2回
2015/04 訪問
”中華そば”っていっても、”伊藤の中華そば”なんです
2020/12/26 更新
2003/07 訪問
これは”中華そば”じゃなく、”伊藤の中華そば”
(ずっと昔)表に看板があるわけでもなく,のれんが下がっている訳でもないので,一見ラーメン屋には見えません。事前に地図などで場所を確認した後,近くまで行ったら地元の人に聞くのが一番でしょう。
ここは,そばと肉そばの二種類のみのメニ ュー。注文して出てくるのは,麺の上にネギがパラパラとのっている程度。
しか しこれが,今までに無い味わいです。すごくモチモチな麺に,コクがあるんだけ ど後味があっさりしているスープ。麺は手打ちで,店の奥にあった袋からするとでんぷんが入っているみたい。スープは昆布・煮干しが効いていて,モチモチの麺に実に合います。
化学調味料は使っていないというこのラーメン,普通のラーメンを想 像していくと期待は裏切られます。伊藤のラーメンという,まったく一ジャンル の麺の料理だと思ってください。
(2007/1)2年ぶりの再訪。相変わらずの愛想の無いご主人。お店もやっているかどうかドキドキしてしまう外見も変わらず。麺の芯の部分が少し残っている絶妙な固さ,独特のスープ。やっぱり美味しい。
(2002/11)東京都北区に暖簾分けしたお店があります。弟さんがやっているお店で,角館と同様,そばと肉そばのみ。ただし大盛りの設定はあるみたい。
スープは完成されているので寸胴で煮詰めず,鍋などに小分けし,冷蔵庫に入れているのは恐らく角館と同じ。ちなみに,東京のお店は,キチンと暖簾を出していました。
(2003/7)こっち方面に来ると,ついつい寄ってしまいます。やっていないとショックが大きいので,事前に電話してしまいました。
今回は中華そば大盛りを注文。普通盛りに比べると,いきなり麺のボリュームが増えたように思います。でも,他のお客さんも全員,大盛りを注文していたので,チョイスは間違いないはず。それにしても,相変わらずのアルデンテ麺ですが,以前よりも細くなったような気が,,,
2020/12/26 更新
行こうと思ったタイミングでお店が休業に入ってしまってましたが,再開の報を聞いて,今回,ほぼ10年ぶりの訪問となりました。もちろん,不定休の店なので,事前に電話で営業を確認してからですよ。
相変わらず“ラーメン店”らしい暖簾等が出ていませんが,日本国旗が外に2本飾られているので,これが目印になるかもしれません。店内に入って左には食券販売機が2つ。そば中盛(700円)にしました。 カウンターは変わらずの雰囲気。BGM代わりなのか,ラジオの音が大きめ(笑)。
なお,ご主人の雰囲気が私の知っていた趣から変わっていました。以前は,髪も短く,無口で頑固な和食の職人って感じでしたが,今は(ビニールキャップをかぶっていますが)髪も長く,街の洋食屋の気さくなご主人って感じに。
実際,「そのスマホで食べログの順位を見れるのか」とか「角館の桜を見たことはあるか」などと話しかけてくれました。
閑話休題。注文したら一分くらいでラーメンは出てきました。結構早い。器も熱々のようで,奥からカウンターまで運んだ後,ご主人は手が熱そうにしていました。
中盛とはいいながらも,スープの量は少なめで,麺の量だけが多くなっている様子。記憶よりも麺は細めで,少し濃い目のすぷに浸して食べると,ポキポキッとした食感。スープも節々していた記憶があったのですが,タマネギも入っており,チキンベースの濃厚なオニオンスープのよう。
ご主人に「前に比べて変わりましたよね」と聞いたら,少し考えて「変わった,っていうより進化したんだ」と答えてくれました。 美味しく一杯,スープめでペロリ。
久しぶりだったので,もう一杯,普通盛り(600円)。なんだか中盛よりもスープの量が多い(笑)。中盛の方が濃かったので,ベースのスープの量は同じなのかもしれませんが。そして二杯目もスープまでペロリ。さすがに大食いではない私には,量が多かった。
でも,やっぱりラーメン伊藤は,ここだけの味だな,と再認識。すごい長文になってしまいました。