串36さんのマイ★ベストレストラン 2016

串36のレストランガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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単純に総合点数で並べたランキング。個人的な好みが出ております。寿司と串焼きと燻製肉食居酒屋に凝り固まったランキング。さすがです。
どちらのお店も、たいへんお世話になってます。これからも期待を大きくご訪問させていただきつつ、新たなお店の開拓にもいそしんでまいりたいと存じます。

マイ★ベストレストラン

1位

鮨と日本料理 ふう (宮崎 / 寿司、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2016/08訪問 2016/08/25

純日本。味も雰囲気も最高です。

酒菜蔵 號 の花板さんが独立開業されたお店です。
一言で申し上げるならば、日本人でよかった・・・と思うお店です。すばらしい。
少なくとも私にとっては、一心鮨光洋と互角に肩を並べる、宮崎の寿司の名店といえます。

引き戸を開けると、とっても明るい空間。
正面には6・7席ほどのカウンター。
白木の作りで清潔感があります。
ネタはケースではなく、厨房にある模様で、
そのおかげで、カウンターも広く見えますし、大将との距離も近く感じます。
とてもお若い大将です。

今回はカウンターをお借りして、肴と握りをおまかせでお願いします。
お酒、天狗舞の純米をいただき、さっそく魅惑のお料理をいただきます。

先付けのほか、小鉢・お造りともに繊細な感じがします。
この日の焼き物はイシダイ。
宮崎の港に揚がったイシダイを塩焼きにしていただきますが、
これがまた。旨い旨い。
名残のイシダイですが、きっちりと旨みが乗っているうえに、
塩加減も焼き具合も絶妙です。
その後、寿司を数カン。
寿司はポーション小さ目の握りで私好みです。
それぞれ、単純な寿司ではありません。
サイマキなど、もしかしたらヅケにしてあるのでしょうか。
香りにも一工夫凝らしてあることがよく分かります。
スダチ?ヘベズ?それらの香りが乗っております。
江戸前寿司の仕事の中身をよく分かっていらっしゃるのでしょう。

大将、よくお話しくださいます。
その中で分かったことがいくつか。
1)宮崎の地獲れの魚を使っていること。
2)大将自身、釣り、特に磯釣りが好きであること。
宮崎の魚を使う。これは非常に交感が持てます。
そして、ご自身も釣りをなさること。
もしかしたら、先のイシダイも大将が自ら釣り上げたものなのかも知れません。
・・・まさかね。

こちらのお店、カウンターのほかに小さなテーブルと座敷もあるようなのですが、
箱に比べて、スタッフが少ないです。
大将おひとりで切り盛りしていらっしゃる模様。
なので、お電話で予約しての訪問が、お店にとっても客にとっても幸せなことと思います。


  • カウンター
  • カウンター
  • 看板

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2位

RAKUDA STORE (宮崎 / 居酒屋、バー、創作料理)

3回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2017/05訪問 2017/05/05

路地裏に潜む銘店。味・雰囲気・コンセプト、どれをとっても素晴らしい。

2016/03再訪。

ゼロ次会です。ずいぶんと久しぶりです。
実は年が明けてから、4~5回ほど訪問したのですが、
満席だったり貸切だったりでなかなか。
繁盛するのは良いことです。

今回も4種盛りと赤ワインで軽くゼロ次会。
美味しくいただきました。
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2015/11再訪。

今宵は新たなる境地を開拓すべく、海鮮モノのメニューをいくつか。
当然、ワインは白をお願いします。

ソフトシェルシュリンプと塩サバをチョイス。
先に、シュリンプが運ばれてまいります。
頭ごと&殻ごとバリバリといただけます。
スモークがキレイに入っており、旨いです。

そして、同席した友人が絶賛したのが、塩サバ。
美しい飴色にスモークされた塩サバです。
和食チックなテイストではありますが、しっかりとスモークされており、
その香ばしさといったら、あなた。
ワインにももちろん合いますが、白いご飯にもバッチリでしょう。

今回はちと飲み過ぎました^^。
3人で、ビール3本とワイン3本…美味しかったです。ありがとうございました。
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2015/9再訪。
いつも単独で訪問するのですが、今回は仲間5名でおねがいしました。
初ボックス席です。
単独だとどうしてもオーダーに偏りも出るし、
何より料理をシェアすることができないので、大皿はオーダーできません。
そういう意味では、グループで訪問したことによるメリットが大いにありました。

まずは、ワイン。
私はアルコールはブランデー以外は、
ラムも高粱酒もグラッパも他の全ての酒も大好きです。
ワインももちろん大好きなのですが、だがしかし。
ワインは、産地やブドウ品種や規格が複雑すぎて、銘柄には明るくないです。
せいぜい、ボルドーなのかブルゴーニュなのか…
ドイツなのかフランスなのチリなのかスペインなのか…
カヴェルネなのかメルローなのかガメイなのかシラーなのか…
シャルドネなのかセミヨンなのかムスカデなのかリースリングなのか…
その程度のことしか知りません。

なので、ボトルワインを選ぶときにも、ママさんにお手伝いいただき、
「サンジョヴェーゼ(キャンティの品種がコレだった)で旨いヤツ!」
…というワガママを言ってお勧めを選んでいただきました。
単独でボトル1本はムリなので、やっぱりこういう時にグループはいいです。

そして、初めていただいた、ポテトサラダ。
バゲットに贅沢に乗っけて頬張って噛みしめてみます。
家庭的な味わいながらも、何か他に味が隠してあるかのような旨さです。
バゲットと一緒に供されることもいいですね。
噛みしめることによって、ポテトの味わいが深まります。

やっぱり、ここは…良いです。好き。

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2015/8再訪。
なかなか訪れる機会に巡り合えませんでしたが、やっぱりここはいい。
ここでしか出会えないお料理が多すぎます。

今回は、たまごの燻製をオーダー。
ワインとたまご料理は、オムレツにしろスクランブルエッグにしろ、
どんな調理法にしてもワインとは絶対に合わないものの一つだと認識しておりました。
ワインに合うんですかね・・・?とお尋ねしてみたところ、
割と何にでも合いますよ。とのお返事。
ならば、試してみる価値があります。

頂戴したのは、中身とろとろの半熟燻製たまご。
半熟ですが、黄身はいい具合に熱が入っているようで、適当な粘度の半熟です
真っ二つに割ってあります。
おそるおそる・・・赤ワインと合わせてみましたが、スモーキーフレーバのおかげか、
確かに「合わなくもない」感じです。
たまご自体はほんのりと香ばしい香りが立ち、黄身のうま味がガツンとくる美味しさ。
たしかに旨い。ワインに合わなくもない・・・でもやっぱりチーズや肉のほうが合うかな・・・
貴重な経験をいたしました。

また、今回の訪問ではコスパの良好さを再認識。
燻製チーズは350円という安さですが、1人ではもてあますほどの盛りの良さです。
この価格なら、半分量でも十分に納得するお料理。
まことによろしいです。

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連休初日。ふらりと独りで街に出ました。
そのまま夕方になりましたので、どこかで軽く一杯やって帰ろうと思い、
哲心で蕎麦を手繰ろうか、蛮風で焼きトンをつまもうか…と迷っていたところ、
シンプルながらも趣のある風情のお店を発見。
入り口ドアの覗き窓からのぞいてみると、カウンターが見えます。
カウンターがあるなら単独でもイケるはず!と、意を決して突入です。

ドアを開けると、ふわーっと燻製のスモーキーフレーバーが匂います。
左手にはワインのボトルがたくさん並んでいます。
左手に4人掛けのテーブル席が2つ。右手は軽く仕切られており、プライベートな空間で、
ここにもテーブルがいくつかあります。
その最奥にカウンター。5~6席でしょうか。
厨房はサラシですが、間口はそう広くはありません。
調度品も落ち着いた雰囲気で、BGMも心地よいです。
これはなかなか落ち着いた良店です。
おそらくご夫婦で切り盛りしていらっしゃるのだと思います(違ってたらごめんなさい)。
ホールを奥さんが、厨房をご主人がご担当です。
その他にはスタッフさんはいらっしゃいません。

入る時から燻製メニューを確認しておりましたし、店内のスモーキーな香りから想像しておりましたが、
メニューはスモーク&スモークです。
ドリンクを何にしようかと思案しておりましたら、「燻製ビール」の文字が。
液体を燻煙できるはずもなく、聞いてみると、燻煙麦芽を使ったビールだそうです。
では、それをお願いします。
で、壁のメニューを見ると、「燻製ビールセット¥1,500」なるものを見つけました。
とりあえず、それをお願いします。

まずは燻製ビール。
見た目は普通のビールっぽいですが、麦芽の香りが強くて香ばしい美味しさ。
どちらかというと、スタウトのような風味です。
セットメニューの燻製4点盛りは、チーズ・砂肝・ベーコン・鴨肉。
これにレモンとマスタード、オリーブオイルが付いています。
どれも標準以上の美味しさです。
特に砂肝。これは非常に美味しいです。ビールがすすみます。

その他のメニューを見て少々驚いたのは、日本酒があること。
燻製は煙で燻すわけで、強い香りが特徴です。
そのため、繊細な味わいの日本酒がどこまで通用するのか疑問ですが、
これは試してみる価値がありそうです…が、次回のお楽しみということに。

途中でハウスワインの赤をいただき、追加で何か…と思いましたが、
時間的にケツカッチンだったこともあり、お会計していただきました。

お味も雰囲気も優れたお店ですが、私的に素晴らしいと感じたのは、コンセプト。
燻製というある意味特殊な調理法を主軸に据えた展開は宮崎では珍しく、
また、画期的なコンセプトだと思います。
こういうお店を、宮崎は無くしてはいけません。
そのためにも、ご主人には日々精進して頂きたいし、
私も、またご訪問させていただこうと思います。
とても良いお店を見つけました。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

寿司添 (宮崎 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2016/08訪問 2017/01/05

CP抜群の寿司。握りの美しさも特筆ものです。

2016/05、再訪。
集団宴会の一次会から離れて、単独二次会。久しぶりのカウンターです。
いつもの、三千盛を冷やで。
肴は、アユのうるか。
このうるかが。まあ旨いこと。
白子が多めの手作り感満載のうるかです。
工場生産の瓶詰などでは絶対に出ないだろう生うるかの風味が素晴らしい。

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2016/04、再訪。
コース料理です。
焼き物が季節ごとに違ってきます。
夏は鮎、秋は秋刀魚が多いのですが、今回は春。
登場したのは、細魚の一夜干しでした。
軽い干しあがりで、カリっと香ばしく焼きあがっております。
日本酒に合います。美味しいです。

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2015/08、再訪。
娘の帰省に合わせて、家族での食事をこちらでお願いするのが通例になりました。
単独カウンターは前まんべんなく何度かありますが、
コースでお願いするお料理は家族での訪問時のみです。

今回は特に!特に!と・く・に!握りが非っ常ぉ~~~に良かった。
それだけ取れば、光洋の寿司に全く劣らないものでした。
旨かったです。ごちそうさまでした。

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2014/08、再訪。
寿司好きの娘にせがまれて、お座敷をお借りしました。

単独または同僚数名なら迷わずカウンターなのですが、
今回は座敷。
その都度オーダーを出すのもどうかなーということで、
2500円設定のコースをお願いします。

単品でオーダーすれば5000円ほどではないでしょうか。
お造り盛合せ
鮎の塩焼き
天ぷら盛合せ
とっくり蒸し(こちらのお店の看板メニュー)
握り5カン
・・・あと何か忘れた・・・
満足です。

特に、とっくり蒸し。
大振りのとっくりが3段に分れており、とろろの蒸し物。
これを、出汁あんでいただきます。
私、このお料理は初めてでしたが、ダシの上品な味わいととろろのマッチングが素晴らしい。
もっと早い段階で経験しておくべきでした。
和食にウルさい我が嫁と娘の感想は、「感動」。
いい夜を過ごさせていただきました。

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2014/05、再訪。
宴会上がりの独り寿司です。

今回は、土曜日の夜ということで、少し込み合っておりました。
今回はもともと、お寿司をいただくのが主眼でしたので、
お酒をお願いして、特上をお願いします。

特上寿司は2,500円。
赤出汁もつきますし、中トロ・さいまき・ウニ・イクラも入っております。
握りの美しさは前回の訪問で認識しておりますが、
今回もまた、上々の出来栄え。
当然ながら、味も申し分なしです。
恐るべきCPの良さです。

また、感心したことがもう一点。
こちら、全席喫煙可なようですが、私、タバコの臭いがまるで駄目。
そんなところに、握りを楽しんでいるすぐ横で、
お客のオジサンがタバコをふかしはじめました。
ああ、イヤだなぁ・・・と思っていると、煙が流れてきません。
空調換気がうまくいっているのでしょうか。気にならない程度で済みました。
本当は全席禁煙にして欲しいのは山々ですが、
これほど換気が効いているなら、まあ我慢できるかな。。。

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ひょんなことから、夜の9時にニシタチで独りになってしまいました。
平日だし、深酒はしたくないし・・・とっとと帰ろうかと思いながらぶらぶら。
で、こちらのお店の前で足が止まりました。
実は20年も前の、私がまだ若いころ、よく利用していたお寿司屋さんです。
当時はもっぱらお持ち帰りでしたし、何分大昔のことなのでよく覚えていません。
とりあえず、寿司をつまんで帰ろうと、訪問。

威勢の良いお出迎えの挨拶が聞こえてきます。
店内は、黒の石造りのカウンターと、座敷が1卓のみの小さなお店です。
大将はまだ若く、ハツラツとした感じでなかなか鯔背。
さっそくお酒をお願いします。
その後、「メニューです。」と、紙書きのメニューが登場。
お造りのメニューがずらずらーっと。
その他にも、焼き物や和え物などのメニューが並びます。
寿司屋のメニューは時価で単価表示ナシというところも珍しくないのですが、
こちらは安心してお願いできます。
お値段も安心な価格です。

さっそく、鰯の刺身と、茶碗蒸しをお願いします。
すると、お通しが出されますが、
お通しというより、「先付」ですね。
焼きゲソ、ばいがい、お浸しが、綺麗に盛られております。
次いで、茶碗蒸しが登場。
アツアツです。出汁の旨みが効いて美味しいです。

そして、感動したのが、鰯のお造り。
何が感動って、その盛り付けの美しさといったら、あなた。
名のある和食の名店で修業したのでしょうか。
寿司屋のお料理で、この盛り付けが出て来るとは思いもよりません。
もちろん、鰯自体が新鮮でピカピカ光っており旨いのですが、
目でも楽しめるこの皿は、寿司屋のそれではなく、完全に和食の世界です。

2品を堪能し、お酒も2ついただいたところで、お寿司をお願いします。
このお寿司がまた素晴らしい。
私好みの小ぶりな寿司であることも影響しているかも知れません。
特別、珍しいネタや仕込みがあるわけではありませんが、
基本に忠実な寿司、とでも言うのでしょうか。
シャリと握りだけを比較すれば、名店「一心鮨光洋」に似ています。
上寿司に赤出汁が付いて、これで破格の2,000円!!
恐ろしいCPです。

このお店、大将は二代目で、私が若いころに使っていた時は先代だったんでしょう。
目立たないお店ですが、寿司屋としては非常に良いお店です。
今後、またちょくちょく寄らせて頂きます。

  • お通し
  • 手作り。鮎のうるか。
  • サヨリの一夜干し。
  • 前菜。レンコンのきんぴら旨い。

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4位

竹寿司 (高千穂 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2016/08訪問 2016/08/17

気さくな親父と、はにかみの寿司修行の若者と。

無我夢中でほろ酔い、次のお店に向かったのですが、そこが最悪。
忙しいのは分かりますが…最初っから最後まで苦虫面の怒ったオヤジの店で、
〆サバも萎びたノルウェー産の出来合い冷凍物という、近年稀に見るひどいお店でした。

さて。気を取り直して、お寿司でも。と、昔からある寿司屋に向かいます。
高千穂町内で寿司屋といえば、ここ竹寿司と、もう一件、正鮨しかありません。
今回は、中心地に近い竹寿司さんにやってきました。

引き戸を開け、ちょっとした生簀の空間を抜けると、レトロ感満載のカウンター。
裏手は座敷です。
カウンターには、すでに3組のお客さんが食事をされてます。
先ほどのお店でもそうでしたが、お盆の真ん中なのでお忙しいようです。
カウンターの中から、オヤジが握りの手も止めずに問いかけます。
「ごめんねー。ちょっとだけ時間かかるかも知れんけど、座ってー。」
気さくです。にっこにこです。
その傍らには、ずいぶんお若い成年が、これまたにっこにこで立ち働いております。

カウンターをお借りして、とりあえず日本酒をください。
300mlの冷酒が数種類あるようですので、その中から山形の「上喜元」をいただきます。
いかに寿司屋といえども、高千穂町で日本酒を呑む客は少ないでしょう。
そのため、わざわざ300mlの飲み切りボトルを用意しているのだと思います。

ちょっと時間かかるよ、と言われてますので、ゆっくりまったり待つつもりでしたが、
お隣で食事をされているご夫婦から、嬉しい提案が。
「ミナだったらすぐでしょ?美味しいですよ?どうですか?」
これを聞いたオヤジ。
「ああ。ミナはすぐに出せるよ?」ということで、ミナ貝をいただきます。

宮崎方面ではサンカクミナと呼ばれる貝を塩ゆでにしたものです。
全国的には、シッタカ、あるいはニナと呼ばれている貝で、標準和名はバテイラです。
大きさが全く揃っておりません^^;;
デカいのもあれば、ちっちゃいのもある。手作り感、自家採集感が満載です。
爪楊枝を差し込んでクルクルっと回して中身を取り出し、頬張ります。
さすが、寿司屋。高千穂の山の中で、潮の香りが楽しめるとは思いませんでした。

時間がかかる、ということなので、このうちに刺し盛りをオーダー。
すると大将。「なんがいい?」
当然、メニューなどありませんので、白身多めで1人前、というざっくりした注文です。

しばらくすると、刺し盛り登場。ひらめ、さば、活きエビ。
ひらめは季節ではないですが、芽ネギを巻いていただいてみますと、ネギの風味に負けず旨いです。
さば。これはまた先ほどのお店の酷い〆サバとは打って変わって、すばらしい。
切っつけの角が立ってます。ぴかぴかです。
エビ。サイマキですが、びっくんびっくん動いてます。
アタマを千切ってミソをすすり、酒で流し込めば、至高の極み。
旨いです。
高千穂でこれだけの魚がいただけるとは、と大将に進言しますと、
どうやら、熊本県の天草方面から届くものらしいです。
先の熊本地震で、魚の輸送が困難になった時は困ったとおっしゃってました。

カウンターには、筍の巻き寿司が丁寧に巻いてまりました。
こちらの名物のようです。
カウンターのお隣さんも気になったらしく、作り方を聞いてます。
竹は必ず、呉竹でなければダメだ。モウソウでもコサンでもダメなんだ、と。
クレタケといえば、ヘラ竿や渓流竿などの釣竿に使われる竹ですが、
まさか寿司にも使われているとは知りませんでした。
ほいよ!っと、1切れくださいましたので、ありがたく頂いてみます。
筍の歯触りが面白いです。そして、甘い。
煮つけてあるのですが、甘めの煮しめの感じがします。
なかなか風情ある美味しいお寿司でした。

さて。
寿司屋ですから、最後は絶対に握り寿司をいただいて帰りたい。
ところで、修行中の若者ですが、20歳前後でしょうか。
常に満面の明るい笑顔が印象的な、応援したくなる若者です。
気さくで面白い大将の元で修行に励むと、こんなにも客を楽しくさせる職人が生まれるのか。
で。
洒落といっては何ですが、大将にお願い。
「若者はツケ場で握りはできますか?」と、無理を承知で聞いてみますと、
「ん?じゃあ、握ってみる?」というお返事。
大将の寿司も食ってみたいけど、若者の修行の成果も見てみたいじゃないすか。
言いませんでしたが、多少の不出来を覚悟して、1人前をお願いします。

若者、一生懸命です。
そりゃ時間もかかります。大将のようにチャチャチャっというわけにはいきません。
そりゃ大きさも不揃いです。大将のように機械で図ったように同じ寿司にはなりません。
しかし、旨かったです。
気持ち良かった、と言ったほうがいいでしょうか。
この職人さんには大成していただきたいものです。応援します。

本当にあたたかな雰囲気の、美味しい、まことによいお店でした。
また次回、よろしくお願い致します。

  • 刺盛り
  • 日本酒は小ボトルです。

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5位

蛮風 (宮崎 / 串焼き、焼き鳥、もつ焼き)

1回

  • 夜の点数: 3.4

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2016/07訪問 2016/09/23

宮崎で焼きトンが食せる貴重なお店。

2016/09
本日は飛び石連休休日前の水曜日。
カウンターは、ほぼ満席です。
9名の客を相手に、マスターの奮闘ぶりは素晴らしい。
頑張ってます。
9名の客のうち、男性はわずかに3名。
女性のお客様が多いです。
こういうところにも、お店の良さが現れます。
安心感・・・でしょうか。

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2016/07。
ここんところ、オーダーが落ち着いてきたような気がします。
レバーを2本、それぞれ塩とタレで。
カシラ
テッポウ
シロ
今回も旨いです。焼きにブレがないところもさすが。
マスター。いいお仕事をなさいます。感謝。
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2016/02再訪。

ゼロ次会です。この後は大人数の宴会なので、軽めに独りでゼロ次会。
そういえば、よく利用する大塚のお肉屋さんのカウンターに、こちらの名刺を発見しました。
このお肉屋さんは、丁寧に処理された良質のお肉を安く提供してくださるうえ、
ぶた味噌なる調理肉がたいへんに美味しいので、かなりの頻度で利用しております。
そうかー。良い仕入先を持っていることも旨さの秘訣かと納得。
今回は、レバーとテッポウとシロでチューハイを1杯いただきました。

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2015/11再訪。

いつも単品でオーダーするのですが、今回は「蛮風セット 1,500円」で。
かしら、しろ、ればー、たん、あげとろ。
満足です。
また再訪時にはよろしくお願いいたします。

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なにやら新店が開店したようで、しかも焼きトンがメインらしい。
では、行ってみねばなりません。
というわけで、さっそく突撃となりました。

場所がちょっとわかりにくいかもしれませんね。
宮崎山形屋裏手の路地に入った場所にあります。

ドアを開けっ放しにしてあるところは好感度アップ。
外から店内がうかがい知れるというのは、初見客には嬉しいところです。
店内はさらしの厨房にⅬ字型カウンターのみ。
カウンター背面のスペースも狭く、カウンター奥行も狭い空間ではありますが、
清潔で明るい店内装飾のためか、そう窮屈さは感じません。

カウンター正面には木札のメニューが。
さっそく、シロ・カシラ・タン・レバーと、豚のセレクトをお願いします。
焼きあがるまでの間につまもうと、もつ煮込みも注文。
もつ煮込みはすぐに登場しました。
大振りのモツに、味染み大根がベストマッチ。
ビールを飲み干し、焼酎ロックへとチェンジします。

そうこうしているうちに、串焼きの数々が登場。
串打ち、私の好きな小ぶりスタイル。
途中、「レバーは塩とタレ、どっちにしますか?」とのことでしたが、
おすすめを聞いてみると即座に、「タレをお勧めします!」とご主人。
お勧めのまま、タレでいただきましたが、甘さが抑えてあってあっさりとした大人のタレ。
甘ったるい、ご飯のオカズにしかならないようなタレが多い昨今、
このタレは見事です。

ついで、紫蘇巻き・つくね・あげとろ・ピーマンチーズなどを追加注文。
特筆すべきは、つくねでした。
ふわふわの食感なのに、こんなに柔らかいのに、なんでこんな細い串に打てるのか!?
普通、この柔らかさのつくねなら、つくね串(竹べらのように平たい串)を使うのに、
通常の竹串1本に見事に打ってあるじゃないですか。
お見事としか言いようがありません。

美味しい串焼きを堪能しながら、残念に思ったこと2点。

①このメニュー構成なら、やっぱりホッピーが欲しいなぁ。
焼きトンにはやっぱりホッピーっしょ。

②串焼きメニューに、豚バラとガツとテッポウが欲しいです。
ま、個人的意見ですが・・・

今回は連れ合いと2名で訪問させていただきましたが、
今後は単独で、寄らせていただきます。

  • レバー。タレ。
  • レバー。塩。
  • (説明なし)

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6位

加免寿司 (春日井(JR) / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 3.4

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2016/06訪問 2016/06/13

おそらくすべて自家仕込み。河岸玉に頼らないお店です。

2016/06。
春日井はもとより、愛知県で安くておいしいお寿司屋さんを探すのは困難です。
今回、相方がどうしても寿司!ということなので、突撃です。

事前情報が乏しいので、おそるおそる引き戸を開けてみます。
すると、威勢の良い大将のお出迎え。
これぞ寿司屋!って感じの、江戸っ子の鯔背なご挨拶です。

店内はⅬ字型の9席のカウンターと、6人掛けの小上がりが2席。
カウンターは木目の年代物ですが、きちんと手入れが成されていて、清潔です。
奥行もあり、使い勝手のよさそうなカウンターです。
そのカウンターをお借りします。

今回は初っ端から、日本酒をオーダー。
メニューはありませんので、大将にお聞きし、広島の辛口をお勧めされるままにオーダーです。
お酒はもっきりです。
お勧めだけあって、キリっとした辛口のお酒。
で。
ネタケースを覗いてみますと、良い色合いのカンパチがございます。
じゃあ、カンパチを切っていただきましょう。
お刺身はツケ台に盛られるのかと思いましたが、お皿に盛り付けで提供されました。
さすがに寿司屋。魚は旨い!ほどよく寝かせてあります。
相方はお寿司を所望。
壁際には手書きのメニューがありまして、
にぎり&ちらし、それぞれ、
並1,000円
上2,000円
特上3,000円
というお値段です。
はっきり申し上げて、破格値です。安すぎ。

その中から、上にぎりをご注文されました。
私も、同じモノをお願いすることにいたします。
ツケ台にゲタが登場し、まずはイカ(おそらくミズイカ)と赤身が登場。
ねっとりとした赤身の味わいは、これは夏場に向かって旨くなるミナミマグロです。
冬はホンマグロ、夏はミナミマグロが旨いのはあたりまえですが、
本マグロ(クロマグロ)至上主義指向にあるこのご時世に、立派です。

その後も、カンパチ、タコ、白身、といただき、最後に巻き物と玉が登場。
玉ですが、河岸玉ではありません。
ツケ場には、大将がご自身で焼いたとみられる玉が数本、並んでおります。
控えめな甘口の玉子ですが、河岸に頼らずにお店で玉を仕込むお寿司屋さん。
高級店ならわかりますが、街の寿司屋としてはとても頑張っておいでだと感心します。

もう一点、感心したのが、アカガイ。
そりゃ本玉ではないでしょう。
おそらく白玉=サルボウ、または、バチ玉=サトウでしょうが、
それが殻付きのままにネタケースに収まっております。
剥き身ではない。これもまた、高級店ではないのに、さすがです。
寿司屋として基本的なことを、きちんと手抜きなくお仕事されていることがよく分かります。

お店の雰囲気といい、大将の気さくな人柄といい、破格のお値段といい、
街の普段使いのお寿司屋さんとして、常連さんに愛されるお店であると思われます。
次回。また、愛知に上った際にはぜひ、立ち寄らせていただきたい素敵なお店でした。

なお、蛇足ながら。
「加免寿司」と書いて、「かめずし」とお呼びするのが正しいそうです。
「かめんずし」ではなく、「かめずし」ですので、お間違えの無きよう。

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7位

良兆 (宮崎 / 寿司)

2回

  • 夜の点数: 3.3

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2017/03訪問 2017/03/26

面白い握り方をする大将。

ずいぶん以前に一度、利用したことがあるのですが、
数年、ご無沙汰だったお店です。
久しぶりに、行ってみました。
お店の玄関前には大きなメニュー表がありますので、
お寿司屋さんとしては一見でも入りやすい部類のお店だと思います。

さっそく、店内へ。
9席のカウンターは白い石造り。清潔感満載です。
漬け場の壁には、おすすめメニューの手書き短冊がたくさん貼ってあります。
ちょっと強面のお兄さんに、お酒と酢の物を注文。
お酒は、他店と比べて多少割高です。が、適正価格の範囲内ではあります。
酢の物。今回はエビの酢の物をお願いしました。
キレイな盛り付け。酢の物として標準的な旨さですが、エビは突出して旨いです。
湯でエビは水っぽかったりするものもありますが、
こちらではきっちり、エビの旨みを感じることができます。

お通しと小鉢でお酒を2つ干したところで、握りをお願いします。
小ぶりで私の好みにぴったりな江戸前寿司。
イカは粗塩とスダチで。
ヅケは炙りヅケ。
ひと手間が感じられます。

特に、ヅケ。これ、旨い。
けっこう深めのヅケです。ここは好みが分かれるところかも知れません。
ねっとりとしたマグロの味わいがお好きなら、ぴったり合うと思いますが、
さっぱりしたほうがお好きなら、くどいと思われるかも知れません。
私にとっては、絶妙なヅケ。旨いです。
マグロも良いものなのだろうと思いますが、ヅケ醤油の味もよろしいのでしょう。
江戸前特有の、甘味の少ないシャリによく合います。

もう一転、面白いなーと感じたこと。それは、大将の握り方でした。
いったん握った寿司を、まな板に置き、そこで細工を施すように形を整えます。
その一連の動きにムダがなく、所作としても美しいものですが、
お寿司屋さんではあまりお見掛けしない動きでありました。
握りのスタイルも十人十色、というところでしょうか。

お店の屋号は「良兆」。
ずっと、「りょうちょう」と思っておりましたが、正しくは「よしちょう」のようです。

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8位

すし処 喜鶴 (宮崎 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 3.3

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2016/07訪問 2016/07/11

雰囲気の良いカウンター。日本酒も選択の幅が多くて良いです。

締めのお寿司です。
寿司添に向かいましたが、生憎の満席。。。残念。
というわけで、大鮨にしようか、寿し竹にしようか青辰にしようか。
迷った挙句、実はお友達から話だけ聞いていた、こちらのお店に初出場です。

引き戸を開けると、右手にカウンター。
7席ほど?あるでしょうか。
ネタケースの向かいには、大旦那とおぼしき大将と、若い兄さん。
とりあえず、壁に掛かったメニューから、うざくとお酒をお願いします。
お酒は、出羽桜。冷酒です。

うざくの前に、お通しが登場しました。
なんと、お通しにはうなぎときゅうりの酢の物。
私、先ほど「うざく」をオーダーしましたのに。。。なんて日だ。。。

お酒と同時に、うざくも登場。
うざくは大きめの深皿に、大根おろしに和えたものです。
酢が柔らかい。いい塩梅です。
お酒とよく合います。
お酒を追加でお願いし、握りをいただきましょう。
今回は第一回目の訪問ですので、並をお願いします。
握りは大きめです。
私的にはもう少し小さく握っていただきたいところです。
シャリは酢が柔らかく、いい感じ。
寿司として普通に美味しいお寿司です。

赤身・白身・海老・烏賊と続いて、テンポがちょっと落ちました。
たぶん、この後は巻物で終了だな。と思わせる間です。
何か追加するなら今だぞ?巻物出したら終了だぞ?…という間ですね。
ほんの少しの間の後に、かっぱ巻きが登場して終了です。

並寿司1,400円。良心的な価格だと思います。
ただ、個人的な好みで申し上げれば、やっぱり寿司添のお寿司のほうが好きです。
これはもう本当に、個々の好き好きで違うものですね。

お店の雰囲気は…う~ん…
清潔で気持ちの良いカウンターであるうえに、
全席禁煙という素晴らしいお店なんですが、欠点が3点。

1)大将の趣味を客に見せつけるのはどうなのか?
野球が大好きなんでしょう。ボールも飾ってあります。
趣味なんでしょうが、お客には全く関係ないこと。
自分の趣味はこれですよ!と宣伝しなくてもよろしいのではないかと思います。
寿司屋に野球ボールはそぐわない。
せっかくの美味しい食事の場。しかも寿司屋。
もう少し、粋で鯔背な空間を提供していただけるとありがたいです。

2)テレビがあります。
私は、寿司屋にテレビは不要だと思う人です。
これは、先の(1)に通じるのではないかと思いますが、
大将。おそらく野球中継見たさでテレビ設置されたんじゃ?
お仕事の合間に趣味である野球観戦がしたいから、という理由であれば、アウトです。

3)有名人の色紙がいーっぱい。
コレ。こういうお店って割とあったりするわけですが、嫌いです。
自慢なの?何なの?って思ってしまいます。
有名な方や著名人なら舌が肥えた味が分かる人だとは限りませんので、
「有名人が来るほど旨い店だぞ!」とは言えません。
そこ、自慢する点ではないです。

と、厳しいことも申し上げましたが、まず第一に禁煙であることは本当に嬉しい。
それに、お酒の選択肢も幅広く、寿司屋であるにも関わらず、うなぎもある。
普段使いで、キレイなカウンターで寿司もつまめてお酒も飲めるお店。
と考えれば、なかなかよろしいお店であることは間違いないです。

  • (説明なし)

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9位

かぶと (近鉄名古屋、名鉄名古屋、名古屋 / 居酒屋、寿司、おでん)

1回

  • 夜の点数: 3.3

    • [ 料理・味 3.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2016/06訪問 2016/06/20

古き良き、オヤジの憩いの場。

名古屋最終日。
名鉄近くで居酒屋を探し、その外観に魅せられて入店です。

店内は大きな丸型のカウンター。
カウンターに囲まれた厨房も広めです。
いぶし銀の大将が取り仕切っております。

まずはビールを注文。
壁一面の貼ってあるメニューから、串カツをお願いします。
登場した串カツは、荒めのパン粉の大振りなものが2本。
ざっくりとした食感で、旨い。ビールに合います。
ビールを飲み干し、お酒に移ろうと思いますが、お酒がお安いです。
すべて、550円。これは嬉しい価格設定。
さっそく、三千盛をお願いします。
お酒はもっきりで登場。
コレに合わせて、つまみ寿司をオーダー。

つまみ寿司。確かに、ちょっとつまむには最適な寿司盛りです。
かんぱち、まぐろ赤身、白身(メジナかな?)と、鉄火巻き。
いかにも居酒屋の寿司!という感じの、素朴な味わいです。
つまみ寿司というネーミングがぴったりです。

お隣のおじさんがお召し上がりになっていた棒葉焼も気になりましたが、
日本酒だけど、どうしても肉系をいただきたく、ねぎま串もお願いします。
豚串です。鶏でないところも土地柄でしょうか。
大振りの串焼きです。旨いです。
コレと同じ旨さのものはどこにでもありますが、お店の雰囲気にピッタリ。

店内は大勢のオジサンたちであふれかえっておりますが、
小学校低学年と思しきお子様連れの若いご夫婦のお姿もあります。
お子さんにも優しくお声をかける大将。いい雰囲気です。
アットホームなどというありきたりな言葉では追いつかない。。。そんなお店でした。

  • ねぎま
  • 外観
  • もっきり酒。

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10位

鮨ダイニング ゆらり (宮崎 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 3.3

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2016/02訪問 2016/02/22

寿司屋という概念に収まらない、モダンな和食屋さんですね。

前々から気になっておりましたお店です。
なかなか入りづらい店構えではありますが、意を決して入店してみました。

重厚な佇まいの玄関です。
重い引き戸を開けて暖簾をくぐり入ってみますと、なかなかおしゃれな空間です。
サラシの厨房に6人掛けのカウンター。
4人掛けの掘り炬燵式の小上がりが2席。
寿司屋の感じはまったくありません。
こじゃれた小料理屋の雰囲気に、少しだけ洋風なテイストが加わっております。

カウンターをお借りし、メニューを拝見。
海鮮もののお料理が豊富にラインナップしております。
しかし、お酒の品揃えは少な目です。
焼酎文化の濃い宮崎ならでは、でしょうか。日本酒のメニューが貧弱ではあります。
少ない日本酒メニューから、綾錦を選択します。
300mlの冷酒です。

ついで、お刺身を何かいただきたく、ヒラメをお願いします。
サラシですので、切っつけの様子までよく見ることが出来ます。
厨房は完全に寿司屋のソレですが、なんと、包丁がすごい。
柳葉はもちろんあるのですが、牛刀もあります。
和食屋でもそう見ることができない、ましてや寿司を売りにするお店なのに牛刀。
なかなか先鋭的なご主人なのではないかと期待されます。

出てきたお刺身。
大振りの角皿に綺麗に並べてあります。しかも、さすが旬。
飴色のキレイなヒラメです。もちろん不味いはずがありません。

今回はこの後数件廻る予定なので、お酒を飲み終えたら寿司を握っていただきます。
寿司盛り合わせをお願いすることにします。
ツケ台が無いので、ゲタか何かが出てきて、その上に握りが並ぶのかと思っておりましたが、
陶器のお皿に、綺麗に盛りつけて出していただけます。
このあたりもまた、寿司屋の方式とは違います。
どちらかというと、寿司を単なる「寿司」と見ず、「料理」として出している。
そんな感じもいたします。
お寿司は可も無く不可も無く。標準的に旨いです。
ポーションは私の好きな小さ目のお寿司です。
ハシゴの途中の小腹を満たすのもいいし、スタートに使うのも良いお店ですね。

ご主人はハンチング帽のイカした方で、何かと気を遣って話題を振ってくださいます。
もうお一人の女性は、とってもお若い方ですが、
こちらもまた、初見にも拘らず、笑顔でいろいろとお話しかけくださいます。
ざっくばらんになり過ぎることも無く、しつこくも無く、軽いジャブのようなお気遣い。
気持ちよいですね。長居したくなります。

それと。
関係ないことですが、箸置きが細巻でした。
遊び心のあるお店でもあります。

  • お通し。魚の皮湯引きポン酢。
  • 箸置きは鉄火巻。お隣さんはカッパ巻きでした。

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