3回
2023/12 訪問
他県からわざわざ訪れる価値あり
前回訪問時の感動が忘れられず、どうしてももう一度食べたくて紅葉ドライブがてら再訪問。
12時オープンとのことで15分前くらいに到着しましたが、看板の類が一切ナイ。「本当にここだったよね?」と不安にまみれながら階段の下で待っていると、常連らしい女性が振り返り、「マスターがボードを持って降りてきたら開店ですよ」と教えてくれました。なるほど。
12時ちょうどにマスター登場。メニューボードを階下に立ててくれました。開店!
4人がけくらいのテーブル1つに、4、5人座れるカウンター席があるだけの小さな小さなお店です。それが開店数分でたちまち埋まり、接客も調理も会計も1人でこなしているマスターは見るからに忙しそう。
メニューの内容はたぶん前回と変わらず。料理名が読めなくても「鶏のやつ」とか「チャーシューの」とか適当に言えば通じます。
とりあえず前回私も相方も惚れ込んだ「山北村菜豚飯」はマスト。豚飯と書いてあるとチャーハンかな?と思いますが、ご飯、チャーシュー、ピクルス、燻玉などがワンプレートに盛られたお料理です。このチャーシューが本当に絶品! ジューシーで、柔らかくて、噛めば噛むほど旨みが溢れ出す感じ。2人ともめちゃめちゃ噛みしめて味わいました。
前回は他に鶏肉を試したので、今回は「燻製鯖飯」にチャレンジ。メインは焼きサバの燻製です。ふわふわの焼きサバをほおばると、口いっぱいに広がる燻製香。幸せだ…。お魚の燻製ってスモークサーモンくらいしか知らなかった私たちにとって、衝撃的なおいしさでした。
嬉しいことに、どちらのプレートもお野菜たっぷり。クミンの効いたエスニックなキャロットラペをはじめ、紫キャベツとか切り干し大根とかの発酵ピクルスが色々盛り付けられています。これがまた最高においしいの〜。
堪能しました。
送り出してくれたマスターに思わずこの感動を伝えたところ、不器用に口ごもっていらして、その純朴さみたいのがかえって信頼につながったかな。
どうやら夜はさらにメニューが豊富らしいのです。どうにか調整して飲みに来たい〜。
2023/12/02 更新
2023/02 訪問
これはすごい
他県へ遊びに行くにあたり、相方が情報収集のあげく白羽の矢を立てたのがこのお店。
地元民でないせいもあって場所がたいそうわかりにくく、途中第二候補のお店を探したりもしたのですが、何とかたどりつけて本当に良かった!
小さな小さなお店ですが、カウンター席のカウンターはテーブル席並みに広々していて店主のこだわりが伺えます。
燻製がおいしいらしいんだけど、ランチメニューは漢字ばかりでどう読むのかもわからない。店主は忙しそうで質問できない。「海南都果鶏飯」ってなに〜(・・;)
無国籍料理だそうで、字面から内容を推察するのも難しい。とりあえず豚と鶏。みたいな選び方をしてどうにかオーダー。
それでも期待できるクオリティなのは料理が出る前からただよっていました。野菜好きの私は「野菜不足解消飯」、肉食の相方は「山北村菜豚飯」なるものを注文し、それぞれ見た目に意外性はありませんでしたが食べてびっくり。うまい…。
なんの変哲も無いきのこのソテーがどうしてこんなにおいしいの。この鶏ハムのしっとり感もただごとじゃないわ。そしてレア仕上げのチャーシュー絶品!
キャロットラペ的なものやピクルス的なものは、店内にズラッと並んだ保存瓶の中身でしょう。ポテサラも燻玉も、丁寧な手仕事の賜物だとわかります。
うわー、ここまた来たい。地元の人うらやましい。しかもこのおいしさでありえないくらいリーズナブル。またぜひ機会を作って、今度はお魚系を試したいです。
2023/02/24 更新
3回目の訪問です。もうすっかり気に入ってしまって、奈良と言えばこのお店!という感じ。これでは他の奈良グルメがまったく試せない~。でも、いいのです。本当においしいから!
相変わらず看板も目印も何も無い階段の下で正午前から待機しました。そして12時ちょうどに開店。店内は開店を待ちわびていたお客さんでたちまち満席です。
でも前回や前々回よりマスターに余裕が感じられました。1人で厨房からオーダーから会計まで切り盛りするスタイルにだいぶ慣れてきたのでしょう。客であるこちらも、もう読めないメニューに慌てたりはしません。相方はとにかくチャーシュー。私は鶏とか鯖とか、その時の好みで適当にメインを選び、あとはお互い、ポテサラだの温玉だの、絶対にはずせないものを単品で追加オーダーします。
メインで言うと、レアチャーシューはとにかく絶品。こんなジューシーで味の深い燻製豚、他では絶対に食べたことない。そしてささみも鯖も、燻製香としっとり感が他店とは一線を画しています。ポテサラは薬膳っぽい大人な味付けで私たちの大のお気に入り。燻玉もファンが多いの納得な逸品です。付け合わせのマリネやピクルスは来るたびに素材が変わるけど、いつ来て何を食べても間違いないおいしさ。
これはねー、通うよねー。たぶん次に奈良旅行をしても、やっぱりここに来てしまうんだろうなぁ。燻製好きな私たちをとりこにしている名店です。