にじっくりと鶏肉に最適な火入れをしていきます。

常々感じているんですが、焼鳥は素材3割、焼きの技術7割だなと。
素材がごく普通のブロイラーでも、大草さんはとびきり美味しく焼き上げてくれるに違いない。
池川さんも金子さんも関根さんも沼能さんも谷口さんも皆さんそうですが、焼くという技術について本当に真剣に向き合って、日々メイラード反応の単純で面白くて奥の深い世界を探り続けているわけです。

メイラード反応(マイヤール反応とも褐変反応とも)は、アミノ酸、そしてアミノ酸同士が結合したペプチド、たんぱく質などが、加熱することによって糖と結合する反応です。
加熱といっても酵素を介さず火で直接焼くことでメラノイジンが生成され(長期熟成の場合は酵素分解によって生成されます)、それが茶色いので美味しそうな色合いになるわけですね。
お醤油やオイスターソースも長期熟成の間にメイラード反応を起こして、あの美しい赤褐色や艶やかな茶褐色を作り出します。

もう一つ、メイラード反応には人間の経験、火で焼くことを発見した12万5千年前からDNAレベルで継承される”茶色く焼けた食べ物は例外なく美味しい”という確信、心理的効果があります。
焼くことによって食材から水分や脂分が適度に落ち(この適度に落とすのが人類最大の課題なわけですけど)旨味が内部に綴じ込められます。
ヨーロッパ各国および北南米各国では、専ら火で直接焼く&炙ることによってメイラード反応を引き出し、食材を生でも食べる習慣があるアジア各国では、専ら醤油や味噌、ニョクマム、豆板醤、オイスターソースなどのメイラード反応を起こした調味料を巧みに使い分けることによって、美味しいものを作り上げてきました。

さて、焼鳥はアジア諸国にあってとんかつや天麩羅とも異なり、直接焼いてメイラード反応を起こさせる素晴らしい調理法です。
個人的には屋外で友人と楽しむBBQ体験などから、炭火で焼けば肉でも魚でも野菜でも何でも美味しくなると思っているのですけど、焼鳥は本当に奥が深い。

熾した炭の上に串に打って塩をした鶏肉を乗せて焼く、行為としてはこれだけなのに、焼き手の技量によってこうも違ってくるのかといつも驚かされます。
チェーン店の居酒屋の厨房でアルバイトとして入店して一週間くらいの男の子も焼鳥を任せられたりしますし、この道30年以上というベテラン焼鳥職人でも日々修行と仰いますから、”鶏肉を焼く”という行為は実はとんでもなく難しい、特に美味しく焼くというのは家庭料理の域を脱してプロの世界に入ると、それだけでお金をいただける料理に昇華させるのに弛まぬ努力が必要だと実感します。
まあ、焼鳥を食べる我々があーでもないこーでもないと外野から口煩いからw焼き手も努力せざるを得ないのではないかと拝察しますけど。

一本50円で子供のおやつにもお父さんの晩酌のアテにもなった時代が長く続いた焼鳥業界ですが、現在では1人3万円の店もあるくらいですから(一品料理と組み合わせてコースに仕立てればそうなりますかね)、今や寿司や天麩羅、蕎麦、割烹、懐石などと並ぶ立派な日本料理の一領域に成長したと言えます。

前置きだけで1000wを超えてしまいました。m(_ _)m
で、今日も芸術の域に達している日本一の孤高の焼鳥屋、オオクサに来ました。
最近では毎月一回はオオクサの焼鳥食べないと、調子が悪くなるほどですw
きっと、メイラード反応の強烈な中毒に犯されているんだと思われますあー嬉しい。

先ずは、オオクサ×秋鹿のコラボ酒から。
最近毎回いただいているこのコラボ酒ですが、愈々残り1ケースになったそうで、次回作構想中なんだそうです。
希望者に何本か売ったそうで(えー売ってくれると思ってなかったからお願いしなかったよ)、じゃあ売ってくれと今言えば残りが少ないですから、次回作品を売ってもらうことにしますw
酸度9.0を今回もいただいて、極上の焼鳥に備えます。

では、いつものようにお酒をいただきつつ焼鳥を楽しむことにします。
写真は例によって過去撮影分から使用していますので、使用している鶏が違う場合もありますが、いずれにしても参考レベルですから気にしないでください。
店内は引き続き写真撮影禁止です。

串:笹身さび焼き 今日は丹波黒鶏 旨味がとても強い甘い
串:羽子板 山梨信玄鷄はフレッシュで強い弾力しっとり感
串:ハツ 千葉地養鶏は心臓肥大w塩だけで甘くするなんて
酒:酉与右衛門岩手ぎんぎんが 特別純米無濾過生原酒旨し
静岡アメーラトマト パルミジャーノたっぷりいつもの味
串:軟骨 銘柄秘密鶏w 軟骨の周りに肉がある品種は希少
酒:悦 凱陣阿州山田錦 燗酒でじっくり楽しむつもりがw
串:レバー 一羽分の巨大京紅地鶏はトロトロ焼き上がり
フルーツサラダ キウイとラフランスと苺で箸休めします
串:ムネ肉 三重熊野地鶏 毎度のことながら完璧な火入れ
酒:秋鹿無濾過純米生原酒 燗して極上の旨味を焼鳥と共に
串:ソリモモ 熊野地鶏 頭は巨大なソリあとはモモ悶絶
ポテトサラダ 少なくなったけど薩摩芋と自家製マヨが絶妙
串:手羽先 博多地鶏 超巨大な手羽ステーキ 旨味の極限
酒:長珍備前雄町50無濾過生原酒 最近悦凱陣より好きです
締:ニコちゃんリゾット チーズと卵で硬めの米が美味しい
追加串:せせり 熊野地鶏 ふっくらこんがりで危険な旨味
追加串:はらみ 筑波茜鷄 大蒜と胡麻で変化球系な美味さ
追加串:背肝 タレの旨味をしっかり纏って絶品の締めに

いつものコース8本にサラダ3皿に締めのリゾット、追加も3本いただけて大満足です。
お酒も冷や、燗酒合わせて7杯いただき、ワイフもほぼ同じくらい呑んでいますから、これで34,000円とはコスパも相変わらず優れています。

でも最近、個人的にはオオクサのアイコンだと思っている巨大な団子を暫くいただいていません。
前回いただいたのを遡ってみたら丁度一年前でした。
ということは丸一年団子をいただいていないんですね・・・寂しい。

次回は是非団子を思う存分味わいたいものですw
今日もご馳走様でした!!!
最高の時間でした。

  • 毎度お馴染みミニマルな印象のオオクサのファサード

  • 笹身さび焼きは丹波黒鶏(過去撮影分)

  • 山梨信玄鷄の羽子板はフレッシュで素晴らしい弾力 これだけ火が強いのにしっとり焼き上げる技術が素晴らしい(過去撮影分)

  • 千葉地養鶏のハツは巨大 絶対に心臓肥大です(過去撮影分)

  • 静岡アメーラトマト パルミジャーノたっぷりいつもの味(過去撮影分)

  • 軟骨の鶏肉は秘密です 軟骨の周りに肉のある鶏は大変貴重だそうで銘柄が知られると買えなくなるそうです(過去撮影分)

  • 悦 凱陣阿州山田錦 燗酒にしてゆっくり楽しむつもりが旨くてすぐ呑み終わってしまい即お代わりw(過去撮影分)

  • 巨大な京紅地鶏のレバーはトロトロな焼き上がり(過去撮影分)

  • 大好きな三重熊野地鶏のムネ肉 皮の火入れが素晴らしい(過去撮影分)

  • 秋鹿無濾過純米生原酒 この酒も味が乗って大変な美味です(過去撮影分)

  • オオクサ名物ソリモモ 上がソリで下がモモなんて言われないとわからないよね 私はわかりますw(過去撮影分)

  • 頭のソリのジューシーさ脂の残し方が最高です(過去撮影分)

  • ポテトサラダはもっとポーションがあったのですけどだんだん小さくなりましたw(過去撮影分)

  • コースの最後は手羽です これだけこんがり焼いているのにふっくらジューシーなのは大草でしかいただけません 博多地鶏も手羽でかいよね(過去撮影分)

  • 長珍備前雄町50無濾過生原酒 写真は薄濁りですから違いますけどw(過去撮影分)

  • 締めのニコちゃんリゾットは硬めに炊かれた弾力のある米粒がとても美味しくて好きです(過去撮影分)

  • 追加のせせりは熊野地鶏 ヤヴァい美味さです(過去撮影分)

  • 追加の腹味は筑波茜鶏 久しぶりにいただきました(過去撮影分)

  • 追加の背肝は左側です 社員がこれだけしかなくてw(過去撮影分)

  • 店を出たら妙に明るいので見上げたら満月でした 道理で遠吠したくなるわけだw

2024/03/12 更新

28回目

2024/01 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

[四谷荒木町]辰年もオオクサでスタート!

世界一美味しい焼鳥がいただける店、オオクサです。
年初にふさわしい美味しい焼鳥をいただきたくて、新年のご挨拶を兼ねての訪問です。
今日はオオクサまでの道のりを写真に収めて、ファサードも撮影して入店。
いつもの左端のカウンター席に着きます。

前回いただいた個性的な秋鹿とのコラボ酒は桶ごと造ったそうですから、まだたくさんあるとのこと、早速食前酒代わりにいただきます。
甘酸っぱくて乳酸菌のような味わいですが、しっかりボディがあって甘味の中から旨味が湧いて来ます。
酸度は9.0ですから極めて高いですが 7号酵母の働きでまろやかですし、少し温度を上げても美味しいかと思います。
美味しくて即お代わりしてしまいました。
ワイフは喉が乾いたとかでYEBISUビールでスタートです。

では、いつものようにお酒をいただきつつ焼鳥を楽しむことにします。
写真は例によって過去撮影分から使用しています。
店内は写真撮影禁止です。

串:笹身さび焼 いつもの奈良大和肉鷄は完璧な美味さ
串:羽子板 山梨信玄鷄はしっとりと焼き上がって甘味すら
酒:悦 凱陣阿州山田R4BY 一杯目は冷酒でいただきます
串:ハツ元 タレがじんわりと旨味を連れてきて絶妙の食感
酒:悦 凱陣阿州山田R4BY 今度は燗酒でじっくり呑みます
静岡アメーラトマト パルミジャーノが雪のようなサラダ
串:ムネ肉 三重熊野地鶏って何でこんなに美味しいかな
水:FUJIミネラルウォーター ワイフの厳命で水呑みます
酒:十旭日 純米吟醸生原酒山田 燗酒つながりで一杯
串:レバー 京紅地鶏 表面だけ火入れした叩きステーキ
グリーンサラダ 柿&黄色いキウイ&ラフランス 箸休め
酒:竹鶴 無濾過純米生原酒雄町 マルセウ本間特注品です
串:モモ肉 熊野地鶏の巨大な串は本当に毎日一本食べたい
ポテトサラダ あら小さくなったwけどいつもの味わいです
串:はらみ 茨城つくば茜鷄 久しぶりの茜鶏はコクがある
酒:へのへのもへじ 冷酒でも旨味がはっきり強い酒です
串:手羽 大分みつせ鶏 肉の旨味が強くて歯応えもいい
締:ニコちゃんリゾット 濃厚なチーズと卵で完璧な美味さ
追加串:熊野地鶏首 脂たっぷりで旨味が凄い 火入れ最高
追加串:博多地鶏ハツ 心臓肥大wプリプリで美味過ぎる
追加串:熊野地鶏ソリ このサイズは他の焼鳥屋では無理

今日もわがままを聞いて下さって3串追加でいただけました。
コースでわずか8本の串ですが、その8本で大満足することを保証しちゃいます。
私も満足はしているんですけど、どうしてももっと舌に記憶させたくてお強請りしちゃいますがw

今年は酉年ではなくて辰年ですが、オオクサの焼鳥で素晴らしいスタートになりました。
さあ今年もたくさん焼鳥いただこうという気持ちになりましたよw
ご馳走様でした!!

  • 帰国して最初にしたのは初詣 明神様で今年も宜しくお見守りくださいとお願いしました

  • 夜中に行ったんでw露店が閉まっていて静かで良かった

  • 神田明神でロボット巫女?発見w 遠隔監視しているようですね

  • 我が家の雑煮は鵜飼商店の熟成本枯節で出汁をとります

  • 四谷三丁目の交差点から四谷方面に向かいます

  • 飲食店が並んでいますがしっとりと落ち着いた感のある杉大門通りの途中の路地を右へ

  • 裏路地はとても風情のある小道で散策するだけで気分が良いです

  • 2024年はオオクサの焼鳥でスタート!

  • 奈良大和肉鶏笹身さび焼き(過去撮影分)

  • 山梨信玄鶏羽子板 フワッとした食感で噛むごとに美味くなる(過去撮影分)

  • 悦 凱陣の基本中の基本阿州山田錦 最初は冷酒 続いて熱燗でいただきました(過去撮影分)

  • ハツ元はこれだけで2〜30羽分はあると思います(過去撮影分)

  • アメーラトマトのサラダ カリカリのオニオンと雪のようなパルミジャーノで立派な一品料理です(過去撮影分)

  • 三重熊野地鶏ムネ肉 巨大&火入れ加減完璧!(過去撮影分)

  • ワイフから必ず水を飲むようにと厳命されていますw(過去撮影分)

  • 水を飲んだら酒を呑むw 十旭日は熱燗で(過去撮影分)

  • 京都京紅地鶏レバー 表面だけ火入れして中はトロトロ(過去撮影分)

  • グリーンサラダも以前いただいたことがあったんですね(過去撮影分を探すの大変w)

  • 竹鶴無濾過純米生原酒雄町マルセウ本間特注品(過去撮影分)

  • 三重熊野地鶏モモ肉 世界一です断言します(過去撮影分)

  • ポテトサラダは薩摩芋です(過去撮影分)

  • 茨城つくば茜鷄はらみ 胡麻が香ばしい(過去撮影分は京紅地鶏)

  • へのへのもへじは冷酒でもとても旨味が強いです(過去撮影分)

  • 大分みつせ鶏の手羽は初めていただきました(過去撮影分は熊野地鶏)

  • 締めはいつものニコちゃんリゾット 私のAppleWatchの画面ですw(過去撮影分)

  • 追加の熊野地鶏せせり なんてジューシーなんでしょう 毎回身悶えしてますw(過去撮影分は丹波黒鶏)

  • 追加の博多地鶏ハツ 心臓肥大でしたw(過去撮影分は比内地鶏)

  • 追加の三重熊野地鶏ソリ これだけ大きいと捌くのもコツが入りますよね(過去撮影分)

2024/03/11 更新

27回目

2023/08 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

[荒木町]ついに秋鹿とのコラボ酒誕生!焼鳥✖️日本酒=オオクサです

昨晩せきねで今日はオオクサ、今月も愛して止まないオオクサの焼鳥をいただきに来ました。
コロナ明けで忙しくなってもオオクサチャンスだけは逃せません。
結構いっぱいいっぱいですけど、仕事を途中で放り投げて四谷三丁目に向かいますw
明日徹夜すれば良いんですから、幸せの焼鳥連荘を楽しみます。

ということで、いつものようにオオクサのファサードだけ撮影して店内へ。
これもいつもの左端の席に着座して大草さんにご挨拶します。
奥様とはワイフがいつものように女子校両手ふりふりでご挨拶w

ではあとはお任せですから、お酒のメニューを拝見します!
お、おお、おおお!秋鹿と大草さんがコラボした酒がある!
秋鹿が個別の飲料店、飲食店とコラボするなんて聞いたことがありませんから、これは超レアです!
もちろんオオクサでしか呑めない酒ですし(売ってください駄目ですw)これはいただかないと。

ラベルにも(撮影できないけど)オオクサ✖️秋鹿のオリジナル酒である旨が記載されています。
これは驚きですね、ラベルを拝見してもまだ信じられないw
ということで早速一口。

おお、甘酸っぱいです。
酸度は何と9.0、これは一般的な日本酒の酸度ではありません。
杏子酒とか林檎酒のような味わいで、食前酒のイメージです。
アルコール度数も10度で軽く、呑みやすく仕上げてあります。
いきなり超レアな酒を楽しむことができました。

では、いつものようにお酒をいただきつつ日本一の焼鳥を楽しみます。
酒:与右衛門吟ぎんが 燗酒で焼鳥準備完了 この瞬間が好き
串:大和肉鷄笹身さび焼き 塩振り完璧しっとりジューシー
アメーラトマトサラダ 揚げ玉葱とパルミジャーノたっぷり
串:山梨信玄鷄羽子板 滴る脂を全部受け止めて旨味逃さず
だだちゃ豆 山形産の濃厚枝豆 口直しですがもっと食べたい
串:千葉地養鶏ハツ タレがベスト 一瞬で溶けて消えます
酒:竹鶴 5年寝かせた酒を燗で コク甘味酸味が素晴らしい
串:熊野地鶏ムネ このサイズこの味わいは日本一確定
串:熊野地鶏レバー タレを2度漬けて焼き上がりにもう一度
玉子サラダ 生マッシュルームと野菜ごろごろで食べ応えあり
串:熊野地鶏モモ このモモが食べたくて毎月通ってますw 
徳島産白瓜漬物 奥様が漬けた箸休め 赤パプリカがきれい 
串:つくば茜鶏せせり 獅子唐にタレが沁み込んで美味過ぎ
ゴーヤーの塩揉み 鰹節とゴーヤーって合います 苦美味い
串:伊達鶏手羽 相変わらず巨大な手羽を齧り倒しますw
漬物 今度は胡瓜 しっかり漬かって鰹節が良く効いてます
ニコちゃんリゾット 濃厚玉子とパルミジャーノで一旦締め
追加串:京紅地鶏振袖 弾ける肉とパリパリの皮 脂が美味
追加串:軟骨 品種は極秘w 軟骨とは思えない肉の塊
追加串:熊野地鶏砂肝 オオクサで砂肝は初めてなんじゃ? 
追加串:京紅地鶏はらみ 大蒜と胡麻が酒が無限に呑めるw

今日も追加を含めて思う存分大草さんの焼鳥を楽しみました。
伺う度に部位を変え、鶏の品種を変え、切りつけ方も変えて更に進化&深化しているのが凄い。
既に30回くらい伺っていても、毎回感激して帰ります。
大満足、圧倒的な幸福感で死ぬなら今死にたいくらいw

またすぐ来たくなっちゃうと思います。
これからも店がある限り通い続けます!
今日もご馳走様でした!!!


  • お約束のファサード撮影 特に変わったところはありません

  • 大和肉鷄の笹身さび焼き しっとり優しい火入れ 旨味が溢れてます(過去撮影分)

  • アメーラトマトのサラダ フライドオニオンとパルミジャーノがたっぷりで旨味が強いです(過去撮影分)

  • 山梨信玄鷄の羽子板 滴る脂は一滴も逃しません(過去撮影分)

  • 千葉地養鶏の巨大なハツ 心臓肥大ですw(過去撮影分)

  • 5年熟成の竹鶴 もちろん燗酒でいただきます(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のムネ ここから一気にテンションが上がります(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のレバー 焼き上がるまで2度タレに漬けて焼き上がったらもう一度漬けて出してくれます(過去撮影分)

  • 玉子サラダ ブロッコリーや生マッシュルームなど野菜ごろごろです(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のモモ 頭は巨大なソリです(過去撮影分)

  • 徳島産白瓜の漬物 赤パプリカがきれい(過去撮影分)

  • つくば茜鶏のせせり 獅子唐にタレが沁み込んで美味過ぎ(過去撮影分)

  • ゴーヤーの塩揉み 苦いんだけどとても美味しい(過去撮影分)

  • 伊達鶏の手羽 鳥馨の5倍くらい大きいw(過去撮影分)

  • 鰹節を乗せた胡瓜のお新香がちょこなんと登場(過去撮影分)

  • あれもう締めですか 時間が早く流れすぎですw(過去撮影分)

  • 追加の振袖 肉の脂が美味しすぎる(過去撮影分)

  • 品種は極秘らしい薬研軟骨 軟骨の周りの肉も切り出すので巨大です(過去撮影分)

  • 京紅地鶏はらみ このニンニク胡麻味が好き(過去撮影分)

2023/10/15 更新

26回目

2023/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

[四谷三丁目徒歩5分]巨大焼鳥堪能&ニコちゃんリゾット復活!

今日はワイフが楽しみにしていたオオクサの日。
最大一週間しか予約を受けず、席数も8席ですから水面下では熾烈な席取り争いが行われているものと思いますが、案外空いていることもありますw
また早い時間で予約した人がいると遅めに席が空くこともありますから、諦めずに頑張りましょう。

本日も大草さん、チャーミングな奥様(最近顔を見かけると手を振ってくれるのが嬉しいw)、慣れてきた感のあるスタッフのお姉さんにご挨拶して、いつものように大草さんの焼鳥堪能します。
本当に大草さんの焼鳥は独特&唯一無二、大きく切り出した各部位にとても細かく丁寧に塩を当て、強火の遠火で時間をかけてじっくりじっくり焼き上げます。

仕入れ&仕込みも半端ないです。
数軒を巡って部位ごとに最適の地鶏の品種を仕入れ、鶏肉の切り出しも串打ちも全部ワンオペ、開店前には自ら焼いて全ての部位を試食して、焼き加減を含めて毎回鶏肉のコンディションを確認します。
本当に美味しい焼鳥を出すために準備と手間を全く惜しまない、すごい人です。

以下、本日いただいた料理と酒です。
店内は写真撮影禁止ですので、掲載写真は過去撮影したものを流用しています。
実際にいただいたものとは異なりますのでその旨ご留意下さい。

酒:悦 凱陣阿州山田錦 冷酒 酸度1.9で独特のミネラル感
串:笹身さび焼き/京紅地鶏 ふっくらしっとり甘い
静岡産アメーラトマトサラダ オオクサに来たと実感
串:羽子板/信玄どり 優しい火入れで旨味爆発 
酒:悦 凱陣黒澤亀の尾 冷酒 R1BYは味が強烈に乗ってます
串:ハツ/博多地鶏 あっさりしたタレでジューシーな仕上がり 
水:FUJIミネラルウォーター 取り敢えず必ず飲んでますw
串:ムネ/熊野地鶏 巨大ムネ肉 皮が抜群に旨くて喫驚
酒:鷹長7年大古酒 ヒノヒカリ100% 薬膳酒のような旨味
串:レバー/熊野地鶏 タレでトロトロ パウダー塩が効果的
玉子サラダ 生マッシュルームとアボカドのバランスが良い
串:ソリモモ/熊野地鶏 さらに巨大 重いwけど絶品!
酒:十旭日純米大吟醸H13BY 改良雄町は熱燗で本領発揮
ポテトサラダ 辛子マヨネーズが効いた濃厚な薩摩芋サラダ
串:軟骨/品種秘密w 回りの肉も一緒に切り出すから超BIG
串:手羽/比内地鶏&熊野地鶏 じっくり20分焼きます
締:ニコちゃんリゾット ワイフはリゾット派なので大喜びw
酒:秋鹿無濾過生原酒2022BY こちらも熱燗で 旨い酒は燗
追加串:はらみ 大蒜と白胡麻でジューシーに 旨くて泣ける
追加串:ハツ元/博多地鶏 強い火入れでも柔らかい

焼鳥8本にサラダを中心とした奥様の一品料理4皿でコース一通りです。
え?串8本だけ?なんて言われますけど、巨大なだけでなく旨味が半端ないのでこれだけで十分満足します。
これまでオオクサには20回以上伺っていますが、追加で串を注文する人を見たことがありません(私以外)w

もちろん私もコースで十分満足はしています。
それでも、今日いただいていない串ももしかしてあるんじゃないか、と思うと聞かずに居れず・・・
単なる食いしん坊ですw

ご馳走様でした!! 


  • 今日は店名をクローズアップしてみましたw

  • 先ずは悦 凱陣の阿州山田錦 ふっくらとした瑞々しい酒です(過去撮影分)

  • 京紅地鶏の笹身さび焼き この笹身の火入れが毎回天才的だと思う(過去撮影分)

  • アメーラトマトサラダ パルミジャーノが効いてます(過去撮影分)

  • 信玄鶏の羽子板は脂のキレが良くあっさりした味わいながら旨味は濃いです(過去撮影分)

  • 本日入荷という悦 凱陣の黒澤亀の尾純米吟醸 R1BYです(これはH30BY過去撮影分)

  • 博多地鶏のハツ 心臓肥大でとてもジューシー(過去撮影分)

  • ワイフに必ず飲めと言われるwミネラルウォーター (過去撮影分)

  • 熊野地鶏のムネ肉 相変わらず巨大ですがこれ以上美味しいのを食べたことがないので大満足です(過去撮影分)

  • 鷹長7年もの大古酒(過去撮影分)

  • こんな色になるまで寝かせるって時間をいただいているようで有難い(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のレバー タレとベストマッチです(過去撮影分)

  • 玉子サラダは現在ニコちゃん仕様ではありませんw(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のソリモモ 上の巨大な肉がソリです(過去撮影分)

  • 十旭日純米大吟醸H13BY 熱燗が旨い!(これは純米吟醸過去撮影分)

  • ポテトサラダはピンクペッパーが効いています(過去撮影分)

  • 鶏の品種は何故か秘密の薬研w 軟骨のサイズじゃないよね(過去撮影分)

  • 今日は比内地鶏と熊野地鶏の手羽です(過去撮影分)

  • ニコちゃんリゾット復活!(過去撮影分)

  • この笑顔にやられてAppleWatchの画面にしてますw(過去撮影分)

  • 秋鹿無濾過生原酒2022BYも熱燗で(過去撮影分)

  • 追加のはらみ 大蒜と白胡麻が最高の風味(過去撮影分)

  • 本日ラストは博多地鶏のハツ元 レア串ですw(過去撮影分)

2023/08/12 更新

25回目

2023/02 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

[荒木町]唯一無二 巨大な肉塊で登場する薬研軟骨がヤヴァい

毎度お馴染み、オオクサです。
今宵も大草さんの焼く絶品焼鳥をいただきに参りました。
ワイフは数ある焼鳥屋の中でもオオクサが一番好きとのことで、誘って断られてことはありませんw

では本日も大草さん、奥様、お手伝いのお姉さんにご挨拶して美味しい焼鳥いただきます!
最初の一杯は、秋鹿純米無濾過生原酒にしました。
すると大草さんが山廃奥鹿がこれだけ残ってるんで呑んで下さい熱燗ですよね、と。
ワインバー効果なのか?wのっけから嬉しいお申し出をいただき感謝感激雨霰です。
生原酒はそのまま冷酒で、秋鹿の限定酒(って全部限定みたいなもんですけど)山廃奥鹿は燗酒で楽しみます。
コクが強いのにキレがある生原酒、濃厚な甘味とどっしりした骨太な味わいがある山廃奥鹿をいただいて、もうウヒヒな気分です。

ではいつものようにいただいた極上焼鳥と一品料理を記します。
写真は例によって過去撮影が許されていた時期に撮ったもので、現在は撮影禁止です。
現在提供されているものと同じものではありませんから、参考までにご覧下さい。

●ささみさび焼き:大和肉鷄 美味し過ぎて最初からニコニコ
●静岡県産アメーラトマトサラダ パルミジャーノたっぷり
●酒:悦凱陣阿州山田錦 前回燗酒が旨かったので本日も燗で
●せせり:丹波黒鶏 今日は皮と肉両方を切り出してあります
●薬研軟骨:品種内緒 薬研の概念が変わる 丸ごと巨大肉塊
●酒:鷹長菩提酛造り5年 この酒が置いてある店を知らない
●たまごサラダ リゾットで微笑んでいたニコちゃん復活w
●レバー:熊野地鶏タレ 濃厚トロトロ日本一美味い(断言)
●酒:竹鶴無濾過純米生原酒 コクとキレ同時に楽しめる旨酒
●団子 オオクサのアイコン これを食べるために生きてる感
●ハツ元:博多地鶏 柔らかくて強い火入れをタレで堪能
●ポテトサラダ 薩摩芋サラダ これもオオクサのアイコン
●酒:秋鹿へのへのもへじ中取純米吟醸生原酒 慌てて注文w
●ムネ肉:熊野地鶏 どうしてこんなに美味しく焼けるのか
●モモ肉:熊野地鶏 まさに大草マジック 唯一無二の焼鳥
●酒:旭若松純米原酒 度数19度を感じさせない酸味とコク
●親子丼 奥様に強請って大盛にしてもらいましたw
●追加ハツ:博多地鶏 脂がサラッとしているのにコクがある
●追加手羽:伊達鶏 火入れ完璧 サクふわっでジューシー

本日もあっという間の3時間でした。
毎回、あと10本は食べたいといつも思い続けています。
以前一人でコース2人前いただけないか大草さんに聞いてみたことがありますが、あっけなく却下されましたw
死ぬまでに一度で良いからお願いしたいなぁ・・・

ご馳走様でした!!!

  • ファサードだけは撮影しても良いんだよw

  • 秋鹿の純米無濾過生原酒から本日スタート(過去撮影分)

  • 秋鹿の山廃奥鹿が一杯取れるかどうかなので呑んじゃってくださいとw 燗でお願いします(過去撮影分)

  • 大和肉鶏のささみさび焼き 最近はこの笹身が美味過ぎて(過去撮影分)

  • この絶妙な火入れ具合が美味しさの秘密です(過去撮影分)

  • 奥様特製のトマトサラダ 今日は静岡産のアメーラトマトです(過去撮影分)

  • 悦 凱陣阿州山田錦も燗酒でいただきます(過去撮影分)

  • せせりは丹波黒鶏 首皮と首肉を両方切り出してあって美味さ爆発です(過去撮影分)

  • これが何だか見てわかる人はいないと思う薬研軟骨 しかも鳥種も秘密なんですよ(過去撮影分)

  • 風の森で知られた油長の鷹長 5年熟成で飴色です(過去撮影分)

  • リゾットのニコちゃんはサラダで復活!(過去撮影分)

  • レバーは熊野地鶏 タレでいただくと篦棒に美味いんだよね(過去撮影分)

  • 竹鶴の無濾過純米生原酒 濃いんだけど旨い(過去撮影分)

  • 団子は是非3本いただきたいです(過去撮影分)

  • ハツ元は博多地鶏 こちらもタレでいただきました(過去撮影分)

  • 団子と共にオオクサのアイコンであり続ける薩摩芋のポテトサラダ(過去撮影分)

  • 秋鹿へのへのもへじ中取純米吟醸生原酒 ムネ肉が焼き台に置かれたのを見て慌てて注文w(過去撮影分)

  • ムネ肉はいつもの熊野地鶏 焼き上がりまで15分はかかる巨大な串です(過去撮影分)

  • モモ肉は頭がソリのソリモモ これも熊野地鶏です(過去撮影分)

  • カシラのソリが本当にでかい 焼き具合も最高&完璧&絶品(過去撮影分)

  • 旭若松純米原酒は19度ありますが軽く感じます(過去撮影分)

  • あソリモモで8本でした 締めの親子丼です・・・(過去撮影分)

  • 追加でハツ!博多地鶏です 心臓肥大ですw(過去撮影分)

  • 追加の手羽は伊達鶏でした!(過去撮影分)

2023/10/14 更新

24回目

2022/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

[柳新道通脇]火入れの魔術師は変態酒も出してくれますw

今日はオオクサの日。
数字にすると0093ですから毎年9月3日はオオクサの日と勝手に決めていますがwいつでも食べたいので、行きたい日がオオクサの日です。

今日はコロナのオミクロン株対応ワクチン接種を受けたため少し遅くなりました。
接種後15分待機しなくてはいけなくて出足が遅れてしまいました。
申し訳ありません。

では本日もオオクサのコーススタートです。
例によって店内撮影禁止ですので、写真は過去撮影分からほぼ該当するものを掲載しています。

今宵はワイフが京都北山のマールブランシュ抹茶味を所望、珍しいこともあるもんですw
私は最初から十旭日の熱燗をお願いしました。
H27BYの純米吟醸生原酒で山田錦55島根K-1酵母です。
甘くて喉越しが良く、あっさりめのコクが感じられる旨い酒です。

●串:ささみさび焼き
いつもの奈良の大和肉鷄です。
時間をかけて満遍なく塩を薄く振りかけ、焼き台の上にそっと乗せる大草さんの仕草を拝見するだけで毎回うっとりしています(変態w)。
笹身の半分ほどに火が入ったところで外し、山葵を乗せて出してくれます。
しっとりと柔らかく、濃い甘味が感じられる極上のささみさび焼きです。
オオクサより美味しくてポーションのあるささみさび焼きを食べたことがありません。

●静岡県産アメーラトマト
奥様がいつものトマトサラダを持ってきてくれました。
フライドオニオンとチーズと紫蘇がたっぷりで味の濃いアメーラトマトがさらに濃厚に感じられます。
不思議とパルミジャーノが熱燗と合うんですよね。
フライドオニオンも相変わらず食感が良くていい仕事してます。

●串:モモ赤身
今日は京紅地鶏のサイズ感のある内腿です。
例によって火入れの加減も焼き色も完璧、脂が綴じ込めてあって滴って来るくらいジューシー。
一滴も逃すまいと一気に食べると火傷しますw
でも美味しいから火傷なんて気にしていられません。

●酒:悦 凱陣阿州山田錦
R3BYで酸度が1.8といつもよりやや低いです(例年2.3前後です)。
これも燗酒にしていただきました。
すっきりした甘味とごく軽く感じられる酸味が引き立つ豊かな味わいの酒です。

●串:ハツ元
こちらはタレで登場。
香り抜群で絶品です。
このハツ元も毎回いただく度に唸ってしまう美味さ。
火入れの加減と焼き上がりの美しさは日本一だと思います。

●串:肩肉
振袖も京紅地鶏です。
サイズが大きくて焼き上がるまでに15分程かかっていると思います。
脂が乗っていて柔らかく、15分かけて焼いたのに1分ほどで食べちゃうのが勿体ないです。
どうしたらこんなに美味しく焼けるのか、見ているだけではわかりませんけど美味しいことだけは確かです。

●FUJIミネラルウォーター
ちょっと一服ですw
酒ばかり呑んでいると良くないというのがワイフの持論で、水分補給も意識的にしています。
健康志向の呑兵衛って聞いたことないけどw

●串:背肝
こちらも京紅地鶏から集めたものだそうです。
これはヤヴァい美味さ、濃厚さがこれまでとは段違いです。
うーん、唸っちゃう・・・
一串分で何羽使っているんだろうか、恐らく30羽くらいかな。

●玉子サラダ
半熟系の茹で玉子を遇らったサラダです。
ブロッコリーやラディッシュなどの野菜もたくさん使われていて良い箸休めになりますね。
ドレッシングは奥様お手製で酸味が効いていて好みの味です。
リゾットのニコちゃんは玉子サラダに移動したんですねw

●串:モモ
熊野地鶏のモモはじっくりと時間をかけてかなりの強い火入れで仕上げました
皮はパリパリっとして身はしっとり汗をかいたような脂の沸き上がり、美味さ爆発ですね。
毎回いただく度にこの熊野地鶏の火入れ加減にやられて帰ります。
今日も後5本は食べたいと思いつつ、しっかり味わいました。

●酒:森の翠
え〜っ!なんで森の翠がここにあるの?2009年に廃業しちゃった蔵元ですよ。
しかも25年物って・・・大草さんが寝かせてたようですw
こういう変態酒お好きでしょ、と言われてニヤリ。
大好物ですありがとうございます!

●串:はらみ
薄く切り出された京紅地鶏のはらみ肉を重ねて巻いてあります。
ニンニクと胡麻が効いていて大変美味しい。
シンプルな焼鳥だからこそ、少しの変化球で三振を奪えるわけですね。
大谷のスイーパーみたいに効いてますw

●酒:鷹長 
油長の鷹長です。
菩提酛造りで大変手間がかかる酒ですが、本日は8年もの大古酒です。
茶色と云って良いくらいの飴色で香りは甘いですが口当たりはそこまで甘くなく、寧ろ円やかです。
あまりに旨くて燗酒と冷やと一杯ずついただいてしまいました。

●ポテトサラダ
久しぶりにお目にかかった奥様特製の薩摩芋のサラダです。
ピンクペッパーが効いていて大変好みの味わいです。
脂の強い焼鳥に奥様のサラダが美味い具合にバランスとってくれるので、また食べ進められますw

●串:手羽
本日の最後は比内地鶏の手羽です。
サイズ感のあるものを大草さんが選んでいますのでなかなか大きい。
火入れはいつものようにじっくりと均一にメイラード反応が起きるまで焼きます。
香り抜群、弾力のあるジューシーな味がプリプリと骨から外れてきます。
こればかりは毎回手掴みでガジガジ食べてますw

●追加串:ムネ肉 
熊野地鶏です。
これもモモに負けず劣らずの巨大サイズですが、あまりに美味しいのですぐになくなってしまいます。
厚めのムネ皮と身の間にある脂が途轍もなく美味い。
大草さんは火入れの魔術師ですね。

●追加串:ソリ
今日は熊野地鶏だけでソリレスが取れたので出して下さいました。
要は熊野地鶏のモモなんですけど、ジューシーさというか脂の量がすごい。
脂飲んでるみたいに口の中に溢れ出してきますw
飲む焼鳥ってなかなかないけど、オオクサにはあります。

●追加串:団子
言ってみるもんだ一本あるって嬉しいな。
ネチネチと串に巨大な団子を3つ付けて焼き台へ。
ここから例によってじっくりと火入れが始まります。
大草さんの火入れは丁寧で動かさないのが基本です。
炊き台の前でじっと手を組んで見ている時間が長いのが不思議でたまりません。
炭火の強さを完璧にコントロールできているからこその独特の火入れです。
20分ほどして焼き上がった団子は勿体なくてしばらく眺めてからいただきましたw
美味いよねぇ美味いよねぇ美味すぎるよねぇ・・・冥土の土産にしたいな。

●締めの親子丼とスープ
今日も至福の時間が終わろうとしています。
奥様が作ってくださる親子丼はトロトロ半熟&玉子が濃厚で大変美味しいのですが、いつも気持ちが寂しくなる。
食べると終わっちゃうのが寂しいんですよね(阿呆)。
スープと一緒に心していただいて今日も大満足です。

今日は追加で3本も我儘聞いていただけて嬉しかったです。
それでも今日は出てこなかったレバーやハツ、羽子板、せせりも食べたかったなぁ。
以前、2人前食べるから1人で予約して良いか尋ねたらさすがに断られましたしw
いつか心行くまで大草さんの焼鳥を貪り喰いたいという野望があります。

今日も店の外までお見送りいただきました。
お気遣いありがとうございます。
また次回を楽しみにしています。
ご馳走様でした!!!


  • いつものファサード ここだけは写真撮影可ですw

  • 今宵は最初から十旭日の熱燗でスタート(過去撮影分)

  • 大和肉鶏のささみさび焼き(過去撮影分)

  • アメーラトマトのサラダ(過去撮影分これはアメーラじゃないしw)

  • 京紅地鶏のモモ赤身 内腿の部分です(過去撮影分)

  • 続いて悦 凱陣も熱燗にしてもらいました(過去撮影分)

  • ハツ元はタレでいただきます(過去撮影分)

  • 振袖も京紅地鶏でした(過去撮影分これは熊野地鶏です)

  • ワイフは必ずと言っていいほど水を飲みながら食事します 良い習慣だと思います(過去撮影分)

  • 今日の背肝は京紅地鶏から丹念に集めたそうです有難うございます(過去撮影分:左です)

  • 奥様特製の玉子サラダです(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のモモは本日も絶好調にデカいです(過去撮影分)

  • これが愛媛初の女性杜氏の酒 森の翠です 2009年に閉蔵した幻の酒です

  • 京紅地鶏のはらみはにんにくが効いています(過去撮影分)

  • 鷹長は8年古酒でした(過去撮影分これは5年古酒です)

  • 久しぶりにいただいた気がするサツマイモのポテトサラダ 好きですw(過去撮影分)

  • 比内地鶏の手羽はサイズの大きいものを選んだそうです(過去撮影分)

  • 追加で熊野地鶏のムネをいただきました(過去撮影分)

  • 追加で熊野地鶏のソリもいただきました(過去撮影分)

  • 一本だけ残っていた団子もいただいちゃいましたw(過去撮影分)

  • 締めの親子丼です(過去撮影分)

  • 半熟玉子が濃厚で鶏出汁とベストマッチです(過去撮影分)

2023/04/20 更新

23回目

2022/10 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

[四谷荒木町]秋の熊野地鶏は大草さんの手にかかるととんでもない美味さになります

10月下旬のオオクサです。
すっかり寒くなって来て、熱燗の恋しい季節になりました。
って夏でも熱燗呑んでますけどw

今日もお箸が二膳とも左向きに用意されていて、お気遣いを嬉しく感じます。
こういう細かいところに気を配るのが大草さんなんですよね。
いつもありがとうございます。

※現在は店内撮影禁止ですが、レビューの写真は過去撮影したものを参考までに掲載しています。

ワイフは八幡の炭酸割り、私は酉与右衛門岩手吟ぎんが50%精米直汲特別純米無濾過生原酒(長い)からスタートです。
直汲みの酒でミルキーで微発泡な舌触り、香りは甘いですが案外どっしりしていて呑み応えがあります。

★ささみさび焼き
すっかり定番になった奈良大和肉鷄のささみさび焼きです。
薄ら均等に振りかけられた塩で見事に水分が抜け、旨味がぎゅぎゅっと凝縮したささみに、ほろ苦くて甘い摺り下ろし山葵がよく合います。
 
★羽子板
続いて千葉の水郷赤鶏の羽子板です。
前回は同じく千葉の地養鳥でしたが、今回は水郷赤鶏です。
味わいが濃くて地養鳥よりも好みだなぁ。
肉質がみっしり詰まっていて噛めば噛むほど旨味が溢れて来ます。
 
★トマトサラダ
静岡産のアメーラトマトにフライドオニオンと玉葱を散らし、上からトマトが見えなくなるまでたっぷりパルミジャーノを振りかけた奥様特製のサラダです。
このドレッシングがちょっとスモーキーで美味しくてサラダをお代わりしたくなります。

★悦 凱陣 阿州山田錦 
大変味の乗っている阿州山田を熱燗でお願いしました。
旨すぎてお代わりしたw

★首肉
せせりに名古屋コーチンを使うのって大草さんにしては珍しいですね。
しかも間に獅子唐が挟んであるなんてちょっと意外でしたが、美味しいので何の文句もありません。
オオクサで野菜焼きは滅多に出ないので何だか嬉しいw
確か夏にグリーンアスパラいただいた記憶があります。

★ハツ
千葉地養鶏のハツです。
タレとの相性が抜群で、旨味爆発です。
海藻や蓬などを混ぜた地養素を与えているから地養鶏なんだって。
ハツのコクがしっかりしていて大変美味しい。

★ムネ 
2.2kgの熊野地鶏を捌いて取り出したムネ肉は巨大だったそうです。
皮付きのまま大きく切りつけてじっくりと炭火で炙ること15分、これが美味しくない訳がない。
しゃりしゃりっとした皮の食感と、しっとり焼き上がったムネ肉のジューシーな味わいが堪りません。
これが追加できたらぜひもう一本食べたいですw

★玉子サラダ 半熟  
半熟の玉子を隠元、ブロッコリー、ラディッシュと合わせたサラダです。
濃厚な黄身をソース代わりに生野菜をしゃりしゃりいただくのが心地良い。
旨すぎる熊野地鶏で興奮した大脳を落ち着かせてくれますw

★ソリモモ
と思ったらヤヴァーい!熊野地鶏の巨大なソリモモ登場。
頭がソリで、下2つがモモですがまあモモ焼きですね。
これほど大きい焼鳥は日本広しと雖もオオクサを超えるものはないと思います。
焼き時間15分超、完璧な火入れの極上ソリモモをいただいて大脳が沸騰します。
耳から湯気出てないか?w

★竹鶴 無濾過純米生原酒
こちらも熱燗でいただきました。
甘味と香りが大変上品で、滑らかな酒です。
下にピリリと残る辛味も好ましくて、こちらもお代わりしちゃいました。

★レバー
熊野地鶏3連発!
タレを纏ってレバ刺しのような生感の残るレバーですが、しっかり火入れしてあって濃厚。
これも大変にヤヴァい串です。
こんなの食べてると他の焼鳥屋に行けなくなっちゃう気がする。

★無花果とマスカルポーネのサラダ
京都産の無花果とマスカルポーネチーズを合わせただけなんですけど、物凄く美味い。
相性が良いんでしょうね。
完熟無花果の甘味がマスカルポーネで強調されて、爽やかなのに余韻が長いです。
素材を吟味する目をご夫婦共にお持ちとは素晴らしい。

★秋鹿 へのへのもへじ 中取純米吟醸生原酒
自社栽培の有機無農薬の山田錦だけを使ったへのへのもへじ限定酒です。
香りも味わいも個性的ですが、大変美味い酒というか好みの酒です。
最初は冷酒で、お代わりは温燗でいただきました。

★手羽
8本目、本日の最後(にはしないけどw)は伊達鶏の手羽先です。
相変わらずカリッと焼き上げる完璧な火入れで、脂の美味さが際立ちます。
香りが素晴らしくて熱々で火傷しそうなんですけど、バリバリ食べちゃいます。
猫舌の人は相当注意しないと大変ですw
でも焼きたてアツアツが一番美味いんだよね。

★追加:ソリ
今日は残念ながら団子がないとのことですので、熊野地鶏のソリをいただきます。
先ほどのソリモモよりもひと回り大きいですから、ソリは2切れです。
それでも串が撓むほどの重量感で、これは焼鳥じゃないとお客さんに言われたことがあるというのも頷けますw
透明でさらさらの脂を一滴も逃さぬよう、口を受け皿にしていただきましたw

★追加:提灯
今日は熊野地鶏のムネ肉はないそうなので、珍しく提灯をいただきました。
もちろん長珍をいただいて提灯ですw
プツっと口の中で弾ける玉子と長珍の相性が素晴らしい。
名前が同じだと相性も良いんだろうか(馬鹿)。

★追加:背肝
あとで大草さんがこっそり食べようと思っていた1本しかない背肝を焼いてくれました。
あら、良いんですか、返しませんよw
内蔵の王者と云っても決して言い過ぎではないと思う脂の濃さ、旨味、そして歯応えです。
ああ生きてて良かったと心底思える美味しい一串でした。

★親子丼
締めは最近親子丼です。
とろりと甘い玉子はタレと絶妙にマッチしていて、焼鳥のタレとはまた一味違うのも好きです。
さらさらと掻き込める軽妙な味わいですが、硬めに炊かれた米粒が美味くて、満足感も高いです。
でもこれ食べると今回も終わりですからちょっと寂しい・・・
毎回こんなことばかり言ってますw

気がつけば今日も最後の客、最近ホールの手伝いをしているお嬢さんと3人で見送ってくれます。
箸を左利き用に揃えてくれるのも、最後にお見送りいただけるのも大変嬉しいです。
細やかな気遣いと大胆な焼鳥の串のコントラストが通い続ける理由でしょうか。
病みつき焼鳥ですから、死ぬまでずっと通いますw

ご馳走様でした!!!


  • 死ぬまで通い続けたい店です 死んだら通えないw

  • ささみさび焼きは奈良大和肉鶏(過去撮影分)

  • 羽子板はしっとり 千葉の水郷赤鶏です(過去撮影分)

  • 奥様特製のトマトサラダ 今日は静岡産のアメーラトマトです(過去撮影分)

  • 阿州山田錦の悦 凱陣を熱燗で 旨すぎてお代わりです(過去撮影分)

  • 皮ごと一緒に切り出した首肉 今日は珍しく名古屋コーチンでした(過去撮影分)

  • 今日のハツは千葉滋養鶏 丸々大きくて心臓肥大w(過去撮影分)

  • 2.2kgの熊野地鶏から切り出したムネ肉です(過去撮影分)

  • これも奥様特製の半熟玉子サラダ 黄身が濃厚でとても美味しいです(過去撮影分)

  • 来た!熊野地鶏のソリモモです 頭がソリで下2つがモモです(過去撮影分)

  • 竹鶴 無濾過純米生原酒も熱燗で 旨すぎてこれもお代わりです(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のレバーはタレで 熊野地鶏3連発でKOですw(過去撮影分)

  • 完熟無花果の上に乗っているのはマスカルポーネ 口がさっぱりしてまた焼鳥に向かえます(過去撮影分)

  • 有機無農薬の自家栽培米だけを使った秋鹿へのへのもへじ(過去撮影分)

  • 手羽はいつもの伊達鶏です これも脂の旨味がすごいです(過去撮影分)

  • 追加1:熊野地鶏のソリレスです 巨大すぎて一串に2つです 焼き上がりまで20分弱です(過去撮影分)

  • 追加2:提灯には長珍を合わせましたw(過去撮影分)

  • 追加3:これはオオクサで滅多にお目にかかれない背肝です!(左側:過去撮影分)

  • 締めは優しい味の親子丼(過去撮影分)

2023/02/18 更新

22回目

2022/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

[四谷荒木町]僅か八本で客全員を至福に誘う驚異の焼鳥

月に一度のお楽しみ、9月のオオクサです。
ワイフが食べたいと言い出す頃が予約のタイミングになっていますw
今月は偶然ですが昨晩茶太郎、今晩オオクサという豪華リレーです。
お、女性スタッフさんが入られたんですね初々しい宜しくお願いします。

定位置の入口に一番近いスツールに座って、白州ハイボールで喉を潤します。
昨晩はデュワーズのハイボールだったな。
最近、ウヰスキーが好き過ぎて何にでも合わせようとしてしまいますw
例によって店内は全て撮影禁止なので、過去のストックで同様の写真があれば掲載します。

☆笹身さび焼き
大和肉鷄です。
笹身が大きくて食べ応え抜群、大草さんは軽く満遍なく塩を振りますが、焼かれて落ちて絶妙の味わいになります。
擦り下ろしたばかりの山葵がほろりと甘く、笹身の淡白な旨味を引き立ててくれます。

●酒:酉与右衛門 特別純米吟ぎんが50%直汲み無濾過生原酒
風の森がメニューから消えていたので大草さんに聞いたら味が変わってしまって置くのをやめたんだとか。
あら残念。
でも酉与右衛門も秋鹿もありますから大丈夫です。
この酒は微発泡なのかシュワシュワ感があり、柑橘系の爽やかな酸が感じられます。
キレが良くて余韻がすっきりしているのもいいですね。

☆羽子板
千葉地養鳥を使っています。
これまでも何度かいただいたことがあるんですが、肉質がしっかりしていて旨味が強いのが特徴です。
あっさりしているのに噛むほどに旨味が増してくるという理想的な焼鳥ですね。
大草さんは地鶏に限らず、肉質や肉の旨味優先で銘柄鶏も使います。

☆ハツ
こちらは比内地鶏です。
心臓肥大かwと思うくらい大ぶりで、強い弾力が感じられるハツです。
火入れがとても丁寧でじっくりと焼き上げてあり、しっとりとした適度な脂があります。
皿にポタポタと落ちちゃうので、勿体なくて指で掬って舐めちゃいますw
個体のサイズと心臓の大きさは比例するのか尋ねたところ、捌いてみないとわからないとの答えが帰ってきました。

☆首肉
今日のせせりは丹波黒鶏、焼いている最中から美味しい香りが店内に充満します。
脂の質が良いためか、脂の焼ける匂いが香りなんです。
この煙ごと食べたいくらいだw
これもしっとりと焼き上がって十分強いのに優しい火入れ。
よく動いて締まったせせりの美味さが堪能できます。

☆エディブルフラワーが乗ったお豆腐
奥の厨房から奥様が持ってきてくれました。
前回はお目にかからなかったのでご挨拶。
これは新作で、にんにくとディルが効いています。
奥様らしい独特の組み合わせだなと感心しました。

●酒:悦 凱陣 黒澤亀の尾
これはもちろん熱燗でいただきます。
香り、甘味、熊本九号特有の酸味と旨味が一度に楽しめます。
この酒が呑めて大草さんの焼鳥が楽しめるんですから、もう何も云うことはありません。
幸せってこう云うことですw

☆ムネ肉
熊野地鶏の巨大なムネ肉がじっくり焼かれてやって来ました。
皮のメイラード反応があまりに美しい。
パリッと焼けた皮としっとりジューシーな身を同時に楽しめるんですから堪りません。
ムネ肉がモモ肉より旨味が強いってことを大草さんに教わりました。
特に熊野地鶏のムネ肉は最強だと思います。

☆茄子のサラダ
ソテーした茄子がたっぷり入ったグリーンサラダです。
肉をいただいているので野菜も欲しくなりますが、串焼きよりサラダのほうが口がさっぱりしますね。
独特のドレッシングが印象的な味わいです。

☆レバー
熊野地鶏のレバーです。
これも巨大としか言いようのないサイズw
一羽分を一串にしていますから相変わらず凄い迫力です。
優しく焼き上げてレバーの甘味がしっかり感じられます。
熊野地鶏って本当に美味しい鶏肉ですね。

☆モモ肉
また巨大な肉が焼き台に置かれます。
これから焼き上がりまでの時間が呑みながらの待ち時間ですが、大草さんの焼きを見ているだけで十分呑めますw
大草さんの焼き台に立つ姿は少しも忙しないところがなく、様式美さえ感じます。
捻り鉢巻きでへいらっしゃ〜い!なところが微塵もないのが良いよね。
こうして焼き上がった串は、上が熊野地鶏のソリレスの周囲を切り出したもので下がモモ肉です。
私は勝手にモモステーキと呼んでいますが、滴る脂を受け止めながらアツアツをいただくのは至福です。
 
☆トマトサラダ
今日のトマトサラダはアメーラトマトです。
玉葱のドレッシングとパルミジャーノたっぷりでいつもの味わい。
ほっと一息つく感じの優しい味です。

☆手羽
これも同じく巨大な手羽ですよ。
上が伊達鶏で下が熊野地鶏だそうです。
大きさはほぼ同じですが、少しだけ熊野地鶏の手羽のほうが大きいかな。
きれいな狐色に焼き上がってプリプリです。
串から外して食べないと食べられないサイズなので、大草さんがお手拭きを替えて下さいます。

☆締めのリゾット
親子丼からニコちゃんリゾット復活!
焼鳥屋の締めは大抵そぼろ丼か親子丼、もしくは鶏そば、焼きおにぎりなどですが、オオクサはこれまでガパオライスやリゾットを出してくれましたから、リゾットにはとても愛着があります。
熊野地鶏の卵黄を乗せ、海苔で作ったニコちゃんが微笑みかけてくれる愛らしいリゾット。
ほっとするなぁ・・・

昨晩に続き、食い意地の張った私は追加でいただける串があるかを聞かずに居れないw
すると何本かお出ししますと・・・\(^o^)/

☆せせり
追加のせせりは熊野地鶏です。
私が熊野地鶏好きなのは大草さんもご認識いただいているようで、出してくれました。
肉の味が濃いね。
柔らかくてジューシーで脂が乗っていて申し分なし、美味しくて溜息が出ますw

☆団子
今日は出てこないので作れなかったのかと思ったんですが、人数分なかったんですねw
オオクサのアイコンはやっぱりこの団子です。
焼き上がるのを20分ほど待っていただきます。
日本一のサイズと味わいの捏です。

☆京紅地鶏のソリ
超巨大w
これまでオオクサでいただいた焼鳥の中でも最大級のサイズです。
これだけ大きく切り付けると焼くのも大変かと思うんですが、そこは大草さんの通底した美学というか意志を感じます。
じっくりしっかり炭火で炙って、肉の水分を抜きつつ脂と旨味を綴じ込めていく唯一無二の焼きです。
炭に立てて頭を炙る焼鳥が見られるのは、オオクサと鳥しきだけです。
で、お待たせしました京紅地鶏のソリですモモの内側の赤身ですといつもの口上を伺って食べる串に、もう言葉はありません。
ただ只管美味いです美味しいです旨いです。

今日も極上の焼鳥と日本酒を心行くまで楽しませていただきました。
コースの焼鳥は僅か八本ですが、全員大満足して帰られます。
こんなに凄い焼鳥屋は他に知りません。
本心を語れば毎日、最低でも週に一度はいただきたいと思っていますが、大草さんにもワイフにもやめて下さいと真顔で言われていますw

ご馳走様でした!!!

  • いつものファサード ここだけ写真を撮ってもOKです

  • 最初はいつも決まって笹身さび焼き 今日は大和肉鶏です(過去撮影分)

  • 羽子板って取り出すのが面倒な部位ですよね 今日は千葉地養鶏です(過去撮影分)

  • 比内地鶏のハツは巨大でした(過去撮影分)

  • 丹羽黒鶏の首肉(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のムネ肉は本当に美味い(過去撮影分)

  • 同じく熊野地鶏のレバーは丸々一羽分(過去撮影分)

  • 巨大なソリモモも熊野地鶏です(過去撮影分)

  • トマトサラダ 玉葱ドレッシングとパルミジャーノがナイスアシストです(過去撮影分)

  • 巨大な手羽は上が伊達鶏で下が熊野地鶏だそうです(過去撮影分)

  • 締めはニコちゃんリゾット復活!(過去撮影分)

  • 追加のせせりも大好きな熊野地鶏(過去撮影分)

  • 団子登場!待ってました!(過去撮影分)

  • 京紅地鶏のソリは止め肉付きで3つなので超巨大 過去最高サイズじゃないかなw(過去撮影分)

2022/11/07 更新

21回目

2022/07 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

[荒木町路地裏]素材の旨さを極限迄引き出す唯一無二の焼鳥

毎度、オオクサです。
素材を吟味し、丁寧に切りつけて部位を分け、串打ちして適切な時間寝かせてから直前に塩をしてじっくり優しく時間をかけて焼き上げるウルトラ美味しい焼鳥を毎回いただいています。
焼鳥大好きなんですが、どちらかと云うと新規開拓よりも好きな店に通い続ける派で、最近は行く店が限られてきました。
現状はオオクサ、鳥しき茶太郎のヘビーローテーションで、偶に照隅、合間に新規開拓ですw

なかなかレビューが増えない上に、毎回似たようなレビューで申し訳ありません m(_ _)m
3回に1回くらいは初めて行く焼鳥屋のレビューをするように心掛けますw
今日も特段代わり映えはしませんけど、愛してやまないオオクサの焼鳥の美味しい!をお伝えできたら幸いです。
写真はNGなので、例によって以前撮影した写真ストックから同様のものがあれば掲載します。
今日は白州ハイボールから、大好きな日本酒はこの後じっくりいただきます。

●串:ささみさび焼き
大和肉鷄のささみさび焼きはとにかく味が濃いです。
以前使っていたつくば茜鶏と比べるとよりしっとりしていて肉の味がはっきりしています。

●酒:風の森こぼれ酒
大好きなこぼれ酒がまだあるので最初はこれですね。
相変わらずミルキーで、爽やかな甘味と酸味が感じられる旨い酒です。
それでいて後味スッキリなので呑み飽きないんですよ。

●串:羽子板 
前回に続いて水郷赤鶏です。
肉がしっとりと汗をかいたような感じで焼き上がっており、こんな焼き方ができるのは大草さんだけだと感心仕切りです。
軽い脂と上品な香り、食べれば食べるほど食べたくなるんですw

●串:レバー 
風の森こぼれ酒をお代わりして、お次は熊野地鶏のレバーです。
優しく繊細な火入れで生のようなクリーミーな食感、タレの香ばしさと甘さが堪らない。
こんなに旨いレバーはオオクサでしか食べられないと思います。

●トマトサラダ
大量のパルミジャーノとフライドオニオンが乗った奥様お手製のトマトサラダ。
今日は静岡産の味の濃いアメーラトマトを使っているそうです。
その時々で一番熟していて硬めのトマトを仕入れるんだとか。

●酒:竹鶴
無濾過純米生原酒です。
濃厚な旨味とそれでいてややドライな後味があるキレの良い酒です。
お燗して呑んでももちろん旨いですが、今日は暑いので冷酒にしましたw

●串:ムネ肉
皮ごと切り出してじっくりじっくり焼いた熊野地鶏です。
この辺りになると客の声が小さくなって美味いとかすごいとか言う声が漏れ伝わって来ますw
これは通常の焼鳥というイメージからは異なる筈、味もサイズもステーキと呼ぶべきかなと。

●酒:旭若松
素直な旨口の純米酒です。
軽い酸味があって甘味とのバランスも良く、オオクサにあれば一杯は必ずいただく酒です。
石高が低くてなかなかお目にかかれない幻の酒です。

●お新香
白菜に胡瓜に大根が小皿で出てきました。
箸休めって感じですが、とても好く漬かっていて旭若松がどんどん減って行きます。

●串:グリーンアスパラガス
函館郊外にあるアスパラ専門農場、ジェットファーム直送の長いアスパラを4つ切りにしてしっとり焼いてくれました。
大草さんは詳細をご存知ないようでw長谷川さんが作ってますしか言いませんけど。
甘味がはっきりしていて水分たっぷりでした。

●串:団子
モモと双璧を為すオオクサのアイコン、巨大な団子です。
毎回串に肉を団子状に3つつけて焼き台に乗せるところから始まって約20分の焼き物劇場です。
この20分の間、只管徐々に焼けていく団子を眺めて呑む酒が旨いんですよw
もう直ぐ手元に来るかと思うと安心して見ていられるし。
この団子は世界一だと断言します。

●酒:へのへのもへじ
秋鹿の生酛造りの酒です。
独特の味わいと深い香り、強くて旨いオオクサの焼鳥にはこういう主張の強い酒がよく合います。
口当たりがいいから呑み過ぎちゃうんだよねw

●串:手羽
今日は食べ比べが楽しめるようにと伊達鶏と熊野地鶏を1つずつ刺して焼いて下さいました。
もちろんどちらも巨大で美味しく焼き上がっていますが、伊達鶏は肉に甘味が感じられ、熊野地鶏はワイルドな肉の繊維感が楽しめます。
同じ地鶏でも育成方法や飼料で味わいが違ってくることを実感します。

●串:首肉
こちらもワイフと私に1本ずつ熊野地鶏と丹波黒鶏を焼いてくれました。
わーい!へのへのもへじお代わりだ!
喧嘩しないで仲良く分け合って食べ比べしましたw
驚いたのは丹波黒鶏、ジューシーでシルキーというかとても肉が滑らかです。
熊野地鶏は王道の旨さ、滴る脂がゴージャスな串です。
両方とも素晴らしく美味しいです!

●親子丼&御御御付け
前回同様の東京軍鶏の肉と卵を使った親子丼です。
あら、前回にも増して味が濃いですね。
肉も卵も素材そのものの強い旨味を感じます。
酷く美味しくてwあっという間に食べちゃいましたよ。
御御御付けも出汁がしっかり効いていてとても美味しかった。

●追加串:ハツ
今日は残念ながらソリモモがないとのことで、比内地鶏のハツを追加でいただきました。
秋田に通うようになって比内地鶏の旨さを理解したつもりでしたが、このハツは素晴らしい。
地元ではどちらかというと鍋の食材なんですけど、やっぱり焼くのが一番なんじゃないかと思います。
小ぶりですが艶やかでハリのあるハツは、見た目通りジューシーで弾力があり、丁寧でじっくり焼いたオオクサの真骨頂です。
この誰も真似のできない強いのに優しい火入れが人を惹きつけて止まない理由なんでしょうね。

今日も部位ごとに美味しい鶏肉を味わえて大満足です。
あっという間でした。
個人的にはもう一周したい気持ち満々ですが・・・w

ご馳走様でした!!


  • 他の客とファサードの撮影大会になってしまいましたw 今はここくらいしか写真が撮れませんから

  • 大和肉鶏のささみさびやき つくば茜鶏の3倍は濃厚な旨味があります(過去撮影分)

  • 風の森こぼれ酒 無濾過無加水で笊籬(いかき)採りした特殊な製法で造られています(過去撮影分)

  • 水濠赤鶏の羽子板 しっとりと汗をかいたような唯一無二の焼き上がりです(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のレバーは1羽分まるまる一串に 巨大です(過去撮影分)

  • アメーラトマトのサラダは写真のストックがなかったw(過去撮影分)

  • 竹鶴の無濾過純米生原酒 大草さんは何も足さず何も引かない酒がお好きですね(過去撮影分)

  • 皮がパリッと肉がしっとりと焼けた熊野地鶏のムネ肉 迂闊に食べると他の店では食べられなくなりますよw(過去撮影分)

  • 白菜と胡瓜と大根のお新香です(過去撮影分)

  • 石高が低くて都内で扱っている店はごく限られる旭若松(過去撮影分)

  • グリーンアスパラ専門農場ってあるんですね〜(過去撮影分)

  • オオクサのアイコン 団子です 焼き上がりまで20分です(過去撮影分)

  • 団子が焼けていくのを見ながら秋鹿のへのへのもへじをいただきました(過去撮影分)

  • 今日の手羽は伊達鶏と熊野地鶏の食べ比べができます(過去撮影分)

  • 首肉も熊野地鶏と丹波黒鶏を焼いて下さいました(過去撮影分)

  • 締めの親子丼です あっという間に終わりが来てしまった感覚(過去撮影分)

  • 追加で比内地鶏のハツをいただきました(過去撮影分)

  • 杉大門通りには人気会という商店街があるようですがオオクサは加入していないみたいです 荒木町は呑み屋の街ですねw

2022/08/10 更新

20回目

2022/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

[四谷三丁目路地]オオクサの後に道は出来るのか?

毎度、オオクサです。
今月も大草さんの焼く極上焼鳥を食べないと禁断症状が出るのでw息も絶え絶えやってきました。
オオクサ・ロスは危険です。
熊野地鶏に襲われる夢を見ますw

オオクサに出会って、他のどこの店とも違うこの独特の火入れと串の大きさに魅了され続けています。
これまでこんな火入れとサイズ感の焼鳥屋はなかったと言っていい。
お任せのみ、コースの焼鳥はわずか8本ですがそれで全ての客が満足して帰ります。
凄いことですよね。

ということで、先日から店内撮影禁止になったので、過去撮影が許されていた頃の撮影分から同じ写真があれば掲載しつつのレビューです。
この「店内撮影禁止」っていうプレートは撮影禁止なのか大草さんに聞いたら苦笑してましたがw

今日はワイフが生ビール、私は悦 凱陣の阿州山田からスタート。
以下、いただいたものを列挙します。

●ささみさび焼き
大和肉鷄は奈良の肉質がみっしりした旨味の強い鶏肉です
淡白なイメージのささみの味が濃くてびっくりです

●酒:芋焼酎
ワイフが焼酎は何がありますかとお尋ねしたところ、フラミンゴオレンジがあると。
鹿児島大海酒造のフラミンゴオレンジは人気沸騰で入手困難と聞いています。
さっぱりしたフルーティな味わいの芋焼酎ってこれまでなかったですから。
最近全国各地でクラフトジンやアブサンなどの蒸留酒が造られていて楽しいです。

●白茄子(過去写真なし) 
鰹出汁に浸してから、鰹節と大根おろしを乗せた初夏の香りがする一品です。
ほんのり甘く、火入れして香ばしく、焼鳥の合間にいただくのにはすごく感じがいいと思います。

●モモ肉の赤身
羽子板は優しくじっくり火入れした水郷赤鶏、香り抜群で脂滴る極上の焼鳥です。
時季に合わせて最も良いと思われる鶏肉を仕入れて焼くという大草さんのシンプルで柔軟な発想がなければこういう串には出会えなかったかもしれませんね。

●レバー 
すっかりお馴染みの熊野地鶏です。
丸々一羽分使った巨大なレバーは、さっぱりなのにコクがあるタレでいただきます。
とろりと口の中で蕩けていくレバーの旨味を堪能できます。

●旭若松 
無濾過生原酒の雄町です。
スッキリしていて余韻が長いという理想的な旨口の酒です。
お燗して呑むと驚異的な旨味を発揮します。

●ムネ肉 
いつもの巨大な熊野地鶏は皮がカリッと焼き上がっていて、とてもジューシー。
淡白なはずのムネ肉がこれほど肉汁を溢れさせるとは火入れの技術がすごいってことです。
焼鳥の常識を覆すのがオオクサの焼鳥かと。

●お新香 
奥様が漬けたお新香は焼鳥の箸休め。
串だから箸使ってないけどw

●ハツ元 
熊野地鶏のハツ元はもう美味いとしか言い様がなくて他に言葉が見つからない。
これだけのサイズに打つのに30羽分は使っていると思われます。
ハート鷲掴みな味わいです。

●スナップエンドウ
これもお新香と同じく口直しな感じの小皿で供されます
軽く塩茹でして箸休めにどうぞっていう感じですね。
開店当時はよくいただきましたね、懐かしいです。

●はらみ
ニンニクが効いていて大変美味しい。
胡麻とか山葵とかちょっとしたアクセントに使う技術が秀逸ですよね。
濃厚なのにあっさり、インパクトがあるのに口に残らない。
こんな焼鳥もあるんですね。

●ソリモモ
本日のメインイベントか!?
巨大な熊野地鶏のソリとモモです。
滴る脂は一滴たりとも逃せません!
一気に頬張って食べ尽くすイメージで臨みますw

●京紅地鶏の親子丼
あ、今日はもう終わりなんですね・・・
残念な気分で、味わう間もなく食べてしまいましたw
肉の歯応えが素晴らしいです。

●ハツ
追加その1、博多地鶏です。
プルンとした食感と僅かな甘味は、大草さんの焼きの技術の結晶なのではないかと思います。

●ソリ
追加その2、熊野地鶏です。
ソリだけお代わりできるなんて最高。
皮の旨さが尋常ではありません。
もちろん肉も脂が口に溢れて洪水のようですw

●さえずり(過去写真なし)
追加その3、オオクサでさえずりいただくのは初めてかも!
独特のサクッとクニュッとした食感が堪らない。
我儘言ってすみません。

そうか、今日は団子と手羽がないんですね・・・欲望にはキリがありませんなw
ということで、今日も興奮と感激の150分が終了しました。
あっという間な感覚で15分くらいにしか思えませんけど。
使う地鶏&銘柄鶏をいろいろと変えるのも毎回興味深く拝見しています。
そして火入れの技術の高さには毎回毎回見ているのにいつも感激します。

大草さんは炭をきっちり詰めて炭火の状態をこまめに調整するのですが、串を乗せたらほとんど動かすことをせず、じっくり見守って焼き上がりの際に位置を変えたり返したりという工程です。
印象としてはとても静かな焼き方です。
焼き台に一度に乗せる本数も少ないので(カウンター8席ですからね)、火加減を見ながら、串ではなく周囲を調整して美味しく焼けるように整えているような。
とても個性的でこれまでどこの焼鳥屋でも見たことのない焼き方です。

で、これまでの言動を伺う限り、大草さんは今後も弟子を取るタイプではないと思うので(勝手な想像ですけど)、このスタイルの焼鳥屋はこれからも日本で唯一無二ではないかと。
つまり大草さん流の火入れで焼鳥を出す店は今後も現れない可能性が高いわけで・・・
オオクサの前に確実に途はなく、大草さんが奥様と二人三脚で新たな焼鳥の世界を切り拓いたわけですが、ではオオクサの後に途が出来るのかというと、それはおそらくできない可能性のほうが高いのではないかと考える次第です。

大草さんはまだまだお若いですからこの先ずっと美味しい焼鳥を焼き続けてくれるとは思いますが、この焼鳥はいただけるうちにいただけるだけいただいておきたいと思うのでした。
単なる食いしん坊のおっさんの戯言ですけどw

今日もご馳走様でした!!!


  • すっかり見慣れた&通い慣れた柳新道通りの路地です

  • いつ来てもバーにしか見えないオオクサのファサード

  • お馴染みの悦 凱陣阿州山田です(過去撮影分)

  • 最初はいつものささみさび焼きから(過去撮影分)

  • 続いてモモの赤身部分:羽子板は水郷赤鶏です(過去撮影分)

  • 巨大な熊野地鶏のレバーはタレでいただきます(過去撮影分)

  • 悦 凱陣を2杯いただいたので旭若松にチェンジ っていつものパターンだw(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のムネ肉はいつものように巨大でジューシーで皮が抜群に美味い(過去撮影分)

  • お新香でちょっと箸休め 串だから箸使ってないけどw(過去撮影分)

  • 熊野地鶏といくつかの鶏を合わせたハツ元です タレがとても合います(過去撮影分)

  • スナップエンドウは開店当時によくいただいた懐かしい味です(過去撮影分)

  • はらみはにんにくとゴマがアクセント 優しい火入れで旨味を引き出します(過去撮影分)

  • 本日のメインイベント ソリモモの登場です ヘビー級のチャンピオンですw(過去撮影分)

  • 京紅地鶏の親子丼で本日のコース終了(過去撮影分)

  • 追加でハツいただきました(過去撮影分)

  • さらに追加でソリだけ焼いて下さいました ソリモモよりさらに巨大です(過去撮影分)

  • 店内は撮影禁止 という表示を撮影しましたw

2022/06/01 更新

19回目

2022/03 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

[荒木町]店内は写真撮影禁止になりました m(_ _)m

愛してやまないオオクサに今月も訪問です。
先日予約の電話の際に、今後店内の写真撮影ができなくなりましたと大草さんから伺いました。

残念ですけど、これまでたくさん撮影させていただきましたから、過去のストックを活用します。
それと奥様の手料理の品数が減って、野菜串も提供するようにマイナーチェンジしました。
刻々と変化するオオクサですが、味わいは全く変わらないどころがますます美味しくなってます。

あ、そう云えば食べログから「THE TAGELOG AWARD 2022 公式本」が送られてきました。
何故送られてきたのかわからないまま適当にページをめくっているとオオクサも掲載されています。
レビューアーはなんと私!?まあ畏れ多いことです。
これもオオクサファンを自称し続けたお蔭でしょうか。
私のApple Watchのフェイスはオオクサのニコちゃんリゾットだし(馬鹿)w
奥様に見せたら喜んでくれましたよ。

以下本日いただいたものです。
※ 写真は本日いただいたものとほぼ同じものを過去の撮影分から使用しています。

●酒:風の森こぼれ酒
秋津穂という地元奈良の米を35%精米して笊籬(いかき)採りしたオオクサ定番の酒です。
ミルキーで爽やかな甘みがあり、飲み飽きない上品な旨味があります。
最近オオクサに来ると大抵これからいただいています。

●串:ささみさび焼き
大和肉鷄です。軽くて控えめな塩味といつものしっとりとした焼き上がりで、大変美味しい。
これだけ優しく火入れができるって本当に凄いことだと思います。

●酒:悦 凱陣 阿州山田
奥様が酢橘をふりかけた大根おろしを出してくれたので(意外にも初めてです)ついでに悦 凱陣をいただきます。
日本で一番好きな酒の銘柄で、ずっと飲み続けて行きたい深い味わいです。

●串:羽子板
水郷赤鶏です。脂がさっぱりしていてさくさくといただける羽子板です。
肉の甘味を塩が引き出していて、いつものことながら火入れの見事さに感心しきりです。
ささみとはまるで違う、強くてしっかりじっくり焼き上げています。

●小皿:スナップエンドウ
軽く塩茹でした甘味の強いスナップエンドウです。春ですね〜。
滋賀の松浦ナオコさんの器がなかなか可愛くて素敵です。

●酒:玉川 山廃純米
雄町を60%精米してあります。これを燗酒で飲むのがなかなかに好きです。
実は旭若松が飲みたかったんですが切れちゃったとのことでこちらにしました。

●串:背肝
背肝を外す際に白子も一緒に付けてあります。
いつもよりさらにプルンプルンで食感もとろとろ、タレがよく合います。

●串:ムネ肉
熊野地鶏です。相変わらず巨大です。
香ばしくて皮がパリッと焼かれ、身は脂たっぷりでジューシー。
これを最高と言わずして何が最高なんでしょう。

●小皿:お新香
白菜、蕪、胡瓜のお新香が出てきました。
奥さんがつけた自家製で、あっさりなのに香り豊か。
恐らくニンニクと一緒に漬けていると思われます。

●串:茄子
オオクサで初めていただきました。
これまで提供のなかった野菜焼きも手掛けていくようです。
鰹節を掛けた茄子はとろりと焼き上がっており、甘味が引き出されています。
肉だけじゃなく野菜の火入れも完璧です。

●串:レバー
千葉滋養鷄です。タレが焦げるか焦げないかのちょっと強めの火入れです。
香り抜群でトロットロ、極上のレバーです。
これより旨いレバーの焼鳥はおそらくないと思います。

●串:団子
ちょっと小さくなりました。それでも他の焼鳥屋のつくねの3倍くらいありますw
前の大きさに戻してもらいたいけど、味わいは絶品ですから文句なしです。

●酒:十旭日 まげなにごり
まげなとは出雲の言葉で”すごい”という意味らしい。
瓶内でも発酵が続いているらしくかなりシュワシュワ感のある濁り酒です。
吹き出し注意と裏ラベルに書いてありましたから、開栓には時間をかけたんでしょうね。

●串:ソリモモ
熊野地鶏のソリとモモです。これも巨大です。
これと団子をいただきにオオクサに通っているといっても過言ではありません。
皮がパリッと焼けた肉塊を貪り喰う喜びは何物にも代えがたいですよ。
個人的に世界一美味しい焼鳥だと思っています。

●串:手羽 
伊達鶏と東京軍鶏を1つずつ組み合わせてあります。これもさらに巨大です。
東京軍鶏もこのサイズの手羽が手に入るんですね。
飼育期間が長いんだろうか。

●ご飯もの:東京軍鶏の親子丼
今日もあっという間に終わりに差し掛かりました。
もっと焼鳥食べたいですが、今日は夜桜見物もしたいので我慢です。
東京軍鶏のモモ肉はしっかり締まっていて卵との混ざり具合も絶妙、さらさらするする食べられちゃいます。
歌舞伎町時代は出していたそうですが、荒木町では初めてです。
今までミニ親子丼はいただいたことはあるんだけどしっかりいただけて幸せです。
次回は大盛でお願いしたいですw

奥様がつくる薩摩芋のポテトサラダや完熟トマトサラダがいただけないのは残念ですが、より焼鳥にフォーカスする構成に変えたってことで納得です。
東京軍鶏で作る親子丼も歯応えがあってとても美味しかった。

ご馳走様でした!!


  • 旨いものを出す飲み屋があちこちにある荒木町は風情も素晴らしいです 飲み歩きにもいいですよ

  • 全くBARにしか見えないオオクサのファサード

  • 最初は風の森こぼれ酒から ミルキーで爽やかな甘味のある酒です(過去撮影分)

  • ささみさび焼きは大和肉鶏 しっとりとした食感は絶妙な火入れによる作品です(過去撮影分)

  • 燗酒が飲みたくて悦 凱陣の阿州山田をいただきます(過去撮影分)

  • 水濠赤鶏の羽子板 以前はよく出ていましたけど久しぶりにいただきました(過去撮影分)

  • これも懐かしいスナップエンドウ 久しぶりにいただきました(過去撮影分)

  • お次は玉川の山廃純米を燗酒でいただきます(過去撮影分)

  • 背肝(左)は白子付きのプルンプルンでした ちなみに右はせせり(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のムネ肉は皮がパリッと焼けていて実はしっとりとジューシー こんな焼き方ができるのは大草さんしかいないと思う(過去撮影分)

  • お新香は白菜 蕪 胡瓜でした(過去撮影分)

  • 千葉滋養鶏のレバーは大きくて火入れ強めです(過去撮影分)

  • 今回の団子はやや小ぶりになっていました(過去撮影分)

  • 熊野地鶏のソリモモ 世界一美味しい焼鳥だと思っています(過去撮影分)

  • 伊達鶏と東京軍鶏を1つずつ組み合わせた手羽 東京軍鶏も大きいサイズの手羽があるんですね(過去撮影分)

  • 締めはニコちゃんリゾットから東京軍鶏の親子丼になりました 甘いですが歯応えがあってトロッと旨いです(過去撮影分)

2022/04/05 更新

18回目

2022/01 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

【柳新道通入る】比内地鶏も登場 レベルアップし続ける異能の焼鳥

今年最初のオオクサです。
寅年でも関係なく焼鳥いただきます。
第一虎は食べられないし食べようとも思わないし。
食われるのがオチですw

ということで、大草さんご夫妻に今年も宜しくお願いしますとご挨拶して、悦 凱陣のオオセト熱燗からスタート。
じっくりと熾された炭火の焼き台の上に今日も巨大な鶏肉の串が乗せられます。
個人的には鶏ステーキと呼ぶべきではないかと思うくらいのサイズ感、串が撓うほどの焼鳥は全国3万店超の焼鳥屋の中でもそうザラにあるものではありません。

以前聞いたことがありますが、大草さんは焼鳥の師匠を持たず、つまりどこかの店で修行して独立するといった通常のルートを経ておらず、独学で火入れや串打ちを日々研究しつつ現在の高みまで登って来られた異能の人です。
当然焼鳥業界に兄弟子や弟弟子もいませんから、業界の方との面識もほぼないとか。
これって無酸素単独未踏破ルートからチョモランマの登頂に成功することくらい凄いことだと私は思っています。
大袈裟かもしれないけど、それくらいの尊敬に値する&焼鳥界に燦然と輝く孤高の巨星です。

といった個人的な感想は別にしてwいつものようにささみさび焼きが登場。
奈良の大和肉鷄です、と一言添えてお皿と一緒に供されます。
最近焼鳥を乗せる皿を頻繁に換えるようになりました。
脂が溜まったりタレが残ったりするのを嫌っているのかもしれませんね。
焼鳥ももちろんですが、提供方法も奥様の作る一品料理も常に工夫があって進歩し続けています。

続いてハツ、これもビッグサイズです。
今日は比内地鶏とのこと、最近比内地鶏を頻繁にいただくようになったので、鶏のサイズの割に心臓の大きい品種であることは認識しています。
先日いただいた鳥しきのハツも大きかったんですが、これは比較になりません。
ぷるんとした強い弾力と絶妙な火入れ、旨さもビッグサイズなのは言うまでもないです。

悦 凱陣を2杯熱燗でいただいたので、秋鹿の無濾過純米を冷や(常温)でいただきます。
真冬でも熱燗をじっくり呑めば、確実に体温が上昇しますから免疫力も当然高まります。
呑むコロナ感染防止策ですねw

高知産の完熟トマトを使った奥様お手製のサラダをいただきます。 
パルミジャーノとフライドオニオンが効いてるんですよね。
トマトの酸味と甘味が感じられて口直しなんていうレベルではありません。
いつも密かに楽しみにしています。

お、また巨大な肉が焼き台に乗りましたよ。
しばらくして出てきたのは熊野地鶏のムネ肉です。
いつもいただいているのにいつも感激します。
なんて旨いんだろう・・・こんなにジューシーなムネ肉って驚異的だよ。

続いては同じく熊野地鶏のレバー。
タレを2回つけて焼き上がり、最後に軽く岩塩を削りかけます。
火入れは優しいというか表面に薄ら入っているだけの印象ですがこれが実に旨い。
最後に削りかけた岩塩が甘く感じます。

秋鹿から悦 凱陣の興に切り替えて感激と興奮の焼鳥2連発終了。
興は八反錦だったんですね。
山田錦だとばかり思い込んでいましたw
この個性的な味わいは熊本九号の醸し出すものかと・・・違うじゃんw

奥様が出してくれたのは、いつも最初にいただいていた熊野地鶏の出汁で取った栗のポタージュ。
珈琲の香りを纏った個性的な味わいです。
コースが進んだ中盤でいただくのも美味しいなぁ。
最初にいただくと一気にテンション上がるんですが、途中でいただいても旨いものは旨いです。

お次は前回追加でいただいて唸りまくった京紅地鶏のはらみ。
今日もにんにくと胡麻と胡椒がとてもバランスよく効いていてはっきりした旨味です。
オオクサの焼鳥の中では変わり串的な印象ですが、焼き台から立ち上る香りで酒がグイグイ呑めます。
しかもはらみなのに極めてジューシー、脂の旨さが際立ってます。

旭若松の純米を再び燗酒にしていただいて、暫し余韻に浸ります。
熊野地鶏のムネ肉とレバー、京紅地鶏のはらみという強烈な構成にすっかりやられてます。
熱燗呑んで頭を冷やそうw

あまり間を置かずに熊野地鶏のソリと丹波黒鶏のモモ肉が満を持して登場、ソリモモです。
串の頭にソリを刺すスペシャリテは、団子と並ぶオオクサの代名詞だと個人的に思っています。
ソリもモモ肉の一部ですからモモ焼きなんでしょうけど、明らかに肉質は異なります。
ソリはさっくり、モモはしっとりですが、どちらも極上の旨味。
やっぱり凄い、食べる度に感激して悶えてしまうw
ハンセンとブロディ組みたいな焼鳥ですね(意味不明)。

奥様が落ち着いてとばかりにポテトサラダを出してくれます。
以前と比べて随分小さくなりましたが、美味しさは変わりません。
マヨネーズの酸味とピンクペッパーの香りがいつも楽しみです。
大草さんの焼鳥と奥様の料理のコンビネーション&コントラストが素晴らしい。

畳み掛けるように団子です。
うーん、次第に焼き上がっていく団子の煙と香りで風の森こぼれ酒の摘みにします。
煙が落ち着いてくるとそろそろ焼き上がりのタイミング、最後に串を立てて頭を焼きます。
巨大な団子だからこその焼き方ですが、ここではこれがスタンダードです。
お待たせしました団子です、と出された団子は初めて食べた3年前の12月から変わっていません。
最初のレビューでステーク・アッシェと表現したサイズ感そのままです。
溢れ出る肉汁を一滴も溢さないように口を皿にしてwいただきました。

コースの最後は手羽、これも熊野地鶏です。
現在のオオクサはこの熊野地鶏をメインにコースを組み立てていますが大正解だと思います。
脂が軽くてジューシーで皮が厚めでコクがあって肉の旨味が強く歯応えもある理想的な鶏肉です。
これを大草さんがじっくりゆっくり火入れしていくからこその極上焼鳥ですね。
今日の手羽も皮がカリッと焼き締めてあるのに脂はしっとり残してあり、水分だけ抜いた感じ。
手羽肉のプリプリ感も素晴らしく、咀嚼する喜びを楽しみました。

さて、あとは締めのリゾットを残すのみ。
今日は他の客が比較的あっさり帰ったのでw店内は我々だけです。
こんなチャンスは逃してなるものかと、追加をお強請りしましたw

熊野地鶏のスープでコトコト炊いたニコちゃん玉子締めのリゾットをいただきながら、何が出てくるのか楽しみに待ちます。
追加の最初は丹波黒鶏の首肉。
皮と一緒に切り出してある大振りで食べ応えのある串です。
肉質が繊細でふわっと軽く柔らかいのに、弾力があってジューシーという理想的な焼鳥です。
本数があればいつもコースのスタメンですよねw

続いて熊野地鶏の手羽元です。
ふっくらと焼き上がり、香りが抜群です。
脂の甘味と手羽元独特の弾力、皮の厚みも好みです。
炭火で焼いただけなのに、どうしてこんな芸術的な旨さに昇華するんでしょうか。

お、提灯です。
今日の提灯は小さいですけどいいですか?と念押しされましたがもちろん問題ありません。
提灯はワイフがあまり得意ではなくて(見た目がダメらしいw)、初めてオオクサに伺った2019年の開店直後、何か苦手なものはありますかというお尋ねにそのように回答して以来、実は一度もオオクサで提灯を食べたことがないんですw初提灯です。
熊野地鶏の提灯はタレを纏って濃厚な甘味があり、プチッと口の中で弾ける卵黄に陶然とします。
卵管はほぼありませんが、タレの風味が大変穏やかな旨さを引き出していますね。

追加4本目は丹波黒鶏のソリ。
先ほどは熊野地鶏のソリをいただいたので食べ比べです。
熊野地鶏のソリより少しだけ小さいですが、3kg超になるまで100日平飼いするそうですから、肉質がしっかりしていてとても歯応えがあり、肉の繊維の間から脂がじわじわと湧き出してきて途轍もなく旨い。
冷ややかな視線を突き刺してくるワイフにお構いなく、ウヒウヒ悶えましたw
今日はコースの8本に加えて4本も余計にいただけて、もう死にそうなくらい嬉しい。

最後はかなり濃厚なクレームブリュレ。
田中農場の卵を使っています。
残念ながら甘いものには全く知見がないのでw甘いとしか言えません。
甘いです。
あ、表面の砂糖が焦がしてあってやや甘苦くもありました。以上です。

ということで2022年もオオクサで美味しい焼鳥を堪能しつつコロナ禍でも健やかに過ごしたいと思います。
ご馳走様でした!!


kebiちゃんごめん、また興奮していっぱい書いちゃったよw
でも3500wだからまだ少ないよねw

  • いつも変わらぬソリッドな印象のファサード 店舗の外装内装は茶太郎のデザイナーと同じだそうです

  • ささみさび焼きは奈良の大和肉鶏 名前の通り肉々しい鶏肉です

  • 中はほぼ生 ふんわり外側だけ火が入って絶妙の味と香りと食感が楽しめます

  • ハツは珍しく比内地鶏 これはかなりのビッグサイズです

  • 完熟トマトサラダ 今日は高知のトマトです フルーツトマトは高知県が発祥らしい

  • パルミジャーノがたっぷりかかって旨味が強いです

  • 熊野地鶏のムネ肉 これもHugeですw

  • いつもいただいているのに美味しくていつも感激してます

  • 熊野地鶏のレバー これもでかい

  • でかいわけだよこれで丸々一羽分の肝臓です

  • 興って八反錦になったのか・・・と思ったら以前から八反錦でしたw

  • ここで蓋のついた器が登場 今日は何かな?

  • 熊野地鶏の出汁で作った栗のポタージュでした 珈琲が効いてます

  • 京紅地鶏のはらみ これはニュースター誕生みたいな衝撃w前も食べたけど

  • にんにくと胡麻と胡椒がバランスよく効いています

  • 石高が極端に低い旭若松も普通にいただけます

  • これも燗するとさらに旨い酒です

  • オオクサのアイコンはこのスペシャリテ ソリモモです

  • 今日は熊野地鶏のソリと丹波黒鶏のモモを合わせた世界最強タッグです

  • 頭が熊野地鶏のソリです 完璧な火入れ サクサクの皮としっとりした肉が極上鶏ステーキに仕上がっています

  • 下は丹波黒鶏のモモ こちらもしっかり締まっていて肉の旨味が強い美味しい焼鳥です

  • ポテトサラダはこの分量になっちゃったけどwマヨネーズとピンクペッパーが相変わらず良い仕事しています

  • オオクサでマストの串といえば団子 様々な銘柄の鶏肉のモモとムネなどを叩いて作った傑作です

  • あなたは死ぬ前に何を食べますか?と聞かれたら迷わずオオクサの団子と答えますw

  • 団子の脂と合わせるのは風の森こぼれ酒 軽い酸が楽しめます

  • 熊野地鶏の手羽 2つでこのサイズは鶏じゃなく鷹かw

  • 串焼きですが串から外さないと食べられない大きさです

  • 締めはいつものニコちゃん玉子リゾット ガパオライスも良かったけど個人的にはこのリゾットが大好きです

  • 追加で丹波黒鶏の首肉 皮と一緒に切り出してあって食べ応え十分です 

  • 肉質が繊細でふわっと軽く柔らかいのに、弾力があってジューシーという理想的な焼鳥

  • 追加2本目は熊野地鶏の手羽元です

  • 手羽元も皮付き 皮が厚くて旨味が強いのでずっと噛んでいられますw

  • 今日は小さいですという提灯登場

  • 実はオオクサで提灯初体験 ワイフが得意じゃないので一度も食べていませんでしたw

  • 丹波黒鶏のソリも一串に2つしかさせないサイズ

  • 熊野地鶏のソリより少しだけ小さいけど肉質がしっかりしていてとても歯応えがあります

  • デザートも出るようになったんですね

  • クレームブリュレです

2024/01/25 更新

17回目

2021/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

【荒木町】今年もお世話になりました 毎回感謝しかありません

常々、最低でも毎月1回は伺いたいと思っているオオクサです。
今年はいろいろあってお伺いできなかった月もありましたが、お邪魔する度に極上&個性的&巨大な焼鳥を頬張っては感激しています。
鶏肉を選ぶ大草さんの確かな眼と絶妙な火入れに唸りつつ、癒し系の奥様が作るサラダやリゾットを満喫して、この店が東京にある幸せを感じています。

では今日もいつものようにご挨拶して、いつものように美味しい焼鳥をいただきましょう。
まずは白州ハイボールで喉を潤して奥様の手料理を待ちます。
この間、大草さんは炭の火加減を見たり、冷蔵庫から鶏肉を取り出して温度を上げたりと準備の時間。
この優雅で無駄のない所作を眺められるのもオオクサならではです。

以下、この日いただいたものです。
☆熊野地鶏と栗のポタージュ 珈琲を加えた苦旨い濃厚スープ 熊野地鶏の出汁の旨さに毎回感心します
酒:風の森こぼれ酒 独特の酸味があります 笊籬採りって槽内で醪と清酒を分離するんだって! 
◎ささみさび焼き 三重の大和肉鷄です まさに肉々しくて大きいささみで旨味も強いです 
☆丸ハツ 博多地鶏のプルンとした柔らかいハツ 火入れが優しいからこういう味わいになるんですね
酒:悦凱陣阿州山田 ほぼ毎日自宅で呑んでるのに頼んじゃうほど好きw 熊本九号が素晴らしい
☆首肉 兵庫県の丹波黒鶏です 肉の旨味が強くてジューシー 毎回食べて毎回感激してます
☆手羽元 熊野地鶏です いただく度に大きくなっていますが旨味もさらに増しています
☆ムネ 熊野地鶏です 巨大な切り出し方をした肉がゆっくり炭火で蒸し焼きにされて最高の焼鳥になります
◎トマトサラダ パルミジャーノたっぷりの完熟トマトは味が濃くて甘くて口の脂を和らげてくれます
酒:旭若松 今や生産量極少で入手困難とされるこの酒が普通に呑めるのはありがたいです
★レバー タレ&熊野地鶏です ヤヴァいというのはこういうものと出会った時の言葉だなと マイギネス更新です
酒:十旭日 純米吟醸生原酒です こんな正統派な酒造っているとは知りませんでしたw
☆ハツ元 こちらは様々な地鶏を集めて集めてこれだけの大きさにしてあります 30羽分くらいでしょうか…
♫小豆 脾臓です ポンと然り気なく稀少部位を出してくれました レバーよりもさらに濃い味わいです
酒:竹鶴 無濾過純米生原酒です すっきりなのにコクがあります 燗酒にぴったりです
★モモ 信州の黄金軍鶏って初めて食べました 肉汁が溢れ出しますが締まってます 噛み応え十分で抜群に旨い
酒:長珍 純米吟醸山山五〇五五です 麹米も掛米も山田錦で各々50%と55%の精米歩合とは贅沢な
◎ポテトサラダ 奥様の料理のファンです この定番だけは変えないでください
☆団子 オオクサにはこの団子を食べに来ていると言ってもいいくらいの大好物です
酒:へのへのもへじ 結局秋鹿に戻ってきます 悦凱陣と風の森と秋鹿と山本と御代栄があれば…あと旭若松と長珍w
☆手羽 伊達鳥です 大きい手羽ですが大味ではなく繊細です しっとりとして噛むごとに旨味が溢れます 
◎リゾット 熊野地鶏のスープでコトコト炊いてくれた締めのリゾットはニコちゃんマークが可愛いです
★振袖 追加は…と聞いたら京紅地鶏の振袖がありました 繊細な肉の歯触りと脂のコクが楽しめます
★はらみ 同じく京紅地鶏のはらみも焼いてもらいましたwにんにくが効いていてどーんとはっきりした味わい
◎デザートのクレームブリュレも奥様自家製 甘さ控えめで口の中リセット…もう一周したいよw

本日は追加を含めて13本の焼鳥をいただくことができました。
小豆は串に刺してないけどw
奥様の料理は4品、スターターと締め、そして絶妙なタイミングで出てくるサラダをいただきました。
毎回必ずご夫婦で見送って下さって本当にありがとうございます。

今年もお世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m

ご馳走様でした!!!

  • 何処から見てもバーだよね

  • 日本酒以外のドリンクメニューです ハイボールが4種類に増えています

  • 純米酒は大草さんの好みがわかるラインナップ

  • 吟醸酒も大草さんこだわりの酒が厳選されています

  • ワインも徐々に充実してきました 飲んだことないけどw

  • 毎回蓋を開けるのが楽しみな奥様手作りのスターターです

  • 温かい栗のポタージュ 季節感があります 熊野地鶏のブイヨンが強烈に美味いんですー!

  • 笊籬採り(いかきとり):槽内に籠を沈めて醪と清酒を分離するという合理的だけどイメージできない方法wで造られた油長の旨すぎる酒

  • ささみさび焼き この1年で1.5倍くらいのサイズになりましたw

  • ささみは三重の大和肉鶏です 最近たまに見かけるようになりましたが大草さんが使い始めたことが大きいと思います

  • 丸ハツです プルンといい感じに火が入って膨れています

  • 博多地鶏のハツは大きいんですねぇ

  • 悦 凱陣は阿州山田錦 自宅でもほぼ毎日呑んでるのにあると呑みたくなるw

  • せせりも皮を含めて首の骨を丁寧に外してあります

  • 兵庫県の丹波黒鶏は肉の味が濃いです モモもムネもせせりも抜群に旨い オオクサにぴったり

  • 肉々しい手羽元です 手羽元って言われないとわからないくらい大きいw

  • 熊野地鶏は三元交雑のハイブリッド地鶏 伊勢赤鶏も入っていますから大きいです

  • 美味しくて興奮しちゃったのでwミネラルウォーターで落ち着きます

  • さらに巨大なムネ肉登場 ああ楽しいw

  • 熊野地鶏って名古屋コーチンも入ってるんだね

  • 完熟トマトのサラダ パルミジャーノたっぷりです

  • 今日のトマトは北海道産 大きくて甘いのは焼鳥と一緒かw

  • 石高がとても低い旭若松が常備されているなんて嬉しいよね

  • デカっと声が上がるレバー タレです

  • これも熊野地鶏です 今日の火入れは大変好みでマイギネス更新

  • 今日はすごく攻めた火入れです これがびっくりの旨さ!

  • 十旭日は山田錦で精米歩合55% 27BYなので6年ものです

  • 酒瓶を愛おしそうに抱きながら焼く大草さん あまりにもチャーミングなので撮影してしまいましたw

  • ハツ元は相変わらずすごーい 30羽分はありますね

  • これどうぞと小豆を出してくれました\(^o^)/

  • 脾臓です 濃厚できめ細やかなレバーっていう感じ

  • 竹鶴無濾過純米生原酒 これはもう完全に熱燗でキューっといただきますw

  • 本日も佳境に迫ってきましたよ 巨大なモモです

  • モモは信州の黄金軍鶏です 初めていただきましたが身の締まりが素晴らしくブリッブリです

  • 長珍うすにごり山々五〇五五です

  • 麹米も掛米も山田錦 精米歩合が各々50%と55%でこの名前 まあ分かりやすいよね

  • ポテトサラダです ポーションが小さくなりましたw

  • オオクサ版bûche de Noëlです

  • 秋鹿の山廃酛です 酒母を搾っていますからワインのような酸味があり軽くいただけます

  • これを食べに来ているといっても過言ではないくらい好きな団子

  • 扱っている地鶏の様々な肉を練り合わせて作られています オオクサそのものですね

  • 秋鹿へのへのもへじです 2020年3月上槽の生酛無濾過生原酒 濃くてキレがあって香りが高くて燗酒にぴったり 

  • お出ましになりましたよ巨大な手羽です

  • 伊達鳥です しっとりと焼き上がっていてプリプリ これは他では食べられない

  • 絶妙の火入れで浮き出した脂が旨い!

  • ああもう笑顔のリゾットちゃんになっちゃった・・・

  • リゾットは笑顔&自分は(>_<)

  • ということで追加は京紅地鶏の振袖 これも前回いただいて悶絶しました

  • 繊細なのに弾力もある特徴的な肉の歯触りと脂のコク 堪らんよね

  • 京紅地鶏のはらみも追加できました

  • にんにくと白胡麻で味わいにアクセントがついています ああもう一周したいw

  • デザートは奥様自家製クレームブリュレ

2022/01/01 更新

16回目

2021/11 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

丹波黒鷄 京紅地鶏 天城軍鶏 熊野地鶏 博多地鶏 旨い焼鳥は四字熟語w

厳選された日本酒と全国各地の旨い地鶏を絶妙な火入れと塩加減で焼き上げるオオクサです。
オオクサの焼鳥をしばらく食べないとソワソワしてきます。
習慣性の強い危険な焼鳥ですw

今日は先日かつぎやに連れて行った若造が相棒です。
若いうちから本物を知っておいたほうが楽しみが増えますからね。
若造が四谷三丁目の交差点にあるATMで軍資金を引き出しました。
お、本気モードだw

店内は今日も満席です、といっても8席ですからね。
毎月200席あるかないかの争奪戦です。
では、風の森のこぼれ酒をもらって本日もスタート。
何回来てもこの瞬間ワクワクしちゃいますw

以下いただいたものを列挙します(心を入れ替えたのであっさり行きます)。
◎ヴィシソワーズ熊野地鶏のジュレキャビア乗せ 奥様手作りのアミューズ 上品で印象的な味わい
◎ささみさび焼き 最近使うようになった大和肉鶏ですがとてもジューシーで脂が軽い
◆首肉 前回初めていただいた丹波黒鶏です 相変わらず完璧な火入れでいくらでも食べられそう
☆ムネ肉 お馴染み三重の熊野地鶏です 巨大&ふっくら狐色 こんなに旨いムネ肉はないでしょ
□秋鹿無濾過生純米原酒 燗酒でいただきます ミルキーな香りが食欲を唆ります
◎完熟トマトサラダ 今日のトマトは北海道産 たっぷりのパルミジャーノが燗酒とぴったりです
♫レバー 完璧な火入れの熊野地鶏のレバーにはヒマラヤのピンク岩塩をパラリ 悶絶します
◆秋鹿へのへのもへじ 生酛無濾過生原酒です こんな酒よく手に入るよなぁ羨ましい
♫モモ肉 天城軍鶏です 初めていただきましたが素晴らしい弾力と肉の味の濃さ脂の旨さ
◎悦 凱陣 阿州山田錦 自宅で呑んでるのにここに来ても呑んじゃうくらい好きw
◎ポテトサラダ 最近ポーションを減らして提供 以前のポーションに戻して欲しいなぁ
☆団子 前回なかった団子がありました! これを食べにくると言っても過言ではないのでまた悶絶
♫はらみ 最近よく御目に掛かる京紅地鶏です じっくり火入れしてあるのにふわっと柔らかい
★手羽 巨大な熊野地鶏の手羽です これも団子と並ぶオオクサ名物 食べずには帰れませんw
□リゾット あらもうリゾットですか とても美味しいんだけどこれを見ると一抹の寂しさが・・・
♫ハツ 寂しいので追加w 博多地鶏のハツも大きくて脂がしっかりあります 心臓肥大かw
☆羽子板 これも追加w 山梨信玄鶏です 茹でたような美しいピンク色ですが火入れが完璧

今日も9回ほど美味過ぎて悶えました。
カウンターでくねくね身悶えしているおっさんがいたら私ですw
薄付きなのにちゃんと旨さを引き出す塩加減と焦がさずファイアーもしないじっくりゆっくりの火入れ、奥様の計ったように絶妙のタイミングで出てくる一品料理、大草さんの好みがはっきり出た酒の品揃え、何もかも好きです。
研究も怠らず、新しい地鶏も美味しいと思ったら躊躇なく使います。

もうやめられないしやめるつもりもありません。
私はオオクサ焼鳥ジャンキーですw
そういえばオオクサの焼鳥食べて「口の奥行きが広がる!」と訳のわからないこと言って大喜びしてた大阪のおっさんは元気だろうか。
今頃、口の奥行きが広がっちゃって首の後ろに穴空いていないだろうか、心配です。

若造も大喜びしてましたよ。
良かった良かった。
チェーン店でデカいだけの焼鳥頬張って喜んじゃうおっさんにはならないようにねw

本日もご馳走様でした!!

あら、いつの間にか4.25まで評点が上昇してますねすごいね〜!

  • ぱっと見Barにしか見えないミニマルな店先

  • 風の森が一升瓶で出てくる店っていったい・・・皆さん凄いことなんですよw

  • アミューズのヴィシソワーズです

  • 上には熊野地鶏で取ったコンソメジュレとキャビア 焼鳥屋じゃないみたいw

  • ささみさび焼きは大和肉鶏

  • この大和肉鶏が軽くてささみとは思えないジューシーさ 摺り下ろしの山葵が甘く感じます

  • 丹波黒鶏のせせり 皮が抜群に旨い 火入れが完璧で美味さが際立ちます

  • 熊野地鶏のムネ肉 もうすっかり定番ですね

  • 身悶えする美味さとはこう云うことを言うのだなw

  • 秋鹿の無濾過生純米原酒です 熱燗でいただきます

  • 今日は北海道の完熟トマトを使ったサラダ 熱燗と合うんだよね

  • 完璧な火入れの熊野地鶏のレバーにはヒマラヤのピンク岩塩をパラリ

  • 秋鹿へのへのもへじ 生酛無濾過生原酒です

  • 2020年3月上槽の限定品です 売ってるの見たことないけどw

  • 本日のモモ肉も巨大 天城軍鶏です

  • 身も厚くてブリブリした弾力と肉の味の濃さが楽しめます

  • 悦 凱陣の阿州山田錦も燗酒でいただきます

  • ポーションが小さくなりましたが美味しいポテトサラダ

  • こちらのポテトサラダは薩摩芋を使います

  • きた!団子!久しぶりだねぇw

  • 京紅地鶏のはらみにはアクセントの黒胡椒と白胡麻

  • 香ばしさが引き立って火入れの見事さが強調されますね

  • 熊野地鶏の手羽です こんなに大きい手羽を出す店は全国でもここだけでしょうね

  • 大きいだけでなく身も分厚いので食べ応え十分です

  • ああリゾットが出てきちゃった・・・ってことは今日も終わりです

  • とても可愛くて美味しいリゾットなんですけど寂しいです

  • ということでおねだりしたら博多地鶏のハツを焼いてくれました

  • このハツも丸々と大きくてプルンとした弾力があります

  • もう一本信玄鷄の羽子板登場

  • 茹でたような綺麗なピンク色 しっとり柔らかく上品な旨味です

2021/12/15 更新

15回目

2021/09 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

喩えるとバース掛布岡田のバックスクリーン三連発なんだよわかんないかw

ワイフの体調不良だったり私の自宅軟禁だったりwが重なってちょっとご無沙汰のオオクサです。
これまで毎月のように伺っては焼鳥を頬張っていたので、旨さ慣れした私の馬鹿舌をリセットするのにちょうど良い機会と前向きに捉えて、本日はマイレビューアーの焼鳥フリークさんwと一緒にやってきました。
しっかし、これだけ焼鳥食べても飽きないってことは余程焼鳥が好きなのか、前世は熊野地鶏だったのか、焼鳥屋だったのか、その全部か・・・
お互いに顔を見合わせてあなたも好きだねぇってw

ということで、荒木町の路地で天草大王みたいに首を長くして待ってる焼鳥フリークさんと会って、路地の奥に進んで開店直前のオオクサの前で待って、いつものように入口手前の席について、いつものように焼き台の炭火が整うのを眺めながらのんびり待ってと韻を踏んでみた。

大草さんの所作って無駄がなくて優雅で、他の焼鳥屋とは全く全然これっぽっちも同じではありませんから、見ていて飽きることがありません。
こういうことを小さな幸せ大きなお世話って言うのかしら。

一緒に来た友人が、大草さんは炭とちゃんと会話してるからゆっくりでも全然焼き過ぎたり焦がしたり(一緒か)鰹の藁焼きみたいなファイヤーしたりwしないんだと言いました。
おお、蓋し迷言、あれ名言。
炭と友達になって火の熾き具合を正確に把握しているからこその、この焼鳥なんですね。

毎回楽しみな奥様のアミューズ?が登場。
今日はいつもの熊野地鶏のコンソメを加えた北海道産のしろみつとうきびという玉蜀黍のポタージュです。
うーん、とても上品な甘さ、そこに熊野地鶏のコンソメが旨味を強烈に加えています。
旨味がはっきりと強いので、何を合わせても美味しくしちゃう感じがあります。
奥様は毎回試行錯誤されているのでしょうけど、完成品だけをいただいている立場としては熊野地鶏ってすごい!という印象を強くします。

最初の一本はいつものささみさび焼きから。
奈良の大和肉鷄です。
柔らかいのに弾力もあり、ボリュームもあって大変好みです。
つくば茜鷄も良かったけど、大和肉鶏のほうが味わいがはっきりしていますね。
この優しい火入れが肉の旨さを素晴らしく引き出しています。

続いて山梨信玄鷄の羽子板。
大草さんはモモの赤身と説明しながら客に振る舞います。
尾のつけ根(モモの先)の筋肉ですよね。
せせり同様に運動量が多いので脂身は少ないのに程よくジューシーなのが好きです。
これだけ串に刺してあると何羽分になるんだろう・・・
これも優しい火入れでふっくら甘塩っぱく感じられます。

次は首肉。丹波黒鷄だそうですよ。
聞いたことはあるけど食べたことはありません。お初にお目にかかります。
皮と一緒に切り出してあって、一気にオオクサの焼鳥っぽくなります。
大きくても完璧な火入れ、皮はしっかり炙ってあるのに中はジューシーでふっくらしています。
ああ、これこれ、この焼鳥の虜になってオオクサ通いが始まったんだよなあ。

奥様がトマトサラダを出してくれました。
前回は夏野菜の豪華ゼリー寄せ、前々回はホワイトアスパラだったのでトマトサラダが出ず仕舞いでしたから半年ぶりくらいかな。
ご無沙汰しておりました。
大量にかかったパルミジャーノと一緒にいただくとゴージャスな味わいです。
きれいに乳化したイタリアンドレッシングもトマトの酸味とぴったりだし。
やっぱりこれは毎回食べたいな。

ここから熊野地鶏のオンパレード。
先ずはムネです。
相変わらず巨大です。
毎回驚かされるのはムネ肉を皮ごときれいに切り出してしっとりふっくらと焼き上げる技術です。
この大きさでなかまで旨味を閉じ込めるように火入れするのはとても難しいと思うんですが、大草さんは煙の上がり具合と肉の表面の色や温度で正確に見分けて出してくれます。
こちらの期待を裏切ったことは一度もない、完璧な火入れです。
毎回食べては毎回唸ってますw

続いて熊野地鶏のレバー・・・ってこんなに大きいの見たことない。
丸々一羽分を切りつけて一串にしたんだそうで。
巨大なオオクサの焼鳥の中でも、このレバーは過去最高サイズでしょう。
レバーステーキを串焼きにした感じです。
火入れはあくまでも優しく、表面の炙られ具合と中のムースのような柔らかい食感が最高です。
これは毎回必ず食べられるわけじゃないんでしょうけど、毎回必ず食べたいw
また虜になるようなすごい串をいただきました。

奥様がポテトサラダです、と言って出してくれたのは、いつもの薩摩芋のサラダではなくマッシュポテトでした。
あら随分と可愛くなっちゃったねw
でも丁寧にマッシュされて(裏濾しもしていると思います)とても舌触りが滑らかです。
スパイスもいくつか使ってあるようで複雑な味と香り、これは以前のポテトサラダより完成度が格段に高いです。

少し間が空いて熊野地鶏のモモです。
わはははは、毎回見てますけど毎回笑っちゃうサイズ。
もちろん一番上は巨大ソリレスが鎮座しています。
レバーステーキの次に鶏ステーキ登場って感じ。
これもじっくり時間をかけた完璧な火入れ、旨過ぎます。
隣で焼鳥フリークもソリモモ食べてうんうん唸ってますw

驚異の熊野地鶏三串揃い踏みはバース、掛布、岡田のバックスクリーン三連発みたいでしたw
打たれた槇原じゃないからわからないって?そりゃそうだ。
こんなに強力な布陣を敷いて押されたら、ひたすら圧倒されながら食べるしかありません。
オオクサワールドって一度ハマったら抜けられないよね。
ていうか抜けるつもりはサラサラないけどw

続いてはらみ、京紅地鶏だそうです。
これも聞いたことのない鳥の名前ですが、大草さんが選んで使うんですから間違いなく美味しいってことです。
焼き上がりは肉の弾力があってとてもジューシーです。
ジュワジュワ肉汁と脂の甘味も感じますが、この火入れの見事さったらない。
軽く振りかけられた胡麻と胡椒が良いアクセントになっています。

コースの最後も巨大ですよー!
伊達鶏の手羽です。
これを串に刺して焼くとはすごいな。
巨大も巨大、メジャメントしたら13.6cmありましたw
皮サクサクでアツアツですが、これを頬張ると口の中に鶏肉の旨味が溢れまくります。
うわー、こんな手羽食べちゃうと他の店で手羽が美味しいと感じなくなっちゃうよ。
これは病みつき焼鳥です。

いつもの熊野地鶏のスープで炊いたニコちゃんリゾットwが出てきたので、本日のコースはこれで終了。
熊野地鶏の卵の黄身がニコちゃんです。
あれ、そういえば団子をいただいてない。
団子を食べないとオオクサに来た気分じゃないので大草さんに伺うと今日はないとのこと・・・残念。
なので、何か追加でいただけるものはないか確認すると、博多地鶏のハツにハツ元があると。
それは是非いただきます!

ということで、お会計して帰っていく客を尻目にハツをいただきました。
丸々と太った博多地鶏のハツです。心臓肥大か?w
焼鳥とはにわかに信じがたいサイズの串が次から次へと出てくるオオクサですが、ハツまでこんなに大きいとは。
プルンとした弾力のある食感でじんわりと中まで火がきれいに通っており、とても上品な脂が楽しめます。
しかも適度に柔らかく、一般的なハツとは明らかに違います。

ハツ元はおそらく30羽分くらいとのことですから、これもハツ元としては大層なサイズですね。
つなぎ(血管)をこれだけ切り出して串に刺すのはさぞかし根気の要る作業かと。
ありがたく口に入れると、特有の弾力とジュワーっと溢れてくる脂にオオクサのさっぱりしているのにコクがあるタレが絶妙に絡みます。
鶏肉の焼鳥も絶品ですが、内臓系も大変な美味です。
オオクサでは野菜焼きとか鶉卵は出ませんが、そういう箸休め的な串が一切要らない焼鳥です。
もちろん合間に奥様が作ってくれるサラダやスープがあることも理由の一つですけどね。

今日も、というより改めてオオクサの実力というか焼きの旨さ、独特の火入れと串のサイズに感激しきりです。
ここに通わずにはおれない理由を再確認して、お店を後にしました。
焼鳥が美味しいだけでなく、ホスピタリティも一流です。
この8席しかないカウンターがいつも満席なのも当然だと思います。

ご馳走様でした!!!

  • いつものシンプル極まりないカウンター 七味唐辛子や山椒の用意もありません

  • まずは秋鹿の純米無濾過原酒を一杯

  • アミューズはしろみつとうきびと熊野地鶏のポタージュ

  • 熊野地鶏の出汁はジュレにしてセンターに 金箔入りです

  • ささみさび焼きは大和肉鷄 味のはっきりしたささみで弾力がつよいです

  • 横から見ると中はほぼレア 優しいふっくらとした火入れです

  • 羽子板は山梨の信玄鷄です

  • 信玄鶏は銘柄鶏ですが鮮度が良く美味しい鶏肉ですね

  • オオクサではド定番の悦 凱陣を燗酒でいただきます オオクサの焼鳥とベストマッチです

  • 丹波黒鷄の首肉 せせりじゃなくて首の周りの肉を丸ごと切り出してあります

  • 部位としてはせせりなんですけどものすごく食べ甲斐のあるせせりって感じw

  • 久しぶりにいただいたトマトサラダ これがしっくり来るんですよ美味しくて

  • 熊野地鶏バックスクリーン三連発①ムネ

  • これだけ大きく切り出すのは技術が必要だと思いますがオオクサではこのサイズ

  • 熊野地鶏バックスクリーン三連発②レバー

  • レバー1羽分を丸々串に刺してあるって普通のレバーの5本分はあるよね

  • すぐに酒が切れてw竹鶴を熱燗でいただきます

  • 以前は薩摩芋でしたが可愛いマッシュポテトのサラダに変身です クリーミーでとても美味しい

  • 熊野地鶏バックスクリーン三連発③ソリモモ

  • これはバックスクリーンを超えて場外でしょ 毎回食べて毎回旨さに驚きます

  • 一番上のソリレス部分 この脂の旨さを体験したらもう後戻りできませんよw

  • 京紅地鶏のはらみです 初めて聞く地鶏です

  • 肉の弾力があってとてもジューシー 脂が大変美味なんですよ

  • もうへのへのもへじを燗してもらって呑むしかない

  • 巨大なんてもんじゃない手羽先は伊達鶏です

  • iPhoneでメジャメントしたら13.6cmありましたよ

  • もう締めの熊野地鶏の卵リゾットです・・・幸せな時間はあっという間です

  • リゾット食べながら団子をいただいていないことに衝撃を受けていましたw

  • 団子がない!?じゃあ追加でハツですw

  • 博多地鶏のハツもかなり大きいサイズです 心臓肥大か?

  • 追加のハツ元です

  • 心臓近くの大動脈といっても小さい部位をこれだけ集めるのは大変です 30羽分だとかすごいよね

2021/09/29 更新

14回目

2021/06 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

One and Only の極上焼鳥 今日は熊野地鶏にやられました

いつも極上の焼鳥をいただいては感激して&満足して帰るオオクサです。
ここ数年で最も通っている店、一番好きな焼鳥屋です。
今日も大草さんのじっくり焼いた巨大焼鳥をいただきにやってきました。
徐々に夏至が近づいてきて日が暮れるのが遅くなりましたね。
明るいうちに荒木町に来るのも悪くないです。

まだまだ営業を再開している店は少数派、まもなく緊急事態宣言が解除され蔓延防止重点措置に移行するらしいですが、巷はとっくに人の流れが増えて、事実上コロナ前に逆戻りしているような印象です。
コロナ前と違うのは全員がマスクしていることだけですね。
それも自転車を漕いでいる若者は平気で外していたりするので、社会全体の気が緩んだ感じを実感します。

さて、今日も大草さんご夫妻にご挨拶して入口近くの席に座ります。
すっかり見慣れた景色ですが、いつも楽しい。
この席に座る時がドーパミン大量放出な感じ、期待でワクワクします。

今日は三重の熊野地鶏のジュレととうもろこしのポタージュからスタート。
カクテルグラスに入れられて印象も栗のポタージュとかなり違いますね。
季節が変わって栗から玉蜀黍になりましたが、熊野地鶏の旨味の強さったらないです。
玉蜀黍の甘さを引き立てつつ、地鶏の出汁が舌を楽しませてくれます。
これが最初に出てきたら、大抵の人は旨さにやられちゃうはずです。
わかっちゃいるけど毎回やられてますw

本日の焼鳥はいつものようにささみさび焼きが最初です。
今日はつくば茜鶏ではなくて奈良の大和肉鶏だそうです。
おお、旨味が格段に強いですね。
身質もしっかりしていてささみとは思えない色をしています。
これは最初からテンションが急上昇してしまいますよ。

いつものつくば茜鶏が1R開始直後の軽いジャブだとしたら、こちらはワンツーからさらにフックを畳み掛けられて、いきなりダウン取られたような衝撃です。
井上尚弥強過ぎ〜、って関係ないけど先日のダスマリナスは指名試合なのに相手が弱過ぎました。
1Rから距離取って逃げ回っているんですから打ち合う気なし。
それにしても井上の左のボディブローは恐ろしいパンチでした。
顔を打たずにボディ3発でいとも容易く仕留めた印象です。
ナルバエス戦の再現でしたね。

お次はせせり、千葉の地養鳥だそうです。
あっさりとした脂とさくっと割れるような軽い食感です。
肉の甘味もコクもしっかり感じられますが、これは大草さんの焼きが旨さを引き出しているからでしょう。
脂が滴るほど多くて、とてもジューシーなせせりでした。

奥の厨房から奥様が熊野地鶏のささみと野菜のゼリー寄せを持ってきてくれました。
オクラ、赤パプリカ、ミニコーン、にんじん、黄ズッキーニ、グリーンアスパラガスが入っていて大変彩りが美しい。
熊野地鶏のささみから素晴らしい出汁が出てますね。
周りをキャベツの葉できれいに包んであって、とても丁寧な仕事がしてあります。
時間かけて作っているんだろうなぁ・・・これはワインがとても合うように思います。
あっさりしているのに鶏の旨味の余韻が長くて最後に野菜の苦味や甘味が感じられる逸品でした。

さて、焼き台には先ほどから巨大な肉塊がもうもう煙を出して焼かれています。
熊野地鶏の手羽元でした。
手羽元なんですけど皮が抜群に旨い。
皮の下から脂がじわじわ湧き出してきて、手羽元の柔らかくて淡白な肉を上手にサポートしています。
毎度のことながら、本当に旨い。いつも来るたびに唸ってしまいます。
ゆっくり食べたいんだけど、美味し過ぎてあっという間になくなってしまうのが残念で仕方がないw

続いて熊野地鶏のムネが登場。
オオクサの焼鳥です。巨大ですデカいです重いです。
これも皮と一緒に焼き上げてあってとてもジューシー。
ムネ肉の内部の水分と皮の脂が口の中で混じり合うと、得も言われぬ旨さです。
熊野地鶏ってすごい鶏だ。旨すぎる。
その旨さを引き出す大草さんの焼きの素晴らしさにも毎回感激します。

畳み掛けるようにサッと焼かれて出てきたのは熊野地鶏のレバー、こちらはタレです。
今日は熊野地鶏特集のようですが、これはとても嬉しいことです。
こんなにたくさんの部位をいただける機会ってそうはないですから。
それにしてもこのレバー、旨すぎる。
白レバーほど脂は強くなく、表面は均等に火が入っていて中はとろりと半生のような食感。
極上のレバーペーストを炭火で炙って醤油の味と香りを纏わせたような感じと言ったらわかりにくいかw
これは今までで一番美味しいレバーです。マイギネス更新しました!\(^o^)/
って前回も更新したけどw

さて、ムネよりも大きい肉といえばソリモモです。
じっくりじっくり焼かれていきます。
もう焼き台から目が離せない!
脂が落ちて煙で燻されてどんどん美味しくなっていくのが見ていてわかるんですから。
これはヤヴァいですよ。
他の客は焼鳥が出てくるまで談笑したりしていますが(それが普通)我々は焼き台を見つめながら顔も合わさずに、良い色になってきたねとか表面の脂が泡になったとか頭の火入れはどうするんだろうとか串を返すタイミングは何で決めているんだろうとか焼鳥の修行してるのかというような会話しかしていませんw

熊野地鶏のモモです、と大草さんが仰って目の前の皿に置かれます。
目の前に来ると更に大きく見えますね。
肉塊が3つ串に刺さっていますが、これだけで15cm超はありそうです。
次回はメジャーメントしようw
勝手に鶏ステーキと呼ばせてもらってますが、まさにステーキ級の食べ応え。
咀嚼する喜び、香りと味わい、皮のパリパリした食感に興奮が隠しきれません。
いま検温したら37度軽く超えてて出入り禁止になるに違いないw
何て旨いんだ・・・この焼鳥を味わうために足を運ぶ価値があります。

興奮の嵐が過ぎると、今度は大草さんが熊野地鶏のはらみを出してくれました。
いつもは信玄鶏か大山鶏なんですけど、今日は熊野地鶏です。
徹底してインコース高めを攻めてきます。
そこ、一番弱いんだよなw
軽く胡麻と黒胡椒が振りかけられているのも味のアクセントになります。
このクニャッとしてサクッとした食感とジューシーな脂が堪りません。
ああ、食べ終わるのが惜しいです。

あれ、手羽ですか!?ってことは最後ですよね。
もうそんな時間になったんですね・・・至福の時間はあっという間に過ぎてしまうものです。
またじっくり焼かれていく巨大な手羽を眺めて陶然とする馬鹿夫婦。
わずか8本の焼鳥なのに、この満足感はすごいです。
毎回感じますけど30本は食べている感覚です。

熊野地鶏の手羽が焼き上がって愈々目の前にやってきました。
ん?銘々皿が下げられて大きな皿に2本並べられます。
1本は熊野地鶏でもう1本は伊達鶏だそうですよ。
つまり手羽の食べ比べですか!?これは楽しい。

伊達鶏も雄が3kgを超える大きい鶏で肉の旨味が強いですが、熊野地鶏はやっぱりすごいですね。
肉の味の濃さが断然違うし、食感も強いというか歯を押し返すような弾力があります。
焼鳥で肉に食らいつく快感が味わえます。
こうやって比べると熊野地鶏の旨さが一頭地を抜くことがよくわかりました。
ああ素晴らしい焼鳥の世界、オオクサワールドですね。

美味しさに興奮して奥様が熊野地鶏の玉子リゾットを持ってきてくれたのに気がつきませんでしたよ。
スプーンを渡されて、我に帰りました。
熊野地鶏の出汁が効いた濃厚で美味しいリゾットなんですけど、焼鳥が終わっちゃったので気持ちが暗いです。
まあ20時までの営業ですからそんなわがままは言えないので、焼鳥の余韻に浸りながらゆっくりいただきました。

いつの間にか客は我々だけ。
皆さん行儀良くお会計して席を立ったようです。
大草さんを困らせないように、お会計して帰ります。
まだこれからっていう時間ですけど、これも我慢ですね。
これだけ美味しい焼鳥がいただけたんですから、それだけで幸せなことです。

今日もご馳走様でした!!!

あ、今日は団子いただいてなかったよ・・・
食べないとオオクサに来た気がしないくらい好きなのに店を出てから言ってもねw
また次回の楽しみにしておきます。

  • 日が落ちるのが遅くなってきましたね まだ明るいうちにオオクサに来るのも良いもんです まあいつでも好きなんですけど

  • カクテルグラスに入れられた熊野地鶏のジュレと玉蜀黍のポタージュ 奥様らしいスタイリッシュな一品です 熊野地鶏ってすごい食材だと実感します

  • 本日一番の衝撃 大和肉鶏のささみさび焼きです ささみとは思えない肉の味の濃さが楽しめます

  • 千葉の地養鳥を使ったせせり しっとりとした食感で歯触りが良いです

  • 奥様特製の夏野菜のゼリー寄せ 熊野地鶏のささみが出汁代わりです

  • 添えられたバジルの葉がオシャレ 奥様は料理のセンス抜群です

  • 熊野地鶏の手羽元です 手羽の皮ってねっちりしていて旨いですが肉と一緒だと際立ちますね

  • 熊野地鶏のムネです 巨大でジューシー こんなムネ肉の焼鳥を出す店はオオクサしかない

  • パリパリに焼き上げた皮目がメイラード反応のお手本のような色をしています

  • 前回に続いてマイギネス更新 熊野地鶏のレバーです 何て美味しいんでしょうか あと5本食べたい

  • 熊野地鶏のソリモモです 更にデカい 勝手に鶏ステーキと呼ばせていただいています

  • この皮目のパリッと焼けたところにかぶりつくのが快感 ドーパミン出まくりです

  • 熊野地鶏のはらみです これはいったい何羽分だろう これだけ用意できないからコソッと出してくれたんですね

  • 手羽食べ比べ こちらは伊達鶏の手羽です 大きさは熊野地鶏と同じくらいですから巨大です

  • 手羽食べ比べ こちらは熊野地鶏の手羽です 味の濃さと身の弾力はこちらに軍配が上がります

  • 熊野地鶏の手羽アップ この色はもうエロいとしか言いようがないですw

  • 熊野地鶏の玉子リゾットをいただいて今日も終わりです

  • さよならさんかくまたあした〜って歌ってるみたいな可愛らしさ 和みますね

2021/06/23 更新

13回目

2021/04 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

毎回楽しみな極上焼鳥と厳選酒の奥深い世界

毎月食べずにはおれないオオクサの焼鳥をいただきに、今日も四谷三丁目にやって来ました。
荒木町も人通りは少なく、閑散としています。
閉めている店もかなり多いですね。
歓楽街とは違って大人が好きな酒を心行くまで楽しむ街、荒木町もコロナの影響は避けられません。

深夜かと思うくらい静まり返った杉大門通りを進み、柳新道通りに繋がる路地を下ると・・・お、まことやは営業してますね。
でもこちらを含めて営業しているみせは数件しかありません。
寂しいけど時節柄仕方ないですよね・・・

ということで柳新道通りから車力門通りに抜ける路地にあるオオクサです。
店内はいつものように8席とも埋まっています。
我々も定位置について大草さんご夫妻にご挨拶。
今日も楽しいオオクサワールドのスタートです。

本日のアミューズは、熊野地鶏のスープと宮崎産グリーンピースのポタージュ。
これまで栗を使ってきましたが、季節が移ってグリーンピースになりました。
春ですねぇ。
もちろん栗よりも甘味は控えめですが、熊野地鶏のスープが素晴らしいので、何を組み合わせても美味しくなるんでしょうね。
鳥出汁の旨味ってすごいです。

ではワイフは生ビール、私はハイボールをもらっていつものようにささみさび焼きから。
あ、いつものじゃなかった。奈良の大和地鶏のささみでした。
味が濃くて、ささみが長いのでこれまでのつくば茜鶏よりもはっきりした旨味があります。
つくば茜鶏は定番にしているのかと思ったら、大草さんは美味しかったら躊躇なく変えます。

さて、焼鳥に備えてお酒のメニューを拝見します。
お、旭若松がある!徳島の小さな小さな蔵ですからなかなか都内で飲めるところはありません。
大草さんによれば杜氏含めて2人で酒を造っている蔵ですからまさに希少酒ですね。
喜んでいただきます。

お次は伊達鶏の羽子板。ここ数回は信玄鶏でした。
肉のプリプリ感が信玄鶏よりも強いです。
しかもジューシーで強めに炙られた肉にたっぷり肉汁が閉じこもっています。
肉の旨味を引き出す丁寧な塩振りと火入れがこれ一本で楽しめます。

ちょっとこれ試してみてください、と大草さんが出してくれたのは2本のハツ。
左が比内地鶏で、右が熊野地鶏とのこと、食べ比べできるように配慮して下さったんですね。
ワイフは比内地鶏、私は熊野地鶏のほうが好みで、意見が分かれました。
どちらも美味しいんですけど、こうしていただくと肉質や味の違いがよくわかります。
嬉しいなぁ。ありがたいなぁ。
テンションがどんどん上がるので、ワイフはミネラルウォーターを注文します。
頭からぶっ掛けるつもりでしょうかw

続いて巨大レバー登場。
これも熊野地鶏です。レバーは個体差が大きいのですが、肝臓のデカい鶏だったようですね。
塩が全部飛んでしまうくらい脂があるので、焼き上がりに少しだけ塩を振りかけてあります。
ふんわりと焼き上がっていてとてもクリーミー、甘ささえ感じます。
ホロホロと口の中でなくなっていくところに旭若松をクイと一口。
うーん、焼鳥屋の醍醐味ですね。焼鳥と日本酒を最初に合わせた人にノーベル醸造学賞を差し上げたい。

旭若松を全部呑んじゃうと他の客に悪いので、秋鹿の霙もようにして今度はハツモト。
タレです。この分量を一串にする焼鳥屋はなかなかありませんがいつも何羽分か聞きそびれていたので聞いてみると、30羽分くらいでしょうかという大草さんのお答え。
20羽分はあるなと思っていたのですが30羽とは驚きです。
濃厚なのにキレのあるタレが絡んで噛み締めるごとに旨いです。
まだ5本目なのに満足感が半端ない。

あ、奥様がホワイトアスパラを持ってきてくれました。
今回もイタリア産だそうです。
ここのところボルドー産、フィレンツェ産と立て続けにいただく機会がありましたが、最近はこういう野菜が比較的簡単に空輸できるようになったんですね。
隔世の感があります。

深谷の田中農場の玉子(鳥田中でも使っています)をスクランブルにしてキャビアが乗せてあります。
前回よりもキャビアが盛り盛りで、ちょっとここだけ焼鳥屋じゃない雰囲気。
しかもよく見たら一緒に出てきたカトラリーはクリストフルだし。
奥様趣味良いですね〜。
オススメがワインなのもよくわかります。いつも日本酒ばかりですみませんw
一頻りホワイトアスパラと玉子とキャビアを楽しんで、頑なに秋鹿の霙もようで通しました。

続いて登場したのは熊野地鶏のモモ。
この店で巨大な焼鳥は見慣れている筈なのにちょっと驚く大きさです。
滴る脂を一滴も逃すまいと口で迎えにいく食べ方になってしまいますがwこれも旨さの為せる技です。
熊野地鶏のモモって最強ですよね。

あ、霙もよう呑んじゃいましたか、では風の森のこぼれ酒をいただきます。
これは何でもお燗する大草さんが冷やでどうぞと仰る酒なのでwご指示通り冷やでいただきます。
この酒は「笊籬(いかき)採り」という油長独自の製法で造られた酒だそうですよ。
裏ラベルを読むと無酸素無加圧状態で醪から絞る方法とのことで、何だか読んでいる自分が窒息死してしまいそうな方法ですけどw呑んだらびっくり。
ものすごくピュアで、喉に引っかからないと言うか本当に水のようにスイーっと通ります。
上善如水は名前を返上するべきですねwきっと。

さて、お待ちかねの団子タイム。
風の森こぼれ酒をいただきながら、焼き上がるのを鑑賞します。
これから趣味の欄に「焼鳥鑑賞」って書こうかなw
巨大な熊野地鶏モモをいただいた後ですが、団子こそ最強というべきかも知れません。
串が撓む感覚を指先に感じながらいただきます。
ああ、自分はこの串食べたさにオオクサに通っているんだなと。
何度いただいても、いただく度に感激します。

至福の時間はあっという間に過ぎて、8本目の手羽が焼き台に乗りました。
これで今日のオオクサの焼鳥も最後です。
じっくりじっくり焼かれ、火と煙で蒸されるように燻されるようにしだいに仕上がっていく焼鳥を眺めるのは本当に楽しい。
やっぱり私の趣味は焼鳥鑑賞ですな。
秋鹿の山廃酛を呑みながら、焼き上がるのをうっとりと眺めておりました。

焼き上がった手羽は最強のさらに最強。
ギリギリまでじっくり焼き上げた手羽は、ふっくらツヤツヤ(ご飯ぢゃないよ)でさらりとした脂が舌の上に乗ります。
一方向に繊維が走る肉はプルンとした強い弾力があり、肉を頬張って喰い千切る快感が楽しめます。
うーむ、あと2〜3本食べたいけど用意はないよねきっと。

食べ終わりかけて逡巡しているうちに、奥様がニコちゃん、じゃなかった熊野地鶏の玉子リゾットを出してくれました。
ああ、これを食べたら今日のオオクサが終わっちゃう・・・
十旭日の純米吟醸生原酒(こんなの造ってたんですね)を冷やでいただきながら冷静になろうとしている私の切ない表情を見たかどうかわかりませんけどw、大草さんが今日あと召し上がっていないのははらみですかねとポツリ。
目は口ほどに物を言うんですね。お誘いの言葉には即乗ります。
今ならオレオレ詐欺に即引っかかる超前掛かりな心理状態ですw

焼いて下さったのは信玄鶏のはらみです。
玉子リゾット食べた後に焼鳥食べてる馬鹿が私です。
欲張りというか貪食:gluttonyを犯している感覚は多少ありますけど、欲望に負けちゃうのが私という弱い人間です。
ああ神様、どうせ罪を犯すんだったらもう5本食べさせてくださいw

これ以上大草さんご夫妻に迷惑がかからないように、極上焼鳥と厳選酒の奥深い森で迷子にならないうちに帰ります。
迷子になりたいけどw(迷おっさんか)。

ご馳走様でした!!

今回のベストショットは敢えて呑んだ酒にしました。
オオクサの酒の揃えにもご注目ください。

  • 見慣れたオオクサの入口を反対側から撮ってみました が何も変わらないw

  • 本日のアミューズは熊野地鶏スープとグリーンピースのポタージュです 季節感がありますね

  • つくば茜鶏からスイッチした大和地鶏のささみさび焼き ささみが大きくて味が濃いです

  • おおオオクサで旭若松に会えるとは嬉しい

  • 当時を含めて二人だけで酒造りをしている蔵だとか

  • 伊達鶏の羽子板 これも信玄鶏からスイッチしました

  • 肉の繊維が強くてプルンとしていますが大変ジューシー 後5本は食べたい逸品です

  • ハツ食べ比べ!左が比内地鶏で右は熊野地鶏です 比内地鶏のほうがやや大きいですが味の強さは熊野地鶏ですね

  • 巨大な熊野地鶏のレバーはトロットロ 口に入れた途端に溶けます

  • 秋鹿の霙もようです 薄濁りの生生で余韻の長い酒です

  • ハツ元です これで30羽分はあるとか 合掌

  • 前回はミラネーゼ風でしたけど今回はキャビア盛り盛りで主張が激しいです

  • 出た!オオクサ史上最大の熊野地鶏のモモ これを食べずに焼鳥は語れません 語らないけどw

  • 串を持つ手が重さで震えるほど 焼鳥ギネス申請中ですうそです

  • 風の森にまだこんな隠し酒みたいなものがあるとは・・・

  • 笊籬採りという油長独自の製法で無酸素無加圧状態で醪から絞るんだとか よくわからないけど極めて素直に絞れるみたいですね

  • 団子です 熊野地鶏のモモを食べてもこれをいただかないとオオクサに来たことにならないと思います

  • 手羽が焼かれるのをうっとり眺めながら秋鹿の酛を楽しみました

  • ギリギリまでじっくりと火入れした手羽です ツヤツヤでこんがり 理想の手羽です

  • 火傷しそうに熱いですが焼き立てを頬張ります 極端に旨いです

  • 十旭日の純米吟醸生原酒です こんなハイスペックな酒も栄里子さん造るんですねぇ(失礼)

  • 向日葵みたいに大らかな玉子リゾット これも熊野地鶏の出汁がたっぷり使われています

  • よーく混ぜていただきますが、心は追加の焼鳥のことでいっぱいですw

  • 追加でいただいたのは信玄鶏のはらみです 嬉しいなっと!

2021/05/09 更新

12回目

2021/03 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

伺う度に驚きと発見がある極上巨大焼鳥 奥様の料理には季節感があります

緊急事態宣言中は不要不急の外出は避けなければいけませんが、オオクサは我々にとって必要不可欠な食事ですから、今月も四谷三丁目にやってきました。
交差点近くのパン屋に寄り道して、いつものように荒木町の路地を歩きます。
営業している店も人通りも少ないですね。
かなり寂しい状況ですけど、オオクサに到着すると既に我々の2席しか空いていませんでした。

今日は寒いので閉まっている(我々が入店して満席になったので開放しました)入口のドアを抜けて、大草さんと奥様にご挨拶して着席。
さあ今日も美味しくて大きい鶏肉を口いっぱいに頬張る至福の時間の始まりです。
まずは竹鶴の2016BY無濾過純米生原酒を冷やでいただいて、焼鳥に備えます。

その前に奥様が熊野地鶏と栗のポタージュを持ってきてくれました。
これ、とても気に入ってます。
昨年末くらいから出し始めたメニューですが、美味しい栗があるうちはいただけるみたいですよ。
大きくて甘味のしっかりした栗がゴロリと入っていて、熊野地鶏の旨味がたっぷり味わえる上に珈琲の苦味もアクセントになっている一品です。
これをいただくと焼鳥スイッチが入るというか、一気に焼鳥モードになります。

では奥播磨の袋しぼりをぬる燗でいただいて、本当に焼鳥に備えます(笑)。
最初はいつものつくば茜鶏ささみさび焼き。
安定の美味さです。この優しい火入れがポイントです。
今日の炭の調子を見ているような表面だけさっと炙ったささみなんですが、淡白な旨味が十分引き出されていて、本当に美味しい。
今日もオオクサの焼鳥は絶好調ですね。

続いて信玄鶏の羽子板が登場。
こちらはぐっと火入れが強くなりますが、それでもふんわりとした感じで決して強くはありません。
それでもきれいに中まで火が通り、旨味を綴じ込めてあります。
噛むと肉汁が溢れてくるんだよなぁ。ああ美味しい。

阿州山田錦のR1BY悦凱陣を熱燗でもらって、今度は熊野地鶏のムネです。
なんて大きい焼鳥なんでしょう。毎回食べてて毎回驚く(笑)。
串が撓む感じがするほど大きくて重いです。
単に大きいだけじゃなくて、火入れが完璧で激ウマです。
皮はパリッと焼けていて中はふっくら、ムネ肉はパサつくイメージがありますが大間違いです。
むしろ肉汁がジュワジュワ溢れ出してきて大変ジューシーです。

奥様がイタリア産のホワイトアスパラを持ってきてくれました。
いつもならこのタイミングでトマトサラダやポテトサラダなんですけど、今日は季節感あるホワイトアスパラです。
イタリアではこの時期、ベルギーだともう少し早くからホワイトアスパラのシーズンです。
低温でじっくり茹でて旨味と甘味を残し、盛大にパルミジャーノを削って振りかけたり、塩胡椒だけでシンプルに食べたり、罪悪感を覚えるほどたっぷりのマヨネーズで食べたりと、もうやりたい放題(笑)になります。
ああ、イタリア行きたい・・・

おっと脱線。田中農場の卵を使ったタルタルが添えられていて、大変美味しくいただきました。
驚いたことに悦凱陣の熱燗がものすごく合います。旨味の相乗効果です。
奥様の手料理も季節に応じて、また店の人気の高まりに合わせてどんどんハイセンスなものに変わっていきます。
きっと普段から努力されているんだと思います。
焼鳥以外のメニューは大草さん曰く「全部母ちゃんに任せている」ので、何が出てきていつから変わるのか大草さんも直近までご存知ないそうですよ。

続いて熊野地鶏のレバー登場。タレです。
・・・黙ってしまう美味さ、こんなに美味しいレバーには滅多に出会えない。
レバーのざらっとしたとろみ感というのかな、口の中で蕩けます。
ほんのり甘味があってあっさりしたタレとも相性が良く、いつまでも楽しんでいたいのに儚く消えます。
最高だ、これはマイギネスです。
8年熟成の山廃奥鹿の熱燗に差し替えましたが、このトロトロのレバーと抜群に合いました。

さらに、本日びっくりの串がその次の白子でした。
この店で初めていただきます。
白子の大きさは鶏の体格とは比例しないんだそうで、鮮度や状態も含めて焼鳥に使えそうな大きさのものが揃うことはなかなかないとのことですが、今日は運良く揃ったと。
ラッキーです。
こちらは優しい火入れで白子がパーンと張り、レバー以上にトロトロ。
こういうのをいただいていたら、精神衛生上も気力も横溢して免疫力の高い肉体を作れるのではないかと。
わからないけど(笑)。

興奮と怒涛のレバー&白子がお腹に収まって余韻を楽しんでいた頃、焼き台にはまた巨大な肉の塊が。
あ、次はソリですね。奥鹿呑みながら大人しく待ちます。
最近はソリだけでなく、モモと組み合わせたモモソリで出してくれるので、1串に巨大肉が3つ刺してあります。
しかもソリの切りつけ方がとても大きいので、モモ一枚を丸ごと食べているような感覚になります。
炭火焼の極上鶏ステーキと勝手に呼んでいます。

いつものように完璧な焼き色、食品学の教科書にメイラード反応の例として掲載したくなるほどの色味です。
日本人は塩味、甘味、辛味、苦味、旨味の5味を舌で感じることができると言いますが、色味も入れると6味ですよね。
色味は目から入ってくる美味しい情報ですけど。
もうこれは美味しいなんていう月並みな言葉では表現できません。
肉汁と鶏肉の弾力と皮の食感と鼻に抜ける香り、全てが最高です。
しかも今日のモモソリはいつもより大きい。
先ほどいただいた熊野地鶏のムネが普通サイズだったなと感じるほどです。

さて、串も終盤、焼き台に団子が乗りました。
これを食べないとオオクサではありません。
お馴染みの金属のヘラを使って1面ずつ丁寧に火を入れていきます。
眺めているだけで呑めますよ。
大草さんの無駄のない見事な所作を拝見するために通っていると言っても過言ではありませんから。
もちろん焼鳥食べに来てるんですけどね(笑)。

20分弱が経過し、頭にも火を入れて(串を立てて焼くなんて他の焼鳥屋ではまず見られない光景です)完成。
適度に脂が落ちて焼く前より少し小さくなった団子を食べると、ハンバーガーなんて一生食べなくていいやと思います。
むしろパンを焼いてこの肉を挟んで鶏バーガーにしたらさぞかし人気の店になるだろうと思います(馬鹿)。
もしくはピーマンと一緒に出して、勝手に肉詰めピーマンにするとか(笑)。
この日本一の鶏団子を味わえる幸せを時間しながら、妄想が頭の中に広がります。

8本目の串は伊達鶏の手羽です。
このサイズの手羽を串に刺して焼くという大草さんの発想がすごいです。
表面の皮は相変わらずパリパリ、見事としか言いようのない色と光沢です。
これほど美しい手羽焼きは他にはないでしょうね。

申し訳ないですけど、これだけはいつも串から外していただいています。
串から直接食べて身が外れて落ちたりしたら、それこそ精神的ダメージが大き過ぎますから。
大草さんも心得ていておしぼりを替えてくれますので、皆さん手で食べるんでしょうね。
骨から熱が伝わって大きさの割には中まで比較的短時間で火が入り、骨の周りの肉はプリンとしてます。
肉汁は半端なく、口元に溢れ出てきますからしっかり受け止めて飲み干さないととても勿体無い。
お皿に受け止めてご飯でも一口分出してくれたらさぞかし美味しくいただけるんじゃないかなと妄想がさらに広がります。
ああ、これを食べ終わるとお仕舞いかぁ・・・

興奮と喫驚と至福と歓喜の2時間強もまもなく終了。
奥様が順番に出してくれる熊野地鶏の玉子リゾットをいただきながら、極上の焼鳥ライブを楽しませていただいた余韻に浸ります。
本当にライブよろしくアンコールしたいところですけど(笑)、今はお店の営業も20時までですから無理は言えません。

一度、お腹がはち切れるまでオオクサさんの焼鳥を食べてみたいよなぁ・・・
せめてコース8本を2本ずつ出してもらえないかなぁ・・・それって野暮が服着てるようなもんだよなぁ・・・
今日は妄想ばかりです。
食べれば食べるほど食べたくなる、常習性&依存性の高い危険な焼鳥(笑)ですからね。

今日もご馳走様でした!!!

  • 今日は特に冷えるのでドアが閉まっていますが我々が入店して満席になったので開放しました

  • 竹鶴は冷やで 無濾過生原酒なので温度を上げなくても濃厚でキレのある旨味が味わえます

  • 最近すっかりこのプレゼンにも慣れました

  • 熊野地鶏のスープと栗のポタージュって思いついた奥様がすごいと思う

  • 奥播磨の袋しぼりはぬる燗で 徐々に温度を上げていきたいと思います

  • つくば茜鶏のささみさび焼き この優しい火入れで舌の準備も万端です

  • 信玄鶏の羽子板です 火入れが強くなって身が締まっていますが中はふっくら

  • 持ち上げて写真を撮ると串を伝って肉汁が溢れるから勿体無いよ

  • 悦 凱陣のR1BY阿州山田です ここからは熱燗です

  • 熊野地鶏のムネです 巨大な切りつけ方で迫力満点 皮はパリッと中は大変ジューシーです 鶏ムネ肉のイメージが変わります

  • イタリア産のホワイトアスパラはミラネーゼっぽいプレゼン

  • 熊野地鶏のレバーはタレで マイギネス更新!

  • 山廃奥鹿は8年熟成です へのへのもへじもついてます

  • こちらでは初めていただいた白子 偶々(笑)大きい白子が揃ったんだとか

  • モモソリ登場です さっき食べた熊野地鶏のムネが小さく感じるサイズです

  • この美しい焼き色! メイラード反応のお手本として教科書に載せたい

  • 団子が出てくると最終盤です 終わりに近づくと毎回悲しくなります

  • 伊達鶏の手羽も巨大です 串から外して食べないと食べられないサイズです(笑)

  • 熊野地鶏の玉子リゾットをいただいてフィニート 今日も美味しくいただきました 大満足です

2021/04/13 更新

11回目

2021/01 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

日本で一番旨くて食べ応えのある焼鳥です

愛してやまないオオクサに今月もやって来ました。
最近は大草さんとも奥様とも仲良くさせていただいて、お目に掛かるのが毎回楽しみです。
大草さんの焼鳥を焼く所作が独特というか、忙しなく串を返すようなこともなく、団扇でパタパタすることもなく、ひたすら丁寧にじっくりと火入れしていく姿を拝見するのが大好きです。
いつも見惚れてます(笑)。

ということで今日もワイフとオオクサです。
いつものように大草さんと奥様とご挨拶して入口に一番近い指定席?に座ります。
現在も緊急事態宣言解除後も予約は2名までとのことです。
今日もカウンター8席は焼鳥好きで埋まってますよ。

ワイフは麦酒、私は秋鹿を冷やでいただいて本日のオオクサスタート。
大草さんがいつものようにささみを焼き始めます。
奥の厨房から奥様が熊野地鶏と栗のポタージュを持って来てくれました。
今日は前回いただいたものより味が濃く感じます。
うん、食欲を刺激する味だよなぁ。熊野地鶏ってこんなに旨いんだという味と香りです。
エスプレッソ粒の香りと苦味も、栗の甘みも熊野地鶏の引き立て役ですね。

お酒を悦外陣にして熱燗でお願いします。
普通に秋鹿とか悦凱陣のある店ですから、抜群に旨い焼鳥と旨い酒が楽しめます。
お、つくば茜鶏のささみさび焼きが焼き上がりました。
これこれ、いつもの優しい塩味のふんわりふっくら焼き上がった美味しいささみです。
これを食べるとオオクサに来たよなぁって実感するわけですね。

お次は山梨信玄鶏の羽子板、モモの赤みの強いところですね。
超ジューシーで肉汁が滴り落ちます。
これは一つずつしっかり食べよう。
年末も食べてますけど何度食べても旨いもんは旨いんです。

今度は風の森こぼれ酒をぬる燗でいただいて、トマトサラダをいただきます。
このカリカリの玉ねぎが美味しいんですけど今日はたっぷりめに乗せてくれてますね。
文句なく旨いです。
オオクサに通うようになって2年余り、変わらず出てくる定番中の定番です。

そして、水濠赤鶏のソリが登場。
巨大としか言いようのないサイズです。串がしなるってすごいよね。
皮がサクサクの焼き上がりでとてつもなく美味しい。
肉はプリップリでジュージーです。
毎回変わらず、このクオリティでソリを焼き上げるって本当に素晴らしい技術だと食べる度に感心します。

今度は十旭日を熱燗でもらって、熊野地鶏のモモをいただきます。
これも皮がこんがりパリッと焼き上げられていてものすごい旨味。
熊野地鶏の半端ない旨味をしっかりと引き出していますね。
尋常ならざる旨さの焼鳥を食べながら、やっぱりここの焼鳥が日本一なんじゃないかと勝手に思うわけです。
思うのは勝手ですから(笑)。

奥様がポテトサラダを持って来てくれました。
これもトマトサラダと並ぶオオクサの定番中の定番です。
ふっくらゴロゴロの薩摩芋で作る酸味の効いたマヨネーズサラダはここでしか食べられないですから、毎回楽しみです。
いただく度にこれこれ、これだよね〜と喜ぶ馬鹿夫婦(笑)。
オオクサは焼鳥と奥様の手料理のマッチングが素晴らしいんです。

大草さんがハツ元を焼き上げて目の前の皿に置いてくれました。
これで30羽くらいのハツ元だそうで。
たしかにこれだけ串に打つ焼鳥屋はほかにないだろうなぁ。
噛み締めるとしっかりした弾力が感じられます。
ジュワジュワと溢れ出す肉汁を楽しみます。
様々な店で焼鳥をいただきますけど、質・量ともにオオクサが一番好きです。

さて、前回いただいて悶絶した旨味の塊、へのへのもへじを熱燗でお願いします。
あれ、また違うラベルだ。
裏の説明書きを読むと、上村大町の自営田で化学肥料や農薬を使わず、米糠などを発酵させた堆肥を使用した循環型農法で栽培された雄町100%なんだそうです。
すっきりした甘みと豊かな香り、米の持つ力が全部反映されている旨い酒です。
これも大草さんは店で寝かせるんだろうなぁ。
10年後くらいが楽しみです。

さて、団子の時間になりました。
大草さんがバットから叩いて作った肉を取り出して串につけていきます。
大きな手でたっぷり3回、巨大な団子が順に焼き台に並べられてじっくりと火が入っていきます。
見慣れた光景ですが、毎回見るのが楽しみです。
 
15分ほど経って団子や焼き上がりました。
今日は特に絶品です。何か変えたんでしょうか。
巨大な鶏肉の塊なのに、口の中でホロホロほぐれてすぅ〜っと消えます。
ああ旨い。これこそ大草さんの焼鳥の真骨頂かなと思います。

7本目は大山鷄のはらみです。
定番といっても良いくらいここ最近は後半に出してくれますが、これが何とも旨い。
お腹が落ち着くというか、一転してしっとり焼き上げて胡麻をアクセントにパラリと乗せた風情が堪らない。
美味しいものって美味しいっていう以外に言葉がないのが残念です(笑)。

さて、今日も手羽で締めます。
相変わらず今日も巨大な手羽です。
前回いただいた鷹長が残っているそうなので、この旨い脂に負けない酒をいただきます。
皮がパリッと絶妙に焼き上がっていて中は肉汁の嵐、このアツアツを食べるのが手羽の醍醐味です。
猫舌の人は絶対食べられないよね。

熊野地鶏の玉子リゾットが出てくると、今日もオオクサが終わってしまったと寂しくなります。
また予約すれば良いんですけど(笑)。
それにしても美味しい。美味しすぎると言いましょう。
これだけ旨い焼鳥は日本広しと雖も滅多にお目にかかれるものじゃありません。

今日も熊野地鶏を軸に様々な産地の鶏肉を部位ごとに出してくれました。
わずか8本の焼鳥でこんなに満足感が高いなんてすごいことです。
堪能しました。

ご馳走様でした!!!


  • オオクサの手前にあるJAZZバー 看板が謎です

  • この入口に来る度にワクワクする

  • 最初は熊野地鶏の出汁で炊き合わせた栗のポタージュ

  • 黒い点はエスプレッソ粒です ほのかな苦味が味を引き締めてくれます 食欲が増す味です

  • つくば茜鶏のささみさび焼きです

  • 安倍太郎さんの真似をして持ってみました この香りがまた素晴らしい

  • 山梨の信玄鶏の羽子板です

  • 手に持つとずっしりくるボリューム 重たい焼鳥ってオオクサだけでしょう

  • 定番1 トマトサラダです

  • 風の森はこぼれ酒という珍しいのがありました 四合瓶しか造らないと言っている油長の一升瓶が置いてあるのがすごい

  • 水濠赤鶏のソリです つくば茜鶏のソリレスも大きかったけどこれも巨大

  • 熊野地鶏のモモです

  • ソリより少しだけ小ぶりでも1串で3つですからこれはステーキです

  • 定番2 薩摩芋のポテトサラダです これ大好き!

  • ハツ元登場 これだけ刺すなんて意地や矜恃を超えた狂気を感じます(笑)

  • 重たいハツ元って世の中にここだけだと思う

  • 無農薬の雄町で造ったへのへのもへじ こんなのあるんですね

  • 団子です これを食べずには帰れないよ

  • これが一番肉の密度が高くて重いと思う

  • 大山鷄のはらみです

  • 胡麻を乗せて香りと味のアクセントにしてあります 旨すぎでしょこれ

  • 最後は手羽です これも巨大です

  • 串から外さずに食べるのは不可能な大きさなので普通に手で持ってむしゃむしゃします

  • 締めは熊野地鶏の玉子リゾット

  • 最近は毎回ニコちゃんで登場します 奥様の可愛らしさが遺憾なく発揮されてます

2021/03/15 更新

10回目

2020/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

2020年のオオトリはオオクサ 年の瀬に変態酒(笑)を堪能

2020年に一番通った焼鳥屋はオオクサでした。
コロナ禍でもほぼ毎月一回ペースで伺いましたが、カウンター8席の小さい店で換気もしっかりしているので隣の席が近いくらいで安心して食事ができます。
今日も8人満席ですから人気の店はコロナに関わらず健在です。

周囲は人気もほとんどなく閑散としています。
名店揃いの荒木町も厳しい状況が続いているようです。
年末の華やかな和やかな緩い雰囲気がないのがちょっと残念です。
仕方ないけど。

今年は旅行も出張も兎に角長距離の移動はほぼしませんでした(春先と年末に出張したくらいです)。
今年は仕方がないと何度諦めたことでしょう・・・
年末くらいぱぁっと行きたいけど、でもやっぱり我慢ですよね(笑)。

ということでいつもの入口に一番近い席に着いて、いつものようにご挨拶していつものようにお酒をお願いします。
焼鳥という範疇を超えた極上の鶏肉料理が1週間で2度楽しめると思うとまたワクワクします。

さて、今日は先づハイボールを一杯呑んで口を湿らせてから日本酒にしましょう。
大草さんが作ってくれる角ハイボールがまた旨いんです。
炭火も万全、今年最後のオオクサを堪能したいと思います。

最初に出てきたのは奥様お手製の熊野地鶏の栗のポタージュ。
前回いただいて大変美味しかったのでまたいただきたい&暫く続けて欲しいと思っていましたが、今日もトップバッターで登場してくれました。
ムースのようにふんわり泡立っていて、エスプレッソの粒の苦味がまた旨さを引き立ててくれます。
熊野地鶏の出汁って本当に上品で香りが良くて旨味が強いですから最高のスターターですね。

さて、お酒は何にするかなと思案していると、大草さんから25日に興が届きましたよという嬉しいご案内がありました。
そうだそうだ、この時期は悦凱陣の興の出荷があるんでしたね。
昨年は高松の酒屋に頼んで送ってもらいましたが、今年は仕事が忙しくてタイミングを逸してしまいました。
お、しかも封切りです。
大草さんまだ呑んでないんですか?と伺うとお客さんが開けてくれないと飲めないので待ってたんですとのこと(笑)。

ではR2BYの興をいただきましょう。R2D2ぢゃないよ。
今年も薄濁りです。ほんの少し酸味があってフレッシュですね。
開栓して1週間ほど置けば角が取れてきてもっと味が乗ると思いますが、開けたての爽やかな香りと熊本9号独特の酸味のある旨味がいいですね。
これはスイスイ呑めちゃうから気をつけよう(笑)。

で、焼鳥はつくば茜鶏のささみさび焼きから。
このささみは味が濃くて甘味があって淡白なささみとは全然違います。
今シーズンは鳥インフルエンザが猛威を奮っていますから生産者もコロナとダブルパンチだよね。
がっつり鶏肉食べないと。

お次は信玄鶏の羽子板、尾っぽの付け根のところですが、でかいです。
しかも筋肉質でしっかりプリプリ。
一串4つの身がついていますから4羽分ですね。
ありがたいありがたい。こんなに旨い羽子板を年末に味わえるなんて幸せだ。

今度は熊野地鶏のムネ肉です。
皮付きでじっくり炙ってあります。
これだけ脂を残しても煙だけでファイヤーさせない大草さんの焼きの技術は本当に素晴らしい。
煙でしっかり燻されてモモの旨味が堪能できます。
この塩で旨味を引き出す焼き方が素晴らしいです。
どこぞの若造のように焼き上げてから塩を振るなんて暴挙(笑)はしません。
比べるほうが失礼ですけど。

奥様がいつも抜群に美味しいトマトサラダを持ってきてくれました。
カリカリのオニオンフライと紫蘇をたっぷり乗せて、パルミジャーノを振りかけてあります。
ドレッシングも酸味が効いています。
焼鳥とトマトって不思議な取り合わせですが、両方とも抜群に美味しいからピッタリ合います。

大草さんがまた大きな肉の塊を焼き始めましたよ。
いつにも増して大きく見えますが年末だからなかな(笑)。
じっくりと焼き上げて出てきたのは熊野地鶏のソリ入りスペシャルです。
巨大なソリが一番上にどーんと刺してあってド迫力。
持ち上げると串が撓う焼鳥なんて日本広しと雖もこの店だけでしょうね。
相変わらず異常に(笑)旨いです。
ああ、なんでいつも二人前頼まないんだ自分。
次回予約するときは絶対コース二人分にしようと思うんですが、何だか申し訳なくてできません。

お次は・・・あ、いろいろと違うものが焼かれていますが我々にどれが来るんだろうか。
他の席には熊野地鶏のムネ肉がこんがり焼かれて出ていますね。
う〜ん、あのムネ肉も絶品なんだよなぁ・・・

などと殊更に青く見える隣の芝生をチラ見していたら背肝とせせりが登場。
今日は少量しか取れなかったのでこれで一本分とのありがたいお言葉が。
うわーい!美味しくて泣いちゃう(馬鹿)。
これはちょっと、本気でヤヴァいです。
唸るしかない旨さです。

これはもう普通の酒では太刀打ちできないので、何か合いそうな酒はありませんかと尋ねます。
するとへのへのもへじが目の前に置かれました。
2013年3月上槽ですから7年近く寝かせてあるんですね。生酒は888本限定と書いてあります。
「早い目にお召し上がりください」とのラベル書きを大草さんは軽く無視して寝かせておいたわけです。
ぬる燗でいただきましたが、ヤクルトのような色(笑)ながら熟成が進んでとてもまろやかです。
旨味がたっぷり乗っていてアルコール香はほぼしません。
生生で火入れしていませんから7年間ずっと緩やかに発酵し続けていたようです。
これは時間だけが為せる技ですね。すごいです。

大草さんに寝かせるってどうするんですか?と聞くと置いとくだけとのこと。
温度管理などもせず、兎に角放置してあるんだそうです。
桔梗屋の大将もお酒を直射日光に当ててダメになるようなら普通の酒と言っていましたから(笑)、変態酒の世界は奥が深いです。
これは旨いねぇ。
噛めば噛むほど美味しくなる背肝の濃厚な旨味と淡白なのに激ウマなせせりをいただきながらへのへのもへじを堪能しました。

いつもの美味しいポテトサラダがでてきました。
濃厚で酸味の強いマヨネーズに甘い薩摩芋がぴったりです。
この料理にピンクペッパーを合わせるところにセンスの良さを感じます。
ブッシュ・ド・ノエルみたいな可愛らしいイメージですけどケーキではありません(笑)。

へのへのもへじをぬる燗、ひや、熱燗と飲み分けて味と香りの違いを楽しんだ後、今度は奥播磨の白影泉を。
このラベル、白影泉でも見たことないなぁ。
山廃じゃなくて7号酵母だし。激レアですね。
またどうしてこんな酒が大草さんは手に入れることができるんでしょうか。びっくりです。
蛇の道は蛇ってことなんでしょうね。すごいことだ。

変態酒の世界にどっぷり浸かって楽しんでいると、隣の若い女性から声が掛かりました。
あのーそのお酒美味しいですか?ちょっと日本酒に興味が出始めていて・・・とのことですが、その段階で白影泉なんて飲んだ日にゃあ他の日本酒飲めなくなっちゃうよなんて野暮なことは言わず、美味しいですよどうぞどうぞと勧めました。
お楽しみください。

さて、お次は団子が焼き台に置かれましたからここから20分は楽しい焼き場見学です。
酒を呑みながら団子が焼けていく様を拝見するのは途轍もなく楽しい体験です。
煙まで美味しい(笑)。この香りを楽しみながら白影泉の熱燗を飲るなんて最高だ。
隣の女性も美味しいと言っていますね、良かったです。

今日もそろそろ終わりが近づいてきましたが、やはりこの団子をいただかないとオオクサではない。
今日も元気に巨大で旨いです。
鶏モモステーキを食べるなら、オオクサの団子を食べたほうが美味しいと思います。
これぞまさに鶏肉の焼いたものの頂点ですね。
今年最後なので、じっくり味わっていただきました。

お次は大山鷄のはらみです。
この辺りは定番になってきましたが、また徐々に変えていくと思われるので、しっかり味わいます。
これが普通の焼鳥だなんて断じてあり得ないです。
この脂にこの旨味にこの弾力、全部大草さんの仕事です。
もう本当に驚異的な焼鳥ですよね。

お酒は変態つながりで(笑)鷹長にしました。
ラストは手羽が焼かれているので、あの脂に負けない旨味の強い酒にしました。
風の森ばかりが話題になる油長ですが、菩提酛造りの鷹長も素晴らしい酒です。
旨味がものすごく乗っていて、これも5年ものの古酒を大草さんがさらに寝かせています。
なんでも寝かせればいいってもんなんです(笑)。

さて、いつものように巨大な手羽がじっくりと焼き上げられて出てきました。
手元に置かれる瞬間が堪らない。
しかも今年最後の焼鳥だし。
感慨深いです。

今年は一体焼鳥を何本食べたんだろうという余計なことを考えつつ、火傷しそうに熱い手羽を串から外してかぶりつきます。
滴る脂、弾ける肉、香ばしい皮、旨味の塊です。
骨まで美味しいもんねぇ。これを鷹長で味わうなんて最高の締めです。
ああ、今年も美味しい焼鳥堪能しました。

最後は熊野地鶏のリゾットです。
隣の女性がきゃーかわいー食べるのもったいないーと言いつつ、最初に完食してました(笑)。
熊野地鶏の卵黄がまた濃くて、パルミジャーノと熊野地鶏の出汁にも負けません。
黒胡椒を軽く混ぜつつ、今年最後のオオクサを締めました。

今年は大変お世話になりました。
来年はもっとお世話になりたいのでよろしくお願いします!
ご馳走様でした!!!

ざっと数えたところ、2020年は22軒の焼鳥屋に延べ39回訪問していました。
毎月3回とはよく行ったもんです。
多い店では30本、オオクサでも毎回コースの8本+αいただいているので、年間で少なくとも800本くらいは食べている計算になります(笑)。
我ながらどんだけ焼鳥好きなんだか・・・

  • いつにも増して静かな荒木町の路地を進んでオオクサへ

  • ここだけは変わらぬ雰囲気です

  • 大草さんの作る角ハイボールはとても旨いんです

  • スターターは前回と同じ熊野地鶏の出汁に栗を合わせたポタージュ 珈琲粒がとても良いアクセントです

  • 興が入荷してました 今年も年末にいただけて嬉しいです

  • つくば茜鳥のささみさび焼きで焼鳥スタート もうすっかりおなじみになりました

  • 信玄鶏の羽子板です 大きな切りつけ方で4つ刺してあります こんなにでかいのよく揃えられると感心しつついただきます

  • 熊野地鶏のムネ肉です 皮を残して一緒に焼くのでウルトラジューシーなんです

  • いつものトマトサラダ この店で食べるトマトが一番美味しい

  • 熊野地鶏のソリ入りスペシャル モモです

  • 頭はソリレスで2つ目からモモ肉という串です

  • 今日はこれだけしか取れませんでしたと言われて出てきた背肝とせせり 両方ともタレです 欣喜雀躍とはこのことです

  • 背肝とせせり に負けない酒は何かと聞いたらへのへのもへじが出てきました 年季の入ったラベルです

  • 2013年3月上槽とかかれてありますから7年寝かせてあります

  • ヤクルトかと思うような色合いです 変態酒の世界へ誘われます(笑)

  • 奥様のポテトサラダで少し落ち着きます

  • 無濾過生原酒を何もせず7年放置するなんて(笑)とんでもないことですがありがたいです

  • 団子です これを食べないとオオクサではありません

  • 変態つながりで奥播磨の白影泉をお願いしたら見たことのないラベルで登場 激レアです

  • 大山どりのはらみが奥播磨に霞んでしまいそう

  • 最後は手羽なので高長の5年古酒を5年寝かせた変態酒で対抗します

  • 今年最後の焼鳥はオオクサの手羽です 今年もお世話になりました

  • 締めは可愛らしい熊野地鶏のリゾットです これはかなりの人気ですね

  • 脇の黒胡椒がまたよく効いて美味しいんです

2021/02/16 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ