18回
2024/04 訪問
わーいありがとですぅ
山菜の王様と言われるタラの芽ですが、先日お会いした山師のわかば屋さんによると、東京の桜の開花宣言から5日後が、タラの芽初出荷のタイミングとなるそうです。
そのお話を参考に初タラちゃんを狙ってみました。
平日の夜だし空いてるのかなと思いきや、ほぼ満席の盛況。
どうやら山菜通は、旬を見越して事前に予約を入れてるとのこと。
桜の開花以後もあまり気温が上がらず、タラの芽はギリギリのタイミングだったそうですが、ねっとりほくほくの美味しさは、まさに王の貫禄。
そして新潟県産のフキノトウは鮮烈なキレ味でした。
その他に面白かったのは津南町の雪下にんじん。
雪の下で育てた人参なのですが、果物とも言うべき甘みで、面白いスイーツの材料をお探しの方にはぜひおすすめです。
今日のbest!! 「タラの芽の天ぷら」
2024/04/05 更新
2024/02 訪問
冬ともん総決算
冬のジビエも今月で終わりでしょうか。
狩猟期間の最終盤には掘り出し物が出やすいように思うのですが、此度はそれを見越して、太公望が釣り糸を垂らすが如く早目に予約を入れておきました。
はてさて何が掛かかることやら。
■ヤマウドきんぴら
■セリ、ノビル、川魚
初物のセリをわさび醤油とレモン汁和え。
■ドジョウの唐揚げ
美味いんでアラカルトでもオススメよ。
■天ぷらA面
今月はフキノトウがA面に来たね。
■天ぷらB面
根セリ、ヨモギ、山ワサビ。
まだまだ幼いながらも春の香り。
■長野県伊那谷の猪のソーセージ
ともんさんの伊那谷ジビエは、言われなきゃジビエだと分からないくらいで、とにかく処理が丁寧なんだと思います。
これもなんかワイルドだけど豚肉かなあくらいです。
■川魚の焼き物
サクラマスの寒干しが桁外れに旨い。
肉魚の中でもトップレベルの美味しさじゃなかろうか。
ともんさんだから天然物だろうし、輪切りで一切れずつの提供ってことは希少なものなのかな。
■月の輪熊の炒め煮
猟期の最後に釣り上げたるは、長野県伊那谷よりツキノワグマ。
牛の美味しさに豚のコクを加えたようなお肉で、鶏肉のような歯切れの良さがあります。
熊が指定管理鳥獣の対象となったことで、今年のジビエは熊ブームかもしれませんよ。
機会があったらぜひお試しください。
■カジカの唐揚げと燻製
カジカもおすすめの一品。
■イワナのお作り
めちゃくちゃ脂が乗っとる。
■猪、山菜、木ノ子鍋
焼きおにぎり雑炊にからし菜を合わせると、めちゃくちゃ旨かった。
■ゆずシャーベットに親戚さんの苺
★今日のbest!! 「サクラマスの寒干し」
2024/02/23 更新
2024/01 訪問
ともんを識る方にこそオススメしたい冬のともん
春と秋を識る方にこそ、ぜひ来て頂きたい冬のともん。
時を経て深みを増した山河の食材。
旬の時季とはまた異なる、料理人剛さんの情熱的なお料理。
そして少しずつ感じられる春の匂い。
初めて当店を訪れたときくらいに感動しました。
只今のコースは¥6600、¥8800、¥11000(税込)の3種です。
今回は真ん中を選びましたが、来月は上にしようと思います。
■山ウドのきんぴら
■柚釜、かぶら寿司、天然鮒の甘露煮
ズワイガニや天然木耳に柚子酢。
このお皿の塩梅がとても好みで、剛さんとは味覚が近いだろうなと感じます。
■天ぷら前半戦
自然薯大葉巻、木耳、菊芋、追河、野蒜、菜の花。
今回のキクラゲは今までで一番だわ。
■天ぷら後半戦
ヒラタケ、ナズナ、蕗の薹。
この寒い中で生きてるからかな、春秋のものよりも生命力の強さを感じます。
感動的。
■猪のフランクフルト
このジビエの塩梅も実に良いんです。
もう一つ上のコースだと焼き物のグレードを上げるそうです。
それこそ熊があれば出すんだとか。
次回予約は少し早目にいれて、良い出会いに期待します。
■取り皿
追河、鮎白子、山女魚卵など
■焼き物
山女魚の寒干し、鮎の一夜干し、雑魚串。
鮎は3年物のうるか醤油を塗ってます。
旬の楽しみとは異なりますが、料理としてワクワクするのは冬のほうだなと思いました。
■岩魚のお造りと刺身こんにゃく
■燻製
山女魚は山桜、鮎は楢ノ木、鹿の背ロースは水楢で燻製。
子持ちカジカの唐揚げに、蕗味噌と野蒜の醤油漬け。
ともんさんのジビエの塩梅がとても好みで、味覚が鋭い方なんだろうなあと思います。
なので当店で熊と出会えたらと期待するのですが、熊は捕獲頭数の制限もあり簡単ではないそうです。
兎や雉や山鳥など、少し癖のあるものを頂きたいなあ。
穴熊でもハクビシンでも良いよw
■睦月の牡丹鍋
長野県伊那谷の猪に、茸山菜の他、ナズナ、芹、零余子、銀杏、百合根など。
フレッシュな食材増え、先月のものより味わいが軽やかになっています。
この自然の微妙な変化を感じられるのが、当店に通う楽しさなんですよね。
■岩魚の骨煎餅
■芥子菜のお浸し
■富有柿のアイスに甲州百目の干し柿
■甘酒
北海道の高千穂酒造さんて言ってたかな。
ミルクチョコみたいでアイスとハマります。
★今日のbest!! 「睦月の牡丹鍋」
2024/01/30 更新
2023/12 訪問
鮎ヘッド山女魚ボデー
教えてともん先生。
先日の私の茸狩り体験について話してみると、茸とは文字通り木の子であり、狙った大物を獲るにはどの木に何が生るかの知識が必須なんだそうです
来年は国産トリュフに縁のある年になりそうなんで、トリュフについても聞いてみました。
黒トリュフことイボセイヨウショウロは気づいていないだけで、良し悪しはともかく至るところにあるそうです。
朗報なのはトリュフには熟成が必要だということ。
てっきり鮮度が命のものと思っていたので、これならば私が口にできる確率はぐんと上がります。
国産トリュフの破壊力は先日味わったので、あれを自分好みのお店で頂ける日が待ち遠しいのです。
ちなみに長野県では、トリュフの人工栽培が着々と進展しているそうですよ。
本日のともんさんですが、ビジュアルが秀逸すぎて、なんか語る必要なくね?って感じなんですよね。
勢いでお楽しみください。
埼玉グルメ
埼玉県入間市春日町
[郷土料理ともん]さんにて
"24日はともんに行こーぜ"
前途ある若者から出会いの可能性を無慈悲に奪い去りました。
いや、ワンチャン山ガールとの出会いがあるかもしれんぞ。
結果は果たして、、、
茸も山菜も終わり、ともんさん的には落ち着く時期なのですが、こういうときこそ得てして素敵な体験ができるものです。
一部に大好評のスタンドシリーズが再登場。
それもまさかまさかの三体。
自然派のお店同士、似るもんだなあと思いました。
1.ほっほっほっクリスマスプレゼントじゃ
2.猪きのこ山菜山家鍋
3.175/ZAZA/みなしご8
4.ビールを飲む姿が様になってるねえ
5.こっちの方が初心者向きでしたな
6.冬の出汁は濃いぜぇ
7.腹はち切れ準備完了
8.ちなみに罰ゲーム級に熱いっす
9.これが濃旨なんですよ
10.もう片方は頭が山女魚で胴が鮎
2023/12
#郷土料理ともん
#埼玉グルメ #郷土料理 #鍋 #猪
2023/12/27 更新
2023/11 訪問
鮎の最期を看取る
六月は小ぶりな少年期
七月は蒼さが匂い立つ青年期。
八月は引き締まった壮年期。
九月は円熟の中年期。
十月は峠を超えた高年期。
そして十一月は静かに最期を迎える老年期。
流石に本年の鮎はこれで最後でしょう。
、、、先月もそう言っとるがな。
こんなに毎月行ってらんねえよって方には、7月と9月の食べ比べをオススメします。
■茸の煮付け
ナラタケ、スギタケ、アオロウジ、モミジタケ
■前菜
フキフキヤマウドワサビ、ブナハリタケの煮付け、マスタケの味噌漬け、茸おろし
■モツ煮
アカモミタケ、ナラタケ、ブナハリタケ入り
■天ぷらその1
ムキタケ、アカモミタケ、クリタケ、シシトウ、キクラゲ、キクイモ
菊芋がすんごいうまい。
■天ぷらその2
かきのもと、ヒラタケ、ナラタケ、ナメコ、オイカワ
天然なめこが頭ひとつ抜けて美味しいです。
■茸の炒め煮
ナメコ、クリタケ、ムキタケ、アカモミタケ、セリ。
どういう調味なのかな。
あんまし味は加えていないと思うのですが、いろんな風味が飛び交っていて最高です。
セリの存在が、これまた絶妙に良いです。
■取り皿
オイカワの甘露煮、川鮭白子の醤油漬け、ヤマメの卵、川海老、キャラブキ、アカシア、わさび漬け、赤蕪の三杯酢。
オイカワうんめ。
■鮎の塩焼きと幽庵焼き
老骨に鞭打つといった様相の霜月。
"よく頑張ったねおつかれさま"
そんな言葉をかけたくなるような、最終盤の鮎でした。
率直に言うと美味しさは相当に落ちてしまっているわけですが、その移り変わりにこそ寂びの美を感じるのです。
頭をよぎるのは、七月の頃の弾けるような若さ。
感傷に浸りながら頂きました。
幽庵焼きが、華やかなお化粧のようでとても粋でした。
■オイカワ、ウグイの串焼き
■鮎のお作り、白子と肝、骨煎餅
■茸鍋
ナメコ、ヒラタケ、ウスヒラタケ、チャナメツムタケ、アカモミタケ、ハタケシメジ、シャカシメジ、ムカゴ
■マイタケとコウタケの炊き込みご飯
マイタケすんごいなー。
どのくらい凄いかというと、これ単独で炒め煮の茸軍団と渡り合えるくらいに存在感があります。
■柿塩アイス
★今日のbest!! 「茸の炒め煮」
2023/11/17 更新
2023/10 訪問
きのこのシーズンにつき予約は必須ですよ
伝え聞く今年の茸の不作は、行動範囲を広げることによりカバーしているそうですが、そのせいなのか既に熊に数度遭遇しているとのこと。
ともんさんのFacebookにその動画が上がっているので、是非ご覧になってください。
登山道を登る山登りとは全く異なる、本物の自然に足を踏み入れているんだなあと改めて思いました。
■茸と山菜の煮付け
ニンギョウタケ、マスタケ、アオロウジなど。
■盛り合わせ
フキフキミョウガワサビの後がかなり変化。
マイタケ、カラスタケ、チチタケ、ニンギョウタケとアオロウジとアミタケの甘酢和え。
■モツ煮込み
ツルンとしたイグチ科の茸やマイタケ入り。
煮込みの中で同じ調理となると、マイタケの美味しさが群を抜いています。
■天ぷらその1
ニンギョウタケ、タマゴタケ、マスタケ、ゴーヤ、アケビ、甘唐辛子。
アケビ良いね。
■天ぷらその2
シャカシメジ、ブナハリタケ、マイタケ、ハタケシメジ。
ここはマイタケかと思ったら、あれれシャカシメジが美味いぞ。
マイタケの美味しさを上回っております。
■鮎の塩焼き
高麗川産の子持ちと雄の食べ比べ。
これまでで一番肥えているんじゃないですかね。
子持ちは当然美味しいのですが、雄も相当にイケてました。
■焼き茸
マイタケ、ハタケシメジ、ブナハリタケ、ハナイグチ、アミタケ、オウギタケ、ハツタケ。
予約の際、今年は茸が不作なので焼きは難しいと聞いていたので、これは嬉しい不意打ちでした。
ここはもう紛うことなきマイタケの勝利。
素晴らしい!
■鮎のお造り
先月の肝は苦いとしか記憶してないのですが、今回のはそれこそ牛豚のレバーのような甘さがあります。
焼きの雄鮎が良かったのも、肝が相当に美味しかったんですよね。
個体差なのか時季なのか分からんなあ。
■骨せんべい
流石にこれが鮎の締めかな
■おすましと焼おにぎり
おすましには膨大な種類の茸が入っております。
■柿のシャーベット
ほんのり塩を使っているそうです。
★今日のbest!! 「焼き茸」
2023/10/15 更新
2023/09 訪問
さて今週のともんさんは?
というくらい頻繁に行ってるわけですが、たまたまおもてなしが重なっただけです。
とはいえ前回訪問より2週間ほどですが、やはり変化はあるもので、鮎の旬はピークを超えたのかなという印象。
ここからは子持ちや錆を楽しむ時季となるのでしょう。
■山菜きのこの盛り合わせ
フキフキミョウガワサビワサビ、チチタケ、ニンギョウタケとアオロウジ。
■モツ煮込み
ニンギョウタケ、チチタケ、アオロウジなど。
前回は少し灰汁を感じた青老茸でしたが、今回のものは全くそういうことはなくて、美味しい茸です。
■天ぷらそ其の壱
チチタケ、マスタケ、アカヤマドリ、ニガウリ、甘長唐辛子。
マスタケは森のチキンなんて言われるそうです。
■天ぷら其の弐
オオイチョウタケ、アオロウジ、小ヤマメ。
初見のオオイチョウタケはかなり美味な茸。
ネット上ではネガティブな評価もありますが、山菜や茸などの天然の物に関しては、成長段階や鮮度や保存法やら、いろんな要素が絡んでくるんだろうなと思います。
■天然鮎の塩焼き
本日も埼玉県の高麗川産と新潟県の清津川産。
水槽の鮎も黒ずんできており、落ち鮎や錆鮎と言われるものに近づいてきてるのかなという印象。
とはいえ熟成好きの私しては、7月8月のものよりも濃密で好みです。
■鮎のお造りと骨せんべい
お刺し身で頂くと、より差が顕著です。
新鮮なお魚が好みの方は7月、熟成魚が好みの方は9月をオススメします。
■山菜きのこ汁
ヤマウド、コゴミ、ゼンマイ、ニンギョウタケ、チタケ、アオロウジ、シャカシメジなど。
■鮎の炊き込みご飯
ご飯におすましをかけるのはマストです!
■イタドリのアイス
ともんさんも、まさかこれをもう一度出すことになるとは思っていなかったようです。
10月からはいよいよ新デザートになります。
★今日のbest!! 「オオイチョウタケの天ぷら」
2023/09/24 更新
2023/09 訪問
休みを取って来た甲斐があったそうな
本日の鮎も引き続き、埼玉県高麗川産と新潟県清津川産です。
7月と8月は地方の鮎に軍配を上げましたが、9月はとうとう埼玉県の勝利。
風味が強いのは地方産という構図は変わらないのですが、9月の鮎は熟成鮎とでも言いたくなる熟れ方をしています。
清津川産はかなりクセが出ており、高麗川産の方がバランスが良いですね。
鮎が熟してるって表現が正しいのかは分かりませんが、そう言いたくなるような甘い芳香が漂っています。
■山菜と茸の煮付け
茸はウスヒラタケとニンギョウタケで、オレンジの物がニンギョウタケとのこと。
ニンギョウタケは苦いという評価が散見されますが、全然そんなことはなく美味しいですよ。
■山菜盛り合わせ
フキフキミョウガフキミズワサビワサビワサビ
■もつ煮
ウスヒラタケとタマゴタケ。
タマゴタケは言わずもがな、評価の地味なウスヒラタケも美味しいんですよね。
自然のものですから、個体差やハンターの目利きに左右されるのかな。
■天ぷら
タマゴタケはやはりワンランク上の美味しさです。
面白かったのはアオロウジで、漢字で書くと青老茸。
ともんさんの天然食材は、洗練された質の高いものを厳選していると思うのですが、それでも筍のようなアクがあります。
食感は良く滋味深い味わいなので、調理によっては化けるかもです。
■2023年鮎の塩焼き総括
7月:青々しい芳香のいわゆる香魚でした。
8月:香りは落ちたものの、脂の乗った美味しさがありました。
9月:熟れきった果実のような、艶めかしい色香をムンムンと漂わせております。
熟したものが好きな私としては、9月が一番面白かったです。
■小鮒の串焼き
水田で養殖している小鮒だそうです。
ねっとりクリーミーで、白身魚のチーズといった感じです。
■鮎のお造りと骨せんべい
7月の時に感じたハーブのような香りはありませんが、脂の乗りは増してます。
白子がめちゃくちゃ美味いです。
■山菜きのこ汁と鮎ご飯
ご飯と汁物の素材が異なるのは、鮎の時期だけなんじゃないでしょうか。
おすましをぜひご飯にかけて下さい。
笑える美味しさになるんで。
■イタドリのミルクアイス
いよいよ今月で終了だそうです。
★今日のbest!! 「鮎のぶっかけご飯」
2023/09/13 更新
2023/08 訪問
埼玉県のおすすめ店
埼玉県外に出ることが多くなった昨今。
埼玉県のおすすめ店を聞かれた際は、必ず此処ともんさんを挙げています。
特にプロの料理人の方にこそ、来てほしいと思うお店です。
お料理だけではなく、お店の在り方そのものを見て頂きたいんですよね。
というのも、次回は久々にプロの方とご同席の予定。
どんな刺激を受けてくださるのか、とても楽しみです。
■茸と山菜の煮付け
ハナビラタケが入ってますとのこと。
聞いた時はふーんでしたが、帰ってから調べてみると、天然のハナビラタケは幻のきのこだそうです。
こういう知識も増えてくると、ともんさんはもっと楽しいですね。
■山菜盛り合わせ
撮り忘れました。
フキフキミョウガタケ蕗の葉ワサビワサビ
■モツと山菜の煮込み
ヤマウド、フキ、コゴミ、ハナビラタケ
■天ぷら
山菜と茸の端境期ゆえ、流石にここは弱いセクターですが、畑の野菜ならではの美味しさも再認識します。
天ぷらや鮎に対しての同行者の感想を聞いていて、自分の味覚が天然山菜やジビエが基準となってることに気が付きました。
一般的にクセと言われるものに対して、かなり寛容になっていますね。
■鮎の塩焼き
埼玉県高麗(こま)川産と新潟県清津川産。
どちらもお父さんの鮎なので網取りかな。
これははっきりと分かるくらい、清津川の鮎の方に味の深みがあります。
同行者も同じ感想なので、個体差でもなさそうです。
清津川の鮎の頭部にはクセを感じたようですが、私的にはそうでもないかなと。
先月今月とも、やはり地方の鮎の方が好みです。
■焼おにぎりとすまし汁
鮎ご飯が食べたい!
ぜひ鮎ご飯付きのコースをオススメします。
★今日のbest!! 「新潟県清津川産鮎の塩焼き」
2023/08/27 更新
2023/07 訪問
香りを嗜む
7月末日の訪問、水槽の中には鮎がびっしりでした。
しかもその全てが黄斑の浮いた天然物とあっては、圧巻の光景です。
8月1日からは、ご自身の鮎漁も解禁と仰ってましたが、網漁が解禁とかってことですかね。
鮎は釣り人からも仕入れているらしく、今あるものはそれかもしれません。
お父さんの使う網は、昼夜関係なしに採れるという、それこそ魔法のような逸品だとか。
これはぜひとも、来月もお伺いせねばなりません。
■茸の煮付け
雨が少なくて、天然茸ハンターの方々がザワついております。
このまま行くと、今年の茸は相当な不作だとか。
■山菜の盛り合わせ
ここは毎度のセクター。
■どぜうの唐揚
鮎定食の方も、ぜひ追加することをオススメします。
味のある白身魚って感じでとても美味しいです。
山菜などもそうですが、ともんさんは食材の下処理がホントお上手だと思います。
■山菜と茸の天ぷら
白キクラゲは珍しいものだそうです。
追加で出てきたのがアカヤマドリ。
ふーんと聞いていると、これってポルチーニなんですって。
どんな物か興味ありすぎて、撮影し忘れました。
傘と軸を出してくれましたが、たしかにこれはポルチーニです。
■焼き魚の取り皿
寒雑魚の下にあるのはヤマメの卵。
これはまあ美味しいかと言われると、それなりに生臭いものでしたね。
■鮎の塩焼き
少サイズのものは山梨県大月市の桂川産。
大サイズは東京都奥多摩町の氷川産です。
葉巻を嗅ぐが如く、両者に鼻を寄せてみました。
桂川産はいわゆる西瓜の香りです。
食べてみると、それこそ甘みを感じるかのような、官能的な風味があります。
一方の氷川産は草原の香りです。
大振りな分、身の美味しさがあります。
これは桂川産に軍配アリ。
■鮎のお造り
これはどこの鮎でしょうね。
ミントのような爽やかな香りです。
一番下にハラスの部分があるのですが、脂の美味しさに飛びました。
レモンの上に乗っているのが肝なのかな。
これも貝みたいで美味しいです。
■鮎の骨せんべい
お作りに使った鮎を骨せんべいに。
軽やかな食感と、なんとも言えん風味で、実に美味いです。
■山菜と茸のすまし汁
コゴミやフキなどの山菜に、ニンギョウタケ、ハツタケ、キクラゲなどの茸。
ともんさんの食事のあとは、とにかく便通が良いのです。
食物繊維がすごいんでしょう。
■鮎の炊き込みご飯
ここにも鮎がおったんかいと、蓋を開けて驚きました。
ご飯にもほぐし身が入っているそうで、頂いたのは計4匹でしょうか。
ともんさん凄すぎません?
■イタドリのアイスクリーム
イタドリを甘味に使うアイデア。
山菜を扱う方はぜひ。
★今日のbest!! 「山梨県桂川の鮎」
2023/08/01 更新
2023/06 訪問
六月の鮎
6月末日の訪問でしたが、天然鮎はまだまだ小ぶりとのこと。
昨年物と併せて頂きました。
■天然アユ塩焼定食
鮎(小):2023年山梨県大月市葛野川産
鮎(大):2022年新潟県十日町市清津川産
この時期になると、あまり好ましくないものが鮎のコンフィ。
いろんな所で推されるメニューですが、あえて食べたいとは思わんのですよね。
養殖物は食えんとかいう海原雄山でもないのですが、お寿司屋さんでサーモンを頼むような感覚とでもいいますか。
やはり天然の塩焼きが良いですよね。
本日の鮎、22年物には香気をあまり感じなかったので、23年物の引き締まった身の方が好みでした。
来月の鮎がどのようになっているのか、とても楽しみです。
■山菜ときのこの天プラ
どちらもちょうど端境期と言いますか、初々しかったり、まったりだったりで、妙に落ち着きます。
ともんさんが感じさせてくれる四季の移ろいが好きなんです。
★今日のbest!! 「2023年山梨県大月市葛野川産鮎の塩焼き」
2023/07/01 更新
2023/06 訪問
マスター・トモン
この日は、自分たちも山菜を採集している方々と一緒にともんさんへ。
面白い話が聞けそうだと期待していましたが、流石は三十代にしてすでに数十年の山のキャリアを持つマスター・トモン。
次から次に色んなお話が出てきます。
ご一緒した方が、教科書のようだと感服しきりでした。
税込7150円のコース。
前回の3850円のコースと異なるところをご紹介。
■山菜の盛り合わせ
品数が増えて八品に。
ミズ/ワラビの醤油漬け/フキ、ヤマウド、ネマガリタケ
■山菜の天ぷら
タラの芽ともう一つはゼンマイなのかな。
■焼き物の取皿
雑魚の甘露煮が山女魚の甘露煮に。
■天然山女魚のふき味噌焼き
山女魚の淡白な身とふき味噌の相性は抜群。
塩焼きにはない美味しさです。
■山女魚のお造りと手作りこんにゃく
どちらも甘いんですよね。
お造りはお塩で頂くと身の甘さが引き立ちます。
群馬県産の手作りこんにゃくは、生こんにゃくっていう感じのぷるぷる感です。
■ヤマウドの酢味噌和え
上コース用もしくはディナー用の器に変更。
■香り柚子の山菜鍋
ヤマウド、フキ、わらひ、コゴミ、ゼンマイ、カタクリ、シドケ、シオデ。
山菜シーズンの最後にとても良いものを頂きました。
■山菜の炊き込みご飯
素材を活かす、は言うは簡単なれどやるとなると大変なもんです。
結局コストを掛けないといけないんですよね。
圧巻の山菜量でした。
★今日のbest!! 「山菜鍋」
2023/06/08 更新
2023/05 訪問
5月下旬もまだまだ山菜
夏日が珍しくないこの頃にあっても、北国の奥山は別世界。
まだまだ山菜が採れているようです。
税込¥3850のコース
■山ウドの金平
■山菜の前菜
フキの煮付け/フキ味噌/セリの磯辺巻/赤ウドの甘酢漬け/ミツバアケビの芽/ワラビの醤油漬け
ミツバアケビがこれぞ山菜といった滋味と香りで気に入りました。
■山菜とモツの煮込み
山ウド、ワラビ、コゴミなど。
■天ぷら前半
コゴミ、アブラコゴミ/ハンゴンソウ/
フキノトウ/ネマガリタケ、フキ
■天ぷら後半
ヨモギ/ヤマブドウ/コシアブラ
ヨモギは雪の側で採れたそうです。
ヤマブドウはむっちり食感と甘酸っぱい酸味と香り。
コシアブラも色気たっぷりです。
■コゴミのマヨネーズ和え
■焼き魚の取り皿
オイカワの甘露煮/川エビ/アカシアの花
フキの葉/キャラブキ/ミョウガタケの甘酢漬け
今日は満席だったので、他所の卓の説明も聞きながら食材をコンプリートしました。
■ヤマメの塩焼き
今日のヤマメはいつにもましてふわふわ。
、、、のような気がする。
調理なのか個体差なのか、餌の環境なのか。
うーん知りたい。
■山ウドの酢味噌和え
■焼きおにぎりとすまし汁
山菜の端材を使ったすまし汁。
キクラゲが入っていましたが、これがとっても濃いやつでした。
■オオイタドリの甘酢和えのシャーベット
★今日のbest!! 「ヤマブドウの天ぷら」
2023/05/29 更新
2023/04 訪問
大長編4月ともん
大分ともん慣れしてきました。
今回はすべての食材を把握できましたよ。
ご主人より山での採取のお話を聞くことができました。
24時ごろに新潟に現地入りし、2時間仮眠の後にはもう山に入るそうです。
明るくなる5時ごろから釣りをしつつ山菜を採取。
その後は斜面を駆け登り別の山菜を採取するのだとか。
どうかお怪我のないようお気を付けください。
■山ウドのきんぴら
挨拶代わりのフレッシュな山ウド。
■山菜盛り合わせ
フキノトウの煮付け/フキ味噌/カタクリの花/ミツバアケビの芽/コゴミのマヨネーズ和え/ノビルの酢味噌和え
ミツバアケビは一番自然の濃さを感じます。
光るのはコゴミ。
思わず小鉢を追加しました。
■コゴミのマヨネーズ和え
咀嚼すると湧いてくる滋味。
これ以上出ると苦くなるぞってところで、中から瑞々しいジュが飛び出してきます。
これがたまらん。
■山菜とモツの煮込み
2日前に新潟山中から採ってきたコゴミは、煮物の中でも鮮烈な存在感を放ちます。
■山菜の天ぷら
コゴミ/ヨモギ/イタドリの先端/狭山茶の新芽/タカノツメ/コシアブラ/セリ/山ウド/きくらげ
山菜が先月よりも格段に美味しくなっていることに驚きました。
自然万歳!
セリ、山ウド、きくらげは後半に出てくるのですが、ボスキャラ感のある美味しさです。
■焼き魚の受け皿
つくし/わさびの三杯酢和え/自家製のわさび漬け
やまべの甘露煮/川海老/金柑
お皿の左側は酸味、右側は甘味。
この受け皿大好きです。
■天然山女魚の塩焼き
頭から食べてねとお父さん。
頭も旨い腹も旨い。
しかし何と言っても尾ビレが絶品です。
上手く焼けているときの尾ビレって最高じゃないですか?
■焼きおにぎり
幸せのデカ焼きおにぎり。
熱々バリバリたまらんです。
■けんちん汁
これでもかと具沢山。
美味しすぎるお出汁が出まくっています。
■山ウドの刺身
刺し身とは言わなかったと思うのですが、そう言いたくなる一品。
爽やかなウリを食べているかのようで、良いデザートだなと思っていました。
■オオイタドリの甘酢アイス
デザートありました。
これがまた素晴らしいもの。
オオイタドリのエキスを抽出した甘酢で作ったアイスです。
ヨーグルトのシャーベットのようなシャリシャリ食感と軽やかな酸味。
最高の締めです。
★今日のbest!! 「山ウドの天ぷら」
2023/04/15 更新
2023/02 訪問
口福、そして日本人でよかった
これ以上の感想を思いつかん。
■山うどのきんぴら
瑞々しい!
■もつ煮
これとご飯があればしあわせ。
■天ぷら
天ぷらはこちらで頂ければもう充分です。
塩は"付ける"ではなく"ふり"ましょう。
セリの天ぷらがとんでもない美味しさです。
■山ウドの酢味噌和え
シャクっと爽やかな味変。
■岩魚のお造りと山梨県小菅村の手作りコンニャク
イワナのお刺身。
そのまま、、、旨い。
しょうゆ、、、旨い。
塩、、、!!!
塩で頂くと脂の美味しさが異次元です。
■冬の珍味
鹿の背ロースのロースト/山女魚の山桜燻製/猪のフランクフルト
どれも実に物が良いです。
■岩魚の焼き物
川魚はお肉を食べてる感が凄くします。
磯の香りがないからでしょうか。
子供のころは魚が苦手でしたが、川魚だったら食べられたなと思います。
■山家鍋
山菜、茸、そして長野県伊那谷の猪。
秋のキノコ鍋よりも、お肉のお出汁がある分好みでした。
お雑炊か焼きおにぎりか選べるのですが、うーん焼きおにぎりで。
そのまま食べるも良し、お茶漬け風にするも良しで大正解でした。
1辺10センチ弱の特大おにぎりが二つ。
これを完食できる口福、自分の胃袋に感謝です。
お持ち帰りも可能ですよ。
■からし菜の小鉢
からし菜にお湯をかけ蒸したもので、調理法名は失念。
辛子和えのような辛味で、山葵系が苦手な同行者は食べられませんでした。
■柚子シャーベットに柚子ジャム
どちらも手作り。濃厚だけどさっぱりで最高の締めでした。
★今日のbest!! 「岩魚のお造り」
2023/02/10 更新
2022/12 訪問
口福ってこれだ
こんなお店が自分の住んでいる県にある事の衝撃。
秋のきの子は最後の最後だったようです。
¥6500のコースをお願いしました。
ご飯がなくなってることもあるようなので、コースでなくても予約はしておいたほうが良さそうです。
■山菜ときの子の煮しめ
/ナラタケ/クリタケ/ブナハリタケ/山うど/蕗/
いきなり度肝を抜かれました。
■豚モツときの子の煮込み
/ナラタケ/クリタケ/マスタケ/他いろいろ/
よく分からんものがたくさん入ってます。
煮汁まで完飲です。
■きの子と山菜の天ぷら
/アカモミタケ/クリタケ/ヨモギ/紫菊/ししとう
/アケビ/
きのこが続いたあとに味わう緑野菜の尋常じゃない鮮烈さ。
世界の色が変わったような感覚です。
/ヒラタケ/天然なめこ/
天ぷら屋に行くことは無くなるかもしれんなあと思いました。
■ぬるぬるきの子の酢の物
/ニカワハリタケ/ヌメリスギタケ/
勝手に命名しました。
■川魚の焼き物の"取り皿"
/ウグイの甘露煮/蕗味噌/蕗の薹の煮付け/きゃらぶき/コウタケの煮付け/山わさびの三杯酢和え/
すっごい取り皿。
■川魚の焼き物
/山女魚の柚香焼き/オイカワとなにかの雑魚串/焼鮭/天然なめこの付け焼き/
きのこと山菜に慣らされたところに待ちに待った肉。
身体が歓喜に打ち震えます。
特に山女魚が美味しすぎて一気に食べちゃいました。
■コウタケとマイタケの炊き込みご飯
一合でしょうか。完食してしまいました。
これだけのお米を食べたのは学生時代以来かもしれません。
普通にお持ち帰りを勧めてくれますよ。
■きの子鍋
きの子オールスター。
大物きの子は底に沈んでるので、写真で見えているのは半分くらいかもです。
底にいくにつれて、出汁がどんどん濃くなっていきます。
■岩魚のお造り
最後に出てきたお造り。たしかイワナと言ったような。
ここに来てなんだろなと思いながらひと口。
なるほどなるほど、最後に出す理由が分かります。
山葵と醤油に全く負けない強烈な旨味。
衝撃的な美味しさです。
■柿のアイスクリーム
柿と濃厚なミルクのアイスクリーム。
素晴らしい終わりでした。
★今日のbest!! 「岩魚のお造り」
2023/02/10 更新
タラの芽とコシアブラが揃い踏みの今時期。
山ガールと思しき淑女の歓声で、店内は大賑わいでした。
今週か来週あたりが山菜の好機でしょうか。
当店におきましても、そのことをご承知の山菜通で席が埋まりやすい状況ですので、ご訪問の際はご予約をお忘れなく。
■ヤマウドの金平
■山菜の前菜
セリの磯辺巻き、フキフキ、カタクリの花、カタクリの葉、シオデ、アケビの芽、アイコの辛子和え
■山菜きのこモツ煮
■天ぷら1
アザミ、オオイタドリ、コゴミ、ヤマニンジン、ノカンゾウ、フキノトウ
■天ぷら2
タラノメ、コシアブラ、タカノツメ
タラちゃんは僅かにピークアウトの気配か。
コッシーはこれからという感じ。
タカノツメが乗ってるね。
■ヤマメの塩焼き
■コゴミのマヨネーズ和え
■イワナのお造り
■焼きおにぎりと山菜きのこ鍋
■イタドリのアイス
★今日のbest!! 「タカノツメ」