まめぞうさんのマイ★ベストレストラン 2010

まめぞうのレストランガイド

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まめぞう (男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

結果的に色々な国の料理が並ぶことになった。

最後にとびこんできた「オー・ペシェ・グルマン」は衝撃であった。
しばらくこのかわいいビストロに通ってみたい。
私の中では「ラ・マンチーナ」の女性シェフと並び称される。

不動の一位、「ラ・マンチーナ」は旬の魚や野菜をうまく生かして美味しく提供してくれる。
「楽山」はのんきなシェフの腕の良さが光る。
「蒸し八」では蒸すことにより素材の味を引き出す奥深さを教えてもらった。
「千真野」にはこれから動のパフォーマンスで頑張ってほしい。
「ダバインディア」のチーズクルチャに感動。
「La Luna Llena」では上品なスペイン料理を堪能した。
「き泉」のフライは揚げ方、油の残り具合が絶妙、全く胃にもたれない。
「川国風味小林」の若い林シェフにはチーム力を伸ばしていって欲しい。
「カラヴェーラ」でポルトガル料理でつかう鱈の干物(バカリャウ)の滋味に感動。

ベスト10のうち7店が2010年に新たに出会った店。
通う店が増えて忙しくなりうれしい悲鳴である。

マイ★ベストレストラン

1位

ラ・マンチーナ (仙川 / イタリアン、パスタ)

17回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 昼の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 ¥3,000~¥3,999

2023/04訪問 2023/04/19

仙川:久々にお店でいただく

お店でいただくのは実に1年5ヶ月ぶり。
シェフのおまかせを予約しておいた。

夜の部口開けの客だったが、
間もなく満席で盛況。

まずは生ビールで乾杯。

アミューズに
コンビーフパテ
丸鍋型のクッキー生地の中に
よくほぐしたコンビーフのパテ、
温かく、ビールのアテにピッタリ。

白ワインのカラフェをお願い。
最初の前菜は
イワシと焼き茄子のマリネ
香ばしい焼きナスとマリネしたイワシの相性がいい。
量はたっぷり。

筍とモッツアレラのフリット
これはほぼ定番化。

ホタルイカと菜の花のイカスミパスタ
春を感じさせる3つのハーモニー。

赤ワインのカラフェをお願い。
ホワイトアスパラのカルボナーラパスタ
川上君がWBC1番バッターの如く
本場カンボジアの高級胡椒をペッパーミルパフォーマンス!

期せずして今年初めてのホワイトアスパラも楽しんだ。

メインは
静岡県産地養鳥胸肉サルサピカンテソース

食後に最近手に入れたというグラッパを試飲させてもらう。
強い!度数40度!葡萄の香り!

御馳走さま。

この日頼んだもの:
シェフのおまかせ@3,850円x2
コペルト@300円x2
生ビール@780円x2
白カラフェ1,930円
赤カラフェ1,930円
合計13,720円

カツオのカルパッチョ」(1,350円)
イワシのカルピオーネ」(1,350円)
鮎のカダイフ揚げトウモロコシソース」(1,350円)
香り豚ロースのカツレツ」(1,890円)

こうも暑いので
前の日に頼んで、
昼に持ち帰り。

ビールとワインがよく進んだ。
今年初のホワイトアスパラ、
ありがたい。

いつもはローストする鶏ももを
トマト煮にしてもらった。

あぁお酒が進む。

本マスのカルパッチョ」(1,350円)
イワシのカルピオーネ」(1,350円)
生ハムとホワイトアスパラ」(1,910円)
鳥ももトマト煮込み」(1,890円)
宣言が明け、
イートインを予約。
ついでにカルピオーネをテイクアウトでもお願い。

イートインではいつものように
シェフのおまかせ@3,580円

まずは生ビールで乾杯。
グラスが重厚なものに変わった。

アミューズは
干鱈とじゃがいものタルト、
熱々トロトロ旨みたっぷり、
火傷に注意w

この日のおまかせコースは
赤に合うのが優勢という事で
赤のボトル、白のグラスでお願いすることに。

サトシ君が
数本のボトルを出し丁寧に説明してくれる。
悩んだ挙句、
奮発して
シチリアのフェウドマッカリサイヤ2016でお願い。

熟成して果実味たっぷり、
シチリアらしい美味しいワイン。

カツオと茄子のカルパッチョ
熟れたカツオ、香ばしい焼き茄子、
いいマリネ。

ご機嫌な味。

次が
白子としし唐のフリット
ということで、
ドライな白のグラスをお願い。

リースリングとイルバッコ、
いいリコメンド。

サンマとキノコのパスタ
そういや高級魚となったサンマ、
今年2度目かも。

牡蠣とブロッコリーのパスタ
赤ワインに戻る。

ぷくぷくの牡蠣、
美味しくいただく。

メインは
鶏、小布施栗、キノコのロースト

三者の見事なジューシーなハーモニー。

食後にサービスでイタリアジンをいただく。
クセがなく強すぎず美味い。

テイクアウトのカルピオーネをもらって
お勘定、
二人で19,840円払って御馳走さま。

あぁ何かと満足。
緊急事態宣言中。

前の日、お店に連絡して、
昼前に取りに行く。

鰹のカルパッチョ」(1,250円)
穴子とモッツァレラチーズのフリット」(1,250円)
イワシのカルピオーネ」(1,250円)
スペアリブと白菜の煮込み」(2,090円)
計5,840円

熟れたカツオの旨み、
チーズとハムに挟まれた穴子、
臭みのない鰯、
甘い白菜とトロトロのスペアリブ。

2人で美味しくいただく。
あぁ大満足♪
旬の魚と野菜をほんと上手に調理する。

ナス嫌いの人には大変だが、
カツオには焼きナス、
イワシには揚げナス
と上手に使い分け。

トウモロコシソースが上品な甘さで、
アユとアスパラを惹き立てる。

カツレツには粉チーズを上手に使い、
豚の旨みが際立っている。

随分ワインが進んでしまった♪

カツオのカルパッチョ」(1,250円)
イワシのカルピオーネ」(1,250円)
鮎のカダイフ揚げトウモロコシソース」(1,250円)
香り豚ロースのカツレツ」(1,890円)
「鱒カルパッチョ」(1,250円)
「目光カルピオーネ」(1,250円)
「ヤリイカとタラの芽のフリット」(1,250円)
「豚スペアリブ春キャベツ煮込み」(1,890円)

鱒は旨みと水分がたっぷり、
メヒカリ、素揚げの茄子、
穏やかな酢で旨みが惹き立つ。
ほのかな塩の揚げたイカの旨み、季節の山菜、
とろとろの甘い豚と季節の甘い野菜。

季節感たっぷり、
美味しくいただく。
今回も
マジメに緊急事態宣言に対応しての不要不急対応。

真イワシのカルピオーネ」(1,320円)
牡蠣とほうれん草のグラタン」(1,320円)
山形豚のロースト」(1,890円)

鰯の南蛮漬け、グラタン、豚ロースト、
いずれもあっさり目の味付け。

野菜もたっぷりあって、
ビールとワインがどんどん進む。

美味しくいただきご馳走さん。

シホさん、サトシくん
なんとか辛抱して
なんとか工夫して
続けていってねぇ♪
テイクアウトも絶賛推進中。

感染症対策も行いながらの
イートイン営業を予約。

いつものように
@3,580円のシェフのおまかせ。

生ビールで乾杯♪

イワシフリット
カツオカルパッチョ
鮎のカダイフ揚げとうもろこしソース
ホッキ貝とブロッコリーのパスタ
鱧と夏野菜のパスタ
クロウシのロースト

最初にフリットが来たので
前菜2は?
とワクワクしてたら
鮎のカダイフ揚げ、
身がフワッといい感じに仕上がる。
甘いとうもろこしソースに合わせるのは面白い。

ここでビーフをいただくのは久しぶり。
ジューシーで美味い。

ハーブの香りが効く白ワインをカラフェで
赤ハウスワインをカラフェで。

お代は2人で13,820円。
コロナ対応でテイクアウト始めました!
シーザーサラダ
季節のフリット
海老とアボカドのクリームソースパスタ
香り豚のカツレツ


いやぁ大満足♪
とっときのワインボトルを開けていい感じ。

急な外ご飯、
直前に電話したら、幸運にも2席ゲット!

当日なのでアラカルト、
とりあえずビールをもらい、
メニューを検討。

メヒカリのカルピオーネ(エスカベッシュ)
ヤリイカとマイタケのフリット
穴子、焼きナス、三つ葉、フレッシュトマトのパスタ
蝦夷鹿のロースト

白グラス、
白で続けようと思ったが、
もっとドライなのがなかったので
ここから赤、
シチリアの赤が果実味がありよかったので
これをおかわり。

揚げモン2つ続くことになったが、
シホさんの腕で、
あっさりジューシーに美味しく。

今年はサンマがよくなく、アナゴのパスタに。
カルピオーネとパスタのナスが旨い。

蝦夷鹿はしっかりといい味。

ビール1杯ずつ、グラスワイン3杯ずつ、
料理4皿シェア、2人で1万4千円ちょい。
この日のシホさんの構成
白レバーペースト
サクラマスカルパッチョ
タケノコフリット、マルゲリータ風
牡蠣と菜の花のタリアテッレ
ホタルイカと蕗の薹、アンチョビソーススパ
スペアリブの煮込み

生ビールで乾杯、
この日のサトシさんのリコメン、
サンジョベーゼ95%、コロリーノ5%の
ビッビアーノ キャンティ・クラッシコ2008
6千円チョイの値段は良心的。

相変わらず、季節をタイミングよく伝えてくれる。
フリットは相変わらずの素晴らしい出来、
桜の開花に合わせたか、名に桜のつく魚、
菜の花、蛍烏賊、蕗の薹、
果実味があり、熟成された赤ワインがいいマリアージュ。

ここの煮込み料理はかなり久々だと思うが、
素晴らしい味付け。
塩が少なく、香りづけのなく、臭みもなく、
豚の旨みを最大限引き出している。
ちょっと舌を巻く旨さ、
付け合わせの白菜の自然な甘さがまたいいハーモニー。

お代は2人で1万4千円ちょっと。
途中から本降りになったこの日もお店は満席、
ご馳走さん。
生ビールで始まり
アミューズの白レバーペースト、

前菜は
カツオと焼きナスのカルパッチョ
ハモとシシトウのフリット

パスタが
鮎のパスタ
ホタテのパスタ

メインは
香り豚のトンカツ

10年来世話になった人の送別会。
いい大人の4人が光り輝く若き女性を送別する。

色々ワガママ聞いてくれてありがと♪
焼肉を食べた後、電話を入れたら
奇跡的にタイミングが合い、
ちょい呑みに使わせてもらう。

果実味とボディがあるのを2種ずつ、
チーズのかけらをかじりつつ。

他の店でドライでミネラル感のある白のグラスを頼むと
大抵フルーティなものが出てくることが多い。
赤の果実味は好きなのだが白の果実味は甘いので少し苦手、
何故なんだろうね、とサトシ君と語り合う。

我々が呼び水になったか、
この時間から食事のカップルたちが来たところでお勘定。
2人に挨拶して店を出た。
久々で申し訳なく。
きめ細かい泡の生ビールで乾杯。

サクラマスとウイキョウのクロスティーニ
まずはさっぱりサクサク

ミネストローネスープ
野菜が美味い。この日は寒かったので温まる。

メヒカリ・ヤリイカ・タケノコのフリット
ここのスペシャリテ、筍の香りが素晴らしく、魚介もフワフワ。

牡蠣と葉玉ねぎアンチョビソースのスパゲッティ
アンチョビの主張は控えめ、牡蠣がぷくぷく、葉玉ネギが甘い。

ホタテと菜の花とフレッシュトマトのタリアテッレ
ふんだんにホタテ、春の息吹の菜の花。

柏幻霜ポークマルサラ酒ソースソテー
千葉県柏にそんな豚があるとは。
脂が多いがさっぱり。
繊維が細かく、霜降り。 オレイン酸、リノレン酸を多く含むそうだ。

トスカーナのヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノ
のボトル。
すっきりと果実味のある赤ワインで美味い。

食後酒も楽しむ。
この構成で
2人で1万6千円チョイはお安い。

料理はこれでひとり3千円チョイとは格安、
ということはお酒を呑みすぎか(笑)

あなたもシェフのおまかせ、予約して来てみてね(^_-)-☆



サトシ君とシホさんのお店。
お二人いいパートナーだが、それは仕事上の事。
実はそれぞれの生活があり、清廉潔白な美しいビジネス関係である。

昼に
シェフのおまかせ(前菜2、パスタ2、メインで@3,300円)
をお願いして予約。

生ビールで乾杯。

アミューズの
メヒカリのフリット
やはりシホさんのうま味の閉じ込め方は秀逸。
表面は香ばしく、中はふんわり。
たったひと片なのだが素晴らしい。

忙しいサトシ君の事を考え
いつもは赤のハウスワインのカラフェにするのだが、
この日は大雨で客足が鈍ると思っていたので
サトシチョイスのワインをゆっくり愉しむことに。

が結局、3組8人訪れたので
そこそこ忙しくしていたが。

白のグラス、赤のボトルをお願いする。

ズワイガニとキュウリのサラダ
ズワイガニがすこぶる甘い。
キュウリの青臭さとの相性がぴったり。

白ワインはドライなものということで
ヴェネト州の
レ・バッディステッレ ソアーヴェ クラッシコ
ガルガーネガという品種。

エステ&ノイエ ソルト シャルドネ

シャルドネはやはりフルーティさがあるが、
ヴェネトの白はドライで私の好み。

秋鮭のカダイフ揚げ
鮭と云うより上品な鱒に近いうま味のある一品。

赤のボトルは
フランスワインで例えると
シラーやグルナッシュが好みと伝えると
これもヴェネト州の
ヴァルポリチェッラ スペリオーレ リパッソ
カデルライト 2011トッマーゾ ブッソーラ

(6,500円)を準備してくれた。

穴子と焼ナスのパスタ
焼きナスの香ばしさと穴子の香ばしさの二重奏。

赤ワインは果実味たっぷり、ボディがあり、スパイシーで
ぴったんこカンカンのチョイス。

真鰯とキタアカリのフジッリ
イワシとジャガイモをあわせ、しかもトマトソース。
ワインがどんどん進む。

ハンガリー鴨のソテー
控えめな塩加減で、肉はジューシー、うま味たっぷり。

この構成でこれだけのものを出して
3,300円のコースに仕立てるとはたいしたもの。

今日はワインに力を入れたので
お代は2人で16,510円。
大満足でご馳走さん。
シホさんとサトシさんのツートップ。
シホさんが料理、サトシさんがホールとワイン。

人気が高くなってきたので事前予約は必至。
アラカルトもいいが「シェフのおまかせ」(事前予約)3,300円(別にメイン2品コースもあり)もいい。

ほんとに狭小のキッチンから旬の野菜と魚の素材を活かして美味しく出してくれる。
二人の劇場を是非楽しんでもらいたい!

[16年11月のおまかせ]
他の店でポルチーニ茸のフリットを食べたが納得できず、
フリットの天才、シホさんのを食ってみたく、連絡してお願いする。

快く受け入れてくれ、衣の薄さ、ポルチーニ茸の水分の保持に感動。
やっぱり彼女は天才である。

来週でこのキノコの旬も終わり、堪能できてよかった。
この日、シェフのおまかせを頼んだお客さんはポルチーニ茸にありつけラッキーである。

[16年1月のおまかせ]
大人気、予約して正解。
白子のフリット
・炙り鰆、ウイキョウと玉ねぎ
新タケノコ、モッツァレラ、グアンチャーレのフリット
・牡蠣とブロッコリーのジェノベーゼソーパスタ
・猪と下仁田ネギのラグーソース、ショートパスタベスビオ
・鶏とフォアグラのマルサラソース

やっぱ塩梅がいいここ。

[15年1月初旬のおまかせ]
・ミネストローネ
・炙り鯖と茄子のカルパッチョ
鱈白子と大仁田ネギのフリット
・スカンピのイカ墨パスタ
・カニのリゾッティーニ
・蝦夷鹿ロースト、蕗の薹、芽キャベツ

海外から帰ってきたその足でここに来る。
サバの炙り、フリットと好きなものが続き、久々のイカ墨パスタが美味い。
米粒パスタに染みこんだ蟹のエキスがすばらしい。
もう初春を感じさせるフキノトウに甘い甘い芽キャベツ、これに柔らかい蝦夷鹿、素晴らしい組み合わせ。

わざわざ時差ボケをおして来た甲斐があった♪

[9月下旬のおまかせ]
・白レバーペースト
・サンマ、ポルチーニ、ナスのカルパッチョ(+400円)
・鮎とラルドのカダイフ揚げ
・カニと万願寺唐辛子のトマトソースピリ辛パスタ
・鴨と牛蒡のラグー、パスタヴェスヴィオ
・和牛ハツのロースト

いずれも美味しいのだが、鮎のカダイフ揚げは凄かった。
やはりここの揚げ物は本当に最高、ここを越える味にはまだ出会っていない。

旨味を閉じ込め、しかも衣は薄く、その日のメニューにフリットがあれば頼むべし。

[5月初旬のおまかせ]
・鯵と香味野菜のタルタル
・イタリア産茹で上げホワイトアスパラ(+400円)
モッツァレラチーズとタケノコのフリット
・ホタテ・アスパラ・フレッシュトマトのスパゲッティーニ
・酵素ポークと春キャベツの手打ち幅広パスタ
・山形ポークと新生姜

ホワイトアスパラは今年たくさん食べたがこれが一番シャキシャキでジューシー。
相変わらずここで旬を教えてもらった!

[1月初旬のおまかせ]
・ミネストローネ
・イイダコとウイキョウのマリネ
白子と下仁田葱のフリット
・三陸牡蠣と岩海苔のクリームソースパスタ
・蝦夷ジカと葉玉葱のラグーのタリアテッレ
・筍・銀杏・ご飯を詰めた若鶏ロースト
・グラッパと黒糖
・金柑とリコッタチーズの焼きチーズケーキ

ずっと念じていたフリットが出た。
やっぱり美味い!

シェフは結構チャレンジしている。
それは本当にいいことだ。

[10月初旬のおまかせ]
休日の昼、おまかせで予約。
ジムで汗を流した後、ビールが美味い。

・柿と生ハム
・サンマ・焼き茄子・フルーツトマトのカルパッチョ
・子持ち鮎、ラルドのカダイフ揚げ、トウモロコシソース
・北寄貝、キンシン草、カラスミのパスタ
・ヤリイカ、ズッキーニ、フレッシュトマトのパスタ
・岩手米豚と野菜のストウヴ蒸し

進化している!!!

ストウヴ鍋の肉と野菜蒸しも素晴らしいが、カダイフ揚げが絶品!
フリットがそうであるように閉じ込めて食材の旨味を出す天才である。

[5月中旬のおまかせ]
・初鰹のカルパッチョ
・メヒカリのマリネ
・手長エビと万願寺唐辛子のトマトクリームソースタリアテッレ
・仔羊のラグーソースパスタ
・北海道牛のロースト、蕗の薹ソース

シホさん少し肩に力が入ったかな(笑)
3年ぶりのおじさんおばさんの同窓会は楽しかった!

[3月下旬のおまかせ]
・タコ、デコポン、セロリのマリネ
・ホタルイカ、菜の花、ウルイのバーニャカウダソース
・鯵とウイキョウのパスタ
・穴子、焼きナス、三つ葉、フレッシュトマトのパスタ
・薩摩軍鶏ローストと春野菜のサラダ(ホワイトアスパラ入り)

この日も大人気で満席。
やはりここは旬の魚介と野菜の調理の仕方がとても上手。
鯵を水っぽくなくその味を上手に引き出したり、焼き茄子の焦げた香ばしさを上手に引き出したりそのテクニックは素晴らしい。

この日はなかったが、フリットにして魚介や野菜の旨みを封じ込めるテクニックは最高である!

[12月中旬のアラカルト]
あれ?傘がない
先日のおまかせの時降りそうなので持って行ったが、帰りにはすっかり晴れてサトシさんと話し込んで忘れてきた。
翌日ジムに行ったついでに取りに行ったら臨時休業。

仕事が遅く、夕食を逃した日、取りに行く。
幸い二回転目で席があった。

この日はとんでもなく寒い日、思わず前菜に「具沢山のミネストローネ」850円を頼み、
プリモを「エゾジカと春菊と大根のラグーソース」1,380円にする。

少し身体も温まってきたのでプレモル800円を頼み、今日の自分にお疲れさん!
野菜たっぷりのミネストローネ、身体があったまる!野菜のえぐみもなく滋味が身体に染み渡る。

赤グラスワイン950円を頼んだところでパスタが届く。
先日はエゾジカのグリルを食べたばかり。今回はそのラグーソース。

あっさりの中にも肉だけにそのエキスが身体の中からエネルギーが起こるような気分に。
春菊特有の青い香りが鼻に抜け、水切りをよくした大根が美味い。

今年の〆の挨拶を二人にしてご馳走様!
2013年は1月4日から営業!

[12月中旬のおまかせ]
9月にオフ会を開いてから少し間があいてしまった。

・バカラ(干し鱈)を詰めた椎茸のオーブン焼き
白子・ヤリイカ・下仁田ネギのフリット
・牡蠣と春菊のアンチョビソースパスタ
・セイコガニのアラビアータ
・エゾジカのグリル

干し鱈の旨みを強烈ではなく上品に椎茸に閉じ込め、いきなり満足。
シホさんの素材を衣に封じ込める技は素晴らしい。
白子が熱々トロトロ、ネギもジューシーでトロトロ、イカがさくっと柔らかい。最高の組み合わせ!

パスタはまず、牡蠣とアンチョビでジャブをかまされ、セイコガニのトマトソースでノックアウト。
エゾジカは赤身一杯で柔らかく、ジューシー、陶然とした一夜であった。

[8月中旬のおまかせ]
プレモルの生を頂きながら、サトシさんとワイン選び。
白のグラスをシャルドネ100%のエステ&ノイエのサルト2010 @950円
赤のボトルはトスカーナの南、ウンブリア州のサンジョベーゼ65%、メルロー20%のカンティーナ・ゴレッティ モンテファルコ2007 4,500円

・ストゥッツィキーノ(つきだし、アミューズ)は冷たいとうもろこしのスープ。
暑い夏にぴったり、とっても甘い自然なとうもろこしが食欲をそそる。

前菜の一つ目は
・サバのソテー、クスクス添え。
クスクスはトマトでマリネされ表面パリッとソテーされた鯖の塩気といいバランス。

白ワインは最初にミネラルを感じ、あとからスッキリと果実味がきて、後半は甘さが残り美味しい。

前菜の二つ目は得意のフリット、今日はキス、マコガレイ、しし唐、かぼちゃ。
夏だけに少し塩気が強いものの魚の旨味と野菜の甘味が封じ込まれている。

プリモの一つ目は季節らしいハモと夏野菜のスパゲッティ。
骨切りされた季節のハモをいただくとうれしくなってくる。

赤ワインはタンニンをしっかり感じ、後から果実味が追っかけてくる。
もう少し果実味が強いほうが好みだ。

プリモの二つ目は定番のウニとトマトのタリアテッレ。
やはりこのソースはタリアテッレとよく絡む。幸せである。

セコンドは薩摩シャモのローストに夏野菜とマンゴー、サルサソースをかけて夏らしく。
ぷりぷりのジューシーな鶏モモは美味い。

明日からお店は夏休み。
ゆっくり骨休みしてね。

[7月上旬のアラカルト]
前菜2品だけおまかせ(850円x2)であらかじめ頼んでおき、行ってからビールを飲みながら検討。
ワインはサトシさんお勧めのトスカーナ地方のヴィラ・ピィロ・ボルゴフォルテ2007 4,700円にする。

サンジョベーゼを主体とし(約50%)、メルロー、カベルネ・ソーヴィニョンをブレンド。
フルボディまではいかないものの果実味もタンニンも感じ、深みがあり、炭のイメージを感じた美味しい赤ワイン。

聞くと前菜はカツオのカルパッチョと穴子のフリット

プリモは季節柄、鮎と白ウリ・枝豆の塩味パスタ
セコンドは伊佐木と里芋のオーブン焼きと松坂ポークのロースカツ
をお願いした。

カルパッチョにパクチーを使ってあるのは斬新。
フリットはチーズをはさんでありトロトロ。

パスタは季節を感じる塩味。

オーブンで蒸し焼き状態のイサキと里芋はふわとろ。
ポークカツは外はカリカリ、中はジューシー。

ハウスワインのカラフェを追加で頼んで14,940円。
ご馳走様!

[5月下旬のおまかせ]
・白レバーペースト
・鯵・オクラ・茗荷・フルーツトマトのカルパッチョ
花ズッキーニのフリット、カポナータ添え
・ヤリイカとアスパラソバージュのパスタ、カラスミ和え
・香草ポークと春キャベツのパッパルデッレ
・北海道産鴨のロースト

カルパッチョはミョウガが効いてさっぱりとした味わい。
花ズッキーニはチーズを挟んで揚げられ春のうまみとえぐみがうまく閉じ込められている。冷たいカポナータが好対照。
ヤリイカのパスタはカラスミ和えにすることでピリ辛仕上げ。
タリアテッレより幅広の手打ちパスタが豚のエキスとキャベツのソースによく絡まる。
鴨は柔らかく弾力がありジューシー。

[3月中旬のおまかせ]
・白レバーペースト
・炙り鯖と新玉葱カルパッチョ
モッツァレラチーズを挟んだ新筍のフリット
・蛍烏賊と蕗の薹のパスタ
・鴨と牛蒡のラグーソース タリアテッレ
・薩摩若軍鶏ローストと愛媛ハルカ
・グラッパとチョコタルト

タケノコにチーズを挟んでのフリットが季節を感じみずみずしい。揚げることで春が閉じ込められた感じ。
ホタルイカとフキノトウもいいが、少し塩分が濃かった。
鴨とゴボウはいい相性、やや濃いがいいラグーでタリアテッレといい絡み具合。
シャモのロースとはとってもジューシー。
シホさんの調理は冴える。

薫り高いいいグラッパを選択してくれたサトシさん、今度は彼からワインの勉強をしてみるか。

[6,800円のクリスマスディナーコース]
・聖護院大根のスープとゼッポリーネ
・ズワイガニと青パパイヤ・青リンゴ・紅心大根のサラダ
フリットミスト(才巻きエビ・白子・ヤリイカ・目光・下仁田葱)
・カマスと椎茸・蕪の塩味カラスミがけパスタ
・酵素ポークと白菜、黒トリュフがけパッパルデッレ
・長野県本土鹿もも肉のグリル 牛蒡のピュレと実山椒ソース
・ピスタチオとアーモンドヌガーのアイスと紅茶

スプマンテで乾杯し、サトシさんに果実味が多くやや重い赤をと頼んだら
ナンティア 2007年 バディア・ディ・モローナ6,000円を出してくれた。
イタリアトスカーナのフルボディでカベルネ・ソーヴィニヨン60%、カベルネ・フラン15%、メルロ20%、プティ・ヴェルド5%

[10月後半のおまかせ]
・ミネストローネ
・焼鯖・フルーツトマト・茄子のカルパッチョ
北海道産生シシャモと下仁田葱のフリット
・ツブ貝とシメジのジェノベーゼ
・穴子のカルボナーラ
・子羊のグリル

子羊のグリルが絶品。臭みがなく柔らかくジューシー!

[夏と秋の端境期のおまかせ]
・黄金桃と生ハム
・サンマ・ナス・フルーツトマトのカルパッチョ
トリュフと椎茸を挟んだ穴子のフリット
・シロイカと緑トマトのピューレ冷製カッペリーノ
・鱧と松茸の塩味パスタ
・天草ポークのソテー

桃と緑トマトのピューレにズキューン!

[夏のおまかせ]
・玉蜀黍の冷たいスープ
   トウモロコシが本当に甘く、冷たいスープで暑さを吹き飛ばす
・鰹・山芋・オクラ・フルーツトマトのタルタル
   今日は酢が良く効かせてあってサッパリ感満載
・鯖のソテー、クスクス入りガスパチョ添え
   ガスパチョが酸っぱい仕上がり
・毛蟹と万願寺唐辛子のトマトソースリングイネ
   さっぱりしたトマトソース
・カマス・葉唐辛子・焼き茄子の山椒を練り込んだ手打ちタリオリーニ
   ソースの葉唐辛子とパスタに練り込んだ山椒で口の中がピリピリ
・香草ポークのバラ肉とキャベツの白ワイン煮込み
   豚バラ肉はあらかじめ下処理されて余分な脂は落とされコラーゲンと肉の塊に

[初夏のおまかせ]
・本鱒・白瓜・新玉葱のタルタル
・トリッパと新牛蒡のトマト煮
・蛤と新生姜のパスタに唐墨をかけて
・短角牛と筍のラグーソースのタリアッテレ
・イサキとホワイトアスパラのソテー

[春のおまかせ]
・初鰹・菜の花・フルーツトマトのタルタル
・佐賀産ホワイトアスパラとつぶ貝のソテー
・牡蛎と蕗の薹のアンチョビソースパスタ
・桜鱒・うるい・フレッシュトマトを桜を練り込んだパスタで
・ハンガリー産国宝豚と牛蒡のグリル
国宝豚のジューシーさ、桜餅の香りのする醤油系パスタ、旬のシャキシャキ佐賀産ホワイトアスパラ、甘いトマトと苦みの菜の花で感じる春

[10月のおまかせ]
・短角牛のもも肉のカルパッチョ
・秋鮭のフライ、トンナータソース(ツナ)生春菊乗せ
・帆立・蓮根・大葉のジェノベーゼソースのパスタ
・カマスと松茸の塩味のパスタ
・アマダイのうろこソテー、シシャモがおまけで

[5月上旬のおまかせ]
・生の岩牡蠣ウイキョウペースト・フルーツトマト載せ
・メヒカリのフリッターの野菜一杯マリネ
・ホッキ貝とラッキョウのペペロンチーノ
・アナゴ・焼き茄子・ミツバ・トマトのパスタ
・羊のローストのグリーンアスパラと焼きコサン竹添え

[夏の終わりのおまかせ]
・白レバーペースト
・秋刀魚と無花果のカルパッチョ
脂の乗ったサンマと熟れ具合のよいイチジクのコラボが最高。
・黄金桃と生ハム
もしかしてメロンより桃が合うかも。
・ホタテとインゲンのバジルソースパベッティ
・ハモと夏野菜のスパゲッティ
・香草ポークのグリル

[秋から冬のおまかせ]
・自家製ソーセージ
ジュースがじわーっと
・サバと焼きナスのサラダ
焼きナスの香りがいい。ここは野菜が本当においしい
舞茸と白子のフリット
いつものようにふわっと
・白イカとその墨のパスタ
新鮮かつ旨み
・鴨とゴボウのラグーソースパスタ
ゴボウの香りが素晴らしい
・甘鯛のソテー
パリパリの皮、ジューシーな身、相変わらずおいしいつけあわせの蕪

[晩秋のおまかせ]
・白レバーのパテ
・生の岩ガキにスプマンテのジュレ乗せ
スプマンテのさわやかな香りが海のミルク、カキの身とからみ、うー至福。
椎茸とイカのフリット
・活きダコと蕗のパスタ
タコの香りと蕗の香りが口の中で絡み合う。
・軽く揚げたカキをからめたパスタ
小ぶりのカキを軽く揚げ、口の中にジュースが広がる。
・鴨のグリル
臭みもなく、これもジューシーで副菜のグリルしたナスとの相性が最高。

[秋のおまかせ]
・サンマとイチジクのカルパッチョ
シシャモとレンコンのフリット
・キノコのパスタ
・焼きサンマと焼きナスのパスタ
・イベリコ豚のグリル

[夏のおまかせ]
・アジ、焼きナス、茗荷のカルパッチョ
茗荷の香りがつーんときて新鮮なアジ、そして絶品ともいえる焼きナス。昔、じいさんが七輪でナスを焼いて出してくれた光景が浮かんだ。
穴子のフリット
これも季節を感じさせ、香ばしく軽めに揚がり、大変おいしくいただいた。
・鮎とキュウリ、ホジソと枝豆の細麺パスタ
・カニの平打ち麺パスタ。
炙り方が絶妙でいい香りの鮎と枝豆がマッチしている。カニのほうもソースがおいしくお皿を舐めてしまうほど。
・ゴールデンポークの炙り
つけあわせの野菜達の甘いこと甘いこと。ポークの塩加減も絶妙。旨みが上手に引き出されている。

  • コンビーフパテ
  • 生ビール780円
  • イワシと焼き茄子のマリネ

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2位

楽山 (仙川 / 四川料理、飲茶・点心、担々麺)

8回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 ~¥999

2023/07訪問 2023/09/07

仙川:予約して雲片肉をいただく♪

要予約のウンパイロウをお願いして
17時半に出かける。

相変わらず人気のようで
19時半の予約客の前に
ということで17時半スタート。

入ると既にほぼ満席。

瓶ビールとピータンをお願い。

この日は暑かった!
キンキンに冷えたビールが美味い。

よく冷えたピータンも美味い。

予約しておいたウンパイロウが届く。

よくもまぁ
こんなに薄く豚肉を切れるものだ。
薄切りの胡瓜と一緒にいただく。

流石四川の名手!
ここのウンパイロウは尖った辛さ、
外山シェフの意気を感じる。

瓶ビールと
温めた紹興酒ボトル、
アオリイカの青じそ炒めをお願い。

青じそ炒めも尖らせたいのだろうが、
ここは優しい旨み。

まだいけそうなので、
ユーリンチーをお願い。

出てきたところで
揚げモンなんでまた瓶ビールをお願い。
若鶏だけにふわふわ柔らかい。

あぁ満足。

食材や調味料の値上げで
ここも全体的に値上げになったのは致し方ない。

PayPayでお支払いして御馳走さま。
今宵も大満足♪

この日頼んだもの:
雲片肉_ウンパイロウ(2,660円)
皮蛋_ピータン(820円)
翡翠墨魚_アオリイカの青じそ炒め(1,790円)
軟炸油鶏_若鶏の唐揚げユーリンソース(1,350円)
瓶ビール(@780円x3)
8年紹興酒ボトル(3,050円)
合計12,010円
コロナ禍で2度ほどテイクアウトをしたが、
イートインするのは実に2年ぶり。

@3,300円の楽山お任せコースを予約。

瓶ビール680円で乾杯し、
お土産にシュウマイ670円
もお願いしておく。

前菜はクラゲ、棒棒鶏、ピータン、トマト。

太いクラゲ、
我々用に辛さ控えめの棒棒鶏、
ここの旨いピータン、
定番だが
久々にいただくと喜びもひとしお。

8年紹興酒を温めておいてもらう。

柔らかい牛肉とシャキシャキの青菜、
プリっとした貝柱のサイズに合わせた
賽の目の夏野菜も美味い。

海老チリも麻婆豆腐も
好みの辛さに仕上げてくれてあり、
大満足。

炒飯は少し手を付けて、
残りはドギーバッグに。

あぁ満足。
外山シェフとしばし喋って
御馳走さま。

この日のお任せコース:
前菜盛り合わせ
牛肉と青菜炒め
貝柱と野菜の唐辛子炒め
海老チリ
マコモダケ搾菜炒め
麻婆豆腐
高菜チャーハン
コーン玉子スープ
ライチシャーベット
色どり野菜炒め」(990円)
鶏肉とカシューナッツの唐辛子炒め」(1,100円)
春巻」(670円)

白金のシェラトン都ホテルの名店「四川」出身の外山氏、
住民に合わせたまろやかな味付けで連日満員。

緊急事態宣言の中、
非常に美味しくいただき、
ビールとワインをぐびぐび♪
新型コロナ肺炎対応で、
基本ディナー対応でテイクアウトを始めた。

テイクアウト時間が集中するので、
まだ感じがよく掴めないという外山シェフ。

電話して翌日夕方テイクアウト。
アオリイカの青じそ炒め」(1,640円)
焼売4個」(670円)
若鶏の唐揚げクミン風味」(1,200円)
玉子チャーハン」(900円)
計4,410円

名店の味を家で楽しむ。
テイクアウト用にやや濃い目の味付け。
やっぱ腕がいい。
イカはほんとふんわり柔らかく包丁を入れ、
シュウマイは箸で切れるが身はギッシリ、
唐揚げは冷めてもふんわり、
炒飯は最初は容器の蓋で蒸されてたが、徐々にパラパラ。

美味しくいただきご馳走さん。
コロナ対応でテイクアウト開始!!!
容器・税込み価格;

玉子炒飯 900円
麻婆豆腐 900円
陳麻婆豆腐 1,100円
アオリイカの青じそ炒め 1,640円
春巻3本 670円
若鶏の唐揚げ 1,200円
などなど他にも多数
絶賛販売中!

***
その少し前、
3月末に訪れて、
@3,300円のシェフおまかせ。

辛味に弱い我々に合わせた麻婆豆腐、
旨みが更に増している。

牛肉は柔らかいし、小柱は旨いし、エビチリは十分辛い。
炒飯はパラッパラ。

最後にライチのシャーベットで火照った身体を冷やして大満足。

お近くにお寄りの際は、
ぜひテイクアウトご利用ください。
2日前に電話、
幸運な事に席を確保、
3千円コース(税別)を予約。

瓶ビールで乾杯し、
紹興酒ボトル。

きっちりしっかりした味付け。
安心して美味しくいただいた。
取材で忙しく、実に3年ぶりの訪問。
3千円コースを予約しておいた。

瓶ビール(670円)で乾杯、
8年紹興酒ボトル(2,890円)を温めて出してもらうようにお願いしておき、
瓶ビールをもう一本。
後で甕だし紹興酒(620円)を追加。

3千円コース(+税):
前菜5種盛り合わせ
牛肉青菜炒め
貝柱と野菜の唐辛子炒め
海老チリ
干しエビ搾菜インゲン炒め
陳麻婆豆腐
四川チャーハン
タピオカ

辛さ、塩加減が
ぴったり我々の好みの加減。
3年振りと云うのに、外山シェフは
こちらの好みを完全に記憶してくれていた。

隣のカップルが陳麻婆豆腐で咳込んでいる。
辛さに弱い我々のは辛みは少なく、山椒は効かせて。

知り合いが先日、ここで5千円コースを頼んで、
その写真を見せてもらったが、
アオリイカ、アワビ、フカヒレ、ワタリガニと
高級食材を惜しみなく使った素晴らしいもの。

3千円コースでもそのコスパと味に大満足だが、
5千円コースはその5倍くらいの価値がありそう、
いずれ試してみたい。

この日は向かいの超人気のラーメン屋「しば田」
珍しく行列もなくすぐに入れたようだ。

2人で11,950円、
美味しくいただきご馳走さん♪
[15年2月アラカルト]
色んな店に取材に行ってるとお気に入りのお店に行くと、気がついたら前回から半年も経ってたなんてことはよくある。
なんとここは1年ぶりだということに反省。去年はそういや大雪の日だった。

瓶ビール(670円)を頼んで、アラカルトをシェフお任せで。
前菜三種盛り合わせ(1,610円)、アオリイカ青紫蘇炒め(1,510円)、四川風水餃子(650円)、牛肉セロリの豆板醤炒め(1,510円)、白菜と貝柱の煮込み(1,300円)、五目そば(1,020円)、持ち帰り玉子炒飯(880円)。

ウチが辛さに弱いことをシェフは知ってるので、陳麻婆豆腐はやめて、四川風水餃子と牛肉セロリの豆板醤炒めを辛さ控えめで。
これが辛さ控えめと言いながら、後からじわじわ追っかけてくる。

今日初めてこの店に来た若いカップルは陳麻婆豆腐を食べてむせ返っていたけど(笑)いい経験。
8年の紹興酒ボトル(2,890円)と10年の紹興酒250ml(2,060円)をいただいて、お代は二人で14,100円。

[14年2月アラカルト]
前菜盛合せ、海老塩炒め、油淋鶏、五目あんかけ焼きそば。

寒いので紹興酒ボトルを温めてもらう。

やっぱり旨いなぁ。

[ランチ]
意外にも初ランチ。
あぶれないように開店時間丁度の11時半に行く。

マスターに千歳烏山の「178」の感想を伝え、回鍋肉定食990円と若鶏茄子豆鼓炒め定食990円を注文。

間違いない味、特に回鍋肉は肉肉しい。

早く来て正解。12時前には満席。

セットは4種。麻婆豆腐、回鍋肉、海老チリ、日替り。
麺は坦々麺と五目汁麺。ご飯は蟹チャーハン。

他に一品料理、アルコール類。

本格麻婆豆腐を食べたい方は一品料理の方の陳麻婆豆腐を注文されたし。
頭のてっぺんから汗が吹き出します(笑)!

[6月の3,150円コース]
・前菜盛合せ
・牛肉味噌炒めとチュンビン
・海老チリ
・マコモダケ搾菜炒め
・黒酢酢豚
・陳麻婆豆腐
・高菜炒飯
・玉子コーンスープ
・タピオカミルク

前菜のツブ貝がバジルが効いてイタリアン風でさっぱりと美味かった。
久々のチュンビンにのせて巻く牛味噌、上品な出来上がりである。

海老チリはエッジが立つ感じ。
陳麻婆豆腐は我が家用に辛さ控えめにしてくれた。

スープもうまい。

千歳烏山にできた新星「中華178」はマスターの奥様の弟さんのお店だとわかる。
そのうち行かねば。

[2月のアラカルト]
新たなる一歩を踏み出す勇気、最近よく考えることである。
それをまさに実行しようとする、イケてるさんと少し遅い時間の会食。
http://monokoto.jugem.jp/?search=%C3%E6%B2%DA%DC%DB%BB%B3
http://tabelog.com/tokyo/A1326/A132601/13051543/dtlrvwlst/4908023/

生ビール(550円)で乾杯し、前菜盛合せ(1,560円)、アオリイカ青紫蘇炒め(1,470円)、陳麻婆豆腐(950円)を注文。
陳麻婆豆腐はイケてるさんの希望で8割くらいの辛さにしてもらった。

クリーミーなビールの泡、相変わらず間違いない前菜たち、アオリイカの旨味を目いっぱい引き出した皿。
そして、陳麻婆豆腐。

イケてるさんは頭頂から汗を出しながらハフハフ食べている。途中からご飯(200円)にのっけてかき込みだす。
こっちは瓶ビール(650円)を二本ぐびぐび。

料理もイケてるさんの話もとっても刺激的、いい夜だった!

[7月の3,150円コース]
12年5月より材料費等の高騰により、一部値上げになった。致し方ない。
いつも頂く3千円コースも3,150円になった。

本日は勢いのある若きレビュアーさんたちを招いてのおまかせコース。

・前菜盛り合わせ
  相変わらずピータンは癖が無い。バンバンジーの上品な辛さでビールが進む。
・アオリイカとスイートコーンの塩炒め
  ふわっと仕上がったアオリイカのうま味が最高。
・牛肉と茄子とマコモダケの四川炒め
  茄子がふんわり、水分も一杯で夏にぴったり。
・青菜炒め
  シャキッと炒めてさっぱりと。
・海老チリ
  間違いない味。
・陳麻婆豆腐
  客人がいるので今日はデフォルト、久々に脳天に突き抜ける。
・四川漬物チャーハン
  パラパラ、漬物の塩気が夏に合う。
・コーン卵スープ
  興奮を鎮めてくれる。
・杏仁豆腐
  さわやかに。

[5月の3,150円コース]
・前菜盛り合わせ
  新メニューにも加わったウンパイロー(雲片肉)が入る。ふわふわトロトロ口の中でとろける。
・貝柱の塩炒め
  シャキッと野菜と貝柱がさっぱり。
・牛肉とマコモダケの唐辛子炒め
  牛肉が柔らかく、辛味はあまり強くはない。
・海老チリ
  安定した味。
・筍と干し貝柱炒め
  旨味たっぷり、少し塩気が強い。
・陳麻婆豆腐
  今日も辛さ1/2に。花椒の香りがとてもよい。
・四川チャーハン
  いつものようにパラパラ、少ししょっぱい。
・コーン卵スープ
  まろやか。
・タピオカ
  ミントの香りが鼻に抜ける。モヒートの季節だなぁ。


[3月の3千円コース]
随分評価が上がった。
味はいいが、サービスが不安定。

奥様が出られるときは完璧。バイトが出るときはまぁまぁ。マスター一人ではへろへろ。
駅から遠いので、サービスが悪いとがっかり。当分は運に任せてください。申し訳ない。

しかし、マスターのアイデアは海より深く山より高い。

・前菜盛り合わせ
  牛のタタキ、山クラゲが加わる。ピータンは相変わらず美味い。
・小柱の柚子胡椒炒め
  唐辛子と柚子胡椒で少しピリリ。
・豚肩ロースの豆鼓蒸し
  肩ロースがこれだけ柔らかくなるのはすごい。
・海老チリ
  今日は来たるべき陳麻婆豆腐に備え、辛めに調理。
・筍の岩海苔炒め
  筍水煮だが、岩海苔で段階アップ。
・陳麻婆豆腐
  お願いして辛さ1/2に。海老チリのおかげで辛さに慣れたが汗はかく。
・中国漬物のチャーハン
  パラッパラ!
・コーン卵スープ
  熱々!
・ブルーベリー杏仁豆腐
  クコの実の替りにブルーベリー、心憎い!

また参ってしまった。
ご馳走様!

[12月の3千円コース]
今回は蝙蝠男夫妻と会食。
このお得なコースは二日以上前に予約なのでご注意!

・前菜(ピータン、くらげ、ツブガイ、バンバンジー、トマト)
・牛とネギの細切り味噌炒めを春餅で
・貝柱と野菜炒め
・海老チリ
・牛すね肉と大根の煮込み
・陳麻婆豆腐
・鮭チャーハン
・コーン卵スープ
・杏仁豆腐

よーく煮込まれた牛すね肉と大根のスープは特上で、後でラー油を足して二度味を楽しむ。

いつもは十分の一の辛さにしてもらう麻婆豆腐、友人夫妻のためにせっかくだからと陳麻婆豆腐のノーマルでお願い。
食べた瞬間、汗が吹き出し、舌は痺れる。しかし旨い。また手が伸びる。また汗が噴き出す。

[7月のアラカルト]
コースの予約は二日前まで(3千円、5千円、キッズプレート800円~)だということで本日はアラカルト。

・アオリイカの青じそ炒め1,370円
・肉しゅうまい630円
・若鶏の唐揚げクミン風味1,050円
・辛さ半分で頼んだ坦々麺890円
・五目汁そば890円

生ビール、紹興酒ボトルで楽しむ。

最近、マスターがいたシェラトン都ホテル「四川」で2,310円のランチをする機会があった。
・ワカメとキュウリの酢の物
・酸辣湯スープ
・麻婆豆腐
・ザーサイ・ごはん
下記4つから一つ
1. 牛肉とニガウリの辛子炒め
2. アオリイカと青唐辛子山椒風味塩味炒め
3. 空心菜のオイスターソース炒め
4. 小エビとトマトの玉子炒め

迷わずアオリイカを頼んだ。
麻婆豆腐もアオリイカもそうだが、山椒の量が半端ではない。都会のとんがった味か。

楽山のマスターに感想を述べたら、開店当初は楽山でも山椒が強い都ホテルの味を踏襲していたそう。
仙川では評判が良くなかったので、今の旨味を前面に出した味に変えたとのこと。

正解である。
楽山のアオリイカのほうが断然柔らかいし、旨味が凄い!

判官びいきである。
でもいいではないか。


[6月の3千円コース]
・前菜:インゲン、ピータン、クラゲ、トマト、バンバンジー
・若鶏と.スイートコーンの醤油炒め
・牛肉と茄子の四川炒め
・空芯菜の塩炒め
・エビチリ
・麻婆豆腐
・シャケとレタスの炒飯
・酸辣湯
・杏仁豆腐

いよいよ奥様が部分的復活!!!
やっぱりここは電話予約したほうがいい。
今日はマスターに頼んで麻婆豆腐を麻も辣も1/10にしてもらった。それでも味わい深い!
ご馳走様!

[3月の3千円コース]
・前菜5種(ピータン・クラゲ・ピリ辛胡瓜と鶏・胡麻ダレ蒸し鶏・トマト)
  前回蒸し鶏はピリカラだったのが今日は胡麻、これもいい。ピータンが旨い!
・葱と胡瓜に牛肉の味噌炒めをのせて春餅(シュンビン)で巻いて
  北京ダックのようにして頂く。
・芝海老と小柱の柚子胡椒炒め
  柚子胡椒がバッチグー、エビチリよりこっちのほうが好きだ。
・渡り蟹のチリソース
  渡り蟹があまーい!
・筍の搾菜・干し海老の炒め
  美味しいのだが想像通り塩気が多い。ご飯とビールが進む。
・四川麻婆豆腐
  旨味は深いがやっぱり辛い。
・四川炒飯
  四川泡菜と呼ばれる、岩塩や香辛料を使った液に、野菜を漬けて作る四川漬物を刻んだ炒飯。
・コーンスープ
  口直しの甘さ
・杏仁豆腐
  これで口の中が整った。

[11月の3千円コース]
・前菜4種(ピータン・クラゲ・四川蒸し鶏・トマト)
  四川蒸し鶏はピリリと辛い
・牛肉と空芯菜のオイスターソース炒め
  牛肉と空芯菜がこれだけマッチするとは初感覚
・イタヤ貝と野菜の炒め
  イタヤ貝の貝柱がいい味を出している
・芝海老のチリソース
  定番エビチリ、食べた後からピリリがやってくる
・白舞茸と干し海老炒め
  舞茸を干しエビで炒めるのは最強の組み合わせ
・四川麻婆豆腐
  並の辛さでも私にはやっぱり辛い。しかし旨さに深みがある
・高菜炒飯
  高菜とご飯をパラッと炒めた美味しいチャーハン
・コーンスープ
  コーンが甘い玉子スープ
・杏仁豆腐
  最後はやっぱりこれでしょ。

マスターはシェラトン都ホテル東京「四川」で活躍されていたそうだ。
味の才能があるのだろう。肉はじゅわっと卵はふわっと野菜はしゃきっと、とっても旨みのある仕上がりである。

名物の麻婆豆腐は頼めばいくらでも辛さを調整してくれる。普通バージョンでも結構辛い。
しかも全般的にCPが極めてよい。

この店には実に自分勝手な思い入れがある。
8年7月14日にこの店を食べログに新規登録し、レビューを書いた。

この日に数件の店のレビューをアップした。それが食べログの最初である。
その後、まめぞうへの訪問者の経過は以下の通り。
訪問者 達成日   経過日数
1000人 2009/6/28   349
5千人  2010/7/29   396
1万人  2010/10/30   93
2万人  2011/2/1     94

きっかけは、ふたまわり下の行きつけの女性美容師が興奮してこの店を教えてくれた事であった。

この場所には和食割烹があった。一所懸命ではあったが、少しその方向が違ったようで間もなく潰れてしまった。
場所もさしてよくないこの場所に開店した中華屋が繁盛するとは思えない。

でも、美容師はそのおいしさを訴えかけた。その熱意にほだされて夏のある夜、足を運んだ。

頼んだのは、春巻、色々野菜の炒め、アオリイカの青紫蘇炒め、カニ玉、五目焼きそば

アオリイカのあまりの旨さに飛び上がった。
しかし、店内が暑すぎた。狭い場所にコンロの数を増やしたものだから冷房が全く追いつかない。

美味しいのだが客は汗を拭きながら食事する羽目に(もちろん今は改善されている)。
このころから近所には人気で、6時過ぎには満員。入れず、とぼとぼ歩いて帰る足が重かった。

しかし感動が失望をはるかに上回り、この店を皆に教えたいと切に思い、食べログに投稿した。
ここからまめぞうの食べログ生活が始まったというわけである。

だが、いっこうにこの店のレビューには票が入らないし、他のレビューも書かれない。
二番目のレビューがついたのは1年以上経った9年9月17日であった。まめぞうへの訪問者も1600人を超えたばかり。うれしかったと同時に伝わることの難しさを知った。

それがいまや、食べログで引くと東京の四川料理でベスト30である(心の中ではベスト3である)。

マスターは飄々としている。商売にこだわっているようには見えない。
お子さまが生まれたばかりで大陸的でいい味を出す奥様が店に出て来ることができないため、平日は一人で全てを回している。
土日の夜は臨時のバイトを雇って何とか回している。

単に無頓着な腕のいい料理人かと思っていたが、もっと凄い人であった。

5組15人、みんな勝手な注文を出している。バイトのお兄さんは始めたばかりであまりに要領が悪い。
マスターは人に頼らず、全てのテーブルに眼を行き渡らせ、それぞれにタイミングよく調理していく。

要領の悪いバイトに声を荒げることもなく、丁寧に段取りを教え、バイトがいっぱいいっぱいだと自ら合間を見てさっとサーブする。
単なる天才かと思っていたら、客だけでなくバイトにもそれだけの気配りができるということは苦労人でもあるということだ。

小さな店なので電話して予約をとったほうがいいが、マスターは忙しいのでなかなか電話も取れない。
でも、今は許してあげて欲しい。

こちらから話しかけるとニコニコと応対してくれる。このところ一人なので忙しいが。

とにかくこの店を食べログに載せてうれしかったことは、
まめぞうのこのレビューを読んで、遠い浅草からわざわざ来てくれる家族がいることである。
まったく食べログ冥利に尽きる。

  • 雲片肉_ウンパイロウ2,660円
  • 瓶ビール780円
  • 皮蛋_ピータン820円

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3位

オー・ペシェ・グルマン (幡ケ谷、笹塚、代々木上原 / フレンチ、ワインバー、ビストロ)

5回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 ¥6,000~¥7,999

2022/03訪問 2022/04/29

幡ヶ谷:真っ赤な吉澤美智子シェフの味を愉しむ

初めてお伺いしたのが10年11月のこと。
もうかれこれ12年のお付き合いか\(◎o◎)/!

赤が好きな吉澤美智子シェフ。
店の内装は赤が基調。
紙ナプキンも赤、
冷蔵庫も赤のストライプ。
そして店の真ん前のポストまで赤いw

マンボウにありがたく。
田舎風テリーヌ」(700円)
安定の間違いないクセのない味。

塩ダラとじゃが芋のグラタン」(800円)
タラの旨みを十分に引き出した逸品。

ゴロゴロ野菜と海老の温野菜サラダ」(1,500円)
最近いい生産者と出会ったようで、
野菜が充実!

フライド手羽先2本」(550円)
浅草出身のシェフのお江戸のしっかりした味付け。

今日もありがとう♪
前回この店でいただいたのは、
一回目の緊急事態宣言が終わった後。

今思えば貴重な期間で、
お店でお酒もいただけた。

それ以降、
お店ではお酒が吞めなくなり、
特にイタリアン、フレンチは
私にはお酒ありきの料理なので、
馴染みの店でいただくことも
本当にご無沙汰となってしまった。

ここオーペシェグルマンも
今回の緊急事態宣言は基本休業とし、
告知した週末だけ持ち帰りの案内。

前日に公式LINE、インスタで告知、
電話かLINEで予約。

お願いしたのは
大阪湾イワシのマリネ コリアンダー風味680円
鶏白レバーの濃厚テリーヌ&イチヂクの赤ワイン煮650円
茄子の揚げ浸し650円
北軽井沢直送葉野菜MIX650円
仔羊と野菜のトマト煮込み&クスクス1,950円
どて煮950円
仏産鴨もも肉のコンフィ1,600円

車で出かけ、
シンボルの赤いポストの前に横付け。

PayPayでお支払いし、
大事に持ち帰って
早速発泡酒やワインでいただく。

白レバーテリーヌ自体は甘みを排除した仕上げで、
添えられたイチジク煮を削って一緒に食べるとご機嫌。

イワシのマリネは
持ち帰りで時間を置くことを考慮してか、
酸味強めの仕上がり。

葉野菜は瑞々しさが保たれ、
苦みもなく美味しい。

ナスの揚げ浸し、
和食を出してきた。
大根おろしをいっぱいのっけて
ガブリ!
揚げる時に何か加えたか
ほのかに洋の香り、
甘さ控えめ、
表面に細かく包丁を入れてるので
スープがよく染みている。

クスクスにはバターがのっかり、
それをレンチンしてから
湯煎した仔羊のトマト煮を注ぐ。

仔羊は臭みなく柔らかい。
ズッキーニ、ニンジン、パプリカにはしっかり歯応えが残る。
付いてきたハリッサを少し足すと味変。

どて煮、
フレンチ風かと思いきや
赤味噌、砂糖たっぷりの
和風の仕上がり。
このタレは
ゆで卵煮込むのにまた使えそう。

鴨もも肉のコンフィ、
これはもう間違いない味、
骨までしゃぶって美味しくいただく。

吉澤美智子シェフ、
ありがとう、そして頑張って♪
久しぶりに訪れる。
ここもコロナ対応で自粛営業を続けている。
6月に入ってから、テイクアウトに加え、
席数を減らしてのイートイン営業も始めた。

吉澤美智子シェフが出迎え、
この心身ともにハードな数ヶ月で
痩せこけたのではと心配したが、
むしろ以前より少しふっくらとして健康的な雰囲気。

短大以来のバディ、橋本嬢が栄養士の勉強のため、
ここを卒業、
このコロナ禍から一人オペになった。

以前はシェフは調理で忙しいので、
専ら橋本嬢が我々の話し相手だったが、
こうやって改めて話していると
結構気さくだという事が分かる。

相変わらず、好きな赤で統一した店内、
店の目の前にある目印のポストまで赤いw

例によって、
先にビールを頼んで呑みながら、
メニューを検討。

メインを豚肩ロースにし、
イワシとブランダードに。

で、最初は白をグラス、
その後、赤のボトルという構成。

シェフひとりオペなので、
まとめてお願いする。

この日は我々二人と
後から飛び込みで来たおじさん二人、
その後の客は予約で一杯だと断っていた。

シェフ自身、
コロナに真面目に怯えての間引き営業。

今回テイクアウトのみで2ヶ月回したことで
いい事もあったそうだ。

こういうビストロには敷居が高くて足が向かない人たちが、
テイクアウトで買いに来てくれ、
味を気に入り、
イートインを始めたら、ちゃんと食べに来てくれたそうだ。

イワシのマリネ、
キャロットラペのシャキッと感、ほのかなパクチー風味が、
このイワシの旨みを惹き立てる。

ここの定番の白のグラス、
果実味もほのかでドライ。

ブランダードは、
鱈の旨みがたっぷり滲み出ている。

白と赤両方で合わせる。

カオールはボディもあり、
土臭さも感じ、期待通り。

豚肩ロースは
バルサミコ酢、トマトなラタトゥイユ、パイナップルチャツネ
で少しずつ味変を愉しめる。
スッと歯が入る柔らかさで美味い。

恐怖感、孤独感にさいなまれ、
マスクの奥で涙した日々を乗り越え、
前よりずっと明るい吉澤シェフの笑顔。

10周年記念という事で、
浅草出身らしい粋な手拭いをいただいてご馳走さん。
そういや我々もオープンした年から来てたんだな。

イワシのマリネ コリアンダー風味」(1,000円)
塩ダラとじゃが芋のグラタン(ブランダード)」(900円)
豚肩ロースのロースト バルサミコソース パイナップルのチャツネ添え」(2,900円)
エビス小瓶」(@700円)
ヴァルヴィニエール白グラス」(@800円)
カオール赤ボトル」(5,800円)
小計13,600円
消費税1,360円
合計14,960円
シェフの吉澤さんとホールの橋本さん、
女子二人で回すカジュアルなビストロ。

シェフは赤が好き、
店内は冷蔵庫、箪笥が赤く、窓にも赤いフィルム、
なんだよ!窓の外のポストまで赤いヨ!(笑)

いつもの入ってすぐの角のカウンター席。
ビールを飲みながら本日のメニューを組み立てる。

イワシのマリネ、コリアンダー風味クスクスサラダ添え(1,100円+税)
塩ダラとジャガイモのグラタン(900円+税)
ホワイトアスパラガスのソテー(1,200円+税)
シュークルート(2,600円+税)

まぁ合わせるワインは普通は白からだろうが、
ウチは赤のボトルでお願い。
橋本さんは今日の注文なら軽い感じでピノがいいとのこと。
軽過ぎない方がいいと云うと
ブルゴーニュのピノから
トゥーロウ・ジュイヨ メルキュレイ ルージュ ヴィエイユ・ヴィーニュ」(6,200円+税)
を選んでくれた。

ピノノワールなのにタンニンを感じ、
やや甘酸っぱい雰囲気。
ピノの新たな味わいを知り橋本さんに感謝。

イワシパクチーに加えクミンの風味、
クスクスパプリカのシャキシャキで美味しい。
タラジャガイモは安心盤石の味、旨みたっぷり。
季節のホワイトアスパラ少し細めだがジューシー、
黄身と混ぜると旨みが増す。
シュークルート豚すね肉ベーコンソーセージ
じゃが芋の上に酢キャベツ、やや塩が強めで酒が進む。

食後にマールをいただきながら
セルベル・ド・カニュ(750円+税)を注文。
リヨンで「絹職人の脳みそ」と呼ばれる
生チーズをニンニク、ビネガーと和えたディップのこと。
実は吉澤シェフの大好物らしい。
アミューズでも食後でもどちらでも食べられる一品。

この日もここが初めてのお客さんが何組も。
お代は2人で19,818円、ご馳走さん♪
16年7月:
日曜限定ランチに予約して訪れる。
駅からは離れてるのにみなさんよくご存じ、夜とは違い子供連れのお客も何組かいて満員の盛況。

炎天下の中やって来て取るものもとりあえず生ビール(700円+税)で乾杯し、メニューを検討。
ランチはカレー(900円+税)、サラダランチ、鶏もも肉のコンフィーの3種、それに前菜が1品@300円から。

じっくりいただくことにしてイランシー ピノノワール(6,000円+税)を注文。
お昼と云うことで軽めの赤にする。

人参のムース フルーツトマト コンソメジュレ添え300円+税
あぁ、やっぱりこのムースは美味いよ、とっても濃厚な仕上がりに思わずほほが緩む。

イワシのマリネ300円+税
夏らしく、甘みより酸味を前面に出したマリネ、臭みは全くなくイワシはとっても柔らかい。

千葉地ハマグリのニラバターオーブン焼き@400円+税
大きなハマグリ♪これもここの定番料理のひとつ、ハマグリの旨みとバターのハーモニー。

サラダランチ1,300円+税
ワンプレートにサラダ、クスクス、キッシュ、ビーツ、酢玉ネギなど少しずつたくさん。
美桜鶏もも肉のコンフィー サラダ仕立て1,600円+税
骨離れのいい鶏のコンフィ、サラダ、キッシュ、酢玉ネギなど、こちらも酒のつまみにピッタリ。
いずれも南瓜スープとパンがつく。

お代は2人で14,040円
あぁ幸せ♪

15年12月:
随分間が空いた。
リヨン風サラダ
クネル
蝦夷鹿とフォアグラのパイ包み焼
これを仕入れたばかりのシラーで楽しく。

クネルはよくある硬いはんぺん状態にまではいかずふんわりした仕上がり。
パイ包みも磐石の味。
後から徐々に華開くシラーにぴったり。

二人に国領の名店「ドンブラボー」を紹介してご馳走様!
そうそう日曜限定でランチを始めたそうだ。夜難しい人は是非どうぞ!

14年10月:
随分フレンチの経験値を積んだが、やはりここは旨い!!!
例によって生ビールを飲みながらメニューを組み立てる。

初心に戻って人参のムース、雲丹コンソメジュレ添え500円と仔羊と野菜の煮込みクスクス添え2,100円を中心に。

シャルドネのグラスワインをもらう。
イワシのマリネも臭みなくいい酢加減で素晴らしい、ハマグリもジューシー。

仔羊の煮込み料理に合わせて
シラー90%グルナッシュ10%の
ラングドック シャトークープローズ 2010キュヴェオリエンス6,500円を勧めてくれる。

最初、ミネラル感を感じるがだんだんと花が開いて果実実が現れる。

相変わらず料理もワインもお見事である!
デザートに食後酒にで一人8千円弱はお得。

14年2月:
行こう行こうと思ってるうちに平気で半年が経つ。
相変わらず人気、また二人体制に戻っていた。

例によって生ビール(700円)を頼んでナッツをつまみながらメニューを検討。
・帆立とフルーツトマトのサラダ仕立て エストラゴン風味(1,000円)
・千葉 地ハマグリのハーブバター オーブン焼き(1,200円)
・ズワイガニのミニクリームコロッケ2ケ(700円)
・山形平田牧場三元豚肩ロースのロースト(2,500円)

ワインはお勧めのシラー100%のクロゼ エルミタージュ2011(7,200円)をボトルでお願い。

電話が何度もかかり、フリーの客もドアを開けるが、満席でお断り。
大したものである。

今日は野菜の生産者さんも来ていてカウンターで楽しく食事している。

ホタテとフルーツトマトはドレッシングがあっさりしてとてもいい、たっぷりの野菜そのものの旨味がうまく引き出されている。
ゴマもおいしく塩加減もばっちり。

ハマグリは熱々、ジューシー、旨味いっぱいで塩梅も素晴らしい。
クリームコロッケはカニの甘みがよく出たコロッケにピリ辛トマトソースがいい相性。

ワインは飲むにつれ果実味があふれて美味しい。
いいワインを出してくれた。

メインの豚肩ロースのロースト、パイナップルチャツネが添えられる。
まずは何もつけずにいただく。これは素晴らしい。

とってもジューシーで柔らかく、いい脂。
最近とあるワインバーで同じ素材を熟成後低温調理したローストをいただいたが、それよりも一枚も二枚も上の旨さである。

パイナップルチャツネをつけるとその甘みでまた味は激変♪
素晴らしい腕である。

食後酒とデザートをいただいてお代は2人で16,600円。
食事スペースは狭くカジュアルなのだが、ここの料理は飛びきり、是非予約をして来られたし。

そうそう、初めて来た時は人参のムース、雲丹コンソメジュレ添えが絶品だから、忘れないで頼んでね♪

13年8月:
いつの間にか半年、その間オーペシェは3周年。
赤が大好きな吉澤シェフ。
だから内装は赤が基調。冷蔵庫も赤のストライプ。そして店の外を見ると店のまん前にあるポストまでなんと赤い。

今日もお客は女性中心。関西弁の若い女性の大声で居酒屋状態(笑)

いつものように生ビール(@700円)で乾杯し、メニューを決める。
あてにしていた「茄子のペースト」は今日は無し。あえて人参ムースは今日はやめておく。

鴨のリエット(900円)
脂は少なめで味つけもあっさり目でこれは美味い。パンがどんどん無くなる。

小イワシのソテー(900円)
少し濃いめのケッパーとエシャロットのソース、遠くで苦みを感じながら、このイワシによく合う。
足の早いイワシ、食べる先から臭みが出ることが多いが、全く生臭さが出てこないのは素晴らしい。

付け合せのインゲンがシャキシャキでさっぱり、なかなかよい。

シェーブールチーズのサラダ(1,600円)
大量の野菜の上にスライスしたバゲットに温められたシェーブールがのせられている。
レタス、赤オクラ、インゲン、ジャガイモ、カブ、ヤングコーンなどがほんの少しクセのある山羊のチーズが野菜とぴったり。

シュークルート(2,200円)
豚すね肉、ベーコン、ソーセージ、酢キャベツを白ワインで煮込んだアルザス地方の郷土料理。
全体的に少し塩気が強いが、黒いすね肉はよく煮込まれてホロホロ、ソーセージ、ベーコンも簡単にちぎれる。

ティエリー・リショー イランシー2010 ブルゴーニュピノ(ボトル6,500円)
果実味だけでなく酸味も結構あり、少し複雑な味だが美味しい。

シャトーベルナトー サンテミリオングランクリュ ボルドーメルロー(@1,400円)
メインの手前でなくなったので赤のグラス、メルロー80%カベルネフラン20%のボルドー。
結構果実味がある。

カルバドス、マーレでガトーショコラ自家製オレンジピール添え(700円)をいただきご馳走様。
お代は19,500円で大満足。

13年2月:
今年の冬は本当に寒い。
笹塚の駅から北風に吹き飛ばされそうになりながらテクテク歩く。
店までの道のりには華やかなお店などなく街灯も暗いので余計に寒さがつのる。

目印の赤いポストが見えてきてほっとする。
今日は赤い軽の郵便収集車も止まっている。

ドアを開けるとそこは天国。
マンマが煮込んだスープの鍋をストーブの上に置いて待っているようなそんな暖かさ。

最近は人気で予約が取りづらくなってきた。
今日もなんとかカウンター席を確保できたが、6時半指定。調理の平準化というやつである。
今日はバイトの女性はおらず、ツートップ。BGMはいつものフランス歌謡。

例によって、エビスの生(700円)を頼んで飲みながら家内とメニューを覗き込む。
このところ行く先のフレンチに人参ムース、うにコンソメジュレ添えがあると頼んで比較したくなる。
ルカンケヒロミチでいただいたが、ここに戻ってやはり味の確認。

前菜は
その人参ムースに加え、この日のお勧め、白子を見つけ、もう一品はと、意外にもここのパテカンを食べてなかったことに気づき、

人参のムース、雲丹コンソメジュレ添え700円x2
田舎風テリーヌ750円
白子のムニエル、白菜のクリーム煮添え春菊ソース1,200円

メインは
仔羊のトマト煮込み、仔牛ヒレローストとせめぎ合うがこの日のお勧め牛ほほに決定。
牛ほほ肉の赤ワイン煮込み、カボチャピュレ添え2,400円

赤ワインボトルはブルゴーニュのピノ数種類の中から相談して
リュリー・プルミエ・クリュ“プレオー”・ルージュ2007年6,200円

さっそく人参ムースが届く。
楽しみ楽しみ、さぁひと口!

甘い人参と味の濃いウニにコンソメがほどよく混ざり合い、うまい!!!
ガツンと来る!
やっぱりここの人参ムースが一番である。

目の前の吉澤シェフにその旨伝えると、とってもいい人参を使ってるんですよと謙遜してみせたが、やはりただものではない。

ワインが抜栓される。果実臭をしっかり感じ、口にするとまず酸味がきてその後果実味が広がる。なかなかよい。

自家製ライ麦パン300円を出してもらうとすぐ田舎風テリーヌが届く。
これも今日の楽しみのひとつ。

まずは粒マスタードをつけずにそのまま口に運ぶ。
レバーは少なめだが身の詰まったしっかりした味。

野性味あふれ、塩もきつくない。
後から鼻腔にハーブの香りが追いかけてくる。たいした腕である。

つけあわせのピクルスの優しい漬かり具合がまた良い。
パテカンの余韻に浸る暇もなく、次の皿、熱々の白子ムニエルが届く。

白菜クリームの海に浮かぶ白子は熱々で味も濃厚。
ピューレ状の春菊には苦み、えぐみが一切なく、その青々しい香りがいい。

あくまで白子が主役で甘い白菜とすっきり春菊がいいハーモニー。
この皿は今日食べさせたかった一品だというだけのことはある。

店は混んで来て満杯。
もうこちらとゆっくり話す暇はない。

今日は出てくるペースが早い。
牛ほほ煮込みが出てきた。ワインの方は空気に触れて、酸味より果実味が随分増えていい感じ。

牛ほほはいい煮込み具合でしつこくなくずっと食べ続けられるという感じ。
今日の赤ワインソースは酸味が少ない。個人的には牛ほほにはしっかり酸味の効いたソースの方が好きだ。
つけあわせの野菜もうまい。あらためてここは野菜もおいしいことに気付かされる。

食後にブランデーである、イタリアでは、グラッパ、フランスではオー・ド・ヴィー・ド・マール(略してマール)、を頼むことにする。

家内はゲヴェルツトラミネール(1,000円)私はリースリング(1,000円)
ガトーショコラ自家製オレンジピール添え(700円)も一緒に頼む。

マールはどちらもほとんど色はついていない。ゲヴェルツトラミネールは少し重めで甘みをリースリングは揮発性も高くガツンととんがっている。

チョコケーキは甘過ぎず軽く食後酒によく合う。

人気が増えたためかカウンター席も隣との距離が近くなって少し窮屈感がある。
空いてるときはカウンターでシェフと話し、混んでる時はテーブル席がお勧め。

お代は16,350円
身も心も温かくなって外に出ると北風も止んでいた。
ご馳走様!

12年8月:
またこの店にもどるまでの7ヶ月間、いくつものフレンチを回ったが、やはりここ吉澤シェフの塩加減、つまり塩梅が私には最高である。
関東の人には少し塩が弱いのでは、と思わせる加減なのかもしれないが、京料理に通じるような絶妙の加減だと思う。
でもシェフは浅草出身である。

シェフの動きが見える席に座りたいと思い、入ってすぐのカウンター角席を予約。
まずはヱビスの生700円とお通しのナッツ@200円をもらってメニューを見る。

事前にHPで調べてきたのだが迷う(笑)
色々楽しみたいので今日は人参のムース、ウニ・コンソメジュレ添えはパス。先日ルカンケで人参の代わりにカリフラワーで楽しんだばかりだし(笑)

最近お店は野菜に随分凝っているということで夏野菜が美味しいこの時期、楽しみたい。

[前菜]
・ラタトゥイユ ポーチドエッグ添え(温製)850円
・塩ダラとジャガイモのグラタン800円
[サラダ]
・生ハムと具沢山野菜サラダ1,600円
[メイン]
・フォアグラの入った鴨胸肉のロースト カシスとグリーンペッパーソース2,400円
[白グラスワイン]
・モワッスネ・ボナール オークセイ・デュレス白 レ・フォス 2008 グラス1,000円
[赤ボトルワイン]
・コート・ド・ボーヌ ルクロデトプピゾ 2009 シャンタン・レスキュール 6,000円
でお願いした。

自家製ライ麦パン300円と一緒に白のグラスワイン、ブルゴーニュのシャルドネ。
シャルドネのすっきりした果実味だけでなく蜂蜜のような甘み、まろみを感じる。

ラタトゥイユは本日は温製のみ。
ポーチドエッグを崩し、ズッキーニ、セロリ、ナス、パプリカ、トマト、タマネギなど新鮮な野菜にからめる。
油、塩は控えめであっさりさっぱり。これを置いておくといい具合の冷製ラタトゥイユに変身するのだろう。
次は冷製になったものを試してみたい。

鱈と馬鈴薯のグラタン。
ポルトガル料理にバカリャウという干し鱈がある。
北海道の棒鱈と同系統だと思うが、旨味と同時に塩気もある。
ここのシェフによりフレンチではどのようにアレンジされるのか楽しみな一品。

熱々の小さなグラタンが陶器の器に入って届く。
ひと口、この店にしては強めの塩気だが、他の店よりは控えめ。鱈と馬鈴薯の2つの甘みと旨味が口いっぱいに広がる。
ふたくち目、舌が慣れ、今度は非常に優しい味わいである、絶妙と言う言葉がぴったり。

塩ダラとジャガイモのグラタンもこの店のスペシャリテのひとつと言える。

生ハム野菜サラダが届く。
オクラ、ブロッコリー、スナップエンドウ、インゲン、レタス、ナス、プチトマト、グリーントマト、アスパラ、ムラサキキャベツ、カリフラワー、ヤングコーン、パプリカ、キュウリ、ナッツ

確かに具沢山、振りたくなるチーズは振られていない。塩加減は生ハムに任せている。
オリーブオイルが非常にいいオイルで、新鮮な具沢山の野菜そのものをよく生かしている。
野菜によって生のもの少し茹でたもの、野菜によって茹で時間が違うわけだから実に手間をかけたサラダである。
大地の水分をふんだんにいただいたという感じ。

赤ワインはブルゴーニュのピノノワール100%、いくつか置いているが、シェフとホールミストレスが一番好きな自然派ワインだとか。
作り手が先日来日した時も会いに行ったとか。
ひと口目はかなり果実味が強いのがよくわかるが、飲み進むと後から酸味とミネラルっぽい苦みが少し追いかけてくる。いいワインである。

メインのフォアグラ入りの鴨胸肉のローストが届く。
こちらも付け合せの野菜はエゴマなど豊富に使われている。
フォアグラのとろとろ、鴨の脂身の柔らかさ、胸肉の赤身の歯ごたえ。
美味しいが、ハモるところまではいっていないのは少し残念。

乗せられて、バニラアイスをのせた温かいアップルパイ750円をお願いした。
薄いパイ生地の上にミルフィーユのようにスライスされたリンゴ、てっぺんにはバニラアイス。
リンゴそのものの味を生かしたさっぱりデザート。

お代は二人で16,500円。
美味しかった、ご馳走様!

12年1月:
なんと人参のムース、ウニ・コンソメジュレ添えがグランドメニュー化!

・大山地鶏とモリーユ茸の冷製パテ
  非常にさっぱりとして付け合せの野菜ピクルスもさわやか。
・鶏の赤ワイン煮ミニコロッケ
  熱々の球体のミニコロッケ、そのままで美味しくいただく。
・リヨン風サラダ
  やはり卵好きにはこれ、ベーコン・クルトン・ポーチドエッグのサラダ。野菜が本当においしい!
・生ハムで包んだ仔牛ヒレのロースト
  来る途中、笹塚の駅でかぐわしい焼肉の臭いがしたので牛肉モードでこれを頼む。
  肉肉しく、付け合せの野菜がまた旨い、粒マスタードソースもイケてる。

食前酒にヱビス生
ワインはブルゴーニュピノノワール、やはり果実味が強く軽めである。
食後酒にアブサンティーンのトニック割とマール(葡萄の搾りかすの蒸留酒)

あぁ美味しかった!

味もサービスも相変わらず冴えている。
黙っていてもサプリを飲むため氷なしの水がさっと出される。
ますます進化していってほしい。

ご馳走様!

11年9月:
新宿に買い物に出て夕方、晩御飯はと考えたら、この店が頭に浮かんだ。
ミシュランの東京の素敵な小さなフレンチに取り上げられたようである。

6月から女性スタッフが一人加わり、ツートップから女子三人体制に。
なでしこジャパンに例えれば、澤、宮間に加え川澄が加わったという感じか。

シェフは赤色が好きである。店内に入ればそれを実感できる。でも入る前にも確認できる。
お店を目指す目印はやっぱり赤いポストなのである。

女性を中心に随分お客さんも増えた。でも最近はやりのワインバーとは違い、お安いわけではない。
実力派のフレンチ、飲み物込みで一人6千円くらいが目安か。

ホールミストレスはきっちり我々の事を覚えていた。プロフェッショナルである。
ヱビスの生(中700円、小550円)を頼みながらメニューブックを繰る。

・人参のムース、ウニ・コンソメジュレ添え700円
  ふんだんなウニ、カボチャのような甘い味のニンジン、コンソメの塩気がいいアクセント。感動の一品。
  あれば、必ず頼むべき。

・鶏白レバーの濃厚テリーヌ750円
  メニューに書いてある通り濃厚である。脂と旨味をパンに塗りたくり、赤ワインと共に流し込む幸せ。

・白イカのオレンジ煮込みセート風850円
  子供のヤリイカをそのワタ、トマト、オレンジで煮込んである。身はフワフワで柔らかく、ソースは滋味深い。
  ソースはパンですべて拭い取る喜び。
  
・ハマグリのハーブバターオーブン焼き1,000円
  エスカルゴ風ソースのハマグリと考えると分かりやすい。塩加減が絶妙。
  こういう料理は塩気が強くなりすぎるところ、強すぎず弱すぎず完璧な塩梅。

・シャラン産鴨もも肉のコンフィ2,200円
  鴨はこれから季節になっていくのだろうが、さすがコンフィだけあっていい保存でこちらも素晴らしい出来栄え。
  多くの滋味深い野菜とと共に頂くがこちらの塩加減も素晴らしい。

この日のワインは赤のロナン’09年 5,000円、ボルドーのメルロー種。果実味を結構感じながらも、それなりの重みがあり、おいしいワインであった。

10年11月:
笹塚と幡ヶ谷の中間。
この辺をよく知っている人にはセラドンの道を挟んで(道といっても甲州街道なんで随分道幅があるが)向こう側ということになる。

女性シェフと女性ホールサービスの二人でまわしている。
最初は話しかけても大丈夫かと心配したが、話し出せば二人とも気さくでとっても楽しい。

赤が好きなシェフ。だから内装は赤が基調。紙ナプキンも赤、冷蔵庫も赤のストライプ。そして店の外を見ると店のまん前にあるポストまで赤い。

BGMにはフランス歌謡が流れている。
カウンター席に座り、まずは生ビール。

とるものもとりあえず、前菜盛り合わせを注文し、ゆっくりメニューを見ることにする。
ジャイアントコーンとアンチョビのパイがつきだしで出てくる。

かわいく盛られた前菜盛り合わせが届く。テリーヌ、パテ、トリッパ、ムール貝オーブン焼き、野菜ピクルス。
パンに塗りたくてライ麦パンを頼むと熱々でハーブオイルと共に出てきた。

前菜はいずれも塩気が少なく素材の旨味が生かされている。
量が多いと聞いていたが恐れるほどではない。

そこでもう一品、前菜のパートブリックで包んだ海老のフリットを頼む。
海老のプリプリ春巻である。ターメリックソースがついてくる。

ナイフとフォークだけでなく、箸も置いてあるのはありがたい。
箸で海老をつまむ。

何もつけなくてもおいしい。ほんの少しエスニックな味付け。ターメリックソースをつけるといよいよエスニックに変化。
このソース、パンにつけてもおいしい。

メインは仔羊と野菜のトマト煮込み&クスクス。
シェフが煮込み料理が得意だそうだから、初回はこの料理を頼むことにする。

羊は臭みが全くなく、牛肉と言われてもわからない。
野菜もたくさん入っている。クスクスに煮込みスープがしみ込んで滋味豊か。

今度はバケットを頼む。こちらも熱々でハーブオイルがついてくる。
ちぎって煮込みソースをつけて食べる。

どのプレートも優しい味である。
なんだかほっとする味。これからこの店に通うことになりそうである。

タジン鍋がたくさん置いてあるが、これはあくまでインテリアだとか。
また、よくみるとカエルの置物やカエルの絵の皿がいくつもある。シェフの趣味だそうだ。

  • 田舎風テリーヌ700円、ゴロゴロ野菜と海老の温野菜サラダ1,500円
  • 塩ダラとじゃが芋のグラタン800円
  • フライド手羽先2本550円

もっと見る

4位

蒸し八 幡ヶ谷店 (幡ケ谷、代々木上原、笹塚 / 居酒屋、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2010/10訪問 2014/08/05

幡ヶ谷:滋味あふれる蒸し料理

本日頂いたのは食べログチケットコース。

・自家製豆乳豆腐
・蒸した地鶏の笹身とズッキーニのゼリーかけ
・豚スープ蒸し
・海老蓮根饅頭の蒸し物
・ほうぼうの姿蒸し
・蔵王豚の野菜せいろ蒸し
・湯葉とシラスの野菜せいろ蒸し
・鶏おこわ

二階に上がり、ドアを開けると主人がやってくる。
奥の桜が見えるテーブルに案内される。

六人テーブルひとつ、四人テーブル5つ、二人テーブルひとつである。
主人は気さくで話好き。
蒸し料理に相当な自信を持っている。

ここで店を初めて4年半だそう。
生ビールを頼む。

豆乳豆腐が運ばれる。ほんのり和風の味付けがされているので調味料はいらない。

宮崎の芋焼酎松露のデキャンタを頼み、お湯で割る。
笹身のゼリーかけが届く。つけあわせのズッキーニがまだあったかく滋味あふれる。笹身も蒸し方が上手でジューシーな仕上がり。

自慢の豚スープ蒸しが届く。3日かけてスープを完成させるそうだ。豚バラがほろっと、スープが絶品。
海老蓮根饅頭が届く。もっちり熱々。味付けはあっさり。東日本の人は醤油をくれというかもしれない。

ほうぼうの姿蒸し。カサゴ同様グロテスクな白身の魚。これを蒸して出してくれる。
なまずのように平たく置けるので蒸しやすいそうだ。ポン酢で頂くが、ジューシーで旨い!

蔵王豚の野菜せいろ蒸しと湯葉とシラスの野菜せいろ蒸しが一緒に出てくる。
豚蒸しはポン酢かと思いきや、豚がポン酢に負けるという理由で、スダチと岩塩で食べてくれ、とのこと。

納得。岩塩で甘みが増すのである。絶対ポン酢ではいけない。
湯葉とシラスも味がついており調味料はいらない。魚特有の苦みがなく、本当に美味しく頂ける。

最後に鶏おこわ。おこわは他に牛タンと穴子がある。人気で持ち帰りを頼む客も多いそう。
予想通り上品な味付け。

すっかり満足。これは友達を招待したい。
蒸し料理なので店内がだんだん暑くなるのはご理解のほどを。

帰るときには店内は満員、喧噪の中であった。

  • 蒸し鶏の笹身とズッキーニのゼリーかけ
  • 豚スープ蒸し
  • 海老蓮根まんじゅうの蒸し物

もっと見る

5位

千真野 (下北沢、東北沢、池ノ上 / 日本料理、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.2
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2012/12訪問 2013/01/01

下北沢:岩手の食材と六角精児

師走、久々に訪れる。
黒ラベルの瓶をもらい、メニューとにらめっこ。

お通しが三点盛りから一品に替わった。
この日は粕汁。

これが温かくてうまい。
酒粕は強くなく、野菜が優しく煮込まれて身体を温めてくれる。

瓶ビールを二本開け、菊の司と七福神をどちらも燗でもらう。
〆鯖の酢の物、ここはいつも浅めに〆てあり、つけあわせの大根おろしがうまいのだ。
口に運ぶとほとんど生に近い鯖と粗めの酢を吸った大根のハーモニーが素晴らしい。

燗酒ふたつ同時に届く。菊の司は後を引く感じで七福神はスッキリ。

キタアカリ、安納芋とゴボウののり塩揚げ、予想通り上手に揚げている。
野菜の水分は十分残し、表面はカラリ、食べると旨味が口一杯に広がり、思わず笑みがこぼれる。気前よく使った海苔はパリパリ。塩も強くはない。

私は福香ビールと家内は御代櫻の冷や。
その紹介HPによると
「福香ビールは、釜石バイオテクノロジー研究所で奇跡的に復活させた石割り桜酵母で醸造したビールです。このビールの売上の一部を沿岸水産業の直接支援に使用したいと思います。」

頼まない手はない。麦芽を感じ、コクがあり甘めで後半スッキリとする。

南部鶏の塩麹漬け焼、非常に優しくまろやかな味。噛めば噛むほど鶏の旨味が口一杯。

私は中々お湯割りと家内は利休梅吟醸の冷や

牡蠣と白子とアン肝の小鍋が届く。
アン肝はもうひとつだが、この時期の牡蠣と鱈の白子がやっぱりうまい。
野菜たっぷりで滋味一杯。

以前よりライティングがより柔らかになった気がする。
お代は11,150円、ご馳走様!

***
初夏二軒目で訪れる。
若いお客さんが何組かいた。

少しずつ認知され始めたか、いいことである。
酔いを少し醒ますつもりでサッポロ黒ラベルの瓶を頼み乾杯。

定番メニューがリニューアル。
珍味ばくらい500円がリスティングされたので、ニシンと茄子の煮もの780円と一緒に頼む。

「ばくらい」とはホヤとコノワタの塩辛で、今は亡き杉浦日向子が記した「ごくらくちんみ」に載っていたことで覚えていた(新潮文庫P103)。食するのは初めて。

食材からすると東北、日本海であるが、開発したのはヤマ食という岐阜の業者。
名前の由来は、ほやの形が「機雷」に似ており、機雷→爆発→ばくらい(莫久来)と命名したそうだ。

時間がたった時のホヤの苦みもなく、塩辛くもなく、さわやかな一品で酒の肴としては最高。

入れた焼酎のボトルは残り一ミリということで、女将さんの方で水割りにして出してもらう。
ニシンと茄子は相変わらず安定した味。

ここもおまかせコースなどを始めてもいいかもしれない。
ご馳走様!
*****
辰年初めての訪問。
酒屋から毎年もらうという立派な干支の置物はきちんと立派な龍に置き換えられていた。

外は寒かったので生ビールはよしてサッポロ黒生の瓶で乾杯。
そのあとは宮崎の芋焼酎、橘をやはり緑茶割ではなくお湯割りで。

お通しはひたし豆、昆布〆、白菜漬物と正月の名残である。

まぐろぬた、〆サバみぞれ酢和え、キタアカリと蓮根の海苔塩揚げ、豚ベーコン焼き、出し巻き玉子。

ぬたの味噌が非常にさっぱりと上品、砂糖などは使わないとのこと。
〆サバを大根おろしでいただくのは新鮮。
海苔塩揚げはアイデアがすごい!甘い甘いキタアカリと蓮根が、海苔と塩でよりひきたつ。
ベーコンは脂がとろける。
今まで、ここの出し巻き玉子を食べていなかったことに後悔。この淡いダシの入り方が絶品!

相変わらず、大将も女将も愛想がないが、これだけ秀逸な料理を食べさせられた日には敵わない。
女子と女性客が増えたようである。

御馳走様!
******
日曜、フジテレビの「ウチくる!?」を見ていたら、「相棒」鑑識係米沢守で有名になった六角精児がゲストだった。

下北沢の店を案内していた。
そしたら見覚えのある格子戸が画面に。

果たしてここ「千真野」であった。

六角氏は普通によく訪れるそうだ。女将は最初の奥さんの時からよく知っているとのこと。

番組で焼酎を緑茶で割っていたのを見て、こっちも真似ることに。
勝手に「六角割り」と名付けた。

この日いただいたもの
・〆鯖の酢のもの780円
・オクラと地鶏笹身のエゴマ(じゅうね)和え550円
・穴子の白焼950円
・豆腐と茄子と長芋の揚げ出し750円

今日も美味しく頂いた。
ここの主人は岩手の千厩出身なので、岩手の食材を積極的に使っている。

是非、東北の応援にこのお店で食事してもらいたい。

******
卯年初めての訪問。
まとめて頼むと大将が出す順序、タイミングを構成してくれる。

・〆鯖の酢の物:鯖本来の味を楽しめるように浅くつけてある。

・蓮根のすり流し椀(牡蠣・メカブ):うまい新鮮な牡蠣、粗微塵の蓮根のシャキシャキ感、メカブのねっとり感のハーモニー、体の芯からあったまる。

・ニシンとゴボウの煮物:ホクホクに煮込まれたニシンとゴボウ。味付けが優しい。

・門崎丑(かんざきうし)のタタキ:岩手の牛だそうだ。塩、ポン酢、醤油で楽しめる。口の中でとろけた!

・カスベ(生エイヒレ)の唐揚げ:揚げると中のエイヒレはトロトロ。

******
「静」の店である。
目を閉じ瞑想する名だたる剣豪のように、大将は「静」に構える。
刀を包丁に持ち替え、本当にアジのある料理を生み出してくれる。
女将もその剣豪を支えるべくそっと寄り添っている。
間違いなく旨い料理である。
そのうえ、コストパフォーマンスも相当高い。

岩手出身の大将なので牛、豚、鴨など岩手の食材を最大限に生かした京料理が供される。

あのさとなおラーメンの石神も紹介しているがそれを紹介するまでもなく旨い。とにかく旨いのである。

その日のメニューの黒板が目の前に置かれ、さぁ今日は何にするかな、と考える時間がとっても楽しい。

下北沢にも40代、50代が入れるお店がいくつもありが、その中で、ここ千真野が味といい、CPといい最高。

人によっては愛想がないというかもしれないが、愛想たっぷりで普通の味の店と、愛想下手で特上の味の店のどっちがいいかといえば、まめぞうとしては間違いなく後者である。

[五版]
初秋のメニュー
つきだしは、自家製さつま揚げ、鹿肉の甘辛煮生姜風味、ピーマンとジャコの山椒炒め
アジのなめろう・・・あっさりして焼き海苔に包んで
オクラと長芋とササミの梅肉和え・・・梅が邪魔をせずさわやかに
海老と玉ねぎとエリンギの陶板焼き・・・塩味さっぱり
岩手鴨と夕顔の小鍋仕立て・・・鴨の味わい、出汁を吸ったホクホクの夕顔をバジル風味で

[四版]
初夏のメニュー。お椀物のメニューが消え、代わりに夏野菜をつかったさっぱり系のメニュー。
本日選んだのは
ニシンと小芋の煮物:いつもながらあっさり上品な味付け。
水茄子と胡瓜の浅漬け:水茄子をしゃきしゃき頂くと季節を感じる。
アジのなめろう:予想したとおり、こちらもあっさりとした味付けで鰺そのものの旨味が楽しめる。
アナゴ白焼き:ふわっと仕上がり、思わず笑顔が。
輪台豚ベーコンとトマトとアスパラの陶板焼き:夏が熱々で供される。
今日も満足。

[三版]
秋が近づいてきた。
鱧のおとし:東京でいただく鱧はパサパサしていることが多いが、ここのはふわっと。ワサビを少しのせてそのまま食べてみたり、梅ソースにつけてみたり。
鳥レバーの山椒煮:レバーとハツを上品に煮てある。レバーのふわっととハツのコリっとがいい食感。
秋刀魚の竜田揚げ:今年は秋刀魚も早いそうだ。身がふっくらした秋刀魚が薄い衣で揚げられサクッと。
岩手牛と賀茂茄子と豆腐の煮物:ここに来たら、必ず椀物を一品頼むことをお勧め。この日は牛と焼茄子、焼豆腐が上品なスープの中で気持ちよさそうに身を浮かべている。絶品なり!
生姜の奈良漬カマンベールチーズ乗せ:メインの後のお酒のあてによく合う一品。
二人で生ビール3杯、芋焼酎たちばなのボトルでしめて1万2千円いかず。
何とお得な事。

[二版]
真夏が近づく季節、旬の魚と野菜を頂くと幸せ。
水茄子の浅漬け:本当にあっさり。醤油につけずともそのままでも十分うまい。
鯵のなめろう:しっかりした味付けと思いきや、やはり京料理。新鮮な鯵のうまみをそこなわないよう味噌の味付けがとっても上品。水茄子に載せて茗荷をちらしてみたらこれもうまい!
穴子白焼き:身がふっくらして、わさびを少し載せ、醤油、塩、そのままのいずれもオーケイ。
賀茂茄子と夏野菜の田楽:炙った夏野菜がとっても滋味。田楽味噌がまたいいアクセント。
谷中豚の肉じゃが:ここの揚げ出しなど、スープに浸されて出てくる品はそのスープの上品さに脱帽!谷中豚のバラが旨く、じゃがいももいい味。
雲丹の長芋のせ:この時期の雲丹は本当においしい。

[初版]
生ビールで始め、三種の前菜-マグロのヅケ、九条ねぎとイカのヌタ、カマンベールチーズの入ったポテトサラダ。
小肌の南蛮漬け。
菜の花と湯葉の胡麻和え。
麦焼酎中々のボトル。
蛸の柔らか煮と海老芋。
岩中豚の塩・胡椒炒め。
生姜の奈良漬とカマンベールチーズ。
ぶり大根煮。
以上二人で1万2千円。

  • 黒ラベル
  • お通しの粕汁
  • 菊の司と七福神

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6位

ダバ インディア (京橋、銀座一丁目、宝町 / インド料理、インドカレー)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2012/02訪問 2012/02/20

八重洲:団体向けダバパーティコース

[12年2月]
前回来れなかった手酌会員が来てみたいということで再訪。6人で訪れる。
皆忙しいので20時半の予約。

やはりダバパーティ@3,150円をお願いする。
前に来た時からは微妙にメニューが変化しているようだ。

生ビールで乾杯後
パパドとマサラドーサが届く。女子たちはマサラドーサに感動!カレーとチャツネがついて来る。

たこ焼きに似たサラダ運ばれ、これからが本番ゾーン。
このサラダ、見た目たこ焼きのようだが豆と野菜のサラダでしっかりした噛みごたえでおいしい。

ここでいよいよチーズクルチャの登場である!
熱々のうちにいただく。皆が余りの美味しさに歓声。

海老と魚のシャクティマサラ
こちらもいい旨味。

そして、お代わり自由のナンとバスティマライスが届き、カレーである。
・チキンカレー
・マトンカレー
・ダールカレー
・辛いカレー
・野菜カレー
いずれもおいしくみんな幸せ。

デザートは6種から選べる。
クルフィー(アイス)、ココナッツババロア、パフォーマンスがあるマドラスコーヒーなどを選ぶ。

お腹いっぱい!
ご馳走様!

[10年5月]
南インド料理店である。
北インド料理と南インド料理がどう違うかというと、気候の違いでフランスがバター、イタリアがオリーブオイル中心と同じように、南インド料理のほうがあっさりめであるが辛さは強くなる。

南インド料理で思いつくのは神谷町のニルバナムモティ赤坂TBS前店ニルバナムは開店当初インド圏の人達しか入っていなかったが今や押しも押されぬ人気店。チェーン展開のモティだが、南インド料理を出すのは赤坂TBS前店のみ。

ニルバナム、モティ赤坂TBS前店と比べるとダバ・インディアが一番あっさりした仕上がりで、個人的にはここの味が一番好きだ。

今回は7人で訪れた。要予約で自動的に一人3,150円のダバパーティコースとなる。金曜日の夜、予約なしの客が次々にドアを開けるが8時半以降でないと空かないと言われ、皆あきらめ顔で帰っていく。混んでいると予約客でも二時間で追い出されるらしい。

インド圏の人達だけでなく、日本人スタッフも数多くいる。
席に案内されるとすぐに温かいオシボリが出され、皆揃ったところですぐにスタート。

一皿目はパパド(煎餅)とドーサ(クレープ、中にポテト)が一緒に乗っておりカレーを含めた三種のソースをつけていただく。
ここでピッチャーのビールで乾杯。インド式煎餅(パパド)とクレープ(ドーサ)がビールによく合うこと。

続いて、グリーンサラダ、一口サイズの2種のタンドリーチキン。
タンドリーチキンは控えめの味付けで辛くしたければ自分でカレーペーストを塗ればいい。身がふわふわでとてもジューシー。

2800円のインドの赤ワインをボトルで頼むが、インドっぽい香りがするのかと思いきや、すっきりさわやかでとてもおいしい。
赤を頼んだので同じ値段の白を頼むと、きちんと白ワイン用の口の細いグラスを持ってきてくれ、こちらはやや甘めもすっきりしてやはりおいしい。

いよいよ人気のチーズクルチャが届く。直径12cmの丸いナンの中にチーズとニンニクがはいっている。これを三等分したものが一人分。モチモチ熱々でふーふーしながら口に運ぶと皆おいしさのあまり言葉をなくす。

日本人に食べやすいサイズにカットされたナンがバスケットで届き、香り米のバスマティライスもくる。これはどちらも食べ放題。

シャクティマサラで味付けした海老と魚のカレーに本日のカレーが7種×3届く。3種×7でないところがありがたい。
チキン、マトン、豆、野菜、激辛、甘めと大人数で行くが故にバラエティに富んだ味が楽しめる。

全般的にカレーの味付けはソフトなので激辛苦手の私にはちょうどいい。
客の応対もよく、グラスのすみやかな交換、温かいものには温めたお皿、最後に数種類からチョイスする日本人にはあまりなじみのないデザートも的確な説明をしてくれる。

時間がたつとタイルの床が油のせいでツルツルになるので気をつけて。
それにしても食べ過ぎた。

  • パパドとマサラドーサ(ダバパーティ)
  • タンドリーチキン2種(ダバパーティ)
  • 豆と野菜のサラダ(ダバパーティ)

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7位

ラ・ルナ・ジェナ (松陰神社前、若林、西太子堂 / スペイン料理)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2010/10訪問 2021/04/05

若林:あっさり上品なスペイン料理

世田谷線松陰神社前から
少し歩くとのことであったが、
参道口にもなっている
松陰神社通り商店街は
地元密着型で
建物も古いものをうまく生かしており
風情があり、楽しみながらぶらぶら歩ける。

世田谷通りに出て
三茶方面にぶらぶら歩くと、
バス停と陸橋の間にお目当てのお店があった。

地下におり、
店に入ると確かにこじんまりしている。

予想していたよりずっとお若いシェフと
マダムが笑顔で元気よく迎えてくれる。

カウンター席が3席に、
二人テーブルが5つ。

床はフローリングでアイボリー色の壁。
絵や花や帽子や小物が壁を飾っているが
華美にはなっておらず趣味が良い。

テーブルクロスは
水色の上にブルーが二枚重ねで、
店に入ったときに、
この青がひきたって感じられる。

メニューは
メニューブックの他に
本日お勧めが壁にかかっている。

まずは生ビールを頼み、
あぁでもないこうでもないと
目移りしながらゆっくり料理を決めていく。

バゲットが届けられ、
赤ワインをボトルで頼んでおく。
ワインリストを見ると
4千円台が中心の品揃えとなっている。

マダムが丁寧に
それぞれのワインの説明をしてくれる。
知花くららに似た知的で元気のよい美人だ。

一品目は「生ハムと腸詰の盛り合わせ」
4種類あり、塩気が少なく、噛むと甘い。

二品目は「真鰯のオーブン焼き」
パン粉がかかったオーブン焼きではなく、
焼いた鰯の上に
玉ねぎ、ピーマン、パプリカ
のマリネソースがかかっていた。
あったかい鰯がいい味で、
冷たいマリネソースとうまくからんで美味しい。

三品目は「小エビのガーリックオイル煮」
ここの名物らしい。
熱々の鍋にガーリックのスライスと
小エビがオイルの海を泳いでいる。
思ったよりかなりあっさりしている。

メインの「レンズ豆とウズラの煮込み」
豆料理がお勧めということなので、
この日の豆料理を頼む。
やや酸味を感じるスープで
全体的にあっさりの仕上がり。
骨付きウズラを手づかみでしゃぶりつく。
上品な味だ。

予想したよりもお腹に余裕があったので
追加のグラスワインと
「チーズの盛り合わせ」を頼む。

羊乳のチーズと山羊のブルーチーズ。
羊乳チーズはまろやかで大変おいしい。
ブルーチーズは変な癖はない。

上品なスペイン料理である。
地元の年輩客が多いのかと思いきや、
この日は若いカップルばかり。

若いうちにここの味を堪能できるとは、
うらやましい限りである。

  • (説明なし)

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8位

喜泉 (目黒、白金台 / 揚げ物、日本料理、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 ~¥999

2016/05訪問 2016/06/06

目黒:もたれないフライランチと心温まる夜のおまかせコース

16年5月:
しばらくのお休みから復活、当面はランチのみ。
久々ならばやはりミックス(チキン・白身魚)950円。
磐石のふわふわフライ、ありがとう♪

15年2月:
残っている焼酎を飲み干すべく3人でオフ会、この日もあらかじめ3千円コースでお願い。

焼き昆布、イカの練りウニ合え、子持ちシシャモ、銀杏、白子ポン酢
真鯛・イカ・ホタテ・赤身・トロ5点盛り刺身
焼きカンパチ
イカフライ・カキフライ
焼きおにぎり・味噌汁

食事もご機嫌、会話もご機嫌、大満足♪

15年1月:
初めて夜に伺った。
あらかじめ予約し、一人三千円くらいの食事に飲み物で、二人1万円くらいでおさまりますか?と聞いたら
マスターが「よござんすよ♪ まっ、来られてからゆっくりメニューをお決めになってくれて大丈夫ですよ」

予約時間より30分ほど早く着いたが、嫌な顔せず、招き入れてくれテーブル席に。
まずはビール中瓶を注文。マスターが「あれで行きますか?」と聞くので「それでお願いします」ということでスタート。

乾杯するとすぐ、
白子ポン酢と銀杏バター炒め
冷製の白子がチュルリと喉を通る。あぁこの時期は白子が滋味深い。
ただ銀杏を煎っただけかと思ったら、ほのかにバターも加えて炒めてあり、旨味が増してご機嫌なスタートである。

芋焼酎ボトルとお湯をポットでもらう。
鹿児島の邑(むら)と言う焼酎、お湯を足すとまろやかな舌触り、優しい味わい。

ウルメイワシと玉子焼き
硬すぎず柔らかすぎず太すぎず細すぎずいい塩梅で炙られたイワシ、ほのかな苦みを楽しみながら頭から尻尾まで。
玉子焼きはほのかに甘く、そのままでもいいし、ほんの少し醤油をつけてもいい。気分よく杯が進む。

カンパチ・マグロ・イカの刺身
マグロも旨いが、この時期のカンパチの脂の乗りは抜群、ほんの少しのワサビと醤油で口に放り込むとぐっと甘み。
イカはとっても柔らかく、海苔との相性もばっちり。また杯が進む。

鮭甘汐焼
ふっくらと遠赤外線効果を十分感じるいい焼き具合。
甘汐なので本当に優しい味。またまた杯が進む。

カキフライと海老フライ
そしてこの店お得意のフライ。100%大豆油でからりさっぱりふんわり揚がっている。
自家製マヨネーズ、カラシ、ソース、レモン。大ぶりの牡蠣と海老。

熱々のうちに口に運ぶ。
昼のフライで十分わかってはいるが、なにこのふんわり感、全く胃にもたれない。
素材もいいものを使っている。牡蠣も海老も最高、小確幸である!

これで結構お腹は膨れる。
焼きおにぎりと味噌汁
〆に焼きおにぎりと味噌汁。
香ばしい焼きおにぎり、あぁ美味い。そして穏やかな味の味噌汁。

お代は二人で9,800円、驚異のコスパである。
焼酎ボトルはまだ十分残っているのでキープさせてもらった。

このおまかせの3千円コース、相当な価値ありである!
大満足でご馳走様!

14年9月:
海老・魚(1,100円)50円から150円値上がり。
相変わらずサクサクで軽い。

マヨネーズください!とお願いして小皿に盛ってもらう。
油が少なくこちらもヘルシーな仕上がり。

大満足!

13年3月:
魚ミックス(白身魚一枚+イカ二本)850円
考えてみたらこの組み合わせは初めて。

軽くさくっと優しい揚がり具合。
大豆100%オイルは胃にもたれない。

そしてここのランチメニューの写真を撮ってなかったことにも気付く。

12年5月:
1時前に入るもテーブル満席、カウンターも東南アジアの方々が5人。
おじさんに席を作ってもらい、ミックス(チキンと魚)900円。

季節柄、副菜はタケノコの土佐煮。

12年3月:
今日はご夫婦仲良くテレビを見て大笑い。
笑う門には福来る。

海老フライと魚フライ950円で口福のおすそ分け!

12年1月:
新春早々贅沢に海老・チキン1,000円で勝負!
ぷりぷりの大海老にジューシーなチキンカツ、完璧である。

カウンターも小上がりも客でいっぱい。
やっぱり年の早いうちに皆ここに来たくなるのだろう。

11年2月:
ランチは色々な店を回るので好きな店も二ヶ月ぶりか。
ボリューミーな海老とぷっくり柔らかなイカ(950円)を頂く。

10年12月:
年末最後にはやっぱり好きな店に。

やっぱりミックス(チキンと白身魚)900円をいただく。
今日はゆっくりじっくりさっくりあがったフライを堪能することができた。

10年11月:
とりあえずランチメニュー全てを制覇したので、個人的に気に入った、ミックス(チキンと白身魚)900円を食べようと、いさんで階段を降りる。
12時40分頃だったが、お客さんが一杯。

なんとかカウンターに座れる。
ご飯がもうほとんど終わりということで、ぎりぎりラッキーであった。

ここでなんと携帯に急な呼び出しがかかる。ここを12時55分に出ないと間に合わない計算になった。
代金だけ払ってキャンセルして出ようかと思ったが、このお店はさっと料理を出してくれるので思いとどまる。

なんと12時46分に出してくれた。
かきこむように熱々を食べる。チキンは中がジューシー、魚はホクホク。

おじさん、おばさん御免!こんな雑な食べ方になってしまって。
今度はゆっくり味わうから。

お陰で呼び出しになんとか間に合った。

10年10月:
12時40分頃、一回転を過ぎたころを狙って入る。
が、混んでいた。カウンターに4人、テーブルに2人。しかも全員おじさんである。

後から3人入ってきたがこれもまた全員おじさん。
いつもなら、若い男性中心で女性も何人かいるが、おじさんも油脂を控え目とわかっていてもやっぱり揚げ物は食べたくなるのだ。

そして、幸いなことにここの揚げ物はさっぱりしていて胃にもたれない。
奥さんに聞いてみたら、うちは大豆100%だからね、と答えていたが、それだけではないはずだ。
油の管理、揚げ方にもコツがあるのだ。

今日は海老とイカ950円にする。
熱いお茶とキャベツ・カブ・キュウリ・ナスの漬物が出てくる。

お膳と味噌汁が届く。
今日のつけあわせはキンピラごぼう。海老がでかい!大海老である。イカフライは2本。

イカはやわらかい。さくっと切れる。
海老はプリプリ。口に頬張ると幸せな気分。

ワカメと豆腐の味噌汁もさっぱりした味付けでおいしいこと。

今日もごちそうさま。

10年9月:
「和風レストラン」とうたっているが、ランチ時はフライのみである。
階段を降り、引き戸を開けると右手にキッチンと10席ほどのカウンター。左手が四人掛けのテーブル二つ。
カウンターに座る。

目の前で段田安則風の50代くらいの主人がテーブルの三人客のために海老を揚げているのでその熱気を感じる。プリップリッの海老が揚げられた。とてもうまそうである。

フライの種類はチキン海老白身魚イカの4種。

白身魚とチキンが入った「ミックス」900円を頼む。
やせ型の元気のいい奥さんが熱いお茶とお新香を運んできた。

待っている間に店内を見渡すと、お店宛に書かれた、末期のものと思われる味のある「緒形拳」の色紙が飾ってある。

カウンター席からは16インチくらいのテレビが見え、いいともをやっている。
右手にちょっと小上がりになった座敷があり、ちゃぶ台が3つおいてある。

夜はフライに加え刺身などが出るようだ。

ほどなくミックスがカウンター越しに渡され、奥さんが味噌汁を持ってくる。

松花堂弁当の器の2/3に黒ゴマをかけた白ごはん。1/6にしかれたキャベツの上に魚フライとチキンフライ。
のこりの1/12にひじきの煮物。

ご飯の量が結構多い。
後から来た常連の女性が海老の半ランチと頼んでいたのでご飯少なめも頼める。

さてフライ。
まずはチキンから。さくさく熱々ジューシー。
魚の方もほくほく。しかも油があっさりしていてまったく胃にもたれない。

このところ揚げ物は避けていただけにありがたいことである。
お新香も味噌汁もたいへんやさしい味に仕上がっていておいしい。
しかし、このご飯の量、腹一杯である。

  • ミックス950円
  • 夜の3千円おまかせコース:豪華前菜5点
  • 夜の3千円おまかせコース:豪華刺身5点

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9位

川国風味小林 (芦花公園、千歳烏山、八幡山 / 四川料理、担々麺)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2010/10訪問 2014/08/05

芦花公園:四川中華、美味しい!どんどん進化してね

アイバンラーメンを過ぎて少し不安になるがそれであっている。

若い男性シェフとバイトの女性の2人で切り盛りしている。
八人円卓と四人テーブル2つと二人テーブルのこじんまりした店。

小林の由来は別の方が書いておられるので、川国風味の意味を聞いて見たら、川は四川を意味し、国は田舎を意味するそうで、四川の田舎料理風ということだそうだ。

再訪:予約がどんどん取り辛くなってきた。なんとか2席確保。また、4千円のコースをお願いする。量を少なめに、辛さも弱めに、とお願いしたら快く受けてくれた。

・前菜盛り合わせ
・車エビとアオリイカ
・岩中豚と野菜の炒め物
・中華風茶碗蒸し、アガリスク・アミガサダケ・ポルチーニ
・スペアリブを黒酢ソースで
・辛くない四川担担麺
・デザート盛り合わせ

辛さを弱めにと頼んだら、あえて辛い物を排除したコースメニューにしてくれたのは見事であった。
いずれもいい素材をさらにおいしく仕上げてある。
特に茶碗蒸しは絶品であった。
量もいい具合で年輩者や女性にはこういうコースが定番であってもいいと思う。

*****************
初回:予約の電話を入れた時、当日は満席で待たせることになるかもしれないので、一人4千円のコースをお勧めします、と言われたのでそれにした。

この日のメニューは次の通り。
・前菜8種
 蒸し鶏辛味ソース
 くらげと車エビ頭ミソ
 カシューナッツの揚げ物
 胡瓜の豚肉巻ヒマワリの種をまぶして
 豆アジ唐揚マリネ四川風ソース
 車エビグリーンソース
 塩気を抜いた甘めのザーサイ
 牛タンふわっと煮
・鱸(スズキ)の湯引き、茹で黄ニラと四川ソースでキク科の葉で
・和牛ロースのオイスター風味特製ソースあんかけ、ズッキーニ・コーン・人参添え
・もちもち細麺の汁無し四川坦々麺に松の実を散らして
・空芯菜炒めと冬瓜の煮物貝柱あんかけ
・鉄鍋ぐつぐつ本格麻婆豆腐と白ご飯と夏野菜・トマトのスープと胡瓜の甘酢漬
・杏仁豆腐・黒ゴマプリン・アメリカンチェリー・若いクランベリー
・熱々ポットのジャスミンティー

おいしそうでしょう?

席につくとオーナーシェフが冷たいおしぼりを持ってきて飲み物を聞かれる。
まずは生ビールを頼む。

まもなく前菜二人分が白い大皿に盛られて運ばれる。
結構な種類と量で、これだけでもかなり楽しめる。

途中で紹興酒を頼む。甕だし500mlデキャンタが2千円、5年物500mlボトルが3千円。
5年物のボトルをロックで頼む。

ホールスタッフはタイミング良く、氷を変えてくれたり、おしぼりを変えてくれたり、食事の進み具合を見てくれたりしている。
器は白が基調でシェフのお見立てらしい。

コースの場合、味に緩急がつけられているので飽きが来ない。
一つ一つの味付けが工夫され本当に美味しい。
ただし麻婆豆腐はかなり辛いので、弱い人はあらかじめお願いしたほうがいいだろう。

  • 前菜盛り合わせ
  • 坦々麺
  • スペアリブ

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10位

カラヴェーラ (東銀座、銀座、築地市場 / ヨーロッパ料理、ワインバー、洋食)

1回

  • 夜の点数: 3.0

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 2.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 2.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2010/07訪問 2014/08/26

東銀座:タラの干物と熱々もちもちチーズパン

ポルトガル料理は今から15年ほど前、まだイケてない頃のマカオで食べて以来である。
その時の印象は怪しげでクセのある料理であった。

今回は仲間7人で挑むので色々な料理をたくさん楽しめる。
少し遅れて着いたら、ペティスコスという小皿料理をいくつか頼んでワインのボトルも既に開き、盛り上がっていた。

食前酒としてドライなマディラワインが150円で提供されていたが、蒸し暑い夜、まずは生ビール。
オリーブやトリッパや南蛮漬け、コロッケ、砂肝、かしらをつまみながら、いつのまにかワインのグラスに持ち変わっていた。

バカリャウというタラの干物が旨味にあふれている。日本の鱈の干物もうまいが、こちらのほうがもっと味がある。

メニューにいくつかバカリャウを使った料理があるので頼んでみると良い。
つけ合わせに頼んだポンジケイジョというチーズパンがとびきりうまい。まんまるの形で熱々で出される。一口食べるともちもちで本当にうまい。ダバインディアで食べたチーズクルチャに匹敵する。

メインはもちろん海鮮カタプラーナ鍋料理。海鮮をカタプラーナ鍋で蒸し焼きにした料理。ブイヤベースのよう。魚介の旨味がしっかり出ている。

食べたら鍋に残ったスープでリゾットにしてくれる。これも魚介のダシが効いて絶品。
デザートに甘口のマディラワインを飲んだり、バニラアイスを食べたり、キャラメルらくだなるものを食べたり、終わってみたら本当に腹一杯。

あまり気がきくホールサービスではないようのでそのあたりはごかんべんを。

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