2回
2017/02 訪問
オープン3年でミシュランの若き天才店主@京町堀 莉玖
独立されて開店から3年弱。それですでにミシュラン1つ星とすごいお店です。
この日はこちらの店主さんと調理学校で同級生だったイタリアンシェフと日曜ランチで訪問。
昼は昼のメニューがあるけど、夜の5000円のメニューでお願いしました。
お昼は12時間点。10分ほど早くついたけど、いい天気なのでまわりを散策。
うつぼ公園の北側。この辺りもいいエリアですねえ。
居心地よいカウンターと個室的なのれんで区切られたお部屋が2つ。
せっかくなのでカウンターにずらっと4名並びます。
店主さんとの会話も楽しみの一つだしね。
まずはビールから。日本酒もかなりこだわってますね。
ビールのあと、日本酒は全てお任せでお願いしました。どれもメニューに載ってはいないすっきり系の自分大好きゾーンだったのでかなり嬉しかった。
ビルはサッポロラガーでスタート。
1品目は酢の物でした。バジル風味のお酢でいきなりパンチ。お餅をけずった粉を雪に見立ててその下から目が出てくるのを表現してるらしい。
おつくりは、イカ、鯛、マグロの3種。
おわんは、でっかいはまぐりしんじょのお吸い物。
おだしがすばらしく美味しい。
この辺りで日本酒GO!
焼き物は鰆に、苦味にある春のふきのとうをパリッと仕上げたものを味噌っぽい味にしてふりかけのようにかけたもの。
これ今年で一番美味しい一品。暫定1位ですね。
このあと小鉢が5種類。ボケの小枝のつぼみも春っぽい。
酒2合目は夏田冬蔵。秋田のお酒。
こちらの店主さんのオススメは酒米から栽培している蔵の純米酒。
いわゆるワインのドメーヌ的な感じで作られてる少量生産のものを扱ってるのでむっちゃおいしいです。
白子のふんわり玉子くずでとじました、的な一品。
天ぷらももう春の野菜ですね。
次のお酒は、広島の天寶一。どのお酒もきれい目でけど、やっぱり表情が違うのでのんでて楽しい。
仕上げのごはんも見た目からキレイです。ごはん、高そうな海苔、鯛はそのままじゃなく一旦ほぐしておいしい「何か」と練り合わせたのもです。
途中でおだしをかけてするするっと締めます。
出汁をかけることを計算して鯛の身はそのままじゃなかったんやと、ここで気づかされます。
デザートは見た目は「和」ですが、これ食べると洋モンでも十分に通用するレベルです。
いやいやお昼からですが贅沢しました。
夜はアラカルトもかなり用意しているらしいので今度は夜にきたいお店です。
莉玖(りきゅう)
大阪市西区京町堀1-7-12京町堀パートナーズビル1F
2017/02/20 更新
もう春だし、おいしい春を食べに行こう!ってことで浮かんだお店はコチラ。
肥後橋莉玖(りきゅう)さん。 ここ大好きなお店。
今年2回目の訪問です。
この日のコースは5,000円。
期待膨らませてスタートです。
のっけから、きれいな一皿。
湯葉のすり流しに菜の花やいろんなやつと金時にんじん。
3回くらい説明聞いたけどやっぱり覚えてないや。
2品目はおつくり。
よこわと天然の鯛と、大ぶりのカマスの炙り。
カマスのおつくりは初めて。
焼き目が香ばしいおいしいおつくり。
特筆すべきはこの鯛。むっちゃおいしい。
今の子供を持つ前の鯛ってこんなにおいしいらしい。
で、ビールは1杯だけであとはお任せの日本酒をどんどん。
こういうお願いができるのも好きな理由です。
で、もちろん速攻で日本酒へチェンジ。
まずは春らしい1本。
秋田県の純米吟醸酒。
刈穂春kawasemi
お椀物。
まずこのお出しが最高です。
このお出しのなかにいる鯛も身がぷくぷくふんわりって感じでムチャおいしい。
生わかめも食べ応え十分。
焼きは太刀魚。おいしいよね。付け合せは「つくし」です。
土筆って子供のころおばあちゃんと土手に摘みにいったなあ。なつかし。
つづいて長野県のお酒。澤の花花あかり純米吟醸。
フルーツっぽい。
徳利とお猪口がきれい。
時代劇で信長とかが使ってそうな感じ。
つづいていろいろ。
ほたるいか、山ごぼう、桜マスのきずしなど。
どれも日本酒に完璧です。
ここであえて濃い目の日本酒。
いわゆるフルボディっぽい。徳島県なんですよね。イメージは栃木とか茨城って感じの重いお酒。
普段なら正直好きじゃない。けど、それまでわかっていてあえてこれを出してくれたのには理由があるとのこと。
というのは次の1品がかなり油ののったサバでした。
なるほど、この油を流すには薄いすっきり系じゃ無理だもんね。
さすがです。
で、ピンクの甘酒っぽいお酒で口を整えて
わかさぎの天ぷら。
あられをまとってます。
これにあわせるのは、地元大阪の純米吟醸 秋鹿。
限定五千本 春出し
これでコース終了ですがせっかくだしもう少し食べようってことでホタルイカを追加。
お酒は、作 もちろん美味しい。
で、〆は青海苔のすごく香りのいい雑炊。
しっかりした味があるので、もう1合ラストのお酒。
春よね。ってラベル。
しかも来福 これ茨城県なのに独特の重みがないのはさくら酵母を使ったピンクのお酒。
満開の桜を楽しむ!そんなお花見にピッタリの春の香りが愉しい純米生原酒。
さくらを連想させる来福ならではのフルーティーな香り、新酒特有のフレッシュ感と茨城県産五百万石の米のうま味が楽しめる、さくら吹雪をイメージした「うすにごり酒」。 ~WEBの説明より~
いやーーーー
この日も絶品のお料理とお酒と雰囲気で大満足の夜でした。
次は梅雨が明けるころに来よう。