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昼の点数:4.6
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¥2,000~¥2,999 / 1人
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料理・味 4.6
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|サービス 3.0
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|雰囲気 3.4
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|CP 3.4
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味4.6
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| サービス3.0
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| 雰囲気3.4
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| CP3.4
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| 酒・ドリンク- ]
絶品!老舗うなぎ店
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正面から
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じか重上
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じか重上(アップ)
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2011/08/02 更新
たまたま、翌週が土用の丑であることを街中に貼ってあったポスターで知り、その週末に時間があったので、ちょっと足を伸ばして車で佐原までうなぎを食べに行くことにした。
ここは、友人から噂を聞き、以前からずっと行きたいと思っていた店。なかなか時間が取れず、今回始めての訪問。
国道51号方面からだと、利根水郷ラインと名前の付いた国道356号を銚子方面に向かい、佐原駅入口を過ぎて佐原消防署の角を右へ曲がり、踏み切りをわたった東京電力の向かい側。
1時前に店に到着。店のすぐ裏にある少し狭めの駐車場に車を停め、並んでいないことを祈りながらお店へ。
店内は満席であったが待ち客はいなかったので、入口に置かれた椅子でしばらく待たせてもらうことに。
回転はあまりよくなく、というか、うなぎ屋で回転がよかったらそれはまた問題だが、20分近く待ってようやく席に案内された。
メニューは、「うな丼」「じか重」「うな重」の3種類。それぞれ並と上、それに特上。「うな丼」はその名の通りどんぶりに入ったもの。「じか重」は重箱のご飯の上に直接うなぎを載せてタレをかけたもの。「うな重」は重箱にご飯とうなぎを別々に盛り付けたものだそうである。並は吸い物、上は肝吸いが付く。特上は「時価」となっており、この日のお値段は3,900円。しかも2人前からのオーダーとのことだったので諦め、上をお願いすることにした。
ちゃんと注文を受けてから焼くようで、待ち時間は長め。うなぎ屋さんなのでコレくらいは仕方がないと割り切り、一杯飲んで待っていればすぐなのだが、車なのでそれも出来ず、ただひたすら待つ・・・。うなぎ屋に行く度に、「本を持ってくればよかった」と思うのだが、その反省が活かされたためしがない。ホールを担当しているオバチャンは、あまり接客向きでない感じで、決して愛想が悪いわけではないのだが、ホールのオペレーションはいまひとつ。混んでいたのでテンパっていたのかもしれないが・・・。
待ち時間は30~40分くらいだったと思う。ようやく注文した「じか丼」が運ばれてきた。運ばれてきた重箱はふたがきちんと閉まっておらず、少しだけうなぎがはみ出ている。
ふたを開けると、一気にタレのいい香りが立ち上り、思わずつばを飲み込む。待たされた分だけ胃と舌の準備は十分。
うなぎにはタレがたっぷりかかっていて、ご飯にはそれほど染み込んでいない感じ。尻尾の部分が重箱にきちんと収まっていないくらい大きく、しかもとても肉厚。表面にきれいな艶があり、ふちの部分が少しだけ焦げている。
肝吸いもふたを取った瞬間にダシのいい香り。中には三つ葉と、立派な肝が1つころっと入っている。
お新香は、大根、たくあん、キュウリ。
うなぎに箸を入れると多少の抵抗の後、きれいに切れる。肉厚の身はふんわり。それでいて、うなぎが魚であることを忘れさせない程度の食感を残している絶妙の蒸し加減。脂が乗っていて、旨味が一気に口の中に広がる。タレにも旨味が凝縮されていて抜群。たっぷりかかっているが、濃い味なのに甘すぎないのでしつこさをあまり感じさせない。ふちのところが少し焦げるくらいの焼き加減で、香ばしさも楽しめる。このうなぎを受止めるご飯も、少し固めの焚き加減で、ひとつぶひとつぶがしっかりしており、甘みを感じられるご飯であった。
もちろん、肝吸いも上品なダシにしっかりとした肝。香りと味を楽しめるものであったし、老舗うなぎ屋さんらしく、おしんこにも手抜きなし。
とにかく、料理に関しては何一つ非の打ち所がないように感じた。あえて言うなら、ホールのオペレーションに多少難あり。ただ、田舎のうなぎ屋さんなのでコレくらいはご愛嬌なのかもしれない・・・。
東京からは中途半端な距離だが、それでも十分伺う価値のある老舗うなぎ店。おいしかった~。