レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2011/06訪問 2011/06/13
《元気になる農業レストラン モクモク》 の3ポイントレビュー
・地産地消の精神を守った大阪、和歌山産の野菜が美味い
・TVチャンピョンでも紹介された高質のハム、ソーセージが美味い
・伊賀のモクモク手づくりファーム産の米・パンも美味い
モクモク手づくりファームを知ったのは10年ほど前。同僚の祝い返しにいただいたギフトのソーセージでした。
そのソーセージがとんでもなく美味しかったことから、もくもくを検索したところ、単なるソーセージ屋さんじゃなかったのです。
”今の農業はこれでいいのか、食はこれでいいのか?”
そんな、あまりにも暑苦しすぎる言葉を吐いて、それを一つ一つ実現していく……そんな魅力のある農業組合法人だったのです……
と、いうことで、このお店。かなり思い入れがあります……その辺、割り引いて読んでいただいてもかまいません! (それでも、良い店だと伝わると良いんやけど……)
もくもくファーム(http://www.moku-moku.com/)が三重県・伊賀にあることもあって、これまで直営レストランは三重県と愛知県・名古屋に限られていたのですが、今回のJR大阪駅、伊勢丹の開業に伴ってとうとう大阪初進出。
先日、14時頃を狙って娘と行ってみたのですが、みごとに行列。2時間待ちとのことでしたので、この日は開業時間の11時を狙って家族で行ってみました。
……ですが、11時10分の店頭は、既に行列。順番に店内に客を招きいれるのですが、全員は入れない感じ。
結局、1時間45分待ちの12時45分頃の入店になってしまいました。
とはいえ、伊勢丹もルクアもなかなか魅力的な店舗がありますので、開業時間の11時頃に予約だけとって、ショッピングを楽しんでみるのはいかがでしょうか!!
さて、こちらの大阪店の売りは充実したサラダコーナー。
特にスタッフに好きな具材を伝えてドレッシングと和えてくれるオーダーメイドサラダは本当に楽しいです。一般的なサラダ菜やトマトなんかだけじゃなく、この日はチリコンカン、青菜のディップ、凍み豆腐なんて変わったものもありました。
写真にも撮りましたが、それ以外にも新鮮な野菜が一杯。
なによりも素晴らしいのは、その野菜のほとんどが大阪産、和歌山産のもの。大阪に出店されることを聞いて一番心配だったのが、この野菜のこと。元々、もくもくは「地産地消」の精神をものすごく大事にしていて、鮮度が必要なものはネット販売でも大阪への配送ができない商品があったのです。大阪店に伊賀の野菜を持ってくるのかな、と思っていたら、大阪産、和歌山産の契約農家の新鮮な野菜を持ってきました。
この芯になる部分がぶれない心が大事で、それがきちんとできているお店が不味いはずはありません。
伊賀のもくもくファームで作ったハム・ソーセージは本場ドイツのコンテストでも評価をされたもので、茹でたソーセージをかじると信じられないほどの肉汁があふれ出してきます。鍋用の生ソーセージもたまりませんし、ランチタイムだけのお楽しみ「ぐるぐるウインナー」は子どもたちがどんどんと取っていきます。
米も伊賀産のごーひちご。玄米や白米も良いのですが、豆がごろごろも入った雑穀米はもっちりした旨味がすばらしく、とにかく食べ応えがあります。
ファームで販売されているざる豆腐や、釜焼きのパン、ジャージー乳のジェラート、伊賀の番茶、薦めだすととまらなくなりそうです。
あ、この日は頼んでいませんが別料金で、ファーム産の地ビールも楽しめます。
ビュッフェスタイルのお店ですので、「作り置きかよ」とか「メインの食材以外はおざなりな料理が多いんやよな」という懸念があるかもしれませんが、ここはそういう外れがほとんどありません。
特に「シェフのまかない」とされたおかずは、少しずつ入れ替わっていて、そのどれもがなんとも美味しいのです。この日特に気に入ったのは黍魚子(きびなご)をタマネギなどの野菜と甘酸っぱく煮たもの。他にも、米をお好み焼きのように薄丸く整え両面を軽く炙ったものに和風のあんかけをかけてみたり、鹿尾菜(ひじき)を練り梅と和えてみたり、ついつい手が伸びてしまいました。
ランチタイムは大人1,851円、1,001円とビュッフェスタイルとしては、ちょっと高めに思えるかもしれませんが、ウチはそれだけの価値のあるお店だと思います。
むしろ、ビュッフェスタイルはなぁ……と思う人にこそ一度行ってみていただきたいお店です。単に、料理を並べておけばええやろというビュッフェとはひと味もふた味も違います。
ちなみに、ディナータイムは大人2,501円ですが、LOが21:30(閉店23:00)なので、かなりゆっくりと楽しめると思います。
店外では店内で提供されるハム、ソーセージ、米、野菜などの販売も行っています。
ちょっと曲がったキュウリなんかも置いてあって、これも良いですよね。
あえて難点をいえば、ちょっと店内がせせこましいかなという感じ。
もう少し席間が欲しいところです。
人気になっても行列になっても全くおかしくないお店です。
大満足です。また家族で行こうと思っています。
ごちそうさまでした。
3位
1回
2013/06訪問 2013/06/05
《The tee》の3ポイントレビュー
・ 信じられないほど香りの良いフレーバードティーがたっぷり楽しめる。
・ 「ムレスナ ティーハウス 本店」のパンケーキが大阪で食べられる。
・ 豊富な知識をもつ店員さんから色々アドバイスが受けられる。
*** 2013年6月 再訪レビュー ***
何度も何度も再訪していますが、今日は散歩帰りにちょっと一杯アイスティーでもと思って再訪。
いつも通り、おしゃべり好きなマスターが珈琲党のお客さんにムレスナの紅茶を猛プッシュ中。
さて、どのフレーバーにしようかなと考えていると、マスターに「アイスドルチェ、始まってますよ」と誘惑が。
……いかん、お茶だけのつもりだったのに……マスターに合わせて、美女店員にもお薦めされてあっさり陥落です。
アイスドルチェは、グラス一杯にキャラメルティーで作ったクラッシュアイス。バニラアイスの玉を積み上げて、たっぷりのホイップとともに飾り付け。
見た目だけでもう涼しくなっちゃいます。
キャラメルシロップ掛けのアイスとは違って、キャラメルティのクラッシュアイスはすっきりとした甘味でバニラアイスとの相性もばっちりです。
半分ほど食べたら、一緒に提供いただいているミルクを加えて、アイスシェークのような感じで最後まで楽しむことができます。
ポット1杯(カップで3杯くらい)のホットティーがついて1,575円。好きなフレーバーを選ぶことができますが、分からない場合はメニューを見て選んでも、「こんな感じの香り(味)の紅茶あります?」と聞けば、いくらでも店員さんがお薦めを挙げてくださいますよ。
ウチは新発売のホワイトバニラというフレーバー(メロン・バニラ・シナモン)をお薦めいただいたので、それを頼んだのですが、これがまためっちゃ美味しくて、夏の水出し用に結局買って帰ることになりました。
場所柄、1,000円オーバーになっちゃいますが、ちょっとだけリッチに紅茶を楽しんでみてはいかがでしょうか?
*** 2012年3月 再訪レビュー ***
西梅田のサンケイホールブリーゼで観劇。観劇後は絶対にココでお茶して帰ろうと思っていたので、娘を連れて再訪。
時間が祝日の17時前だったのですが、ちょっと行列。
順調にお客さんの心を掴んでいるようで、プッシュしているだけに嬉しいな。
既知のマスターに「一杯ですか?」と尋ねると、カウンターならといって頂いて、ちょっとまってカウンター席で。
今日はロイヤルミルクティーにしようと思っていたのですが、小腹が減ったので、私はスコーンと紅茶のセット「クリームティ」、娘はパンケーキのセットで。
セットでも季節ごとで店員さんがチョイスして下さっているいくつかの紅茶から選べるようになっていまして、娘は「桃ミックス」を、私は「午後の果実」を選択しました。今は抹茶の香りのする紅茶という冬季限定の変わったものも用意されているので楽しいですよ。
相変わらず、しっかりとお湯はきちんと沸騰させているし、ミルクティー用のミルクはしっかりと温めて下さっているし、ティポットもカップもきちんと温めているし、基本的なことが当たり前にこなされているので安心してお茶を楽しむことができます。
基本的にまったりと友人、恋人と話しながら、美味しい紅茶を飲むというのには最良のお店だと思っています。
フレーバーティーはなぁという紅茶通の方にも、ぜひ未踏の地に誘ってあげて欲しいなぁ。
***2011年11月レビュー***
「テータ」でランチを食べていたら、「ザ ティー by ムレスナティー」でスコーンを出すと人見知りのパティシエールに伺ったので、妻と娘を連れて再訪、再訪。
日曜日の午後に伺ったのですが、ハービスでお買い物されている女性客やカップルも訪れていてなかなか盛況。
既知の店員さんたちが忙しく接客している中、カウンターでスコーンと紅茶を楽しませて頂きました。
スコーンと紅茶のセット「クリームティー」は¥1,575。紅茶は季節のお薦め8種からチョイスできる形で、大きめのティーポットで提供されます。
大体3杯くらいは楽しめます。基本的にフレーバーティーが中心なんですが、果物系、キャラメル、薔薇と方向性の違うものがお薦めされているので、選びやすいんじゃないでしょうか。
スコーンはサクッとした表面の割に、中はしっとりとしたタイプ。スコーンというとサクサク感を強く出し過ぎてパサパサとした食感のものが多かったりするのですが、こちらのスコーンはちょうど良い感触で、個人的にはもの凄く好きですね。
メイプルシロップ、ジャム、ホイップクリームも多めに提供されていますので、ちょっと贅沢にかけてゆったりとティータイムを楽しんでもらえるといいかも。
パンケーキも美味しいのですが、紅茶を楽しむのならば、できればロイヤルミルクティをオーダーしてみて下さい。
温めたミルクに「嘘っ!」と叫んでしまいそうなくらい贅沢に茶葉を投入して、濃く甘く最高のミルクティーを楽しむことができます。
もちろん、このときの茶葉も好みの香りのものを選べますので、ぜひ店員さんとお話しして自分好みのものを見付けてもらえると良いですね。
「テータ」のランチで色々なフレーバーの紅茶を試して、こちらで「これっ!」と思った紅茶をゆったりと楽しむ。
そんな2店の使い分けはいかがでしょ-、お薦めでございまする。
***2011年8月レビュー***
ウチが今一番お気に入りのティルーム「TeeTa」が新店をハービスに出したことを知って、さっそく行ってみました。
さすがにオープン当日は平日で行けなかったのですが。
新店舗はハービスプラザの地下1階、以前はマリナ・ド・ブルボンさんが入っていた場所。
奥に細長い店舗ですが、開放的でとても雰囲気の良いティールームになっています。
一人ですっと行ったので、今日はカウンターで。
既知のマスターに迎えていただき、「TeeTa」では出していないパンケーキをオーダーしてみました。
「TeeTa」と同じく、紅茶はムレスナの多彩なフレーバーティーが楽しめるのですが、メニューではこの時期にお薦めの紅茶をいくつか提案するといった方法を取っています。
紅茶専門店として、ウチがこちらを真っ先にお薦めする理由は色々とあるのですが、一番大きな理由は「お冷やを出さないこと」。
こちらでは全く水が提供されません。その代わりにショットグラスに水出しのアイスティーが提供されたり、オーダー待ちや食後にもすっとサービスの紅茶が提供されたりします。
これ、本当に嬉しいのです。紅茶を飲みに来て、がばがばと氷水を飲まされるくらいなら(いや、飲まなくてもいいんですけどね……)、このサービスが広がって欲しいとまで思ってしまいます。
オーダーしたパンケーキ。
「キャラメルクリーム」という名前のついた茶葉からつくったシロップを、これでもかと思うくらいたっぷりかけて、甘みの少ない、でももっちりとした食感のパンケーキをひたひたに浸して口にします。
「美味しいです。」
つい、マスターに呟くと、お気に入りの店員さんにお伝えいただきました。オープンしてから焼き加減、結構苦しんでいたとのこと。苦労した甲斐があると思います。
マスターを始め、店員さんも紅茶の知識が豊富なのは本当に驚かされます。
アイスティーやティーソーダの作り方。紅茶茶葉を使ったドレッシングや料理のアレンジのアドバイス。
どんなお茶をオーダーしたら良いか分からないお客さんには、好みの果物や好きな香り、ミルクの有無など会話の中から素敵な紅茶をお薦めいただけます。
この日は隣の女性のお客さんに白ワインにフレーバードティーのティーバッグを入れておくことをお薦めしていました。安いワインの方が紅茶の香りが移るので良いとか……やってみようかな……
店で使われている茶葉はティーバッグでも、茶葉を入れた缶でも販売しています。
うーん、完璧ですね。
個人的には、近くのサンケイホールブリーゼに観劇に行ったり、ビルボードライブにライヴを見に行ったりすることがあるのですが、その前にちょっとお茶をと思うのなら、本気でこちらをお薦めしたいです!
4位
1回
2011/04訪問 2011/07/02
本日、7月1日より、ウチの職場ではピーク時の電力消費を抑えるという目的のために昼休みが13時からになりました……
「腹へったぁ……」とぼやく同僚を尻目に、ウチはウキウキしながら職場を飛び出します。
12時15分からのランチタイムだと試せないお店があるのです!
で、初日の今日は、こちら。アド・パンデュースさんです。
13時を過ぎるとさすがに行列はなく、店内はゆったりと食事を楽しむ女性たちのみになります。
これなら男性のお一人様でも気兼ねなく楽しめそうです。
ランチタイムは4種類のメニューから。サンド系やピザも気になったのですが、ランチらしくチキングリルにしてみることにしました。
グリルとパン、サラダで¥1,000円。パンのテイクアウトでパンを買うと600~700円くらいというのがいつもの状態なので、高い感じはしませんでした。
待望のランチメニューですが。
素晴らしいです。
やっぱりね。野菜の使い方が巧い! と思う訳ですよ。
サラダはこの日はポテトサラダとグリーンサラダ。ポテトサラダはカレー風味でほんのり冷ため、グリーンサラダのドレッシングはシンプルな塩味の強くてほんのりと温かいと対比が効いています。
チキンは皮目をこんがりと炙っていて、1/4にカットしたレモンをたっぷり搾って、さっぱりといただきます。チキンの下には温野菜もたっぷり。こちらの温野菜も塩梅が良くて、レモン果汁との相性もばっちりです。
もちろん、バゲットがかみしめるほどに旨味が強く、ベーグルがもっちりとした食べ心地がたまりません。
いや~、イイです。ホントに。
ランチタイムに女性が並ぶの分かります。
9月末までランチタイムはこの時間なので、また行こうっと。
美味しかったです。ごちそうさまでした。
(以下は'11.5レビュー)
……アド・パンデュース、レビュー書いてなかった……
写真の整理をしていて、その事実に直面……ごめん。
勤務先の市役所からランチタイムに「パンが食べたい!」と思ったら、ファーストチョイスはこのアド・パンデュースになります。
元々、「パンデュース」が好きで、ランチタイムの45分で走って買いに行くぐらいだったのですが、淀屋橋odonaに出店されてからは、ここで買えるようになって本当に助かっています。
こちらは本店と違い、店内で食事が楽しめるスペース(イートインではなく)があって試してみたいのですが、いつも何人か待っていて(しかも女性ばかり……)まだ試せていません。残念なことです。
テイクアウトで楽しめるパンは、特にタルティーアが充実していますが、個人的に好きなのは自家製ベーコンのベーグルサンド。
甘みの強い中華街の焼き豚のような厚みのあるベーコンに、ルッコラ、ゆで卵を合わせたベーグルサンドは、食べ応えがあります。
それに野菜たっぷりのパンを1つ、デザートになるようなパンを一つ買って、野菜ジュースを帰りにどこかでかって職場でパクり。
もうたまりません!
本店同様、野菜の扱いがすばらしく、チーズやホワイトソースと合わせたり、強めにローストしたり、野菜の甘み、うま味を存分に引き出してくださいます。
ゴボウや青ネギ、タマネギ、人参がどっさりというパンは見た目では「きついかも」と思っても、食べてみるとすんばらしいっ! と感じること請け合いです。
カスタードを使ったクリーム系のパンも美味しいのですが、私としてはまず普段なら選ばないだろうパンを選んでみることをお薦めします。
ランチでもディナーでも、一緒に店内で食べに行っていただける方いませんかねぇ。男性一人はちょっとためらうお店なんです。
5位
1回
2011/07訪問 2011/12/18
以前はタイ料理のお店があった場所が、いつのまにか洋食屋さんに変わっていました……って、昨年11月くらいには変わっていた模様。
ダメやん>ウチ。
で、今日のランチタイムはこちらで! と思い行ってきました。
洋食屋さんとは言いつつも、ちょっとくだけた感じのお店です。
この日のランチメニューは
・牛バラ肉のシャリアピンステーキ&宮崎鶏のチーズはさみ揚げ ¥850
・ハモと梅肉の和風ピラフ ¥750
・ムール貝とトマトのバジリコパスタ ¥750
・海の幸のホイル焼き ¥950
・佐賀牛のステーキ ¥2,400
と、なかなか面白いラインナップです。
はじめてということで、日替わりの「牛バラ肉~」を試してみることにしました。
ささっとオーダーすると、「サラダとスープはバイキングになっていますのでどうぞ」とのこと。
おぉ、確かに。大きめのテーブルにスープ2種(コーンスープ、トマトスープ)と、サラダ具材が置いてあります。
これは嬉しいなぁ。どうしてもランチタイムは野菜が少なめのメニューが多いので、食べたいだけ野菜を食べられるのは嬉しいものです。
しばらく待って提供されたのがメインですが、おっとオシャレですやん。
洋食屋と思って入ったので、もう少しガツンとした量で提供されるのかと思ったのですが、ステーキ、はさみ揚げとも箸で摘みやすい一口サイズ。ソースも含めて皿の作り方もランチタイムのわりには手が入っていて好印象。これなら女性でもお薦めできそうです。
なによも驚いたのは、はさみ揚げの方のソース。
これ、「梅ジャム」かなぁ。
甘みと酸味がピンとたった梅の香りが、鶏肉、チーズと良くあってすんばらしいです。
ピンと飛び抜けて「美味い!」という訳ではないのですが、きちんと仕事をしているなぁという印象を持てるお店だと思いました。
+100円でコーヒーも飲み放題ですし、気軽にちょっと手の入った料理を楽しむことができます。
また行きたいと思います。ごちそうさまでした。
6位
2回
2018/02訪問 2018/02/12
昼夜ともに20食限定の「背脂ドーラ★にぼ★ヒーロ」をいただきにふすかけへ。
煮干し出汁と背脂の燕三条系のラーメンとのことですが、醤油は強すぎず脂も強すぎないバランスの良いラーメンになっている印象。
ふすかけの中太縮れ麺がこのスープに本当にあっています。
海苔や玉ねぎをもっとがっつりと増やして、醤油を強くしてもいいかも。
チャーシューはクレイジーソルト風味の付いたパンチのあるものなので、濃い目の味付けだとどんなものでも合いそうです。
ふすかけさんって限定のラーメンもいつもいいバランスで仕上げてくるんやよなぁ。おいしかったです。
フスかけ、夏のお楽しみ。冷やしラーメン「真夏の貝寒そば」の登場です。
今年は隠し味にポルチーニ茸を使用したという香味の高いスープに、ミョウガ、葱、梅干し、スダチと香りの重ねていくだけでなく、浮かんでいる氷も「出汁酢氷」で少しずつ酸味が加わるといういかにもフスかけらしい凝ったつくり。
これから暑くなるとさらにさっぱりと楽しめる麺になっています。
また食べに行こうっと。
【2015.9のレビュー】
10月半ばくらいまでという限定メニューに惹かれて、中崎町のフスかけへ。
結構、期間限定のメニューを出してはるフスかけですが、今回は「にぼぐり中華そば」(¥850)。
"クラシックな中華そばに煮干しのパンチとはまぐりのコクを加えました!!"
とのこと。
30食限定とのことですが、夜の9時半頃でも普通にオーダーできました。
はまぐりやなるとは入っていますが、フスかけさんらしいルックスの中華そば。
煮干しがしっかりと効いた旨味の強いスープで、正にフスかけが作る中華そばといった感じ。
麺も平打ちのツルッとしたタイプなので、するするっと食べてしまいます。
さっすがですね~
【2015.3 再訪時レビュー】
月曜のみの裏メニュー特別営業を4月頭まで継続中のフスカケに飛び込んで見ました。
裏メニューの「SCSnoodle」は鶏白湯にたっぷりの海老を仕込んだ海老の香りが濃厚な一杯。
普段からカウンターには海老油が用意されているので、海老の香りは味わえるのですが、この裏メニューは別格。
スープをすするとかなりの量の桜海老も「ぶち込まれて」おり、海老好きなら楽しめるんじゃないでしょうか?
スープ自体は「濃厚」と銘打つ割にはさらっとしたタイプですが、トッピングに揚げ玉とあおさ海苔が乗っているので、全体的な味の濃度はかなり高め。
個人的にはレアチャーシューや味玉の香りが飛んでしまっているのでレギュラーメニューの方が好きかな。
【2014.3レビュー】
最初にレビューを書いてからほぼ3年になりますが、いつまでもその頃の評価にしておくのはダメかなと思って再訪レビューを。
もちろん、この3年間に何度も行っていますが。
今回は3月30日までとのことなので、限定の「賢者のドライラーメン」食べに行ってきました。
「バレベルの塔」でラーメン賢者になったシャンプーハットてつじさんが麺屋・棣鄂さんとコラボした賢者麺を使った和え麺。
いくつかのお店で限定メニューとして使っているところもあったのですが、和え麺はフスかけさんが最初かな??
フスかけさんでは味噌だれに、あぶったチャーシュー、生卵、キムチ、自家製メンマ、貝割れと結構具だくさんな和え麺になっています。
ちょっとピリ辛の仕上がりなんですが、「激辛にもできますよ~」とのこと。
この賢者麺。平打ち麺なんですが、縮れの入った平打ち麺というか「ビラビラした」麺というかかなり特殊な形状をした麺です。たっぷりとスープやタレを絡めるので、こってりとしたスープやこんな和え麺にはぴったりやと思います。
フスかけらしい海老の香りが漂う和え麺でなかなかのお味でした。
レギュラーメニューになっても面白いんだろうけど……フスかけさんはレギュラーメニューにはしないよなぁ。
【以下は'11.5のレビュー】
中崎町に新しいラーメン店が出来たと聞いたのは、先日のオフ会でのこと。
ラーメンマニアが集ったその場で聞いたのは、「美味しい」「オペレーションはダメダメ」「場合によってはラーメンがでるまで20分くらい待つ」「店主は良い人」「また行きたい」と、良いのか悪いのかよく分からないコメントでした。
この日、私用で仕事を休んだので、2時頃に試してみることにしました。
店内はカウンターのみの6席。店主が一人で応対しているのですが、他のレビュアーも同じように評価しているようにオペレーションが悪すぎます。
私が入店したときには、先客2名のラーメンを作っていたのですが、その間、私は全く放置。
先客のラーメンを提供してから、オーダーを聞き、ラーメンを湯がくのかと思えば……厨房の外に出てやかんの水を入れて私に提供します。
ん-、先に麺を湯に入れるだけで良いのに……。
洗い場にはランチタイムに来た方の器が山積みで、おそらく6席でも巧く取り回せていない感じがします。
かけそばならぬかけラーメンの「元そば」では寂しすぎるので、肉そばを「もちもち」との3号麺(こちらは麬の1号麺も選択できます)をチョイスしました。
しばらく……いや結構待って提供されたのは非常に特徴的な塩ラーメン。
大きなちょっとレア感のあるチャーシューにあさり、穂先メンマに貝割れ大根。塩ラーメンというと「さっぱり」とした味を目指すラーメンが多い中、こちらはかなり複雑な味の組み合わせを試している模様。
「1/3ほどになったらエビ油を試してください」
との店主のお達しもありました。
鮮魚を天日干しにして合わせた、強めの魚介系のスープにアサリの風味、ところが「魚臭くはない」。不思議なスープです。
トッピングもチャーシューは生チャーシューと鶏チャーシュー(鶏ハムみたいな感じですね)の2枚入り。食感の違いも楽しめるし、どちらも美味しい。
ラーメン店でこういうチャーシューにであうことはほとんど無いのでちょっとびっくりしました。
麺は3号麺。「もちもち」とのことでしたが、中細麺でぺらっとした感じの麺なので、それほど「もちもち」感を感じることはありませんでした。
もちもちならもっと太い麺でもとは思うのですが、一方でこのスープならこれ以上太くすると逆にバランスが悪くなるような気もします。
エビ油を入れるとふっとエビの香りが強く香ります。これもスープに合っています。
美味い美味いというよりは、不思議な魅力のあふれる一杯でした。
……店主は、話しやすく提供されるラーメンも美味しい、コストパフォーマンスも悪くない。
それだけにオペレーションの悪さが全ての良さをスポイルしてしまいます。
惜しい……本当に惜しいです。
それでも夜に醤油を試しに行ってみよう。
数ヶ月後にまた行ってみよう。
……そんな魅力のあるラーメン店でした。
ごちそうさまでした。
年末の営業終了後の常連さん向け貸切営業のお誘いがあったので、7年ぶりのディナータイムに。
こちらのお店は、そのときそのときの旬の具材によるその日限りの料理が魅力なので、あのとき食べたあれが美味しいだけじゃなく、そのときに食べるこれが絶品というのがさりげなくすごいと思います。
この日は、日頃よりもさらにスペシャルな感じで。メニュー名は適当に私がつけているので、ご容赦のほどを。
・生ハムとモッツァレラ
・海鮮サラダ
・しらすのバジルソースピッツァ
・ポルチーニ茸のペペロンチーノ
・蟹クリームタリアテッレ
・鴨を添えたリゾット
・ペンネグラタン
・デザート3種
どれも「うんまい」んだけど、驚かされたのは2つのパスタ。
少しピリッとした辛味にポルチーニ茸のとんでもない香りで夢中になるペペロンチーノに、蟹のうま味がぎゅっと仕込まれてもちもちの食感で満足感の高いタリアテッレ。
ペンネグラタンはシナモンの香りがしたり、リゾットはちゃんと生米から作る時間がかかるけどとんでもなくうまく、デザートのケーキはトマトとクリームチーズのパウンドケーキ。
いい意味で「クセの強い」イタリアンで、誰にでもおすすめしたくなるお店です。
1年ぶりの再訪です。
大阪のキタエリアのレビューを書くことが多いウチにとって、大和川より南のお店はなかなか再訪機会がないお店が多いのですが、このお店は、前回行ったときから何度も「もう一回行きたい!」と言い続けていました。
とは言え、なかなか機会を見つけることができず、無理矢理「この店にもう一回行きたいっ!」とイベントを立ち上げてみたところ、お付き合い頂ける方が4人見つかり、ウチも含めて5人で再訪させて頂くことになりました。
こちらのお店が「良いな」と思うのは、その時の旬の食材をシェフの感じる”美味しさ”で表現するある意味とんでもなくクセのある料理を提供すること。おしゃべり好きのオーナー曰く「ウチの料理が好きって人はずれてると思う」という位、ちょっと味わったことのないようなイタリアンを提供してくださいます。
この日は食べ損ねたと思った「栗と自家製ベーコンのカルボナーラ」が偶然の積み重ねで頂けることになり感激。
自家製の塩気の強いベーコンに、卵黄、生クリームの濃厚なカルボナーラのソースが絡んでいるのですが、そこに存在感のある"栗"がたっぷりと!
とにかく、栗の甘い香りがソースに移っていて、まるでフレーバーティーのように香ります。普通のカルボナーラでは考えられない香りのパスタです。
他にも、
目一杯の厚切りにされたサーモンに茄子のピューレをかけたカルパッチョ。その上には林檎、クルミ、生ハム、セロリのサラダ、ピンクペッパーが味を美味く締めています。
前菜に提供されるドライトマトは国産のものとは明らかに違う鮮烈な香味。これだけ売って下さいといいたくなるお味。
自家製ソーセージは腸詰めではないタイプなので、ソテーすると出る油をしっかりと焼き野菜に吸わせて。
ゴルゴンゾーラのペンネは濃厚すぎるクリームソースに悩殺されてしまったり。
中華麺のようなタリオーニにはキノコがたっぷり合わせてあるので、秋らしい香りに包まれます。
この日、一緒にお付き合い頂いた方の中には、ソムリエの方もいたのですが、ワインと合わせて本当に喜んで頂きました。
おかげで、ウチもあまり飲まないビールやワインを飲んで、ちょっと飲み過ぎ、食べ過ぎ。
クセのある料理なので合わない人もいるかもしれませんし、ウチのレビューを読んで頂いている方には行きづらい場所のお店かもしれません。紹介している料理も旬を過ぎてしまうと食べることができません。
ですが、ウチはやはり思いっきり推したいお店の一つで、再訪でまたその気持ちを確かめることができました。
また、行きます。ほんとーにごちそうさまでした。
【以下は'11.10.30レビュー】
愛媛から同業者が来阪されるとのことでオフ会を開催しました。
あとで聞いたところ、どうしてもこのお店に行きたかったとのこと。ウチが東京にそれだけ「どうしても!」というお店を知っているかというとそんなことはありません。それだけに食事前から楽しみだったのですが、いやいや、それ以上でした!
場所は堺市の白鷺駅から徒歩5分ほど。大阪府立大学の側の学生街の中に立つ、それほど大きなお店ではありません。
ですが、店頭の雰囲気は良いんですよね(撮影したのですが、しっかりと保存を忘れるという失態を演じました。)、ウチの自宅側に「ROCCO」というイタリアンがあるのですが、地元にしっかり根付いた、知る人ぞ知るという店構えのお店です。
店内はカウンター席19席、テーブル席は12席。テーブル席はちょっと詰め詰めな感じですが、仲間内であればこれくらいの距離感が良いかも。
この日は、幹事さんが¥3,500円程度の料理でと言っていたのですが、さっそく店員さんが気を効かせてくださいます。
「隣のテーブルは学生さんが多いのでパスタを多めに出そうと思っているんですが、こちらは飲みそうなのでどうしましょうか? チーズとか前菜を多めにしてみましょうか?」
もう、この気遣いからノックアウトですわ。
幹事さんは数年ぶりにこのお店に予約を取ってたのですが、以前来店時のことを覚えてはるという、なんとも素晴らしい接客ぶり。
元々ウチは飲む方やないんで、他の5人が生ビールをオーダーする中、ソーダ水という選択を考えていたのですが、店員さんはビールという言葉を聞いて、押しつけがましくない程度にベルギービールを薦めてくださいます。それにつられて、ウチもそのビールを飲んでみることに。
これが美味い! いや、ウチ、はっきりと言ってビールは大嫌いです。呑み会でも最初の一杯で避けられないときだけ周りに合わせて飲むくらい。
それなのに、小瓶(ですよね??)を一本、さっと飲んでしまいました。
その後も、仕入れは安く叩いたという赤ワイン(「でも、イタリアでグラスでがばっと飲む感じなんですよね~」とさらっと言ってくれる)をさっと持ってきたり。料理に合わせて次はボディのしっかりしたものを提供して下さったり。もうとにかく巧いんですよ。
料理もどれも一口違います。
ブルスケッタは「こういうことはあんまりしちゃいけないんですけどね」と言いつつ、ゴーダチーズをたっぷりと、アンチョビをあしらってみたり。
さらっとプロシュートを出してみたり。
秋刀魚の香味焼きはそのままローストするんじゃなくて、マリネにしたものをローストして、蕪のピューレと合わせてみたり。
パスタもジェノベーゼだと思ったら、「バジルは季節で味にムラがありすぎるんで、青じそを使ってみてます」なんて呟いてみて、また食べるとこれがとんでもなく美味かったり。
個人的に良いなと思ったのは、「ハマチと焼き茄子の手打ちpici(ピチ)」「自家製ベーコンのアマトリチャーナ」のパスタ2種。
「ハマチと焼き茄子の手打ちpici(ピチ)」は何を置いても、ピチの食感が面白い! ピチはシエナ地方の手打ちパスタで、店員さん曰く「イタリア人、アホですよね。めっちゃ手間かかるんですよ、これ」と言うぐらいでして、写真を見ても分かるとおり太さがうどん並みです。ところが食べてみると、食感は明らかにパスタなんですよね。
ゆで時間はなんと20分!
ハマチと焼き茄子を合わせているんですが、これがもう絶品です。塩梅がものすごく繊細な場所で押さえられていて、もっちもっちのピチの食べ応えがたまりません。
店員さんに「めっちゃ美味しいです!」とつたえると、「美味しいやったらやめようと思ってるけど、めっちゃ美味しいなら続けないとね」と(笑)。
「自家製ベーコンのアマトリチャーナ」はピチと比べたら、特殊なパスタではありませんが、こちらは自家製ベーコンが素晴らしかった。
ベーコンは以前勤めていた東淀川区(今は移転されているようですが)の「オステリア ニンナナンナ」の、自家製ベーコンが好きだったのですが、こちらは塩気たかなり強めのしっかりとしたベーコンで、小さく刻んでいるのですが存在感がありまくりです。
トマトソースとの相性もばっちりで、これはランチメニューで出されたらホンマたまりませんね。淀屋橋に出張して欲しいくらい。
そうそう、その後に提供されたカルボナーラはまた違ったベーコンで薄切りの食感が面白いと思ってしまいました。
「若鶏のフリカッセア」を追加でいただきましたが、グリーンオリーブがアクセントになった軽い煮込み料理で、美味しかったです。
ホントに料理も、ワインも、店員さんの接客も素晴らしいお店でした。
今年行ったイタリアンではベストですね。ぜひ、食べログのメンバーの方とご一緒したいお店。
必ず再訪したいと思います。ほんとーーーーに、ごちそうさまでした。