【あべの・天王寺】欧風のカレーライスが味わえるお店【まったりスパイシー】

出典:kurodaさん

【あべの・天王寺】欧風のカレーライスが味わえるお店【まったりスパイシー】

カレーソースをライスとともにいただくカレーライスは、明治の世から、もうすぐ終わろうとする平成の世まで、日本人の食卓に欠かせない根強い人気メニューです。 あべの・天王寺の駅近で、手軽に美味しいカレーライスを味わうことのできるお店11店舗を厳選し、ここにご紹介します。

更新日:2024/04/16 (2018/04/15作成)

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このまとめ記事は食べログレビュアーによる535の口コミを参考にまとめました。

日本で独自に進化を遂げてきた欧風カレー

 インド発祥ながら、イギリス経由で日本に伝わったカレーは、インドカレーとは異なった欧風カレーとして日本で独自に進化を遂げてきました。
 今では本場のインドカリーも身近な存在になったが、それでも欧風カレーをライスとともにいただくカレーライスは、明治の世から、もうすぐ終わろうとする平成の世まで、日本人の食卓に欠かせない根強い人気メニューです。
 スパイスの利いた大人のカレーから、マイルドな味わいのカレーまで、あべの・天王寺付近でカレーライスを楽しんでみませんか。

オージャスカレー

オージャスカレー

 JR大和路線の東部市場前駅から北にすぐのところの住宅街にあるカレーショップです。
 お店は店内はカウンター席のみの11席。ご主人独りで営業されています。

まったり系の極旨ビーフカレー

オージャスカレー

 ビーフカレー(中・650円)は、三日月のような変形のお皿にライスが平らに盛られ、カレーが全体に天掛けされています。
 一匙口に運ぶと…最初に甘さが、その後からカレーの刺激がやってきます。甘くて辛い、大阪で好まれるタイプのカレーですね。

オージャスカレー

 形のしっかり残ったビーフも旨みがあって柔らかい。このカレー、その質感というか、バランス感というか、実に高度なチューニングです。
 別皿のピクルスはキャベツ。酸味と甘みを控えたあっさりしたタイプで、少しばかりパイナップルが添えられているのもありがたいですね。

ウィステリア

ウィステリア

 地下鉄御堂筋線・昭和町駅からすぐ近く。昭和町の交差点から松虫通りを東に少し進んだところにあるイギリス料理のお店です。
 白を基調にした店内は、テーブル席と壁に面したカウンターがあるのみの10数席。加えて2階にも席があるそうです。ところどころ抑制的にイギリス風の装飾がされています。

大阪では稀有なイギリス料理のお店

ウィステリア

 ビーフカレー(972円)は、楕円形のお皿にカレーが横掛けされ、大ぶりのラッキョウが添えられています。カレーにはビーフが見え隠れしています。
 「100時間煮込んだ!」というカレー、野菜類は姿を失い、おそらくバラ肉らしきビーフが口の中でほろほろ解ける…肉の質感は充分です。辛さは抑制的ながら、スパイスの香味は充分です。

ウィステリア

 カレー、ライスともに量的にも充分で、結構お腹いっぱいになるとともに、額から汗が滲んできた。スパイスが効いているんでしょう。
 イギリス料理は食材や調理法が貧弱なことから、イギリスで旨いものを食べたいならインド料理店か中国料理店へ行け!っと言われたりするほどイギリス料理の評価は低いが、やはり伝統のビーフカレーは間違いないですね。

KYKかつ&カリー

KYKかつ&カリー 岸本ビル

 「あべのハルカス」の南隣、岸本ビ ルの1階にあるとんかつの「KYK」とカレーの「サンマルコ」とをコラボさせた、トンカツとカレーをツートップに据えたお店です。
 左側に大きなU字型のカウンター席、右側と入り口横にテーブル席・ボックス席が並ぶ、全44席の明るく広い造りとなっています。

彩りも魅力の季節の野菜カレー

KYKかつ&カリー 岸本ビル

 季節野菜カレー(820円)は、春夏秋冬、それぞれの季節の旬の野菜を盛り込んだ人気商品です。春野菜のカレーでは、菜の花・グリーンアスパラ・ロマネスコ・たけのこ・ヤングコーン・パプリカ・人参・桜かいわれがあしらわれています。これが実に色鮮やか。
 カレーソースはまさしく欧風カレーの風合いで、スパイシーながら辛すぎない。そして、酸味と甘みも押さえ目ながらしっかりコクを出している、サンマルコらしい安定した味わい。老若男女、誰からにも好かれる理由が判ります。

KYKかつ&カリー 岸本ビル

 ここは薬味も特徴的で、名物のキャベツのピクルスに加え、ナッツ、レーズン、パイナップル、胡瓜の漬物が専用の容器に入ってやってきます。
 さらにお替り可能のサラダもあり、カレーの口をリセットできるのもいいですね。

明るい農村

明るい農村

 あべのベルタ西館1Fにある老舗のお米屋さんに併設する形でランチやカレーを提供するカフェです。
 カフェは精米機の置いてあるお米屋さんと同じ入口となっており、カウンター席とテーブル席合わせて20席程度かな。

ライスが秀逸のカレー

明るい農村

 カレー(550円)は平皿に盛られたライスに、さらっとしたカレーソースが横掛けされています。
 形の残る具はお肉のみ。野菜類は形を無くすほど煮込まれているようです。
 スパイスの香味や辛さはマイルドで、お肉の旨みを立たせている…これは実にやさしい風合いです。甘口カレーの見本とも言える味わい。

明るい農村

 特筆すべきはライスです。その日に精米したばかりのお米を使っているとのことで、つやつやでふっくら。お米の一粒一粒がしっかりと主張してきます。
 日本のカレーはお米が重要な役割を果たすが、ここではむしろライスが主役と言えます。

銀座亭

銀座亭

 寺田町の駅から北西方面、興国高校の近くにあるとんかつとカレーのお店です。
 喫茶店のような店内にカウンターが10席程度、奥に大テーブルがあって8人ほどが掛けられるようになっています。女性2人で営業されているようで、まったりとした雰囲気です。

シャープな香味が小気味いいカレー

銀座亭

 カレー(サラダ付き550円)カレーはややシャブバ目のソースが横がけされています。
 ひと匙すくってみると…店の雰囲気とは対照的にスパイシーです。辛さは控え目だがシャープな香味が小気味いい。

銀座亭

 とんかつも専門のこのお店、当然のようにカツカレーも供されています。とんかつカレー(1,000円)は、このシャープなカレーに、しっかりした味わいの分厚いとんかつが載っています。

豚骨黒カレー MECHA

豚骨黒カレー MECHA

 JR大阪環状線・桃谷駅の北口から出て、スーパーのマンダイ方向に少し歩いたところにあるカレーショップです。
 店内はカウンター席が7席と4人掛けテーブル席がひとつあるだけの狭小ながら、リノベーションされたばかりなので明るくクリーンです。

「麺屋わっしょい」の豚骨スープがベースのカレー

豚骨黒カレー MECHA

 「豚骨カレー」(700円)は、瞼の形をした白い深皿の一方にご飯が盛られ、もう一方にカレーが横掛けされています。
 カレーは豚骨スープをベースにして玉ねぎなどの野菜と各種スパイスを煮込んでいるとのこと。
 豚骨による深みのある旨みとスパイスの香味が合わさって高位な風味に仕上 がっています。適度な辛さなので、老若男女に受け入れられやすいでしょう。

豚骨黒カレー MECHA

 ご飯は短粒種のジャポニカなのに長粒種のような粘りがほとんどない炊きあがり。これは湯取り法で炊いているのかな?カレーに合わせて敢えてこのような炊き方をしているようです。

家カレー 竹のや

家カレー 竹のや

 近鉄南大阪線・河堀口駅のすぐ近く、JR阪和線・美章園駅からもそう遠くないところ。国道25号線・高松交差点を南に入って、阪和線のガードの手前にある、お好み焼き店を間借りするカレー店です。
 店内はU字形のカウンター席からなる全14席、カウンターにはぴかぴかに磨き上げられた鉄板が仕込まれているが、カレーの時間帯では使用しません。

お好み焼き店を間借りする脱力系のカレー

家カレー 竹のや

 「手づくりハンバーグカレー」(750円)は、丸いお皿にカレーが横掛けされ、カレーソースの中にハンバーグが埋もれています。
 先ずはソースだけを口に運ぶと、玉ねぎの甘みと牛脂の甘みが口の中に広がります。辛さは控えめで、スパイスの香味よりも牛肉や野菜のコクを活かした仕上がりです。

家カレー 竹のや

 ビーフはスジ肉を使っていてプルプルとした口当たりがあり実に柔らかです。ハンバーグは確かに手作りらしい仕上がりでジューシーです。

プチ グリル マルヨシ 天王寺MIOプラザ店

プチ グリル マルヨシ 天王寺MIOプラザ店

 JR・天王寺駅の直上の複合ビル、天王寺ミオ・プラザ館の4階にある、阿倍野の洋食の老舗、グリルマルヨシの支店です。
 店内は敷地面積の狭さをカヴァーする開放的な造りで、カウンター席とテーブル席からなる30席足らず。以前より少しキャパが増しているようです。

上品な洋食といった仕上がりのビーフカレーライス

プチ グリル マルヨシ 天王寺MIOプラザ店

 ビーフカレーライス(800円税別)では、ソースは最近では見かけることの少なくなった黄色っぽい色合い。細かくカットされた牛肉が散りばめられています。風格とレトロ感が漂っている感じです。
 独特なスパイスの風味が効いているが、 辛さはあまり感じません。それより特徴的なのが、実に深い出汁の旨みとコクです。濃厚なフォン・ド・ヴォーが織り成す重層的な味わいなのは、丁寧な仕事をされているからなんでしょうね。

プチ グリル マルヨシ 天王寺MIOプラザ店

 ここのカレーにはスープがついています。このスープ、塩麹のスープだそうで、まったりした風味で結構おいしい。お代わり無料なのがありがたいですね。

100時間カレー あべのキューズモール店

100時間カレー あべのキューズモール店

 あべの・天王寺のターミナルに直結する大型SCのあべのキューズモール・3階フードコートにあるカレーショップです。
 東京発のこのカレー店、神田カレーグランプリで2冠を獲得したとの触れ込みのお店です。

バランスのいい欧風カレー

100時間カレー あべのキューズモール店

 「半日分の野菜がとれるカレー」(770円)は、各種の野菜を載せたライスの平皿と、濃褐色のカレーで満たされたソースポットが並んでいます。カレーにはクリームが回し掛けられていて、ちょっとユーモラスなヴィジュアルです。
 カレーソースは、辛味より先にお肉から引き出されたのであろう深いコクが感じられ、そのあとにスパイスの香味が広がってくる。甘み・酸味は弱いが刺激はそこそこ強め。

100時間カレー あべのキューズモール店

 ビーフや野菜は完全に溶け切っているが、独特の旨みが溢れてきます。適度に寝かす事で、旨味が熟成されているようです。
 野菜は茄子、蓮根、パプリカ、南京、さつまいも、オクラです。それぞれ素揚げや下茹でなどの処理がされていて美味しくいただけます。

紅茶専門店 amsu tea house

紅茶専門店 amsu tea house

 JR大和路線・東部市場前駅から南西方向、JR阪和線・美章園駅から東方向。大阪シティバス・桑津東口BS近くにある紅茶専門店です。
 カウンターバックに紅茶の缶が並び、茶器やグリーンが品よく飾られた店内は明るくクリーン。5席のカウンター席と20席ほどのテーブル席がゆったり配置されています。

グリル野菜の乗った欧風カレー

紅茶専門店 amsu tea house

1日10食限定の「グリル野菜のスパイスカレーセット」(1,800円)はカレー・サラダ・ミニデザート・紅茶がセットになっています。
 カレーは雑穀米のブレンドされたライスに素材の姿を失うまで煮こまれたカレーソースが横掛けされ、ライスの上にグリルされた野菜が盛られています。

紅茶専門店 amsu tea house

 辛味より先に素材から引き出されたのであろう深いコクが感じられ、そのあとにスパイスの香味が広がってくる。欧風の刺激がマイルドな上品な味わいです。

紅茶専門店 amsu tea house

 ティーポットで提供されるホットティー(950円)は、セイロンティーやダージリンなどのブラックティーをはじめ、フレーバーティーなど、なんと50種類以上そろえています。
「アンバーシュアー」は、このお店の名前の由来となったお店を代表する紅茶だそう。やや軽い風味ながら実にいい香りが漂う…なんか優雅な気分になりますね。

※本記事は、2024/04/16に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。

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