日本五大うどん。

出典:Hannibal Barcaさん

日本五大うどん。

香川の讃岐、秋田の稲庭、群馬の水沢、長崎の五島、富山の氷見の5つです。それぞれの地域に個性豊かなうどんがあり、うどんは郷土料理だと改めて思います。

更新日:2023/12/22 (2022/07/10作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる12744の口コミを参考にまとめました。

讃岐うどん【香川県】

釜あげうどん 長田 in 香の香

日本No.1うどんは手打ちうどんの代表格・讃岐うどんです。ある人は「うどんは郷土料理」と言ってましたが、コシがある事以外は、お店によって、麺も出汁も千差万別です。

中でも、ここの釜揚げうどんがNo.1だと思います。

釜あげうどん・小(300円):麺は外側がとろっとしつつも、しっかりとコシがあり、噛んだ時の弾力も程良いです。このうどんは何も付けなくても美味しく小麦の風味も良いです。そして、大きな徳利に入った濃い目の鰹出汁が強烈に美味しいです。これだけ濃い出汁なのに、みんな結構ちびちび飲んでるくらいです。

マイベスト釜揚うどんです。また行きます。

冷しうどん・小(250円):目の前に置かれて思った事は「うつくしい」です。しっかりと立ったエッジや、ひと目で分かるコシ、その曲線の有り方、うどんを見て美しいと思ったのは初めてでした。期待を裏切らないしっかりとしたコシのうどんです。

須崎食料品店

剛麺。

山間の町の食料品店の一角でうどんも販売しており、受け取ったうどんに自分で薬味(生姜・ネギ)と卵(生卵40円)と出汁醤油を入れて、お外のベンチで頂きます。

うどん・冷・小(230円):太めの麺は断面が長方形で、かなり角張っていて無骨です。パッと見で角と芯の色合いが違うのがハッキリと分かり、しっかりしたコシと硬さがあります。麺自体が強烈にズシリとモッチリと美味しいです。出汁醤油との相性もバッチリです。

讃岐うどん がもう

究極の普通のうどん。

うどん県の有名店がどんどん観光地化する中、ここは地元客で大繁盛してます。

丼のうどんを受け取って、かけ出汁は冷たいの・温かいの・濃いのと好きなのを自分でかけます。程良いコシがあって、しなやかで喉ごしも良く、澄んだ出汁もスッキリしてて好みです。これを150円で食べられる近所の人たちは幸せです。

中村うどん

細くしなやかなうどん。

しょうゆうどん・小(250円):麺は角とひねりがある細目のうどんで、伸びごしがかなりあってしなやかで食べ応えがあります。この細さでこれだけ存在感のあるうどんはなかなか見かけません。卓上のお醤油はかなり出汁が強いもので、麺に良く合います。

釜たま・小(300円):ここの釜たまは、お醤油か出汁を選びます。珍しいので出汁にしたところ、透明ないりこ出汁が美味しいです。

うどんの田

肉ぶっかけが美味しいうどん屋さん。

肉ぶっかけうどん・冷・小(550円): 冷らしいしっかりとしたコシがある美味しいうどんです。トッピングのお肉は温かく柔らかく味付けもしっかりながら濃過ぎず、また食べたいです。

稲庭うどん【秋田県】

佐藤養助 秋田店

佐藤養助 秋田店

稲庭うどん(いなにわうどん)は、秋田県湯沢市稲庭町が発祥の、手延べ製法による干しうどんで、日本三大うどんのひとつです。やや黄色味かかった色をしており、ひやむぎより太く、断面は平べったくなっています。

美味しいうどんは、盛り付けられた姿も美しい佇まいです。二味のたれは、“しょうゆつゆ”と“ごま味噌つゆ”です。コシの強さも抜群。

水沢うどん【群馬県】

田丸屋

元祖 田丸屋 - 豪華なほてい様福膳

水沢うどんは、水澤寺(水澤観音)付近で参拝客向けに提供されたことが始まりとされる手打ちうどん。
麺は若干細めでコシと弾力があり、ところどころ透き通るつるつるした白い麺。冷たいざるうどんで提供される場合が多いです。

五島うどん【長崎】

五島うどん つばき

五島うどん つばき

五島うどんは、特産の椿油を塗布しながら、棒状の生地を2本の箸にかけて延ばしていく作業を繰り返して紐状の細い麺にしていき、その過程で何度も熟成を重ね、じっくりと乾燥させます。この伝承の技を受け継ぐ麺匠によって、コシが強く、切れにくい五島うどん特有の麺に仕上がります。白磁のような艶があり、プルンと滑らかな食感と、麺自体の持つ豊かな風味と椿油が調和して、奥深い味わいがあります。

氷見うどん【富山県】

うどん茶屋 海津屋

讃岐うどんのような「手打ち」と稲庭うどんのような「手延べ」の両方を使っているため、手打ちのコシも手延べのノドごしも楽しめます。

うどんは、やや平らで、こんなにも細く柔らかいのに、つるっとしてコシがあって美味しいです。

この氷見うどんは、あわせるお出汁やお醤油によって、まだまだずっと美味しくなる地力があるのを感じます。

糸庄

もつ煮込みうどん屋さん。

氷見うどんの潜在能力を存分に引き出しているうどん屋さんの1つ。

1人用土鍋のうどんの上に、のさっともつの味噌漬けを乗っけて蓋をし、吹きこぼれるほど煮込みます。出来たらすぐに目の前に置かれますので、めっちゃ激しくグツグツと煮立ってます。

もつ煮込みうどん(900円):濃い目の味噌出汁で、少しピリッと辛く旨いです。うどんは、やや平べったく、つるっとしつつコシがあり、エッジの部分がぷるぷるしてる茹で加減で口当たりが良いです。もつは臭み無く柔らかく、噛み切り易くて食べ易く、ピリッとした濃い目の味噌出汁と合ってて美味しいです。

もつが苦手な人(私)でも、美味しく頂けます。旨い味噌出汁と処理の成果でしょう。そして、これほどグツグツ煮込みまくってもコシがあるのは流石、氷見うどんです。

ひみ浜

10kg越えの氷見寒ぶりを食べられるお店。 

氷見で獲れる天然ブリは、10kgを超えると横方向に大きくコロンと太く、脂が乗って格段に美味しくなります。太平洋側では、ブリは天然より養殖の方が美味しいとか言われますが、それは本物の寒ブリを食べた事が無い人のコメントでしょう。

このお店では、〆に氷見うどんが出ます。

〆の氷見うどん:細く柔らかいのに、しっかりとコシがあってつるっとしてて喉ごしが良いです。そのままお醤油をかけて食べると最高です。こんなに細いのに、うどん県で食べたうどんを思い出しました。

冷の氷見うどんは、ここで地元のお醤油のみで食べるものが一番です。

麺処 よしだや

氷見うどんが頂ける、うどん・そば屋さん。

メニューにはずらりとうどんメニューがあり、通常のうどんでも注文できますが、+290円で氷見うどんにできます。茹でたてを出して頂けるので、ちょっと待ちます。

天ぷらうどん・氷見うどん・大盛り(970+290+160円):手打ちの細めで平べったい氷見うどんは、透明感があるほどにしっかりと茹でられてもっちり柔らかですが、しっかりとした伸び越しがあってつるつるとのど越しが良いです。これにブリやイワシを使った甘めの出汁が良く合います。トッピングの海老は太く、ぷりっとした揚げ加減です。この衣に甘目のお出汁が染みて美味しいです。

番外編【伊勢うどん】

ふくすけ

讃岐うどんの対極にある柔らかうどん。
伊勢神宮へ長旅をしてきて疲労がたまっている人向けの食事として、消化が良くなるように麺が柔らかいという特徴を持つようになったとも言われています。

伊勢うどん(510円):麺は極太で直径1cm前後、柔らかく、驚くほどコシの無いうどん。しかし、ぷるんとしてて、もちもちと美味しいです。タレはたまり醤油に鰹節やいりこ、昆布等の出汁を加えた、黒く濃厚なもので、うどんに合ってます。黒くてもクド過ぎずに美味しいです。

※本記事は、2023/12/22に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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