urukoraさんのマイ★ベストレストラン 2014

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

手打 神代そば (松江しんじ湖温泉 / そば)

2回

  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2017/10訪問 2017/10/16

十割蕎麦の老舗

今日は仕事の都合で松江に行くことに
午前中の予定をうまく調整して10時過ぎに松江着
用事が終わったのが11時過ぎだった。

何処へ行こうか多少迷ったが
何回か行っているこちらに伺いました。

開店まじかとはいえ 回りの道路には平日にもかかわらず
観光客が多く歩いていたのでいっぱいかなあと心配したが
駐車場は車一台
おっ空いてる

お店に入ると先客は1名
良かったゆっくり食べられる。
私は忙しい店があまり得意ではない。
居酒屋とかでは然して気にはしないが
昼食時に人が待っていたりすると
早く食べて出なきゃと焦ってしまう。
よく食べ終わってタバコまで吸っている光景を目にするが
その神経を疑うのはわたしだけだろうか。

話を戻そう
いつもは釜揚げそばと割子そば2枚とか食べていたのだが
今日は暖かいこともあり
割子そば4枚(地物ブレンド粉 )にした。

10分もしないうちに提供されました。
そうそう、このビジュアルだ。
如何にも旨そうだ
薬味を乗せ返しをかけて一口
いい蕎麦の風味と食感だ。
返しも甘味が控えてあり醤油が濃いめだがいやらしくない
とても良い風味をしている。
何とも言えない絶妙なバランス、素晴らしい
よく噛み締めながらきれいに頂いた。

ここの蕎麦を頂く度に蕎麦に天ぷらとかとろろとか必要ないなあ。と
つくづく感じるのであった。
理屈ではない。一口食した瞬間、単純に「美味い」と感じるかどうかだろ?と
問われている気がした。

米子にもこれに負けない蕎麦屋さん現れてほしいものです。

  • (説明なし)
  • 割子そば(4枚)
  • 割子そば

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2位

蒜山本格手打うどん やす坊 (真庭市その他 / うどん、おでん)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/04訪問 2015/05/15

蒜山に惚れこんだうどんの名店

(2015年 3月訪問)

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(2014年 4月訪問)

今日は休みだが嫁さんに振られてしまったので昼も夜も一人で食べることになる。

はて、どうしたものか
せっかく休みなのだから普段行きにくいお店に行くのが良いよなあ
この際蒜山まで行くか!
こうして南下政策は決定された!!
以前から行きたかったやす坊さんに伺うことに決定
敵前でトラブルもあったが開店時間前に到着(詳しくは日記で)

開店10分前だったが先客が二組車内で待っておられました。
車を降りて周囲をバシャバシャ撮影、開店時にはお一人様から4人組まで計6組が入店
まあ無事入れてひと安心

店員さんが手際良くお客さんを席に案内し水とお絞りを配り注文を取る。
セルフのおでんもあるので宜しかったらどうぞとのこと
手も口も良く動くな、素晴らしい。

メニュ-は見たけど、以前から知っている激カレーうどんを注文
激は激辛ではなく激ウマの激だそうだ。
周りのお客さんはひるぜん焼そばのお客さんも多い。
ここのは鉄板で焼くタイプなので美味しそうだが思ったより量は少なそうで
味噌味は私の中ではなしなので多分食べないなあ

後客も3組ほど来られて店内はほぼ満席
一気にオーダーが通っているので少々時間は掛かる。
15分ほどで激カレーうどんは供された。

ビジュアル最高だ!茹でたてのうどんの上に熱々カレーがかけられ、小口ねぎが少し散らしてある。
香りもいい、うん?この見た目と香りどこかで見たよなあ
なんて考えながら麺を持ち上げる。一気に湯気が上がりモワモワ~いいぞいいぞ~
カレーを絡めて一口、うま~!
カレーも旨いが麺もツルツルでモチモチ、シコシコさすが本場でやっておられただけはある。

カレーの正体が判明した、嘘のようだが私が昔よく作っていたカレーと味が非常に似ている。
というのも入っている具材が一緒なのもあるのだろう
チキンカレーだが肉は手羽元肉を使っていた。その理由は手場元には軟骨が上下二つあり
これを煮込むと牛スジのゼラチンのような効果を引き出して旨みが出るのではないかと勝手に考えていた。
そしてシメジが入っている。これも書くと長くなるので割愛するが必ず入れる。
自分が慣れ親しんだ味で自分が旨いと思って作っていた味に近いから旨く感じて当然なのか?

なんか作り方まで目に浮かんでくる。
ルーの中には良い意味でバラバラになった手羽肉もしっかり入っており、どーんと1個骨付きの手羽元が入っている
手羽元は煮込んで火を落とし明くる日また煮込みだすときれいに骨から身も軟骨も取れるんだよね
こちらの手羽元も箸できれいに取れました、いいね~
ルーもスパイシーだけど甘みもコクもあって言うことないね

最高の一杯を頂きました。
今度は大きつねうどん食べたいなあ

  • 大きつねうどん(2015年3月)
  • 釜玉うどん(2015年3月)
  • あげアップ(2015年3月)

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3位

荒磯 皆生温泉店 (東山公園、富士見町、後藤 / 日本料理、海鮮、海鮮丼)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2014/07訪問 2015/05/04

天の川

(2014/07 訪問)

日曜日の朝 天気はさほど良くない
明日は七夕だがこの調子だと天の川は見えないだろう 

天の川は七夕にしか見られないわけではない  夏が見え易いだけ

天の川は我々のいる天の川銀河系を内側から見た姿だ


つけ麺初体験しようかと向かうが開店前から並んでいる
あーあ 狭い駐車場に車停めて並んでまではなぁ・・・萎えた

バタバタもしたくない気分だったので
近くに以前 娘と伺ったこの店があるのを思い出す
ちょっと贅沢ではあるが ゆったりしたかったので伺う

開店直後、もう一組の老夫婦と入店する
ここはテーブルが全て衝立で仕切られており非常に落ち着く
四人テーブルを一人で使わせてくれた
空間もサービスも含めて全ての統合が料理
おもてなしだと感じさせてくれるお店

深く考えず松花堂弁当を頼む
美味しい物を少しづつ頂く贅沢感がありながら
箱庭のように纏められた美しさが昔から好きなのだ

後客もどんどん来て12時前には満席になったようだ
年齢層はやはり私より上の方が多いな

運ばれてきた松花堂弁当を見て
思っていたより全体が大きいのに少し驚く
結構なボリュームあるな

お造り 新鮮で非常に美味しい山陰に住んでいて美味しいと感じるからご理解願いたい
炊き合わせ 薄味だが出汁がしっかり効いていて素材の味も感じられるセンスのある一品
焼き物 鰆の木の芽味噌焼き 身はホロホロして木の芽味噌の焦げ目が香ばしく風味が良い
天ぷら カウンターでの揚げ立て当然油切れもよくあっさり頂ける
これに茶碗蒸し、もずく酢、香の物、豆腐とわかめの赤だし、御飯である
野菜が多く使われており薄味だが充分堪能できる料理であった
アフターのドリンクもセルフで頂ける

お客が多いのも全ての面において頷ける
あえて言えばお客で昔のお姉さん方が三人でガヤガヤしていたりするが
あの歳になると周囲お構いなしだから始末が悪いぐらいだろう
決してお店のせいではない

ゆっくり窓の外に目をやり
満足感を楽しみながらコーヒーを頂く
静寂に包まれ時間の止まったような庭園が心地よい

意思を持たない目で
何かの軌道のように 庭に刻まれた砂紋を眺めていると 
しだいに妄想が駆け巡る

私はここでじっとしているつもりだが
地球は秒速500mで自転し 秒速30kmで太陽を回っている
その太陽系は秒速240kmで天の川銀河を回り 天の川銀河は秒速600kmで移動している
そして天の川銀河を含むこの宇宙は秒速1000kmで膨張しているのだ
だから何?

じっとしているかいないかなんて 結局相対的なものであって
宇宙の中では一瞬たりとも 特定の一点にいるなんてことは出来ない

今はたった一回  今 しかない


目の前に現れることは 気付かないだけで
幻想にしかすぎないことが多い


もしかして時間でさえ 幻想なのかもしれないのだから・・・


  • 松花堂弁当
  • 松花堂弁当 アップ
  • 松花堂弁当 アップ

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4位

そば処 上代 (富士見町、米子 / そば、居酒屋)

3回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 -
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2023/12訪問 2023/12/07

新蕎麦になりました

新蕎麦の季節になったので久しぶりに伺いました
開店時間前に店前で待ってたら初代お父さんが歩いてこられ時間前にどうぞと入れてくれました
初代さんはテーラー時代に親父のスーツを仕立ててた方
大人になってある所でお話しさせてもらってから覚えておられました
今日は田舎のざる蕎麦大盛を頼む
何も付けず手繰ると香りもよくコシもしっかり
さすがですね

(2015年 3月訪問)

夜営業は木曜日はなくなり金、土曜日のみになりました
夜の営業時間も5:30~8:00が6:00~9:00に変わっています
間違ってフラフラ出掛けないようにご注意を

ちょい呑みで寄り相変わらず美味しくいただいた
半分お客さん状態の初代お父さんにお会いでき お元気そうで良かった


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(2014年 5月訪問)

スーツを仕立てるには豊富な知識と卓越した技術、そしてセンスを問われる。


人間の体は捻じれて歪んでいて手足の長さも何もかも均等ではない 
生地もそれぞれ様々な特徴を持つ
始末一つとっても その人の人柄と仕事が読み取れる・・・


休日の午後、Zoojaからそのまま米子市内へ徘徊 
安倍~米原~錦町~角盤町~寺町~朝日町~商店街やらなんやら
ウロウロ ウロウロ
おじさんが歩いているのだが、無事 職質を受けることもなかった

時間も17時を過ぎたのでそろそろ一杯ひっかけるかあ

うなぎの登月 香ばしい馥郁たる香りに行く手を阻まれそうになるが
誘惑に負けず通りすぎる

夜営業のほぼ開店時間に店前に着く

先にお飲み物をということなので
源流どぶろく上代を一合頼む
このお酒、毎年飲みつくす会に伺うが 段々好みの味になりつつあるなあと感じる
辛口の吟醸のようなどぶろく いいねえ

付出しはなめこの甘辛煮
上代によく合う 時折シャキとした歯ざわりの食感もまた良い

小鉢は赤かれい煮こごり(半)を頼む

250円だから 煮こごりを短冊状に切り
それを二、三切れなのかな?と思っていたが
横幅10cmはあるような軽く煮こごった煮付けが来ました すごいねえ

口に入れると 適度に脂の乗った身から絶妙のコクとうま味がわき出てくる
抵抗感のない柔らかさが 濃厚に口中に拡散していくはかなさ
さすがですな 酒がすすむねえ

やがて小鉢と一緒に頼んだそばがき(小)が到着

風情のある絵だねえ 良い顔してるわあ
軽く返しにつけて一口 う~ん美味い
ねっとりとした食感の中に蕎麦の風味が広がる
返しも良い塩梅だなあ 美味しいわあ
そばが酒の友として好ましいのは返しの付け加減で
自ら味を濃くも薄くもできるところにあるのだろう

ふむ 全てがこのどぶろくに合っているねえ
心地良いひと時だ

午後の光は徐々に薄らぎ 夕暮れの気配があたりに香りだす
日差しが部屋の中を 無音のうちにこっそり移ろっていく・・・

蕎麦を打つ とは 仕立てる ことと一緒なんじゃないだろうか?
その日の天気、気温、湿度、水温、蕎麦粉の産地、状態、自分の体調、etc.
腕の良い先代からしっかり受け継いだ二代目はさりげなくきちんとしてるねえ

などと ほろ酔いの柔らかくなった脳で考えながら
仕立ての良いスーツに袖を通したような気分でお店を後にする・・・

昼間は忙しそうだから伺わない、こんな風に一杯やるほうが趣があって楽しめるからね

だいぶ傾いた陽が 影法師を細長く斜めに地に映す

なつかしくも幻燈のように 私の脳裏を去来する・・・

むかし  蕎麦打ち好きな 腕の良いテーラーがいた
古いクローゼットの中に 彼が仕立てた 
亡き父のジャケットが 今も静かに 眠っている・・・・・


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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5位

4回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2023/10訪問 2023/10/24

根雨街道の美味しい蕎麦

日野町、根雨街道にある、この地域唯一の蕎麦屋さん
この場所にありながら土日は県外客も多く予約が必要らしい
今回もおろし蕎麦の大盛
ビジュアルはいつも通り、挽ぐるみではないので色白で食感も滑らかな風味豊かな蕎麦
野趣あふれる伯蕎庵 しばたの蕎麦とは対極とも言えるかも
かえしはこちらも濃い目で旨味があり甘みは少ない
大盛と言っても食べてみるとスルスル食べられるし実際そう多くもないだろう
値上げもしかたないが場所考えるとわざわざは厳しいかなあ
ここで温かい蕎麦を頂いたことがないので次回は是非温かい蕎麦にしてみよう
冬の晴れ間に久々の訪問
開店同時、他にお客はいない
おろしそば大盛
見た目通り裏切らない蕎麦 いつものようにとても風味も食感もいい
辛味大根はしばたに慣れたせいでそこまで辛味は感じない
結局、一味も振りかけて食した
蕎麦湯はお替りを頼むと湯桶で持ってきてくれる
蕎麦湯も絶品だね
場所が場所なんでなかなか来られないけど米子市内なら間違いなくヘビロテするな


以前、日野町在住の知り合いのおばさんに
「日野や日南の蕎麦屋はどこが美味い?」と訊くと

Aさん 「うーん、どこも~駄目だわ!」  uru 「え!なんで?たたらやとかは?」
Aさん 「いけん いけん!」  uru 「マジかよ~」
Aさん 「なあKさん Kさーーーん、奥の蕎麦屋はどこもいけんがんなあー?」
江府町の某K社長に話を振るAおばさん 
Kさん 「うーん、いや、まあ ああ~」 (それを掻き消すように)
Aさん 「うちのお父さんが打ったのが一番美味いわーw」
そんな事言われてもなあ・・・・・


これは自分で実食するしかないなあと心に決める
とりあえずは日野町のお店からだよな

それから数ヶ月後に伺うことに
11時半頃、先客は一組二名  ざるそばを注文

店の奥から手際の良い音が聞こえてくる
そうなのだ、全ては音楽と同じ
良い仕事をする人は どこか小気味良い音を出すものだ

私はある分野では (音楽ではない) 
見なくても音を聞いただけで その人の技量を判断できる自信がある
不思議なことではあるが見なくても音が結果的に
まるで心眼で見るように全てを客観的に判断できることもあるのだ


先に蕎麦湯が返しと一緒に四角い湯桶いっぱいに出てくる
思う存分蕎麦と返しの風味を楽しめる
ざるそばを食べて釜揚げも食べたような満足感を得られるのは嬉しいねえ

手際の良さから想像できるように さほど時間も掛からず ざるそばが運ばれてきた

まずは何も付けずに一口 美味い 
見た目通り細切りではあるが風味が良く 
締まっておりコシも十分 透明感のある良い蕎麦だねえ

返しは大きめな蕎麦猪口の底に少しだけ入れてある 返しをちょい付けで頂く

美味いねえ、蕎麦も美味いけどこの返しは絶品だ
甘みを抑えて醤油が濃い目だけど嫌みがなく旨みもしっかり効いている
入れ物に入れて持って帰りたいぐらいの返しだなあ コラ!コラ!(ー_ー)!!

薬味の盛り具合を見て直感的にセンスの良さを感じた 適量だね
良い仕事は無駄がないものだねえ
薬味が足りなかったり 余ってもなあと いつも感じるものだが

まるで複雑な計算式が眼球の網膜を駆け抜けるような感覚・・・
いや待てそうじゃない そんな機械的なものではないな
一つの細胞が吸収できる栄養とか云々は本質的に決まっていて
全ての細胞の集合体である自分はその細胞達から
「あなたはこれぐらいがいいよお」と教えられているような・・・

きれぎれで統一のない雑多な妄想は次々と新しいストーリーを創り上げていきそうになる


まてまて 意識の焦点を取り戻し 再度そばに向き合おう

うんうん、そんな屁理屈なんか要らんよな
美味いものは美味いのだ 理由やうんちくは後付けで良いんじゃないのか?
美味いものを美味いと言える それが大事だよと教えてくれている気がした

おいおい、また妄想か・・・

そうこうしつつ最後まで美味しく堪能させていただいた

柔らかな光が霧のように降ってくる 

魂が洗われるような想いの窓辺で

美味しい蕎麦湯をゆっくり頂く


また頭の中で 図面を引き創り上げた世界に暮らすように

焦点の合わない眼差しで 窓から 外を眺めた ・・・


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

ワインレストラン クスクス (米子、博労町 / レストラン)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2014/05訪問 2014/07/28

純粋なイタリアンではないけれど

家族で伺いたいのですが中々その機会もないまま日々が過ぎ
子供たちもそれぞれ米子の地から飛び立ってしまった

今まで何回も会合等で利用しています

今夜もここでやると出席率がいいので
この店でやる回数の多い会合です
飲み放題込みの5000円で料理はしっかり出ます

チーズの盛合せから始まり
プロシュット、サラダ、サザエのエスカルゴ風などなどフルーツまでいれて11品も出てきます
どれも美味しく、意外と濃い味ではないので
年寄りの多いこの会wwでも皆良く食べます

何よりも特筆すべきは
こちらのオーナーシェフの奥様は
商売人が朝から行列する米子で有名な鮮魚店の娘さんらしく
魚介類に関しては恵まれているお店と思います
変な話ですがイタリアンなのに 
ここのお刺身より美味しいお刺身を出せるお店が米子にあるのかな?

以前嫁さんとランチに一回伺いましたが
その時のイカとたらこのパスタも
イカとたらこの質の高さに驚愕した記憶がありますね

全てを美味しく頂いて 最近飲みが続いているので大人しく帰りました
いつも予約が入っているようなので電話で確認し予約が必要だと思います

  • チーズ盛合せ
  • プロシュット
  • プロシュット

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7位

八郷の里 (岸本 / そば)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/04訪問 2015/05/14

生きるということ

以前から気になっていた蕎麦屋さんにやっと伺うことが出来た。

実は以前伺ったのだがお休みのようだった。
自分はこういうお店は開点間近を狙って伺うことが多いので
今回も開店前に到着して駐車場で5分ほど待っていました。
開店時間になり、あとで分かりますが若女将が「商い中」の看板を持って店の前に出てこられました。

それを合図のように私は車を降り玄関に向かった。
玄関には草花と手書きのメニューがかけてあり心地よく出迎えてくれる
客は私一人という最高のシチュエーションだった

玄関を入ると「お待たせしました。どーぞ」と
靴を脱いで玄関から入って右手の部屋に入る

古民家を非常にうまく改修しておられ照明器具とか全ての小物にセンスとそれ以上の何か特別な雰囲気を感じた。
心地よい空間にある中から窓辺の二人用のテーブルに着席

程なく先程の女性がお茶を入れてきてくれた。
こちらの美人若女将であった。

注文は迷わずざるそばを注文
「暫くお待ち下さい。」と障子も完全に閉めて
本当に一人にしてくれる。素晴らしい。
ここの空間は特別だ。
米子界隈と言えどもこんな静かな環境で蕎麦を食す事が出来る場所はまず他にはないだろう。

などと考えながら10分もしないうちにざるそばは供された。
「ごゆっくり」との声と同時に再び静寂の中へ

ざるそば単品とはいえ、ざるそばに山菜の和え物、香の物、かわいいぜんざいが付いてきた

そばをじっくり頂く、細切りだがしっかりしており個人的には非常に好みだ。美味い!
「このそば生きている」と感じた
返しは甘めだ、だが充分美味しい。

合間で香の物もつまむ、悪くない塩加減も控えめで全くそばの邪魔をしない
いや逆に箸休めでさっぱりしてから再度そばの旨みを感じることが出来る気がする
ぜんまいの和え物も良かった。
一番の難関と思われた甘味だが、一口食べた瞬間甘みより小豆の風味が伝わってきた。
本当に少量なのだが久々に美味しい甘味を頂いたと思った。
やはり料理のセンスは全ての仕事に通ずるのでしょうか

もうすぐ食べ終えそうな所で若女将が
「今日はちょっと涼しくなりましたねえ。昨日は暖かかったんですが」
「そうですねえ」
と言いながらお茶を入れなおしてくれた。

そうだ、この時期でも今日は開店と同時にストーブが焚かれていた。
色々お話をさせていただき
平日は落ち着いた感じらしいが土日は最近ネットの口コミで賑やからしい。
そんなことやら色々話しながら静かに時の流れるこの空気がたまらなく好きだった。
自家栽培で野菜も作っておられ
「生きる」の意味や価値観が少なくとも野菜を作ったことの無い人にはわからないだろうと思った。

店主さんは全くのアナログなのでお客さんにネットで宣伝していただいて嬉しいですとおっしゃってました。
久々に非日常を感じさせてくれるお店に伺うことが出来ました。
できればこのお店は、平日に行かれることをお奨めします。

なぜなら、この空気感や時間がフリーズしながらも必要最低限に流れていく吐息を感じられるよううな
そんな空間は体験できないかもしれません。

今回の体験を通じて、大袈裟かもしれませんが「食」の意味を考えさせられました。
食す物と食す物のある空間、タイミング、食する瞬間、空気etc

全ての融合が食なんですねえ

美味いだけではないんですよねえ
そんな事今までにも解っていると思っていたのですが違うんですよねえ。

結局この日、私がいる間は最初から最後まで私一人でしたが
それでよかったあと思ってしまいました。。
なんて考えてしまうほど至福の時を過ごすことができたと思います。

  • ざるそば
  • ざるそば
  • こごみの和え物

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8位

煙人 (富士見町、博労町、後藤 / 居酒屋、創作料理、串焼き)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2014/05訪問 2015/05/04

落日のほとぼり

(2014..5月)

上代から9号線に抜け 自分の影を踏みしめながらふらふらと歩く

良い酒 呑んだなあ
思い起こすだけで居心地の良い陽だまりを偶然見つけたような静かな喜びが
流れる水のように心の奥から溢れ出してくる

今日は結構歩いたよなあ スマホを見ると1万7千歩過ぎてるよ
酒が入ったこともあり脚に疲れを感じ始めていた
周りからはまるで敗残兵の足取りみたいに見えてるんじゃないだろうか

さんぽうの前で立ち止まる 入ろうかな しばし思案し振り向く

ふむ  今は やめておこう
もう少し このまま この空気を吸っていたいな・・・

長い一日が終わる 心優しく懐かしい黄昏

西日の光が長く伸びる
やがて金色の矢となり大気を貫き
腕の産毛を光らせ金色に浮かび上がらせた

落日の茜色に染められ光を呼吸しているように見える雲
私も幻燈の一枚のように 熱くその場に焼き付けられてしまうよう
ああ 春先の黄昏 ノスタルジーをはらんだざわめき・・・

落日のほとぼりを懐にしまおう さてと

再び脚に任せてゆっくりと歩を運ぶと
煙人の階段に影のようにふらふら吸い寄せられる

まずは生ビール
付き出しは飛子をトッピングし刻んだ貝柱を和えたクリームチーズ クラッカーが一枚添えられる
食べてみると変わっているが相変わらず発想の面白さとセンスの良さを感じる

赤バイ貝のお造りを頼む
色艶もよくボリュームは結構ある
シコシコした歯触りの後 ほのかな甘みと香りで満たされる 
美味しい 申し分ないね

ビールのあとは悪魔の抱擁をロックで頂く 合うねえ

今夜も予約があるようでその準備で忙しそうだった
焼酎を二杯頂いて今日はさらっとお会計
大将に軽く挨拶をし美人店員さんに 又ゆっくりいらして下さい と見送られる

外へ出ると幾つもの人影が斜め後ろからの月光を受けてやって来る


明るい月夜だ 夜も始まったばかりか・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(2014..4月)

日記のいきさつもあり
初めて伺うこととなった。
開店間もなかったので先客はなし、カウンターにどーぞとカウンターの一番奥の席に案内された。
うれしい~、店全体が見渡せ、外も見える、厨房の中も見える。何より背中には壁しかないので落ち着く。
飲み屋さんに行って一番落ち着く位置に案内され喜ぶ。

先付けの枝豆、量もしっかりある、箸も割り箸ではない。
とりあえず生ビール!ギンギンに冷えた生が供された。美味いなあ~~

料理を次第に注文、まずはトマトサラダ
細かく書かないがこれ良い仕事がしてあり非常に美味しかった。
続いて〆さば、新鮮でほぼ生と言っていいだろう。わさびとしょうが、刻んだみょうがが添えてあり
お好みの味で食すことが出来るよう配慮されている。しかも下には大量のクラッシュアイス
最後まで鮮度を保って美味しくいただけた。
次はなんこつ串、特には聞かなかったが串を打ちはじめたらやげんなんこつだったのでうれしかったw
やげんなんこつ好きな私にはもってこいの串だった。
この辺りで三岳のロックを頂いたのだが、偶然後ろの棚に悪魔の抱擁を発見
色々大将と話し始めながら「これってキープしてもいいですか?」「いいですよ~」
早速、悪魔の抱擁に切替ww
大将がハツとかレバーとか食べられますか?と聞かれたので「はい!もちろん」
じゃあとハツの塩焼きとセセリのたれ焼きを出してくれた。
ハツはその場で開き串を打ち塩を振って焼いてくれた。なかなかの美味だった。
セセリのたれはくどくなく、あっさりしていてこれも良かったww
最後、予約のお客さんに提供されたのを見て気になっていた薄焼きピザを注文
程なくしてハラペーニョソースと共に供される。
ピザはほんと薄焼きでライトで美味しい。このソースも初めて見たけど美味しいw
このお店料理のレベルはかなり高いと思います。
センスがいいですねえ、多分何を食べても美味しいと思いますよ。

かなり酔いも廻ってきて大将との会話も弾んだけれど
店内は既に予約のお客さん2組と常連さんでほぼ満席に
狭いお店ではあるけど頑張って欲しいなあ

最後階段急ですからお気をつけてと美人の女性店員さんに見送られ夜の街に消えていくのであった。

  • 赤ばい貝 お造り(2014、5月)
  • 赤ばい貝 アップ(2014、5月)
  • 赤ばい貝 頂きます(2014、5月)

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