レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
1位
1回
2012/12訪問 2012/12/30
中華料理のエッセンスを加えた、独創性あふれる、ここにしかないフレンチ。納得させられる最高の昼餐。
友人に誘われ、モトイさんへランチに行ってまいりました。
お昼から、メニューはおまかせコース7350円のみ。
サービス料も別と聞き、最初は戸惑いました。
それだけの満足を得られるだろうかと…。
と、結構、心配しながら伺ったのですが、
食事の終わりごろには、もうメロメロ( 〃▽〃)
期待以上の満足を得られ、自分史上最高点をつけてしまいました。
間違いなく今年最高のレストランです~。
元呉服屋さんだったという、瀟洒なお屋敷に入ると、
ウエディングも軽々出来そうな広々とした店内は、席もゆとりを持ってとられており、
別世界に来たようです。
まず、スターターとして、カシューナッツのキャラメルがけをいただきました。
こ、これはおいしい!
まだお料理始まってないのにポリポリ止まらず、
お腹がふくれては困るので、あとから食べようと泣く泣く手を止める始末です。
クリエイション、創造と名づけられたコースは、
○ドンク産うずらのムース 菊芋のチップス シャンピニョン・ド・パリのエスプーマ
○フォアグラと小さなパンケーキ・ヨーグルトとメープルシロップ添え
○すっぽん2種類の料理
○お魚とお野菜のソテー(お魚の種類は失念)
○豚肩ロース肉のグリル
デザートは3品
○麹のグラスと干飯
○さわし柿のプリン
○ブルダルーとのコンパレゾン
あと、プティフール(ミニャルディ-ズ)とハーブティーです。
ひとつひとつの解説は避けますが、とにかくどれもおいしい。
中華料理店で十年修行されたというシェフらしく、あちこちに中華のエッセンスを加えながら、
あくまでフレンチという、独創的なお料理の数々です。
特に印象に残ったのは、豚肩ロースのグリル。
グリルの最後に、炭で焼いて仕上げたというお肉は、
炭の香り素晴らしく、火入れの具合は、完璧です。
今でも、舌に味の記憶が残っているほど。
素晴らしい。
フレンチは、たいてい前菜がおいしく、メインはいまひとつ印象に残らないというのが、
私の今までの、他のフレンチのお店に対する印象でしたが、
そんな浅はかな感想を覆す完璧さです。
サービスがもう少し洗練されていったら、名だたる名店になりそうな予感です。
お財布はさびしくなりましたが、おなかも心も満足の極みです。
できたら、夜に伺いたいなあ。
最高の昼餉を、ごちそうさまでした。
2位
1回
2012/11訪問 2012/12/28
(2012年11月再訪)
一度目のランチがよかったので、再び、ランチタイムに訪れました。
ちょっと前の訪問なので、詳しいメニュー内容、失念してしまいましたが、
今回は写真を撮ってきたので、それをUPです~。
紅葉観光シーズンでしたが、当日予約で行けました!
今回も3500円コースで、満足♪
なんだかサービスはさらによくなっていました。
なのでサービスは☆UP!
総合店もちびっとUPです♪
有名店ながら、腰の低い態度、実った稲穂は頭を垂れるとは本当ですね。
ごちそうさまでした。
次回は、夜にきてみたいです♪
(初訪問;2012年7月)
言わずと知れた有名店。
いちど伺いたいと思いながら未訪でしたが、やっとランチに伺うことができました。
シンプルで都会的な内装にゆったりとした空間。
おしゃれな店内はすでに予約客でいっぱい。
やっぱり人気店ですね。
いただいたのは、3500円のランチ。
コース内容は、
○丹波枝豆の冷製スープ・あおりいかの炙りと共に。
○かんぱちのカルパッチョ・ヤマイモとオクラのサラダ仕立て
○樋口農園のトマトと蛸のラグー・スパゲッティー二
○大阪泉州水茄子のオリーブオイルとチーズの和え物
○丹波鶏もも肉のオーブン焼・とうもろこしのソース・
ヤングコーンとヤングコーンのひげ添え
○デザートは選択制
(燻製したミルクのジェラートとドミノスタイルのガトーショコラをいただきました)
○ホットレモンティー
以上です。
どのお皿も標準以上のおいしさ。
見た目も美しく、素材や調理法にもひと工夫あって、
シェフが意欲的に創造的なメニューに取り組んでおられる気がしました。
ただ、お料理によっては、アイデアが先に立ちすぎるものもありました。
たとえば、スープには、あぶったひと口大のあおりいかが加えられているのですが、
枝豆のスープと調和していない。
スープとイカのあぶりがばらばらの印象で、それぞれはおいしいのですが、
あわせることで、かえって、お互いを生かしていない結果となり、
こちらは残念なひと皿でした。
しかし、意欲は買います。
他のお料理はほぼよかったと思います。
水茄子が固い、ヤングコーンのひげ根が食べづらいなど、
細かな点で気になるところはあるのですが、
それを差し引いても魅力的な料理の数々でした。
素材の選び方も面白い。
私はこういうお店は好きです。
ちんまりとまとまることなく、
安全な定番メニューを出しておけばいい、という保守的な志向もない、
失敗を恐れず、
攻めの料理を提供してくれるお店ですね。
人によって好き嫌いが分かれるお店だと思いますので、
最初の訪問では、いちばんお安い3500円のコースから始めてみられるのがよいように思います。
内容的にも充分でした。
ガス入りミネラルウォーター(800円)も頼んで、しめて4300円でしたが、CPはまずまずです。
月ごとにメニューが変わるようですが、また違うメニューをいただいてみたいです。
いいお店でした。
ごちそうさまです。
3位
1回
2011/12訪問 2012/01/15
すでにかなり以前から、宿泊、お昼食、料理教室、イベントと、
つねづね利用させていただいています。
なので、お店の方ともすっかり顔なじみになってしまいました。
いまさら、おほめするのも、なんだかお店の回し者のようで(笑)、かえって気がひけるほど…。
しかし、いつ伺っても、まったくレベルを落とされない
(老舗料亭が代替わりした途端、味も品性も落とすことがままあることを、よくご存知かと思います)、
本物の京料理のお店だと思います。
近頃、勢力をのしてきたカウンター割烹も好きで、よく行く私ですが、
こちらに伺い、椀をいただくと、いつも、
「ああ、これこそ本当の澄ましである」
と毎度、感心させられます。
だしのきちんとしたこと、CPのまともさ、しつらいの美しさ、贅の尽くされ方、心ゆくサービス、
そのすべてに、新興のお店を寄せ付けない、老舗の良心を感じさせられます。
先日は、クリスマスのクラシックコンサートと昼食(会員価格13、500円)というイベントに、
参加させていただきました。
河上恭一郎氏作のガラスの小さな二段のお重に、
上段は、だしまきや車えび、蒸しあわび、穴子の鳴門巻き、ちしゃとうのみそ漬け、利休和えなど、
十品のお料理が少しづつ詰められています。
下段は、クリスマスカラーを意識された、漬けの鮪を青菜で巻いたひと口サイズの巻き寿司が。
あまりのかわいらしさ、彩りの鮮やかさに思わず嘆声が…。
フルーツも添えられています。
焼き物は、かますを杉板に包んで焼いた西京焼。
椀物は、蟹味噌豆腐(香り高き絶品です!)のお澄まし。
クリスマスリースを模った和菓子でしめられます。
師走の休日、命の洗濯をさせていただいたような贅沢な時間でした。
4位
1回
2012/09訪問 2012/12/31
お買物帰りのランチにも、ちゃんとしたディナーにも。いろんな使い方で、レベル高いイタリアンを。
2012年夏から秋jにかけて、昼夜何度も通ったお店です。
今頃、レビューUP…。
年末駆け込み投稿というものですね(笑)
こちらはきちんとしたコースでいただくと、
かなりおいしいお食事を出してこられるイタリアンなのですが、
私の周りの友人たちの間では、すこぶる評判低く、
正当な評価を与えられていない気がします。
大丸すぐそばという立地上、お昼は3000円以上のちゃんとしたコースのほか、
パスタにデザートだけで1800円くらいする、
奥様が買い物帰りにちょろっと食べて帰るセットも出しておられるため、
それだけ食べて、「あっ、たいしたことない割に、お高い」などと、
判断されてしまっているためだと思います。
もったいないです。
また、そういう場所柄、きちんとイタリアンを食べにきた、というお客さまだけではないため、
雰囲気も、真剣にイタリアンを食べる人と、さっとお昼をすましにきた人が混同し、
カオス状態となっていて、それも損をしている感じ…。
お味はおいしいので、安いセットをやめて、高級イタリアン路線でしぼりこんだら、
もっと高い評価を得られるような気がします。
さて、お昼はそんなですが、夜はそういうセットがなくなり、
きちんとイタリアンを楽しむお客さんだけになるので、
お店のカオス状態もおさまり、満足のいくお食事ができます。
こちらは、美山の野菜をふんだんに使った、鮮魚のカルパッチョ仕立てのサラダが名物。
基本的に、健康志向のメニュー構成で、ハーブティーの種類も多く、
健康オタク気味の私には、うれしい構成です。
最近、ごぶさたですが、私的にはかなりお気に入りのお店。
マイ・ベストレストランに投稿するため、あわててレビューUPしました。
5位
1回
2016/01訪問 2016/01/29
(2016年1月再訪)
すっかり京都の人気トップに君臨するケーキ屋さんになられた、
パティスリーエスさん。
こちらのムラングシャンティの大ファンで、
一時は足しげく親子でイートインに通ったものでした。
しかし、最近は娘も私もすっかりケーキに食指が伸びなくなってしまい、
さらにアクセスの不便さもあって、
とんと足が遠退いております。
そんな折、おもたせで、こちらのケーキをいただきました。
なので、ひさびさにレビューアップ(゜∇^d)!!
いただきものなので、名称はわからないのですが、
ひとつはベリー系のムース、プリン、
あとはパイ生地のケーキです。
全部味見したのですが(笑)、
ムースは洋酒がかなり利いていて、
下戸の私にはちょっと無理でした(>_<)
パイ生地のケーキはかなり濃厚なナッツの香りのクリーム。
このふたつは、好みが別れるケーキのような気がしますね。
プリンは中ではいちばん好みに合い、
美味しかったです
なめらかな舌触りとしっとりとした生クリーム。
これぞパティスリーエスさんという感じ。
上等なプリンという印象ですね。
以前から思っていたのですが、
こちらはどのケーキを選ぶかで、
明暗が別れる感じがします。
どのケーキも無難に万人向けするようには作られておらず、
かなり個性的に、こちらに勝負を挑んでくる味わいですね。
好みのものに当たれば大当たり、
外れれば全然無理というような。
ということで、少し点数を見直すことにしました。
私も大人になったということでしょうか(笑)
ごちそうさまでした♪
次はやっぱりムラングシャンティが食べたいな(笑)
(2012年2月初訪)
食べログ京都上位のケーキ屋さん、パティスリーSさんに、休日にひとりで参りました。
テイクアウト、イートイン、共にひっきりなしのお客様。
ドゥース(500円)という、キャラメルムースにキャラメルクッキーがちりばめられたケーキを注文し、
アールグレイの紅茶を頼んで、席につきました。
実は私は、ムースが苦手。
でも、このケーキはなぜかひきつけられるものがあったので、ためしに頼んでみました。
ひとくちいただいた途端、「こ、これは~」と、心の中で感嘆!
キャラメルの濃厚で深い香りが口中に広がります。
クッキーのさくさく感と、ムースの天使の羽のようなやわらかさがあいまって、
素晴らしいのひとことです。
ムース嫌いの私をここまで納得させるとは…。
やっぱり本当においしいものとは偉大です。
サービスとかCPとか、ぜんぜん問題外。
ただただケーキのお味だけで勝負しているお店だと思います。
そうそうに再訪して、違うケーキもいただいてまいりたいです!
6位
1回
2012/04訪問 2012/04/03
雰囲気良し、居心地良し、CP良し、お味良し。ひさびさに見つけた、通ってしまいそうな予感の、小さなフレンチ♪
(2012年4月再訪問)
やはり通ってしまいそうな予感。
またまたひとりで伺い、同じ2100円のコースをいただいて来ました。
ちょうど、天神さんの梅苑が昨日まででしたので、
やっとお客さんの波も落ち着いて、なんとか入れました。
今回は、お食事に徹して楽しみたかったので、写真は無しです(すみません!)。
コース内容は、
前菜…マスのムース
スープ…えんどう豆のポタージュ
メイン…鶏もも肉のロティ・ローズマリーのソース
デザート…オレンジのプディング
飲み物…ハーブティー(ローズヒップ)
あと、パンです。
今回もおいしくいただきました。
最近、健康のため、お酒を断っており、今回もペリエを頼んだのですが、
マスのムースの塩気が効いており、いかにもワインにあいそうだったので、
グラスの白ワインを追加。やっぱりあう、あう~♪
スープ、メインともきっちりこしらえてあり、
シェフとサービス担当の奥様(?)の人柄が、今回も料理に出ている感じです。
やはり人気店らしく、次々とお客様が。
そのせいか、ハーブティーはカモミールをお願いしたのに、間違ってローズヒップが出ました。
でも、それもご愛嬌♪と、黙って、ローズヒップティーをいただく私。
感じの悪いお店でしたら、取り替えていただくかも…。
これは、相当、このお店に肩入れしつつある私です。
(2012年2月初訪問)
以前からチェックしていたこちらのフレンチに急に行きたくなり、
当日の午前中に予約。
11:30オープンと同時に、一番乗りでお店に入りました。
初めての訪問です。
場所は北野天満宮東門の真向かい。
天神さんでお参りがてら、お食事というのも、洒落ていませんか♪
1000円台のメニューAと、2100円のメニューB、3000円台のシェフおまかせメニューCとあり、
メニューBと、アルコールフリーのビール(525円)をお願いしました。
メニュー内容は、
サーモンと生野菜をあわせた前菜(数種から選択)
聖護院かぶらのポタージュ
豚肩ロース肉のロティ・トマトソース(3種から選択)
奥様お手製のパン(おいしい!!!)
オレンジとはちみつのプディング
レモンティー
どのお皿も食べやすい優しいお味。
ひとつひとつのお皿に、シェフがていねいに取り組んでおられるのが伝わってきました。
こちらのシェフとマダムのお人柄そのままのようです。
特にマダムのきめ細かいサービスは、あちこち食べなれている私も文句なしの親切さ。
2100円で、この内容はCPもよいです。
2人テーブルが3席、カウンター5席の小さいお店なので、
シェフとマダムの目がゆきとどくのかもしれません。
そのため、昼夜共、予約をお願いしたいというのが、お店の要望です。
100円台のメニューAは、ひとり使いでも、ささっと気楽に使えそうで、いいのですが、
予約無しでパッとやってきて、食べて帰るというわけにはいかない感じ…。
わざわざ予約をして、お店のお席を一定時間以上空けてもらい、
1000円だけ食べて、飲み物も飲まずに帰るというのは、
私はお店の方に気詰まりで、とてもできません。
それが唯一残念な点でしょうか…。
いいことづくめの感想です。
ひさびさにヒットの予感♪
今回はひとりでしたので、次はお友達や家族とお邪魔したいです。
7位
1回
2012/08訪問 2012/08/10
毎夏恒例にしております、仲良し4人組のママ友、夜のお食事会。
普段はランチで、フレンチとかイタリアンばかり行っている私達。
しかし夏の夜、となると、なぜかみなの口から、「お肉希望」の声が。
年にいちどのお楽しみなのですが、
今まで予算5~6000円くらいで、焼肉ジュージューでしたのに、
今回は幹事ママのご希望があり、
張り込みました! ミシュラン二つ星、いっしんさんへGO!
祇園新橋通りのなかほど、
まるで日本料理割烹のようなしつらえの、清潔な店内。
お肉料理屋さんにありがちな独特の雰囲気がありません。
使っておられる器も、ご店主のご趣味の信楽や織部など、
個性的でお肉の色を引き立てるものばかり。
奥の個室に通され、まずビールでかんぱ~い♪
あら、このドリンクメニュー、お値段の表示がないわね…、いったいおいくらかしら…。
一抹の不安を覚える私。
え~い、酔っ払って忘れちゃえ!と思いましたが、
ビール1杯しか飲めないので、あとはアルコールフリードリンクをガブガブ。
他のママ達は赤ワインなんかやっつけちゃってるっていうのに…。
ああ、下戸はつらいわ(涙)。
さて、余計なことばかり書き連ねてきましたが、
こちらのメニューは、おまかせコース(11500円・税サービス別)オンリー。
まず、名物(?)肉ソーメンから始まりました。
お店絶対の自信作であるというこちらの一品、
上質のお肉をソーメン状に細く細く切り、
しょうゆベースのたれととろろを和えていただくというもの。
「えっ、これほんとに生肉?」というほどの繊細な味わい。
肉特有のくさみなどまったくなく、とろけるような舌触りです。
次に、ミスジのみそ漬け、ミノの湯引きの合え物など、3種盛り合わせ。
続いて、お椀(中身失念。でも、お肉入ってる)。
あと一品、また失念(すみません)。
次に、また印象的なひと皿が。
タンのお刺身を、しょうゆ味の松前昆布で和えて、いただくというもの。
タンのコリコリとした歯ざわりと、昆布のうまみが合う!
また、このタンも細く切ってあること…。昆布の細さとぴったり合うじゃない。
この繊細で丹念な仕事が、決め細かな味を生み出すのですね。
続いて、焼き物。
それから、お寿司です。
牛にぎり、海苔巻き、ミニ牛漬け丼。
牛肉の漬けなどもちろん初めていただきましたが、
食感はトロそのものですね。
このあとサーロインステーキ。泡しょうゆと生わさびでいただきます。
こちらも絶品でしたね。
牛茶漬。さらさらといただくお茶漬けはどこまでもあっさりと。
そしてデザートですが、さすがミシュラン二つ星。
こんなところも手を抜いておられません。
ほうじ茶のクレームブリュレと、アイスクリームなのですが、
とても繊細で、おいしい。
残念なのは、お茶を出されるのを忘れておられ、
ドリンク無しでデザートをいただいたこと。
かなりあとから、紅茶をいただいたのですが、
珍しい国産信楽の茶葉で、お番茶に近いような味わい。
最後まで、徹底的においしくいただきました。
値段の明記されていないドリンクにちょっとビクビクでしたが、
全部でひとり12500~13000円くらいだったかな?
15000円は覚悟していたのですが、意外と予算内で収まりました。
お店の方の感じもよく、ご店主もとても愛想のよい方で、
二次会のお世話までしていただきました(笑)。
それについては、後日…。
たいへんおいしかったです。
ご馳走様でした。
女子会の夜はまだ更けぬ…(^0^)
8位
1回
2012/08訪問 2012/08/22
ひさびさにヒットのお店を見つけました! CP上々のカジュアル・フレンチ
友人とそのお嬢さんにお誘いを受け、
3人で気軽なフレンチをいただきに参りました。
全員、こちらのお店は初めて訪問。
友人母娘が、どうしても行ってみたかったお店とのことで、
お店の予備知識がまるでなかった私も、期待に胸を膨らませます。
御幸町夷川上ル東にお店があります。
この界隈は今、どんどん注目のお店ができつつありますね。
モダンな洋格子戸を開けると、
そう広くはないのですが、開放的で明るい陽の差す、洒落た店内。
奥には、小さなガーデンもあり、好感度はまずまずです。
メニューは3種ほどあり、1000~3000円以内。
お手ごろ感があります。
私達は真ん中のBコースをいただきました。
アミューズ、前菜、スープ、メイン1品、パン、飲み物で、なんと1700円。
前菜は3種から、メインは10種くらいから好きなものを選べます。
これはかなりがんばっていらっしゃいますね。
さらに期待は高まります。
まずアミューズは、なすのミルフィーユ仕立てをひと口。
水茄子でしょうか。
あっさりとしながらジューシーな果肉にほどよく酸味が効いていて、
これは白ワインがすすみそうなひと品。
友人の車で来ているので、私も遠慮して全員お水で食事をいただきましたが、
ちょっと残念な感じです。
続いて前菜は、特製ベーコンとリーフのサラダ仕立て・温泉卵のフライ添えを選択しました。
かりっとしながらうまみたっぷりのベーコンを、崩した温泉卵にからめていただきます。
温泉卵を軽いフライ仕立てにしてあることで、黄味のコクが強まり、
ベーコンのコクとも合わさって、かなりイケます。
リーフもぱりぱりとして、ベーコンと卵のソースによくからむ。
これは赤ワインでいただきたいお皿ですね。
続いて、さつまいもの冷製スープ・バニラ風味。
さつまいもの甘味とバニラの香りが合わさって優しいお味。
ちょうどいい箸休めです。
さてメインですが、肉料理、魚料理のほかに、ビーフストロガノフ、パスタなどからも選べ、
かなり選択のはばが広いです。
私は300円プラスで、鴨胸肉のソテー・赤ワインとはちみつのソースをいただきました。
鴨は厚みがあり、ソテーの火入れもちょうどいい感じ。
特有のくさみももちろんなく、やわらかい。
赤ワインのソースにはちみつを加えて、まろやかです。
ごはんにも合いそう。
付け合せの野菜のソテー、マッシュポテトともよく合います。
ああ、返す返すも赤ワインが欲しい…。
下戸の私でもこう思うのですから、友人は本来もっと飲めるので、
赤ワイン赤ワインと呪文のように唱えていました(彼女が運転担当)。
鴨は5切れくらい入っていたかしら。
ボリュームもあり、CPを考えると、
このお値段で、どうやってこれだけのお料理を出してこられるのか不思議なくらいでした。
食べログでも、フレンチや懐石なんかは、お値段の高いお店の点数が高いのですが、
高ければ、いい材料でもなんでも使えるし、スタッフも多く雇い入れられるのですから、
おいしくて当たり前と、私は考えています。
それより、こういう小さいフレンチが、限られた素材と人数の中で、
頭をひねって、努力し、できるだけ手頃なお値段で、
良質なお料理を提供してくれる。
そちらに軍配を差し上げたいと、私は思うのです。
食後の飲み物は、コーヒー、紅茶、エスプレッソの中から、
エスプレッソをいただきました。
いつもは紅茶党の私ですが、こってりしたお料理が続いたので、エスプレッソが飲みたくて。
〆て2000円です。
かなり満足です。
こちらのコースは希望すれば、300円プラスでデザートもつけていただけます。
今回のデザートは、オレンジのジュレかクレームブリュレでした。
お店の方も感じよく、いうことのないお店です。
ホントは内緒にしておきたいほど…(笑)
もっと安いランチもあるので、普段使いにしげしげ伺ってしまいそう。
ひさびさにヒットのお店です。
ごちそうさまでした。
9位
1回
2012/01訪問 2012/01/15
細かな気配りが素晴らしい、日本料理の名店のお味を気軽に味わえます。
休日、主人とふたりで、お昼の懐石ランチ(4000円)をいただきに参りました。
主人は何回か伺っていたようですが、私はまだ2度目。
それも1度目は数年前ですので、ほぼ初めてのようなもの。
1階のカウンター席はいっぱいで2階の広座敷に通されました。
仲居の方々のサービスは、非常にきちんとしていらっしゃいます。
床の間のしつらいは、お正月のもの。さすがに美しいです。
金粉入りの祝酒を、塗りの杯でまずいただきました。
おいしかったので、お酒のお名前を聞いてみると、日出盛とのこと。
ビールをお供に、八寸をいただきます。
八寸の内容は、鯛の酒盗、あんきもの奈良漬はさみ、かずのこの和え物、黒豆など。
特に、あんきもの奈良漬はさみは絶品でした!
組み合わせの妙といいますか…、味わい深く、ビールがぐいぐい進みます。
次に、向付は、鯛と鮪、岩海苔です。
岩海苔がおいしい。
わさびは国産の本物だとすぐわかります。
仕事も綺麗。CPも上々です。
続いて、椀物はふくさ包みの餡仕立て。
ちょっと餡にむらがありましたが、お出しもきりっと、
ふくさに包まれたどんこの香りが馥郁と立ち上ります。
このあたりから、熱燗をぬるめにいただきます。
こちらは、玉の光。あら、うちと一緒です~♪
炊き合わせは、烏賊団子と淀大根、堀川牛蒡、厚揚げを粕汁仕立てで炊いたもの。
酒粕の芳醇な甘みと香りが、素材の味を引き出しています。
粕汁で仕立てながら、田舎くさくならず、
洗練された一品に仕上げられているのは、さすがの業。
お料理の最後は天麩羅の盛り合わせで〆られますが、これはまあまあかな…。
ここでは焼き物が欲しかったところです。
最後の一品でお腹が重くなりすぎてしまうし、少し、懐石の〆が野暮ったくなってしまいます。
小柱のたきこみご飯とお味噌汁、香のものの盛り合わせを、一緒にいただきました。
お漬物と一緒に供された鯛みそも絶品!!
お土産にあったら、買って帰りたいところです~。
水物は果物のゼリー。底に、金柑の餡仕立てのソースが入っており、おいしかったです。
どのしつらえも繊細で美しく、行き届いた心映えをいただきました。
あまりにおいしく、ついついお酒が進み、帰りはふらっと千鳥足~。
やはり、たまにはきちんと日本料理をいただきたいものです。
10位
1回
2012/09訪問 2012/09/19
いわずと知れたル・プチメック。パン激戦区の京都で、不動の地位を保つお店です。
ある土曜日の昼下がり、午前中に仕事を終えた私は、
クールダウンのために、お茶する場所を探しておりました。
本当はパンケーキを食べたい気分で、カフェ・ラインベックさんに向かったのですが、あいにく長蛇の列…。
ふと思い立ったのが、ル・プチメックさんのこと。
せっかく西陣まで自転車を飛ばしてきたんだし、今日は土曜日。
ル・プチメックさんの本店は金土日しか空いていらっしゃらないので、今日はチャンスです。
さっそく方向転換して、自転車を飛ばして、ル・プチメックさんへGo!
赤い外観はいつも変わらず、ここだけ、パリのサンジェルマン通りのカフェのようです。
若い頃、パリが好きでよく旅行しましたが、こちらのお店はまったくパリそのもののたたずまいです。
よくここまで、日本でパリを再現できたと感心してしまいます。
運よくイートインも空いていて、大好きなクレーム・フランと紅茶を頼んで、席に着きました。
外観と同じく、赤を基調とした店内は、可愛くて、かつシック。
BGMはフランス語のラジオ放送、壁にはフランス語の映画のポスターがいっぱい。
各国の人々の寄せ書きもあります。
クレーム・フランはクレーム・ブリュレをタルト生地で焼いたようなもの。
卵と牛乳とバニラの甘い香りがかすかに漂う、
しっとりとしたクレームと香ばしいタルト生地がよくあう一品です。
10年くらい前から、ル・プチメックさんには通っていますが、
その当時から、まったく変わらないお味。
それだけだとなんかちょっとお腹が足りなかったので(笑)、
その後、海老と卵のカスクルートも頼みました。
こちらはやはりハード系パンが得意でいらっしゃるので、カスクルートはどれもホントにおいしいですが、
海老大好きな私は、この海老と卵のカスクルートがお気に入り。
ゆでた海老と卵をオーロラソースで合えた品で、おやつというより、軽食です。
そして、ル・プチメックさんといえば、クロワッサンのおいしさも特筆もの。
こちらも頼みましたが、さすがに食べきれず、お持ち帰りしました。
この10年の間に、京都のマチナカもいろいろなパン屋さんでいっぱいになり、
どこのお店も本当にレベルが高くておいしいですが、
やっぱりル・プチメックさんを超えるお店が現れないように思えるのは、私だけでしょうか。
ここ最近、ご無沙汰していましたが、やっぱりおいしいです。特別おいしいです。
観光客の方にも人気のこちらのお店、お茶している間も、
お客さんがひっきりなしに訪れていらっしゃいました。
こちらのお店のパンをいただき、お茶しているとき、京都で暮らす喜びを感じます。
パリらしく、京都らしい、素敵なお店です。
「ベストレストラン2012」から、初参加させていただいています。
今年の10店を自分なりに決める…。とても迷いました。
定番の大好きなお店を入れるべきか、それとも今年出会って感動をもらったお店を入れるべきか。
迷った末、後者にさせていただきました。
自分の中で定番的なお店は毎年ほぼ変わらないので、あえて外しております。
フレンチ、イタリアン、日本料理、スイーツなどなどと、ジャンルもバラバラですが、コンセプトはおいしかったかどうかです。
来年もいろんなお店に出会えたらいいなと思います。
そして、支えてくださったレビュアーのみなさまにも感謝申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします♪