2回
2023/12 訪問
いつまでも残して欲しい“高松のソウルフード”
19歳の頃に初めてお邪魔したときのことです。
「すみません、鳥の肝が生焼けっぽいんですけど」と言った途端、店主に「食べごろに焼いて出しとんや。イヤなら食うな。」と叱られてから足掛け40年。
未だに通い続け、食べ続けている高松のソウルフード。
ときわ新町の商店街に足を踏み入れた途端に漂う独特の香りにテンションが上ります。今は改装して小綺麗になりましたが、改装前は換気扇からモウモウと煙が出ていて、店内の床は油でツルツル滑り、食べ終わって外に出てもしばらくは靴底が滑るので気を付けて歩いていたことを思い出します。
オススメは何と言っても「きも玉」!
私は「きも玉」以外はほぼ食べたことがありません。鶏の肝を使うお好み焼きは全国でも珍しいそうですが、訪れる方の多くが「きも玉」を注文されています。
体調が整っていれば「そば焼き」(所謂、焼きそばですね)とセットでやっつけます。
そして、食後数時間は幸せな胃もたれ状態を楽しめます。
ちなみに「そば焼き」の麺は注文を受けてからゆで始めるので、もちもちツルツルの素晴らしい食感です。
テイクアウトも可能で多くの方が電話注文されていますが、「ふみや」のお好み焼きの醍醐味である端っこのパリッとした食感がなくなるので、私は店内食オンリーです。
今日は帰省した息子を連れて訪問。
朝食にうどん屋を2軒回ったあとの昼食だったので、ふたりとも「そば焼き」には手が届きませんでした。
少なくとも月に1〜2回は食べたくなる「ふみや」のお好み焼き。この本店と弟さんがやっている鍛冶屋町店で味わえます。
これからもずっと続けてほしい店です。
2023/12/30 更新
香川に帰省し3日も経てばうどんに飽きてくる息子ちゃんwww
そんな彼の高松でのお気に入りが「ふみや お好み焼き本店」さん。
年に3回ほど帰省するとそのうち1-2回は「行きたい!」と訴えます。
GWも残り2日となり明日は香川とおさらばするタイミングで訪問。
開店直後の11時半過ぎ到着にも関わらず、店外には
既に7-8人の行列。第一弾が入店したばかりなので、30分から45分待ちの予感…まさに35分待ちで店内へ。
今日は初夏の陽気、外待ちは暑かった!
待ち時間に店の貼り紙などを何気なく見てました。
近頃はインバウンド客もよく来られるようで、英語で書かれたグルメリポートや外国人向けの注意書きもあります。
牛脂で揚げ焼きすることで縁がカリッとした独特の食感が楽しめるこちらのお好み焼き。英語では「crispy Okonomiyaki」となってましたwww
注文するのはいつも「きも玉焼き」800円✕2プラス「そば焼き」750円(2人でシェア)。
しめて2,350円也。
最近、親子して身体がダブついているので、今日は言い訳のように「からだ健やか茶W」(200円)もつけました。
ちなみに私は40年ほど前に一度だけ「豚玉焼き」を食べた以外は「きも玉焼き」一筋です。
店内に充満する「牛脂の焼ける匂い」にもだえてしまいます。
GWにも関わらず、店内で飛び交う言葉は讃岐弁。客はほぼ地元民なのでしょう。皆さんコテを上手に使って食べてます。
それにしても、焼き立ての熱いお好み焼きを食べるスピードの早いこと!
高松ネイティブは口の中を火傷しないのだろうか?
待つこと7-8分で「そば焼き」が到着。
息子と私の配分は“6:4”がちょうど良い塩梅です。
「そば焼き」を食べ終わるタイミングを見計らったように「きも玉焼き」がやってきます。
これこそが“高松市民のソウルフード”!
今日も「ふみや」さんが「神崎屋ソース」さんに特注しているソースをしっかりと載せていただきます。
今日も美味い!
店を出てからも自分たちから香り立つ「ふみやの残り香」を感じながら帰路につきました。