百薬の館さんが投稿した愚直に(東京/飯田橋)の口コミ詳細

継承と進化のバランスが重要

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愚直に飯田橋、牛込神楽坂、神楽坂/日本料理

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 4.3
1回目

2022/08 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク4.3
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

料理とお酒と店主に癒やされる空間

石川グループの比較的新しいお店です。予約しての初訪問となります。20時過ぎスタートで、料理・お酒を堪能し、明るい店主に引きつけられ、2時間半を過ごしました。お客は私と連れの二人だけなので、貸し切り状態でした。
いただいたのは、おまかせコース22,000円/人(税込)
ペアリングの飲み物とサービス料で二人合計58,300円
私としては最長のレポートとなりますが、悪しからず。

【料理】
1. 鱧+ばちこ
ばちこはナマコの卵巣(くちこ)を塩漬けして干したもの。鱧・ばちこ・餡を絡めていただきます。どうしてこの組み合わせを考案したのか感動します。餡のふくよかな味もお皿を舐めたくなるほど。スタートから美味しさ全開です。
2. 鮎のお鮨
海苔で巻いて、頭からいただきます。自分が食した鮎料理では間違いなく最高の味わいです。鮎は塩焼きという概念をぶち壊してくれました。そして餡から酢飯と緩やかなクールダウンも鮮やか。この段階で一気に大塚店主に心と体(胃袋?)を鷲づかみにされました。
3. 白海老の揚げしんじょう+カブ
白海老は富山産、カブは青森産。揚げしんじょうは白海老の甘さを活かしながらもサクサクの揚げ方で、胃にも優しいです。カブは柔らかいうえに非常に甘くてジューシーで、揚げしんじょうとの相性もバッチリです。
約30分経過。ここで少し間を取ります。
4. お刺身
大分のクエ・伊勢エビ、北海道のキタムラサキウニ
伊勢エビのおみそを使ったミソ醤油が出てきました。レアあぶりのエビをつけて食べると至福の味わいに昇華されていきます。ウニとクエ(脂が乗って、絶妙な歯ごたえ)を合わせて一緒に口に入れると、これまた濃淡のマリアージュが凄い事になります。酒が旨い!
「組み合わせ」を大塚店主は大切にされているようです。
5. 烏魚子(からすみ)+焼きトウモロコシ
烏魚子は自家製、トウモロコシは北海道のホワイトショコラ。トウモロコシには出汁や調味料は使っておらず、寄せるのにくず粉を使っただけということですが、強い甘みの中にもトウモロコシの味をしっかり感じられてとてもおいしい! 烏魚子がまた絶妙のアクセントになってます。トウモロコシ道も奥が深い、というのが連れの感想。収穫した瞬間が一番美味しいらしい。
6. あか牛+ 神楽南蛮
くまもとあか牛と神楽南蛮(唐辛子)、その間に酢漬けにした薬味?(ロストしました:汗)
酒も進んで段々と料理の味わい方が怪しくなってきました。あか牛は適度の脂肪分があり、神楽南蛮と緒に食べると一段とうま味を感じます。
神楽南蛮は種を除いてあるので、辛さは絶妙にコントロールされてます。
約1時間経過。
7. とうがん(冬瓜)+毛蟹+ゆば
ゼリーがかかっており、お匙で全部を崩して食べるとこれまた複雑な(難しいという意味では無く)味わいを楽しめます。
8. 賀茂茄子+白ごま餡
胡麻は煎ってない真っ白な胡麻を丁寧に餡にしています。香りがたまらない!
9. 蓴菜蕎麦
秋田の蓴菜。蕎麦も香りをしっかり感じる。添えられた酢橘も一緒に食べると、爽やかさが引き立つ。紫蘇の葉も彩りを豊にしています。
10. 茸ご飯、お吸い物、漬け物
ご飯は夏の茸(天然モノ)・釜揚げしらすのまぜご飯です。最後だからでしょうか、ほんの少しだけ濃いめの味付けです。残ったご飯はおみやげにしてくれました。漬け物は絶妙の漬かり具合でとても上品です。これだけで白米一膳は食べられるなあ。
11. デザート(マンゴー、ミントのアイス、クリームチーズのソース)
ほどよいこってりと爽やかさを見事に結び付けました。まさにデザートですね。
フレッシュミントを牛乳で煮出してアイスにしています。
12. 〆のお茶
宇治の煎茶。旨味が強い。まるで味を付けたようにも感じる。とても個性的な煎茶です。

【飲み物】
まずはビールからスタートです。
1. 新潟県 八海醸造の瓶ビール
→「料理のビール」というラベルですが委細は不明です。苦味もキチッとありながら、全体として爽やかでとても飲みやすい。どうやら石川グループの秘密兵器(笑)のようです。
この後は料理に合わせて日本酒を一合づつお願いしました。
※金額は一升瓶の市場価格で、こちらのお店での値段ではありません。
2. 文佳人 辛口純米酒(高知県 アリサワ酒造)2,600円
→ スッキリドライな味わい。濃いめの料理に合う。
3. いづみ橋 夏ヤゴ ブルー 山田錦純米生原酒
(神奈川県 泉橋酒造)3,000円
→ 爽快な辛口原酒。度数高め(18度)だがスルスル飲める。ラベルが可愛い。
4. 酉与右衛門(よえもん)夏ぎんが 純米吟醸 直汲み 生原酒 (岩手県 川村酒造店) 3,200円
→ スッキリで軽快。爽やかな酸味。夏の星座さそり座のラベルが夏感を演出。
5. 東洋美人 限定純米吟醸 醇道一途 直汲生(山口県 澄川酒造場) 3,300円
→ 芳醇な香り+透明感。バランスのとれた輪郭は、本日の最後のお酒として最高の締め。
どれも暑〜い夏向きです。各蔵元の新しいシリーズを集めているのは進取の精神ですね。メニューは無くて、大塚店主のセレクト&サーブでした。

個室風テーブル席が窓際にありましたが、原則として使わない方針とのこと。やはりカウンターでお客と向き合ってこそのおもてなしを大事にされています。

是非とも再訪問したいお店です。
本当にご馳走様でした。

  • 八海醸造の瓶ビール

  • 鱧+ばちこ

  • 文佳人 辛口純米酒(高知県 アリサワ酒造)

  • 鮎のお鮨

  • 白海老の揚げしんじょう+カブ

  • お刺身:大分のクエ・伊勢エビ、北海道のキタムラサキウニ(手前右が伊勢エビのおみそを使ったミソ醤油)

  • お刺身:大分のクエ・伊勢エビ、北海道のキタムラサキウニ

  • いづみ橋 夏ヤゴ ブルー 山田錦純米生原酒 (神奈川県 泉橋酒造)

  • 烏魚子(からすみ)+焼きトウモロコシ

  • あか牛+ 神楽南蛮

  • あか牛+ 神楽南蛮

  • 酉与右衛門(よえもん)夏ぎんが 純米吟醸 直汲み 生原酒 (岩手県 川村酒造店)

  • とうがん(冬瓜)+毛蟹+ゆば

  • 賀茂茄子+白ごま餡

  • 東洋美人 限定純米吟醸 醇道一途 直汲生(山口県 澄川酒造場)

  • 蓴菜蕎麦

  • 茸ご飯、お吸い物、漬け物

  • 茸ご飯(茸としらす)

  • お吸い物

  • 漬け物

  • デザート(マンゴー、ミントのアイス、クリームチーズのソース)

  • 宇治の煎茶

2022/08/02 更新

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