2回
2021/05 訪問
【カレー百名店@検見川】The Tabelog Award 2021 Bronze受賞店
千葉県の検見川にある、カレー百名店。
増田泰観氏が1981年に開業。
印度料理アジャンタで修行し、インド人シェフの調理法を学び、日本人向けにアレンジされた料理を提供している。
平日の16時過ぎの来店。
店の前には小さな駐車スペースがあり、裏手には大規模な専用駐車場がある。
また、駐車場の横に寮が併設されていて、繁盛ぶりが伺える。
入店すると民族衣装を身にまとった日本人店員さんが、出迎えてくれる。
こちらに常に気をかけてくれるホスピタリティは、素晴らしい。
店内にはインドミュージックが流れていて、エスニックな雰囲気がとても良い。
オーダーは
トリプルカレーセット【2145円】
オーダー後、10分くらいで以下が配膳される。
■イエロークミンライス
→バターの効いたターメリックライス。パクチーが乗っているのでオリジナルなアレンジといった感じ。インドカレーの主役ともいえるスパイスのクミンが入っているだけあって、強い芳香とほろ苦み、辛みがあるが、バターがそれをまろやかにしていて、とても計算しつくされたバランスの良いライス。各種カレーとの相性もバッチリ。
■ベジタブルバトラ
→所謂インド風の野菜の天ぷら。根菜類が天ぷらにしてあるのだが、日本の天ぷらとは異なり、ウェットな仕上がりでクセになりそう。美味しい。
■バターチキン
→生クリームがたっぷり入っていて、チーズのような濃厚さで、クリーミー。ココナッツとフェヌグリークが入っているのか、甘さが特徴的。ソースのベースにはトマトも感じる。かなりマイルドで甘めのため、スパイスの効いたクリームシチューを食べているような感じ。チキンの肉感がよく、唸る美味さ。甘めでマイルドなため、揚げパンとの相性も良い。辛さの調節ができないのは、この良さを損なわないようにするためか。
■シュリンプカレー
→ゴア風シュリンプカレー。エビの風味がしっかりとルーの中心にあるエスニックカレー。バターチキンとうって変わり香辛料が、しっかりと効いている。辛いが美味しい。今まで食べたシュリンプカレーではNo.1。
■キーマカレー
→まず、カルダモンを感じる。ところどころ、ハッカのようなスパイシーさが舌上をピリピリさせる。ルーのベースはトマト、具材はグリンピース、オクラ、挽肉、チキンのほぐしなど。にも関わらず辛い。普通の辛さではなく、体の奥からじわじわくる旨辛さ。カレーの枠を超えた美味さを感じる。
■バトラ
→所謂揚げパンのようなもの。外はカリッと中はモッチリ。カレーにつけても良し、卓上の黒蜂蜜と一緒に食べても良し。黒蜜とバトラの相性が最高に良いのでおすすめ。
■マンゴーラッシー
→このスパイスのパレードの中で、癒やしの存在。完熟濃厚のドリンク。
■マンゴー(サービス)
→サービスです、と持ってきてくれるホスピタリティ。辛いものの後に食べる完熟マンゴーは最高。
卓上のアチャールやリンゴ酢のレベルも高い。
大大大満足の晩餐でした。
ご馳走さまでした。
2021/09/06 更新
千葉県の検見川にある、老舗のエスニック百名店。
増田泰観氏が1981年に開業。
印度料理店アジャンタで修行し、インド人シェフの調理法を学び、日本人向けにアレンジされた料理を提供している。
前回味がどハマリだったため、再来店。
平日11時45分頃の来店。
店外に既に8人待ち。
リストに記名し、呼ばれるのを待つ。
12時15分頃から、一気に人が増え始め、15人待ちにまで待ち列が拡張。
待っている間に、抽選のくじ引きがあり、飴をいただく。
また、オーダーを聞かれたため、今回は以下を注文。
■シタールセット【1573円】
・ラッサムスープ
・ライス
→バスマティライスを選択(日本米での半ライスのお替り可)
・カレー二種
→バターチキンとマトンを選択
・本日のデザート
ちなみに、3月7日から原価高騰のため、メニューが値上がりしている。
前回来店時の同メニューの価格が1386円だったので、前回来店時から約200円近い値上げということになる。
12時26分に店内に案内される。
平日ランチタイムは、値上がり直後にも関わらず、40分待ちということになり、名店の強さをまざまざと見せつけられる。
カウンター席に案内され、5分強でラッサムスープから順番に配膳される。
実食。
※寸評基準(厳しめ)
◎ 非常に満足
○ 満足
△ 可もなく不可もなく
☓ 満足せず
■ラッサムスープ ◎
→スパイスの効いたトマトベースのスープ。まろやかさと酸味がしっかり感じられ、突出して美味しい。
■バターチキン ◎
→スパイスの効いたコクと甘みのある濃厚なクリームシチューといった感じ。アジャンタ系の店は、どこもバターチキンが美味しいが、ここは頭1つ抜けている。チキンも筋が無く美味い。オリジナリティにも溢れているため唯一無二のメニュー。
■マトン ◎
→バターチキンとの対比がスゴい。ビターでかなりのスパイスが効いている。体が温まるような辛さで、食欲が掻き立てられる。マトンの肉も美味い。レベルが違う美味しさ。
■本日のデザート ◎
→マンゴープリンが出てきたが、食感も甘さも全てが、カレーを食べた後には心地よく、美味しく感じた。
料理は完璧なのだが、唯一気になる点が。
接客である。
「半ライスのお替りをお持ちしますね」と声をかけていただいたりと、気の利く店員さんもいれば、全くもって無神経な店員さんもいる(リストに名前をまだ書いているのに、店員さんが無言で横から割り込んできて、リストをめくりあげる。空き席に名前を呼んで入れたいのだろうが、数秒が待てないのだろうか)
どの店員さんもしっかりとした対応ができるようになってくると、完全無欠の百名店になれると感じた。
ご馳走さまでした。
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