レストランでたばこを吸う方々がたくさんいます。
居酒屋では、お店に入ってカウンターに座るやいなや、たばことライターをポンと自分の前に置いたかと思うと、メニューを見るのもそこそこに、オーダーもせずに、たばこに火をつけている方を見うけます。
たばこの煙は、味覚、嗅覚の受容体を直撃し、麻痺させてしまいます。
喫煙する方は、たばこによって、美味し食事やお酒の味・香りを、全く違うものとして感じているはずです。
とても残念なことだと思います。
それだけではありません。
たばこからは、そのフィルターを通して喫煙者が吸う主流煙よりも、数倍から数十倍有害物質を含む副流煙(セコンドハンドスモーク)が、たばこの先端から出ています。
最近では、喫煙者がはき出す呼出煙、さらには、ソファーやカーテンに付着した有害物質が残留受動喫煙(サードハンドスモーク)として健康被害をもたらすことがわかっています。
喫煙する方は、周囲の人に、匂いや煙によって不快感を与えているだけではなく、有害物質によって傷害を与えていることを自覚すべきだと思います。