【あべの・天王寺】とんかつを極める!【サクっ・ジュワっ】
西洋料理を原型としつつ、今や日本料理のひとつとされる「とんかつ」。あべの・天王寺周辺で、とんかつのおいしいお店を集めてみました。和風のものから西洋料理の面影を留めるものまで、さまざまな姿のとんかつを味わってみませんか?
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このまとめ記事は食べログレビュアーによる830件の口コミを参考にまとめました。
ロースやヒレの厚みのある豚肉を、小麦粉・溶き卵・パン粉をまとわせて食用油で揚げた料理が「とんかつ」。文明開化の明治の日本では、徐々に西洋料理が普及していく中で、東京銀座のフランス料理店「煉瓦亭」が牛肉で作られていた「カツレツ」を、牛肉ではなく豚肉とする料理を考案し「ポークカツレツ」と名付けたのが「とんかつ」の原型とされています。
当初は薄切りの豚肉を使用し、デミグラスソースを掛けて温野菜を添えナイフとフォークで食べるものでした。昭和初期に、デミグラスソースの代わりにウスターソースを、温野菜の代わりに生の千切りキャベツを添えて皿盛りの御飯と一緒に提供するようになりました。これが「とんかつ」の嚆矢です。最初から切り分けて提供し、箸で食べることにより、「とんかつ」は日本料理となりました。
あべの・天王寺周辺で、とんかつのおいしいお店を集めてみました。和風のものから西洋料理の面影を留めるものまで、さまざまな姿のとんかつを味わってみませんか?
出典: kurodaさん
「あべのキューズモール」4階のレストラン街のいちばん南側の一角にある、ここ阿倍野を本拠地にしているとんかつチェーンのお店です。
店内はモダンでシックな意匠で、とんかつ店らしからぬ落ちついた雰囲気です。テーブル席のみの全部で60席、全席禁煙です。店内の真中はビュッフェになっていて、生野菜と2種のカレーが並んでいます。
ランチタイム限定の「ロースとんかつランチ」(1,000円)。ロースカツはランチタイムのお得なセットなのでさすがに小ぶり。その代わりエビフライが真ん中にプラスされています。エビフライも大きくはないが、あるだけで豪華な気分になります。
とんかつはカットされた断面が丁度いい具合のピンク色。衣はサクッと、お肉は柔らかく 、豚肉の持つ繊細な味わいが口に広がります。脂分はそこそこあるが、サラダでさっぱりできるので、胃に重くない。
とんかつソースはトマトがベースでフルーティーです。さすが、関西で人気を保っているとんかつ店です。
ビュッフェのサラダはキャベツ、レタス、大根、ブロッコリー。ビュッフェのカレーは「野菜ブイヨン」と「海老」の2種。野菜ブイヨンは、野菜のナチュラルな甘みが感じられる上質なカレーです。さすが、系列店に「サンマルコ」を持つKYKならではの味。
63人
911人
06-6649-8808
出典: kurodaさん
JR大阪環状線・寺田町駅から国道25号線を西に少し歩いたところ、寺田町交差点の手前にある人気とんかつ店です。
店内はカウンターだけで15席ぐらい、奥に細長い鰻の寝床のような造りです。席数が少ないため、行列ができることも多くあります。
ロースミックス定食(1,450円)はやや小ぶりのロースカツに、エビフライ・カニコロッケ・イカフライの中から2品のチョイスです。ロースカツはパン粉の立つサクサク感ある仕上がりで、豚肉の味わいはしっかり主張するも決して脂っこく無い。肉の味が濃いなぁ…
エビの身はプリプリしていて、カニのほうはクリーミー。タルタルは軽めの仕上がりです。
これにソースを浸すのだが、普通のとんかつソースのほかに、ビネガーと大根おろしのソースがあって、これが実にさっぱりしていて旨いのです。
添えられているキャベツの千切りにも独自のさっぱりしたドレッシングが掛けられていて、なんだかワシワシとキャベツを食べてしまいます。
553人
31503人
06-6779-0565
出典: kurodaさん
大阪メトロ・昭和町駅の3番出口を出て松虫通を東方向。桃ヶ池公園の手前にあるとんかつ店です。
昔ながらのトとんかつ店といった風情が漂う店内は、L字型に厨房を囲うカウンター席が7席程と、4人掛けのテーブルが3卓の20席程度。厨房の大将とホールの奥さんのお二人で切り盛りされてる、家族経営のお店のようです。
サービスランチのとんかつ定食(800円)は、とんかつの平皿に、キャベツ、トマト、ポテトサラダ、もやしカレービネガー風味が添えられています。とんかつはもちろん通し揚げ。細かい目のパン粉による薄めの衣はサクサクしていて軽めの風合い。
ロースの脂身がジューシーで柔らか、かつコクもある。脂分はそこそこあるが、脂のまろやかな甘みがあります。
とんかつには、たっぷりのデミグラスソースが掛っています。ちょっと甘めで軽めの風合い。ウスター系ではないデミグラスのとんかつは洋食店でよくあるタイプ。こういうのは好みですね。軽い衣のとんかつにはこんな軽いデミグラスがよく合います。
付け合わせの野菜も昭和の洋食…ってな感じでいいですね。赤だしは具だくさんで、なんと豚肉の薄切りが入っています。赤だしのほんのり苦い風味は脂分をさっぱり洗い流すかのようでベストマッチング。
78人
3609人
06-6623-6399
出典: kurodaさん
地下鉄御堂筋線・昭和町駅、または谷町線・文の里駅のすぐ近く。文の里商店街とあびこ筋の間の路地あるとんかつ店です。
お店は、厨房を囲うL字型のカウンター席とともに、奥に少しばかりのテーブル席があり、全16席。まさしく街場の食堂といった雰囲気です。
トンカツのお皿にはたっぷりのキャベツが盛られています。
カットされた一切れをつまみ上げてかじると、サクッとした衣に包まれたロース肉はジュワっとジューシー。ライトなトンカツソースとの相性も良好です。
肉質が柔らかいのはガンガンぶっ叩いているのと、包丁で丁寧にスジ切りしていたからに相違ない。
実によく喋り、いささか世話焼きな、典型的な大阪のおばちゃんの魔法にかかると、トンカツもほっこり心安らぐ味わいに変化するように思えます。
18人
317人
06-6624-6234
出典: kurodaさん
あべのハルカス近鉄本店のレストラン街・12階にある、関西ではお馴染みのトンカツ店です。
KYKの中でも「粋花」という冠詞を付けている店は、チェーンの中でもちょっと高級な店舗。中央にある大カウンター席と、その周りのテーブル席合わせて65席の規模です。
「美ら島あぐー豚」(2,592円→2,052円)には食前酒とサラダ、茶碗蒸し、お味噌汁、デザートなどが付いていて、全体を通してちょっとしたコース仕立になっています。
あぐー豚のロースカツの断面はうっすらピンク色の絶妙の揚げ上がりです。油っぽさを全然感じさせない実に軽い衣は、サクッとした口当たり。そしてお肉はからジュワッと脂が広がるが、この脂が実に甘く感じます。
あぐー豚の特徴として脂身は多めだが、その脂がさっぱりしています。肉質は適度に柔らかく、豚肉の持つ繊細な味わいが口に広がります。特製トンカツソースとの相性も良好です。
47人
586人
06-6625-2357
出典: kurodaさん
JR大阪環状線・寺田町駅から西方向、地下鉄谷町線・四天王寺前夕陽丘駅から東方向。それぞれ10分ほど歩いたところ、四天王寺の南大門近くにあるトンカツと串カツの店です。
店内はテーブル席が並ぶとともに、4席のカウンター席のある全22席。まだ新しいだけあってクリーンです。
「定番国産ロースかつランチ」(900円)は、トレイの上にカツのお皿、とんかつソースと塩の小皿、ご飯、赤出汁、お漬物が並んでいます。
カツのお皿には金網に乗せられたロースカツとともに、キャベツが盛られています。ロースカツは割と淡い色に揚げ上がっています。
カツは細目のパン粉で包まれた肉厚のもの。肉の味がしっかり封じ込まれていて、ジューシーに揚がっています。肉の質はまずまずで適度な噛み応えがあります。
とんかつは塩だとあっさりした風味で、ソースでは濃厚な風味が楽しめます。ソースに小袋の辛子を混ぜ込んで、これをたっぷりつけていただくのがワタシの好みです。
22人
677人
050-5590-5076
出典: kurodaさん
近鉄・大阪阿部野橋駅の直上、各線・天王寺駅に隣接。あべのハルカス近鉄本店のレストラン街・13階にあるお店です。
和モダンの落ち着いた雰囲気の店内は、テーブル席ばかりの全56席。エントランスの辺りには格子で仕切られた半個室も設えられています。
「金華豚ロースかつ」(120g2,480円)は、長方形の平皿にとんかつが乗り、千切りキャベツ、塩が添えられています。均等にカットされたロースカツの断面はローズピンクで絶妙の揚げ具合です。
一口かじるとサクッと噛み切れるとともに、金華豚の脂がジュワっと溢れてきました。肉質は柔らかく、脂の甘さが際立ちます。脂分が多いはずだが重さを感じません。
オリジナルソースと擂ったゴマとミックスし、とんかつに掛けていただくと、香ばしいゴマの風味とソースのコクが合わさっていい感じになります。
7人
139人
06-6625-2727
出典: kurodaさん
近鉄南大阪線・大阪阿部野橋駅に直結、各線・天王寺駅の直近。あべのハルカス近鉄本店のデパ地下、「あべの市場食堂」にあるテイクアウトに併設のイートインのお店です。
客席は壁に面したカウンター席と1卓だけのテーブルからなる10席程度です。
「熟成三元麦豚上ロースかつ御膳」(990円)は、お皿の上に熱々のロースカツと、キャベツが山盛り。これにご飯、お漬物、お味噌汁。そして擂粉木を添えられた擂鉢にはゴマがたっぷり入れられています。
スパッとシャープにカットされたロースカツは意外に分厚い。断面は淡いベージュ色でしっかり火が通っているようです。
一口かじると実に軽やかにサクッと音を立てて噛み切れる。柔らかい肉質に軽い衣の食感が合わさって、実に美味い。そして意外にも身が大きいな。
新宿さぼてんのオリジナルソースがカウンター上に棚に置かれていて、これを擂ったゴマとミックスし、とんかつに掛けていただくと、香ばしいゴマの風味とソースのコクが合わさっていい感じ。
ソースはやや辛口。肉質が甘いのでこういった辛口の方がマッチしてると思います。辛子を加えてもいいですね。
14人
121人
06-6654-6067
出典: kurodaさん
地下鉄谷町線・文の里駅からあびこ筋を北方向に3分ほどのところ。阿倍野区役所の真向かいにあるとんかつのお店です。
まだ新しいだけあって明るくクリーンな店内は、窓に面したカウンター席が3席と、2人掛けのテーブルが2卓の全7席。
「特製かつとじ」(1,800円税別)は、トレイの上にとろろ、ご飯、お汁、そして主役のかつとじの器が並んでいます。
卵で閉じられた大振りのカツが横たわり、天に刻んだミツバが散らされています。カツはロースかつで、断面を見てみるとかつて食べたことのないほどの厚さ。中心までしっかり火が入っています。
カツはだしを吸ってしんなりしています。噛み締めるとロース肉特有の脂の甘さが広がります。揚げ油は大阪産の綿実油とのこと。油臭さは一切ありません。
そしてそのつゆは甘めで濃いめの仕上がりだが、鰹出汁の旨味がかなり効いています。また、卵のとじ加減は堅めです。とろろを掛けていただくと優しい味わいに変化します。
お汁は赤だしで、ダイコン、こんにゃく、揚げさんなど具沢山。ほっこりいただけます。なにせ肉厚のカツだったので、最後はお腹がはちきれそうになりました。
28人
1338人
06-6623-6620
※本記事は、2024/02/09に更新されています。内容、金額、メニュー等が現在と異なる場合がありますので、訪問の際は必ず事前に電話等でご確認ください。