10回
2024/01 訪問
新年一発目は磯田さん!
新年の一発目は磯田さんに伺って来ました。
*白味噌のお雑煮
鰹節の良い香り。
京味イズムのガツンと濃い味のお雑煮。
辛子のアクセントも良いいんです。
*カラスミの飯蒸し
乾燥を抑えた柔らかいカラスミともっちりとしたもち米。
この時期は僕好みの飯蒸しが出ます。
*焼きすっぽん
旨みが凄い。
味付けは醤油とお酒だけで、この味付けがさらに旨みを引き上げています。
もうこれは無粋に手でかぶり付くのがマナー。
*セリとお麩の胡麻和え
ここしかないというタイミングでこの皿で温度の強弱を付けています。
味付けも丁度良い。
*グジの鱗揚げ
徳島のもの。
下には出汁。
旨みをそのまま食べてるよう。
*伊勢海老と鯛のお造り
この鯛ヤバかった!
とんでもなく良い香りと食べた後の余韻!
部位ごとの食感も楽しめる。
人生一が出てしまいました。
伊勢海老は海老の味噌で作った醤油でいただきます。
海老好きには堪らない食べ方。
*メジマグロのタタキ
富山のもの。
辛味大根でさっぱりと。
*河豚の白子と蕪のお椀
河豚の白子はやっぱり違う!
それプラスお椀のクオリティーの高さ!
*アカムツの焼き物
とってもジューシー。
レア目にする火入れと塩あても完璧。
*百合根饅頭
饅頭は御欠揚げにしてあります。
中には鶏肉のミンチ。
ここまで冬に食べたい物が連発じゃん 笑。
*海鼠の酢和え
青森の青海鼠。
贅沢なインターバル。
青海鼠なので柔らかく、食感はナタデココに近いですよ 笑。
*縮緬雑魚ご飯
磯田さんの雑魚は柔らかく仕上げています。
*牛肉の時雨煮ご飯
牛肉の脂をお米にコーティング!
*削り節と卵黄ご飯
おかわりはこれ。
時雨煮の後、さっぱり食べられます。
*牛肉の時雨煮と卵ご飯
さらに追加。
僕はここで味がしっかりした時雨煮に戻ります。
*お茶漬け
ご飯物の〆は僕は決まってお茶漬けにするんです。
*あまおうとデコポン
デコポンってこんなに甘いんだっけ?ってくらい甘いデコポン。
一品一品のクオリティーが高く、ハズレなしの皿ばかりの磯田さん。
凄いです!
2024/02/03 更新
2023/07 訪問
鮎の塩焼きNo.1はここ!
鮎の時期を狙って、この時期に予約しました。
*毛蟹と芋茎とミニオクラの冷やし餡
蟹の中でも味が濃い毛蟹に芋茎の食感、さらに餡でコクを増してる卓越した皿。
美味しいだけですましちゃいけません 笑。
*太刀魚の飯蒸し
太刀魚の脂ともち米に混ぜた玉葱の甘さ、そして山椒醤油のインパクトが口の中でしっかり調和。
こんなに作り込まれた飯蒸しはあまりないんじゃないかな~。
*すっぽんと玉子豆腐の銀餡
口の中ですっぽんの出汁の旨味が押し寄せて来ました。
そして香りも良く、旨味が押し寄せるだけじゃ終わらない皿でした。
*琵琶鱒の天ぷら
軽く衣を付けて、身はレアになるように揚げたとの事です。
タレは実山椒のタレ。
口の中で身がとろけて、とっても味がクリア!
*玉蜀黍の天ぷら
皆が大好き玉蜀黍。
静岡の甘々娘です。
塩のあて方が秀逸。
*アコウのお造り
煎り酒でいただくのですが、梅の酸味が爽やかさを演出。
背中の部位でも弾力があり、噛めば噛む程に味が出ました。
夏の白身魚の代表です。
*蒸し鮑
島根のもの。
鮑の美味しさをダイレクトに感じる事が出来た皿。
*鱧と岩もずくのお椀
鱧は淡路のもの
岩もずくは吸地の熱が入ってもシャキシャキ。
綺麗な味のお椀でした。
*鮎の塩焼き
岐阜の真瀬川のもの。
かなり大きい鮎です。
大きい鮎の方が良い餌を食べているので美味しいんです。
特に肝が違います。
良く乗った脂が肝を甘くしています。
そして上流の鮎なので餌がさらに良い。
火入れしている時、良い香りがするんだそうです。
でも、ここまで大きいと食べるのにストレスを感じる事がありますよね。
磯田さんは違います!
きっちり頭と尾を落とし、丁寧に骨を取っています。
さらに火入れが凄い!
信じられないくらいフワフワに仕上げているんです!
そして、この火入れをしているのが二番の南条君。
今、通っている割烹の中の二番では一番凄い!
いや~、磯田さんの鮎がNo.1決定!
これからの南条君にも期待です!
*揚げ賀茂茄子の炊き合わせ
賀茂茄子は揚げるとさらに柔らかくなるとの事。
茗荷と一緒に食べると爽やかさ。
*無花果の白和え
熱々の後の瑞々しい冷たい皿。
全体のバランスが完璧でした。
*縮緬雑魚ご飯
完全には乾燥させてない縮緬雑魚。
磯田さんの縮緬雑魚が一番好きです。
*牛肉の時雨煮ご飯
口の中でちゃんと生姜と甘さが時雨ています。
*卵と時雨煮ご飯
卵に冷たい時雨煮を乗っけてみました。
*卵と鰹節ご飯
今度は卵に鰹節を。
これオススメです。
*お焦げ
塩をあてているのでお焦げの美味しさが倍増。
*冷たい時雨煮ご飯
僕の定番、時雨煮の脂でご飯をコーティング。
*縮緬雑魚と梅干しのお茶漬け
梅干しを入れてくれたスペシャルヴァージョン。
最後にお茶漬けのサラサラ感と梅干しの酸味がさっぱりさせてくれます。
*桃のコンポート
しっかりとした酸味で爽やかに最後を締めてくれました。
やっぱり磯田さんは凄すぎた!
2023/08/12 更新
2022/12 訪問
天才さを感じざるを得ない割烹!
料理を食べている時も感じますが、数日たってからもジワジワと改めて天才ぶりを感じる磯田さん。
*すっぽんと冬瓜の薄葛仕立て
まずは胃を拡げる為の生姜も効いている温まる一品。
すっぽんの甲羅からも出汁を取っているそうです。
冬の時期、最初に出す品としては、これほどふさわしい料理はないんじゃないかと思います。
*からすみの飯蒸し
見てビックリ!
からすみの飯蒸しが出るなんて!
餅米は〆のご飯と一緒で山形県産。
*セコ蟹 土佐酢のジュレ
兵庫のもの。
上の内子と味噌、身は温度を上げて香りを立たせ、下の外子と身は冷たくして、上下で温度差を出し蟹の旨みを際立たせていました。
*北寄貝と九条葱 実山椒のタレ
苫小牧のもの。
北寄貝が肉厚!
それによって貝の甘さと適度な歯応えが楽しめます。
驚きは味醂と醤油が控え目の実山椒のタレと九条葱のバランスの良さ。
舌が飽きないように出来ています。
これ、すべて計算されている!
*海老芋の唐揚げ
富田林のもの。
滑らかな部分のみを使用した海老芋。
贅沢!
もう、裏漉ししたような食感。
最初に砂糖と出汁で甘く煮てから揚げているんだそうです。
見た目も和菓子のように美しい。
*墨烏賊と鯛のお造り
両方、明石のもの。
墨烏賊の食感を楽しめつつ、なおかつ口の中で残らない包丁の仕事は凄すぎます!
朝締めの鯛は旨みも食感もベスト、ここまで良い鯛を仕入れられるのは実力のある証拠。
もう少し食感を求めてしまうのは贅沢かな?
*ヤイトカツオのタタキ
小田原近郊のもの。
鰹とは身質が違い、鰹と鮪の中間のような味。
氷見の迷い鰹を思い出してしまう程、良かったです。
良い鰹がなくヤイトカツオを使ったとの事でしたが、決して妥協しない姿勢に感服です。
*丸大根と車海老のお椀
まずは香りの初撃。
昆布と鰹の一番出汁の吸い地。
そして海老から旨みが落ちて味が変化していきます。
*マナガツオの塩焼き
味噌じゃなくて塩焼きという所がポイント。
皮はパリッ、身はジュワ。
最初に強火で、後は余熱での火入れとの事。
マナガツオ特有の皮のクセも一切なし。
*白川の蕪蒸し
冬の定番、蕪蒸し。
僕の今年一番の蕪蒸しです。
聖護院蕪の香り、出汁の美味しさが良かった。
*春菊と利休麩とササミの胡麻和え
口直しの一品。
煎った松の実の食感が良い。
*じゃこご飯 *マカジキの漬けご飯 *時雨煮ご飯 *卵かけご飯 *お焦げ *冷たい時雨煮ご飯 *卵おかかご飯
ご飯物、お焦げを挟んで6杯食べました。
食べ過ぎだ 笑。
今回、初めてはマカジキの漬けをご飯に乗せたもの。
*洋梨のコンポート
ご飯6杯の後は爽やかなフルーツ。
また、次回も楽しみです!
2022/12/31 更新
2022/10 訪問
今年も松茸の季節がやって来たー!
今年も松茸を食べに磯田さんへ。
*焼き茄子の白味噌仕立て
香ばしい焼き茄子が濃い白味噌と合います。
そして白味噌が体に染みる。
*カマスの棒寿司
カマスが脂が乗って美味しい時期になりました。
上には生姜、カマスと酢飯のバランスが最高。
付け合せの銀杏の程よい苦味も良い。
酢飯がもう少しフワッとしてれば完璧でした。
*焼きすっぽん
肉の旨みが強いすっぽん。
山椒が効いていて、タレは濃い目の醤油ベース。
かぶりついて食べるのは無粋?いやいや、その食べ方が美味しいんです。
タレはもう少し薄めの方が好きかも。
*イクラ 舞茸 春菊 菊花のお浸し
筋子から薄皮を取って、さらに物が良いのでイクラの皮の食感が全くなし!
そして煮切り醤油でイクラの風味を大事にした調理法!
これがイクラを堪能出来る最高の一品。
*松茸のフライと鱚のインゲン巻き
信州のもの。
より香りを感じる為、傘の方からガブリ。
香りを強く感じました。
僕は香りをより堪能したいので塩で食べるのが好き。
鱚とインゲンは一体となっていて、若干のインゲンの食感、良い仕事です!
*鰆と鯛のお造り
両方、明石のもの。
白身も良い季節になりました。
鰆は焼霜造りでとても柔らかく旨みを堪能。
なので鯛はもう少し食感があると良かったかなぁ。
*松茸とクエのお椀
クエは五島列島のもの。
蓋を開けた時の香りの初撃が凄かった!
クエから旨みが落ち、松茸も汗をかいて吸い口の味の変化も最高でした。
吸い地の葱も全体をキリッとまとめています。
*鰤の焼き物
皮はパリッと中はジュワ。
火入れを最高にする為、かなり削ぎ落としたみたいです。
焼き上がった後もしっかり休ませていました。
脂が凄いので鬼おろしと酢橘でいただきます。
脂をどうとらえるかも職人さんの実力だとわかりました。
*グジの栗蒸し
西さんのお父さんの料理です。
グジの塩気と栗の甘さ。
餡が料理のコクを強めています。
*柿 胡瓜 大根の胡麻酢和え
ここで冷たい料理を出すのが絶妙!
これ、ホント凄い!
磯田さんの実力が凄いのがわかります。
煎った松の実で食感のアクセントまで付けてます。
*松茸ご飯
この時期だけの松茸ご飯。
磯田さんでは松茸とご飯を一緒に炊きます。
*じゃこご飯
磯田さんの柔らかいじゃこ。
柔らかいのがストレスなく食べれるんです。
*牛肉時雨煮ご飯
やっぱり外せない牛肉時雨煮ご飯。
*玉子とおかかご飯
初めての玉子とおかかご飯、それに山葵を添えてもらいました。
次も頼もうっと。
*冷たい牛肉時雨煮ご飯
必ずオーダーする大好きな冷たい時雨煮。
脂が多いので、ご飯全体を脂がコーティングしてくれます。
*シャインマスカット白ワインゼリー
最後はフルーツで爽やかに。
やっぱり磯田さんは凄いです。
2022/10/23 更新
2022/08 訪問
お客様の事を考えた創意工夫溢れる料理!
磯田さんのお客様の事を考えた創意工夫溢れる料理。
一品、一品の凄さを感じました。
*茄子薯蕷
柔らかく炊いていた茄子に薯蕷が凄く合っていた。
一番出汁も楽しめる一品。
紫蘇の香りも良いアクセント。
*鱧の炙り
磯田さんが良いリズムで骨切りをしています。
やっぱりカウンターだと料理の美味しさが1.5倍増しになりますね。
今が一番美味しい鱧の美味しさを堪能しました。
盛り付けも最高。
*新銀杏
油で焼いていました。
新銀杏らしくモチモチでもあり、銀杏らしくもある新銀杏。
*鰻の飯蒸し
皮がパリパリに仕上げられていて、身は脂が乗って柔らかかった。
香ばしい香りも食欲をそそります。
海鰻でここまでのものは、仕入れがしっかりしている証拠。
*無花果の白和え衣
無花果の水々しさ、白和えの甘さが絶妙。
ちゃんと甘いと甘いにならないようにしていました。
*白甘鯛と玉蜀黍の葛粉揚げ
小さい白甘鯛ですが、小さい方が身質が良いかも。
強めに塩をあてた白甘鯛と甘い玉蜀黍、これ無限ループ。
やっぱり揚げが一番美味しい食べ方?!
*鱸の洗いと白烏賊
鱸は氷で冷やしているので、コリコリとした歯応えのある食感にしていました。
烏賊は包丁の仕事で滑らかに。
*鱧と蓴菜のお椀
お椀を開けた時、香りの初撃で一気に引き込まれました。
鱧の美味しさも引き立たせる調和の取れたお椀。
鱧を崩しながら食べると鱧の旨味が吸い地に落ちて味が変化。
吸い口としての梅も良いアクセント。
*鮎の塩焼き
岐阜の馬瀬川のもの。
最初見た時は大きすぎると思っていたら、しっかり頭と尾、骨を外して出してきました。
これには感動!
しっかりお客様の事を考えた料理。
この大きさの鮎のふんわりした身質と肝の味をストレスフリーで楽しめた!
蓼酢は蓼をしっかり塩で揉んでアクを取っていました。
*胡瓜 蒸し鮑 木耳の炊合せ
胡瓜の炊合せは珍しい!
もちろん、それぞれの食材は味付けも炊き方も違います。
それを葛の餡が全体をまとめていました。
*鮎煎餅
先程の鮎の頭、尾、骨をお煎餅に。
鮎の美味しさがしっかり。
最高級のお煎餅だ!
*毛蟹と芋茎 ミニオクラの酢の物
酢の強さを抑えているので、毛蟹の旨味、芋茎の食感、オクラの粘りをしっかり味わえる。
すごい構成力。
*ジャコご飯
磯田さんのジャコは乾燥させてないので、口の中であたりません。
*牛肉の時雨煮ご飯
外せない牛肉時雨煮。
*卵ご飯
ここからは、おかわりゾーン。
*冷たい牛肉の時雨煮ご飯
脂が多く付いているので、これをご飯の熱で溶かして、お米にコーティング!
最後まで食べれた人だけが辿り着ける美味しさ。
*ピオーネ
博多のもの。
最後はさっぱりフルーツ。
お客様の事を考えた料理、これも技なんです!
2022/09/11 更新
2022/04 訪問
磯田さんの春を感じるコース!
今回は磯田さんで春を満喫です。
*蒸し鮑とうすい豆の葛豆腐
葛豆腐は爽やかなでネットリとした食感。
蒸し鮑は鮑の美味しさが良くわかる良い蒸し方でした。
*からすみと錦糸卵の飯蒸し
熱でからすみの旨味が良く出てるように考えられた飯蒸し。
味が優しくなる錦糸卵もポイントでした。
*桜鱒の焼き物と筍の葛粉揚げ
昨日採れた桜鱒なので、サーモン臭は一切なし。
火入れしたばかりなので、口の中でとろけた!
筍は甘くて熱々。
*ひろうす 菜の花の餡
菜の花の苦味が活かされた餡が特徴の一品。
*鱚とコシアブラの天ぷら
フワフワの鱚に程よい苦味のコシアブラ。
塩のあて方もが秀逸でした!
*明石の鯛と小鰭のお造り
鯛は部位事に切り分けて出してくれているので食感の違いが楽しめました。
そして噛めば噛むほど旨味と甘みを感じる。
小鰭は少しキツめに〆ていました。
*オコゼの葛叩きのお椀
蓋を開けた時の香気が素晴らしかったです。
オコゼ、筍の穂先、ワカメのバランスも素晴らしく、最後にオコゼと筍の穂先の甘さが来ます。
*金目鯛の鱗焼き
磯田さん曰く、冬ではなく、春からが旬の金目鯛。
身と脂のバランスが良く、パリパリの鱗は海老っぽい味もします。
*筍と鯛の子の炊き合わせ
香りの後に甘さが来る筍。
筍の醍醐味かもしれません。
*壺鯛の桜締め
桜の香り、塩のあて方、土佐酢のバランス、壺鯛も柔らかく全てが素晴らしかったです!
これ、ご飯に乗せたい 笑。
*筍ご飯
筍ご飯は、この時期だけの特別なもの。
*ちりめん山椒ご飯
定番のちりめん山椒。
*牛肉の時雨煮ご飯
やっぱりこれがないと!
*卵ご飯
卵ご飯からが、おかわりタイムのスタートです。
*冷たい時雨煮ご飯
少し待つとご飯の熱で脂が溶け出します。
これをご飯に混ぜて、脂をご飯にコーティング!
ご飯物は、全てこれを食べる為の序章に過ぎ無いかもしれません 笑。
なんだかんだで、ご飯物は7杯食べちゃった。
*デコポンのデザート
最後はさっぱり。
料理で季節を感じるのは、やっぱり良いですね!
2022/04/23 更新
2022/02 訪問
〆のご飯のおかわりが止まらない!
季節ごとに暖簾をくぐってしまう磯田さん。
*粕汁
最初は、さっぱりと粕汁。
具は金時人参、油揚げ、大根。
蓋を開けた時の香気が素晴らしかった。
*鯛の飯蒸し
鯛は明石。
胡麻ダレが掛かっているのですが、鯛の味もしっかり味わえるバランスの良さ!
このバランスの良さ、中々ないよ!
*赤貝と花山葵の土佐酢和え
赤貝は瀬戸内。
ピンのピンでした。
食感抜群。
貝の嫌な所、一切なし!
花山葵の辛味や苦味も良い。
*焼きすっぽん
肉々しいすっぱん。
こういうのが食べたかった!
すっぽんはお店で締めているそうです。
*芹と独活のお浸し
独活はアクが少ない東京独活。
食感を楽しみました。
*白魚の天ぷら
白魚は宍道湖のもの。
ふっくらと揚がった白魚。
一匹一匹丁寧に揚げてます。
かき揚げじゃないところが良いですね!
*カワハギと墨烏賊のお造り
お造りは包丁などの仕事の丁寧さがわかりました。
カワハギは歯応えがあり、墨烏賊は甘かった。
カワハギは肝ポン酢で。
*玉子豆腐とグジのお椀
グジは但馬のもの。
蓋を開けた時の香気にインパクトがあり、クジの旨味が堪能出来るお椀でした。
*金目鯛の鱗焼き
銚子の金目鯛。
磯田さんのストレスなく、鱗のパリパリを楽しめる焼き物。
さらにハサミで鱗を切って、食べやすくしてくれています。
*百合根饅頭と菊菜の餡掛け
百合根の甘さが際立った百合根のみで作った饅頭です。
饅頭の中には鶏肉のミンチが入ってました。
*海鼠と蕗の昆布締め
海鼠は青森のもの。
茹でてから土佐酢で和えてます。
ご飯前のおつまみ的な一品。
*ちりめんじゃこご飯
炊きたてのご飯でいただきます。
*牛肉時雨煮ご飯
やっぱり外せない牛肉時雨煮。
*卵ご飯
おかわりは卵ご飯で。
磯田さんの卵は星野さんと一緒で全卵なんです。
*冷たい牛肉時雨煮ご飯
最後に辿り着ける冷たい牛肉時雨煮。
固まった脂がご飯の熱で溶け出します。
それをご飯にまとわせて食べるのが最高なんです。
2杯いただいちゃいました。
*苺とデコポン
〆のデザート。
星野さんの味がいただけるという少々無礼な興味を良い意味で裏切ってくれますよ!
なので磯田さんの料理をいただくという気持ちで伺って下さい。
2022/02/13 更新
2021/09 訪問
やっぱり前回よりも格段にレベルが上がっていた実力割烹!
大将が松茸の時期に合わせて、予約の日付けを変えてくれました。
*蒸し鮑と大和芋の豆腐
鮑の美味しさ、寒天と出汁で作った大和芋の豆腐のネバネバの組合せが面白い。
*グジの栗蒸し
秋らしい一品。
蒸したクジの塩気と栗の甘さ、これは止まらない一品!
*天然鰻の飯蒸し
天然鰻は青森のもの。
鰻は圧倒的に秋が美味しい!
皮が柔らかく、脂が乗っています。
やっぱり、脂の美味しさが養殖とは違うなぁ〜。
ピン同士なら、やっぱり天然の勝ち!
地焼きで皮はパリパリに仕上がっていました。
*松茸 菊花と春菊のお浸し
松茸は信州からの直送の開き。
開きで直送なので香りが凄い!
それに国産の松茸は圧倒的に旨味が強いですね。
*香茸の葛粉揚げ 鱧の南蛮揚げ
香茸は香りが良い!
鱧は柔らかく、旨味がありました。
九条葱の香りと実山椒がアクセントになっていて、丁度、鱧に飽きた頃に良いです!
*春子鯛のお造り
塩をあてる前に煎り酒に漬けたとの事。
この食べ方は初めて。
全ての加減が抜群で、これ、もっと食べたい!
*鰹のタタキ
気仙沼のもの。
綺麗な鰹。
皮はパリパリに仕上げいて、そして程よい脂で口の中でとろける。
魚の嫌な部分が一切なし。
実力が出てます!
生姜醤油で。
*クエの白味噌仕立て
濃いポタージュのような白味噌仕立て。
これがホントの白味噌仕立てなんだなぁ〜。
白味噌選手権優勝!
辛子はお好みで。
*カマスの塩焼き
沼津のもの。
カマスは今年、10年ぶりぐらいの豊漁らしいです。
身質が良く、塩のあて方も完璧。
大根の鬼おろしで。
*鰊茄子の炊合せ
この食べ合わせはやっぱり良いですね。
鰊の味付けを濃くしていて、交互に食べたり、一緒に食べたり。
*岩もずくと無花果の甘酢掛け
岩もずくは能登のもの。
無花果は蒸してあります。
一緒に食べると岩もずくの食感と無花果の甘さの組合せがなんとも言えない美味しさに。
*松茸ご飯
お米と松茸の量が同じ!
大将曰く、これくらい松茸がないとダメとの事!
松茸の香りが存分に楽しめる。
*牛肉の時雨煮 ちりめんじゃこ
ここで、磯田さんのご飯の美味しさを改めて実感出来ます。
*卵かけご飯
追加で卵かけご飯を出してくれました。
これ白身も美味しい!
この時点で、さらりと食べれちゃいました。
*冷たい牛肉の時雨煮ご飯
写真は撮っていませんが、さらに追加で冷たい牛肉の時雨煮をご飯とご飯の間にサンドして、出してくれました。
30秒程待つとご飯の熱で牛肉の脂が溶けだします。
これを混ぜて、ご飯を脂でコーティング!
冷たい時雨煮は通常の時雨煮よりも脂の量が多いので、もの凄いことになりますよ!
実はご飯もので一番好きなんです 笑。
最後に楽しめる裏メニュー的な一品。
ご飯ものは全部で7杯食べました 笑。
*ピオーネ
このピオーネ、あまりにも美味しくて、どうやって作っているのか聞いたところ、そのままとの事!
仕入れの実力ですね!
予想通り前回よりも格段にレベルが上がっていた磯田さん。
一体どこまで行ってしまうのか楽しみです!
2021/10/12 更新
2021/05 訪問
新ばし星野さんの一番弟子のお店!
京味さんのお弟子さんの中でも特に人気がある新ばし星野さん。
その一番弟子の磯田さんが独立しました。
*うすい豆の擦り流し 湯葉
まずは新緑の季節を感じさせるうすい豆の擦り流し。
今だけのうすい豆の味を堪能。
*穴子の飯蒸し
ちまき風にした飯蒸し。
穴子と山椒の組み合わせは当然良いのですが、普段食べてる物より、さらにバランスが良い。
これ、実は相当難しい事だと思います。
そして、ちまきの葉の香りを飯蒸しに移しています。
*北寄貝の炙り 満願唐辛子
肉厚な北寄貝。
炙って、その上から北寄貝の出汁を塗ってます。
北寄貝の旨味のみ!
*茄子の炊き物
トロトロの茄子と鰹節の組み合わせが美味しすぎました。
シンプルに炊いたと言っていたけど、こういうのが一番誤魔化せないので難しいんです。
*鱚とミニオクラの天ぷら
とんでもなく優しい天ぷら!
旨味を感じるのに、これ以上ない揚げ具合でした。
*鯒のお造り
ネットリ感と歯応えの両方が堪能出来た鯒。
醤油ではなく、全部、塩と山葵のみでいただきました。
*初鰹のタタキ
今年の初鰹は初鰹とは思えない程、脂の乗りが良いとの事です。
いただいた鰹のタタキも初鰹とは思えない脂の乗りでした。
それでいて、しっかり鰹らしい味わい。
*オコゼの丸仕立て
蓋を開けた時の香りが素晴らしい。
出汁は昆布とオコゼの骨。
出汁の味だけでなく、淡口醤油で味をととのえた力強い椀。
お椀もお店ごとに個性があります。
*金目鯛の鱗焼き
クジや鯛よりも鱗が薄く、口にあたらない。
でも鱗の食感も楽しめる。
発見です。
*飛龍頭と蕨とアスパラの炊合せ
しっかりとした味付け。
それぞれ別の鍋で炊いたとの事です。
全体がバランス良く調和していました。
*冷たい芋茎と毛蟹の酢の物
ご飯物の前に清涼感ある冷たい芋茎。
毛蟹の美味しさが、ぼやけないように土佐酢を使ってます。
毛蟹の旨味をしっかり堪能。
*うすい豆ご飯
塩と昆布で味付け。
ご飯が美味しすぎました!
お米の粒立ちが凄い!
*白ご飯 ちりめん山椒 牛肉の時雨煮
白ご飯をちりめん山椒と牛肉の時雨煮で。
写真は失念しましたが、あえての冷たい時雨煮も用意してくれました。
ご飯の温かさで牛肉の脂が溶けていく中、ご飯を食べる。
また違った美味しさがあります。
うすい豆ご飯を含め、何杯おかわりしたかわかりません 笑。
最後は大盛りのちりめん山椒ご飯。
ちりめん山椒は柔かく、味は濃い目で、ご飯に良く合う。
*御焦げ
ご飯のオーラスは醤油で風味を付けた御焦げ。
*マンゴーと苺
デザートは甘さと酸味が心地良いマンゴーと苺。
まだ29歳の磯田さん。
それでこのレベル!
さらに、これからどんどん進化していくと思うと楽しみです!
2021/06/16 更新
今、僕が東京で一番好きな割烹、磯田さん。
*白烏賊の細造り
東京湾のもの。
お出汁に混ぜていただきます。
柑橘の香りもあり、夏日にさっぱりと食べられる皿。
*生カラスミの飯蒸し
生カラスミとはやられました!
また一番好きな飯蒸し更新しちゃったかも!
*焼きすっぽん
これは無粋に思いっ切り手で旨みの塊をかぶりつくのが作法。
*茄子の煮物
簡単に裂けるトロトロの茄子。
木の芽のアクセントも良い。
*オコゼの唐揚げ
フワフワ!
ひいてあるお出汁に浸して食べても美味しい。
*スズキの洗いと鳥貝
スズキは宮城、鳥貝は舞鶴のもの。
スズキは洗いにして表面をザラつかせているので独特の食感。
夏日には良いかも。
鳥貝は甘くてフルーティー。
*鰻と冬瓜のお椀
蓋を開けた時の香気、吸地も完璧すぎる!。
椀種の鰻も味を吸地に落とすのがもったいない程、美味しかった。
*金目鯛の鱗焼き
火入れと塩の当て方が秀逸。
これ、蓼酢で食べました。
蓼酢が合うのは鮎だけじゃないんですね~。
*蛤と胡麻豆腐の揚げ出しの炊き合わせ
蛤は鹿嶋のもの。
蛤の出汁と胡麻の味の組み合わせが絶妙!
それに葱と木の芽がアクセント。
箸が止まりませんでした。
*縮緬雑魚ご飯
ここからご飯物スタート!
まずは縮緬雑魚。
磯田さんの縮緬雑魚が一番好きかも。
*牛肉の時雨煮ご飯
そして外せない牛肉の時雨煮。
*卵黄おかかご飯
ここからおかわりタイム。
卵黄におかか、そして山葵を。
*冷たい時雨煮ご飯
そして味が濃いめの時雨煮に戻ります。
冷たい時雨煮なので固まった脂をご飯の熱で溶かしてから、その脂でご飯をコーティング。
これが通常の時雨煮とまた違った美味しさなんです。
*塩むすび
次は何にするか迷っていたら南条君が塩むすびを作ってくれました。
さすが、わかってる!
これも次回からマストにしようっと。
*お茶漬け
ラストはお茶漬けでさっぱりと。
*全卵ご飯
お茶漬けをラストにしようと思ったけど食べ足りないので、全卵ご飯をおかわり 笑。
全卵をご飯に乗せて醤油をかけてから、かき混ぜるのが最近の僕のやり方。
卵黄ご飯と全卵ご飯、全く別物の美味しさです!
*ビワとブルーベリーのコンポート
料理が凄すぎるので最後のデザートも、もうちょっと凝っても良いかも。
飄々と凄い皿を連発するの磯田さん!
天才かよ!