15年目の猫さんが投稿したBAR Sheets(東京/三軒茶屋)の口コミ詳細

猫と庄造と目の前のご飯。

メッセージを送る

15年目の猫 (40代前半・男性・東京都)

この口コミは、15年目の猫さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

BAR Sheets三軒茶屋、西太子堂、若林/バー

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.8
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2019/07 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.8
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

Smokin’Blues②

三軒茶屋の駅前で相方に軽く自分の誕生日会をしようと、飲んで帰る序でに寄ったお店。
こんな場所にこんなバーがあったんだあ。と感激して、相方には「全部自分が奢るから」と、云ってお邪魔したお店。
雑居ビルには「串カツ田中」を始め、三軒茶屋らしい飲み屋が並ぶ奥に鎮座するbar。
重いドアを開けたらオールバックのマスターがお出迎え。
「一杯だけでも良いですか?」と尋ねたところ快諾してくれた。
誰もいないカウンターに腰をかけたら、突き出しでコンソメスープを出してくれた。
このコンソメスープの味こそが、このお店を物語るのかもしれない。
シンプルながら複雑に、味自体が全てを孕んでいるコンソメスープ。
さあ、美味しいとか不味いとか。その物差しでは推し量れないもの。
敬愛して止まない藤原新也氏が年代もののスコッチウイスキーを戴いて、何かの記念日に開けて呑んだときに飲みにくい」と感じたそうな。
氏、曰く、欧州は日本等と比べ物にならないくらい激動の歴史を送っている。なれば、ウイスキーに人生を照らし合わせるにあたって飲みにくいと云うのは良い得て妙だ。と云う趣旨の事を仰っていた。
この、恐らくビーフコンソメスープはそれに近いものかも知れない。
先日、たまたま帝国ホテルのダブルコンソメスープを戴いたが、自分のような凡人には理解し得ない味であった。

そんなこんなで自分はバーボンがこの上なく好きなので「ワイルドターキー8年」を所望したところ、マスターが「13年からしか置いてません」とのこと。
う~ん、実は「ワイルドターキー」は8年以上だとそんなに好みではなくなるんだけどなぁ。
そこはそれ、無いのならば仕方ない。13年をロックでお願いした。
一方相方は、マスターのお薦めに任せて白桃のカクテルをお願いした。
白桃のカクテルはマスターがペティナイフで白桃を刻み、それにシャンパンを合わせてブレンダーにかけ、更に混ぜ合わったものにシャンパンを追加して仕上げていた。
味はと云えば、物凄く美味しい。
バーテンの発想たるや、恐るべし。
そして此方のワイルドターキー、他のウイスキーに比べて赤いのが特徴。薫りも優雅と云うよりは自分の中では獰猛だと思う。
口に含んで薫りを感じ、舌を通過して嚥下する。
食道を軽く焼き付ける感じが堪らない。
こう云うときの煙草と云うのは強烈に旨い。
吸わない方には賛同戴けないだろうが、喫煙者としては最高のシチュエーションだ。
安っぽい露天の灰皿に群がって吸うのは最早仕方ないが、どうかこう云う場所を喫煙者から奪わないで欲しい。
さて、だいぶ久し振りにバーボンを飲んだら嬉しくなってしまったので、我が儘を相方に云ってもう一杯だけ注文。
マスターに、シングルモルトのお薦めを所望したところ「バーボンの樽で造られてるんですよ」とスコッチ的なウイスキーを出してくれた。
なんだかお洒落なボトルだ。いやぁ、そんな洒落たものを出されたら照れてしまう。
後程調べたらハイランド地方のウイスキーとか。う~ん、奥が深い世界である。全く分からない。
しかし、知識のない自分であっても飲んで味わう事は出来るのだ。
成る程、シングルモルトらしい潔い味。バーボンがカウンターに片肘ついて楽しむものなら、シングルモルトは緩やかにカウンターと向き合うウイスキーだ。
そんな事を考えながら2本目の煙草に火を点ける。
こんなに寛いでお酒と煙草を楽しめる場所なんてなかなか無い。

随分と綺麗なお店だったので、マスターに「いつからやってるんですか?」と尋ねたところ、「15年前からです。」との事。
三軒茶屋のこのエリアは飲食店が長続きしないことで有名なのだが、15年とはたいしたものだ。

しかし、こう云う贅沢の仕方もあるのだと思えるのは、このようなお店に年齢がやっと追い付いたからかも知れない。

ご馳走さまでした。

  • シンプルな店構え。

  • 突き出し。胃にも心にも優しい。

  • ワイルドターキー13年。

  • 桃とシャンパンのお酒。名前は忘れました。

  • ツーショット。

  • ワクワクするなあ。

  • 新しい出会い。

2019/07/28 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ