4回
2021/10 訪問
結局辿り着く味
北習志野駅傍にある人気ラーメン屋で、幾多のラーメン雑誌には出てこないけど年々行列は長くなっている気がする此方のお店は、不定期に発作的に欲してしまう味です。
千葉で一番好きなラーメン屋と言われたら個人的意見ですが、間違いなく此処が一番です。
色々なラーメンがあってそれぞれで美味しさと魅力がありますが、食べ終わった後の満足感と余韻、そして再び恋しくなってしまう飽きの来ない仕上がりは断トツです。
特に冬は柚子が加わってきて更に美味しさが倍増するし、熱々の火傷しそうなスープが寒い時に染み渡るところも病み付きにさせる要因です。
一番掴まれてしまう理由はあの煮干しの効いた永福大勝軒の流れならではの味。
煮干し系スープは今では定番ではあるけれど、初めて永福大勝軒に入った時の匂いとボリュームは脳にガツンと衝撃を受けたのですが、その味を千葉で味わえると知った時の喜びは大きかったです。
そらからずっと通っていますが、その間に価格の上昇や夜営業の廃止、専用駐車場の廃止と行くことを躊躇わせる出来事はあったけど、それでもやっぱり食べたいラーメンなのです。
たぶんそれが口コミで初顔を呼び込み、虜になって常連になっていって、年々、行列が長くなってきているのかなと思います。
今日も此処でのお約束、ラーメン固め葱追加で注文。
固めに頼まないと最初から麺の量が他の倍は入っているので、麺の量が減らなくなってしまいます。
麺が届いたらまずスープを一啜りして、スープそのものの味を楽しむ。
味を確認したら胡椒、葱の順番で丼に投入。
ちなみに胡椒はホワイトペッパーとブラックペッパーの両方が置いてあるので、風味のバリエーションを出す為に両方を入れるのが自分流。
後は無言で只々麺を食らうのみ。
その間に水を飲んでしまうことはしません。
何故なら、余計な雑念を持つとその量に食べられなくなってしまうから。
このある種の挑む感じは二郎系に挑むそれと似ているかもしれません。
ですが、二郎系よりも食後に優しいのは断然此方。
ファーストインパクトは魚介だけど、根底に鶏ガラがちゃんと存在していて、食後の唇周りの風味は鶏ガラが優しく残るのもまた至福のひとときでもあります。
柚子がそろそろ入りそうだから、その頃にまた行こうと思います。

2021/10/29 更新
2021/05 訪問
悩んだ時は此処が一番好きなラーメン
最近、なかなか行けなくて我慢出来ず久々に行ってきました。
獣臭い家系やこれでもかという肉感いっぱいの二郎系、濃厚煮干し等、色々なラーメンがありますが、どれか1つ選べと言われたら間違いなく此処が一番好きです。
しっかりと存在感はあるがくどすぎない節の香り、どこまでも冷めない熱々スープ、空腹でも満足する麺の量と食べた後の満足感は本当に高く、暫く食べていないといてもたってもいられなくなるほど、体が欲するラーメンです。
このご時世ですが、いつ行っても沢山のファンがその味に惚れ込んで並んでいます。
店内は以前よりかはソーシャルディスタンスを取るようにしているので、それもあってより行列が出来ています。
それでも食べたくて仕方ない味なんです。
此処では固めネギで頼むのが定番で、麺を全部食べ終えたら最後に酢を投入してスープを啜るまでが一連の流れ。
誘惑に負けると全部スープを飲んでしまいそうなので、強い意思で仕方なく残すようにしています。
ラーメン雑誌には媚びないが、来るお客さんは大切にするそのスタンスも好感持てるお店です。
2021/05/26 更新
2014/03 訪問
時々、発作的に欲したくなる味
永福大勝軒の味を受け継いでいるボリュームあって尚且つコスパ抜群のお店です。
大勝軒には東池袋系のつけ麺タイプと永福系の煮干醤油ラーメンタイプに分かれますが、此方は後者のタイプになります。
永福系の最大の特徴を挙げるとしたら、やはりあの煮干がガツンと効いた熱々スープ。
うどんや蕎麦の汁を思わせる程の仕上がりは好き嫌い分かれるかと思いますが、ハマった時の中毒性は、時折、身体が要求してくる程です。
そして、もう一つの特徴がボリューム。
おそらく、普通のラーメン屋の大盛りよりあるかと思います。
他にもこだわりのメンマや昔の給食に使いそうなおぼん等、永福大勝軒のインパクトはカルチャーショックで、すっかり虜になってしまいました。
しかし、永福までは距離が少々ある為、なかなか気軽に食べに行けないのが難点でした。
そこで永福系の味をリスペクトしているお店を地元で探してみましたが、なかなかそれに近いお店が見つからなかったのですが、ある時、此方のお店の情報を入手し訪れたところ、まさに探していた味がそこにあったのです。
大勝軒(西口)は北習志野の地味な住宅街の中にあります。
ちなみに、一般的に北習志野で大勝軒と言うと、反対側にある東池袋系の北習大勝軒の方が雑誌によく掲載されるので有名かもしれませんが、個人的には此方のお店の方が好きです。
お店の扉を開けるとまず飛び込んでくるのが、その特徴的なスープが醸し出す煮干の香り。
蕎麦つゆよりも香りが強いくらいインパクトあります。
席に着いたら注文ですが、ここで注目なのがメニュー。
ラーメンはボリュームから考えたらビックリするくらいリーズナブルです。
が、これにトッピングを加えていくと一気に大台に突入します。
個人的意見ではありますが、この店はチャーシューがメインのお店ではないと思っています。
それよりもネギ追加の方がこの味を引き立ててくれるし、しかも、かなりお得かと。
それとかなりの大食漢でもなければ、大盛りには手を出さない方が良いかと思います。
麺も硬め茹でをお勧めしときますし、なんなら女性は麺少なめで頼んだ方が良いですね。
以前、初来店なのに調子に乗って大盛り頼んだお兄ちゃんが、そのボリュームと時間経過によって起きた麺が伸びることによる増大にKOしていました。
そして、まず届いたらスープを啜りましょう。
出汁の効いた味だけでなく、表面に張られたラードによってキープされた熱々の温度を確認してください。
いきなりがっつくと大概は火傷しますので注意してください。
ちなみに冬になるとスープに柚子が加わる演出も永福の味を継承している証。
お好みで胡椒を加えたなら、あとはその勢いで最後まで無我夢中に喰らいましょう。
途中、休もうならば、お腹いっぱいになってしまうかもしれません。
ですが、勢いで啜りまくればその味に止まらなくなり、ついにはスープの最後の一滴まで飲み干してしまうことでしょう。
そんな魔力を感じてしまうようなラーメンです。
余談ですが、混雑時は外で並ぶし相席にもなります。
更には大概はスープや麺が無くなり、営業時間前に終わってしまいますのでご注意。
雑誌には頼らない、本物が出す美味しさを是非、堪能してみてください。
2014/06/10 更新
個人的に千葉で一番好きなお店ですが、段々、お店に行くハードルが高くなってきています。
味に関しては今更どうこう言うことはない安定の美味しさで、周辺のお店が姿を消している中でいつでも行列しているのはこの地域での王者の貫禄すら感じます。
扉が開く度に漂う魚介の香りは待っている間にボディブローの様に効いてきて空腹感を更に高めます。
そんなお店ですが、この昨今のご時世や人気の高さが反映されてきている様です。
まず、価格はまたちょっと上がった様な気がします。
小麦が日々高騰しているだけに仕方ないことではありますし、この量と質から考えたら決して高くないのでしょうが、それでもやはり値上げは多かれ少なかれ懐への影響があります。
それ以上に深刻なのが駐車場問題。
近隣にあったコインパーキングが閉鎖されていて、これまで以上に駐められる所がありません。
この辺りのコインパーキングは金額上限を設けているところが多く、長時間駐める方も多い様です。
そこに大勝軒に車で来る人も多く、近隣の全てのコインパーキングが満車でした。
この日は2人で訪店していたのと行列もかなり長かったので先に並んでいてもらっている間に駐車場を探していましたが、確実に30分以上は見つからなかったです。
12時過ぎとお昼時というのもあったかもしれませんが平日でありながら駐車場の空きが見つからなくて、やっと探せた時は列の先頭の時と本当にギリギリでした。
これがもし1人での訪店だったら、此処から長い行列に並ぶことになるので、そうなると中々行くのに躊躇してしまいます。
それでもまた行くとは思いますが、昼時を避けて行く方が良いかもしれません。