4回
2020/05 訪問
このおいしさとお値打ちさは抜きん出ている
昨年の東海版ミシュランガイドでは、ビブグルマン獲得のお店が「繁盛度」では抜きん出ているようだ。俊貴さんは、そのミシュランガイド発売時期ぐらいにお店がオープンしている関係で、今回のミシュランには掲載されていないが、私が思うに完璧に「ビブグルマン」を超えている。
立地の関係で公共交通機関利用者や「酒飲み」にはちょっと辛いけれど、私のように常時車利用の下戸には極め付けの「良店」だ。無茶苦茶美味しい(これが調理技術と美味しいものを食べてもらいたいというハートとちゃんとした食材のバランスが素晴らしいのだ)のに、想像を絶するリーズナブルな料金に毎回驚かされる。
基本的に私は「クレカ」派であるが、実はこういうお店ではディナーでも「現金払い」をすることがある。あまりにコスパが良すぎて、お店にクレカ手数料を負担してもらうのが「申し訳ない」ぐらいのレベルなのだ。こういう風に思うお店は100軒に1軒しかないので、それぐらいのお勧めだ。
コロちゃん前でも繁盛、コロちゃん中もテイクアウトが大ブレイク、そしてコロちゃん後はたぶん予約至難の大繁盛間違いなしだ。
今日は、なんといっても「締め」の和風きのこソースのオムライスが絶品だった。ライスに使われた小さい賽の目状の竹の子の食感が全体を引き締めてくれ、使用されているバターが「そこらのバター」ではないコクがあった。あぁ・・・・美味しかったぁ・・・
#kitchen俊貴
#オムライス
#ミシュランビブグルマン級
2020/05/08 更新
2020/03 訪問
次回ミシュランでは必ず掲載店舗となるであろう!
このお店はまもなく1周年を迎えるとのことだ。あぁ、だから、昨年発売になったミシュラン東海版には載っていなかったわけだ・・・と納得した。私はあまり権威に靡くタイプでは無いが、ミシュランは意外に評価している。少なくとも私の嗜好にはフィットしているのだ。ミシュラン発売前から私が自身の食べログにて10店のお勧めをしていたのが全店舗に星またはビブグルマンもしくはプレートが付いたことに加え、食べログで異様なまでに評価の高いお店でありながら私が1・0とか2・0(本当に滅多に付けないのだ・付けたお店はだいたい2年以内に閉店するので現存店では本当に稀・笑)とかをつけたお店はミシュランもスルーしたことで、妙に肌合いが合うと感じている。だから本も2冊買った。(笑)
噂ではミシュラン東海版は4年サイクルで発売されるとのことだが、次回版にはこの「kitchen俊貴」さんはビブグルマンで掲載されうことを私はあらかじめ予言しておきたい。(笑)
まあ、オープンから1年で、すでに常連さんは、このお店の真価に気づいているようで、この世間が「コロちゃん騒動で飲食店がガラガラ状態」の中で、金曜日の週末とはいえディナータイムに満席だった。このお店の立地条件を考えるとこれはなかなかに凄いことなのだ。3年後にミシュランに掲載された頃には、すでに予約至難のお店となってしまっているだろうから、このお店の常連になるのであれば、いまの内だ!
私が思うに、この俊貴シェフの料理には、料理への想いとそれを食べる人への優しさが溢れている。そして、その想いと優しさを味で顕すだけの調理技術の裏付けがあるのだ。わたし的にはお誂え向きに郊外のお家賃の安いところに居を構えてくれたので、下戸なわたしとしてはコスパが良い上に駐車場代がかからないという「お財布にも優しい」すばらしいお店なのだ。
今日は生まれて初めて、カニクリームコロッケを戴いた。とっても美味しかった!洋食屋の定番メニューでカニクリームコロッケが存在する理由がわたしにもわかった。単に玉ねぎ抜きで作ったのではない絶妙な味だった。しかも、このカニクリームコロッケに添えられたトマトケチャップが凄いのだ。なんと!コレもまた玉ねぎを使用した既製品の「デルモンテ」や「かごめ」や「ハインツ」のケチャップではなく、フルーティなのにスパイシーな、玉ねぎ使用の甘いケチャップとは全然違うタイプのケチャップで、これがまあなんとコロッケの衣にちょっと染み込んだ感じに魅了された。
今回の同行者は食欲旺盛な人であり、それに合わせて、通常でもボリューミーなお料理をさらにググッとデカ盛り気味にしてくださるという心遣いも嬉しい。
このお店はやがて、一見さんはなかなか予約を取れないお店になっていくであろうから、わたしとしてはその前に常連さんの端くれに潜り込む作戦だ。
2020/03/15 更新
2020/02 訪問
お酒飲まないドライバーさん入りのグループにはとってもお勧めだ
わたしは、母親から受け継いだDNAの関係で、アルコール分解酵素が劇弱のようで、基本的にお酒を飲まない。料理を堪能するという意味合いでは、少し残念な要素もあるが、大酒飲みは味蕾がヘコタレているので、そういう意味では料理を楽しむには、良い面もあるのだ。
そして、お酒を飲まないわたしにとっては、ちょっと郊外に近い立地のお店は、とても良いお店に出会える可能性がとても高いのが嬉しい点である。ミシュラン星1つをとった「もちづき」さんや、ビブグルマンをとった「心来」さんなども、この部類に属している。名駅・栄のお店の場合は、やはりお家賃が高い点で、どうしてもお料理自体の材料にかけることができるコストの面で不利になる。お客サイドでは、また、酒を飲まないスタンスだとけっこうな駐車場代が上乗せコストになる。たとえ、駐車料金を負担してくれるお店であっても、結局は「お支払い」に転嫁されることに変わりはない。
わたしが思うに、お金が湯水のように湧いて出てくる人は別にして、わたしのように「食事にけっこうお金を使う人」でも、お昼なら3000−5000円、夜なら8000−12000円ぐらいで、本当に美味しい、満足できる料理を出してくれるお店は、とても貴重である。
そして、腕の良い料理人さんも2タイプに分かれ、オーナーシェフになった場合に「→銀座→ニューヨーク」に志向する方と、お家賃の安い方向に向かう方がある。
わたしは、どちらかというと、後者のタイプが好きだ。そして「Kitchenn俊貴」さんはまさにこのタイプなのである。こういうお店にはなかなか出会う機会が少なく、こういうお店に出会うために、アチコチを食べ歩いているわけで、そういうお店を見つけたら、ずっと通いたいと思うわけだ。
昨年は「ジョーズキッチン」さん(ミシュラン星1つとった)が唯一このジャンルでの新規開拓店だった。今年の「お初」の「通いたいお店」は、kitchen俊貴さんである予感がする。
とりあえず、近々の再訪をしたいと思うのであった。
(お料理のレビューは何回か訪店させてもらって追々書いていきたい)
2020/03/01 更新
わたしは玉ねぎ・ねぎがNGです。硫化アリルの一種の硫化プロピルアレルギーなので、一定量を超えて摂取すると、○○に駆け込み○○を抱え込んで○○を○○するという悲惨なことになる。限度としては、市販のウスターソースを少しかける程度、カゴメのケチャップに含まれている程度で大さじ1杯、ラーメンのスープででかい寸胴に1個浮かんでいる程度(すりつぶしたらアウトです)あたりです。
玉ねぎ・ねぎがNGだと、困ることも多いけれど、お店とシェフの良し悪しが、却ってよく分かるのだ。例えば「手作り餃子!」とメニューに書いてあるのに、「玉ねぎ入ってますか?」と聞くと、フロア係が厨房に聞きに行った結果「わかりません」というお店、「手づくり」じゃないのかぁ!と笑えます。
キッチン俊貴さんの場合は、何しろ洋食屋さんですから、玉ねぎ使いは重要テクニックの1つなわけで、これを「封じ手」にされるとかなり辛いはず、今日は出してもらった料理が同行者と3品で異なっていたので、その苦労をひしひしと感じました。例えばスープではわたしのはホワイトコーンのスープで、同行者のはジャガイモのスープでした。ジャガイモには玉ねぎが合う。でもホワイトコーンには玉ねぎは合わない。これをホワイトコーンで揃えなかったのは、きっと今一番おすすめなのは、ジャガイモのスープだったのであろう。それがわたしのホワイトコーンのスープも無茶苦茶美味しかったので、わざわざ2人で2種だした「玉ねぎ使用」のスープは、きっとさらに美味しいはずだ。そういう料理がほかにも2種出たので、シェフの心遣いに深く感謝したい。
今日の変わり種は「松茸のフライ」で、今日のメインは「豚肉」だった。正直豚肉を焼き始めた時には、少しガッカリ感があったが、驚きの、この豚肉の料理が絶品だった。コンロで強力に炙ってから、サラマンダーにかけて・・・この豚の食感と風味に悩殺された。マッシュに甘めのソースを合わせたのが、これまた絶妙に合うのである。
https://youtu.be/eBiDJTA06oc