プラチナ７さんのマイ★ベストレストラン 2013

久しぶりに「また行ってみたい」と思うフレンチに巡り会いました。

お店は西麻布の住宅街に静かにたたずんでいます。
ダイニングには普通のテーブル席のほかに半個室が数個，さらに，地下に１０人くらい入れそうな個室があります。

ランチに利用しまして，「牧場」（４８００円）というコースを頼みました。
構成と感想はこんな感じです。

○アミューズ　春の風の中～クレソン，桜えび，牡丹えび，不知火，シェリー酒を２口で
上品なグリーンの泡の中にパリッと風味豊かな桜エビなどが入っている。う～ん，のっけから期待膨らむ。

○オードブル　熊本産塩トマトのジュ，ホタルイカのポシェと十勝千年の森のシェーブルフレッシュ，薫り高いフェンネルとバジル，ゆずの花
トマトの赤いジュのなかに３匹ちんまり並んだホタルイカが可愛い・・・。とりまくお花やハーブも素敵。

○定番メニュー　定点～丸ごと火入れした蕪とイタリアンパセリのエミュルション，ハモンイベリコ＆ブリオッシュ
通年定番メニューだそうです。季節によって蕪の風味や柔らかさの違いが楽しめるそうです。
低温で長時間火入れするそうですが，ぐにゃっとしてるのかと思ったら，意外にしっかりとした歯ごたえなのです。


○メイン　熊野地鶏胸肉を炭火で炙って～そのジュと地蛤のサバイヨン，ちいたけ，春キャベツと花わさび
「ちいたけ」って誤記じゃなくて，しいたけの小さいヤツみたいなキノコです。
胸肉でありながら柔らかくジューシー。とりまく泡っぽいジュもとてもよい。

○デザートショコラの葉とカルダモンアイスクリーム，リンゴ＆バナナ，白インゲン，ピーカンナッツ
チョコ，リンゴ，バナナと親しみやすい組合せ・・・の中に紛れてる白インゲンが絶妙。


○プチデセールとお茶　おしゃべりのひととき
チョコのチュッパチャプスのようなものが出てくる。
「一口でお召し上がりください」と言われるままパクッと食べると・・・ここから先は秘密です！
遊び心あふれるプチデセールでした。

店名の「レフェルヴェソンス」はラテン語由来で「泡」という意味だそうです。
泡のプチプチパチパチした活気あふれる様をイメージしているそうです。
その名のとおり，お店の方は皆さん快活でお話好き。
何か尋ねると誰もがひとくさり分かりやすい説明をしてくれるのでした。
シェフが各テーブルを回ってくれたのでしたが，なかなかのイケメンでした。

西麻布の交差点近くにあるので，ちょっと交通の便が悪いのが難ですが，それを押してでもまた行きたいです。
ちなみに，「アップルパイのように」というメインディッシュは，
アップルパイの中にオックステールやらなんやらが詰まっているもので，中身を時々変えるそうです。
今回のオックステールは，シリアルナンバー「８」の作品でした。
私も同行者のを一口分けてもらい，食べましたが，
絶品！
でした。
あれだけでもまた行きたい。