はちもぐさんが投稿した室町 美はま(東京/三越前)の口コミ詳細

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室町 美はま三越前、新日本橋、日本橋/日本料理、居酒屋、海鮮

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.7
1回目

2018/12 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

【三越前】旬の食材を活かした一期一会の絶品に出会えます「室町 美はま」

日本橋の歴史が宿る路地裏に、ひっそりと佇むのは
全国から届く厳選食材に福井県美浜町の海の幸を加えた創作懐石の「室町 美はま」

目にも舌にも美味しい、旬の食材を活かした一期一会の絶品に出会えます。

最初に断っておきますが、こちらの姥島料理長の豊かな発想と
確かな技のひとつひとつがど真ん中!

ついでに言うなれば、日本酒の好みまでもがストライク過ぎて
いつもより少々評価は甘めかもしれません。そしてかなり長文です(笑)

上質でありながらも温かみのある空間であったり
所作までもパフォーマンスにしてしまうつけ台と同じ目線のカウンターも素晴らしい!

さて、この日は全国から厳選した素材にひと手間もふた手間も加えた会席料理
全13品 8,000円(税別)に日本酒のペアリングをお願いしてみましたよ。

こちらのコースは1ドリンクがサービスになっています。
ソフトドリンクやワインも選べましたが、折角なので白穂乃香(小)を。

限られた店にしか卸さないという白穂乃香は
開栓からたったの2日しか飲むことのできない無濾過の濁りビール。

きめ細かな泡と華やかで上品な香りが特徴のプレミアムな1杯です。

先付は百合根豆腐でした。
百合根を丁寧に裏ごしし、葛で練り上げたというそれは驚くほどなめらか。

豆腐というより葛羹といった歯触りが楽しい逸品です。
蟹とラディッシュにキャビアをあしらって。

合せるのは別誂 雅山流 大吟醸 冬の原酒。
雪の結晶をあしらったボトルが可愛らしいフレッシュで華やかな1本。

泉橋限定だというお猪口と。

続いて八寸。
小さな木箱のなかで季節の移ろいが繊細に表現されていました。

ぜひ出汁ごといただきたいキノコのお浸しは
鰹の酒盗と黄身で作ったオランディーヌ風ソースをのせて。

鮟肝の西京漬けは苦手な方にこそ食べてみて欲しい逸品。
スモーク鰤は生の黒胡椒が良いアクセントになっていました。

そしてしっかりと辛味のある酢蓮は音までもが美味しい。
石川は加賀のものだそう。

出汁で炊いた紅葉麩、そして栗の渋皮煮。
芋けんぴもカリッと仕上がっていて本当に美味しいです。

目の前のサイフォンで漉しているのはもちろん珈琲ではなく「醤油」
次に来る刺身のために、その場で搾り立ての生醤油を作るというこだわりようです。

残ったもろみはそのまま食べる醤油として出して下さいました。
日本酒が永遠に飲み続けられそうです。

ということで続いての1本は秋田の山本亀の尾仕込み。
稲の背丈が150cmと栽培の難易度は日本一高いとされる貴重な米で作られているそう。

刺身ひと品目は良く脂ののった房州産の黒むつ。
人参とキュウリかな?風味というより食感を楽しむお薬味で。

大分のかぼす胡椒といただいても美味しいです。

刺身ふた品目は山口県の鰆を焼霜にしたもの。
こちらは5日ほど寝かせてあるということでねっとりとした甘みも楽しめました。

サクサクした歯触りが小気味いい蓮芋と生七味と。
また、ひと品毎に醤油を差し替えて下さる気遣いに感動です。

刺身み品目は生牡蠣でした。
北海道は厚岸のまるえもん、との事。

みぞれ酢に仕立てた辛味大根といくらを添えて。
濃厚でクリーミーな牡蠣と辛味のバランスといったら!至福の味わいです。

凌ぎはせいこ蟹飯蒸し。
福井の越前蟹の外子と内子、もち米を蒸したもの。

この国に生まれてよかった!と改めて気付かされる絶品!
こちらも期間限定、季節のごちそう。

こちらに合せるのは紀土 純米吟醸 しぼりたて。
フレッシュでいてなめらか。やわらかな旨味が心地よい1本です。

蒸さずに骨切することでしっかりとした歯ごたえが楽しい太穴子の照り焼き。
独特の臭みもなく甘すぎないたれも絶妙。

丸十(さつまいも)のレモン煮と。
食材によって甘味の強弱が計算されていて感動しますよ。

鱈の白子のお浸しは生ではなく出汁で炊かれているため
とろりと口の中で溶けてなくなる儚さ。

ふんわり後追いでやってくるお出汁の香りも堪りません。
温かそうに見えますが冷製です。針生姜がまた良いアクセントに。

河豚の唐揚は酢橘を搾って。
葛ソーメンとしし唐の素揚げと。

冩樂 純米吟醸は東条山田錦と吉川山田錦を飲み比べさせていただきました。

まったく同じスペックで作っても
場所が違うとここまで味変わるものかと驚きます。

くじらのたたきは自家製ぽん酢で。

煮物は黒龍吟醸豚と聖護院蕪、京菊菜に炊いたん。
お野菜の火入れ加減がとにかく素晴らしい!

そして魚の出汁、肉の出汁、野菜の出汁。

お料理によってすべて変えているとの事ですが
その透明度から丁寧な仕事ぶりとこだわりが垣間見れますね。

こちらのお出汁はすべて飲み干したくなるほど優しく、そして滋味深いのです。

そしてこのタイミングでの酢の物も嬉しい。
トマトを煮出して作ったというジュレの下には締め鯖が潜んでいました。

光物とトマトは相性がいいのだそう。
脂ののった青森の鯖にさっぱりとしたトマトジュレ。

穏やかな酸味とディルの香りが爽やかです。

そして〆にはコラーゲンたっぷりすっぽんラーメンを。
叉焼は合鴨だったかな。

デザートは鹿児島の銘菓「かるかん」だそう。
卵白と山芋を蒸した薯蕷饅頭のようなお菓子です。

固めに炊いた十勝の小豆も美味しい。
炒った黒豆茶にもほっこり、至福のひと時を過ごしました。

姥島料理長の軽快なトーク、そして
なんといっても酒飲みにぴったりなポーションが最高です。

コースメニューは月ごとに変わるそうなのでいつ来ても楽しめそうですね。
ちゃんと上等なのに肩肘張らないカジュアルさも魅力の1軒。

師走に来て今年イチの良店に出会えました。
また来ます!


2018/12/04 更新

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