レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2014/09訪問 2017/07/16
新鮮な刺身盛り合わせと絶品の魚の煮付けを食べることができるおすすめできるお店
2014年9月8日(月)の夜に訪問(大街道(松山市の繁華街)のアーケード街にある、食べログがなければ発掘できなかったであろうお店だ。)
つきだしは、さざえ、えび、白和え(画像参照)
刺身盛り合わせ(税抜き1,800円)
あこう、しまあじ、かわはぎ、まながつお、かつお、いさき、かんぱち、かれい、いか、たこ、こしょうだい、ぐれなど16種類
店主の妻(と思われる女性)が、ひとつひとつ説明してくれたが、とても覚えきれなかった(画像参照)。
どの刺身も新鮮で、四国に来た甲斐があったと実感した。
淡路島にある新島水産の貝類にも満足したが、まながつお、あこう、こしょうだい、ぐれ(多少クセがある魚のように感じられた)など初めて食べる刺身の味を堪能した。
生ものが苦手なはずの妻に、残念ながら、しまあじを食べられた。瀬戸内では白身の魚が多く捕れるようだ。
ほごの煮付け(画像参照)
定食屋によくある砂糖と醤油を過剰に入れた濃い煮汁ではなく、上品な味付けで魚本来の味を楽しめた。
ごぼうと豆腐(煮崩れしないようにするためか、かための豆腐)を一緒に炊くことで、ほごの旨みを上手に取り込んでいた。
後から知ったが、「ほご」は、「かさご」のことのようだ。提供されたとき、かさごに似ているなぁとは思ったが・・・・・・
おこぜのあら煮(画像参照)
ぷりっぷりの弾力で、コラーゲンたっぷり、これまで食べたあら煮とは比べ物にならないくらいの絶品!上品な味だった。
妻いわく、「これを「あら」というのはおこぜに失礼」とのこと。
上質の牛のホルモンが美味しいように、新鮮な魚の「あら」もまた至高の味に変わるということなのだろう。
店主が常連客とテニスの話で盛り上がっていたので、私のあら煮は大丈夫かとハラハラしていたが、完璧な仕上がりだった。
刺身の盛り合わせ、魚の煮付けなど瀬戸内の魚介類を食べようと決めていたので、この日は愛媛の地酒も注文した。
まながつおの塩焼きなど、まだまだ食べたいものがたくさんあったが、長距離運転、道後ビール、アイスもなかの飲食のためか、満腹になり断念した。
店主は相当なテニス通のようだ。私もテニスをするが、最初のうちは料理屋の店主にしては詳しいなぁぐらいに聞いていたが、ジョコビッチのみならずチリッチについても語り始め、テニス愛好者だとわかった。
錦織圭が全米オープン決勝進出を決め、日本中が盛り上がっている頃だった。
2位
1回
2014/09訪問 2017/07/16
天使の羽のような柔らかさでモチモチつるつるの麺を味わうことができるお店
2014年9月8日(月)に訪問
「純手打うどん よしや」を訪問した後に「なかむら」を訪問。「なかむら」とよく似た店名のお店があるので要注意。
主要道路から外れた細い道を進み、カーナビで指定された地点に到着しても、パッとお店が見つからなかった。
ここだろうかと車を降りて、回り込んで暖簾を見て初めて「なかむら」だとわかった。
釜玉うどん(小)270円と冷たいうどん(小)220円を注文。「なかむら」は釜玉うどんが有名なお店のようだ。
麺を見ると、一般的な麺よりやや細く、表面はツヤツヤしていてツルツル滑らかな印象を受けた。
麺を一口、箸で持ち上げて、すすって、噛んで衝撃を受けた。これまで経験したことのない麺だったからだ。
麺が驚くほど軽く、弾力があるため持ち上げても切れることはない。すするとツルツルっと滑らかに口の中に流れ込んでいき、噛むと心地よいモチモチ感があり、さらに歯に力を加えると、その弾力をもって抵抗した後に切れていった。
言葉にするのは難しいが、口に含んだときのふんわりとした柔らかさ、軽やかさがなんともいえない心地よさを生んでいった。
「純手打うどん よしや」、この後に訪問した「長田 in 香の香」、「根ッ子」は、いずれも素晴らしいお店だったが、想像可能な味か、これまでの経験の延長線上にある味だったが、「なかむら」の麺は想像を超える初めて経験するものであり、まさに、うどんの聖地うどん県のうどん屋の麺だと感じた。
今後、「なかむら」の麺を超えるうどん屋を見つけるべく、うどん県に近いうちに再訪したいと強く思った。
3位
1回
2014/09訪問 2017/07/16
これまで食べたカツオの中で最も美味しいと感じた絶品のカツオ塩たたき
2014年9月10日(水)のお昼に訪問
カツオ塩たたき500円(税込み)を注文(画像参照)した。
カツオ塩たたきは、カツオの切り身7切れに塩がかけられ、その上に、ねぎ、玉ねぎ、にんにくが乗せられたもの。
まずは、醤油につけることなく、カツオを味わう。
カツオ独特の臭みは全くなく、藁で燻されたことによるスモーキーな香りとカツオの旨みが口の中に広がった。
これまで食べた中で最も美味しいと感じたカツオだ。
実際、この後、何回かカツオ塩たたきを食べたが、多田水産のカツオ塩たたきを超えるものはなかった。
多田水産のカツオは、醤油がなくても十分に美味しく食べることができる。
醤油をつけ、薬味、にんにくと合わせて食べると、相乗効果でさらに旨みが増すように感じられた。
これで500円は格安だ!
自信を持っておすすめできるお店だ!
平日のためか、来店客はほとんどいなかった。
「やっぱりひとがいないから藁焼きの実演なんてやってないですよね?」
「そうですね、申し訳ないですね。」
というやりとりをした後、カツオ塩たたきを注文して食べていたら、店主が気を回してくれたのか、藁焼きを実演してくれた。
ちょっとちょっと、藁焼きするならひっそりと始めるんじゃなくて、ひと声かけてよ(心の叫び)。
店主はシャイな方なのだろう。ただし、この道一筋の職人なので、その腕から作り出される塩たたきは、まさに絶品だった!
藁焼き実演の撮影も、快く了承してくださった。
機会があれば、ぜひ再訪したい。
4位
1回
2014/09訪問 2017/07/16
2014年9月11日(木)のランチで利用
「明神丸ひろめ市場店」は、高知城近くのひろめ市場内にある行列必至のお店だ。
平日の午前11時なのに並び始めていた。
平日限定の塩たたき丼730円、みぞれ丼730円(いずれも税込)を注文(画像参照)した。
塩たたき丼
藁焼きのカツオの切り身が5切れ、標準サイズの丼に盛られたもの。
黒潮町産の天日塩が振りかけられ、にんにくが添えられていた。
藁焼きのスモーキー感があり、塩感がすごく、多田水産の塩たたきより味が濃かった。
カツオ独特の臭みは感じられず、そこいらの居酒屋のものよりはるかに上質だ。
口に広がるカツオの旨み、藁焼きの風味は格別だった。
みぞれ丼
塩たたき丼と異なる点は、ポン酢と大根おろし、レモンで食べるところ。
青さてんぷら180円、うつぼの天ぷら450円などもあった。
「明神丸ひろめ市場店」はコストパフォーマンスが高く、自信を持っておすすめできるお店であり、ぜひ再訪したいお店だ。
「多田水産」の塩たたきと優劣つけがたいが、カツオそのものの味、値段、切り身の数などから総合的に判断すると、僅差だが「多田水産」に軍配を上げたい。
5位
1回
2014/09訪問 2017/07/16
診療所をリフォームしたお洒落すぎるお店の「豚ばらのもろみ煮丼」はおすすめ!
2014年9月12日(金)のランチで訪問
豚ばらのもろみ煮丼900円、塩こうじ鶏と旬菜のせいろ蒸し定食900円、コーヒーor紅茶+プチスイーツ(キウイのブラマンジェ)+200円を注文(いずれも税込)した。
豚ばらのもろみ煮丼
もろみで煮た大根とごぼう、角煮、黒米、水菜、レタス、白髪ねぎ、たまごのプレート。
もろみは、もろみ、醤油、調味料を煮詰めたものとのこと。
このもろみがスゴイ!
黒米をスプーンですくって一口食べただけなのに、もろみの豊かでまろやかな風味に衝撃を受けた!
携帯にメモしながらだったにもかかわらず、その鮮烈さゆえに一口で気づかされた。一般のものとの違いは明らかだ!
大根とごぼうは、ほどよく煮られ、もろみが大根とごぼうを引き立てている。角煮の仕上がりも完璧!
塩こうじ鶏と旬菜のせいろ蒸し定食
特筆すべき点はないが、鶏のグレードは高いもの。
「EAT」は、料理の味、お店のインテリアなど、間違いなく評価できるお店で、特にインテリアに興味のある方に自信を持っておすすめしたい。
食べ物の好みがあまり合わない妻のチョイスだったので、正直期待していなかったが、「EAT」の豚ばらのもろみ煮丼には驚いた。
何回訪問したとしても、同じものを頼むだろう。ぜひともメニューから外さないでもらいたい。
今回の四国周遊ツアーの中では、松山市の大入亭の「おこぜのあら煮」、須崎市の多田水産の「塩たたき」と並んでベスト3に入る。
お店は、もともと木造の診療所だったものをリフォーム、白を基調とし、天井の梁をむき出しにして、造作、調度品をうまく取り入れて活用し、診療所の雰囲気、余韻を残しながらも、見事なまでのお洒落な空間を作り上げていた。
趣味が空回りしている飲食店が多い中、店主と奥さんのセンスは称賛に値する!
料理が美味しいお店、インテリアが素晴らしいお店はたくさんあるが、「EAT」はその両方を兼ねそろえているお店だと感じた。
6位
1回
2014/10訪問 2017/07/16
2014年10月17日(金)の夜に訪問
「ルミネtheよしもと」でお笑いライブを観た帰りに「寿々屋」を訪問。ピース、ペナルティ、シソンヌ、アジアン、笑い飯、ロバート、パンクブーブーなどテレビで活躍しているお笑い芸人が出演。首都圏の方は、わずか2,000円で簡単に観覧できるのだからうらやましい。前説はピスタチオで、公演後、一緒に撮影してもらった。売れてくれれば、写真の価値も上がるだろう。
ロースかつ定食1,450円、メンチカツ定食1,450円(いずれも税別)を注文(画像参照)。
ロースかつ定食
見た目は黒く揚げ過ぎの感があったが、焦げた味は一切しない。
肉はジューシーで、噛むほどに旨みが口の中に広がり、簡単に呑み込むのが惜しい。並でこの味なら上だとどれほどだろう。
とにかく旨い。そして甘い。良い豚は、肉だけでなく脂身も旨い。
油もよいものを使っているのだろう。胃もたれが全くなかった。
豚汁は、とんかつ屋で食べた中では一番美味しかった。とんかつのかたまりの肉を小さく切って入れているように思われた。
メンチかつ定食
食感が軽くてジューシーだ。名物というだけあって旨い!適度にスパイシーだ。
これだけうまいメンチかつは滅多にお目にかかれない。
ロースかつ定食とメンチかつ定食のどちらかなら、メンチかつ定食を選ぶだろう。同程度のロースかつを出すお店はあっても、同程度のメンチかつを出すお店は滅多にないからだ。静岡市駿河区にある「和風キッチンスエヒロ」のメンチかつと同じくらいの衝撃を受けた。
このお店は、友人、知人に自信を持っておすすめできるお店だ!機会があればぜひ再訪したいお店だ。
このお店のお茶は美味しい。頻繁にお茶を入れ替えてくれるのがありがたかった。
7位
1回
2014/10訪問 2017/07/16
料理人の高い技術を感じさせ、値段以上の価値のある料理を提供するお店
2014年10月26日(日)のランチで訪問
「ビストロバッカス」は、カジュアルな外観、内装のため、料理を気軽に楽しめるお店だ。
オードブル、メインディッシュ、パンの1,600円(税込)のコースを注文(画像参照)。
メニューは、過去のメニューを貼り付けていき、本のように作り上げたと思われるもので、遊び心とセンスを感じた。
オードブル
①骨まで食べられるさばのコンフィ ソースピペラード
赤、黄のパプリカの上に鯖が置かれ、茶色の香辛料(西洋料理で使われる正体不明の香辛料)が周りに振りかけられていた。
この香辛料は、わずかに辛味を感じた。
鯖はカリッとしていて臭みを全く感じさせず、鯖の風味が口の中で膨らんだ。名前のとおり、骨まで食べることができた。
②ゴルゴンゾーラのオムレツ
火入れが完璧で、切るとわずかにチーズ、玉子が流れ出る程度だった。
チーズの塩味、酸味が玉子と渾然一体となっていた。
メイン
①豚ばら肉、ホルモン、白いんげん豆のトマト煮込み
豚ばら肉は、角煮のようにとろとろに仕上がり、ホルモンは輪切りにされた腸などが入っていた。
ホルモンの臭いはするが、食べるとクセがほぼないことがわかった。
トマトで煮込んでいるが、濃厚なトマト煮込みではなく、強引にクセを隠しているわけではないようだ。
巧く丁寧にホルモンの下処理をしているのだろう。ホルモン料理であることをそれらしく感じさせてくれる料理だった。
ホルモンは柔らかく適度な弾力があり、食感がたまらなかった。
②ハッシュドビーフ
複雑に調合されたスパイスの風味を感じた。薄切り肉は、よく煮込まれていて柔らかかった。
前菜、メインともに評価できる一品で、1,600円を超える価値のある一品だ!
店構えにそれほどお金がかかっているようには見えず、そこまで期待していなかったが、いい意味で完全に期待を裏切ってくれた。
食材自体はそれほど高級ではないのに、料理の完成度は高い。シェフの技量が高く、手間を惜しまずに下処理をしているのだろう。
私好みのお店であり、ぜひ再訪したいお店だ!
8位
2回
2018/02訪問 2018/02/21
2018年2月18日(日)のランチで訪問
休日のランチで、「Fruttare」を訪問した。このお店の自家製ピーチを食べたいと思ったからだ。このお店を訪問するのは、約3年ぶりだった。
Aランチ1,500円(前菜盛り合わせ、パスタ、デザート盛り合わせ、食後の飲み物、※スープと自家製パンはサービス)、Bランチ2,000円(前菜盛り合わせ、パスタ、メイン料理、デザート盛り合わせ、食後の飲み物、※スープと自家製パンはサービス)を注文した。
スープ
菊芋を使ったスープ
前菜盛り合わせ
グリルポークのサラダ仕立て
蜂蜜とマスタードのソース
オニオンパイ
玉ねぎの甘みを感じるもの
根菜のバーニャカウダー
アンチョビの風味がよく、質の高いもの
タコの赤ソース
酸味のあるビネガーを使ったもの
生ハムのパテ
リエットのような柔らかい食感のパテ。生クリームかクリームチーズと合わせたのだろうか。
相変わらず手の込んだ料理を出してくると感じさせるものだった。
Aランチのパスタ(70g)
鶏ミンチとさつまいものクリームスパゲッティ
鶏ミンチの質の高さを感じさせるもの
スパゲッティは細めのものだったが、やや茹で過ぎで柔らかかった。
Bランチのパスタ(40g)
和牛のたっぷり玉葱煮込み 自家製ピーチで・・・
ソースは、美味しさを感じる質の高い和牛を使い、トマト、玉ねぎ、チーズなどいずれも質が高く、チーズはクセを感じさせない品のあるもの。
ピーチ(麺)は太かったが、茹で時間が短かったのか、かたかった。
メインディッシュ
アンガスビーフのタリアータ
アンガス牛の切り方、火入れの具合など完璧な仕上がり
パスタの量が少なくなるが、Bランチを注文してよかったと感じさせるもの
本日のデザート盛り合わせ
柚子のパンナコッタ、アップルパイ、ヨーグルトのジェラート
エスプレッソ
ビスコッティ
質の高い食材を使って、シェフが丁寧に手を加えていることがわかる料理ばかりだった。
この日はたまたまだったのだろうか、以前はシェフの妻と思われる方がいたが、この日はシェフのみでの営業だった。シェフの技量は相当なものだと思うが、給仕をして料理の説明をしながら料理するのは至難の技だろう。実際に、パスタは茹で過ぎたり、茹で時間が短かったりと弊害が生じているように感じられた。応援したいと思えるお店なので、人手不足が解消されることを期待したい。
ランチ後、東郷町にある「いこまい館」に出かけた。
この日の夜、都城市から、ふるさと納税の返礼品の宮崎牛が送られてきた。宮崎牛が送られてくることがわかっていたら、「アンガスビーフのタリアータ」ではなく、魚料理(舌平目)を注文していたのだがと悔やまれた。
2014年11月1日(土)のランチで訪問
3連休というのに、あいにくの雨だ。こういうときは美味しいものを食べるのが一番ということで、「Furuttare」を訪問した。
Aランチ1,500円(前菜盛り合わせ、パスタ、デザート盛り合わせ、食後の飲み物、※スープと自家製パンはサービス)
Bランチ2,000円(前菜盛り合わせ、パスタ、メイン料理、デザート盛り合わせ、食後の飲み物、※スープと自家製パンはサービス)
を注文した(いずれも税込)。
南瓜のスープ(画像参照)
当たり前だが、南瓜を感じるスープだ。季節の野菜を使って、きっちりと季節感を演出している。
前菜盛り合わせ(画像参照)
自家製ハム
美味しい。他の料理もそうだが、シェフは一つひとつのものを手間をかけて自らの手で作りだしているのが素晴らしい。
ツナを使ったソースが美味しく、野菜と合う。「Furuttare」の前菜は見事なまでに、その後の料理への期待感を増大させるもの!
鶏のパテ
鶏の風味をかんじさせる一品
オニオンパイ
玉ねぎの甘みを感じることができる一品
タコのカルパッチョ
野菜の上にタコを乗せてバジルなどのソースをかけたもの。
パスタ
和牛のたっぷり玉葱煮込み 自家製ピーチ
ピーチは、トスカーナ州シエナの家庭に伝わるパスタで、うどんのような形状のもちもちの食感が特徴の生パスタのこと。
シェフはピーチを自らの手で作っており、その心意気、料理に対する情熱は、まさに職人のものであり評価に値する。
ピーチは太くて固め、その食感は他のパスタとは一線を画し、特徴的だ。シェフが一心にパスタマシーンに向かう姿が目に浮かぶ。
和牛の旨味、トマトの甘み、チーズのコクが一体となったソースがピーチに絡み、最高の一品だ!
ベーコンと南瓜のクリームスパゲッティ、木の実添え
ベーコン、アーモンドスライス、くるみ、レーズン、かぼちゃの種などのナッツが入ったかぼちゃのクリームソースのパスタ
具材はそれ相当のものを使い、手を抜いていない。これほどまでにナッツを添えられたパスタは初めてだ。
メイン(魚料理)
秋鮭のじゃがいも包み
秋鮭をじゃがいもで包んで焼いたもので、チーズのソース(クリームチーズと白ワインなどのソースだろうか)がかけられたもの
付け合わせの野菜は、ヤングコーン、いんげん、パプリカ、じゃがいも、オクラなどで、ソースはバルサミコ酢のものと思われる。
じゃがいものサクサクの食感が楽しい。
デザート盛り合わせ
南瓜プリン
しっかりと南瓜を感じることができるプリンだ。
他のデザートにも言えるが、見た目以上に味が美味しい。
ガトーショコラ
シェフによると、小麦粉を使わないもの(名前の説明を受けたが記憶できなかった)とのこと。一体どのようにすれば固まるのだろうか。
ヨーグルトとパイナップルのアイスクリーム
お店の機械によるシェフの手作りのアイスクリーム。シェフは、できる限り自らの手で作り上げたいのだろう。
まさに食べ頃の状態で提供され、その独特の食感は形容しがたい。
食後の飲み物
紅茶
アールグレイにビスコッティが添えられる。紅茶だけを単に出さないところがさすがだ。最後の最後まで決して手を抜かない!
ビスコッティが加えられたことで、高級感が一気に上がる。アールグレイは、ビスコッティに負けない香りと味だ。
料理を通じて感じるのは、シェフの料理に対する真摯な態度と情熱だ。できる限り、自分の手で料理を作り出し、手間や労力を惜しまない。そのことがきっちりと料理に現れている。一つひとつの料理に対して気を配り、決して妥協しない。それはまさに職人のあるべき姿で、職業人すべてが見習うべき点だと感じる。単価2,000円の料理であっても、きっちりと料理の説明をしてくれる。料理人が、自分がなにを作ったのかを伝えることは大切なことで、それを受け止める客は、敬意を払って食すべきだろう。
高い食材を使いながら活かし切れないお店がある中で、「Furuttare」は満足感が得られるお店であり、何度でも訪問したいお店だ!
2015年3月8日(日)のランチで訪問
久しぶりに「Furuttare」を訪問。
Aランチ1,500円(前菜盛り合わせ、パスタ、デザート盛り合わせ、食後の飲み物、※スープと自家製パンはサービス)
Bランチ2,000円(前菜盛り合わせ、パスタ、メイン料理、デザート盛り合わせ、食後の飲み物、※スープと自家製パンはサービス)を注文(いずれも税込)。
前菜盛り合わせ
2014年11月1日(土)の訪問時とほとんど違いはない。
鶏のパテは、「ドラード」のもののように洋酒を感じるものではなく、「フチテイ ア ヴ」のものより野性味あふれる味で、素朴に鶏の風味が迫ってくる感じだ。
タコのカルパッチョは、赤玉ねぎを使ったソース。
パスタ
天使のエビのトマトクリームスパゲッティ
エビがぷりっぷりで適度な弾力があって美味しい。しかし、どちらかと言えば、前回訪問時に食べた「和牛のたっぷり玉葱煮込み 自家製ピーチ」の方が感動は大きかった。
いろいろキノコのミートクリームスパゲッティ
しめじ、なめこなどのきのこ、肉とチーズが渾然一体となったパスタ。
メイン(魚料理)
寒ブリのグリル
寒ブリにアンチョビを乗せて香ばしくグリルしたもの。ソースはバルサミコ酢などによるもの。付け合わせはズッキーニ、菜の花、えんどう豆、ミニキャベツ。寒ブリの鮮度は高く、臭みは感じられない。アンチョビとの相性もよく、塩加減もよい。
デザート盛り合わせ
いちごとヨーグルトのアイスクリーム
食べ頃の状態で提供される。いちごを使っているところに季節を感じる。
ピスタチオのフィナンシェ
ピスタチオの色を思われる鮮やかなグリーンのフィナンシェ。纏っている色ほどはピスタチオの風味は感じられない。
パンナコッタ
とっても濃厚なパンナコッタ。満足できる美味しさ!カラメルソースを使っているので、濃厚なプリンのような味だ。
スープ
南瓜のスープ
思ったよりあっさりとした味の南瓜のスープ。オリーブオイルの風味を感じた。
パン
ふつうのパンとバジルを練りこんだと思われるパンの2種類
食後の飲み物
紅茶(アールグレイ)、コーヒー
どちらにもビスコッティが添えられる。
相変わらず満足感は高い。パスタは、限定8食の「和牛のたっぷり玉葱煮込み 自家製ピーチ」が、このお店のイチオシかもしれない。総合的に見ても、「アンティカ オステリア バーチョ」と甲乙つけがたい(あくまで個人的意見)。
「アンティカ オステリア バーチョ」の料理は華やかだが、「Furuttare」の料理は素朴かつ実直なものに感じられ、それぞれのシェフの個性が反映されているように思われた。
9位
1回
2016/03訪問 2017/06/11
料理に対するシェフの志が感じられ、期待以上のサービスを提供するイタリア料理のお店
2014年11月22日(土)のランチで訪問
1週間ほど前に電話したら、予約が取れたので訪問。薄給の私がそうそう「クッチーナ・イタリアーナ ガッルーラ 」に来ることはできないが、なんとか妻を連れてきたかった。
我が家にも心配事というものはある。誰しも悩みのない人生などないだろう。いろんな悩みがあるだろうが、素晴らしいとされるこのお店の料理を食べて、明るい気持ちになってもらいたかったのだ。素晴らしい料理には、明日の人間を作る力があると私は思う。
Pranzo A(前菜、パスタ、ドルチェ、カフェの3皿のコース)2,800円(税別)を注文した(画像参照)。
前菜
かわはぎのカルパッチョとその肝
かわはぎと肝、赤色と黄色のビーツのカルパッチョ。新鮮なかわはぎと肝だ。かわはぎは身が引き締まり、肝はこってりと濃厚で思いのほか塩味があった。酸味のある果汁がかけられていた。
桜の木でスモークした「フレッシュフォアグラ」と「マンゴー」山形県産栃の木の花の蜂蜜のサルサ マグレ鴨のレアを添えて
フォアグラはクセがなく、口の中でゆっくりと溶けていく。鴨は上質で、噛むほどに豊かな旨味が溢れ出る。
マンゴーは、見事に熟し、ほどよい柔らかさで、これほどまでに上品な甘さのマンゴーを食べたのは初めてだ。カットが大きいため、甘さを十分に感じられる。
妻の感動が一番大きかったのは、このマンゴーだったようだ。帰宅してからも、「あのマンゴーはスゴい」と言い続けていた。
パスタ
「ウンブリケッリ」 ウンブリア州の伝統手打ちパスタ 牛テールと鳴門金時・春菊のラグー
一つひとつの食材が厳選された一品。パスタは手打ちで、思ったよりかたくない。ソースは形容しがたい美味しさで、鳴門金時の甘さ、春菊の苦味がマッチしている。春菊の使用は意外だったが、しっかりと調和しているのはさすがだ。薄く削られたチーズが濃厚さを生み出し、軽やかに口の中で溶けるのがなんとも心地よい。
「クッチーナ・イタリアーナ ガッルーラ 」、「ラ・リリアーナ」、「Furuttare」など、イタリアンのお店で感じるのは、一般的な料理屋のパスタとは全く別次元の食べ物だということだ。
このお店のサービスは素晴らしいが、パスタをシェアしてくれる(半分の量にして二つの皿に取り分けて提供)のもありがたい。
「パッパルデッレ」 カカオを練りこんだパッパルデッレ 鹿肉のラグーとカステルマーニョチーズ りんごのピューレと
パッパルデッレはうどんのようなパスタで、カカオが練り込まれたことで黒かった。噛みしめると最後にカカオの苦味が訪れる。
鹿肉は、筋繊維のかたまりで、口の中でほどけていく。野趣ある風味を感じさせるが、クセというべきものではない。鹿肉はぜいたくに使われて、十分な量を味わうことができた。
薄く削られたチーズが振りかけられ、セロリと思われる苦味のある野菜がソースとマッチしていた。
ドルチェ
ヴィンサントのセミフレッド 栗のスープ仕立て
セミフレッドは、泡立てた生クリーム、カスタードクリーム、メレンゲ、サバイヨン (卵黄、砂糖、アルコールを湯煎で泡立てたもの)をベースにして、冷やし固めた柔らかいアイスクリームで、アイスクリームよりも温度は高く、あまり冷やしすぎないで提供されるのが一般的らしい。
セミフレッドの上部には栗が据えられ、さらにその上にメレンゲがかけられたもの。セミフレッドには、くるみと思われるナッツが入っていた。スープは、ヴィンサント(イタリアのデザート・ワイン)の風味を強く感じるもので、チョコチップが散りばめられていた。栗は妻が食べたので、その味は不明。
フランス「ヴァローナチョコレート」のトルティーノ クリームチーズのジェラートと
「ヴァローナ」は、1922年に創業したフランスのチョコレートメーカーで、「トルティーノ」は、フォンダンショコラのことらしい。
トルティーノを切ると、中からチョコレートが溢れ出た。
ジェラートは、口に含むとなんともいえないチーズの香りが広がると同時に、わずかな塩気を感じた。
食後の飲み物
フレッシュハーブティ~南知多 師崎のホレスティックファームさんのハーブ使用~
サーブされたとき、色が薄いのでだいじょうぶかなぁと思ったが、しっかりと清涼感のあるミントの味が出ていた。それほど色は出ないようだ。口の中がすっきりするので、食後の飲み物にふさわしいと感じた。
「コーヒー(ネスプレッソ)」
厳選された食材を惜しげもなく使った料理で、客に喜んでもらいたいというシェフの意志が感じられ、どの料理も満足できる。
タイミングを見計らって料理を提供し、パスタ料理を最初からシェアしてくれたり、上着を預かって退店時に着せたりと、期待を完全に上回るサービスが提供され、特別な時間を過ごすことができたと実感させてくれる。
妻も、これまでのお店の中で特に気に入ったようであり、何度でも訪問したいお店だ。
2016年3月24日(木)のランチで訪問
この日は記念日でもなんでもない日だった。ずいぶん前に予約したときに空いていたのがこの日だったということだ。予約したときは、異動はないだろうと踏んでいた。予想に反して異動となり慌ただしい年度末となったが、キャンセルするのは惜しいので予定どおり有給休暇を取得した。このお店は予約を取りづらいお店なのだ。訪問する機会が少ないお店ということで、森岡シェフがいたらメインのあるMenu Bを注文しようと思っていた。会社も飲食店も結局のところは人の集合体であり、優秀な指揮官がいれば士気は上がるだろう。この日は本店で森岡シェフが采配を振っていた。
Menu A(前菜、パスタ、ドルチェ、カフェ)3,240円、Menu B(前菜、パスタ、メイン、ドルチェ、カフェ)5,184円(いずれも税込)を注文した。
前菜
佐賀県産「ホワイトアスパラガス」のフリット 赤いサルサ たんぽぽの葉「ピサンリ」を添えた春のサラダ仕立て(ハーフサイズ)
ほんのり柔らかい味のホワイトアスパラガス、ビーツの赤いソース、苦味のあるピサンリ、酸味のあるゆで卵とケッパーのタルタルソースが混在した料理。 ホワイトアスパラガス、ピサンリで春を表現したもので、甘み、苦味、酸味がバランスよく配されているように感じた。
炙った「まぐろのもすり(腹身)」のタリアータ 春トマトのガスパチョと新玉ねぎのサラダ(ハーフサイズ)
腹身というのでトロのような部位を想像していたが、適度な脂で旨味が詰まっていて軽く炙られているので香ばしさもあった。トマトを使ったガスパチョとまぐろの相性もよく、醤油以外にもまぐろの味を引き立てるものがあるのだと思った。
玉ねぎのシャーベットは初めての経験で、口に含むとはっきりと玉ねぎの味がした。こんな料理法があるのだと感心させられた。
「タリアータ」とは切り分けるという意味のイタリア語らしい。
「北海道無農薬小麦で練りあげたピチ」西尾市のオインク豚のボロネーゼ ケッパーとオリーブのビアンコラグー 焼きフルーツトマトを添えて(ハーフサイズ)
青トマトを使ったモチモチの食感のピチ。ケッパーとオリーブによるソースなので一般的なボロネーゼソースのように赤くはなかった。
スタッフの説明どおり、途中で焼きフルーツトマトをつぶして混ぜ合わせて食べた。
「スパゲティ」とこぶしとキャンディキャベツ シチリア島スカーリアさんのアンチョビを使ったアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ(ハーフサイズ)
キャベツというと水分が出てパスタには不向きかと思いきや、とこぶし、アンチョビの美味しさをまとって美味しい。火を通し過ぎることなくキャベツがシャキッとしているのに味が染みているところが流石だと思った。
スパゲティはアルデンテよりも固いように感じられた。
豊橋産山吹うずらの炭火焼き 国産キャベツのはちみつとバルサミコのサルサ 芽キャベツのサラダ仕立て
ジューシーで旨みだけを感じる山吹うずらの炭火焼き。炭火焼きであることで風味も増して美味しい。焼鳥屋でもこれだけの焼鳥を食べることができるお店はそれほどないだろう。当たり前といえば当たり前だが、うずらなのでそれほど大きくはなく、もっと量があればと思った。
ドルチェ
国産有機レモンのカタラーナ サンペレグリノのエスプーマ
キンキンに冷やしたカタラーナ。シュワシュワとしたスプライトを思わせるエスプーマがなんともいえない食感だった。
エスプーマとは、亜酸化窒素を使って泡状にする調理法、料理のことらしい。
三宝柑のパンナコッタ スプマンテのジュレとヨーグルトのエスプーマ
三宝柑の清涼感のある甘み、スプマンテのアクセントとなる味わい、ヨーグルトの風味が絶妙にマッチしたパンナコッタで、重層的な味わいを楽しめるお気に入りとなったスイーツ。
三宝柑を器にしているところも私の好みだ。スプマンテとはスパークリングワインのことらしい。
食後の飲み物
カモミール
フルーツカクテル
前回も感じたことだが、変に気取ったところがなく肩の力が抜けたスタッフの心配り、サービスが素晴らしい。料理をあらかじめ半分に分けた方がよいかどうかを確認してくれるところが特にありがたい。どのような料理なのかを尋ねればすぐに返答があり、どのような味なのかも教えてくれる。スタッフはこのお店の料理を実際に口にして、自分のお店がどのような料理を提供しているのかを把握しているということだ。だからこそ自分のお店に愛着を持ち、自信を持って接客し、内に秘めたプライドも持ち合わせているのだと思う。
前回訪問時は、意外性のある組み合わせの「ウンブリケッリ」牛テールと鳴門金時・春菊のラグー、経験したことのなかったカカオを練りこんだパッパルデッレ 鹿肉のラグーとカステルマーニョチーズ りんごのピューレなど衝撃的な料理ばかりだったが、今回も玉ねぎのシャーベット、三宝柑のパンナコッタ スプマンテのジュレとヨーグルトのエスプーマなど新しい発見があった。
10位
1回
2014/09訪問 2017/07/16
2014年9月16日(火)のランチで訪問
ランチメニュー(税込3,240円)などを注文(画像参照)した。
お口取り 生ハム ラ・フランス
生ハムは、パルマ産のもので26か月熟成させたもの。初めての経験だが、ラ・フランスとの相性は悪くなかった。
本日の前菜 ひらめのカルパッチョ
ひらめは鳥取産の天然もの、野菜はキャベツ、きゅうり、ルッコラなど。
赤ピーマンソース、泡酢などを絡めて食べた。
泡酢は、甘酸っぱい泡の酢で、ミキサーで泡立てるらしい。
「ラ・リリアーナ」で学んだが、こういう料理はしっかりと混ぜて食べると美味しい。
パスタ料理 きのこのリゾット 岡山産チーズ添え
きのこをキャラメリゼしたリゾットに岡山産チーズを添えたもの。
リゾットは、これまで経験したことのない甘さ。なかなか挑戦的、先鋭的な味だ!
振りかけられたカカオの粒が味を引き締めるようだ。
岡山産チーズとは蒜山あたりの牧場のチーズなのだろうか。
本日のメイン料理 岩手産菜彩鶏のグリル ひよこ豆のソース
菜彩鶏、ズッキーニ、なす、赤ピーマン、ししとうのグリル。
菜彩鶏は全く臭みが感じられない。ソースをつけずに食べても、これまで食べた鶏肉の中で最も臭みを感じなかった。
主に植物性の飼料を使って生育されており、鶏肉特有のクセや臭みがないとのこと。
ひよこ豆のソースは味がそれほど濃いものではなかったが、菜彩鶏にはよく合った。
逆に、野菜を食べるのには、もう少し濃い味のソースでもよいかなぁと感じた。
ひよこ豆のソースは、ひよこ豆をエシャロット、玉ねぎと一緒に茹でてミキサーにかけて濾したもの。
本日のデザート オレンジのケーキ
デザートかシチリア産チーズを選べるようだ。
コーヒー
エスプレッソ(ヴォリュート)を注文。濃いことはわかっても、私にはコーヒーの評価はできない。
フレーバーティー、コーヒー、エスプレッソなど多くの中から選ぶことができた。
その中には深蒸し茶(あさみどり、静岡県産緑茶)もあり、既成概念にこだわらない柔軟さがうかがわれた。
この日一番の驚きは、菜彩鶏の味。これほどまでにクセのない鶏は初めてだった。
パンにつけるオリーブオイルは、後から辛味を感じるもので、初めて経験したものだった。
鳥取産のひらめ、岡山産のチーズが使われたことから、シェフは中国地方出身かと思いきや、名古屋出身とのこと。
料理の説明が多少聞き取りにくいことがあったため、シャイな方かと思ったが、食後に質問すると、シェフは食材や調理方法について熱く語ってくれた。
多くの女性客が来店していたが、ドリンクを注文している方はほとんどおらず、その分を回して1ランク上のランチメニュー5,400円(税込)にしてもよかったかなと感じた。
この日は、シェフ、スタッフの2名で切り盛りしていたが、気さくな感じの方で、気取らずに料理を楽しめるお店だと思った。
食べログの精度は高く、お店選びで活用すれば失敗の可能性はかなり低くなるものと思われます。信頼できる複数のレビュアー意見を参考にすれば、さらに精度は高くなるでしょう。とりわけ失敗を避けたい高額のお店になればなるほど、食べログを活用すべきだと感じています。
食べログがなければ訪問することはなかっただろう素晴らしいお店にたくさん出会えました。特に旅行においては、その一食が貴重な思い出になるものであって重要性を増しますが、見事に期待に応えてくれました。
「マイ★ベストレストラン2014」の選定にあたっては、もちろんのことながら味を重視しましたが、とりわけ味に対するお値打ち感、そのときの感動や衝撃を重視したものです。感動や衝撃はマインドに影響されやすいものなので、旅行中に訪問したお店が多数選定された感は否めませんが、いずれのお店も2014年の私の人生を彩ってくれたことに間違いありません。