2回
2014/05 訪問
来来
3回目の訪問。2015年3月。
この日は飯塚まで、連れと娘とお雛様見学。
季節柄、九州のあちらこちらで、お雛様祭りが催されている様だが、どうせ行くなら飯塚へと。
昼過ぎに到着したが、まだお昼は食べていない。
ならば、やっぱりここでしょ。( ^ ^
お店の前を通ると、心配した行列は無かった。
例の、営業中を示す極小の木札は、何故か起き上がっていて、営業中と準備中の両方が見える状態。
どっちだ?
多分大丈夫だろうと言う予感が有って、そのまま駐車場へ。
でも、駐車場へ着くと、様子が変・・。
駐車場の一角に囲いがされていて、工事がされている模様。
でもそこは、2つあるお店の駐車位置の1つがある場所だが・・。
ん?と思い、前回停めた8番の位置を見てみると、全然違う個人の名前が書かれている。
えっ?無くなった?
あれれ?と思いながらあちこち探していたら、有った!
奥の右側2台分に変わっていた。
やれやれ、良かった。
ここに来る時は何時も、2台の内1台が空いていて、これで3回連続。(^ ^
でも、車から降りたら、駐車場は水浸し。
大した量の雨は降っていない筈だが・・。
お店に着いて引き戸を開けると、先客は2名。
ほっ、良かった。
行列は無いが、店内は満員と言った予想もしていたので、ラッキー。
カウンターに座り、連れと娘は並、私は大盛りとごはんを注文。
待つ間に駐車場の事を聞いてみると、工事されている所には家が建つらしい。
5〜6分で3人分のラーメン到着。
どんぶりの大きさは並と同じみたいだが、麺の量が明らかに違う。
2玉ぐらい?
100円プラスでこのボリュームならO.K。
スープは相変わらずの透明度。
前回とは違い、しっかりと旨味が出ている。
でも、初回の時の様な、何処までも続く様な余韻は少なく、少し早めに切れる。
卓上のラーメンコショーを試しても良かったかも知れない。
麺はチョイ柔で、太さ硬さも好みの具合。
チャーシューは前回と違って、歯応えのあるタイプ。
旨いのは旨いが、前回の方が個人的には好み。
板海苔も風味は良かったが、初回の時程ではなかった。
ごはんは、前回と比べると少し水分が抜けた感じ。
ラーメンを先に食べて後回しにしたせいかも知れないが・・。
ごはん割りにしたらスープが多かった。
もう少し減らしてから入れるべきだった。
初回のインパクトが大きいので、細かい所のアラが見えてしまうが、それでも前回よりは旨かったし、旨いラーメンである事には変わりは無い。
食べ終わって暫くして後客が有ったのだが、済みません、スープ終わりなんです・・。
・・危ない所だった。(^ ^
価格は前回より上がっていて、並が600円、大盛りが700円となっています。
ごはんは変わらずの100円。
今回の味を確認して評価点変更。
料理・味 3.8 → 4.2
CP 3.5 → 3.3 (値上がりの為)
総合 4.0 → 4.2 (旨さを再確認)
2回目の訪問。2014年9月。
ず〜っと再訪したいと思っていたのだが、流石に飯塚だと、ちょっとそこまで、とはいかない。
前回は200号線のバイバスを通って行ったのだけど、今回は遠賀川沿いの旧200号線?を通って。
バイパスと違って信号も少なく、意外とスムーズ。
今回は迷う事無く、一発で到着。
お店の前を通ると既に1人の待ち客。
開店前から大行列、と言った風景も想像していたので一安心。
駐車場、空いているかな?と思いながら行ってみると1台分空いていた。
前回と同じ8番だが、見ると名前?が変わっていた。
前回はマザコンだったが、今回は大凶・・だって。
車を停めてお店の前に来たら、いつの間にか行列が4人に。
時間はまだ11時前。
口コミで人気がでて、とうとう行列が出来る様になったか・・。
でもまあ、これくらいならどうと言う事はない。
少し待っていたら、お店が開いて店内に案内される。
時間は10時50分。
入る前に、本日の屋号をぱちり。
本日は「地球のおしり」だって。
毎度の事ながら、良く分からない。 ( ^ ^ ;
店内は既に先客が有ったみたいで、私が一番最後に入ったら、カウンターは既に満員。
あれっ?と思っていたら、奥の小上がりに案内される。
初回の訪問時には全くその存在は気付かず、後で知ったのだが、興味が有ったので丁度良かった。
そこは板張りの小上がりで、小さな低めのテーブルが一つ置いて有る。
なんか、田舎の親戚の家に遊びに来た雰囲気。( ^^
テーブルの横のポットと箸入れがいい味を出している。
先客さんが注文を入れるので、私もと、ラーメンとご飯と注文したら、済みません、後でもう一度良いですか?と聞かれる。
あっ、そうか、入店順に注文を受けるんだったっけ。
もともと待つ事は予想していたので、全然問題なし。
小上がりに上がり込み、スマホで写真を撮っていたら、見るとバッテリーの残量が11%になっている。
えっ?なんで?
家を出る時には80%ぐらい有って、来る途中でも車内で充電していた筈だが・・。
ナビをオンにして、音楽をガンガン鳴らしていたとは言え、減り方が異常。
コネクターの差し込みが甘かったのだろうか?
何れにしろ、このままでは少な過ぎ。
ここで写真撮るぐらいは大丈夫だろうが、節約するに越した事はない。
なので電源オフ。
おかげで、注文が来るまでする事が無くなった。
で、見るとテーブルの横に雑誌が置いて有る。
一般的なラーメン店の様に、漫画や週刊誌、スポーツ新聞等はなく、ラーメン関係の雑誌ばかり。
あの、「雲のうえ」16号も有った。
地域のラーメン店の紹介の雑誌が有ったので、パラパラとめくり、北九州の店の所を開いて見ていたら、聞いた事も無い様なお店の名前が一杯有って驚く。
えっ?何これ?こんなお店、聞いた事もない!
まだ知らないお店がこんなにも一杯有ったのかと驚いたが、良く良く見ると、なんか変。
既に閉店されていて、ネット上に話題も上がらない様なお店が載っている。
えっ?と思って裏表紙を見たら、2002年の日付。
なる程ね。
でも、もう見る事が出来ないラーメンの写真なので、これは撮っておかないと、と思いパシャパシャ。
お陰で残量5%。
流石にこれはまずい。
ラーメンの写真が取れなくなるので、再び電源オフ。
それから5分程して、ラーメンとご飯でしたねと確認に来られたので、ハイ。
さらに2分程して、そのラーメンとごはんの到着。
どんぶり、具は前回と同じ
スープを見ておやっ?と思ったのは、前回と比べるとさらに透明度が増した様な・・。
この透明感はちょっとやばいかな?と。
これでもし前回同様な旨々スープだったら、もう脱帽するしか無いが、一方で不安も感じる色合い。
実際の所、家に帰って前回撮った写真と比べたら、殆ど違いは無かったのだけれど、目の前で見るスープは薄く見えた。
期待と不安を胸に一口。
するとやはり、前回と比べると、豚骨風味と旨味が少ない。
塩梅の良い塩味は保たれていて、勿論旨味自体は有るが、その厚みが薄くなった感じ。
前回はスープの隅々まで旨味が詰まっていたが、今回のは7割程度に感じた。
お陰で余韻も早めに切れてしまう。
前回のスープを、スタンドまで失速せずにライナーで入るホームランとすれば、今回のはゆっくり背走してキャッチ出来るセンターライナー、ぐらいの差を感じる。
淡麗と言うには、1歩程行き過ぎた感じで、極端な表現をすれば、すこし水っぽく感じる。
前回の旨さを自分の中で美化し過ぎて、落差を大きく感じ過ぎているのだろうか?
麺は前回と同じだが、スープが薄く感じた分、麺の味も淡白に感じた。
チャーシューは旨い。
大きさ、厚さはふつうだが、肉の旨味が良く出ていて、タレの味とのバランスが良い旨々チャーシュー。これならチャーシュー麺も食べてみたいが、メニューに追加しないかな?
今回は前回と違って、旨々ラーメンとは行かなかったが、基本旨いラーメンで有る事には変わりはないと思う。
こう言ったブレはどんなお店でも有り得るし、もしかしたら私自身のブレなのかもしれないし・・。
今日はたまたまだと思うので、評価点はそのまま。
前回と同じだったら4.5を付けるつもりだったのだが・・。
一応、旨々スープ前提のごはん発注だったのだが、取り敢えずスープに入れてみる。
1人部屋なので遠慮なく。
ごはんは、つやっつやの、張りピンピンの極上ごはん。
米が良いのか、炊き方が良いのか・・一粒一粒に存在感が有り、だらしなくくっ付き合うごはんとは一線を画す。
ここまで状態の良いごはんは初めて。
これ、塩おにぎりにしたら、めちゃくちゃ旨いと思う。
たかがごはんなのだけれど、こういった所にも手を抜かない姿勢は素晴らしい。
なのに、こんな日に限ってスープが・・。
スープがごはんに負けている・・。(泣)
本来のスープなら、抜群の旨々コンビになるのに・・。
なんか、味の無いおかずでごはんを食べている感じ。
中途半端に旨味が残っているだけに、尚更つらい。
薄味を求めるならば、逆に丁度良い塩梅なのかも知れないが、やはり前回のあの・・・いや、もう言うまい。
替わりに、念の為に残しておいたチャーシューが良い仕事をしてくれた。
チャーシューを食べながら、スープに浸ったごはんを食べると、スープの抜けた旨味の部分を補ってくれて、旨々のラーメンスープ茶漬けになる。
これこれ、この味、この旨さ。
これを求めて飯塚までやって来た様な物。
これで本来のスープ(また言ってしまった)だったらどれだけの旨さになるのか・・。
最後にテンションアップで完食。
食べ終わって清算。
消費税10%に備えて、メニューの価格を600円に変えてあるらしいが、目が悪いのでぼやっとして良く見えない。流石にカウンターに座ったお客さんの後ろに入って覗き込む訳にもいかないので、確認は出来なかったが、支払いはラーメンとごはんで600円だった。
約4ヶ月振りの訪問だったが、すっかり人気店となり、行列が出来る様になっていた。
お客さんが増えて、応対が大変そうだが、前回と変わらない、ぶれる事のない姿を見て、ほっとした。
一ファンとしては嬉しい限り。
当然の事ながら、又来ます。
2回目の訪問だったが、何時も有り難うございます、の声に送られてお店を出ました。
外に出ると、お客さんが5人程並んでた。
初回訪問。2014年5月。
マイレビューアーゆっき〜さんのレビューを見て、一発で気に入ってしまったこちらのお店。
個人的な嗜好にドはまりのお店で、直ぐにでも訪問したかったが、そんな時に限って色々用が発生して、中々行けなかった。( ^ ^ :
悶々として迎えたこの日、ゴールデンウイーク中の日曜日。
この日ばかりは、有りとあらゆる用事や誘惑を振り切って、ラーメン食べに行く!宣言。
何処に行くの?
飯塚・・・。
はぁっ?
連れの、呆れた顔を尻目に、一路飯塚へ。
飯塚の町は、通り過ぎる事は有っても、立ち寄った事は無かったので、私にとっては初めての町。
グーグルマップで経路と曲がるポイントを頭に入れ、ストリートビューでお店の周りの様子を確認したので、何とか辿り着くだろう。
いざとなればナビもあるし・・。
と、お気楽な気分でドライブ。
風は有ったが、快晴の上天気。
GWの日曜日と言う事で、車が多いかと思ったが、意外に少ない。
曲がるポイントに気をつけながら走っていたが、何時まで経ってもそのポイントが現れない。
ん?もしかして、行き過ぎていないか?
道路標識の地名とナビの現在地を比べると・・・、行き過ぎてた・・。( ^ ^ ;
苦笑いをしてUターンし、ナビで確認しながらお店の近くまで。
この辺りの筈だがなぁ・・。
後続車が無い事を確認して、ゆっくり走りながらきょろきょろと探していると、目の隅に、ピンクの看板を捉える。
おっ?今のはお店の隣に有る美容室じゃなかったか?
あそこか?
急遽、一方通行の狭い道に入り込み、ここを曲がった先に・・、あれ?
見当たらない・・・。
交差点の信号で停まったまま、周りを見回すが見当たらない。
確かこの方向で良かった筈だが・・?
う〜ん、どこで間違えたのだろう?と考えていたら、ふと、停まっている交差点の角の建物に目が行く。
・・・・・えっ?
ここ?
ここだぁ!
レビューの写真やストリートビューで見た建物がそこに・・。
しかし、すぐ目の前に有ったのに、何と言う目立たなさ・・。
事前の予備知識がなければ、100人中99人はお店とは思わず、気にも留めずに通り過ぎてしまうだろうと思える、その姿。( ^ ^ :
取り敢えずお店は発見したので、駐車場に向かいたいが、駐車場は今向いている方向とは逆方向。
この狭い道ではUターンできないので、一旦左折。
少し行った先の角をもう一度左折して、狭い道を行くと、右手に駐車場が。
駐車場に入って、駐車番号を探すと・・・、有った!
8番・・ラーメン マザコン
24番・・ラーメン 剛力
う〜ん、何か良く分からないけれど・・、おもしろい。( ^ ^
8番・・マザコンに車を停め、100メートルちょっと歩いてお店の前へ。
改めてお店を見てみると、塗りつぶされたテント、地味なグレーの板壁、飾り物が何も無いその姿からは、商売っけらしきものは一切感じられないが、これで本当に商売になるのだろうか?
まあ、看板や店名の書かれていないお店や、閉店中は一切お店には見えない所は幾つか知っているけれど、営業中なのに、ここまでそれをアピールしないお店も珍しい。
疑問を感じながら入り口に近づくと、事前情報で聞いていた、毎回変わると言う屋号が入り口の左側に。
i phoneをふた回り程小さくした、手作り感たっぷりの札が見えます。
今まで、おおよそ飲食店とは思えない様な、自らを否定する、自虐的な屋号を掲げて来られているので、きょうはどんなのが掛かっているかと来る前から楽しみにしてました。
来る途中で、色々考えてみた。
「ラーメンがっかり」
「ラーメン手抜き」
「ラーメンやけくそ」
「ラーメン適当」
「ラーメン無駄」
「ラーメンやっつけ」
「ラーメン自業自得」
「ラーメン中途半端」
「ラーメン行き当たりばったり」
等々・・・。
どれか一つぐらいは当たるかな?( ^ ^
さて、わくわくしながら本日の屋号は?と寄って見ると。
・・・「五月みどり」
えっ?
予想は大外れ・・。( ^ ^ ;
しかも、今までとはちょっとパターンが違う。
「五月みどり」の・・・ファン・・・なのか?
期待していた物とは違ったので、あれれ?
ちなみに、「営業中」の下げ札もミニサイズ。それこそ、入り口の前まで来ないと、営業されているのか、閉店なのかは分かりません。
う〜ん、と思って扉に手を掛けたら、微かに豚骨臭が漂っていました。
入って左が厨房で、その前が逆L型カウンター。
先客2人。
床は板張り。
30代ぐらい?の男性1人で営業。
左側のカウンターに着席。
メニューは左の壁に。
中華そば並500円を注文。
と言っても、他は大盛りとごはんしか無いけど・・。
出来上がりを待つ間に、ご主人と常連さんと思われる先客との会話を聞いていたのだけれど、いやぁ〜ここのご主人、話の端々や仕草に、ホント人の良さが素で出た様な人で、謙虚さも有る、今時中々お目に掛からない様なお人。
こりゃぁ、地元のお客さんにも好かれるわなぁ。
この辺が、この様な隠れ家仕様のお店でも、固定客を掴んで、営業出来ている理由なのだろうか?
3〜4分でラーメンの到着。
どんぶりは少し小振りの白い色。
具はチャーシュー、ネギ、板海苔。
スープは9分目ぐらいで、透明度が非常に高い。
一見、塩ラーメン風。
一口啜ると、穏やかな豚骨風味がふわっと広がり、その後に旨味の効いた塩味が口の中の隅々まで沁みて行く。
重くは無いが、清々しいコクが有り、喉を落ちていくまで旨味を引っ張ります。
軽い口当たりと、何処までも伸びて行く様な旨味が印象的。
見た目あっさりのさっぱり味かと思ったが、どうしてどうして、しっかりとした旨味とコクを感じます。
麺は、細〜中麺のストレート。
口当たりはつるつるで、しなやかな感触。
表面はやや柔でその下からは均等な硬さ。全体に中間的な硬さです。
やわやわが好みだけれど、このスープにはこれぐらいがぴったり。
麺の味も感じられて、それもスープに良く有っている。
引っ張ってみると、意外に伸びが有り、くいんと伸びてぷっと切れます。
チャーシューは厚さ大きさとも普通ぐらいのが4枚。
がしがしでもとろとろでもない、肉の弾力を残した歯応え。
肉の味とタレの味の塩梅が丁度良くて、スープの味も壊さない。
それと板海苔。
中途半端な味付け海苔は不要派なので、一見してここのもそれかなと思っていたらちょっと、いや、かなり違った。
食べ始めて直ぐくらいに、麺を持ち上げていたら、何やら緑っぽいものがくっ付いて来る。
ん?と思ってみて見ると、海苔が溶け出して、スープに漂っている。
まだ、海苔には箸を付けていないが・・。
これは結構良い海苔を使っているなぁ。
流石に、生海苔程の風味は無いが、淡い磯の香りが有って、このスープにも良く合っています。
ちょっと怪しげなお店で、ジャンクなラーメンを想像していたけれど、好みにどストライクな旨々ラーメンでした。
私が食べている間、先客さんが帰られたのですが、その都度入り口までお見送りされます。
それが、イヤミのない自然な感じで、ますます人の良さを感じます。
さて、先客さんが帰って、店内は私1人。
チャンスとばかりに色々聞いてみます。
その前に、写真撮っても良いですかと聞いたら、はい、どうぞどうぞ。
先ずは、本日の屋号の由来を聞いてみると、あぁ、あれは、今は5月で、今日はみどりの日なので、「五月みどり」・・。( ^ ^:
毎日変えるんですか? えぇ、大体ですね。
何処かで修行されたんですか? もう今は無くなっているんですけれど、筑後の方のお店で・・。
オーブンしてどれくらい? 5月で1年ぐらいです。オープン時も、義理で食べに来てもらうのが気の毒なので、親戚にも知らせなかったんですよ。ここは、以前は居酒屋でした。
店休日は? 木、金です。
営業時間は・・聞き忘れた・・。(汗。。)
一応、暖簾を掛ける台も作ったのだけれど、1人での営業なので、お客さんが増えたら対応出来なくなるので、暖簾は掛けていないと言う事でした。
食べ歩きも結構されていて、聞いただけでも北九州、佐賀、久留米、筑後、大牟田、玉名方面と結構行動範囲が広い。
恐らくこれ以外の地区にも行かれていると思われます。
あちこち食べ歩いて、段々好みが広がったらしい。
色々なお店の名前がぽんぽん出て来ます。
出て来たお店の名前の一部が、八幅、マルケン、圭順、一真軒、ぎょらん亭、共栄軒、一貫、黒門、光華園・・。
私も色々食べ歩いている事を話したら、どこがお好みでしたか?と聞かれるので、色々あるけれど、ここは一応黒門の名前を出して見たら、おぉ!黒門!おいしいですよねぇ〜♡、大好きです、と目を輝かせて・・。話の流れから、「黒木」の話になると、あぁ!行きたかったなぁ・・。
結構知っていますねぇ。
昔からラーメンが好きで、いつかお店をやりたいと思ってたらしい。
食べ終わって、支払いもせず、居座って話ばかりを聞いているのも申し訳ないと言うか、気の毒なので、ラーメンもう一杯を注文。
一杯の量はやや少なめ(スープは満タン)だったので、もう一杯ぐらいは楽勝。
すると、スープはもう一種、白濁した分も有りますけど・・。
えっ!スープ2種類有るの!?
聞いてみると、何時でもでは無いらしいが、今日は偶々らしい。
でも、たまたまでスープ2種類も作らないだろうけれど・・。
2種類をブレンドしたりもするらしい。
ここは当然、もう一種類の方で注文。
聞くと、使用する骨の量も多くなり、炊き上げる時間も長くなるらしい。
メニューには無いが、替え玉も有る様で、先程の先客さんが注文していた。
一杯目で、その替え玉も試してみようと思ったが、スープが少なくなり過ぎたので断念。でも結果的には正解。
お陰で、2種類のスープが体験できる。( ^ ^
3分弱ぐらいで2杯目到着。
丼の大きさは同じだが、先程のとは違い、青い縁取りがあるどんぶり。
具は同じだが、チャーシューが豚バラに。
スープは一転して、白濁した、如何にも豚骨と言った風情の、淡く茶色掛かった乳白色。
先程の一杯とはかなり様子が違います。
一口啜ると、初めの一杯よりは更に豚骨風味が増し、旨味の有る塩味も一段と厚みを増しています。
見た目かなり印象が変わりますが、根っ子の部分は同じで、キレイに枝分かれした2杯と感じる。
麺も、極〜細麺に変わり、口当たりは少しザラッとしていて、クっとした歯応え。
これもスープに良く合っています。
チャーシューは、味も枚数も価格からしたらかなりCP高め。
先程の一杯とはチャーシューが変わっている事を聞いてみると、おっ?分かりますか?
良い海苔使ってますねぇ、と聞いてみると、おっ?分かりますか?
この間、佐賀に食べに行った時に買って来たものだと・・。
中々気付いてもらえないので残念に思っていたらしい・・。
会話中、時々、へたくそ(ラーメン作り)だからと謙遜されてたけれど、何の何の、2杯とも旨いラーメンでした。
でも、苦笑いしながら、この間のは酷かったなぁ・・だって。
結構ブレもあるのかもしれない。
でも、その酷かった時のも食べてみたい気がしたりして・・・。
ラーメンは持ち帰りも出来るみたいで、近所の子供がお盆を持って入って来た。
最近の、麺とスープを分けたお持ち帰りではなく、ちゃんとどんぶりに入れた状態の、今時珍しいお持ち帰り。
で、その子におつりを渡す時、「はい、◯◯万円」。
はっきりした金額は聞き漏らしたが、単位は万円。
・・・おおおっ?、こんな所でマルケン通貨!
あっ!しまった!
おつり無しの支払いだったので、私は聞けなかった・・。( ^ ^ ;
看板、暖簾、幟など一切ない隠れ家的なお店で、しかも毎日屋号が変わる遊び心が楽しい。
人の良いご主人と、ど真ん中ストライクの私好みのラーメンで、私にとっては、有る意味理想のお店。
少々ブレも有るみたいなので、料理、味評価を控え目に3,8としたけれど、次回も同じレベルだったら、4かそれ以上に。
個人的嗜好に比重を移せば、総合評価は5点!完璧です!
味、雰囲気とも大満足してお店を出ると、外まで出て見送って頂きました。
ごちそうさまでした。
また来ます!
2015/03/04 更新
これで5回目になるかな、「来来」。(^^
前回の4回目が2年ぶりぐらいの訪問。
その時は、マイレビさんからの情報で、「来来」最近お客さん多くて、開店時間も段々と早くなっているみたいですよ、と。
そんな話を聞いたので、久しぶりに行って見るとお店の前には行列。
えぇぇ?と思いつつも列に並んだら、前に並んでいたお客さんから、もうここでスープ切れらしいですよ、と。
へっ?
割りと早く来たつもりだったが、もう終わり?
で、今度こそはともっと早く行ったら、並びはしたものの食べる事は出来たのだが、やれやれと食べていたら、お久しぶりですね、と店主に話し掛けられたので、えっ?2年ぶりなんだけど・・。
と言ったら、はい覚えていますよ、ラーメンの話とか色々しましたよね、と。
へぇ、良く覚えているなぁ、と感心したが、良く良く考えたら、ラーメンの話を色々したのは5年前の事なんだが・・。(;゚д゚)
今回の5回目はそれから約一年ぶりだったが、万全を期して朝8時に家を出る。(^^
お店に着いたのは8時50分だったが、もう既に7人並んでいた。
コインパーキングに駐めて、列に並んだのが9時前。
すると、すぐ後に2人が並ぶ。
並んでいる間に何人かのお客さんが出てきたので、私が来る前には既に入っていた様子。
お客さんが出る度に店主が出てきて、有難うございましたと、お見送り。
並んでいるお客さんにも、もう少しお待ちくださいねぇ、と。
待っている間に気づいたのだけど、何時もは掛けられている入り口横の、小さな「今日の一言」の木札が見当たらない。
忙し過ぎて忘れられたのだろうか、それとも止めたのかな?
「来来」に来る時の1つの楽しみだったので、ちょっと寂しい。(^^;
反対側の、「営業中」の更に小さな木札も「準備中」のままだったので、多分忙しくて忘れられていたのだろうなぁ。(^^
それと、以前は有った暖簾の掛け台も無くなっていた。
もっとも、以前から暖簾は掛けられていなかったし、無くともお客さんは並ぶので、有っても無くても関係は無かったけどね。(^^
並んで40分ちょっとで、どうぞ〜と案内が有り、漸く店内へ。
入り口で顔を合わせると、店主が、お久しぶりです、と。(^^
いやはや、私の顔ってそんなに覚え易いのかな?(^^;
それにしても「来来」、初めて食べた5年前を考えると、すごい人気になったものだ。
カウンターに着席してメニューを見る。
内容、価格は前回と変わらず。
ラーメン並600円を注文。
店主は何時もと変わらず。
人当たりが良く、話好きで、人柄の良さが滲み出る。
どのお客さんにも満遍なく声を掛け、話題もラーメンだけでなく、うどんや鰻、お客さんの近況等、調理しながらも話は尽きない。
5〜6分でラーメンの到着。
相変わらずの超シンプルなビジュアル。
しかも、スープの透明感が半端ない。
以前より更に透明度が高くなっている気がする。
ここまでなっているとは・・。
以前は透明度に比例して味も薄かった事が有ったので、さて今回はどうかなと、レンゲで一口。
口当たりはさらりとしているが、豚骨としての旨味はしっかりと有る。
重みは無いが、純度が高いと言った感覚。
例えて言うと、米をギリギリまで削って作られた大吟醸の日本酒の様に、極限まで削って、一切の雑味や不純物を取り去り、豚骨の旨味の中心だけを取り出し様な味。
何となく、その旨味が味覚だけでなく、視覚でも捉えれそうな錯覚を覚える。
それに加えて、元ダレの塩味が抜群の塩梅。
喉から胃ではなく、喉から直接身体中に浸み込んで行く感覚。(^^
この感覚は他では中々味わえない。
もう豚骨ラーメンと言うよりは、来来と言うジャンルのラーメンと言って良いのじゃ無いかと思う。
麺は中麺ぐらいのストレート。
綺麗に折り畳んで有るのはいつもの姿。
口当たりは、つるっ、ぐらいで、表面には柔らかい圧があり、中心に向かって緩く圧が上がる。
特にコシは感じなかったが、このスープにはこれぐらいがちょうど良いかも。
小麦の香りが上品で、スープの味とよく馴染む。
スープとの絡みも良く、麺量とスープの量がぴったりの塩梅。
チャーシューは、小振りだけど、柔らかい歯応えで、肉の旨味がしっかりと残った物で旨い。
やや塩気があって、チャーシュー単独だと十分に旨いが、スープと被ってしまったのはちょっとだけ残念だったかな。
今回は初回時のインパクトに近い印象だった。(^^
営業日や時間、駐車場の事などを確認してお店を後に。
何時もの様に店主に見送られて外に出ると、行列がずらっと・・。(;゚д゚)
数えてみると、1,2,3・・・21,22。
22人も並んでいた!!
もっとも、その内の半分以上はスープ切れですと謝られていたけどね。(^^;
1年ぶりだったけど、やはり旨いと言うか好みな味。
人によっては物足りない味に感じるかも知れないけど、1度これにハマると、何物にも代え難い味。
これで、もうちょっと豚骨濃度が上がったら、4.5を付けるんだがなぁ。(^^