4回
2020/07 訪問
【再訪】カクテル
緊急事態宣言による自粛期間中、いちばん行きたくてたまらなかったのがBARだ。BAR好きはなぜBARに行くのか?人によって理由は様々だろうが僕は「ウマいカクテルが飲みたいから」これに尽きる。だって、シンプルなカクテルだったら自分で家でも作れるわけだが、じゃぁなぜ世界に星の数ほどBARがあるかといえば、バーテンダーによって味が違うからだし、その味ときたら僕のような素人がヘタクソにステア(もしくはシェイク)したものとは雲泥の差があるからね。あの店のバーテンダーは腕が良いとか、あの店はオススメしないとか。それはとりもなおさず腕の差だ。
ということで、いっとき家で最低の腕のバーテンダー(僕だ)の作るカクテル"もどき"しか飲めなかった僕が、久々にウマいカクテルを堪能したくて来店。いろいろ飲ませてもらったけど1杯目に敢えての「XYZ」は最高だった。
なお、ドアは開放しておりアルコール消毒もあり。BARでドア開放となるとムードは下がるし、これからの時期は"虫問題"もあろうが、それより換気を優先という心意気は伝わる。
2020/07/05 更新
2018/10 訪問
【更新】バーテンダー
前回口コミは初訪問と2度目訪問の印象をまとめて書いたが、その後数回訪問したので久しぶりに更新。ここ、やはりいつ行っても最高のバー。雰囲気は格調高いが家賃の高さを感じさせない柔らかな接客。その分緊張感にやや欠けるが、それがかえって入りやすさに繋がって、普遍的な魅力になっていると思う。
ところで、前回の口コミを2点訂正したい。1点目は、小倉でいちばん勢いのあるバーと書いたが、そこまではなかった(笑)。たまたま2度訪問し、2度とも賑わっていたのでいつも人気かと誤解したが、日によっては僕1人ということもあるバーだった。静かに飲みたければ月木は狙い目。
もう1つ、ポルノグラフィティの岡野似のバーテンダーの話ばかり書いたがあの方、実はオーナーではなかった。ただの店長(といってもこのクラスのバーの店員だから大したものだが)であり、オーナーは別におられた。週末の忙しい時期などは顔を出してシェイカーをふるっておられる。
さて…ほかに付け加えることといえば、かなり高いハードルを想定したが、それよりさらにウイスキーのボトルの品揃えがよかったことか。パッと見えるバックバーだけでも相当数のウイスキーが並んでいるが、上の棚にもまだまだレアなものがあった。カクテル好きはもちろんたが、北九州のウイスキーマニアで、こちら未訪問の方がもしおられたら是非どうぞ。
早々に顔を覚えられてきているので、いまは訪問のたびに写真を撮ってはいないが、たまたま撮影したハイボール(これがまた美味い)とジンベースのカクテル、そしてワインカクテルの写真が出てきたので、たまには投稿。
2018/10/12 更新
2018/07 訪問
バーテンダー
「何を生意気な」と言われそうだが、「今、小倉でもっとも勢いのあるバー」という印象。灰色な評価の羅列も、今にして思えばきっと素敵な案内人だったのだろう。数少ない経験であるから「今のところ」としておくが、現在までで、もっとも僕が好きなバーである。おそらくこの先どれだけの軒数のバーを訪問しようと、トップ5から外れることはあるまい。小倉に産まれて良かった。このバーをこんなに早く知ることができたから。
◇◇
初訪問の1杯目はラフロイグの水割り、トゥワイスアップ。バーでは最初は軽めに行きたい人も多いと思うが、僕は、初めにガツンと行きたいのだ。
それからギムレット。使用するジンは、定番はタンカレーだと思うが、何となく、ビフィータで。ありがちな選択だけれどこれがいちばん冷凍庫の手前に置いてあったから、サッサと飲めるかな、と思って(笑)。ただ、何を使うかガヤガヤ話しているうちに、マスターがいろんなジンを引っ張り出してくれた。だったらやはりタンカレーをチョイス。むしろ「あれだけ総出させて、結局タンカレーかい!」というツッコミも聞こえたが、気にしない(笑)。
あとは、再度ウイスキー。「AGED OAK」と書かれた樽があった。スペイサイドとアイラがあったが、アイラは先ほどラフロイグを飲んだから、今回はスペイサイドで。「あの、エイジドオークのウイスキーの…」と告げたとき、心得ていますとばかりに微笑むマスター。「先ほどラフロイグを飲んだから」の声までは被ったが、「アイラ」の樽の前からの「アイラがお好きだと思いまして」の声とかぶるように「今度はスペイサイドを」と告げてしまう。「そっちかい!」と言いたげに、ガクっとしたのが面白かった。敷居が低いわけではないが、高さを感じさせない物腰、接客が素敵だ。
GYさんは、オリジナル?のカクテルを注文。BTさんは、シーブリーズ。シーブリーズ…知らないカクテル。そんなのがあったのか。ただ、「シーブリーズ」という単語を聞くと、頭の中でtrfが鳴り始めたので困った(笑)。後半は、マティーニも。オリーブは別添え。定番はショットグラスにイン、大阪だとそのタイプが多いしたぶん世界的に見てもそうだと思うのだが、小倉だと前回の店もここ「DEN」も、別添えだった。地域の流行りなのかな?
ここのバーテンダーを評するなら、ありがちな言葉になるが、「若き天才」というのが僕にはしっくりくる。「センスの塊」が、正しく研鑚を積めば、この若さでもこれほど出来るのだ、という見本。洋の東西を問わない酒の知識、カクテルの腕前に客との距離感。
そしてバーテンダーに必要不可欠ではないが、あるに越したことのないアビリティである「声の良さ」も見事。なんとなく、ポルノグラフティの岡野昭仁のような。つまらない話でも心地よく聴こえるだろう。ただし、3度通ったが、彼の話がつまらなかったことは1度もないが。
2022/07/19 更新
ここはとにかくウイスキーの品揃えが豊富。系列の3Fバーはボトルキープするシステムだが、こちらはワンショットで注文できるのでレアな酒でも興味を持ったら一杯だけ、って愉しみかたができるのが良い。
バーテンダーさんが若手に変わった(以前の方は3Fへ)がカクテルも勉強熱心で、マニアックなものを注文してもカクテル事典やスマホで調べて作ってくれる。材料があることが前提だけれど。
あなたも「あのカクテル飲んでみたいんだけど、作ってる店少ないんだよな」ってものがあれば、ここでリクエストしてはいかがか。