2回
2023/06 訪問
パスタランチ最高!!
まぐろのプッタネスカ、青菜(日本の)入りーー食感のバランスが満点、麺はリングイネ;
エビのビスクとブレンドしたチーズ·ソース、厚い餅状の、或いは中身なきラヴィオリーー食べないとわからない極上の美味;
最後は、挽き肉のボロネーゼーー美味しいうえではほかのところで味わえない新鮮さ(freshness)ができあがり、しかも麺はfettucineでもtaglieteでもなく最古と言い伝えられるかたち、taglie-系の文字どおりに「切り麺」のパスタより厚いのが、食べごたえはなんと「きしめん」に似通ってもっちり!
以上の絶妙な美味しさにもまして、お通しからサラダ、食後のデザートまでもこだわりがあって、お酒などの飲み物を含んでも四千円ぐらい。あまりお金の話をいたしませんでしたが、これは、期待をだいぶ超えるコスパですわー
ぜったい月毎に参りますよ!!
2023/07/10 更新
今週は紅葉も散るでしょう。
先週の訪問です。
月ごとにランチメニューを試したいと申し上げましたが、けっきょく間に合わなくて二度目の訪問はもはや半年後。最高においしかった、だけではなく、色々と勉強になりました、といったほうが相応しい。
この点も前回と同じですね。
一品目のパスタは魚介系(マーレ)、二番はチーズ・クリーム系で三番はラグー、最初はサラダ、アミューズのペーストリーそしてパン(二種)、最後はデザートとコーヒー、という組み合わせは、おそらく当店の定番でしょう。
前回の二番目の、お餅のようなパスタにチーズとビスクをバランスして、ズッキーニを加えるのが最も新世界を拓いてくれた気がします。そして今回も、二番目のニョッキが無上に完璧でした。
一見ではカーボナーラみたいですが、確実に燻製の物が入ったとはいえ、燻製されたの ニョッキそれ自体です!
その香りは本当に神秘的といえるほどに奥ゆかしくまろやかでした…フローラルな方向もありそうで、まさにお上品。
そして、ベーコンのようなピンク色の粒は、なんと、赤い大根!!
根菜らしいやさしい甘さは有り、ニョッキに相性の善い香りもして、ホロホロで全品がハーモニーで柔らかい。調和が上達。彩りも。
これは文字どおりに「有り難い」天才の発想です!
(ネットで調べたのですが、大根を使うニョッキのレシピは無くはないけど和風パスタゞけ、赤い大根はさはに無いんですね。イタリア側は小さいラディッシュしか存在しませんので(ホースラディッシュかww)もちろんこのコンボはできません。本当にオリジナリティやん!)
サラダは前回とほゞ変りませんか…懐かしすぎますわ(☓
ペーストリーは、豚肉の詰めで、かなり旨い。それで十個の単品を注文できませんかと訊きたくなりますね…(笑)とはいえ、「拙舌」ですが、少しでも大きめでしたら、更にアミューズできると思います。(本音です。)
一品目のマーレは相変わらずトマトにグリーン野菜。前回は興味深く訊いても、ほうれん草と答えられて恥ずかしいから( ;∀;)今回は訊きませんが、例よりもほうれん草っぽくない繊細かつ緻密さを感じ、その上で確かにほうれん草っぽい香り。
(家に帰ったら、初めて小松菜と冷凍海鮮とプチトマトでパスタを作らせていたゞきました…とてもうまい!お薦め!)
(高級感のある料理こそ食べたら家でも真似あるいは活用できるといつも私は主張しております…前回のビスク・チーズ・ズッキーニもそうですし。)
三品目は…シナモンを入れたソーセージのラグーというのはありそうですが、フェネルか八角か、ともかくアニース系の香味もしますから…中国料理の或るジャールの肉の煮込み、しかも麺にかけるタイプに似すぎ(༎ຶ ෴ ༎ຶ)
まあなるほどに特別感はありますね。おいしさは無論のこと。
デザートゝ飲み物ーー今回は、ハーブ茶!ーーのいずれも善かったです。
こっそり値上げはなさられたようですが、なおコスパは高いと思います。
三品のパスタ、メニューの構成もコントロールも完成度が高く、発想が本当に匠なるからです。また、カウンター横の窓から、方丈の庭の紅葉が見えるのも、めでたい。
取り急ぎ、ーーまた来ます!