4回
2017/04 訪問
再再訪! 平日ランチに困ったときはココ、メニューにハズレの無いイタリアン
(2017/05/09追記)
2017年4月上旬の平日の再訪。
この日は横浜界隈で色々探したが、なかなかいいところが見つからずに安定しているこちらの店を再訪した。
平日の12時半過ぎであったが、店内は4割程度の客入りであった。
普段は毎回一番奥の4名席に案内されるが、今回は入口から奥の席に続く通路の途中にある2名席に案内された。
こちらの席は正直2名での利用でもかなり狭く、今回はコースランチとパスタランチを注文したこともあり、テーブルの上には料理の皿があふれる状況となった。
さて、本日のメニューはこちら。
このメニューはランチ時の定番メニューのような気がする。
注文したのはメインをズワイガニのトマトクリームパスタとしたコースランチと、メインを牛・豚肉の煮込みミートソースとしたパスタランチ。
いつもと同じくお水はスパークリングウォーターが準備され、しばらく待つと、まずはコースランチの自家製フォカッチャが提供された。
こちらはタイムやローズマリーの香りが強めに効いており、フォカッチャとスパークリングウォーターだけで美味しく頂ける。
しばらくするとコースランチ前菜の1品目の「ラム肉の串焼き」が提供された。
オリーブオイルと胡椒がしっかりと効いており、ラム肉自体も火が通り過ぎることなく、ワインが飲みたくなるような一品。
その後は続いてコースランチ前菜2品目の「サーモンのブルスケッタ」とパスタランチの「じゃがいもサラダ」が提供された。
この時点で、まだフォカッチャや1品目の前菜がテーブルに残っており、テーブルの上は大パニック。
ディナータイムはきっとこのような状態で更にワインを注文するであろうから、少々テーブルの小ささは気になるところ。
さてこちらのブルスケッタ、味も濃厚、パリッと仕上げられたパンにサーモンの濃厚な味わいが加わり昼からとても贅沢な気分になれる。
そしていよいよ前菜の3品目。
こちらは軽く焼いた野菜をバルサミコベースのオイルに漬けたもの。
使われている野菜の数も多く若干酸味が効いており、美味しく頂けた。
いよいよメインだが、ここまででかなりお腹が満たされてきた。
こちらはズワイガニのトマトクリームパスタ。
2016/10来店時の時の超濃厚なカニクリームではなかったが、それでもカニの味わいもしっかりと出ており満足出来る一品。
こちらは牛・豚肉の煮込みミートソース。
豚肉の脂身の味わいと牛肉の濃厚な味わいがミックスし、ボリューム感のあるパスタ。
どちらかというと、男性好みの味わいかもしれない。
かなりお腹が一杯な状態ではあるが、ここにコースランチのティラミスが提供された。
今回は2名での来店なので1つのデザートを2名で食後にお願いしたコーヒーと共に頂いたが、2名ともコースランチを注文したら全部食べきれる自信が無いほどの満足感であった。
こぢんまりとしたお店のサイズ感、丁寧な接客、リーズナブルな値段と、隠れ家として今後も使い続けたいお店の一つである。
2017/05/09 更新
2017/01 訪問
再訪です! お昼からのコース料理の満腹感が半端ない!ワインが飲みたくなるメニュー
(2017/04/26追記)
2017年1月上旬の平日に再訪。
本当の予定では鶴屋町にある別のイタリアンレストランをランチがてら新規開拓の予定であったが、13時前にもかかわらず4組待ちということで断念。
この日は気分がイタリアンであったので、少し遠いがこちらのお店でランチをすることにした。
13時過ぎの来店、店内には先客が1組いるのみであった。
本日のメニューはこちら。
今日は折角なので1つはコースランチ(1600円)、一つはパスタランチ(950円)で注文することにした。
それぞれのコースの違いは前菜だけなのかと思いきや、メインの量も少し変わるとの事で、どっちのコースにどのメインを頼むのかも聞かれた。
ということで、コースランチのメインには牛豚肉の煮込みミートソースを、パスタランチには牛肉とナスの入ったナポリ風焼きパスタを注文した。
前回同様、お水はスパークリングウォーターを提供していただきしばらく待っているとまずはコースランチの前菜が提供された。
最初に提供されたのが自家製のハム。(名前は失念)
いわゆる生ハムではなく、塩加減とオリーブオイルのバランスが絶品。
ワインが欲しくなる味であった。
次に提供されたのが自家製フォカッチャ。
こちらはハーブが効いており、ついつい進んでしまう。
更にコースランチにはムール貝とホンビノス貝の白ワイン蒸しが提供された。
しっかり1人前の量があり、味付けもワインの風味を残したかなりしっかりとしたもの。
個人的にはもう少しニンニクを効かせたが方が好みではあったが、それでも白ワインと楽しみたくなるような味わい。
そしてバルサミコソースベースのフレッシュサラダが提供された。
ここまででそこそこお腹いっぱいになるが、いよいよメインが提供される。
牛豚肉の煮込みミートソースパスタだが、ガッツリと肉の旨味を感じる濃口の味わいにフレッシュなトマトの風味が合わさりなかなか存在感がある。
また、パスタは前回同様にリングイネが使われており、ミートソースとのよく絡むので、パンチのある味わいが好きな方にはオススメの一品。
こちらは牛肉とナスの入ったナポリ風焼きパスタ。
このお店での定番メニューとなりつつあり、カリカリっとした歯ごたえのパスタが新鮮で美味しい。
デザートにはティラミスが提供されたが、しっとりとした生地にマスカルポーネとココア味わいがシッカリと効いており、個人的にとても好きな味わい。
もちろん、食後の飲み物もセットで付いてくるので、食後の優雅なひとときを味わえる。
1600円という金額を平日ランチにかけるのは少々リッチな気もするが、ボリュームも料理の品数も十分に満足いくもの。
折角ならワインも合わせて優雅に楽しむのも有りかも知れない。
2017/05/09 更新
2016/10 訪問
味・質・コスパともに最高のバランスのイタリアン! 隠れ家的な立地がツウ好み
(2016/11/22記載)
2016年10月中旬の平日に利用した。
グルメサイトでこちらの店舗を見つけて以前から気になっていたが、たまたま平日にこの店舗付近に行く用事があったこともあり利用してみた。
場所は横浜駅西口から徒歩10分弱、地元民的には混雑エリアから外れた穴場なお店が見つかるスポットとして知られているエリアだが、駅からの距離も少々あるので、普通に「横浜で飲む」という場合には横浜駅からのアクセスという点で、少々悩んでしまう場所である。
12時半過ぎに到着したが、こじんまりとした入口から奥に進んでいくと、店内にはサラリーマンらしき集団が1組のみ。
立地の問題もあるのか、12時きっかりから始まるいわゆる「ランチ戦争」的な状況にはならない模様。
気兼ねなく入れるカジュアルな店内はそこまで大人数を収容出来ないこぢんまりとした雰囲気。
横浜駅から少々はなれており、かつこのような隠れ家的な雰囲気のお店だと、友人等を連れてきた際に一目置かれること間違なし。
メニューは小さな黒板に何種類か書かれているものから選ぶタイプ。
ソムリエバッチが輝くホール担当の方の軽快なトークで料理の説明をしてもらい、今回は5種類ある中から「ズワイガニのトマトクリームソースパスタ」、「牛肉と茄子の入った焼きパスタ、ティンバッロ」、「レモン豚の煮込みが入ったリゾット」を注文。
ただ、この方どこかでお見かけしたことあるなぁ、と思って思い切って聞いてみると、どうやら以前は馬車道にある有名店「テンダロッサ」で勤務されていたとの事。
注文と同時にお水が提供されたが、これがお水ではなく「スパークリングウォーター」であったのには驚いた。
そうこうしていると、まずはサラダが運ばれて来た。
ポテトサラダということあったが、いわゆる葉ものが入ったサラダではなく、蒸したじゃがいもをざく切りにして、バルサミコソース等で味付けをしたもの。
シンプルながらもおつまみ感覚でパクパクと食べられてしまいワインが飲みたくなる。
その後、ポテトサラダをつまみながらしばらく待っていると料理が次々と運ばれてきた。
どの料理にも共通しているのは見た目がとてもシンプルであること。
お皿にこだわる、盛り付けにこだわるというこだわりがあまりなく、本当にシンプルな状態で提供される。
まずはリゾットから試したが、一口食べて「豚の旨味が濃い!」と思わず言ってしまった程。
それくらいにガッツリと豚の旨味が効いており、そこにチーズと胡椒のアクセントが加わっている。
味付け的には決して濃すぎることは無いが、それでも豚の脂の旨味がかなり強めに効いているので、繊細な味わいが好きな人には少し強すぎるかもしれない。
次に焼きパスタを試してみた。
これがまたビジュアル的にとても面白い。
ケーキ状に焼き固められたショートパスタの中に、茄子と牛肉が詰められている。
少々強めに火が入った影響か、一部が若干焦げていたがそれはご愛嬌。
食べ方は見た目そのままで、まさにケーキを食べるような感じ。
切り進めていくと、中には牛肉と茄子が入っており、これらと一緒に切ったパスタを食べる。
香ばしく焼き上げられたパスタと牛肉の味わい、それにアクセントを加えるトマトソースの相性は抜群。
食べ始めは違和感を覚えたが、二口、三口と食べ進めていくと不思議と食材と調理方法の相性の良さを感じる。
そして最後にズワイガニのトマトソースソースパスタを食べたが、これが凄かった。
カニの旨味・濃さが半端ない。
口に入れた瞬間、クリームのまろやかな味わいの後から大量のカニが押し寄せてくるかのごとく、とても風味豊かなカニの味わいを感じた。
料理の方法もさることながら、普通のイタリアンレストランでは考えられない位の量のカニを使っていることは間違いない。
また、パスタもしっかりとアルデンテで仕上げられており、文句なしの一品であった。
食後にはコーヒー等がセットで提供され、これで950円という値段なのだから驚きであった。
「濃い」という言葉を連発したが、それは言い換えれば「それだけしっかりとした食材をたくさん使っている」事の裏返しだと思う。
また、しっかりした食材を丁寧に調理した結果がこの味わいでもあり、それを950円で楽しめると言うのであれば行かない理由はない。
ワインも充実しているような感じであったので、次回はディナータイムに再訪したい。
2016/11/22 更新
(2018/10/25記載)
2018年9月中旬の週末ランチタイムの再訪。
こちらのお店には久しく行っていないので美味しくてお得でボリュームたっぷりのランチを食べに行くことにした。
普段は店先にランチの看板が置かれているが、この日は見当たらず。
とりあえず入ってみると、店内は8割程度の客入り。
店内は細長い造りになっており、入口側と奥側に客席が配されている。
その中央部には厨房が設置されている。
今回は入口側の2人席に案内され、席に座って待っているとメニューが準備された。
どうやらお得なランチは平日のみのようで、休日は少々お高い設定。
一番安いコースで前菜3種・メイン・パン・デザート・コーヒーが付いて2100円。
もちろん単品で注文することも出来るが、こちらのお店の「前菜」は普通のお店の前菜ではない量・質なので、少し高いがコースを注文することにした。
こちらは単品の料理。
メインはこちらから選ぶことが出来る。
今回は「アサリのアーリオオーリオ ボンゴレ」と「自家製パンチェッタとペコリーノチーズ」のパスタをセレクト。
待つこと数分でまずは1皿目の前菜が提供された。
「前菜」というと、普通は大皿に少しずつ料理が乗って提供されるというイメージがあるはこちらは全く違う。
「前菜」自体がある意味ひとつの料理。
まず最初に提供されたのが自家製ハムのオリーブオイルがけ。
お皿は普通にパスタ皿程度のサイズがあり、そこには厚切りされたハムが2枚乗せられている。
脂身と肉のバランスも良く、ついついワインが飲みたくなる味。
こちらを頂いているとパンが提供された。
このパンはオリーブオイルがしっかりと効いたフォカッチャ。
ローズマリーの味わいもアクセントになっており、パンだけでどんどん食べ進められてしまう。
そうこうしているうちに2品目の前菜が提供された。
こちらは野菜のソテー。
ナスとかぼちゃのソテーだが、少し焦げ目が付けられており香ばしい味わいが印象的。
一皿一皿がそれなりの量なのでのんびり食べているとあっという間に三皿目が提供された。
テーブルは2人用のサイズなので、もはや置き場所がなくなる状態。
そこになんとか置かれたのが「チダイ」の煮物が提供された。
トマトもオリーブも使っていないのでアクアパッツァとは少々違うが、ガーリックと塩がしっかりと効いたスープで丸々1引きのチダイが煮込まれている。
魚の身もさることながら、このスープが絶品。
先に提供されたフォカッチャを浸して食べると最高。
ここまででお腹はかなり満たされていたのだが、ここからいよいよメインの登場。
まずは「アサリのアーリオオーリオ ボンゴレ」から。
料理をオーダーした際に言われていたので驚かなかったが、こちらは小麦粉をパスタ状にして細かく切ったものを使っている。
いわゆる「パスタ」とは少々印象が違うので事前に説明を受けてから注文したが、何も知らずに注文をすると確かに驚く。
アサリのダシとニンニクの風味がマッチしたスープと共に、アサリの身と豆状のパスタ(フレーゴラ)を頂くと、パスタのプチプチとした独特の食感がアクセントになり新鮮な味わい。
こちらのスープもチダイのスープと同様に絶品。
フォカッチャは食べつくしてしまったので、スプーンで少しずつ頂いた。
そしてもう一品のパスタ「自家製パンチェッタとペコリーノチーズ」が提供された。
細かくスライスされたチーズとあらびき黒コショウが食欲をそそる。
実際に頂いてみると、チーズの濃厚な旨味と、パンチェッタの肉の力強い味わい、程よい塩加減のバランスが良い。
また、パスタ自体もしっかりとアルデンテで仕上げられているので、少し時間が経ってからでも美味しく頂ける。