Wolfskinさんのマイ★ベストレストラン 2015

ウルフスキンの大冒険♪

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Wolfskin (女性・愛知県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

お気入りのお店は、日本のあちらこちらにありますが、
私の暮らす愛知県内にある、アジアンエスニックの素敵なお店10軒です。

2015年も素敵なお店に出会いましたが、
残念なことに、その中で3軒のお店が閉店してしまいました。
再会できたらという希望を持ちながら、ありがとうの感謝の気持ちをこめて。

心にずっと残しておきたい、2015年の思い出のレストラン。

マイ★ベストレストラン

1位

Sekuwa Corner (新豊田、豊田市 / ネパール料理、カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/08訪問 2015/08/29

カトマンズの、街角。

<2015年 8月>

ダルバートが食べたい!
そう思った時は、sekuwa coenerへ行くの。
本物のネパール料理がいただけるから。

13時過ぎにお店に到着。
驚いた、マダムが2人で食事してる。
初めて見る光景だ。
だって、私、ここで日本人と遭遇したのは1度だけ
これだけ通ってても、いつもネパール人に囲まれての食事なのに、
マダムがおしゃべりしながらダルバートなんて。
すごく気になって、召し上がっている様子をチラ見。
「オイシイね。お替りしちゃう?すいませ~ん。」
ウソ!自ら、お替りしてる。

今回の東海ウォーカー特集が「カレー」であることは、
以前、カルナータカーさんが取材を受けたから知っていたんだけど、
まさか、この、深い雰囲気の、
sekuwa cornerが載っているとは思いませんでした。
雑誌の影響力ってすごいですね。
名古屋でも、ダルバートの美味しさがたくさんの方に届くといいなぁ。

*ベジタブル定食  750円

 ダル(豆カレー)・アチャール(漬物)・タルカリ(野菜炒め)・ごはん

トロトロの皮つきムング豆の塩加減がとてもよく、
ギーとジンブーの香りが、ネパールらしい香りを出していました。
おいしくて、うなりそうです。
アチャールは、古漬けのような酸味があるものに変わりました。
以前のものも美味しかったのですが、
この酸味が効いたものもイイですね。
タルカリは、ジャガイモとナス。
メティがほんのり♪良い味だしてますね。

みんな、お替りOKです。


*インド料理のメニューはなく、
 マスターがいなかったので確認できませんでした。
 今のところ、ネパール料理専門店です。


<2015年 6月 ダルバートを食べよう♪>

ネパールの国民食、ダルバート。
ダルバートって、なに?
日本でいう、味噌汁にご飯がついた定食のようなものなんです。
 ダル=豆スープ(カレー味)
 バート=ごはん
この、豆のスープとごはん、お漬物、おかずを食べるのがネパールの日常的なお食事です。
ちょっぴり、日本のお食事に似てるでしょ?

私が、せっせと通うsekuwa cornerさんでは、
ネパールの味がそのまま楽しめる、ダルバートが召し上がれます。

*ベジタブル定食  750円
 ダル
 ごはん
 アチャール(お漬物)
 タルカリ(野菜炒め)
 チキンカレー付き900円と、マトンカレー付き1000円もありますよ。

ベジタブル定食というダルバートは、
ひとつのプレートに乗せられて登場してきます。
され、これをどうやって食べるのか?
日本の定食の食べ方とは少し違うんですよ。
日本では、お汁を飲んで、ご飯をいただいて、
おかずをいただいて。
一つずつの作業は分かれています。
でも、ネパールでは、この作業をプレートの上でした後にお口に運ぶんです。
そうです、丸く盛られた白いごはんを崩して、
そこへ、ダルをかける。
その上に、アチャール(お漬物)やタルカリ(野菜炒め)をのせて、
グチャグチャと混ぜ合わせる、
きれいに混ざったら、スプーンですくってお召し上がりくださいませ。

豆の優しいスープの、とろとろダル。
すっきりとしたジンブーの香りと、良質なギーの香りに包まれているの。
アチャールは、
自然な発酵な酸味と、きゅうりや大根のシャキシャキ感、
ゴマの香りに包まれて。
スパイシーなタルカリの炒め物は、焦がしたメティがネパールらしい装い。

お口の中が、まるでパーティーを始めたように楽しくなる。
ネパールの、普段ごはん。
ダルバートを食べよう♪


<2015年4月 mamaの味、ダルバート。>

開けられたままの扉。
TVの画面に流れているネパールのドラマにくぎ付けの、
マスターは、ソファーに腰を掛けて。
真剣に見てるから、私が入ったの気づいてないの。
いつもながら、のどかな光景。
大きな声で、「こんにちわー♪」

ベジタブル定食を注文して、
私もマスターの見てるドラマが気になって、ちょっぴり見てみた。
これ、字幕が欲しいな。
だって、日本の昔のドラマみたいで超おもしろそうなんだもの。
言葉がわからないのが、悲しい。

おやおやっ?グルン君。
この2週間のあいだに腕をあげましたね。
日本人が好む塩分と、ご飯の炊き具合に変わっている。
おいしいな。
思わず、アチャールとダルをおかわり。
こんなにたくさん盛られたご飯を、全部たいらげちゃって。
また、おデブさんの道を一歩進んじゃった。

マスターに、聞いてみたの。
「彼は、ネパールでコックさんだったの?」

「ネパールでは、女性が食事を作るから男は作っていない、
 だから、彼はコックはしてないデス。」

あぁ、そういえば、ネパール人は女性がご飯を作ってきいたことがある。
コックさんになりたい人は、インドへ行くとも聞いたことがある。
でも、彼のご飯はとてもおいしい。
どうして?

「彼は、子供のころからお母さんの手伝いをして料理を覚えたんデスヨ。」

そういえば、私が好きだった名古屋のネパール料理も、
彼のお母さんの味だと言っていた。
コックをしたことはなくて、
お母さんのお手伝いをした時に、自然に覚えたんだって。
きっと、このダルバートは、グルン君のママの味なのね。
ママの味、ダルバート。
グルン君のママは、きっとお料理上手だったんだね。


<2015年 3月 ディロ。>

豊田市駅の近くの、小さなお店。
セクワコーナー。
日本語があまり得意でないグルン君は、日本に来てまだ1年なんだ。
グルン君は、はにかみやさんで、
優しい笑顔が似合う。
「今日は、ディロが食べたいんだけど、できる?」

「ダイジョウブ、デキル。」
グルン君は、やっぱり笑顔で、日本語で答えてくれた。

お店にあるテレビには、ネパールの映画が流れているようで、
インドのような華やかさはないけれど、
とてもほのぼのとした映像で、
あぁ、たぶんネパールのものなんだなって思えるの。
ぼんやりと、ディロが出来上がるのを待っていた。
調理に少し時間がかかるけど、
特別に急いでいる訳でもないから、その時間も丸ごと楽しもう。

ディロは、ヒエやキビで作ったネパールの主食の一つで、
和食に例えると、そばがきのようなものです。
私も、東京で一度しか食べたことがないのですが、
そばがきが好きなので、とても美味しくいただいたのを覚えています。

グルン君の作った、ディロセットには、
ディロの横に小さなカトリが置かれていて、何か液体が入っていた。
「なにこれ?」
「ギー。」
えっ、ギー?
ギーは、水牛のミルクから作ったバターのことです。
どうするんだろう?
ちょっと難しい日本語になると、わからないグルン君と私の会話は、
この先から、身ぶり手ぶりへと変わりました。
ギーを、上から掛ける真似をしたら、
「チガウ。」と。
そしてグルン君は、カトリに手を入れ、指先にギーをつける様子を私に見せてくれた。
あぁ、ギーを指につけるんだ!
指にギーをつけてみた。
温かい。
ディロを摘まんでみた。
ギーが指にコーティングされているので、ディロがくっつかない。
すごい!
アチャールを、ちょいと包んで食べてみると、
シャキシャキ感と、もっちりとしたディロ、
ギーのコクとまろやかさが押し寄せてきた。
美味しい!
マトンカレーもつけてみると、
コクと、辛さと、スパイス華やかさがワッてくる。
このマトン、臭みがない。
下ごしらえが、とても上手なんだろうな。
こんなに美味しいマトンカレーには、なかなか出会えないもの。

グルン君、ミトチャ(美味しい)。

私は、きっとまた、
カトマンズの街角にあるような、
定食屋さんにくるんだ。

グルン君、今日はなににしようかな?


<2015年 2月 カトマンズの、街角。>

新豊田駅の裏側のビルの2Fに、
ネパールの大きな国旗がなびいていた。
新大久保のソルティカージャガルを思わせるような、
情緒ある雰囲気に気持ちが高鳴る。
階段を登っていくと、どのお店も営業していないようで、
一番端のお店は、以前クラブだったような装いで、
頑丈な扉には、張り紙がしてあった。
電話番号と、ネパール語。
なんて書いてあるの?
お店、営業しているの?
微かに香る、ネパールの香辛料。
リアルな香り。
今、料理を作っているはずだ。

扉を開けると、2人のネパール人がいた。
一人はコックさんのようですが、うまく日本語が通じない。
仕方ないので帰ろうかと思ったら、もう一人のネパール人女性が、
「お店、ヤッテマス。」と大きな声で私を引き留めてくれた。
ソファーの席に、テーブル。
以前、クラブだったのでしょう。
昼間だというのに薄暗い、
営業時間を終えたような夜のお店の、昼の顔を見ているよう。


セクワコーナーへ、ようこそ。
メニュー表の一番上に、大きく、大きく書かれていて、
野菜・チキン・マトンのダルバートの定食と、
セクワ・スクティ・ディードのセットの、
6種類のランチセット。
ネパール本来のお料理、
どこにも日本を感じない、凛としたメニューです。

*ベジタブル定食  750円
 ダル(豆スープ)・アチャール(漬物)・タルカリ(野菜炒め)・ごはん

まさに、ダルバート。
ジンブーの香るダルは、ギーの香りがするような。
塩味が少しキツメだけど、現地らしい味わいで。
シャキシャキのアチャールの食感もイイ。
焦がしメティの香る、タルカリ。


お料理をいただいていると、マスターらしき方がお店に入ってきた。
「ドウデスカ?」

「ミトチャ(美味しい)。」
ジンブーの香りがとてもいいね、このダル。

マスターは、とても日本語が上手で、私にお替りをすすめてくれました。
ダルとアチャールを少しいただいて、全部混ぜていただく。
本当は手でいただくのが美味しいと思うのだけど、
初めてだから、次回におあずけ。

私たちはいつの間にか、楽しくおしゃべりしていた。
日本語が話せないコックさんも、笑顔で私の席の傍にやってきて、
ネパール人女性に、私の日本語をネパール語に訳してもらっているようで、
笑顔で楽しそうだった。
ネパール人女性と一緒だった、男の子は、
いつの間にか私の膝のうえにちょこんと座って恥ずかしそう。
テレながらも、ちゃんと笑ってる。

わたし、
カトマンズの街角の、定食屋に迷い込んでしまった。

そして、私はときどき、
この街角の、定食屋に行きたくなるんだ。
今日も、ダルバートで!

  • 今日も、ベジ定食♪
  • ダルバート☆
  • お替りのダル☆

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2位

南インド家庭料理 カルナータカー (藤が丘 / インド料理、インドカレー、カレー)

7回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2020/10訪問 2021/02/06

南インドのお母さん。

「今日は、チャパティがあるよ。食べてみる?」
食いしん坊の私に、いつもと違うをお勧めくださった土屋さん。
病気だったとはいえ、来られない距離でもないのに、
ずいぶんとご無沙汰していたのに、申し訳ない気持ち。
でも、ありがたくいただくことにしました(笑)
今日は、土屋さんの作ったチャパティを初めていただいた日です。

今日のお連れさまは、中学時代の友人で。
名古屋に里帰りに来ていた。
好奇心をいっぱい持っている彼女が選んだのは、南インド料理だった。
ドーサという、お豆の粉のクレープに興味を持ってくれたから、
迷わずにカルナータカーさんでいただくことにしました。

カンボジアやエジプトなど色んな国へ行ったことのある彼女は、
まだインドへは行ったことがなくて。
先日、シンガポールへ行った時にインド街にホテルをとって、
その街を歩いたら、とても楽しかったことを話してくれた。
土屋さんもその街で、小さなインドを楽しんだそう。
変わり者同士の私たちの話は、つきることなく、
共通点が見つかると、嬉しくなるものでした。

土屋さんが、ここまでのお料理を手際よく作れることに、
私は以前から興味を持っていて。
でも、お店の混雑ぶりを考えると、お話しかけることもできなくて。
お客さんが引いた時間に、知りたかったことを聞いてみた。

私が興味を持つことは、コックさんの作る料理。
それが例えチェーン店でも、美味しかったら誰が作っているのかとても気になる。
厨房をひよっこり除いて、誰?だれが作ったの?
いつもそんなことを楽しんでいるの。

カルナータカーさんは土屋さんのお店で。
カウンターからはドーサを焼いている姿が見えるようになっている。
手際よく焼き上げる姿は、家庭料理の技術を越えている。

土屋さんは以前、外国人向けの食堂でずっと働いていて、
そこで色んな国の料理を先輩から教えてもらったり、
時には、外国人研修生からその国の家庭料理を教えていただいたそうなの。
そのあと、単身でインドへ渡り、
インドの家庭で、お母さんから、たくさん料理を教えていただいたそう。
あっ、そうか。
優しいこの味は、インドのお母さんの直伝なのね。
私も、インドのお母さんの味が好き。
北でも、南でも、西でも。
インドのお母さんの手作りのお料理は、それぞれの家庭で違うのだけど。
そこには、インド人の感性がいっぱい詰まっているのだもの。
インドの家庭で、お母さんから教えてもらった土屋さんを、
ちょっぴり羨ましく思った。

サンバルという野菜スープに、ココナツのチャトニ、
アジョワンの香るチャパティは、以前、外国のインドレストランでいただいたチャパティと似ていた。
レカのママのチャパティとは違う味で。
家庭料理は、どこも違うのがたのしいのよね。

南インドのどこかで、土屋さんが教えてもらった料理が、ここにあるのね。



「ごはん食べに行こう♪」
2号ちゃんからお誘いがありました。
「スパイス系のどっか美味しいお店ある?」

あるある。
スリランカと南インド、どっちがイイ?

「南インド!」

という訳で、カルナータカーに参りました(笑)

ドーサ初めての2号ちゃんのために、
土屋さんはドーサの作り方から説明してくださって。
あたしたちは、講義を受ける学生さんみたい。

さて、お料理の登場です。
プレートの上に、色とりどりのおかずたち。

「これも、ネパール料理みたいに混ぜて食べるの?」

そうそう。
好きなように混ぜて食べるの。
この右上のサンバルが、基本のお汁ね。
ドーサは、サンバルとココナツチャトニをつけて食べるといいよ。

意外とモッチリな食感に驚ている2号ちゃん。
ごはんはネパール料理のダルバートで経験済みなので、
手際よくマゼマゼしながら食べてる。

「ネパール料理とはまた違う美味しさがあるね♪」
とても楽しそう。

あぁ、良かった。
お食事が美味しくて笑顔になれるのが一番うれしいもの。

今日のお料理は、
シソのチャトニがスカッと香り、
オクラなどのお野菜がゴロゴロのサンバル。
ダル、
ココナツで煮たクリーミーなお野菜のカレーに、
ズッキーニをココナツファインであえたもの。
どれも、おいしい南インドのおかずたち。


甘く、スパイスの香るチャイをいただいて。
ごちそうさま。

次はどこへ行こうね? 2号ちゃん。



<2016年10月>

今日のミールス。
冬瓜のサンバルと、ひよこ豆とシソの実のカレーがお気にいり。
ココナツチャトニは、あたしの好物。
混ぜて楽しい南インドのごはんは、優しい香りがいっぱい。
スパイスって使い人によって、違う香りがでる。
土屋さんらしいスパイスの香りが、お店を包んでいて。
持ち帰りした冬瓜のサンバルも、らしさのある香りがする。
今日は、時間がなくてドリンクも飲まずにサッと食べてしまったけど、
次回はチャイを飲んで、ゆっくりと楽しもう。

*Aセットのミールス(ドリンクなし) 1100円(税込)
*冬瓜サンバル 持ち帰り        300円(税込)
*ラッサム 持ち帰り          300円(税込)


<2016年3月 インド滞在51日間!帰ってきたよ♪土屋さん。>

お休みのあいだ、
土屋さんはずっとインドへ。
現地でバイクを借りて、北から南まで51日のあいだ走り抜けたそうなの。
景色と同じように、移り変わる食文化を楽しまれたり。
あたしが拝見したのは、
境目がわからないほど青く澄んだブルーの、空と海。
南インドの小さい島の、プライベートビーチでした。

土屋さんは、51日インド滞在のあいだで、
30枚以上のドーサを召し上がったそうなの。
それぞれの地方で、特徴のあるものをたくさん楽しまれたそうで。
途中で立ち寄った、インド人の友人の奥さまが、
ドーサを焼いてくださって。
奥さまが焼いてくださったドーサは、メチャメチャうまかったそうで、
土屋さん、感動したんですって。

どんな装いのドーサだったのか?・・・気になりますね。
あたしが実際いただいたわけじゃないので、
土屋さんのお話ですが、
ライトな焼きあがりで、ふんわり&もっちり感がとても良かったそうなの。
土屋さんの表情から、その時の美味しさが伝わります。
それからも旅は続き、レストランでドーサを食べたのですが、
奥様の、ホームメイドドーサが忘れられなくて、
ここで、ドーサの旅は終了。


復帰後はじめての、ミールスをいただきます♪
ドーサの装いが、ちょっぴり変わっているみたい。
前よりも、ふんわり&もっちり感がUPして、
あたしは好きです。
レストランのパリパリッと焼きあがったドーサも大好きだけど、
土屋さんのドーサは、また別のお料理だと思う。
もっちり、しっとりイイ感じ。
マサラポテトは、さくら色。
ビーツで、ほんのりピンクに染めてあるの。
インドではもっと激しいピンクだったそうだけど、
ここは日本だから、
あんまりピンクが強いと嫌われちゃうかもしれないからって。
ほんのりがいいね。

ふきとゴロゴロと大きくカットされたキャロットの、
サンバルの爽やかさ♪
ココナツとフレッシュトマトとカリフラワーのカレーは、
ちょっぴり酸っぱい。
ダルは、しっかりと濃い味で、パンチを与えてくれる。
サンバルをかけた後で、
まろやかなココナツチャトニを混ぜたり、
カードを添えたり。
たのしいね!ミールス。
ドーサはシンプルに、サンバルだけでいただくのが私は好き。

お野菜いっぱいのミールス。
幼いころ、野菜が嫌いだったあたしだけど、
もし、インド人として生まれたなら、きっとベジタリアンになれたかも?
そんな風に思えるくらい、
お野菜が楽しくいただけるのよ、ミールスって。

インドから帰ってきた土屋さんの、ミールスをどうぞ♪


<2015年7月 小さいミールスを、いただいて。>

名古屋で南インド料理の「ミールス」があるのは、ここだけ。
カルナータカーさんの、土屋さんが作っているの。
ランチには、2種類のミールス、
大きいサイズと、小さなサイズのものがあります。

大きなサイズのものは、ほぼ全部のお料理が楽しめる。
サンバルという野菜スープに、クットゥというおかず、
チャトニという漬物に、ドーサというクレープのようなもの。
カレー2種が選べるの。
チャイもセットになっています。

今日は、小さいサイズのものをいただきました。
カレー2種選を選び、おかず、
あとはドーサとライスがついてくるシンプルなミールス。
ごはんでしっかりといただきたい気分だったので、
ドーサはなくして、ご飯だけしてもらいました。
ラッサムは別注。

カレー2種は、「サンバル」、「豆と野菜のカレー」を選択して。
ラッサムは、生姜がパツンときいた「ジンジャーラッサム」にしてただきました。

土屋さんのスパイス使いは柔らかく、塩分もほどよい。
日本人が、おいしい!と思う味わいなの。
インド人のお客さんの時は、少し塩加減を変えているそうで。
そうよね、インドもネパールも日本よりも塩加減が強めのものを好むもの。
現地そのものの塩加減にしちゃったら、日本人には少し塩辛く感じると思うから。

昨年、土屋さんファミリーは、北インドから南インドまで、
自由な旅を楽しんだそうで。
インド料理を満喫されたようなの。
日本に戻ってきて、お料理を作った時にご常連の方に少し塩加減が変わったと指摘があったそうで。
私はインドもネパールも行ったことはないけど、
ネパールから日本に来たばかりのコックさんが作ったダルは、
少し塩辛く私には感じたことを思い出しました。
カレーって、塩加減で姿を変える料理のような気がします。


今日、私がいただいたお料理は、
小さいミールスとラッサムのシンプルなものだったけど、
でも、ここにはいっぱい南インドが詰まっている。
サンバルには、フレッシュトマトがゴロゴロと煮込まれていて、
爽やかさと豆のとろみがいいの。
マスターとシードの粒々で、南の味を感じて。
ラッサムは、生姜がしっかり。
胡椒とタマリンドの酸味が楽しい。
ししとうとヒヨコマメの、季節のお野菜がたっぷりのカレー。
ここには、コリアンダーの根っこが刻んでいれてあったそうなの。
私は、フレッシュパクチーが苦手なのに、
コリアンダーのパウダーも根っこも美味しいと思うのは、不思議ね。

いつも違うお料理を、ひとつひとつ仕込んでいるから、
何度うかがっても飽きないの。
季節を感じるお野菜の、南インド料理。
今度は、なにがいただけるかなぁ。
楽しみ。


<2015年4月  南インド料理の、扉を開けて。>

日本でも地方に郷土料理があるように、
インドでも地域によって食べられているお料理は違って、
名古屋のインド料理レストラン「カルナータカー」さんのお料理は、
インドの南側のお料理なの。

インドって、ナン食べるんでしょ?
いえいえ、それは日本でたまたま流行しちゃっただけで、
インドの家庭では、家の中にタンドリーの窯があるはずもなく、
普段は、チャパティという全粒粉の薄いパンのようなものを召し上がっているの。
それは、私のインド人の友人から、
もう、20年近く前に聞いた話だから、今はどうなのかしら?
FBで、彼女の今の様子を見ると、
デリーでパン屋を始めたらしくて、
それは、インドのパンというよりも見た目は洋風のものなの。
年代によって、少しずつ食文化というものは変わっていくものね。
ただ、彼女が私に作ってくれたカレーは、
日本のレストランで食べれるものとは違っていました。
もっと、サラサラとしたスープのようなもので、
辛さやスパイスが程よくきいた、やさしい味がするものでした。


私は、1年半前にボストンへ行って、一軒のインド料理店を見つけました。
バーガーショップで、早口の英語を話されたらどうしよう?と、
注文するのも怖くて、一人では入れなかったんだけど、
お連れさまは仕事なので、私ひとりぽっちのランチ。
開けれる勇気が持てる扉は、インドレストランだけ。
メニューはもちろん英語で書いてあったけど、
インドの料理名がわかるので、なにをいただけるのかわかりました。
このお店にも、ナンはない。
選べるのは、チャパティorパラタでした。
そうなの、日本では当たり前のナンは、ボストンでは当たり前ではなかったのでした。


インド南側では、
ご飯と、サンバル(野菜汁)、ラッサム(胡椒と酸味のきいた汁)、
おかずや、漬物(チャトニ)、パパド、ライタ(ヨーグルトとお野菜のあえ物)、
これらが一つのプレートにのったものを、
混ぜながら食べる、ミールスというものも食べられています。


私が初めて、南インド料理をいただいたのは、
カルナータカーさんでした。
どれが何なのか?どんな風にいただけばいいのか?
よくわからなかった。
でも、今までいただいていたインド料理とは全く違うもので、
それは、私にはとても美味しく感じるものでした。
こちらのお店では、3回ほどいただいて、
そして、東京には南インド料理のレストランがたくさんあることを知って、
アーンドラダイニング・マジックスパイスカルカッタ、
ケララの風Ⅱ、ダバインディアで、
南インド料理の、ミースルをいただいていた時に、
ふと、サンバルとラッサムの味が、
どのお店も個性的で、それぞれにおいしさがあることに気がついたの。
同じ味なんてしない、それでも同じサンバルとラッサム。
東京から帰ってきて、すごく思ったのは、
土屋さんのミールスをもう一度食べて、自分が何を思うのか知りたかった。
どんな感覚が、私に伝わるんだろう?

カウンターの一番端のお席をいただいて、
Aランチのミールスを注文して。
けっこうな量があるから、飲み物まではいただけないので、
チャイはなくしました。
飲み物は、好みで付けないこともできます。
土屋さんのミールスには、ラッサムはついてないので、
追加でラッサムを注文しました。
どうしても、ラッサムを飲んでみたかったから。

トゥールダルをトロトロに煮込んだサンバルのアクセントは、
楕円形のトマト。
この酸味と、タマリンドの酸味、
でも、ダルで柔らかさを感じるサンバル。
おいしい。
なんだろう?初めていただいた時よりも、もっと美味しさが伝わるの。
コロコロと、ヒヨコ豆が丸ごと煮込まれて、
おもしろい、土屋さんオリジナルのサンバル。

土屋さんのラッサムは、初めてでした。
胡椒汁のイメージの、ラッサム。
爽やかなのは、レモンがぽっかりと浮かんでいるから。
私、レモンラッサムいただいたの初めて!
ストライクゾーンに、どかんと直球がやってきた感覚。

すごい、すごい!
いろいろと、試してみる。
ココナツミルクで煮込まれた、カボチャのカレー。
女子が喜ぶ甘いカレー。
もちろん、私も♪
だって女子だもん、ナンキン大好きです。

あれ?ふきが入っている。
これも、季節を感じますね。
ふきって、苦手なはずなのに、おいしくいただける。
お野菜をおいしくいただける、
インド料理の魔法にかかった、お料理。

んっ?プチプチとした触感のこれはなんだろ?
イドゥリにも似た感じだけど・・・。
ウップマという、セモリナ粉のおかずでした。
材料がセモリナ粉なので、おなかいっぱいになるらしく、
インドでは夜には食べられないそうです。
楽しい触感がよかった。

チャトニは、アクセントに使うもの。
みどり色のは、セロリのチャトニ。
ちょっぴりの苦味が、爽やかさを引き立てます。
しろ色のは、ココナツのチャトニ。
ココナツの独特の風味と、甘さを加えて、
お料理の味をちょっぴり変えちゃうの。
私は、ココナツのチャトニが好き。
サンバルに、ぶち込んでもおいしい。
これは、おっちゃん好みの食べ方だから、女子はマネしちゃダヨよ。

ドーサは、クレープのようなもの。
土屋さんのドーサは、もっちりとしていて発酵された風味がある。
パリッと焼き上げられていて、香りがいい。
ドーサの中には、マサラで和えたジャガイモが入っているの。

そしてここからが、本番。
南インド料理の食べ方は、まぜまぜスタイルなんです。
ご飯に、ラッサム、サンバル、カレー、チャトニ、
なんでもかんでも、全部混ぜちゃって、
自分の好きな味に仕上げていただくの。
ドーサも、マサラがついていますが、
サンバルやチャトニを一緒につけるとおいしいと思いました。

まだまだ、勉強中なわたしです。
南インド料理の扉を開けたのは、ついこの前のことだもの。
昨日よりも今日、また新しい世界が見れたらいいな。

今日いただいたもの。

*Aランチ    1200円
(マサラドーサ・サンバル・ウップマ・かぼちゃカレー・ふきのカレー・セロリのチャトニ
 ココナツチャトニ・パパド・ライタ・バスマティ米と日本米と雑穀米MIXの、2種類のライス)
 チャイ ナシ  -100円
 レモンラッサム +150円 


平成27年4月


<平成26年 10月訪問>
ナマステインディアが愛知県刈谷市で開催されたのは、10月5日のこと。
土屋さんのお店も出店されていました。
丸いクッキーが、この日の私のお気に入り♪


<平成25年 10月訪問>
カルナータカーさんの存在を知ったのは、移動販売をされていたころ。
場所は長久手のあたりで営業されているみたい。
自分で運転していけるかしら?
そんな不安があって、伺うことが先延ばしになっていました。

名東区にお店を出店されたことを知り、場所はどこかしら?と思ったら、
藤が丘よりも上のあたりで、やっぱり運転に自信のない私はしばらく躊躇していました。
でも、魅力的なお店、行きたい気持ちがとても高まっていた頃にrumbaさんと知り合って、
そして、このお店をご紹介してくださいました。
どうしても行きたい。

詳しく地図を見てみると、迷うような道もなく真っ直ぐ北へ走らせればいいみたいね。
行こう♪
車を走らせていた時に、ふと昔のことを思い出した。
私、たぶんこの辺り来たことがある。
そう、あれは免許を取り立ての頃、このあたりに勤めていた彼にどうしても会いたくて、
怖いの我慢して車を走らせたんだ。
会社の駐車場に着いて車から降りた瞬間に、足がガクガク震えて立っていることも出来なくて、
待っていた彼にしがみついて、泣けそうになって。
無理してこなくても良かったのに・・・。
でも、会いたかったの。

やっと辿りついたカルナータカーさん。
不思議ね、私、ちっとも運転怖くなんかなかったし、道にも迷うこともなく来れたもの。
自分がどれだけ運転できるようになったのか、気がつかなかったみたい。
少しずつ変わっていくことって、気がつかないものなのね。

初めて、このお店に来たときに、私は生まれて初めてドーサを戴きました。
これがドーサなんだ。
見た目はクレープみたいなんだけど、風味も触感もクレープとは違って、
中にはマサラポテトが入っているので、そのままちぎっていただいても美味しい。
この時はまだ、ミールスのいただき方が分からなかったのですが、
お店の方が丁寧に教えて下さったので、チャトニと合わせたり、
おせんべいを砕いてご飯と一緒に食べたり、ヨーグルトをかけたり、
カレーに酸味が効いているのをとても新鮮に感じたり、
とても楽しく戴きました。


10月のある日、ミールスが食べたい!と車を運転していてふと思い、
行き先を突然カルナータカーさんへ変更♪
なんとなくこの辺りだったかな?
車を走らせると、お店が見えてきました。
下調べもしてないから、ナビに登録も出来ず、よく記憶だけで辿りついたなと我ながら感心です。
お昼のギリギリの時間に到着しちゃって、ほんとごめんなさい。
お腹ペコペコだったので、迷わずAセットを戴きました。

今日までのあいだに、東京でミールスを何度か戴いて、
少しだけミールスの楽しみ方がわかってきて、
そして、あらためてこのお店でミールスを戴いてみると、
ひとつひとつのお料理がとても丁寧に作られていることや、
素材のおいしさを活かしている素敵なプレートだということを実感し、
お料理の美味しさに感動しました。
このお料理、どれだけお時間を掛けて仕込みをしていらっしゃるのかと思うと、
一粒残さず戴けて本当に良かったと思いました。

ドーサは、日本のお米とウラドというお豆を挽いたものを醗酵させて作っているそうで、
ほのかな酸味が楽しめます。
ひよこ豆のカレーは、やさしいトマト風味。
チャトニ2種も手作り感いっぱいで、ココナツは甘く、もう一つの緑色のは辛味がありました。
パパドも、普段私が戴いているのよりの、バリッと堅揚げでご飯と混ぜ合わせると、
食感がたまらなく良かったです。
ライタにもお野菜が入っていて、とてもクリーミーな感触で。
これも混ぜ合わせると、また、違う味が楽しめました。

私、きっとまた、土屋さんのミールスを無性に食べたくなると思う。
そしてね、すんなり運転してきちゃうの。
もう、足を震わせて泣きそうになってる私はいないから。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

マチャプチャレ (神宮前、熱田、神宮西 / ネパール料理、居酒屋、カレー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999

2016/02訪問 2016/03/02

ダルバート、食べたよ♪

<2016年2月>

ネパール人のご夫婦が、マチャプチャレに戻ってきました!

ダルのジンブーはなくなりましたが、
スパイスの香らせ方、ご飯の炊き方も、
とても上手なご主人のダルバート、
美味しかったです。

家庭で料理をしていただけの方と思えなかったので、
どこかのレストランでコックをしていたのかを聞きましたら、
以前はネパールのレストランにいらしたようです。
どうりで、スパイスの香らせ方が素敵な訳ですね。
インドの5つ星レストランなんて、ホラ吹かないところが好印象です。
日本語が少し苦手なので、緊張した雰囲気がありますが、
とてもまじめな方のように感じました。
何度もお会いしてますが、なかなか覚えてもらえないので、
もっと印象に残るようになりたいな♪


<2016年1月>

先日いらした、ネパールのご夫婦コックさんは、ネパールに帰省中です。
2月に戻るらしいですが、日にちまではわかりませんでした。
年末に伺ったときに、来年もくるからと年始の営業時間も聞いたのに、
突然いなくなってしまって、寂しいです。
早くお店に戻って、
ジンブー入りのトロトロムングダルと、ふんわりバスマティのダルバート作ってね♪


<2015年12月>
今日もダルバートを食べに行きました。
ちゃんとしたネパールの家庭料理を食べたかったから、マチャプチャレ神宮へ。
前回のコックさんと同じでした。
でも、お料理は違う味だった。
ダルは、ジンブーが入っていて、豆はムングをトロトロに煮込んだものに。
クミンも香る。
ネパールがそこにあるかのような、ダルに感激だった。
アチャールは、キュウリ・大根・少し固めに茹でたグリーンピース・ニンジンで、
メティをテンパリングしたもので香らせてある。
ゴマの香りと重なって、素敵な味。
ゴルペラコアチャールは、まるでラプシーが入っているかのような、
甘酸っぱい味がした。
でも、ラプシーは使ってないそうなの。
ミラクルな味。
ご飯は、バスマティ8割に変身してた。
お野菜たっぷりのタルカリは、
ブロッコリーにカリフラワー、グリーンピースにニンジン・じゃがいも、
キノコまで入ってるの。
バスマティライスでいただいているのと同じくらいの感覚でいただける。
あぁ、ミトチャ。
ごちそうさまでした!また、行くね☆

*ダルはお替りOKになりました♪

<2015年11月>
ランチダルバートをいただいてきました。
このお店に来たの、何か月ぶりだろう?
タパさん、いなくなってた。
知ってる人が誰もいなくて、さみしかったけど、
私がずっといかなかったから会えなかったんだ。
でも、ダルバートはあって良かった。
今年の7月からきた、
新しいコックさんのダルバートは、タパさんの味とは違う。
イエロームングを煮込んだ、さっぱりしたダル。
クミンと焦がしメティがバツバツ香るサグ。
しっかりと漬けられた、アチャール。
山椒とトマトの、アチャール。
ナス、カリフラワー、じゃがいも、にんじん、グリンピースに、
優しい香りのスパイスたちを包み込んだ、タルカリ。
ご飯はどうなったのか、とても気になったけど、
ちゃんと、バスマティをMIXさせてある。
開店当初から変わらずに、守られたMIXライスはほんのりバスマティの香りがする。
みーんな混ぜていただきました。

ミトラギョ(美味しかった)。

*ランチダルバート 1080円   HOTチャイもついてきましたよ♪

日替わりランチを始めたようです。
550円で、カレーとナン、パコラ(天ぷら)、サラダがセットになってます。


<ネパールの、お昼のごはんと夜のおつまみ♪>

マチャプチャレさんは、ネパール料理のレストラン。
インド料理とは、違うんですよ。

ネパール料理って、どんなもの?
ネパールは、和食によく似ていて、
お味噌汁とご飯、漬物をいただくの。
豆スープに、ご飯とお漬物。
ネパール料理の基本で、それがダルバートなんです。


ダル=豆スープ(豆のカレー)
バート=ごはん


私たち日本人は、お漬物好きな方けっこう多いですよね。
定食やさんでは、たくあんや白菜づけが添えられていたり、
居酒屋さんでは、「つけもり」。
その日にある漬物を、盛りあわせてもらうの。
ナスやたくあん、白菜、カブ、
ごぼうの味噌漬けなんかも美味しいよね。
お酒のお摘みは、もちろんだけど、
アツアツの白いご飯にお漬物と味噌汁があったら最高よね!
そうなの、
ネパールでも私たち日本人と同じように、
ご飯とお漬物を、食べる習慣があるんです。

だから、ネパール料理を召し上がるときは、
和食のように、主食はごはんがおすすめ。
だって、お漬物とお味噌汁にはご飯が合うでしょ。
それと同じと思ってね。

まずは、ネパールの、
お昼ご飯の楽しみ方を紹介しますね。

*ダルバート  1080円

・ダル(豆スープ)         お豆のカレー、和食で例えるとお味噌汁的な役割のもの。
・こはん
・アチャール(お漬物)       大根や、じゃがいも、ニンジン、豆など、その日のより違う素材を漬けてあります。
                  スパイスとレモンを使って、糠漬けのような風味をだしています。    
・サグ(青菜炒め)         にんにくとメティを効かせて、塩とスパイスで仕上げた青菜炒め。
・トマトのアチャール(ペースト状) ゴマとトマトをスパイスで和えた、ペースト状のお漬物。  
・タルカリ(野菜炒め)       じゃがいも、ニンジンなどのお野菜の炒め式のカレー。
・パパド              お豆のおせんべい

この、ダルバートの食べ方ですが、
おかずや豆のスープをご飯のうえにかけて、
混ぜながらいただきます。
お漬物や、炒めもの、トマトのチャトニ、
お好きな量を、ご飯にかけて、混ぜちゃえばいいの。
混ぜたものをいただくと、
豆のスープの柔らかい香りや、
漬物のシャキシャキという触感、
酸味による味の変化、
トマトのアチャールによるコク、
おかずをいただいている充実感が一気に味わえるの。
そして、パパドは手でくだいて、
混ぜ合わせた上にふりかけてね。
サクサクの食感も、また違う楽しさを味わえるから。
一口で、ワッとやってくる!
ダルバートには、おもしろさがあるんだ。

ネパール人の食の楽しみ方を、ぜひ味わってみてください。





そして、もうひとつは、夜のお料理の楽しみ方について。

ネパールの方って、お酒好きな人が多いのよ。
私が仲良かったネパール人も、お酒大好きで、
家族も親戚も、みんなお酒が好きだって言ってた。
彼の結婚式は、一か月ちかく続き、
毎日、毎日、みんなでお酒を飲んで祝ったそうで。
ネパール人男性=酒飲み。
私は、彼らにそんな印象を持っているもの。

お酒大好きな彼らが、召し上がっているおつまみが、
マチャプチャレさんには、たくさんあるの。
チキンや、砂肝、マトンと焼いたものや、
スパイスで和えたチキンや、野菜。
そしてお漬物もね。
もちろん、ネパールの餃子モモも蒸したてで召し上がれます。

私がいただいた、おつまみを紹介します。

*チキンマーズ 500円
 ネパールの屋台で食べられている、肉を鉄板で焼いたもの。
 チキンとマトンとお肉を選べます。
 しっかりとしたネパールの風味満載のスパイス使いでした。

*バトマス サンデコ  300円
 シグデルさんおすすめの、ネパールおつまみです。
 素揚げした大豆を、お野菜で和えたもの。
 大豆の香ばしさと、スパイスと、
 そして玉ねぎのシャキシャキ感と苦みが調和した楽しいお料理。

*アルチャナ  300円
 アル=ジャガイモ
 チャナ=豆
 じゃがいもと豆のスパイス炒め和え。
 ネパール産の少し小ぶりな豆がほくほくとおいしい。

*アチャール  300円
 ネパールのお漬物。
 ジャガイモと、ネパールのグリンピースのような豆と、
 大根、ニンジンをごまとスパイスで和え、少し酸味を加えたもの。
 なんともいえない、美味しさで、
 おつまみにも、ご飯のお供にもなります。

*ククリラム  500円
 ネパールのラム酒。
 ほんのり甘く、白いラム酒よりもまろやかなコクを感じます。
 一般的には、ロックまたは、水割り、お湯割りですが、
 私は、弱いので炭酸で割ってもらいました。
 こんな飲み方する人はいないらしいです(笑)

*生ビール
 キリン一番搾りです♪

*パニプリ
 東京の西葛西で、インド人の子供たちに人気のお料理です。
 いつか、西葛西へ行ったときに食べようと思っていたら、
 シグデルさんが作ってくださいました。
 名古屋で食べることができるなんて、夢のよう。
 丸いスナック菓子のなかに、
 玉ねぎなど刻んだものと、ミント水のようなさわやかなものが入っています。
 出来立てをすぐに食べるのが、BESTです。

お昼の、ダルバート。
夜の、おつまみ&お酒。
どちらも、楽しくいただけますよ♪
ネパールの扉を開けてみて。

  • 2016年2月のランチダルバート☆
  • 12月にいただいたダルバート♪
  •  砂肝炒めの、カジャセット♪

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4位

タルカリ (御器所、桜山、川名 / ネパール料理、インド料理、インドカレー)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/01訪問 2016/03/23

天からの贈り物。

<2015年 1月>

さらりとしたスープのような、ダル。
イエロームングかしら?味付けは優しく、豆の香りを楽しめるの。
ドキドキした、
なんて品のある風味の、ダルだろう。

ぽってりとした、ダル。
いろんなお豆がゴロゴロと、
コトコト煮込まれたダルは、スパイスの香りが気持ちいい。

前に、マスターに尋ねられたの。
「どっちのダルが、好きですか?」
私は、その時に迷わずに、
慣れ親しんだ、少しぽってりとしたダルの方か好みだと答えた。

でも、違うと思った。
この2種類のダルどっちか選んでと言われても、
きっと今は、選べない。
2つのダルは、別な種類のお料理で、
どちらにも良さがあるの。
今なら、言えるわ、

「2種類のダル、どちらかなんて選べない。」

どちらも素敵なんだもの。


バスマティのふんわり香るライス、
さらさらの、品のある風味のダル、
数種類の豆をぽってりの煮込んだ、スパイス香るダル、
お野菜たっぷりで、コクのあるタルカリ。
大根と、ニンジン、きゅうりのアチャール。
ネパールのダルバートの、
ひとつのプレートうえは、お花畑のように華やかね。

混ぜながら、自分の好きな味にしていると、
このお店の中に流れている、ネパールの民謡が心に届いた。
ダルも、タルカリも、アチャールも、
プレートの上で一つになって、
民謡のリズムに乗って、私にやってくる。

少し疲れた登山者が、
笑顔のシェルパさんに作ってもらったご飯を、
天からの贈り物のようにいただくように、
ありがたく思えた。

また来たい、
そう思うお店です。


<2014年7月3日>
ちょっぴり久しぶりに、バスマティ&カレーが食べたくなり、タルカリさんへ♪
最近は、新店舗巡りに夢中になっているんだけど、
でも、お気に入りのお店には何度も、うかがいたくなるもの。
タルカリさんも、そのお気に入りのお店の中の一つで、3回目の訪問になりました。
とっても人気店になっているようで、13時過ぎたというのに、満席に近い。
一人で申し訳ないなと思いながら、アルバイトの方に案内していただいたお席に着きました。

「以前、来てくださったかたですよね?」
厨房から出てきて、私にお声をかけてくださったのは、オーナーでした。
OPEN間もない頃にうかがって、その時にはオーナーとお会いしましたが、
2度目の時はいらっしゃらなくて、どれだけ時間が経過していたんだろう?というくらいなのに、
一度しか会っていない私を覚えていてくださって、本当に嬉しいことでした。

ランチでダルバートを始めたそうなので、ダルバートをいただくことにしました。

カトリに注がれた、2種類のダル。
一つは、さっぱりスープタイプで、もう一つはとろみのあるタイプ。
どちらもネパールらしく、優しい味がします。
タルカリは、スープカレーのように仕上げてあり、とても食べやすい味です。
初めてダルバートを召し上がる方でも、入りやすい感じがしました。

「アチャールお好きでしたよね?」
オーナーは、私の好みまで覚えていてくださったようで、
サービスで、アチャールを大盛りに♪嬉しい!
このお店のアチャールは、
大根ときゅうりとじゃがいもに、たっぷりのゴマがあえてあって、
とても美味しいの。
このお店のアチャール、大好き。

バスマティとアチャールと、ダル。
ダルバートには、
ネパールのお料理が、いっぱい詰まっています。

とても優しい味がする、ダルバート。
このお店から、ネパールを始めてみるのがおすすめです。
スパイス大好きな日本人オーナーが、ネパールのことを丁寧に教えてくれますよ♪


<2014年3月  タルカリ、ってなぁに?>
タルカリってなぁに?
きっと多くのかたは、そんな疑問をもちますよね。

このお店の名前もそうなんだけど、もう一つの意味があるの。
 
タルカリさんのメニューには、ポピュラーなインドのカレー&ナンもがありますが、
ネパール料理のセットもあって。
えっ?ネパールのセットってどんなものなの?
そんな、疑問も出てくると思うので、ちょっぴりネパールのご飯について書きますね。

ネパールでは、一般的にダルバートという定食のようなものをいただきます。
ダル=豆のカリー
バート=ごはん
豆カレーは、日本で言うお味噌汁のような役割のものだから、
ネパール料理のダルバートというのは、日本でいう味噌汁定食のようなものなんです。
なんだか、とっても日本に近いような、そんな気がしませんか?

日本でも定食は、味噌汁とご飯・お漬物・おかずがセットになっていますよね。
ネパールでも、ダルバートには、豆カレー・ごはん・漬物・おかずがセットになっているんです。
豆カレー・ごはん・漬物は、
ネパールの言葉で、ダル・バート・アチャールになります。

この最後のおかずのところには、日本と同じで色んなおかずがあるんだけど、
その中でも、炒め物をつけることが多くて
この炒め物のおかずのことを、タルカリといいます。

タルカリは、お野菜をスパイスで炒めたもので、ほうれん草、きのこ、カリフラワーやかぶなど、
なんでもタルカリになっちゃうんです。

日本の定食と、ネパールの定食が良く似ているなんて、ちょっと不思議な感じがしますよね。
でも、いただき方はちょっと違いがあるんですよ。

日本では、ご飯に味噌汁をかけていただくなんて、お行儀が悪いじゃない?
でもね、ネパールでは、それが正しいいただき方なの。
ご飯の上に、
ダル(豆カレー)もアチャール(お漬物)も、タルカリ(おかず)ものっけて、
プレートの上で、ぐちゃぐちゃ~と混ぜてからお口に運んじゃえばイイの。
色んな味がMIXされて、豆のカレーのふんわり香るスパイスと、アチャールの酸味、
おかずの触感が一度にドーンと味わえちゃう。
ネパール料理って、とても楽しい味わいがあるような気がします。


こちらのお店、タルカリさんでは、このネパールの定食が味わえます。
ランチでは、タルカリセットで、
ネパールの日替わりカレーとお漬物、ご飯とサラダがセットがいただけます。
このセットには、タルカリはついていませんが、
日替わりカレーには、お野菜がたっぷり入っているので、
このカレーとアチャールをご飯にかけて、混ぜていただくことができます。

このお店のすごいところは、名古屋のインド店ではあまり出されていない、
バスマティライスがいただけることです。
この、タルカリセットも、バスマティライスを選ぶことができます。
バスマティライスは、インドの長粒米のことで、
ふんわりと香りのよい、パラッとした触感のご飯なんです。

とても香りのよいバスマティライスのお店でしたが、
2度目の訪問の時に、ちょっと残念に感じられたのは、
バスマティが香りが、ちょっぴり弱かった感じがしたの。
ちょっとだけ、もったいない気持ちがしました。

平日は、このセットにドリンクもサービスでつきます。
HOTチャイは、ネパールのミルクティーなのですが、
とても美味しかったです。
みなさん笑顔が素敵で、とても居心地のよいお店でした。

  • ランチダルバート♪
  • ランチダルバート☆
  • ランチダルバート☆

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5位

え~が屋ぁ (本山、東山公園、名古屋大学 / スリランカ料理、居酒屋、カレー)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999

2017/06訪問 2017/07/22

スリランカが、いっぱい。

バナナの葉っぱが丸くカットされてて、
お皿は緑色。
まっ白なバスマティライスは、こんもりとお山になってるの。
パリップという、
豆をココナツミルクで煮込んだカレーと、
おかずたち。

ほら、スリランカがいっぱい。

パイナップルのカレーは、
甘くて、辛くて、
スリランカのスパイスに包まれて。

お魚のカレーは、
スカッとしたスパイス使い。

お野菜のおかずは2種類あって、
和え物と佃煮のような感じ(笑)

日本では、
おかずをいただて、ごはんをいただいて、お汁を飲んで、
それがお食事をいただくときの作法だけど、
スリランカは違うの。

日本では、お味噌汁のような役割の、
豆のココナツ煮パリップをご飯にかけて、
他のカレーやおかずたちを、バナナの葉っぱの上で混ぜていただく。
それが、スリランカスタイル。

バナナの葉っぱの上で、
混ぜて、混ぜて、召し上がれ♪

食後は、セイロンティを。
香りがとても良い。
ホッとでも、アイスでもいただけるけど、
せっかくのスリランカの紅茶なのだから、ストレートがおすすめ。

お腹に余裕があるなら、
ぜひ、デザートのワダラッパンを召し上がってみて。
椰子の木の、花のシロップの香りがいい、
スリランカのプティング。
グローブの香りも重なって、不思議なおいしさなの。
ランチタイムは、250円プラスでOKなの。
食後におしゃべりしながら、
スイーツ&ティを楽しむのもイイよね。

スリランカいっぱいだよ。



<2016年2月 訪問>

2月からバスマティライスを始めま~す♪

FBの投稿を見てしまい、居ても立っても居られない。
今日のランチは、え~が屋ぁさんだ!
心の中で決定し、お連れさまには行先を告げずに本山駅で降りました。
いつものことなので、お連れさまの慣れたのかしら?
「今日は、え~が屋ぁか。」
とっても、のんきなんですもの。

私は、新メニューのバースマティランチを♪
お連れさまは、タンドリーランチセットを♪

あれっ?
今日は、唐揚げセットじゃないんですか?
しかもナン食べるなんて、雨が降らないといいな。

ふんわりと、茶豆の湯がきたてのような香りがいっぱいするバースマティ。
2種類のカレーを、チャトニと一緒に。
純粋に、このお米の楽しさが味わえるセットです。
モリモリ食べれちゃう。
「僕にもちょうだい。」
お連れさまが、バスマティをおねだり?!
そういえば、先日シターラ青山で、
バスマティの美味しさに気が付いた、と言っていたのを思いだした。
「カレーに合うし、これなら僕も食べれるよ。ここのバスマティも美味しいね。」
もう一人、バスマティ好きさんが誕生したみたい。
それがお連れさまだなんて、なんて幸運なのかしら♪
また、バースマティランチ食べに行こうね。


<2015年7月訪問  レストラン出身のコックさん>

私、まだ初心者ですが、
スリランカ料理を食べていて少し思ったことがあります。
レストランで修業した人の料理と、家庭料理とは味が違うようなの。
どちらが良いという比較はできない。
する必要もないと思う。
和食の板前さんのお料理と、家庭でママが作った料理を比較するのはおかしなことだと思うから。
スリランカの料理で、私がおいしいと感じるのは、
たぶん、レストランで修業した人のお料理なんだと思う。
え~が屋ぁさんのナリンダさんは、スリランカのレストランで修業したコックさん。
とても品のある、調和のとれたスパイス使いで、
塩加減もちょうどいい。
職人の仕事というものはスリランカにもあると思うんだ。
食品の下処理、仕込み、調理方法。
これは修業した人でなければわからないコツのようなものだから。
同じように、コックさんの腕を感じたのは、前のミヒリランカさんでした。
今のミヒリランカがどうなのかはまだ伺っていないので知らないけど、
エッグロティの、たまごのふわふわ加減とロティの食感が素晴らしかった。
え~が屋ぁさんのレビューで、他のお店をほめるのも変だと思うけど、
ナリンダさんのお料理は、同じように私は好き。
今日は、旦那さんと一緒なので、
スリランカのお料理をたくさんいただくことはできなかったけど、
スパイシービーフンも、エッグカツレツも、
スリランカ独特のスパイス使いで良かった。

少し前に従妹とこのお店で食事をした時に、
スリランカプレートと、デザートにワダラッパンをいただきました。
パリップといわれる、スリランカの豆のココナツミルク煮。
スリランカでは朝から食べられている、日本で言う味噌汁の役割のカレー。
この、豆のココナツミルク煮に、佃煮とおかずを合わせて、
混ぜていただくのがスリランカの食べ方です。
従妹にとって、スリランカ料理は初めての経験でした。
ワダラッパンとう、スリランカを代表するスイーツに特に興味を示していました。
ナリンダさんから、この香りと粒はカルダモンだと聞いて、
お店にあるカルダモンの粒を見せてもらいました。
「すごいね!この香り。」
カルダモンの香りの良さに驚いています。
パン教室の先生をしていた、従妹。
どうしてこんなにカルダモンが香るのか興味がいっぱいの様子なの。
今までは、パウダータイプのものしかお料理に使ったことがなかったみたいで、
ホールスパイスがこんなに良い香りを持っているとは思っていなかったみたいです。
この、ホールスパイスでも良質なものでないと、良い香りはでない。
スリランカに親戚や友人が多くいるナリンダさんのワダラッパンには、
コックさんの実家で作られているジャガリが使われていて、
スリランカから仕入れているスパイスが使われている。
従妹は、ナリンダさんからカルダモンの粒をひとつもらって、
帰り路ずっと香りを楽しんでいました。
「いいね、この香り♪」


<2014年11月 え~が屋ぁさん15周年のお祝いのお料理>

いつもは居酒屋&スリランカのえ~が屋ぁさん。
この日は、15周年のお祝いの日。
スリランカのお料理がカウンターにずらりと並んだの。
たまらない。
少し早く到着したから、出来上がったお料理をカメラに収めました。
お店には、スリランカの人の男性が、
「これは、本当の私たちの国のお料理です。ウレシイよ。」
目をキラキラさせて、私に語り掛けてくれた。

*デビルチキン
 チキンのスリランカ風炒めもの。
 酸味・甘味・辛みが味わえる、おかず。

*バトゥパヒ
 ナスの炒めもの
 この味付けも、チキンと同じような味わいです。

*キャロットサンポーラ
 ココナツとニンジンのあえ物
 カレーと混ぜていただきます。
 チキンやフィッシュカレーは、辛口の味付けになっているので、
 ココナツとニンジンのあえ物を加えることで、まろやかさが増します。

*アラテルダーラ
 ジャガイモいため

*スリランカヌードル
 ビーフンや素麺に似た感じで、お野菜と一緒に炒めてあります。
 カレーを掛けていただきますが、
 チキン・フィッシュのカレーと、
 パリップというココナツミルクで煮た豆カレーも一緒に混ぜていただくと美味しい。

*フライドライス
 今回はバスマティ100%で作ってありました。
 パラパラっと炒めたチャーハンのようなもので、
 ヌードルと同じように、カレーを掛けていただきます。

*パリップ(豆カレー)
 ココナツミルクとマスタードシードやシナモンで作ったカレー。
 スリランカ人のソウルフードでしょう。
 ココナツの甘みを感じます。
 フィッシュやチキンカレー、おかずと合わせていただくのがベストだと思います。

*チキンカレー&フィッシュカレー
 酸味とスパイスの効いたカレー。
 パリップと合わせていただくのがおすすめです。

スリランカ料理ってどんなもの?
単品でカレーをいただくというよりも、混ぜて食べる文化なんです。
グチャグチャに混ぜていただくのが、現地流。
ごはんも、カレーも、おかずも、
しっかり混ぜると、スリランカの美味しさが生まれます。

スリランカのお料理を試してみたい方は、
スリランカプレートをお召し上がりくださいね。
バナナの葉っぱの上に、
おかずとカレー、ご飯にお漬物が盛ってあるの。
葉っぱの上で、混ぜ混ぜしたら、
スリランカのごはんが見えて来ますよ。
もう少し勇気のある方は、ぜひ手で食べてみてね♪


<2015年1月 スリランカのお正月>

お正月は、世界みんなが新しい年の始まりを祝う日。
お祝いにはつきものの、いつもと違う特別なお料理をいただく日でもありますね。
日本では、雑煮やおせちをいただいたり、
地域や家族ごとに違うごちそうをいただいたりもしますね。
名古屋周辺に暮らす我が一族は、お正月に集まり、
親戚みんなで食卓を囲みます。
もちろん、おせちもあるのですが、
お刺身があったり、茶わん蒸しがあったり、
みんなが大好きなのは、エビフライ!
お皿に山盛りに作ります。
我が家だけ?


スリランカでは、お正月に、
日本のようなお餅ではないのですが、
お米を使ったお料理で、触感はお餅のようにもっちりとした、
キリバットを食べるんですよ。
キリ=ミルク
バット=ごはん
そうなの、ココナツミルクで炊いたご飯のことなの。
もち米が入っているのかしら?
と、思うくらいもっちりしているのですが、
普通のお米を、ココナツミルクで炊いたもので、
ココナツミルクの、ほんのりした甘みと塩味がほどよく、
これに、玉ねぎの佃煮(シーニサンポーラ)と、
魚のふりかけ(ルヌミリス モルディブフィッシュ)
を、添えていただきます。
ご飯に佃煮や、ふりかけを添えるのは、日本人に馴染み深い食べ方ですよね。

丸くカットされた、バナナの葉っぱの上に、丸ごと詰まった、
スリランカのお正月料理  880円(税込)

*キリバット
 ココナツミルクと塩で炊いた、ごはん。

*シーニサンポーラ
 玉ねぎの佃煮。
 
*ルヌミリス モルディブフィッシュ
 紫たまねぎ・唐辛子・塩・ライムで味付けた、モルディブフィッシュのふりかけ。

*キャウン
 米粉と小麦粉、ジャガリ(スリランカの黒砂糖のようなもの、三温糖に近い味)
 を合わせて、油で揚げたドーナツのようなお菓子。

*コキス
 小麦をとターメリック、ココナツを、
 スピンというお菓子の大きい版のような形に整えて、揚げたもの。
 サクッとスナック菓子のような触感で、パパドよりもやさしい味。
 ビールのおつまみに合いそう♪です。


今日の、ランチまでの特別メニューです。
10食限定なので、お早目に。


<ナリンダさんの、スリランカ料理。>

私が、このお店に初めて伺ったのは、もう1年ちょっとになるのね。
その頃は、スリランカ料理がなにか全く知らなくて、
フィッシュカレーをナンでいただくなんて・・・変なことして、
この組み合わせが合わないことを、初めて知ったのでした。

そうよね、お料理ってそれぞれ食べ合わせってあるもの。
ネパールのカレーが、ごはんと合うように、
スリランカのお魚のお出汁がほんのり香るカレーは、
やっぱりナンよりも、ごはんの方がしっくりくるような気がします。

ナリンダさんは、こちらのオーナーでスリランカの方なの。
そして奥様は、ミホコさん、日本人の女性です。
仲良しご夫婦は、ご主人さんが厨房をコックさんと仕切り、
サービスは奥様が担当。
ただ、奥様がお店に出ているのは、金・土曜日になります。

私は初めて奥様とお会いしたときから、なにか意気投合して、
それは、アジア好きなかた同士が、
初めて会っても話に花が咲いて、時間も忘れてしまうほど楽しいと思える、
まさに、それでした。

スリランカのお料理について、
少しずつ奥様に教えていただいたことは、
まず、基本的なのは、お魚のお出汁を使ってカレーを作るので、
とても日本人の味覚にあうということです。
私たちは、鰹節のお出汁で味噌汁を作るように、
スリランカではモルディブフッシュを使います。
そして、鰹節でふりかけを作るように、
モルディブフッシュで、ふりかけも作るのです。


え~が屋ぁさんで、新しく始めた「スリランカプレート」。
このプレートは、スリランカ満載なの。
見た目でも、心が躍りますが、
頂くと、もっともっと、はしゃぎたくなりました。

スリランカプレート 1,200円

・バトゥパヒ(茄子の和え物)
酸味と甘みが絶妙な、おかずです。

・ウンバラカダ(モルディブフィッシュの削り節)
甘くて、日本のしっとり鰹節に似た味がします。

・シーニサンボル(玉ねぎの和え物)
これも甘口で、お野菜の佃煮のような感じです。
ご飯のお供、という感じがしました。

・フィッシュカツレツ
まんまるの、かわいいカツレツ。
さっくりと上手に揚げた食感と、お魚とポテトのコロッケのような親しみのある味です。

・カレー
フィッシュ・豆・チキンから、1つ選ぶことができます。
私は、フィッシュカレーを選びました。
ご飯に良く合う、さらりとして、スパイスの香るカレーです。

・パパダム(豆のおせんべい)
アツアツ揚げたての緑豆のおせんべい。
バリバリにくだいて、ごはんにのせて、食感と豆の風味を楽しめます。


最初は、スリランカ料理をまったくわからなかった私です。
今でもそんなに詳しくないけど、
1年近くかけて、ゾウさんのように、ゆっくり、ゆっくり、
色んなお料理をいただいて、奥様とお話していくうちに、
あっ、わたし、ナリンダさんのお料理の虜になっていることに気が付いた。
だって、わたし、
コックさんが作ったものなのか、ナリンダさんが作ったものなのか、
わかるようになっているみたい。
それで気がついたの。
ナリンダさんは、スリランカのゾウさんに乗った、魔法使いみたいって。
ううん、ナリンダさんはね、
スリランカ料理だけじゃなくて、
日本のお料理まで上手に作れちゃうの。
唐揚げなんて、わたしが揚げるよりうんと上手だもの。
出し巻き卵だってつくれちゃう。
いやね、お連れさまったら、
本当に美味しそうに、ナリンダさんが揚げた唐揚げ定食を食べてるんだもの。


スリランカ料理と、居酒屋メニューがある、不思議なお店。
ナリンダさんの魔法に、かかってみてね。
電飾に飾られたゾウさんの行進が、見えてくるかも?

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • NEW☆バースマティランチ♪

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6位

ミヒリランカ カフェレストラン (大森・金城学院前、喜多山、藤が丘 / スリランカ料理、ダイニングバー、カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2015/04訪問 2015/11/08

生まれ変わった、ミヒリランカ。

3月30日。
新しいオーナーによって、再OPENしたミヒリランカさん。
私は、前のオーナーから再OPENのことは聞いていなかったので、
別のスリランカ人の方から、その話を聞きいて知りました。
だから、いつ再OPENするのかホント知らなくて。

4月のある日。
私は、いつものように環状線の、引山で降りてお店に向かいました。
スリランカ人の女性が二人いらっしゃいます。
キレイに掃除を済ませて、
テーブルの位置を少し変えた様子は、
あぁ、女性のお店だなって心配りを感じられるの。

若々しい、スリランカ女性がホールを担当。
名前は、ヴィシャカちゃん。
私が、外国人の名前がすぐに覚えられないからメモを取ろうとしたら、
名刺の裏に名前を書いてくれたんだ。
とても美しい日本の文字を書いていることに驚いた。
彼女は、名古屋の大学に4年間通っていたから、
日本語のレベルがとても高い。
まだ、学生さんなのかしら?と思うくらいフレッシュな笑顔なの。

新しいお店は、ヴィシャカちゃんがホール担当で、
もう一人のスリランカ女性がキッチンを、
女性2人の、スリランカレストランと生まれ変わりました。

私、スリランカ女性の作るお料理をいただいたの初めてだった。
とても新鮮な、いつもと違う味がする。
優しさのなかにも、スパイスの香りがパツンとやってきて、
カルダモン、グローブのホールスパイスがここだよ!
そう、教えてくれてるみたいなの。
油の量も、控えめにしてあることも優しさのひとつね。
家庭料理は、必ず油の量を減らすもの。

ランチメニューは3種類。

*Aランチ  チキンカレー・ターメリックライス・パパド・サラダ・ドリンク (680円)

*Bランチ  チキンカレー・パリップ(豆カレー)・パパド・サラダ・ドリンク(780円)

*Cランチ  チキンカレー・パリップ(豆カレー)・パパド・サラダ・ドリンク・デザート(880円)

まだ、始めたばかりなので、
今のところは、この3種類のランチを提供しています。
たくさんの方にきていただきたいから、ランチの値段をかなり安くしたんですって。


今までどおり、モーニングは7時から営業していてますよ。

スリランカの女性2人の、お店。
これから、第4日曜日にビュッフェも始めようかとか、
ランチをどんな風にしようかとか、
いろんな夢がいっぱい。
きらきらした、ヴィシャカちゃんの瞳には、
若々しく、希望がいっぱい詰まっているようだった。

  • (旧)ミヒリランカ・エッグロティのランチ♪
  • (旧)ミヒリランカ・ヌードルランチ☆
  • (旧)ミヒリランカ・ミヒリランチ980円+60円で現地の辛さ。

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7位

カリー カグラ (一社、上社、本郷 / カレー、アジア・エスニック)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2015/09訪問 2015/11/08

私たち日本人の、楽しい!南アジアカリー♪

日本人には日本人の食の楽しみ方があって、
インド人にはインド人の、ネパール人にはネパール人の、
それぞれの国の個性的な楽しみ方があると思う。
私は日本人だけど、
最近、興味があるのがネパールやインドなどの南アジアの食文化。
色んなお店を周っていると、
どうしてもそこの国のことを知りたい思いが強いから、
それぞれの国の人が作っているものが食べたくなる。
インド料理ならインド人の、ネパール料理ならネパール人の、
料理人が作ったもので知るのが一番新鮮に知ることができると思うから。

ある時、いつも行くスリランカ料理店のママさんが、
とても美味しいカレー屋さんがあるから、wolfskinさんにおすすめですよ。
そう教えてくれた。
謙虚な彼女は、うちのお店より断然美味しいですよ!
そう仰るんだからやんなっっちゃう。
そういうところが好きだけど、本当に謙虚すぎで誤解されているんじゃないかと、
いつも心配にさえなってしまうんだもの。
せっかくお勧めしてくださったので、自宅からは遠いけど行ってみました。

そんなに大きいお店ではないけれど、
空間が広々としていて、ゆっくりお食事ができる雰囲気に感じます。
カレーライスもありましたが、せっかくなのでセットをいただくことにしました。

*カレーランチセット  1200円
 ダル・3種類のカレーから2種類選択(キーマ・チキン・マグロ)・サンポル・かぼちゃの炒め物・鶏肉のスパイスハム・サラダ・スパイスライス

ワンプレートに、ごはんとおかずたちが華やかにのってます。
スパイスライスは、グローブなどのホールスパイスがゴロゴロと、バスマティ&日本のMIXで炊き上げられてます。
ここのライスは、8割がバスマティ。
日本米はつなぎに使っていて、日本人がバスマティを美味しいと感じられるような割合に仕上げているようですね。
塩を振りかけただけでも。たぶん美味しいと思えるライスです。

ダルの味は、初めていただく味。
バターをたっぷり使ったコーンポタージュスープのようで、
豆でできているの?と不思議に感じるような、洋風な装いです。
おもしろい!
素直にそう感じました。

チキンカレーとマグロカレーは、ともに酸味を効かせていて、
タマリンドを使った南インドのカレーだと思いました。
でも、タマリンドは使っていないそうで、コンフューズ。
どこから酸味が出ているのか知りたかったのですが、初訪問なのでね。
また、今度の方がいいよね。
昔、名古屋にあったネパール料理店のチキンカレーにも似ていたので、
もしかしたらレモンかなぁ?
どちらにしても、舌がおいしい!と喜ぶ味なんです。

カグラさんのカレーをいただいて思ったことは、
日本人がおいしい!と素直に感じるお料理の味なんじゃないかと。
それは、無理に日本人好みに合わせているんじゃなくて、
自然にこの味に仕上がったような。
ここには、インド人の食の楽しさというよりも、
日本人がいただいてホッとするような優しさを感じるんだ。

楽しいよ、カグラさんのカリー。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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8位

カレー専門店cafe New Delhi (岩塚、中村公園 / インドカレー、インド料理、スープカレー)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2015/06訪問 2015/06/06

街角の小さな、インドレストラン。

2年ぶりに降りた駅、岩塚。
懐かしい気持ちで改札を通る。
2番出口から、右にどんどん進んでくと浜木綿が見えて。
浜木綿を目印に、その次の信号を右へ。
パレ・マルシェの向こう側の、道の角っこにあるのがニューデリーさん。

あの時。パレ・マルシェのそばの木の下で、
暑い日差しをしのぎながら、お父さんは休んでた。
ちっとも変わらない笑顔のお父さん。
息子さんと、奥さんと、3人でお店を切り盛りしているの。
あの時の赤ちゃんは、もう3歳。
女の子だと思いこんでいたら、男の子だった。
インドの方の赤ちゃんって、目がくりくりとまん丸でかわいいんだもの。
間違っちゃうね。

私、チリチキンに縁があるのかしら?
2年前も偶然に金曜日だったのかな?
本日の日替わりカレーは、「チリチキン」だった。


*日替わりカレーのランチ  840円(税込)
 サラダ・日替わりカレー(チリチキン)・ナン・ドリンク(ICEチャイを選択)

 チリの辛さと、ほんのりとした甘さ。
 たっぷりの炒めたお野菜と、
 下処理がキチンとされた、柔らかい鶏の胸肉。
 ゴリゴリと擦ったブラックペッパーが、
 ドン!とパンチをいれたような刺激のチリチキン。


懐かしい。
あの時の感動がよみがえるようなの。
そして、お父さんが守り続けている、このナンは、
パリッと香ばしく焼き上げられて、中はもっちり。
弾力があって、噛みごたえがあるの。
家で、パンを焼くときに香るイースト菌のような香りもする。
私、やっぱりここのナンが好き。
いくら家から遠いからって、今まで来なかったこと後悔した。
そうだ!このナン、持ち帰ろう。
チーズナンを焼いてもらうことにしました。

*チーズナン(420円)
 レッドチェダーチーズ?
 オレンジ色したチーズが入っていて、コクがあります。
 パリッとしたナンの中に、とろりチーズ♪
 男女問わず、美味しく召し上がれるナンだと思います。


チリチキンのランチは、金曜日限定です。
ちなみに、水曜日はプローンチリ(チリ風エビ)です。

また、行こう。


<2013年8月>

とても暑い名古屋の夏の、或る日のことでした。
岩塚の駅から南に向かい、せっせと歩く。
頭がアツい・・・日傘を手に持っているのにささないなんて、
バカね、ちょっぴり緊張してるのかしら?(笑)


ニューデリーさんに着いたのはお昼の1時ころ。
お店はお客さんでいっぱいで、お子さん連れのご家族もいらっしゃいました。
とても人気店なんですね。

メニューをみて、今日の日替わりを見ると、
やったー♪今日の日替わりはチリチキンなんてラッキーなの。
迷うことなくチリチキンを注文しました。

とても大きなお皿にたっぷりのカレーが入っていて、
お野菜とチキンがゴロゴロしています。
チリチキンは、甘みとチリの辛味を楽しむ料理。
んっ。ブラックペッパーだ!
甘みとチリの辛味、そしてブラックペッパーがガツンときて
とても好みのカレーです♪

ナンは、なんだか見たことない雰囲気で、ずっしりしてそうです。
ちぎってみると、弾力がすごい!
噛み応えがあるような、しっかりした感じで、
今まで食べたことがないナンでした。


チーズナンと、残ってしまったカレーとタンドリーをお持ち帰りにさせていただきました。
次の日の朝とお昼に戴きましたが、
チーズナン、絶品でした。
チェダーチーズを使っているのかな?
オレンジ色してるし、とてもコクがあります。

お父さんが鍋を振って作ってくれたカレーは本当に美味しくて、
職人がたぎの真面目さが、お料理を通して伝わった気がしました。

帰りには、弟さんの奥さんなのかな?お子さんと一緒に見送ってくださって、
子供にバイバイ~♪って言って手を振ったんだけど、
私のことが怖かったのか??じーっと反応がなくて。
まさか、嫌われたの?と思い再度挑戦。
子供にそっと手の平を見せて、じゃーねってすると、
ニコーッて満面の笑みを浮かべてハイタッチ♪
やっぱり子供の笑顔は癒されます。
子供ってなぜかハイタッチ好きですね。

家族で営んでいる、街の小さなインド料理店。
愛情いっぱいのカレー屋さん。
私は、好きです。

  • チリチキン♪
  • ランチサラダ♪
  • プレーンナン♪

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9位

ら・ばんだ (蟹江、永和 / タイ料理、カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2015/07訪問 2016/03/09

キラキラ☆まぶしい、料理人のタイ料理♪

<2号ちゃんと、タイご飯。>

私と同じ名前のWolfskin2号ちゃん(以下2号ちゃんという)から、
指令のメッセージが届きました。
「あんたの行っている、おもろい店に連れてって!」
ネパール?と返信したら、
「タイ料理」だという。
あぁ、あのおっちゃんの店ね♪


蟹江IC出口すぐ!
迷うことなくたどり着ける!
うまい!あやしい!
「ら・ばんだ」さんへ、GO♪


2号ちゃんは、炒飯のランチ。
私は、グリーンカレーランチをいただきました。
炒飯のランチには、トムヤムクンと野菜炒めがセットになっています。
トムヤムクンは、
酸っぱい・辛いに、ココナツの甘みが楽しめるスープです。
ココナツミルクの入っているものは、甘みとくどさが気になり、
あまり好みではなかったけど、ここのスープは違いました。
ココナツミルクの感じが、優しくてイイ。

「酸っぱい・辛いが強く感じるね、ここの料理♪うまいわ!」
2号ちゃんも、ご満悦。

2号ちゃんのトムヤムクンなのに、私が語るのも変なのですが、
「うまい!うまい!」と2号ちゃんが連呼するので、
ちょっと剥奪しちゃいましたので。


代わりに私のグリーンカレーもちょっと食べてね、
と、2号ちゃんへお返し。
「おぉ!香草がスカッと主張して、いいね♪旨いわ!」
と、2号ちゃん。

このグリーンカレーは、
生クリームも入っているから、品よく仕上げてあるのだけど、
香草の香りがドンドンやってくる感覚を味わえるの。
特にパクチーの味を強く感じました。
タイカレーは、香草とココナツミルクとチリ辛さ、
そして酸味まで楽しめちゃう。
この調和が取れたお料理を作っているのが、
「ら・ばんだ」さんのコックさんじゃないかな?
辛いのだけでも、酸っぱいのだけでも、甘いのだけでも良くないもの。
調和って、とても大切なことだと思う。


2号ちゃんとわたし。
とても幸せな時間を過ごしました。
オイシイって、笑顔になれることだものね。


<マスターと、タイの料理人。>

キラキラ眩しい、タイのお料理。
彼のお料理に魅せられて、1週間後にまた高速飛ばして蟹江まで。
「お里帰りの時によってくれるの?」
さすがにジャスト1週間後にお店に行くと、覚えていてくれるものです。
お水を持ってきてくれたマスターが話しかけてくれた。

「あははっ、覚えていてくれたのね。でも、お里帰りじゃないの、
 あんまり美味しいタイ料理だったから、どうしても食べたくなって。」
名古屋から高速飛ばしてきたことを話したら、
マスターは、嬉しそうに驚いていた。

今日は、ランチではなくてアラカルトから海鮮香草カレーを選びました。
ホタテ・イカ・タコ・エビ、
海鮮たちがゴロゴロと入って、カレースープの出汁をまろやかに仕上げてます。
ヤマイモの食感に、ピーマンの彩り、
タケノコ、ココナツミルクのまろやかなコクにパクチー。
フレッシュパクチーが、タイらしさをうんと運んでくる。
酸味・辛み・程よい甘味・香草。
なんて、素敵なレッドカレーなんだろう。

「ねぇ、マスター。これ作った人はどんな人なの?」
マスターはあっさりと、こう答えた。
「タイの人だよ。」
わかってるってば。厨房にいたもの、タイの人。
そうじゃなくって。
「でも、この料理の味、他のレストランとは違うと思う。」
マスターはまた、嬉しそうに笑った。
「はははっ。うちのコックさんは、タイの1流レストランから来てくれた人だからね。」
彼のお料理を目当てに、名古屋から来てくれるお客さんも多いそうで。
特製のタレを、お持ち帰りする方もいるそうなの。
私も今度、分けてもらおうかな♪

なるほど、納得!


そういえば従妹が、25年くらい前からタイ料理屋さんあった気がすると言っていた。
そんなに昔から、ホント?
「このお店25年くらい前からあるって、従妹から聞いたんだけど、そうなの?」
えっへん。すごい情報持っているでしょ♪

「そうだよ、あなたが生まれる前から営業してる。はははっ!」

ありがとう!そうです、そうです。
私、まだ生まれてないね。25年前。(ウソコケ♪)


<キラキラ☆まぶしくて♪>

食の楽しみ方は、国ごとにそれぞれ違うもので、
日本人には、日本人の、
インド人には、インド人の、
そしてタイ人にはタイ人の楽しみ方がある。
楽しいといういう感覚は、その国に生きる人の楽しみ。
彼らの楽しみ方を感じると、
ちょっぴり世界が広がったように感じる。
あぁ、タイの人って、いい感覚があるんだなぁってね。

ほんのさっきドライブしようと決めて、
なんとなく走らせた車。
行先は蟹江。
ナビを設定すると、名古屋高速を通るルートの案内だった。
へぇ、蟹江まで30分かからないのね。
到着はちょうどお昼時になるけど、行こう♪
名古屋高速って怖い。
道路の中央が入口、つまり高速帯からの侵入になるんだもの。
でも、やさしいトラックの運転手さんは私の車を避けてくれたから、
すんなり入ることができました。
さすがプロの方は違いますね。

蟹江IC出口すぐに、お店はありました。
本当に出てすぐ、30秒かも?
駐車場は広くて、ドライブインなみに広く止めやすい。
温室のような建物には、やっぱりお花が育てられていた。
胡蝶蘭が美しい。
入口は、温室の奥で、つながっているみたい。
大きな木のテーブルと、椅子は、タイの民芸品のようにどっしりとしている。
温室のようで、天井は高く開放的。
扇風機の音が、BGM。
外の景色が海ならば、錯覚を起こしそうなほど東南アジアの雰囲気が丸ごと詰まっていた。
ニコニコと、タイ人のコックさんがテーブルの食器を片付けていた。
「ドウゾ。」
日本人観光客が行けそうな、タイのレストランに来たみたいだ。


今日のランチは、パッタイかナシゴレンだった。
アラカルトのメニューからも選ぶことができるので、カレーにしようかとおもったけど、
スープや、野菜炒めのセットが食べたかったので、ランチを選択。

*Aランチ ワンタンスープ・野菜炒め・ナシゴレン 980円(税別)


スープと、野菜炒めが登場しました。
素朴な雰囲気のお料理です。
えっ!?
まろやかなスープなのに、酸味も辛みも、甘みも感じるの。
すごい刺激がタイ料理、というのは私の思い違いだということが分かった瞬間だった。
やさしい味の、お野菜のスープにふわふわのワンタンがイイ。
調和した味というんだろうか?
素朴なお料理なのに、キラキラ眩しい味がする。

さっき、持ってきてくれた手作りっぽい調味料が気になる。
でも、せっかくの繊細な味のスープだから、
調味料を加えてしまうのはもったいない気がした。
とりあえず、このままで。

空芯菜・白菜・しめじ・ヤングコーン・人参・やまいも・もやし、フクロダケ、
たくさんの種類のお野菜炒めもの。
シャキシャキの食感に、甘味と酸味とナンプラーが絡んで、
そして、深いコクがある。
うまい!

ナシゴレンは、海の幸がたっぷり♪
イカ・エビ・ホタテ・タコがゴロゴロで、
ここにも触感が楽しめるお野菜が入っている。
甘い・辛い。ちょっぴりすっぱい。
でも、甘みのコクがふんわり溶け込んで、
半熟のたまごが、お料理全体を包み込んでトロトロなの。
初めていただく焼き飯の食感。
だって、焼き飯のたまごって、パラパラ感を楽しむものだと思っていた。
でも、このナシゴレンは、トロントロン。
日本米のナシゴレンなんだけど、このたまご使いにはよく合う。
タイ料理なのでナンプラーを使っていると思うのですが、
インドネシアのケチャップマニスを思うわせるような味付けで、
とても食べやすい。
ナンプラー独特の魚臭さなんて、どこにも感じなくて、
心地よい味わいがよかった。
どこかで、香草の味がふんわりとしてきた。
あっ、パクチーだ!
このナシゴレンには、絶対にパクチー必要だ。
それほど得意でない味のパクチーが、とても魅力的なものに思えた。


テーブルの上の、調味料の味を確かめてみる。
こちらは、ストレートに甘い・辛い・酸っぱいが伝わる。
手作りの調味料だから、刺激的なんだけど優しい味。
それは保存料などの刺激を舌で感じることがないからなんだろうと思う。
スープに入れて、飲んでみると、
さっきの優しいスープは、姿を変えて、
刺激的に変身をした。
酸っぱいと辛いが、うんと背伸びした感じ。
あぁ、楽しい。
タイの人のお料理の楽しみ方って、おもしろい。
お口の中がパーティを始めたように、いろんな刺激がやってくるんだもの。
でもそれは、すごい刺激じゃなくて、
やさしく、楽しいものだった。


温室のレストランに差し込む陽が、キラキラと輝いて、
まるでここは、タイランド♪
甘い、酸っぱい、辛いがやさしく溶け込んだ、
まぶしいお料理に、感激☆

  • 海鮮香草カレー♪
  • 海鮮香草カレー♪
  • グリーンカレー♪

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10位

アジアンダイニング&カフェ Deep (上丸渕、丸渕、森上 / インド料理、ベトナム料理、ネパール料理)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2015/12訪問 2015/12/09

料理人を愛すること。

レストランでご飯を食べることには、人それぞれのスタイルがある。
いちど伺ったお店には二度と行かない、という人もいれば、
お気に入りのお店を見つけて、何度も何度も通う人もいる。
私が今までどうしてきたのか?といえば、後者のほうで。
食べログを始めるまでは、狭い世界の一部のお店だけに、
何度も何度も、通い続けた。
ただ、私の大好きだったネパール家庭料理のお店は、
豪雨で川が氾濫したときになくなってしまって、
今、自分の贔屓のお店はここです!と言えるような、
週に2度も3度も、昼も夜も通っているお店を持っていないことが、とても恥ずかしい。


私がネパール料理好きなことでお友達になった方が、
ご自身の贔屓のお店の話をしてくださった。
店主のギミレさんのこと。
お料理の話。
ネパール人たちとの交流。
たくさんのことを、私に語ってくださった。
店主である料理人への彼の気持ちが、充分に私の心に届いたころ、
行きたい気持ちを抑えられなくなった。
ただ、普段の生活の中で、稲沢までの遠征は厳しい。
近くに駅もないので、電車の利用もできないから、車を飛ばすしかない。
休日の運転は非常にストレスがたまるので、行けるのは平日だ。
とりあえず、手帳には住所を書き込んでおいた。

ある日、すっぽりと時間ができた。
車に乗って、ナビに住所を打ち込んで稲沢まで。
名古屋の街中は、名古屋高速でスッと抜ける。
清州ICからは、ひたすら西へと走らせる。

1軒家のレストランは、まるでペンションみたい雰囲気。
扉を開けると、
少し年配のネパール人ご夫婦がいらっしゃいました。
優しい笑顔の奥さまに案内されて、カラフルな色のイスに腰かける。
インテリアも、ネパールっぽく飾り付けられて、かわいい。


初めてきたお店で申し訳ないとおもいつつも、
ご紹介いただいたことと、ネパール料理が食べれないかを尋ねてみました。
どんな料理が食べたいか、聞かれて。
メニューには、モモやチョエラはありましたが、ダルが飲みたいから、
思い切って、
「ダルバートが食べたいです。」答えました。
奥さんは笑顔で、
おかずはどんなものがいいのか?お肉とか食べたい?
細かくお料理のことを聞いてくださったので、
「ダルとアチャールがあればそれだけでいいのですが、
もし可能ならベジタブルのタルカリがあるといいです。」
と、私の気持ちを伝えました。



奥さまが運んできた、銀色のプレートには、
さらさらと揺れるダルと、
こんもりライス、
カリフラワーのタルカリ、
オニオンと大根のカットしたものに、ゴスベラ・コ・アチャールのようなもの。
別の器に、大根の漬物、ムラ・コ・アチャール。
間違いなく、ネパールの家庭料理「ダルバート」だった。

ネパールの家庭料理は、それぞれの家庭で違う。
家庭の味という意味では、日本も同じですね。
もちろん、ギミレさんのダルバートのお料理も初めて食べる味です。
不思議だったのは、どこの味にも似てなかった。
ダルの豆は何だろう?と考えていたけど、
ムングの味はしないような?
マスールかな?トゥールダルかな?どっちかのような?
面倒になので、そのままおいしさだけを味わうことにしましょう♪
何かひとつが際立っているようなスパイス使いではなくて、
バランスというのかな、スパイス感が程よく食べやすい。
タルカリと、アチャールを混ぜながらいただくと、
なにもケンカしない、混ざり合った感じがよいと思った。
うまいです!
アチャールは、マスタードの香りをほのかに感じる酸味のあるもので、
好みの味です。
ごはんによく合う、お漬物ですね。
少しフレッシュパクチーもいれていただいたので、香りも楽しめました。

トマトのアチャールは、いただく前にギミレさんが種明かしをしてくださいました。
なので、新鮮な感覚ではなく、その素材をわかって味わいました。
ネパールのラプシーというお漬物と、
日本の梅干しの味がとてもよく似ていたそうで。
この、トマトのアチャールには梅干を隠し味にいれてあるそうなの。
ギミレさんオリジナルの、梅干し入りアチャールは、
もちろん、モモのタレでもあります。
このプレートでは、カットした玉ねぎと大根につけていただきました。

メニューにないネパール料理が、ここまで本格的に味わえることに、
私は驚きを隠せなかった。
でも、その理由はしっかりとわかっている。
彼らの気持ちの支えになる人の存在、
お店を、お料理を、彼らを丸ごと愛している人がいるからだ。

  • ネパールの豆カレー♪
  • ダルバート♪
  • ご飯におかずとダルをかけて、混ぜていただきます♪
  • HOTチャイ♪

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