Hiroshi_kunさんが投稿した久恵風穴の里 ごもくめし(広島/世羅町)の口コミ詳細

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久恵風穴の里 ごもくめし備後三川/郷土料理、食堂

1

  • 昼の点数:4.5

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 3.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2010/09 訪問

  • 昼の点数:4.5

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気5.0
    • | CP3.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

大妻女子大学創立者の生家で味わう「懐かしい料理」と「ゆるやかな時間」!

《少々文章が長くなります。m(_ _)m》

ここのお店は、大妻女子大学創立者の大妻コタカさんの生家を使って、おいしい料理を出しているお店『ごもくめし』です。
『ごもくめし』といっても、五目飯を出している訳ではありません。
店名の「ごもくめし」の由来は、創立者の大妻コタカさんの自叙伝「ごもくめし」より名付けたそうです。
ここでは地元で採れた旬の野菜や山菜などを使った懐かしいお料理を出してくれます。

場所は、少々わかりづらい所にあります。
国道432号を世羅側から進むと、途中に三川ダムの標識があるので、三川ダムの標識に従って進んでください。
途中の枝道には、見落としそうな小さなお店の案内「→ごもくめし」が出ています。
その店案内とダム標識に従って行くと神農湖(三川ダム)のほとりに出ます。
(途中は舗装された狭い道で心細くなりますが、標識と店案内だけは見逃さないようにして注意して走ってください。)
湖のほとりに沿って道なりに走ると、「ごもくめし」の幟がでているお店があります。
広い駐車場があるので、駐車スペースの心配はいりません。

駐車場からお店へ向かうと、まず目に入るのが立派な庭園です。
その向こうに見える古民家です。この古民家が大妻女子大学創立者の大妻コタカさんの生家です。
(築300年の建物なんですが、昭和34年に三川ダムを造る時に現在の場所に移設したそうです。)

立派な庭園を見ながらお店に入ります。(入り口の暖簾がいい感じを出している!)
私の前に入るお客さんが、「予約していた○○です」というような事を言っていたので、心配になり聞きました。
「予約はしていないのですが、お昼を頂く事ができますか?」
しばらく待ったあと、大丈夫との知らされたのでお店に上がりました。
(店内のどのテーブルも予約の名前が書かれていました。)

驚きです!お店の中からの景色がすばらしい!
古民家のもつ懐かしい雰囲気と、外の庭園が見事に融合しています。
お店の奥には、大妻家の家訓『恥を知れ』と書かれています。この言葉は大妻女子大学の校訓にもなっているそうです。
『恥を知れ』という言葉は決して他の人を罵るために使われるのではなく、「自らを顧みて、自身の至らない所を恥じなさい」ということだと、卓に置かれたパンフレットに書いてありました。(ん〜、奥が深い言葉です。)
その他に、大妻コタカさんの写真や歴史、昔の三川ダムに沈んだ村の写真などいろいろ飾ってありました。

景色を眺めているとお店のご主人が来られました。
「遠いところまでようこそおいで下さいました。ここは料理を食べるだけでなく、ゆったりとした時間をお過ごし頂きたいと思っております。今日のこのお席は、あなた様の席ですので、食べ終わっても16:00までごゆっくりして頂いて結構です。」
このお店の心使いに心底惚れました。こんな事を言って頂けるお店なんて今まで知りませんでした。
ゆっくりと時間を過ごす場所を望んでいる私にとって、この上ない言葉となりました。

お料理は、『ごもくめし御膳 (コーヒー、デザート付き)』(¥2,000)をお願いしました。
このとき、お茶と先だしを頂きました。これは、ズッキーニのバター炒めとツベリヒユの和え物です。

お料理は、予約の有無に関わらず、お客さんが来てから作り始めます。
ですから、かなりの時間を待つ事になります。
私は、ちょうどiPODにダウンロードしていた本を読んだり、カメラを持って庭園の写真を撮ったり、のんびりした時間を過ごさせて頂きました。(携帯はアンテナ1本でした。時々、圏外になる。)

しばらく(45分くらい?)待つとお料理が出来上がりました。
旬の野菜や山菜で造られた懐かしのお料理とその色鮮やかさに驚きました。
一品一品がおいしそうです!

・山芋のむかごのごはん
 むかごのご飯って初体験でしたが、豆ご飯とも違う感じで健康的で美味しかったです。

・そばの自然薯がけ
 つゆと自然薯の粘りが蕎麦に絡んでツルッと喉を通る感じが良かった!

・冬瓜のあんかけ
 サクッとした冬瓜の味とあんかけの味が絡んで絶妙でした。

・ねぶとの甘煮
 ねぶとという小魚の甘煮にオクラの粘りが混ざって食感は魚のマリネという感じ。とても美味しかった!

・アスパラに鴨肉とチーズを巻いてナッツをつけたもの
 それぞれの材料が違う方向の味だなと思っていたのですが、食べてみると驚きのハーモニーで美味しかったです。

・サツマイモを練って葉っぱの形にしたもの
 柔らかい甘さでホクホクと食べる食感がよかったです。

・かぼちゃとナスとピーマンのお料理
 新鮮なんでしょうか?妙にナスが美味しかったです。

・冷や汁
 暑い時にはこれですね。ほどよい味付けで美味しかったです。

・茶碗蒸し
 オーソドックスな味でした。入っていた鶏肉としめじが美味しかったです。

などです。(料理の説明を聞き逃して何かわからない料理も他に数点あり。)

最後のデザートは、尾道のイチジクが手に入ったという事で、イチジクのワイン煮のコンフォートでした。
これがイチジクか!と驚くほどあま〜く料理されていて美味しかったです。

最高の時間と、美味しいお料理の両方を頂きました。
ありがとうございます!

(注意)
・今回は幸運にもお店に入れましたが、基本は予約が必要です。
・このお店は、ゆったりとした時間を過ごすために行くと思ってください。料理だけ食べてすぐ帰るような感じではありません。
 なんせ、料理を注文して、デザート食べ終わるまで1時間半以上かかりましたから、せっかちな人は向かないと思います。
 ですが、その間、ゆったりとした時間を過ごせるのは、確実です! 
 (小説とか持って行くといいかもしれませんね(^^) )

  • ごもくめし御膳

  • お店の外観です。(大妻コタカ先生の生家)

  • 先だし(ズッキーニのバター炒めとツベリヒユの和え物)

  • アスパラに鴨肉とチーズを巻いてナッツをつけた料理(アップ)

  • 前菜たち(アップ)

  • 冬瓜のあんかけ(アップ)

  • そばの自然薯がけ(アップ)

  • かぼちゃとナスとピーマンのお料理(アップ&ピンぼけ)

  • コーヒーとデザート

  • イチジクのワイン煮のコンフォート

  • 外観です。(古民家の趣きがあります)

  • 入り口の風情のある暖簾

  • 暖簾をくぐったところ

  • お店に上がります。

  • 店内より庭園を望む

  • 入り口側を望む

  • 大妻家の家訓「恥を知れ」

  • お庭にもありました「恥を知れ」

  • 石の亀も水浴びです。

  • お店の人が手書きで竹炭に書いた箸置き(お土産にくれます。)

  • 珍しい白色の露草が咲いていました

  • この生家は昭和34年にダム工事のため現在地に移転したそうです。

  • お店は、この幟が目印です。

2010/09/07 更新

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