P-Chanさんが投稿した山田チカラ(東京/麻布十番)の口コミ詳細

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山田チカラ麻布十番、白金高輪、赤羽橋/創作料理、日本料理、カフェ

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2010/09 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

驚きと美味しさの連続

当日はお連れ様と一緒にこちらへ。

流石に「ソロ」だと厳しいお店ですのでお付き合いして頂きました。
(感謝)

こちらのお店をしったのは、恥ずかしながらTVを見ていたときのこと。
今年(2010年)の3月頃放映されいていた「ぶらり途中下車の旅」で舞の海さんが美味しそうに食べていたのをみていたので興味がわきました。
特に興味がわいたのが「フォアグラ」を液体窒素で固めて、コンソメスープで味わうシーン。正直それだけで「度肝を抜く」衝撃だったのを覚えております。「変わり種」ではなく繊細な料理も画面から伝わってきて、どうしても行きたいお店の一つでした。
なかなか伺うチャンスはなかったのですが、ちょっと無理を言って付き合って頂き感謝しております。

事前に場所だけ把握するために、立ち寄っておりましたので迷わず(?)現地へは向かうことが出来ましたが、改めてお店は正直解りにくい場所かもしれません。
また、少し街灯も少なくなる細い道にありますので注意が必要です。


まず総論から。
こちらのお店、「フレンチ」だと思って伺ったのですが終始「箸」で食事です。
また伺ったときは19時だったのですが、7席中(max8席のようですね)私達二人だけ。
大変静かで、二人だけだったのもありますが、非常にリラックス出来る空間でした。

また接客が非常に「優雅」でした。「コート・ドール」のような「メリハリ」ではなく女性らしい「わび」を感じるような所作が非常に印象的。
料理だけではなく接客も含め「空間を作る工夫」というのを感じることが出来大変勉強になりました。
(ただ結構「興奮」していたのでゲラゲラ笑ってしまうこともありましたけど...、ご愛敬)

料理は意外性がかなり強く、「こうあるべき」という常識をかなり覆されるというか。ちょっとした「遊び心」も感じる一品が多かったです。
多分料理としたら「異端児」な感じですが、非常に満足の行くお店でした。


料理のレビュー:
●おしのぎ
一応和風を意識されているようで、最初に「おしのぎ」として一口分のご飯が出されます。
このご飯がまた香りが強い。本当に「米を炊いた香り」というかお椀の蓋を開けた瞬間一口サイズなのに大変香りが強かったことを覚えております。また酢の物と味噌汁があるのですが、酢の物は少し甘め。味噌汁は合わせ味噌だったのですが白味噌の分量が多いようで非常に甘めに仕上がっておりました。また味噌汁の中に高野豆腐かな?(一口で食べちゃいました...)少し練り辛子がのっていて甘さとよい風味が楽しめました。


●バラのマティーニ(お酒)とオリーブ
当日、身体の体調が悪くアルコール一切禁止をお医者様より告げられておりました。
なのですが、一口魔が差して飲んでしまいました。グイっと。もう少し味わえばよかったのですが久しぶりのアルコール。思わず...。

オリーブですが非常に変わった食感。こちらも確か「ぶらり途中下車の旅」で出ていたような...。
作り方が非常に特殊だったのをTVで見た記憶があります。
プルンプルンの薄い膜の中にオリーブオイルベースが入っていて口の中でパチンと弾ける食感。
これも味わったことのない変わった、食感と風味でした。


●本マグロ醤油ヌーベ
大間産とのことです。
特筆するべきは醤油。スポンジ状なのですが、非常に醤油らしくない醤油。
醤油の味もするのですが甘味を感じるというか(刺身醤油のような「濃い味」ではない)。
素材を活かすために薄めの醤油だと思うのですが4cm 四方の立方体が醤油だと言われたときは驚きました。
伺ったところ、リンゴを混ぜているので甘味もあるとのこと。
これも驚きですね。「刺身」と合わさることで驚きが増すというか。他の料理では多分この驚きは出なかったと思いますので...。
またこちらの器が非常に印象的。黒い長方形の立方体に真ん中幅3cm 溝2cm 横10cmぐらいの溝がある皿です。


福井県の「フッキヤ」さん、というお店らしいのですがネットで検索しても出てきません。特注のようですね。
(普段の生活だと使いにくそうな食器でした(笑))


●白子ロワイヤル
白子が大変プルプルで美味しい。今年初白子ではないかと思うのですが上に乗っている刻み葱の香りと非常に合いまました。
この一杯だけでご飯3杯ぐらいいけそうな味です。

●スパニッシュオムレツ
正直これは「オムレツ」ではないでしょ?と言いたくなる一品(笑)。
女将さんの説明だと「スパニッシュオムレツを分解して再構築した」とのこと。(鋼の錬●術師かと突っ込みをいれそうでした...)。
テーブルに出ているのは三角錐のパフェグラスに焼けたパン。
「スパニッシュオムレツ」には到底みえませんでした。
ただ、パフェグラスに注がれている「具」ですが上には「トリュフ」がのっております。それだけでもかなり香りが強く「このまま食べたい」衝動に駆られますが「よくかき混ぜてください」と言われたのでよくかき混ぜました。
一口食べたのですが非常に濃厚な味。またオニオンの甘味とトリュフの香りが非常によかったです。
粘りけのある状態でパンに付けて食べるのですが、「具」の方が大量に余ってしまうような感じでした。
パンをもう少し頂こうか悩んだのですが、メインディッシュがまだなので...。お腹に空きを作るつもりで具だけの状態で頂き続けました。


●ハモガスパッチョ
鱧(はも)のフリット。鱧というと少し季節がずれてしまいますが、やはり高級魚。
パプリカも入っていたようですが、鱧の方がやはり濃厚な味。

●ノキア
実はこれが食べたくてこちらのお店を選びました。
こちら「ぶらり途中下車の旅」で舞の海さんお召しになっていましたので。
液体窒素に「フォアグラ」を固め、砕いて温かいコンソメスープで食べるという。
通常では食べることが出来ない食感。純粋に「面白い」と思いました。
当然ですが器は少し冷ためになっておりました。


●アマダイ カブ ポタージュ
ポタージュですが非常に優しくてクリーミーな感じです。
甘鯛も「とろん」としていて口の中でとろけるような。

●フォアグラ
こちらが「選べる」メインディッシュ。
牛タン、ヒレステーキ、フォアグラと。
私はフォアグラを選んだのですが、これがまた味が濃いというか。濃厚というか。
これぐらいのサイズのフォアグラ食べたことないのですよね...。よい体験でした。


●五島うどん
マイタケと海苔がかかっておりました。
麺の腰はそこそこ。うどん専門店ではありませんので、理解はできます(汗)
ただ出し汁は非常にさっぱり目。かぼすを自分で絞るのですが香りがかなりよくなりました。


あとメロンクリームソーダとお茶と茶菓子。


いまはやり(?)の、エスブーマーの料理が多々ありました。エスブーマーというと三重県でも食べたことがあるのですが断然こちらの方が使い方が上手というか非常に面白く、嫌みなく使われていたので大変面白かったです。
(三重のは酷かったのでレビューにもあげておりませんが...)


ちょっとはしょり気味のレビューですが同席者の反応が楽しくて、料理よりも色々と気になっていましたのでね。


お店の雰囲気というか感じた事です。
接待とかだと「コート・ドール」さんを選ぶと思います。逆にデートとか少し「共有の時間を過ごしたい」と思うなら、「山田チカラ」さんを選ぶかな?という感じでした。こちらの「プライベート」というか隠れ家的な雰囲気はやはりカップル向けの感じがします。
「料理を楽しむ」と同時に「共有する」のも楽しめる空間というか。
あと接客もやはり「プライベートな空間」という感じの接客。メリハリのある感じではなく、一人一人をお客さんを大切にしてくれるような。
また、お店の方がこちらを豆に見に来られます、自然な仕草で。食事の進行を常にチェックされて丁度よいタイミングで料理を出してくれるように。
なかなか気配りがされていてとても心地よかったです。


追記:
P-Chan 一生の不覚と思ったのが、愛機 iPhone 4 しかもっていってないこと。
お店がここまで暗いと思いませんでしたから。iPhone 4 は暗いところ苦手です。
ちゃんとしたデジカメを持っていけばと...。
また前半二人の貸し切り状態。なのでフラッシュたきまくりでしたが、後半は他のお客様も。
なので写真が暗くて....。


  • スポンジ生地の醤油

2010/09/30 更新

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