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1回
昼の点数:4.5
2011/06 訪問
昼の点数:4.5
究極の個人商店&セルフうどん、シンプルイズベスト!
2011/06/18 更新
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他県民の私たちにとっては、恐らく今回の目的が
なければ一生行くことはないだろうと思われる三豊市。
その目的が“須崎のうどん”
実はここに来る前に坂出の“蒲生うどん”に行ったのですが、
土曜日ということもあり、午前8:50頃に「完売」のプラカードが
立てられ、お店に入れることもなく追い返されました。
その後、一路三豊市に向かいました。
善通寺からオールウェイズな景色になり、
途中いくつかの古墳や峠を越えて午前9:30頃に到着しました。
ナビがないと恐らく永遠に到着できなかったかもしれません。
案内板はないし、店名表記もなし。駐車場も一応空いている所に・・・
行列をなしている人たちがいるので、そこが目的の店だとわかりました。
車のナンバーを見るとオール他府県民。恐るべし須崎!
並んでいる間に注文を取りに来ます。
この間に商店側からうどんの鉢を持った人が続々と出てきました。
(この時点ではその意味がまだよくわかっていませんでした。)
メニューはいたってシンプル。
「小か大か」「ぬくいか冷たいか」だけです。
注文がたった4パターンしかないのに、注文をとったお兄さんは
誰が何を頼んだのか覚えているのだろうか?と思わせるほど
とても速いテンポで注文をとっていきます。
すると程なく、さっきの注文をとったお兄さんが、
冷たいうどんをいくつも抱えて出てきて
「冷たいうどんを注文された方!」とコールしながら
配給制度のごとく注文者に配っていきました。
ここで私はぬくいうどん、連れは冷たいうどんを注文していましたので
完全に2人はこの段階で切り離されてしまいました。
自分が注文したうどんがようやく手元にくると、奥のテーブルに
置いてあるネギとショウガと希望により生卵を入れていきます。
自分に出されたうどんは熱々で汁もほとんどなかったので、
もうこれは釜玉にするしかないと思い、迷わず生卵とネギを入れました。
すべて準備ができ、前の客の流れに従うと、そのまま隣の商店の中を
通って、外に出て食べることになりました。つまり食べるためのテーブルや
イスは一切なし。どうりで行列がある割に客が次々と流れていくはずです。
麺は太めでもちもち感があり、コシがものすごく強く食べ応え
(のど越し十分)がありました。とくにぬくいうどんもコシが強かった
ので驚きでした。
“釜玉(大)はヒット~!!!”と叫ぶしかありませんでした。
もちろん冷たいうどんも素材の麺がいいので、おいしかったです。
食べ終えた鉢をまた商店の中を通り、厨房に返しにいきました。
このときに自己申告(鉢の大きさでごまかしようがないのですが)
で精算します。
そのとき、ときに注文役、またあるときはうどん運び、そして会計役
の1人3役のお兄さんが「卵は2つですか?」と聞いてきました。
実は卵はぬくいうどんに入れただけで1つだけだったのですが、
冷たいうどんを食べ終えた鉢に釜玉を少し分けて、2人で
“1粒で2度おいしい”ことをしていたので、お兄さんは両方の
うどんに卵を入れたのであろうと、するどく判断したのでしょう。
正直に「(卵は)1つです。」と答えると、それを信じてくれました。
結局、冷小と温大&卵1つで合計380円でした。
この街に来てこの店に入ってから、出て行くまでの間は
まるで昭和30年代にタイムスリップをした感じになりました。