2回
2018/11 訪問
センスあるフレンチが下関に★4.0
故郷の下関にある
モダンフレンチの高津に行きました。
シェフは博多の人気店で
スーシェフをされた方です。
6800円のディナーコース、
一斉スタートです。
・焼き柿と緑茶のスープ。
柿の酸味はさほど感じず、緑茶はムースのイメージ。
・石鯛の刺身に大和芋とネギのサラダ。
石鯛は弾力があり、熟成でうま味も出ている。
すり下ろした大和芋が石鯛を包むような印象。
・カツオの刺身の上にビーツ。
脂ののった中トロのようなカツオがビーツの酸味と合う。
・白子のフリット。
ビールも混ぜた衣で包むように、じっくりと揚げてある。
白子が軟らかいまま、うま味を増す印象。
(これがフグの白子でできたら、もっととろけると思うが、
これだけで2000円ぐらいになってしまうな)
・ローストした白菜のブルーチーズソース。
焦げができるまで白菜を焼くことで甘すぎない。
ブルーチーズ、砕いたクルミをかけてあり、ワインがすすむ君。
・焼いた鰆とカブに春菊のソース。
ミディアムレアなサワラ、蕪ををのせてる。
春菊のソースは主張しすぎず、ユズの香りが鮮烈。季節を感じる。
・鴨のロースト。
青森産の鴨(たぶんフランス鴨のバルバリー種)。
癖がなく、脂よりも赤身のうま味をしっかり感じる。
地元・安岡の原木椎茸が付け合わせに。
・デザートはモンブラン
美祢の厚保(あつ)栗が1個入っている。
ワインはリーズナブルながら、
料理と合わせてフレッシュな感じ、
重みのあるものと揃えていました。
下関なので魚介類、野菜などは
なるべく地の物を使う姿勢も良いですね。
海の見える、ちょっとした高台にある
有形文化財にある店でいただくフレンチ。
センスの良さが目立っていました。
実家に帰るたびに伺いたい良店です。
ワインもそこそこの量をいただいて1万2000円ほど。
キャビアだ、トリュフだと派手な料理がないのは、
下関という土地柄、あまり高額な設定はできないからでしょう。
貸切にして1人2万円ぐらいなら
どんな料理を考えてくれるのかな?
2018/12/21 更新
時差投稿です。
10連休期間に帰省したので
再訪問しました。
いただいたのは、
セロリとカニのサラダ
唐戸のウニ
アジとミョウガと柚子味噌のなめろう風。大葉で巻き、柚子味噌のソースで。
カマスの炙りに焼き茄子のピューレ
タコ、コリアンダー、ポジリを
パプリカのソースで。
甘鯛とホタルイカ、上に木の芽を
乗せて。ソースにはツワブキ、筍。
パンがとても旨い。
福岡のレスト製。
鹿児島産牛のイチボ。
アスパラ、シルクスイート、
クレソンを添えて。
シルクスイートが甘くて美味しい
また、センスのある料理に満足です。
1人で調理されているので、ややゆったりめの提供。
それでもワインをいただきながら、会話を楽しめば十分です。
私は酒の量が少なくないので1万円超えますが、
価格も良心的です。