てるてる!(^^)!さんが投稿した招福樓 本店(滋賀/八日市)の口コミ詳細

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招福樓 本店八日市、新八日市/日本料理

2

  • 昼の点数:5.0

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 4.9
2回目

2017/11 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク4.9

日本文化の集大成。詫び寂びを味わう。

招福桜の再訪問は『秋に』と決めていました。
八日市駅より徒歩直ぐの位置。森林に囲まれた
玉砂利のアプローチを歩きながら身も心もきゅっと
締まっていきます。

今回は33000円(サービス料20%税別)のお献立を
いただきました。

朱の盃にて女将さんの一献から。
その後熱燗で滋賀の地酒『松の司』を頂きながら。

(先付)
11月は炉開きのおめでたい月。玄猪餅の香合飾りと
釜敷きの野々村仁清の器で
伊勢海老の白髭仕立て、千社唐
友良賀を表した縁起物

(お椀)
松葉蟹の真丈、お餅、青味大根

(お凌ぎ)
中とろ、平目、浜防風、食用菊

(焼き物)
若狭ぐじの塩焼き、黒皮茸(老茸)
ビンテージものの器は須田菁華作

(八寸)
海老芋、からすみ大根、栗揚げ、なめ茸と雲丹
イクラと蛤

(焼き物)
近江牛としば漬け

(箸休め)
安孫子芋、山葵、お出汁

(焚き合わせ)
鯛と蕪鍋、柚子皮

(食事)
永源寺米、やわらかく炊かれたご飯は茶会席の流れ

(汁物)
赤だし、 薦(こも)豆腐

(香の物)
日野菜漬け、べったら漬け、小茄子の辛子漬け

(薄茶)

(甘味もの)
銀杏餅(銀杏のキントン)

(水菓子)
シャインマスカット、グレープフルーツのゼリー

禅の精神と茶の心を基にしたお料理ですので
当然ポーションは控えめ。お出汁と温度が
素晴らしい。美味しいです。

最後まで料理人さんは姿は見せずし主役はお客。
お祝儀でも包むか余程の常連ならば
挨拶として恥かしげにでていらっしゃるのかも
知れませんが料理人さんは裏方に徹する
正統料亭の流儀。あくまでも主役は私たち客。

お出汁、器、造り、庭園、調度品…何といっても
お金では手に入らぬ歴史がつくりあげた美があり
日本文化の集大成となす。

幾重にも伺える処ではなく格別な気分を味わい
たいときに訪れたい私にとっての此処一番です。

  • 招福桜

  • 入口までの石砂利のアプローチ

  • 秋の色

  • 冠木門

  • 茶庭

  • ここを抜けて

  • 床下は池

  • あられ湯

  • セッティング

  • 盃で一献、炉開きにあわせて

  • 伊勢海老の

  • 松の司

  • 松葉蟹の真丈

  • お造り

  • 若狭ぐじ

  • クロカワ茸(老茸)

  • 八寸

  • 江戸時代の絵皿

  • 八寸をデコレーション

  • 近江牛

  • 安孫子芋

  • 鯛と蕪の鍋を目の前にして

  • 鯛と蕪、柚子皮

  • 釜で食事の支度

  • 永源寺米のご飯、赤出汁、香の物

  • 銀杏を使ったキントン

  • お薄

  • グレープフルーツルビーのゼリー、シャインマスカット

  • ほうじ茶

2017/11/19 更新

1回目

2015/04 訪問

  • 昼の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP5.0
    • | 酒・ドリンク4.9
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

これぞ正統派。日本を誇る料亭の1店です!

桜満開の招福楼へ伺いました。
元々は鍛冶屋さん。その後は花街にあった
お茶屋さんで創業は明治元年。このように
料亭として改めたのが3代目とのことです。

皆さまも書かれていらっしゃいますように
招福桜と言えば修業した料理人がミシュラン
常連店に名を連ねることでも有名ですね。

京都では閉じられた桜田、山玄茶味舌
はり清など。県内ではしのはら。藤沢の
幸庵に東京は松川etc.名だたる名店ばかりです。

八日市駅より近くにあります。テクテクと
辿り着きもう入口で圧倒されました。木々を
眺めていると向こう正面にお弟子さん達が
深々と頭を下げられての迎えです。

立派な桜の木。桜屋根になっています。
裏口にあたる冠木門より店内へ。
両サイドにお着物を召された方が三つ指を
つかれての出迎えでまたまた圧倒です。

眺めの良いお部屋に案内をされました。
行灯が雰囲気を一段と醸し出しています。

長年おつとめされている方が担当でしたが
度々、女将さんもいらして最高のおもてなし。

女将さんの一献。盃でいただいたのは
秋田の大清水。続いて八日市の地酒の大治郎で。

いただきましたお献立は・・・。

(先付)
 桜なます 帆立の貝柱、独活、浜防風

(お椀)
 桜豆腐 あいなめ、木の芽、嫁菜、あぶら芽

(向付)
 鯛、イカ 割醤油

(お凌ぎ)
 若菜篭に供された甘鯛寿司、桜葉の塩漬け、花弁生姜

(八寸)
 赤蒟蒻、もろこの南蛮漬け、一寸豆、小柱の鯛白子和え
 蝦夷鮑塩辛のせ、タラの芽天ぷら、蕗の生ハム巻き

(焼き物)
 駿河の桜鱒、木の芽酢、自家製柚餅子

(炊き合わせ)
 筍、葉牛蒡、厚揚げ、木の芽

(食事1)
 白魚雑炊、塩抜き梅、青紫蘇と香の物

(食事2)
 永源寺米、香の物

(お菓子)
 蓬のキントンと柳桜園のお薄

(水菓子)
 マンゴーと苺のゼリー寄せ、コアントローの
 シャーベット添え

これぞ正統派の日本食。月替わりのお品には
時期ならではの語らいがあり桜尽くしのお献立。

春の食材を組み合わせた品の良い味わい。
お出汁は昆布が主に相当の濃厚さ。魚介系の
お味は表には余り感じませんでした。

意匠の器も京焼きの桜も手描きでお見事!
季節も設えに包み込められ堪能しました。

数年、京都でも新しいお店に訪れて来ましたが
古典の素晴らしさを改めたいと思いました。

見せますのアピール的な煌びやかさがない
のが実に美しかったです。


  • 右から招福桜

  • ここが入り口です

  • 裏口の冠木門

  • 桜の中の待合い

  • 雰囲気抜群の個室

  • セッティング

  • この時期は香煎茶ではなく桜湯

  • まずは盃で食前酒は秋田の大清水

  • (先付)桜なます 帆立の貝柱、独活、浜防風

  • 八日市の地酒の大治郎で

  • 乾杯は日本酒で

  • お椀

  • (お椀)桜豆腐 あいなめ、木の芽、嫁菜、アブラ芽

  • (向付)鯛、イカ 割醤油

  • (お凌ぎ)若菜篭に供された甘鯛寿司、桜の葉の塩漬け、花弁生姜

  • (八寸)がお箱に入って

  • (八寸)赤蒟蒻、もろこの南蛮漬け、一寸豆、小柱の鯛白子和え、蝦夷鮑塩辛のせ、タラの芽天ぷら、蕗の生ハム巻き

  • ここにも桜

  • (焼き物)駿河の桜鱒、木の芽酢、自家製柚餅子

  • (炊き合わせ)筍、葉牛蒡、厚揚げ、木の芽

  • (食事)

  • (食事1)白魚雑炊、塩抜き梅、青紫蘇と香の物

  • (食事2)永源寺米、香の物

  • (お菓子)蓬のキントン

  • (お菓子)蓬のキントンと柳桜園のお薄

  • (水菓子)マンゴーと苺のゼリー寄せ、コアントローのシャーベット添え

  • 茶庭

  • 帰りの景色

2017/11/19 更新

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