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昼の点数:4.5
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¥1,000~¥1,999 / 1人
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料理・味 5.0
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|サービス 3.0
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|雰囲気 4.5
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|CP 4.0
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味5.0
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| サービス3.0
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| 雰囲気4.5
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| CP4.0
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| 酒・ドリンク- ]
モンブラン大作戦 第四十三回 -並みのモンブランを相手にしない流石のパリレシピ-
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モンブラン1
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モンブラン2
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モンブラン(拡大)
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モンブラン(断面)
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モンブランとアールグレイ
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2017/02/10 更新
FAUCHON・・・1886年創業。パリ・マドレーヌ広場に総本山のブティックを構える、世界有数の、何と言うか、まぁデリカテッセンのようなもの。日本では紅茶が有名だが、その実、パリではワイン、ジャム、スイーツ、果ては仕出し弁当まで手がける、正にフレンチグルメの権化。こんなFAUCHONなのではあるが、、まさかモンブランを作っていようとは、高島屋日本橋店地下1階のブティックを覗いて見るまでは予想だにしなかった。まさに足で稼いだ幸運。どうしても今すぐ食べたい。すかさず7階のサロンに駆け上がる私。
【モンブラン】
お店の人に確認した。間違いなく、レシピはパリ考案、制作は国内。その、モンブランと言うにはあまりにかけ離れた、典型的唯我独尊、フランスチックなアピアランスは、決して美しくもないし食欲をそそるものではない。と言うよりも、未経験のそのアピアランスが、経験値としての、私の脳内ライブラリの、どの味わいとも結びつかないのだ。アールグレイのアイスティーと一緒にオーダー。ちょっとした緊張感を伴う不思議な期待感で待つ事になった。
そのアピアランス。クラッシュマロングラッセがトップに散在して表情に変化をもたらしてはいるものの、ほぼ完全にツルンツルンの禿げ頭。その無表情なアピアランスは、並みのモンブランでいる事を完全に拒否している。この綺麗にコーティングされた表皮、普通のマロンクリームと思いきやさにあらず、実は固めのキャラメルクリームであった。その下には、マロン風味がほとばしる、極めて全うなマロンクリームとブルーベリーのコンポートのコンビネーション。マロンの風味とブルーベリーの酸味の対比が新鮮。というか何処かで味わった記憶が・・・「イデミ・スギノ」の「エベレスト」だ。芯は水分を吸って、程よくしっとり気味になったデカメレンゲ。ベースはこれまた程よくしっとり気味の、シッカリ甘くて香ばしいハードビスケットで、キッチリ完結される。
この感じ・・・ちょっと見る人の首を傾げさせるアピアランス、食べてみると個性的でありつつ、破綻がない味わい。完成度と言う、おざなりな表現でなく、ちょっと一言で言い表せない、独特の押しの強さとアク。何だか、シトローエンの古いセダンのような趣。フランス人ってこう言う表現が好きなんだろうな~。モンブランとクルマ、似て非なるモノに共通項を感じてしまう私は、やはり変人!?
まとめ:
キャラメルとマロンとブルーベリーの酸味が奏でるハーモニーは濃厚、味わった事無い風味、メレンゲとビスケットが全体に筋を通していてフワフワとは無縁のシッカリした食感。流石のパリレシピに思わず脱帽。一緒に味わう紅茶のクオリティーは言うに及ばずの最高クラスだ。