恵比寿ライダーさんのマイ★ベストレストラン 2012

体脂肪率6%~8%を維持するダイエッダー

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恵比寿ライダー 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2012年はかなり食べまくりました。
とにかく今までは体脂肪率を維持するために、ひたすら独自の理論に基づいて、毎回同じ店をローテーションするだけの厳重管理体制での食環境でしたが、食べログを開始してからは、様々なお店でも柔軟に対応できる食べ方とメニューの選び方を考えることに方針転換。

ランチを2軒、3軒とハシゴする日もありました。

そのおかげで、数多くの名店、秘店にもめぐり合え、時には八丈島や五島列島まで食べるために出かけるという食旅も敢行。

年末は体重がすこ~しUPしちゃいましたが、これが結構楽しいわけです。


人にはそれぞれ好物があるでしょう。
もちろん私にもあります、「和菓子とカレー」です。

どちらも高カロリー・高脂質で、さらに高糖質。
ダイエットには向かない料理が想像できますが好きなんだからしょうがないです・・・。

そんな中で、2012年に食したお店で輝いたのはナーガルジュナさん。

もはやカレーというジャンルから飛び出し、超一流のシェフにスパイスと食材を渡したらこうなりました!というスパイス創作料理の頂点です。
本当に宮廷料理にふさわしい完成度。

ミシュラン星付きのお店も数多く行きましたが、それらの店を蹴散らし堂々の1位確定です。


2013年もカレーや和菓子を中心に、太らない食べ方を追求してゆきたいと思います。

マイ★ベストレストラン

1位

ナーガルジュナ (若松河田、曙橋、牛込柳町 / インドカレー、カレー、インド料理)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2012/12訪問 2014/03/24

この時代に生まれたことへ感謝、一生に一度は食べてほしい伝説的カレー

2013年某日。
奥様から閉店のお電話を頂きました。
様々な思いが詰まった感があり、わたしも涙をこらえるのに必死でした。
いつの日か、必ず再出店を願っております。


初訪問レビュー

何から語ればよいだろうか。

まずこのナーガルジュナというお店は、ある意味伝説的なお店だと思っています。

1、店主が病気からの回復期であり、開店が不安定であること。
2、食通のマイレビュアー様からの絶賛に近い高評価。
3、欧風ともインドともつかない不思議なカレーというコメント。

そんなレビューを読ませていただいたら、行かない理由が見つからない。
というわけで、たまにブログは見るものの、お休みだったり、タイミングが合わずに行けなかったりと、ご縁に恵まれない日々が半月。

ようやく今日こそはと覚悟を決めた11月24日、ブログもディナー開店の表示が。
念のためお店に予約の電話をし、地下鉄の副都心線ホームに降りる。

渋谷から東新宿→都営大江戸線の若松河田へ向かおうという計画。

ところがだ・・・震度4の地震発生。
電車が全く動かない。

遅れたら申し訳ないので、いったん地上に出てタクシーで向かう事にしました。

渋谷駅周辺では同じことを考える人々であふれ、タクシーがなかなかつかまらない。
気温は8度と非常に寒く、ぶるぶる震えながら待つこと10分、ようやく空車の1台にありつけたので、大急ぎで女子医大まで向かってもらう、お店は女子医大のすぐわきなので。

渋谷駅から青山通りへ入り、神宮の細い道を抜け四谷方面へ。
外苑東通りを一路北に向かって進んでもらうこと約15分。

まさかこんな場所に?!という住宅街の真ん中にお店あるので、初めての方は気づかないかもしれない。

地下に降りてドアをあけると、まず驚くのが店内の香り。
店全体にスパイスの香りが充満しており、一般のインド料理店でもここまでの香り立つ空気にはありつけないと思います。
この時点で本格的なカレーに間違いないと確信。


店内にはだれもおらず、私は一番奥のテーブルに案内して頂きました。

ここのテーブルだけは暖簾のような仕切りで分けられており、半個室のような雰囲気。
嬉しい配慮です。

メニューを見て、単品でカバブやカレーも考えたけれど、ここは店主の個性が光るコースを注文。
カレーはシーフードとキノコのクリームカレーからの選択でしたが、最近魚介を頂いていない事に気づき、シーフードを選択。

さらに食前酒としてポルトガルの赤ワイン、食後にはミルクの入らない「マサレ・キ・チャイ」それから、ライスは少なめで、オムレツを追加してくださいと付け加えました。

店内に流れるBGMは優雅な旋律で、他のカレー店に流れているような安物のインド音楽ではない。
目を閉じれば、まるで美術館の中にあるレストランに居るような感覚です。


まずは赤ワインが運ばれ、見た目にも美しいサラダとひよこ豆のカレーソースが届く。

普段なら「ドレッシング無しで」とお願いするところだけれど、今回はあえてそれはしませんでした。
「無農薬ハーブドレッシング」とメニューに書かれていたので、食べる側の気持ちを考えてくださっていると思い、そんなシェフの心配りを頂かないわけにはいかないですからね。
そしてそれほ程なく正解だったわかりました。

まずこのサラダ、レタス、キャベツ、ニンジンに加え、イチゴ、グレープフルーツ、プチトマト、アボガドなど、それぞれのサラダの具材が見事に調和しており、ありものを入れているわけではなく「きちんと計算されて組み合わされている」と思われます。

ほどよい酸味のイチゴとグレープフルーツ、葉野菜の苦みをこのドレッシングが全体を見事に指揮しており、美しく実においしいいオーケストラに仕上がっています。

続いての玉ねぎのスープは、そのままでも美味しいですが、テーブルにある黒コショウを入れるとさらにうまみが増しますよ。


そしてある意味これも楽しみの一つだった鹿肉のロティが登場。

洋梨の甘露煮に加え、鹿肉のステーキ、内臓系など4種類くらいのお肉がお皿に盛りつけられる。
フルーツの横にはひよこ豆とスパイスをあえたサラダのようなものがあり、まずはこれを頂いてみよう。
右回りに食べてゆくが、ひよこ豆とスパイスをあえたものと、そのお隣の小さいお肉の塊がかなり辛く、ちょっとピリッとしました。
最後のステーキには、最初はそのままで、次は洋梨を乗せてなど、自分なりに楽しみましたが、さすが3時間も煮込んでいるだけはあり、柔らかく「外はこんがり、中はミディアム」というステーキハウス顔負けの焼き加減が私の食感に最適でした。


さて、いよいよシーフードカレーが運ばれたので、さっそくソースを1口だけ頂いてみる・・・

 ・
 ・
 ・

はぁぁぁぁ、、、、こんなにスパイスの濃度が高く、煮込まれたカレーは初めてかもしれない。
しかも、最初は確実にカレーの風味がするのに、しばらくするとまるで魚介のブイヤベースを頂いてるような旨みが口全体に広がるのです。

そう、それはまるで「魚介のブイヤベース風味のカレー」なのか「カレー風味のブイヤベース」なのか?!という混合料理ではなく、確実に「カレー」でありながら「ブイヤベース」の要素を持つという「匠の技」がなせる調理技術で完成された素晴らしい「シーフードカレー」なのです。

よくカレーのソースに、別鍋で茹でた魚介を入れただけのシーフードカレーを見かけますが、その類とは全く次元が違います。
その証拠に、今回は「北海道産真カジカ」「天然ベビーホタテ貝」「ワラサ」「インド産海老」がそれぞれ具材の説明として書いてありましたが、これ以外に「カニ」も入ってまして、なんとこの蟹”甲羅ごと食べられました”。
つまりそれほどまでに煮込まれているからこそ、ブイヤベースのような味を感じたのだと思います。

辛さを上げてもらい、注文時に「油を少なめに」と無理なお願いをしていたので、昆布出汁を追加してくれた模様で、まろやかな昆布の味も感じました。

ライスは五穀米で、オムレツがご飯全体に覆いかぶさっているので、見た目が女性受け間違いなしですね、スプーンでオムレツを吸い上げると中から五穀米が顔を出します。
まずはカレーの具であるホタテ、ワラサ、カジカ、カニなどを頂いた後、カレーソースだけになった状態で、オムレツとご飯を少々混ぜて頂いてみました。

もう完璧です。
半熟のオムレツ、炊き加減もちょうどよい五穀米、それに程よいピリ辛で魚介の味がしみ込んだカレーソース。

あまりの美味しさに黙々と食べていると、店主がテーブルへお越しくださり「辛さはいかがでしょうか?」と。
「まったく問題ありません、素晴らしいです」とお伝えし「ご無理な注文にも関わらずありがとうございます」と付け加えました。

カレーは完全に完食しましたが、ご飯は半分ほど残してしまいました申し訳ない・・・。
一応少なめにとお伝えしましたが、次回は半分以下でと伝えよう。
炭水化物は控えているので。

タイミングよくカレーを下げてもらうと最後はデザートの時間。
チーズケーキを含めた3種が登場。
もちろんお味も美味しいけど、糖質を制限しているのでどれも1口だけ頂き、ミルク無し見た目はコーヒーのチャイを頂く。


フレンチでは最初の皿は淡味に、そして徐々に濃い味にしてゆき、最後のデザートで甘くまとめるというのが鉄則ですが。
今回のナーガルジュナも、最初はサラダ、ひよこ豆のカレー風味、そして鹿肉でさらにピリ辛を、メインのカレーで辛さがMAXになり、最後のデザートでまとめるという、後半に行くに従い辛さが増してゆくという王道を貫徹しており、このあたりの暗黙のルールもお見事でした。


時間を見ると入店からちょうど1時間。


この間、子供たちや業者の方が店内に来てやり取りをして、店外へ出る際には必ず「失礼しました」と言っているのが気になり、あれは教育ですか?と伺ったところ「はい、教育です」と女性店員さん。

料理の説明も決してエレガントではないけれど、一生懸命勉強して伝えようとしており、心温まる接客・真の接遇とはこういう事を言うんじゃないのだろうか?!と考えさせられるほど。

素晴らしい「時(とき)」の流れを感じ。
幸せな空間で過ごせました。


余談ですが、評価欄にある「こんな人に向いている」というシチュエーション欄にすべてチェックを入れさせて頂きました。
その理由は、日本人として、いや同じ時代に生まれた一人の人間として、もしナーガルジュナの名前を知るきっかけができたなら、一度は足を運んでほしいという願いがあるからです。

私は世界中のカレー店をめぐったわけではありませんが、これほどまでに技術が高く、食す側の気持ちと体を考えているシェフ、素材のすばらしさ、CPの高さをなどを考慮すると、全ての方へ自信をもってお勧めできるお店だと思います。


2012/12/18 二回目訪問:クリスマス限定メニューⅠ

大きな感動を得られた前回のナーガルジュナ。
人生の中で最も感動したスパイス料理なりました。

食す人の体を気遣う調理方法や味付け。
食材の持ち味を最大限に引き出す匠の技。
地味だが真心こもった接客。

そんな素敵なナーガルジュナさんが、クリスマス仕様のメニューを用意していると聞き、いてもたってもいられず、大阪からの帰京中、新幹線の車内から20時に伺いますと予約の電話。

一昨日ダバインディアで手食ミールス、明後日には六本木ニルヴァーナで忘年会。
つまり「隔日でカレー」を頂くことになるため、正直今日はどうしようかと思っていました。
また、個人的に「期間限定」とか「数量限定」という言葉にはまったく反応しないし、むしろしたくない方なのですが、ここナーガルジュナさんだけは別です。

すでに完成度の高いコースメニューが、クリスマス仕様でどういう感じに仕上がっているのか・・・・拝見したかった、といのも予約をした理由の一つです。


品川に到着し、いったん帰宅し着替えてから向かおうかと思いましたがそのまま浜松町・大門へ出て、都営大江戸線で牛込若松へ。
そしたら勘違いで、最寄駅は隣の若松河田でした・・・。
すぐにタクシーを捕まえてお店へ向かい、予約時間の20時ジャストに到着(ぎりぎりセーフ)。

前回は地震で阻まれ、今回は下車間違い。
困難が伴うほどに味わう感動も高まるのですが、たまにはスムーズに到着したい・・・。


さて、店内には私以外にご夫婦と思われる先客1組。

名前を告げるとカーテンの半個室へ通されるも、今日はその隣の明るい席へ移動させていただきました。
こちらの方が照明の光を受けやすく「写真が撮りやすいので」と告げ、了承してもらいました。

あらかじめクリスマスメニューを予約時に告げておりましたので選ぶのはカレー。

今日は以下の二種類からの選択でした。

・「軟骨スペアリブのニライカナイ」軟骨スペアリブを琉球王朝式に昆布出汁とクース(泡盛古酒)で煮たカレー
・「ラムのシャヒマサラ」仔羊の赤身肉と北海道産・玉葱、オーガニックトマトのシンプルなカレー

どちらも美味しそうで迷いましたが「ラム肉」を選択。

アチャールとお水が運ばれコース開始です。


まずは完成度の高いフルーツと葉野菜のサラダから。
前回との違いは、イチゴがリンゴに変化している事かな?!相変わらず美味しい。

続いてキノコのサブジ。
ほんのりとカレー風味のキノコが前菜としては丁度良い感じです。


そして大変美味だった「ハモン・セラーノ」スペイン・ガルシア産の生ハムのディッシュ。
今までイタリアンなどで頂く生ハム料理は、少ししょっぱすぎて残してしまう事が多かったのですが、こちらはシルバーベルという洋梨のコンポート?!を添えており、チーズの酸味とハムのしょっぱさ、そして梨の甘みが見事にブレンド。
あまりの美味しさに思わず笑いました。。。

それにしても、生ハムと洋梨がこれほど相性がいいとは想像できませんでしたし、シェフのセンスに改めて敬服です。


続いては焼きもの。

「A5・和牛オリンピック7冠の宮崎牛の内もも肉の焼き物」

お肉と一緒に添えられているのはジャガイモのサブジ、その上にはカレーリーフ。
肉が最高に美味しいのは当たり前ですが、外側3ミリ程度がややミディアムで中はレア、見事な焼き加減。
これ単品でグランメゾンのアラカルトに匹敵する完成度です。
コースのお値段が4000円ですが、たぶんこの一皿でそのお値段の感動は得られると思います。


そしていよいよメインのカレー。

私が予約時に「油少なめでお願いします」と、前回同様の玉虫色な注文をしていたため、ラム肉の脂身をかなり落として作り直してくれたようです。
食感は赤身肉だけなのでやや硬めながら、トマトベースのカレーと相性抜群。
「辛さが足りない場合にはこちらをどうぞ」と、数段辛目のソースも別途小皿に用意して頂きました(もちろん全部投入)。

ちょっと驚いたのは、2回目の訪問にも関わらず、私が前回来た時の事をよく覚えていてくださっており「ライスは前回よりもさらに減らしています」と・・・。
それでも私的にはかなり量は多かったのですが、そのような配慮を頂き残すわけにはいかないと完食。

すると、今回注文したラム肉のカレーではない方、つまり”スペアリブを琉球王朝式に昆布出汁と泡盛で煮たカレー”を「満腹かもしれませんが召し上がってみますか?」。
もちろん関心がありましたので是非お願いしますと伝えると、小皿にとろっとろの豚肉とコラーゲンが溶けだしたカレーソースが運ばれてきました。
一口食べると口の中でとろけるような味わいで、こっちにしてもよかったなと思うほど。


カレーを堪能してお皿を下げてもらう際に、「前回はデザートをかなり残されておりましたので、ババロアだけ食べて頂き、あとはテイクアウトにしましょうか?」と・・・

たった1度しか来ていない、しかもたいして印象も無い私の事をそこまで覚えて下さっているという事は、きっと全てのお客様の事を覚えているのでしょうね。
顧客名簿など付けている様子は見受けられないし、ものすごい記憶力と顧客への愛情を感じます。
料理だけでなく、こうした点にも脱帽です。

ババロアと一緒に頂いたチャイには、シナモン、カルダモン、ローリエがこれみよがしに入っており、贅沢だなぁと感じる1杯。
大げさに言うつもりはありませんが、過去一番美味しいチャイでした。

壁を見ると21日~24日まではクリスマスコースⅡというバージョンを用意しているようで、こちらはコース5000円。
内容をシェフに伺うと焼き物が1品追加されるようで、その追加される1品についての説明をしている時のシェフの嬉しそうな顔が印象的でした。


※現在は療養に専念するため長期休業になっているようす。
  「日本レストランの至宝」的お店なので、回復を祈り、その節にはまっさきに伺いたいと思います。

  • 見た目も美しく、味も絶品
  • これ単品でグランメゾンのアラカルトに匹敵する威力の宮崎牛のカバブ(2012/12/18)
  • 軟骨スペアリブのニライカナイ、軟骨スペアリブを琉球王朝式に昆布出汁とクース(泡盛古酒)で煮たカレー(2012/12/18)

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2位

一乗院 (高野山 / 料理旅館、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス -
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス -
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 ¥20,000~¥29,999

2012/11訪問 2013/07/03

何も無いという「有」を経験し、静寂の中で内観。

世界遺産に登録されている高野山。
ここでは、いくつもの寺院が宿坊客を受け入れています。

マイレビュアー「マドンナ」様のコメントを見て、どうしても行きたくなった一乗院。
お目当てはもちろん、精進料理です。


予約の電話は遡ること1ヶ月前、1人客であり、しかも初めてであることを伝え、それならばと勧められたのが「お一人様用特別懐石コース」。

そして本日11月18日、高野山へ入ったわけです。


恵比寿を出て品川で「のぞみ」に乗り換え、まずは新大阪まで。
その後は地下鉄で難波まで移動し、南海鉄道特急「こうや」で極楽橋まで一気に向かい、最後はロープウェーで高野山駅に到着という約4時間半の道程。

秋終盤とはいえ、標高がそれなりにあるので非常に寒い。
ヒートテックにタートルネックのニット、風を通さないナイロンジャケットを着込んでいるので上半身は問題なし、寒いと感じるのは脚の方、デニムのわずかな生地目から寒気が差し込むので、歩くだけで寒いのです。
レッグウォーマーももってくるべきだったかも。

しかし、見事な寺院群。

高野山には全部で52の寺院が宿坊を営んでいるらしく、料理に優れている寺もあれば、風呂に秀でた寺もあるようですが、バランスが取れているという意味では今回の一乗院がよいみたいです、と僧侶の方も言っておられました。
寺ごとに特徴があるので、これを全部制覇するのもよいかもしれない。

入宿までにはまだ時間があったので、最も有名な奥の院へ向かってみた。
もちろんバスで・・・。

気合いと体力に自信のある方は歩いて行けなくもないけれど、路線バスが出ているくらいの距離なので、覚悟したほうがよいでしょう。
道中、数々のグルメ店や民芸品店に惑わされるものの、無事到着。


しかしここは食べログなので、このあたりの話は割愛します。


一乗院はとても素朴な外観ながら、内部は旅館のよう。

私は1人客だということもあり、2Fの8畳くらいの部屋へ通される。

ここから、宿坊客への注意事項が説明された。

1、食事は18時から始まること
2、門限は21時までであること
3、風呂は16時~22時までであること
4、浴衣で院内を歩いて撮影するのも構わないが、本堂には入らないこと
5、朝の御勤めは6時からであるが、義務ではないこと
6、朝食は7時からであること
7、出宿は10時までにすること

以上が簡単な説明。

日頃、朝方生活に慣れている私としては、朝食や夕食の時間などにはまったく問題はなかったけれど、朝風呂に入れないのは厳しい。
もちろん部屋には風呂・シャワーなどない。

髪の毛が固めで寝癖がつきやすい人はどうするんだろう・・・などという疑問が頭をよぎったが、ルールなので従うしかない。
女性客はこの点は十分に気をつけるべきだと思う。

いわゆる朝シャンができないのだから。


そして18時。
いよいよ夕食の時間。

配膳はすべて僧侶の方がやってくれます。

今回お願した特別懐石コースは、それは見事な料理でした。

和歌山名産の松茸、梅、柿、山椒などがたっぷりと使われ、動物性たんぱく質を一切使っていないにも関わらず、これだけの品数と味を出せるとは・・・。
出汁ももちろん昆布のみで、魚は使っていない。

個人的には量が多すぎるかな・・・との第一印象を抱くものの、みな薄味で意外とするする食べれてしまう。

食材の中心は大豆と茸なので、カロリーもかなり低めで嬉しい。

松茸が豪快に入れられた鍋焼きうどんがあり、松茸そのものを頂く焼き物、きくらげのお刺身や筑前煮など、見た目も美しく、味も素晴らしい。
特に見事だったのは最後のデザート。
こんな美味しい焼きりんごは初めてだった。

静寂の中で自分の食べる音だけが聞こえる空間、それは普段「味と盛り付け」にだけ意識し、意識することがあまりない「食べる」という行為そのものにきちんと向き合う貴重な体験となった。


たっぷり食べた後は入浴。
もちろん男風呂しかわからないが、それなりに広めでとても清潔。
温泉宿ではないので、ただの「お湯」ではあるけれど十分満足できる。
実は食前にも1回入浴させてて頂きました。

そして21時には就寝。
久しぶりにぐっすり眠ることが出来、夢を見ることが無いまま朝を迎える、それだけぐっすり眠れた証拠なのかな。


朝の「御勤め」は、申し訳ないけれどお休みし6:50頃から食事の準備が開始される。
手際よくお布団をかたずけて頂き、朝食も2膳たっぷり供される。

朝のメインは胡麻豆腐の湯豆腐。
そう、高野山の名物はもちろん高野豆腐だけれど、胡麻豆腐も有名なのです。
やはり名物は本場で頂くのに限る、普段食べている胡麻豆腐とは全く味そのものが違う。

おそらく女性男性関係なく夕食も朝食もこの分量が提供されるのだろうから、改めて自分は「小食」なんだなと気づかされました、かなり量が多いと感じました・・・。

食後8時には宿を出て、高野山駅へ向かう。
下界に戻る時間だ。

  • 夕食の懐石
  • 松茸の醤油焼き
  • なす生姜醤油、胡麻豆腐、山椒、プチトマトとバジルソース、柿のソテー

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3位

神楽坂 石かわ (牛込神楽坂、飯田橋、神楽坂 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥30,000~¥39,999 -

2012/12訪問 2019/01/16

自分の中で和食5指に入る名店、食材や調理技術、器など全てが一流

当日電話するものの、数回ふられていたので、今回は予約で訪問。

おそらく最も空いていると思われる月曜日の17:30という時間を選んでみました。


神楽坂を上がったところにある善國寺・毘沙門天のすぐ裏にあるので迷うことなく時間通りに訪問。
案の定、店内1番客。


戸口を開けると凛とした空気を感じ、椅子やお盆の配置まで直線で見事に結ばれておりました。
石川氏のサービス精神と哲学が隅々まで行き渡っているのが伺え、世界の美食家達を受け入れる自信に満ち溢れた空気を感じる店内。


コートを預け、樹齢400年尾州檜のカウンター左から3番目に通され、まずはお飲み物のメニューを拝見。

日本酒、果実酒、さらにはワインやシャンパンまでお酒の種類は実に様々。
静かに流れるお店の空気を感じながら恵比寿ビールをお願いしました。


今回は先付けからデザートまで全12皿。
事前に量を少なめにとお願いしておりましたので、一般的な料理のコースとはやや異なるかもしれません。

旬の食材を使ったメニューは1ヶ月~半月で変更になるらしく、丁度1週間前に変更になったばかりなのだとか。
もちろん味は抜群に美味しいです。

食材も、なかなか入手ができない玄界灘のクエや、最上級の浜名湖の海苔、アンコウとアン肝の鍋などはこの季節にぴったり。


恵比寿ビールを半分ほど頂いた後、梨園がメニューあったので、これを水割りで頂きました。
梨園とは「梨を使ったリキュール」で、個人的にもよく通販で頂いておりましたが、まさかここでいただけるとは・・・。

アルコール度数12%とはとても思えないジュースのような喉越しで、もちろん美味しゅうございます(ヘロヘロになりましたが)。


料理も中盤、強肴になる頃に黒龍の熱燗をお願いしてみる。

すると外国人が来店。
英語しかできないらしいのですが、メニューは英語版もあるようで、私と同じ黒龍を注文しておりました。
粋ですな。
聞けばマンダリンやニューオータニからの紹介で美食旅行をされているご夫婦のようです。


18:30を過ぎると次から次へと来客が・・・。

私の方は〆めとなる椎茸と鴨肉の土鍋ご飯が丁度提供される頃。

こちらの土鍋ご飯は石川氏自らがよそってくれます(これはお決まりのよう)。

新潟のお米ですが、鴨の油がお米を包んでいるので食感はまるでもち米。
歯ごたえがよく、これが細かい椎茸と鴨肉に実に合う見事なご飯。

写真のような土鍋1つが1人前。
残ったご飯はおにぎりにしてお持ち帰りにしてくれます。


そして、私が最も感動したのが最後のデザート。
この時期美味しいリンゴを使った菓子で、このデザートを頂に来るだけでも価値はありかもと思えるほど美味しかった!。


店主の石川氏はとっても気さくな方。
食材の話、料理への想いなど話を聞かせてくださり、私は全国各地を食べ歩いたことや、先週伺った八丈島の料理や食材の話などで盛り上がりました。

旬を味わいに季節ごとに訪れてみたい名店です。

  • 海老と胡瓜のお皿、今回のコースの中で印象に残った1品
  • 土鍋ご飯は石川氏本人がよそってくれます
  • 椎茸と鴨肉の土鍋ご飯、まるでもち米のような食感

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4位

恵比寿 くろいわ (恵比寿、広尾 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2013/01訪問 2013/08/09

ダイエット指数:3 美しい盛り付けには意味があり、食材の力を引き出す力は見事

2013年1月17

まだ御正月のメニューが頂けるといことで慌てて訪問。
もちろんお目当ては白みその御雑煮です。

京都らしい淡味のくろいわさんにしては、この白みその雑煮はやや強めの味わい。
しかし、しょっぱすぎず、甘すぎず、丸餅に芥子が絡んで抜群の後味。

1月の旬の食材が豪華に提供された今回のコース。
縁起物の「ん」が付くお野菜、れんこん、にんじん、なんきん・・・などなどの8寸からはじまり、料理の味だけでなく遊び心も忘れていない姿勢が本当に御見事。

御雑煮は特に美味しかったのですが、コース内では赤城牛のグリルと自家製の味噌であえたステーキがありえなくらい美味しかった。
このお皿だけは群馬の食材だけで完結しており、氏の故郷への思いがひしひしと伝わります。

私も群馬県前橋生まれ「下仁田ネギ」や「赤城牛」と聞けば嬉しさ倍増です。


〆は、香箱蟹のご飯。
たっぷりの蟹身とみそ、まずは香りで楽しみ、口の中ではご飯と蟹がよくからみ、まさに冬和食飯の王道中の王道、贅沢この上ない。
こだわり抜いた漬物と一緒に頂けば、ほどよい塩加減が海の印象を彷彿とさせ、気分も高揚します。

極めつけは食後の和菓子。
御正月といえば花弁餅ですが、白みそ餡に牛蒡、そしてお餅というオーソドックスなよく目にする花弁餅だけど、非常に上品で今度は一気に気分は京都へ。

全国を巡って良質な食材と器を求めるくろいわ氏のこだわり。

行くたびにレベルが上がっている気がしますし、また季節の節目には伺いたいなぁ。


2012年11月

以前から気になっていたけれど、ご近所すぎて行く機会に恵まれなかった「くろいわ」さんへTEL。
幸い1人ならカウンターが空いているとのことだったので、開店同時にアタック。

ここのところ連日食べ過ぎているのでミニマムプライスのコースをお願いしてみる。

後でわかったのですが、コースのお値段は料理の「量」ではなく「質」に相関しているようです。
中華やフレンチなどの場合、コースの価格UPは、イコール皿数のUPという図式なんですけどね。

ゆえに量が少ないと思っていたのを完全にある意味裏切られ、出てくる料理のボリュームが多く、自分が想定していたお皿数や分量を遥かにオーバー・・・。
コース7割ほどで満腹に。
店主にその旨を伝えると、なんとご飯をおにぎりにしてくれました。。。なんといううれしい配慮。


店内を見ると、カウンター9席と奥に個室が1つ。
5台のコンロと蒸篭箱が1つ、これでテキパキ仕事をする。
動きに無駄が無く、ひと時も手を休めない。

黒岩氏は、京都祇園の丸山で修業を積んだようで、ある意味「超厳格な京料理」を知り尽くしている若手。
しかし、お店で供される料理達は斬新で、新しい要素も存分に取り入れているのがうかがえます。
常に創意工夫とお客への配慮を怠らないその姿勢は、これからがとても楽しみな逸材と思います。


それから、ここの口コミを読んでいると「淡味すぎる」とか「関東人にこの味付けは不向き」みたいなことが書いてありますが、そんなことは全くないです。
私はむしろ、もっと淡味でもいいくらい。
これだけの淡味にもかかわらず、ここまで料理全体の質を上げるためには、一体どれほどの仕込みと食材への配慮、調理技術がなければできないか、敬服に値します。
もし、もっと濃い味が好きならば、六本木龍吟や幸村などへ行かれればよいのです。

まぁ私が精進料理が和食の最高峰と感じているから、一般的な評価基準とはかなりずれているのも承知の上ですが・・・。


守りに入り、マンネリ化する日本料理店が多い中で、古き良き伝統と新しい世界への挑戦。
仕事に行き詰った人、恋愛関係がマンネリ化しつつある恋人同士など、なんらかの「打開」をしたい方々へ是非おすすめしたいお店です。

  • 京都風の白みその雑煮。味噌と餅、そしてからしが絶妙に調和する絶品のお椀(201301)
  • 8寸。食材の末尾に「ん=運」が付くお野菜で頂く縁起料理(201301)
  • 赤城牛、下仁田ネギなど薄味のくろいわさんにしては力強い味付けの赤城牛と味噌、群馬の素材を生かした肉料理。(201301)

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5位

神保町 傳 (神保町、九段下、竹橋 / 創作料理)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2013/02訪問 2013/04/07

遊び心がいかに大切かを教えてくれる「やんちゃ」な和食処 ダイエット指数:3

かねてから食べログ東京TOP10にランクするお店だったので、気にはかけておりましたが、なかなか1人で出かける勇気がわかずに、レビューを読むだけになっておりました。

しかし、読めば読むほどに、料理の味わいや、演出に惹かれ、ついに2ヶ月程前に予約し、今日念願の初デビューとなりました。

神保町は仕事の関係で出かけることに加え、和菓子で有名な「ササマ」があるので詳しいつもりでいたのですが、まさかこんな場所に?!というところに店舗があります。

看板はありません、ただ店頭に小さいシールで「傳」とあるだけ・・・。
まぁ、予約客しか来ませんから当然ですが。


開店と同時の18時に予約していたので1番乗りかと思いきや、すでに1組3名の先客在籍。

私は広いカウンターの左から3番目に通されました。

はじめて来訪する点、1人客である点などから、この位置になったと思われます。
もし一番左隅などに案内されれば、ある意味「客」である私を放置してしまうことになるし、かといって真ん中へ通されれば、「客」である私が、初めてなので緊張するのでは?!という配慮があったためでしょう。

お見事な采配です。


長谷川氏を含め、調理場は5名、お酒と配膳係が2名体制。
2Fにも客室があるので、ピーク時には大変だと思いますよこれ。


予約時に「小食で、炭水化物を控えているので、量は少なめにお願いします」という難儀な課題を出しておりましたので、コースの内容は他のお客とは若干違う要素があります。

食前酒のシャンパンが運ばれ、ちょこっと頂いてみると、大変な美味。
味はルイロデ・クリスタルに似ており、甘さの中にも力強い酸味がある美味しいアペリティフです。
聞けば生産者が数日前に来日して訪店したのだとか。


その後直ぐに傳名物の最中が登場。

フォアグラと丹波栗(おそらく銀寄)、きゅうりを挟み込んだこの季節らしい前菜で、これだけ売ってくれないかな・・・と思ってしまったほどレベルが高い1品。
秋が終われば季節の果物や味噌なども使う模様です。


この時点で食前酒を飲み過ぎて酔っぱらい状態。
ノンアルコールワインに切り替えてもらいました。


続いてはブルーチーズの茶碗蒸。
その上からイチジクのソースで蓋をして、チーズの臭みを消しているそうです。
茶碗蒸なので、かき混ぜて頂くのも作法としては間違っていませんから、下からしゃもじですくい上げ、かき混ぜて頂きました。
数粒乗せられた「アラレ」が食感のポイントになっている、これまた絶品の品です。

と、ここまで前半に糖質系が多く、血糖値が気になるぞ・・・と内心感じながらも、ノンアルコールワインから日本酒に変えてもらいました。

ブランドは手取川ですが、傳さんオリジナルの日本酒で、ここでしか頂けない貴重なものらしいです。
長谷川氏が、何度も強調し、他のお客にも強調していました。
それなりに大きな酒蔵が1店舗だけにオリジナルブレンドを提供することは極めて珍しいので、アピールしたい気持ちはよくわかります。


続いての料理は芋です。
海老芋、そしてまたしても炭水化物!
それはそれでかまいませんが。。。

しかし食べる順番からすると、ほとんど食物繊維が前半に出てこない時点でかなり評価は下がるのですが、大丈夫だろうか傳!
個人的には絶対にあり得ない食べ方ですが、ここはひとつ黙って黙々と頂きます。

私は初めての来訪だったので、そのまま海老芋が提供されましたが、他の女性客には軍手をはめてもらい「芋掘りの要領」で「ご自分で探してください」と、粋な演出はお見事!

さてこの海老芋、サトイモと間違える人が多いと思いますが、仕込みに大変な時間を費やしているようです。
詳しくはお店で食べてください(いろいろ長々説明してくれたのですが、すべて忘れました)。


芋の次はカツオのお刺身が出て、お魚と野菜のあんかけ、そしてこれまた傳名物のグリーンサラダがご登場。
本来なら、サラダから出してほしいけど、何故か後半です。

あんかけの中には銀杏が2つほど入っていますが「心が綺麗な人」には顔が見えるそうですよ・・・。

サラダのかぼちゃフリッターも、ニンジンと合わせて顔に見立てた粋なはからい。
こうした演出と気さくさがリピート客をどんどん増やしているのでしょうね。

食前酒→ノンアルコールワイン→日本酒→白ワインとお酒も意外に飲んでしまい、後半は結構酔ってきました。


いよいよお料理も終盤。

カモ肉と九条ネギの汁ものが提供されたものの、すでにお腹は95%割満腹状態。

「ご飯は少なめで結構です」とお伝えし、本当に少なめにイクラご飯を出してもらいました。
それでも、ほとんど残してしまいましたが・・・。

最後のデザートはコースのものとは例外で、蜜たっぷりの林檎を輪切りにしてもらいました。
とてもじゃないけれどこれ以上糖質は取れないし、満腹だったので。
実はリンゴも十分糖質ありますけどね(うるさい客だ)。

18時に入店し、次々に料理を提供してもらい20:00にはお会計というスムースな流れ。
最後は長谷川さんと少しだけお話させてもらい、帰路に就きました。


料理や演出などは他のレビュアーさんがかなり書いていりますので、私はこのへんにしておきたいと思います。
美味しい料理と言うのは食材だけでなく、お客とスタッフとの呼吸・調和、料理が出てくるタイミングや演出など、その全てを無意識に感じ取り「美味しい」と思うのだなぁと感じさせられるお店でした。


1人で伺いましたが、とてもアットホームな雰囲気の中、楽しいひと時を過ごせたし。
そして何よりCPが抜群です。
食前酒・ノンアルコールワイン・日本酒・ホットウーロン茶・白ワインまで頂いて合計15000円。
抜群のホスピタリティーとCPは、前半糖質過多ではあるものの高評価です!。


ダイエット指数:3

とてもお客様想いで融通が利くお店なので、食物繊維系、サラダなどから先に出して!とお願いすればきっとかなえてくれます。
また、低糖質について事前に電話で伝えておけば、芋類、穀類は控えてくれるみたいです。
お会計時にお話しした際には「次回はそのように工夫してみます」と有難い配慮も頂きました。
女性をお連れしたら間違いなく喜ばれるお店だと思います。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

フロリレージュ (外苑前、表参道、乃木坂 / フレンチ)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2013/04訪問 2015/03/27

ダイエット指数:2 王道フレンチは食後どれくらい体重が増えるのか?

3年前に訪問した際には、あまりにも酔ってしまい、コース中盤でダウン。
食事も出来ないし記憶も定かではないと言う惨憺たる状態で、お店にご迷惑をかけしました。


ほとぼり冷めて再訪したのが3年後の2014年4月。
フロアのスタッフが1名増え、客数が増えた以外は何も変わっていませんでした。


10,500円というフレンチとしては格安にも関わらず、デザートを含めて9皿ものゴージャスコース。
超高CPで、相変わらず大人気のようですね。

ただ、私はダイエット指数なる数値を考えながら食事をするので、ただ単にお皿が多ければ評価が高いというわけにもいかず、今回は自分なりに実験も兼ねてトライしてみました。


フロリレージュさんは、

1、アミューズ・グール(軽めの前菜)2品
2、オードヴル(前菜)2品
3、ポワソン(魚料理)1品
4、ヴィアンド(肉料理)2品
5、レギューム(野菜)今回は無し
6、フロマージュ(チーズ)今回は無し
7、デセール(デザート)2品
8、プティ・フール(御茶受け)

というフレンチの王道を行くスタイルで、ボリュームたっぷりのシェフお任せコースのみ。
これにガスウォーター、渋めの赤ワイン、オーガニックハーブティーを頂きました。


で、何を実験したかというと、食事後にどれだけ体重が増えているのか?という事。
料理のジャンルでフレンチは特にハイカロリーという印象が強く、毎回頂くたびに警戒はしており、今回のコースも個人的な推測ですが、全て完食したら2500kcalは下らないと思いました。

しかしこれはいくらなんでも食べ過ぎ。
だけれど実験もあるので、一応パン以外は完食。

食事前のウェイトは50.2kg、帰宅後すぐに計測したら51.3kgでした。
ドリンクの重量が結構あるので、これは以外に優秀な結果かもしれない。

ただ、重量だけでなく、問題はカロリーと糖質の課題。
カーボンのような短時間で血糖値上昇を伴う食事でなく、脂質やタンパク質は数時間後にエネルギーに取り込まれるため、夜の8時や9時などに脂っぽいものを摂取すると翌朝の血糖値が上昇するケースが考えられるというレポートを見たことがあります。

で、翌朝の血糖値を計測したら122mg/dl、通常空腹時には100mg/dl~80mg/dlが一般的なので、これは非常に高い数値。
焦りました・・・

翌日は昼食を軽めにし、ジムで運動も行い、就寝前に血糖値を再び計測したら90台まで下がっていたので問題なし。
ちなみに食後に増えた51.2kgのウェイトも翌朝には50.5kgまで減少していました(水分が大量に抜けたと思われる)。


結論から言うと、ボリュームが非常に多いフロリレージュさんのコースも翌日に調整すればまったく問題なし。
存分に楽しみましょう!という結果に。


料理は各月で変更されるので、このCPなら毎月通ってしまう方の心理もわかる気がする・・・
スタッフの説明も丁寧ですし、何よりアルコールの種類も豊富。
飲んで食べる人には最高のお店でしょう。

ちなみに、糖質制限やダイエットを考えている方の場合、デザートはチーズに変更することが可能であったり、多少のアレンジは考えてくださるようです。

いい店ですね~。

  • フロリレージュは3年ぶり。ずいぶんご無沙汰・・・
  • アミューズ・グール1品目。中央にある揚げたものだけを食べます。
  • アミューズ・グール2品目。オリーブを四角くして焼いたもの

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7位

ダバ インディア (京橋、銀座一丁目、宝町 / インド料理、インドカレー)

3回

  • 夜の点数: 3.3

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 2.7
    • | 酒・ドリンク 3.2 ]
  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 3.4
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 ¥5,000~¥5,999

2022/06訪問 2022/06/07

ダイエット指数:2 都内最強の南インド料理店

土曜日限定のダムビリヤニを頂きに訪問。
ただ、この日はいつものそれとは異なり、限定のダックビリヤニが登場。

通常のマトンビリヤニも注文し、味比べしてみた。
確かに肉の風味や食感は違う。
ただ、ビリヤニ自体の違いはあまりわからんかった。


カレーのレベルは言わずもがな激烈に高いが、前回訪問したグルガオン同様、若干全体的にサイズが小さくなってるのかな?!。

カレーも、ビリヤニも。
そして特にチーズクルチャのサイズが今までと明らかに違うような気が・・・する。


近年の原材料費の高騰は、全業界に影響している。
価格を上げるか、サイズを小さくするかの選択を迫られてしまうのはよく理解できるので、致し方なしか。


この日注文したのはマトンカレー、サグパニール、シュリンプカレーの3種類。
前菜にサラダ2種とカリフラワーのタンドール焼き。
チキンティッカ増量と、メインはビリヤニ2種、そしてワインをボトルで2本。
チーズクルチャ2枚にプレーンナン2枚、最後のデザート2種。

4人でこれだけの量。
行けなくもないだろう?!と思ったが、さすがに注文しすぎた。


それにしても本当にチーズクルチャは旨い。
なんだろうなこれ。
ダバインディアのチーズクルチャは特別だ。


ただ、残念なところは接客だ。
本当に忙しいのはよくわかるが、スタッフによっては非常にぶっきらぼうで愛想が無い。
2時間制なのはわかるが、せかされるような印象もあり、少々残念。


以前からいるマネージャーが不在というのもあるだろうが、ナンバーワンの座は些細なところから瓦解するので、細部にも是非気を配ってほしい。
久しぶりのダバインディア

数年前から広がりを見せてきた南インド料理店の草分け、予約必須の超がつく人気店だ。

久しいレビュアーさんから紹介され、この店で始めて頂いたビリヤニの衝撃は今でも記憶に新しい。
あれから何十回、、、いや100回以上は訪問しているだろうか。


メニューのすべてを網羅し、店内で頂き、テイクアウトでもお願いするほど一時はドはまりしていたが、ここ最近はご無沙汰だった。

何せ同系の南インド料理店が増えたというのもあるが、さすがに食べすぎてしまい、他のジャンルに目移りしていたということもある。


小さい頃食べたおふくろの味ではないが、時々無性に食べたくなるのがインドカレー。
そしてこの店のビリヤニなのだ。

自分の体質にぴったりのスパイス感、辛味、そして分量。心地よい接客、落ち着く青い壁面と空間に余裕を持った店内も実によい。


今日は土曜日限定のダムビリヤニ。
そしてチーズクルチャ、エビのクリームカレー、サラダにワイン。

ビリヤニは電話時にすぐに提供して頂けるようにお願いしておいたのだが、このパラパラ感と、ほのかなスパイスの風味、柔らかいマトンは、自分の中では変わらぬ不動のメニュー。


京橋界隈は再開発が猛スピードで進行しているらしいが、このお店の区画も再開発地域らしい。
はるばる函館から来た後輩にインドカレーを振る舞う

食にそれほど関心がある後輩じゃないけど、カレーが食べたいらしい。
無論彼がイメージしているのは、日本風のカレーライスだろうか?!
そこは驚きとギャップを感じてもらうために、また東京にはこれほど素晴らしい店があるのだ!とちょっぴり自慢したい気持ちもあり。
こちら、ダバインディアへお連れしました。

2人なのに注文したのは4人前程度!。
マトンビリヤニ、チーズクルチャ2枚、カブリナン、プレーンナン、サラダ、焼きもの、カレー3種、ワイン・・・
色々知ってほしいから・・・というのもあったし。
ハンドボールの強化選手なので、結構食べるいた。でもそれ以上に自分が食べた・・・。

昼にダルマサーガラでミールス食べたのに・・・。

やっぱりここは1人より2人、2人よりみんなでワイワイしながら食べたほうが楽しいし、CPもよくなりますね。
「函館にもこんなカレー屋あればいいのに・・・」と呟いていました。
んだろうんだろう!・・・無理だとおもうがな。

今回も美味しゅうございました。


ある日の土曜日、一人でマトンビリヤニを頂くために訪問

土曜日。
そう、限定のビリヤーニがご登場する日であります。

この日は風が強く気温も低い、まさに体感気温は氷点下、銀座の街を歩くも人影はまばら。
まさか今日は空いているだろうなと18時に訪問したらなんと、9割近く埋まっていた・・・。

フロアマスターに軽く会釈し、カウンターに誘導され注文を開始。

持ち帰りビリヤニ以外に、以下の4品を注文。

・土曜日限定マトンビリヤニ
・サーグパニール
・海老と魚のシャクティマサラ
・パニールと野菜のタンドーリサラダ

さすがに1人では多いかなと思ったけど、まぁ食べれるだろう。

注文後5分くらいでタンドーリが、続いて15分後くらいにビリヤニとカレーが登場です。
私が食べ始めるころには店の外まで行列が出来ていて、相変わらず大人気ですね・・・。

今日始めて頂いた「海老と魚のシャクティマサラ」ですが、これはカレーというよりはシチューに近い?!。
見た目もシチューですけどね。
辛さは無く、甘味さ感じるソースで、大きな海老が4尾、白身魚がごろごろ入った高たんぱく栄養豊富なカレーと思います。
ビリヤニにも合います。

毎回定番でお願いするサーグパニール、今日もいい味だしているわぁ。
ビリヤニにあわせてもいけるし、そのままでもいける。
カレーの王様です、私的には。

ただ、本当に食べ過ぎてしまいました・・・。
以後反省し、自分の胃袋に合う量だけ注文しようと思います。


食通の友人と新年会を開催

カレーだけにとどまらず、あらゆる美食を堪能している方々ですが、ダバインディアは初。
ホストする私も緊張します。

まずは赤のボトルワインで乾杯。
そして、メニューは全てお任せで私が取り仕切ることになり、以下を注文。

・ダバインディアのひよこ豆のサラダ
・ダバインディアのグリーンサラダ
・ラム肉のムガライカバブ
・チキンティッカプレート
・プレーンドーサ
・チェティナードチキンカレー
・ラムコリアンダーマサラ
・ムング 豆と青バナナのカレー
・プレーンナン
・バトゥーラ
・チーズクルチャ2枚
・マトンビリヤーニ
・ハイデラバードマトンビリヤーニ
・グラブジャムン
・マンゴークルフィ
・マサラチャイ

これを4人で頂いたわけですが、まぁすごい量でした。
4人中2名は女性、しかも内1名は私よりもストイックに72時間の断食明けだったと知り、なるべく胃に優しいものを選択。
ちょっと注文した内容が炭水化物に偏り過ぎたかもしれない。

ビリヤーニ2種類に加え、ナンとバトゥーラ、チーズクルチャ2枚ですからね。
これだけで6人前くらいあるでしょう。

カレーも3皿、焼きもの2皿と、テーブルにのりきらないほどでしたが、見事完食しました。
美食家のご夫婦にも満足してもらえたようで、カレーやビリヤーニなどの料理はもちろん、チャイのエアブレンドなど見るのが初めてらしく、パフォーマンスや接客にも大変ご満足されていた様子で一安心。

今日も20時少し前にはビリヤーニは売り切れたようで、予約しておいてよかったです。

お会計時にフロアーマスターの方へ新年のご挨拶をし、また今年もたくさん利用させていただいますとお伝えして21時にお店を後にしました。


12月28日、仕事納めの日に早上がりしてランチタイムで訪問

今回は店内ではなくオールテイクアウト。

ランチ帯でも遅めの時間13:30くらいになると、夜のメニューも作っていただけます。
今回はその時間を狙って13:15に訪問したんですが、相変わらずの人気ぶり。
店内のテーブル稼働率は9割前後で、1名客から団体まで幅広い。
「レギュラーメニューのテイクアウトで」とスタッフの方にお伝えし、カウンターの隅で待つこと30分・・・。
後から入店した方が左隣に座り、ドーサランチを注文、、、いや~美味しそう。

おきまりの白い紙袋にカレー2種とビリヤーニ、チーズクルチャ他がチラ見え。

本当はもっと大量注文して年末年始に「自宅deダバ」でも決め込もうかと思ったんですが、一度に持ち帰るのはこれくらいにしておいた方がいいかもです・・・
カレーの液体は思ったより重量があるし、ビリヤーニも2人前(マトンのお肉がゴロゴロ)入っているので、これ以上注文すると紙袋がやぶける危険があります(カレー運搬中に紙袋がやぶけたら目も当てられないからね)。

加えて強烈なスパイスの香りが紙袋の風下に漂うので、他者への配慮も必要。


日中の忘年会を銀座で終えてふらりと銀座の街へ

クリスマスウィークで街はLEDライトに照らされた賑やかなツリーと、笑みの絶えない恋人達。
そんなツリーと恋人達の間を縫うように今日は銀座の町を歩いています。

目的はダバインディアの土曜日夜限定ビリヤーニを食すため。

6日連続のカレー。
最近、日本米をいつ食べたっけ?と聞かれると思い出せないくらい、主食がバスマティライスになっているなぁ。


今日の主目的は上記の通り「ハイデラバーディマトンビリヤーニ」ですが「全メニュー制覇」という秘めたる野望もあります。
そのため、1人食としてはやや多めに注文しましたが、テイクアウトも可能だし、一部は最初からテイクアウト目的でお願いしました。


以下の8品、このために忘年会ではほとんど食べずにアタックしています。

グリーンサラダ=イチジクも入ったダバインディアのオーソドックスなサラダ 630円
サーグ・パニール=自家製インドチーズとほうれん草のカレー 1260円
マトンシークカバブ=ジューシーな粗挽きマトンの串焼き 840円
プーリ=全粒粉の揚げパン 360円
ハイデラバーディービリヤーニ=土曜日の夜限定で提供されるマトンを使った絶品混ぜご飯 1690円(半分テイクアウト)
ラムコルマ・マドゥライ風=ココナッツとヨーグルトを使用した白く香り高いカレー 1470円(テイクアウト)
タンドリーロティー=全粒粉の土窯焼きパン 420円(テイクアウト)
マトンビリヤニ=平日の夜でも頂けるマトンとスパイスが効いた混ぜご飯 1370円(半分テイクアウト)


完全に食いすぎました。。。(帰宅後体重1.8kg増加)
隣のテーブルに着いたお一人様女子が、驚愕の目線でこちらのテーブルに載っている料理の数々を見ていたのが印象的でしたが、さすがにビリヤーニは1人で完食するには量があったので半分残しましたけどね。

サーグパニールはどこのカレー店へ行ってもだいたい注文するのですが、こちらはオクラ?!が入っているのかやや粘り気があり、チーズの食感も素晴らしく、オススメです。
けっこう熱めのカレーなのに、なんでチーズが溶けないんだろうと疑問に思いましたが、まぁそういうチーズなんだろうなと深く考えずにモリモリ頂きました。

もう1品のカレー、ココナッツの風味とマトンのお肉が超美味な「ラムコルマ・マドゥライ風」これかなり好きになりました(テイクアウト)。
ちょっと甘めなので、辛いのが好きな方には合わないかもしれませんけど、脂分の少ない炭水化物、たとえばバター無しのナンやチャパティーにばっちり合うと思います。

考えてみたら、マトンシークカバブ+マトンビリヤーニ、ハイデラバーディマトンビリヤーニ+ラムコルマ・マドゥライ風と、羊肉だらけになってもうた!!
今週だけでどれだけ「羊」食べたんだろう。

でも美味しいんだなぁこれが。

散々食いすぎとかいいながら、きっと明日か、明後日にはまたカレーを食べちゃうのかもしれない。
でも、ここなら食べたくなりますよ。


初訪問レビュー

南印度料理に詳しいマイレビュアー様のコメントを読んでから、いつかは行ってみたいと思っていた場所です。


今回は同じく初訪問のマイレビュアー様と2人で土曜日に伺いました。

土日祭日になると極端に人が減るビジネス街「京橋」、さらにランチタイムをずらした13時過ぎにも関わらず、広い店内は8割近くテーブルは埋まっており、その盛況さがうかがえます。

静かな空気の中で頂くのはフレンチならよいかもしれませんが、インドカレーや中華などは、やや賑わい感がある方が私は好きなので、これくらいの混雑加減が丁度よく、人々の談笑する声も心地よいBGMとなって聞こえてきます。


さて、今日は料理を味わうにあたり「手食」をしてみようという試みも兼ねています。
そうなんです、こちらのミールスはバナナの葉の上にバスマティライスやカトリを配置して、手食も可能な仕様になっています。

マイレビュアー様と注文したのは「ホリデーランチノンベジミールス(バナナミールスバージョン)」


これだけの人気店だけはあり、顧客の回転も想定してのことか、注文してから5分程度で運ばれてきました。
ラッサム、サンバル、野菜・海老のポリヤル、チキンカレーとデザート、さらに中央にはバスマティライス、プーリー、パパドという、いかにも南印度のミールス。

スタッフからのアドバイスで、手食の場合、まず「カトリをバナナの葉からよけて外側に置いておき、中央のバスマティライスに具材を混ぜて頂くように」ということでした。
マイレビュアー様も私も、ほどほど予習していたので、手の使い方などはある程度理解しているつもり。
周囲を見渡しても手食しているのは私たちくらいでしたが、特にジロジロ見られることもなく、雰囲気に溶け込んでいました。

ラッサムやサンバルなども、他店と比較して1段評価UPと言っていいくらいの完成度で、さらに言うとポリヤルも絶品です。
最初、アチャールと間違えた野菜のポリヤルはバスマティライスと相性抜群で、とっても手食しやすいです。

パパドを砕いてライスに混ぜることで、バスマティライスが指から滑り落ちるのを防ぐことができ食べやすくなります。

チャパティーを油で揚げたプーリーも「右手で持ってサンバルやラッサムに付けて食べる」というアドバイスでしたが、温かい内であれば右手だけでちぎれるので、あらかじめ一口サイズに分けておくのもよいでしょう。
ただ、冷えると切りずらくなります・・・これは注意。

途中、指を舐めるのは礼儀的に失礼なので、フィンガーボールで洗うかそのまま食べ続けます。


ラッサム、サンバル、そしてバスマティライスはおかわり自由。
これは何とも嬉しい。
ほとんどビュッフェと言ってもいいくらいですね。


しかし、こちらのお店に来たらどうしても食べてみたかったメニューが「ビリヤーニ」。
ミールスがノンべジだったので、ベジタブルビリヤーニを注文したのですが、マトンビリヤーニに変更してもらいました。

土曜日限定で提供している「ハイデラバーディマトンビリヤニ」は、残念ながら昼はやっていないようで、頂いたマトンビリヤーニは通常メニュー、ですが「超級美味」でした!。
ほのかなカレー風味に、硬すぎず柔らかすぎないマトンの肉とバスマティライス、スパイスの加減が丁度よく、付け合わせのヨーグルトの酸味とピッタリ。
どうやったらこんな美味しく作れるのだろう・・・と思います。


こちらはスプーンでバナナリーフに盛り、はやり右手で手食してみましたが、マトンのお肉があるのでつかみやすく、とても食べやすいです。

さらに追加でチーズクルチャ小も追加注文。

マトンビリヤーニが非常に大盛りなので、量で言うと3~4人分くらいあったと思います。
美味しくってサンバルやラッサムをおかわりし、チャイも2杯づつ頂きました。


南インド料理という枠から飛び出し「一流レストラン」として正式に評価したい店舗です。

流れるような接客と、香りと目と舌で楽しめる各料理。

他のテーブルを見れば、みな笑顔で談笑しながら料理を囲む姿。


私が求めている素敵なレストランの姿を垣間見ることが出来ました。
店舗スタッフの方々、ご一緒して頂いたマイレビュアー様へ深く感謝したいと思います。


「現時点でのメニュー制覇歴」

・ケララフィッシュカレー ★★ ←白身魚をココナッツとスパイスで調理し、魚がとろけるほど柔らかい
・辛いチキンひき肉カレー ★★ ←赤い色をしたTHEカレー、全ての炭水化物と相性抜群
・ラムコルマ・マドゥライ風 ★★★★ ←ココナッツの甘さが絶品で、個人的にお勧め度NO1
・サーグパニール ★★★ ←私的には定番のメニュー、食物繊維と鉄分補給に最高
・チェティナードチキンカレー ★★★★ ←ピリ辛で大きなチキンがごろんと入った定番的カレー
・ラムコリアンダーマサラ ★★★ ←白いソースの中にラム肉がしっかり煮込まれており辛さ控えめ
・ムング 豆と青バナナのカレー ★★ ←ジャガイモの様な食感の青バナナをスパイスで煮込んだカレー
・海老と魚のシャクティマサラ ★★ ←巨大な海老が4尾も入った贅沢なクリーム系カレー

焼きもの系
・マトンシークカバブ ★★★ ←細長いソーセージの様な形状、ピリ辛でカレー風味、前菜に
・ラム肉のムガライカバブ ★★★★ ←柔らかいラム肉をココナッツで煮込んだと思われる絶品焼き物
・チキンティッカプレート ★★★ ←鶏肉の焼きもの、タンドリーチキンと唐揚げの中間の様な感じかな
・海老と魚のシャクティマサラ ★★★ ←チーズとカリフラワー、トマトなどを絶妙な火加減で焼き上げた逸品

炭水化物
・プレーンナン ★★★ ←一ちぎられて運ばれます、バターが塗ってあるので抑える場合には事前に
・カブリナン ★★ ← ナッツ入りのうす焼きチャパティーのような感じ。食感がいいですが、カロリーは高いです。
・ココナッツナン ★★★ ←大きなロティーサイズのナンにココナッツパウダーがたっぷりかかっています
・チーズクルチャ ★★★ ←円形のナンの中にチーズがびっしり入ったおやつ的ナン
・プーリ ★★★ ←チャパティーを油で揚げたパンで、2色セットです
・バトゥーラ ★★★★ ←プーリとほぼ同じだけれど、こちらの方が空気が含まれていて膨らんでいる状態
・マトンビリヤーニ ★★★★ ←スパイシーでやや辛いマトンの混ぜご飯、定番のご飯料理です
・ハイデラバードマトンビリヤーニ ★★★★★ ←土曜日限定の名物料理、食べればわかるこの美味さ

サラダ等
・ダバインディアのひよこ豆のサラダ ★★★ ←歯ごたえのよいひよこ豆のサラダ、たんぱく質もしっかり
・ダバインディアのグリーンサラダ ★★ ←食物繊維をまずは食べたいですよね、無論これからスタート

デザート・ドリンク
・プレーンラッシー ★★ ←カレーの辛さを中和してくれるヨーグルトドリンク
・マンゴーラッシー ★★★ ←マンゴーの甘さとヨーグルトの酸味がぴったりの人気ドリンク
・バナナラッシー ★★★ ←レギュラーメニューには掲載されていない、限定メニュー?!
・グラブジャムン ★★ ←小麦粉と牛乳を使ったインドの家庭的スウィーツ、かなり甘い
・マンゴークルフィ ★★ ←マンゴーのアイスクリーム、ナッツの食感も計算された1品
・マサラチャイ ★★★★ ←カルダモンなどのスパイスがしっかり効いている見事なチャイ、砂糖無しも行ける

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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8位

歩粉 (恵比寿、広尾 / カフェ、洋菓子)

1回

  • 夜の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.2 ]
  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.4
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2013/01訪問 2012/12/15

現時点で菓子NO1、人間味あふれる接遇は疲れた心を癒す場所 ダイエット指数:3

外からの外観は、だれも住んでいない歴20年くらいの民家風の建物。

しかし、中はオシャレで女性に絶対人気があるような演出と内装。
恵比寿駅からやや遠いながらも、店内はお昼~午後までほとんど満席に近い状態が続きます。


火曜日の13:30に伺いましたが満席で入れず、30分後に再び訪問。
かろうじて奥の席が1つ空いていました。

しかし店内はスタッフさんとお客さん含め、女性比率100%!
ここへアラフォーの男がのこのこ入っていいのだろうか・・・・かなり躊躇しました。

女性同士だから安心して話せること、見せられる事(食べるところなど)、他の方に気を使わせてしまうのではないかと思いましたが、自意識過剰だなと反省し、着席。

すると店員さん。
「先ほどは満席で失礼しました・・・」と。
はぁ、、なんていい人、素晴らしい配慮です。


注文したのはお店の看板メニュー「デザートセット」これには「フル」と「S=スモール?!」があるのですが、スモールにしてみました。

5分くらいするとまずはコーヒー登場。
「熱いので注意して下さい」このたった一言が言えないお店がなんと多いことか・・・。


その後すぐにプレートが登場しました。

どれも見た目からして美味しそう・・・。
どんな材料を使っているのかは分かりませんが、餡子も、スコーンも、ジャムもなんでこんなに美味しいの?!と思いたくなるレベルで、過去の記憶を紐解いても、菓子類ベスト3に入るんじゃないだろうか・・・。

中でも絶品がポイップクリーム。
このクリームを食べに来るだけでも価値ありと断言します。
本当に美味しいですから!。


お土産にスコーンとクッキーを頂き、レジでお支払いしようと厨房の方に回ると、なんか焼きたてのパウンドケーキが置いてあったので、「あれは頂けないんですか?」と尋ねたら、あれは今日はダメなんですと言われちゃいました。

ちなみに、スコーンもクッキーも、お持ち帰りは1人1つまで。
まったくお金儲けとか意識していないその営業スタイルと、スタッフの方の素晴らしすぎる配慮、再訪を誓いました。


女性比率が99.9%だと思いますが、男性客にもとてつもなく優しい店員さん・・・。
品よくマナーを守れれば、男性の方にもお勧めします。


ダイエット指数:3

甘いものですから、砂糖(ひょっとしたら精製していないものを使ってるかも)を使っています。
糖質摂取は避けられず、まあダイエット中のご褒美として捉えましょう。
ちなみに、お値段が比較的高い?!と思われるかもしれませんが(プレートセットSで1720円)この味と手間を考えれば決して高くはないかと。
お茶やコーヒーと一緒に、ゆったりとした午後のアフタヌーンティーには最適の空間です。

  • (説明なし)
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9位

沖縄懐石 赤坂潭亭 (赤坂、乃木坂、六本木一丁目 / 日本料理、沖縄料理、イノベーティブ)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 ¥2,000~¥2,999

2012/11訪問 2012/12/31

ダイエット指数:3 琉球料理「東道盆」を頂ける都内で貴重なお店

2012年10月 初訪

2008年~2011年前半まで沖縄の「おもろまち」という場所に住んでおり、月の半分を都内で、半分を沖縄で・・・という二重生活をしていました。

沖縄の全ての離島を巡ろうと思い、また沖縄グルメを全て満喫してやろうという思いからスタートしたのですが、まぁ、移動費用はかかるし時間もかかるで2年半強で中止しましたけど・・・。

しかし、それだけ長く沖縄にいたので、当然沖縄の味にも懐かしさを感じる時があり、暇を見つけては都内の沖縄料理店に通っていました。
しかし本日、ふらふらと都内の沖縄料理屋さんをめぐる事にも終止符が打たれました。

そう、精進料理が大好きな私にとって、琉球の精進料理とも言える琉球宮廷料理を提供するお店を見つけたからです。

それは赤坂潭亭。


過去の沖縄生活の中で、記憶に残る料理として「東道盆」というのがありました。
東道盆というのは特別な日に食べる宮廷料理「五段のお取持」で「二の膳と三の膳」の間に提供されるオードブルのようなポジションの料理。
沖縄の漆盆に載せられて供される見た目にも美しい料理ですが、レシピを忠実に再現するのが難しい点と、調理に時間がかかるので、提供しているお店はごくわずか、そのため必ず数週間前には予約が必要です。


初めて東道盆を頂いたのは沖縄日航ホテル。
頂いてみると精進料理が好きな私の口と体にぴったり!つまりかなり精進料理に近いのです。

その後、どうしてもまたあの時の味が忘れられず、提供しているお店を探していたのですが、なかなか見つからず、ほとんど記憶から忘れ、あきらめかけた頃に、ここ赤坂潭亭で提供しているという情報を聞きつけ、まずはランチで味と技術の様子見をしてみました。

頂いたランチは「特製2段日替わり膳」。
実は都内にある沖縄料理屋など、たいしたことはないだろうと、甘く見ていましたがここは別格。
一口食べた瞬間、すべての誤解と思いこみに謝罪をしました。

素晴らしい調理技術と食材選定、そして盛りつけ。
まさに琉球宮廷料理を提供するにふさわしい卓越した技術を持っていると判断、ここならあの時食べた東道盆を、いやそれ以上のものを頂けるかもしれないと思い、後日予約をしました。

沖縄の首里城近くにも「潭亭」というお店があり、ここはその姉妹店かと思っていたのですが、全然関連は無いそうで、これはちょっと誤解しますね。
その沖縄・首里にある「潭亭」でも同様の金額で東道盆を提供しているのですが、味の違いはどの程度かかなり楽しみです。


精進料理が好きな方、沖縄料理の宮廷料理が食べてみたい方には絶対お勧めです。
過去に行ったすべての沖縄料理店が格下に見えてしまうほど、レベルが高いと断言できます。


そして、お会計を済ませお店を出てからミッドタウン経由で恵比寿に戻ろうと赤坂とは逆の方向へ歩き出す。
お店から出て最初の信号待ちをしていて、何気なくお店のほうを振り向くと、、、なんと店頭で頭を下げて私を御見送り・・・いや、、、恐縮です。
一般のランチ客にもそこまで・・・恐れ入りましたというか、素晴らしすぎて感動すら覚えました。


2012年11月 訪問


前回の訪問から半月、待ち遠しい東道盆を頂ける日をようやく迎えました。
思えば沖縄のホテルで最初に東道盆を頂いてから五年、都内であの味が頂けるとは夢にも思わず、期待値は高まるばかり。

今日はランチを「黒猫夜」で、午後のティータイムはサン・キャトル・ヴァンでタルトを頂くという贅沢な一日で、最後の締めにふさわしい琉球懐石。

お店に時間ぴたりに到着し部屋へ通されると、テーブルに置いてある本日のメニューの中にしっかりと、期待の「東道盆」の文字が。
アルコールは避け、温かいお茶を頂きながら18時に懐石スタート。

まずは海老真丈から。

そろりそろりと頂いていると、続いて2皿目に本命の東道盆がご登場。
調理人の方が説明をしながら小皿に取り分けてくれます。

普段は頂かない田芋や花イカ、豆腐ようなど、どれも上品で美味。
特に「泡盛の味がしみ込んだ豆腐よう」と、ランチでも頂ける「揚げた田芋」は絶品!。


お造りは島の魚を二種類の醤油で頂くのが特徴。
非常に個人的な事ですが、この日に限って口内炎になってしまい(栄養偏ってたからかも)こちらの醤油はパス。

その後、脂身がとろけるほど柔らかいラフテー、ほどよい甘みが特徴の石垣牛田楽、数え切れないほどの具材を使ったフーチバージューシーなど、沖縄・琉球の歴史と伝統を凝縮した贅沢な料理が続きました。


デザートは3種あり、自家製ちんすこう、黒糖蜜をかけた杏子寄せ、アテモヤの林檎ゼリー掛け。
どれも繊細な細工でお見事なのですが、お料理全体が甘口なので、デザートは残念ながら大半を残してしまいました。

今回の東道盆は一人で頂いたわけですが、できれば複数名で囲めば楽しくなるだろうなと感じました。
個室で頂くため、一人客はよけいに孤独感がただよいます(というか、この店に一人で来る人はいるんだろうか・・・)


さて、ここまではお料理のお話。
どれもこれも、貴重な食材と調理法で、味に関してはまったくもって問題なし。
ただ、唯一残念なのは、CPです。

今回の東道盆コースは15750円、しかし最後のお会計は20000円弱。
この跳ね上がりは、ソフトドリンク1つと、サービス料、そしてどこにも書かれていませんが「御部屋代」というのが¥2000発生します。

今後改善してほしいとすれば、やはりもう少しお安くしてほしいという点でしょうか。
個室なので「1部屋1組しか回転出来ない事」「赤坂という地代」が発生するのはよくわかりますが、1人20000円で食事するなら、他のお店も選択肢として候補に挙がってしまいます。

個人的には週に1度は通いたい素晴らしいお店、上記の点以外では味付けをもう少し薄味にして欲しい事くらいでしょうか、精進料理系など薄味に慣れているため、こちらのラフテーや石垣牛の田楽は少ししょぱすぎてしまう。

ただ、いづれにしても名店であることには間違いないでしょう。

所訪時のダイエット指数では「6」と書かせて頂きましたが修正です。
夜のコースは油と砂糖がたっぷりで、ちょっとダイエッターにはきついメニューが並びました。
炭水化物として目立つのはフーチバージューシーと田芋くらいなのですが、味付けが濃く、特にラフテーや石垣牛の田楽に添えられている味噌には、かなりの砂糖が使われていると思われます。

よって修正したダイエット指数は「3」です。


  • 赤坂潭亭の東道盆、琉球懐石を堪能
  • フーチバージューシー
  • 石垣牛の田楽、栗おろし掛け

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