レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2016/09訪問 2020/07/20
席を予約しておいた。
靴を脱いで上がる席、ほとんどが小上がりみたい。
ひとまず飲み物を注文する。
品書きを一通りながめて、ミニコースをお願いすることにした。
お通しが用意される。
なぜか、卓上用の炭火が用意された。
小さな七輪、そしてホタテが用意される。
なんと、ホタテを炙って食べられる。これがお通し。
軽く炙るくらいでいいみたい。
何しろ、お刺身でも食べられるものを用意しているという。
ミニコースは、魚料理を選べる。焼きか、煮るか。複数注文していたので、それぞれをお願いした。
お刺身は六種類の盛り合わせ。
ほうぼう、たもり、ひらめ、シマアジ、本マグロ、ボタンエビ。
氷柱に盛り込まれ、見た目にも綺麗。
厚く切ったほうぼう、淡泊ながらも旨味が上昇してくるよう。
たもり、食感が面白い。初めて聞く魚の名前だなと思った。
ひらめ、包丁の入れ方がいい。噛むほどに旨味が上がって来るみたい。
シマアジの脂のノリが抜群であり、本マグロがとろける。これは、もう少し寝かせると絶品になると思うけど、関西ではこうした瑞々しいマグロがよく出てくると思う。
ボタンエビは、身が大きく、食べた後の殻は、好みで焼きか、天ぷらにしてくれる。
エビミソを残しておくのがミソ。火を入れたミソは甘味が増す。
焼き魚、煮魚は、ひとつづつでてくる。四人前を注文していたから、四種類の煮魚、焼魚が並ぶ。
うおざの煮魚、やがらの煮魚、太刀魚の塩焼き、れんこ鯛の塩焼き。
調理方法と魚の違いを楽しむ四種類。
鯛のふわふわの身、太刀魚の青背にも似た風味。うおざは、たっぷり目に食べるのがいい、皮目のプリプリ感がいいな。
やがらを初めて食べた。コラーゲンの塊みたいね。
鯛ごはん、ぬか漬け、お味噌汁。
ごはんは、それぞれにお茶碗で用意されるから手間がない。
3位
1回
2016/05訪問 2020/08/01
なんばCITYが新しくなっていて、いろいろとお店が増えていた。同僚を誘って、寄ってみようと思ったものの満席、しかも満席になったばかり。
雨が降っていたし、みんな駅直結の店がいいよね。
さて、どうしたものか。
同僚が何か思いついたみたい。雨が降りしきる裏なんばに出ていく。
階段を下って、たどり着いたのが山桜。
鮨屋、内装、雰囲気を見て分かる。高級店だと。。。
カウンターに着席、おしぼりをもらって雨をぬぐう。
お品書きとして手書きのネタを書いた杉板かな、が出てきた。
選ぶのもいいんだけど、握りをおまかせでお願いした。
最初はあじ。
酢で締めてあり、身の色が濃い。
半身を小さ目に切り付けて、何枚かを握る。
あじの青魚のクセは全くなく、ほどよい脂の旨み、青魚のうまいところ。ほんのり余韻の香りがあじであることを認識させてくれる。
続いては剣先いか。こちらは細く短冊状に切り付ける。
いかの甘み。細く切りつけてあり、それによる食感の変化が面白い。
かんきつのさっぱりとした酸味を追加されていて、香りとともに、いかを引き立てていた。
白エビの昆布締め。
それぞれのエビは小さく、繊細な味わいなんだけど、握りとして寄せると、その旨みが分かる。
ノドグロを炙ってくれた。
炙ったことで、身がとろけるような具合になる。脂の旨みと、焼き目が付けられた部分の香ばしさ。
大将は、しゃりを用意しておいて、そこにネタを合わせていた。
珍しい握り方だな、なんて思った。
赤酢のシャリと白いシャリを使い分ける。甘い仕事をしたネタには、白いシャリを合わせるとのこと。
トリガイ、赤貝と続く。
身のプリプリ感は言うまでもない。
車エビ、サヨリ。
エビはちょうどよい大きさ、しっかりとした身はさっくりぷっくらといった食感で楽しめる。
サヨリも、なかなかのネタの大きさ。
同僚に付き合い、日本酒とともに握りを食べていた。
それもあってか、シャリ小さ目だったのかもしれない。
なにしろ、ネタの味わいが、ぐっとくる。
中トロが登場。ピンクの色がきれい。
続いてはタコ。
やや食感を残した仕上げのタコは、噛みこむことで、タコの旨みを反芻する。
煮はまと蒸しあわび。
ちょうどサミットをやっている伊勢産のあわび。サミットに思いを寄せてということだった。
柔らかいのよね、あわび。
穴子とのり巻きで終了。
穴子は、サラマンダーで炙ってから握りになる。
じゅわっと沸き立つ脂の具合、湯気をひとしきり眺めて、ぱくりとやった。ほどけるような身の具合がいいな。
飛び込みで入って、これだけの握りが食べられたのにはびっくり。
大将は、ネタの選択に苦心したみたい。
食べ終わった後にネタを見せてもらったけれど、確かにほとんど残りが無い。貝が目立ったものの、どれも方向性が違い、楽しめた。
夏の魚が揃う頃に、また来よう。
4位
1回
2016/03訪問 2020/09/01
予約をして、高田馬場に集合して、徒歩10分ほどで辿り着いた。
先客二組かな。
この日は仙台牛A4のしゃぶしゃぶ食べ放題+飲み放題をお願いする。
鍋の出汁を選び、準備完了。
ビュッフェ台にある味噌煮込みが、はんぱないおいしさ。肉の脂が、かなりのコクが追加されている。
野菜も多種多様、ブラックキャベツとか、初めて見た。
豆腐、餃子などが運ばれてきて、鍋も用意された。
餃子がもちもち、肉の旨味と野菜の旨味のバランスがいいな。
鳥つくね、鶏肉、豚肉が用意される。
鍋がクツクツやってきたから、肉を投入する。
つくね、鶏肉、豚肉、かなりのクオリティ。豚肉は平牧三元豚と東京エックス。鶏肉の産地は失念。
仙台牛、見事なさし。
赤身と脂身のバランスがよく、しゃぶしゃぶして、ポン酢で楽しむ。たまらない。
かなり満足した。
5位
1回
2016/09訪問 2016/09/29
友人との語らい、予約をしておいた。
前菜の盛り合わせ、ほとんどの人が注文するという人気メニュー。
それもそのはず、豪華な盛り合わせ。
生ハム三種類
白レバーのペースト、イチジクのジャム添え
リエット
キャロットラペ
ピクルス
メインと前菜三品くらいがちょうどいいボリュームらしい、その他の前菜を見たものの、ほとんどが盛り合わせに含まれている。
そんな中、オススメにあったごぼうを使ったタルトをお願いした。
香りのよい白レバー、イチジクのジャムが絶品
リエットは肉感があり、パンに合わせてもたっぷりと食べられる。
メインにお願いしたのはリブステーキ、大盛りフレンチフライに圧巻。
とろんとしたミディアムレアの仕上がり、焼き目の香ばしさ。
直輸入の赤ワイン、ドイツのビンテージが自慢の店なんだけど、選んだワインはフランス産。
適度な渋みがあり、ステーキとの相性は言うまでもない。
デザートはアイスワインをもらった。
かなり満足した。
6位
1回
2016/09訪問 2016/09/15
お昼時、店前に行列ができているのを見かけた。まだ、オープン前だったから、開店待ちだったのだろうと思う。
うどんを食べて帰ってきたら、行列は無くなっていたし、いくらか空席も見えた。
日替わりなのかな、品書きに大きく書かれたマトンと豚肉のカレーをお願いする。
日替わりソースは、キウイとミントらしい。
トッピングは、温玉なんかをお願いしてみた。
テーブルに置いてあるのは飲み物のメニュー、カレーのメニューは注文が終わったら引き上げてしまう。
古民家。
通りに面した側は、一面ガラス戸だから、商家だったのだろうなと想像する。
そのうちカレーがやってきた。
いろいろとカラフルなカレー、ジャスミンライスでお願いしていた。
まずは一口カレーを食べてみる。
ほんのり苦味、発散するような香りが鼻を抜ける。これはうまい。
ピクルスも含め、全部をかき混ぜる。温玉もいれて、崩して混ぜて食べる。
全ての味がある。
それが代わる代わる感じられたり、どれかの味が突出したり、口に運ぶたびに、新たな味わいの発見がある。
すごいね、このカレー。
ヨーグルトでクールダウンした。
7位
1回
2016/05訪問 2016/05/15
23時閉店、あと1時間。
そう思って入り口あけたら、あら満席。
しばらく時間をおいて、また来よう。
閉店時間まで20分程度、一杯だけでも飲んでいこう。
そう思って、扉を開くと、一人分だけ滑り込める感じ。
おかしいな、入るときに、二人とすれ違ったのだけど。。。
女将さんから、23時で閉店です。承知しました。
にごり酒をお願いする。お新香と田楽、ふき味噌だった。
柔らかな口当たりの甘いにごり酒、ふき味噌のふきの香りが溶け込んでいく。
ここに身を置く幸せを感じる。
にごり酒をお代わりする。冷ややっこを食べておきたい。
隣のサラリーマン二人組は、へべれけになっていた。まだ、二杯だったみたいだから、一件目でたらふく飲んだのだろうな。
やはり、冷ややっこうまい。
大豆の濃い味わいと薬味はみょうがか、濃い香り、これもにごりに合うな。
8位
1回
2016/05訪問 2016/05/15
ふらりと寄ってみる。
営業終了時間まで、あと30分くらい。
先客一組、まだ大丈夫か?と確認してから店に入る。
店頭にあった1800円のセットが気になった。
仙台牛の3種盛り合わせ、おつまみきゅうり or キムチ、ビールがついている。
七輪が用意され、ビールで喉をうるおす。
そうして、焼き肉が用意された。
カルビ、肩サンカク、ブリスケ。
脂の甘みがたまらない。ブリスケのほどけるような食感、旨味のある赤身。
冷蔵庫の肉からスネを発見した。聞けば、スネを焼肉で食べられるらしい。
ただ、厚さ、隠し包丁などに注意しないと噛みきれない、そこは包丁の技でカバーする。
とても旨味のある肉、スネ肉を煮込んだら、深い味わいがでてくる。それを焼くわけだから、すべてが凝縮された味になる。
そんな様子を見ていた店長は、テールも焼肉であるという。
びっくり。
もちろん、注文してみる。
まさにテール、しっかりと歯ごたえのある肉質、骨の周りの肉にしゃぶりつく。
スネとは違った味わい、やはりテールスープで煮込むからこそだと思う。
おつまみきゅうりは、きゅうりを叩いたものとみょうがを和えたもの、これたまらんね。
何しろ、一切れから注文できる立ち食い焼肉、しかも、すべて仙台牛ときたもんだ。
9位
1回
2016/01訪問 2020/09/07
ふぐを食べに出かける。
店頭の水槽には、寝ているふぐもある。
さて、ふぐのコースというものはなく、好きなように、好きな分量だけ注文する。
何はさておき、ひれ酒をもらう。ひれが、たっぷりと入っている。
お通しは、貝の煮物。貝の旨味と醤油の旨味。
最上とらふぐ刺しを注文、二人前。たっぷり食べたいからね。
しっかりとした歯ごたえと、じんわりと混みあがってくる旨味。ポン酢が、ちょうどふぐに寄り添う。
焼き蛤を注文する。熱々である。
ぷるんとした貝、味濃いめ、酒が進む。
ふぐちりは、一人前の注文。骨、皮、身。豆腐、白菜と春菊がたっぷり。
それに白子焼を堪能する。
とろーりとした中身とねっちりとした周囲、焼き目の香ばしさもある。
イカ好きの姉妹に、イカバター焼き。
土鍋で熱々。しっかりとした食感、歯切れはよいため、その食感が心地いい。旨味もあるし、それにバターの風味が相乗効果を与えていた。
鍋を平らげ、ラーメンを食べ、雑炊に進む。ふぐの旨味を味わい尽くした。
10位
1回
2016/07訪問 2020/07/29
朝から営業していることを知り、うどんを食べようと出かけてみた。
ちょうど開店の時間、朝食メニューというのはないのかな。
レギュラーメニューから竹玉天うどんを注文する。
少し時間がかかる。出勤前だけど、随分早めに来たから問題なし。
綺麗なうどん。真っ白であり、その白さがために、つゆが黒く見える。
第一印象は、伊勢うどんのおつゆと思った。
ちくわの天ぷらが二本、その間にゆで卵の天ぷらがある。
大根おろし、かつお節、すだち、これらのトッピングがきれいだな。
しっかりとしたコシ、すっと歯が入るようで、ぷつんと切れるうどん。
心地よい弾力。
このうどんはたまらない、天ぷらはふつうなんだけど、うどんが素晴らしかった。
ランチで訪問、きりたんぽ鍋を食べようと思っていた。
カウンター席に落ち着いて、女将さんから説明を受ける。
残念ながら、特選のきりたんぽ鍋は、本日は無いようだ。
秋田の名産、じゅんさい、とんぶりなども気になったモノの、そんなに食べられない。
そんな中で、ハタハタすしをオススメしてくれた。なんでも、じゅんさいととんぶりは、東京でも食べられるだろうから。
確かにその通りだ。
北鹿を冷やでもらい、お通しの鶏肉の炙ったモノのポン酢あえをつまむ。
秋田杉の器で出されたお酒、これは熱燗にしておくべきだった。。。
ハタハタすしは、ハタハタを米に付け込んだものなのだろうね。北陸の小鯛寿司にも雰囲気が似ている。
しっかりとした食感ながら、ほどなくして消えていく。旨みの塊のよう。
鍋が仕上がった。
大きなきりたんぽが三つに割られて入っている。
スープの滋味深いこと。
一番搾り、秋田づくりを追加する。
せり、ねぎ、ごぼう。
比内地鶏、きりたんぽ。
この鍋のおつゆが、また格別。鶏の旨みを引き出すくらいの塩加減、おつゆをたっぷり取り皿にとり、おつゆといっしょにきりたんぽを食べる。
そんな食べ方がいいらしい。
固まっているわけでもなく、ほぐれるわけでもない、きりたんぽの寄せ具合が、また技を感じる。
小一時間ほど、楽しい時間だった。