M・N・ドラッカーさんが投稿した天麩羅屋 メーザエスタシオン(大阪/東梅田)の口コミ詳細

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閉店天麩羅屋 メーザエスタシオン大阪梅田(阪急)、梅田、大阪/天ぷら、日本料理、野菜料理

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  • 夜の点数:5.0

    • ¥8,000~¥9,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP -
      • |酒・ドリンク -
1回目

2007/07 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP-
    • | 酒・ドリンク-
    ¥8,000~¥9,999
    / 1人

旬の香りを包み込む天ぷら料理の奥深さを再認識しました。

こんなに野菜の香りと味を楽しむことができた天ぷらをいただいたのは初めてだと思います。
店は梅田駅から程近い茶屋町にあるNUビルです。
店名からして天ぷら屋らしからぬ店であり、更にその違和感は店の入口を見て確信となりました。
従来の天ぷら屋とは一線を画している店であると感じました。
ただし、料理をいただき始めてそれが誤解であったと感じたのも事実でした。
平日ということもあり決してお客さんが多いわけではありませでしたが、その分料理をゆっくりと堪能することができたことは幸いでした。
注文は基本的なコースをお願いしました。
天ぷらのネタと料理は以下の通りです。

■穴子のしんじょのバルサミコ酢■
穴子の香りを感じられるしんじょです。
バルサミコ酢との相性も良く、美味しくいただけました。
これからスタートする天ぷらが楽しみのなりました。

■天ぷら■
□海老3尾
□百合芽
□ベビーコーン
生のベビーコーンです。
青々しい味わいのベビーコーンであり、缶詰で知っている味とは全く異なっています。
京都にある圓堂でもとうもろこしをいただけますが、それに近い味わいです。
特別に契約栽培をお願いしている農家から仕入れているとのことです。

□鱧の梅肉和え
□万願寺唐辛子
大きな唐辛子です。
色が赤くなるほど甘味が出るらしいです。
大きいからといって決して大味ではなく、味の青さ加減が口の中に広がった時、滋味あふれる感じを実感します。

□山伏茸
変わった茸です。
傘の部分がふんわりとしていて、それでいて独特の香りのある茸です。
Web上では多糖類の一種であるβ‐D‐グルカンが豊富に含まれ、健康食品として最近話題を集めている茸であることが書かれています。

□うりずん(四角豆)
沖縄で良く食べられている豆で、さやそのものを食べるようです。
一口で食べてしまうと中の豆がわかりませんよ、と言われたので慎重に食したところ、豆らしき食感と味わいを確認できました。
夏の味覚としてさわやかな味だと思います。

□菰竹

■サーモンと京菜のサラダ■
口休めとしてサラダが用意されています。
サーモンと京菜の目にも涼しげなサラダです。

■賀茂茄子とトロ湯葉と雲丹のあんかけ■
賀茂茄子の喉越しと甘さを堪能しました。
更にトロ湯葉とその上には雲丹が添えられており、暑い夏の折にこれ以上はない涼を感じられる一品であると思いました。

■再び、天ぷら■
□稚鮎
□茗荷
何気なく揚げられた茗荷の天ぷらではありますが、鮮烈な香りに驚きを隠せませんでした。
独特な香りが持ち味の茗荷ですが、より芳香な茗荷ということでこの天ぷらをいただけただけで満足です。

□海老の紫蘇巻き
□金時
絶妙の揚げ具合です。
さつま芋の天ぷらは火加減が難しいと聞いていますが、中はほっくりと、外はカリッと香ばしく、これほどまでに甘さを感じさせてくれた天ぷらはありません。
話を伺うとそういう味わいになるように揚げているのだとか。
素材の良さはあると思いますが、その素材の良さを100%以上引き出す天ぷらという調理法と揚げ技術に感動しました。

□京都半兵衛の粟生麩
□蓮根
輪切りではなく、あえて縦に切ることで蓮根本来の甘みと食感を引き出しています。
一口食すと強い糸が伸びると同時に、口の中に甘さが広がります。
管の中に粉が入ることによる火加減が難しいと思いますが、粉っぽさもなく美味しい天ぷらです。

■土鍋焚きご飯「十五穀米」■
佐賀県の篤農家の武富さんの十五穀米を土鍋で炊いたご飯です。
Web上で調べましたが、武富さんとはイタリアのスローフード審査員特別賞をアジアで初めて受賞した武富勝彦氏のことで、自然農法で栽培した古代米の十五穀米を生産されています。
もちもちとした食感は一粒一粒が甘く感じられ、天ぷらをいただいた時に感じたうれしさを損なうことなく、料理の〆を迎えることができました。

■カシスと洋梨のシャーベット■

全体を通して食材・素材の持つ美味さを天ぷらという形で見事に表現していると感じました。
その一方で、天ぷらという調理法は素材のうま味のみならず、香りまでしっかりと包み込んで口の中に入れた瞬間に再現する素晴らしい調理法であることを再認識することができました。
本店は神戸にあるということですので、ぜひ神戸にも伺いたいと強く思いました。


2007/07/17 更新

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