3回
2023/08 訪問
定期的に通いたくなります。
初めて来ました、一人飯です。
席もほぼ満席、にぎやかですね。
スタッフのみなさんはじめ、佐々木さんの丁重なおもてなしはスゴいですね、居心地良く、定期的に通いたくなりますね。
頼んだのは、14,850(税込)のコースと5品のペアリング:8,000円。この内容でこの価格はかなり安い。
まず、味に関してですが、ハズレ無しで全品美味い。感動するほど。とりわけ印象的だったのは、以下。
・豊後水道 活カンパチの燻製と長茄子:こんなに旨味が凝縮されたカンパチは生まれて初めて。香りも芳醇。
・川南町 まるみ豚のラグーソース ストロッツァプレーティ:まるみ豚の食感と旨味はクセになります。ストロッツァプレーティのモチモチ感もたまらない。
・豊後水道 平スズキのリゾット:スズキの皮の香ばしさ、枝豆との相性はハンパなし。
ペアリングの破壊力もハンパないっす。
ごちそうさまでした、ありがとうございます。
今のところ、ナオキさんのお店と同率で2023年トップのイタリアン。
またお伺いします。
2023/08/25 更新
料理の味もさることながら、居心地の良さがほかの店とは段違いなアルモニコさん。
ところで、居心地の良さってナニ?と思い、いろいろ調べてみると、国土交通省がまちなかの居心地の良さを定義付け+定量化しておりました。まちなかの縮小版が飲食店やろ、ゆえに飲食店にも当てはまるだろと思い、紹介します。下記4つが構成要素だそうです。
・安らぎ感:その場所に安らぎを感じ、その場所に留まろうとする状態
・安心感:不快感を感じず滞在・活動ができる状態
・期待感:そこで行われる非日常的な活動への期待・喜びを創出する状態
・寛容性:違和感や疎外感がなく滞在・活動ができる状態
これらの4要素において、それぞれ20~30位のチェック項目があり、それらのスコアで居心地の良さが高いか・低いかが判断するという感じです。(国土交通省の当該ページ)
例えば、安らぎ感だったら、「ぼーっとしている人がいる」や「景色を眺める人がいる」などの安らいでいる状態のバリエーションとそれらの人数で判断したり、期待感だったら「初めてあった人と交流している人がいる」や「笑いながら話をしている人がいる」などの期待をしている状態のバリエーションとそれらの人数で判断したりなど。
これを今日のアルモニコさんに当てはめて考えてみると、確かに上記4項目に該当するなぁと。カウンター席には、ビジネス利用らしき男性2人組が過去の仕事のことを懐かしんで笑ってたり、年配の夫婦らしき方が庭の手入れについて語っていたり、テーブル席ではGWの過ごし方について相談し合うオサレなカップルがいたり、読書をしている自分がいたりなど、バラエティに富んでおります。
こういう状態を実現できるって、つまるところ、シェフに起因するものなのかと思っております。シェフ・職人が背中を見せない(=隙を見せない)状態をキープしたお店や、シェフ⇔スタッフの上下関係ハードコア系のコミュニケーションを展開していると、一定の緊張感が客にも伝わり、居心地が良くないと感じてしまいますよね?(カウンターのお寿司屋さんでありがち)
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https://manopillar.com/entry/2024/04/20/071257