Ribotさんのマイ★ベストレストラン 2018

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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「マイ★ベストレストラン2018」の「★」がやたらと気になるが、それはさておき2018年に訪問した中でトップ10を決めろと言われても、多過ぎて決められない。以前も同じように悩んだ末に「大阪のラーメン屋限定で10店」に絞りランキングを決めたことがあったが、今回は「北九州のバー限定で10店」に絞ってランクを決めてみた。なお、「バー藪」「クラスター」もランクインさせたかったのだが良く考えたら2017年以来訪問していなかった(汗)。順位は1、2位は確定だが、他はいまの気分で。明日また考えたら、多少変動はあるかもしれないくらいの僅差。

2019年はラーメントップ10にしようかな(笑)。

マイ★ベストレストラン

1位

デン・ザ・ラウンジング・ルーム (平和通、旦過、小倉 / バー、カフェ)

4回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.9
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.9
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2022/07訪問 2022/08/12

【更新】EDEN

ここはとにかくウイスキーの品揃えが豊富。系列の3Fバーはボトルキープするシステムだが、こちらはワンショットで注文できるのでレアな酒でも興味を持ったら一杯だけ、って愉しみかたができるのが良い。

バーテンダーさんが若手に変わった(以前の方は3Fへ)がカクテルも勉強熱心で、マニアックなものを注文してもカクテル事典やスマホで調べて作ってくれる。材料があることが前提だけれど。

あなたも「あのカクテル飲んでみたいんだけど、作ってる店少ないんだよな」ってものがあれば、ここでリクエストしてはいかがか。
緊急事態宣言による自粛期間中、いちばん行きたくてたまらなかったのがBARだ。BAR好きはなぜBARに行くのか?人によって理由は様々だろうが僕は「ウマいカクテルが飲みたいから」これに尽きる。だって、シンプルなカクテルだったら自分で家でも作れるわけだが、じゃぁなぜ世界に星の数ほどBARがあるかといえば、バーテンダーによって味が違うからだし、その味ときたら僕のような素人がヘタクソにステア(もしくはシェイク)したものとは雲泥の差があるからね。あの店のバーテンダーは腕が良いとか、あの店はオススメしないとか。それはとりもなおさず腕の差だ。

ということで、いっとき家で最低の腕のバーテンダー(僕だ)の作るカクテル"もどき"しか飲めなかった僕が、久々にウマいカクテルを堪能したくて来店。いろいろ飲ませてもらったけど1杯目に敢えての「XYZ」は最高だった。

なお、ドアは開放しておりアルコール消毒もあり。BARでドア開放となるとムードは下がるし、これからの時期は"虫問題"もあろうが、それより換気を優先という心意気は伝わる。
前回口コミは初訪問と2度目訪問の印象をまとめて書いたが、その後数回訪問したので久しぶりに更新。ここ、やはりいつ行っても最高のバー。雰囲気は格調高いが家賃の高さを感じさせない柔らかな接客。その分緊張感にやや欠けるが、それがかえって入りやすさに繋がって、普遍的な魅力になっていると思う。

ところで、前回の口コミを2点訂正したい。1点目は、小倉でいちばん勢いのあるバーと書いたが、そこまではなかった(笑)。たまたま2度訪問し、2度とも賑わっていたのでいつも人気かと誤解したが、日によっては僕1人ということもあるバーだった。静かに飲みたければ月木は狙い目。

もう1つ、ポルノグラフィティの岡野似のバーテンダーの話ばかり書いたがあの方、実はオーナーではなかった。ただの店長(といってもこのクラスのバーの店員だから大したものだが)であり、オーナーは別におられた。週末の忙しい時期などは顔を出してシェイカーをふるっておられる。

さて…ほかに付け加えることといえば、かなり高いハードルを想定したが、それよりさらにウイスキーのボトルの品揃えがよかったことか。パッと見えるバックバーだけでも相当数のウイスキーが並んでいるが、上の棚にもまだまだレアなものがあった。カクテル好きはもちろんたが、北九州のウイスキーマニアで、こちら未訪問の方がもしおられたら是非どうぞ。

早々に顔を覚えられてきているので、いまは訪問のたびに写真を撮ってはいないが、たまたま撮影したハイボール(これがまた美味い)とジンベースのカクテル、そしてワインカクテルの写真が出てきたので、たまには投稿。
「何を生意気な」と言われそうだが、「今、小倉でもっとも勢いのあるバー」という印象。灰色な評価の羅列も、今にして思えばきっと素敵な案内人だったのだろう。数少ない経験であるから「今のところ」としておくが、現在までで、もっとも僕が好きなバーである。おそらくこの先どれだけの軒数のバーを訪問しようと、トップ5から外れることはあるまい。小倉に産まれて良かった。このバーをこんなに早く知ることができたから。

◇◇

初訪問の1杯目はラフロイグの水割り、トゥワイスアップ。バーでは最初は軽めに行きたい人も多いと思うが、僕は、初めにガツンと行きたいのだ。

それからギムレット。使用するジンは、定番はタンカレーだと思うが、何となく、ビフィータで。ありがちな選択だけれどこれがいちばん冷凍庫の手前に置いてあったから、サッサと飲めるかな、と思って(笑)。ただ、何を使うかガヤガヤ話しているうちに、マスターがいろんなジンを引っ張り出してくれた。だったらやはりタンカレーをチョイス。むしろ「あれだけ総出させて、結局タンカレーかい!」というツッコミも聞こえたが、気にしない(笑)。

あとは、再度ウイスキー。「AGED OAK」と書かれた樽があった。スペイサイドとアイラがあったが、アイラは先ほどラフロイグを飲んだから、今回はスペイサイドで。「あの、エイジドオークのウイスキーの…」と告げたとき、心得ていますとばかりに微笑むマスター。「先ほどラフロイグを飲んだから」の声までは被ったが、「アイラ」の樽の前からの「アイラがお好きだと思いまして」の声とかぶるように「今度はスペイサイドを」と告げてしまう。「そっちかい!」と言いたげに、ガクっとしたのが面白かった。敷居が低いわけではないが、高さを感じさせない物腰、接客が素敵だ。

GYさんは、オリジナル?のカクテルを注文。BTさんは、シーブリーズ。シーブリーズ…知らないカクテル。そんなのがあったのか。ただ、「シーブリーズ」という単語を聞くと、頭の中でtrfが鳴り始めたので困った(笑)。後半は、マティーニも。オリーブは別添え。定番はショットグラスにイン、大阪だとそのタイプが多いしたぶん世界的に見てもそうだと思うのだが、小倉だと前回の店もここ「DEN」も、別添えだった。地域の流行りなのかな?

ここのバーテンダーを評するなら、ありがちな言葉になるが、「若き天才」というのが僕にはしっくりくる。「センスの塊」が、正しく研鑚を積めば、この若さでもこれほど出来るのだ、という見本。洋の東西を問わない酒の知識、カクテルの腕前に客との距離感。

そしてバーテンダーに必要不可欠ではないが、あるに越したことのないアビリティである「声の良さ」も見事。なんとなく、ポルノグラフティの岡野昭仁のような。つまらない話でも心地よく聴こえるだろう。ただし、3度通ったが、彼の話がつまらなかったことは1度もないが。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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2位

バー クレア デ ルネ (平和通、旦過、小倉 / バー)

3回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2022/06訪問 2022/08/12

【更新】アルネの事件簿

こちらのバーもまずまずリピートしてます。マスターがかなりこだわりが強くて、フレッシュフルーツの旬を外していようものなら「そのカクテルはやめましょう」と断られたりも。

あるときまた少しマニアックなカクテルを頼んだのだが、珍しく奥に引っ込んで、調べてくると。これを言わせたのは初めてで、ちょっとだけ勝ち誇った感も覚えたのだが、分厚いカクテルを事典持ち出してきたのは渋かったね。いまどきどこのバーテンダーさんもたいていスマホで調べるけど、こっちのほうが信頼度が高い出典。

ま、この店では大人しくスタンダードカクテル飲むことを勧める。というのも、シンプルなカクテルだからこそ、そこいらの店との次元の違いがわかるはずだから。
体調不良で2月ごろこから休業していたけれど、6月に再開していたそう。実は何度か19時過ぎに様子を見に来たのだが、シャッターが降りているうえ「休業中」の貼り紙も剥がされていて、もしや閉店!?と肝を冷やしたのだが、マイレビュアーさん情報で「再開していた」と聞き、ちょっと遅めに訪問したら再開されていた!という情報をすぐさま投稿したつもりでいたら、していなかった(笑)。

ファンのみなさま、とっくに再開されておりますので、ご安心を!

ちなみに再開後もシャッターが降りていた県は、聞けば、19時すぐには開けないこともあったらしく(体調のこともあるのかも)、僕の運が悪いだけだった。再開後は、以前よりトークの勢いは落ちた気はするが、カクテルの知識と腕は衰え知らず。他の、名の知れたバーでも注文すると「何でしたっけ?」とか「ちょっとレシピ調べます」と言われることもある、ややマイナーなカクテルもサっと作ってくれる。

やはり良い店だ。もちろん再開後、何度か寄らせてもらっている。
小倉にあるバー「クレアデルネ」…月光を意味するフランス語(らしい…フランス語は詳しくないので調べた)。店内に流れるのはアナログ盤からのクラシック。音像もかなり重厚で、極めてオーセンティックな店内とよく似合う。カクテルのウデは小倉でも屈指ながら、肩肘張らないマスターの人間こそが魅力。カウンターのほか、3テーブルあるためそれなりの人数でも入店可能。

◇◇

当店、近年僕が2番目によく訪問するバー(1番目は同じビル1Fにある「DEN」)。といっても、仕事や家庭の事情で飲みに出る回数自体が近年減っている(食べログにかまける時間も)ので、「僕にとっては2番目」というだけでそこまで多くはないのだが、「2番目によく訪問する」=「2番目に気に入っている」ということは事実。

初訪問は、例によって小倉のバーの達人に連れられて。当時(2016年)はマスターとサブの方の2名体制だったが、いつのころからかマスターだけになっている。独立にむけて卒業されたそう。

ここ、カクテルがかなりウマい。お世辞抜きに超A級と思われる。まぁ、小倉には他にも腕達者のバーテンダーが多いので、それだけではなかなかアピールにならないかもしれないが、ウマいカクテルを求めてフラっと入っても、絶対に後悔することはないだろう。

他にもキャンドル風の照明がオシャレだったり、上でも書いたが店内BGMがCDではなくアナログレコードなのもオシャレ。お手洗いも綺麗だし、気の置けない友人だけでなく、上司などを連れてきても気後れすることもないだろう。

さて、当店のマスター。常連さんとはかなり気さくに軽口を交えて喋るのだが、僕のような新参者に対しては、口数こそ多いものの徹底的に敬語で、どこか他人行儀。これはこれで丁寧なのだがちょっと物足りないな…と思っていたが、通い詰めるうちに僕にも軽口を言うようになってきて、ちょっと嬉しかったりして。

何度も通っており、最近はもうまったく写真は撮っていないのだが、最初の頃に注文した「ギブソン」の写真だけは載せておこう。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

ビッグベン (平和通、旦過、小倉 / バー)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2018/07訪問 2018/07/21

ミントな僕ら

小倉の、モノレール平和通駅周辺。具体的には鍛治町、紺屋町などにはバーがずいぶん多いが、当店は平和通駅すぐ近くにある古株のバー。にもかかわらず、口コミはわずか3件、点数もたった★3.02。

現行の採点システムだと、大都市以外の食べログの点数がアテにならないのは半ば周知の事実とはいえいくらなんでも…そういう僕も口コミ書くのを忘れていた。例によってバーのため写真はないが、そろそろ書かないと、ということで。

当店の訪問は、北九州のマイレビュアーさんとさんさんハシゴしたラスト近くで。店は上でも書いたように古株、マスターも、現在の小倉では上から数えたほうが早いくらいの年長者だと思うのだが客層がずいぶん若いのは驚いた。女性も多く、マスターの人柄かなと思ってしまう。その分若干店は騒がしいが、こちらも酔っているので声が大きくなりがち(特に同行者(笑))なのでちょうどいいかも。

けっこう酒は入っているのであまりキツいものもなぁと思っていたが、この店はモヒートが旨い!というのでそれに乗っかる。登場したモヒートだが…こ、これは…うまい!この時間になるとマティーニでも飲まない限りはアルコールをあまり感じないのだが、このモヒートはミントの清涼感もあって、ほんとドリンクのようにスッキリ飲める。

特に素晴らしいのがこのミント。いったいどういうレシピで作ればこれほどのモヒートになるのか。マスターは黙して語らずだったが、後日他のバーで、当店のモヒートに感銘を受けた話をしたら、「ビッグベンのミントは自家製で相当にクオリティが高いからねぇ。あれには負けます」と言われ納得。

それにしてもマスター、年輩だし力量も相当なのだが腰が低い。僕が初訪問と告げると、帰り際には「また来てください」とわざわざ名刺までいただいた。バーであちらから名刺を差し出すことなんてそうそうない。別にいただかなくても失礼などと思うわけもないが、これほどの大御所に差し出されると光栄の至りである。

点数はモヒートに捧げる。

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4位

ニノジ (平和通、旦過、小倉 / バー)

1回

  • 夜の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2018/06訪問 2018/07/21

ちょっとした接待にも使える"sounds good"でお洒落なバー

僕はいまでこそ転勤で北九州に住んでいるが、以前は県外に住んでおり、たまに(いまの勤務地である)北九州オフィスに出張に来るくらいだった。その、以前出張ベースで来ていたときは小倉のバーといえば「藪」か「ニノジ」。それしか知らず、また両店とも素晴らしいので他のバーをわざわざ開拓しなくても良いかと思っていた時代があった。

当店は、平和通すぐにあるバー。入口は通りに面しているが、さほど目立たない造りになっていて、うっかりすると気付かず通り過ぎてしまうかも。店名の書かれたプレートはずいぶんとオシャレで、なんとなくお高そう…なイメージも。

店は右手に個室があるが、以前は1人での訪問だったのでずっとカウンター。あまり広くはないのだが、狭さを感じさせない作り。というか当店、あちこちがけっこう凝った内装になっていて、オーナーのセンスを感じさせる。

初回はたしかカクテル数杯で5,000円を超えてしまったり、つい最近の訪問では、珍しいウイスキーがあるというので数杯目として飲ませてもらったら1万円近くになったりと、ちょっと割高感はあるのだが、その分出てくる酒は間違いないし、何よりこの内装だ。高級感を味わいたいときはオススメ。

先日は6人で個室を使わせてもらったが、ここも狭いながらもなぜか不思議なゆったり感があり、親密度も高く話がずいぶん盛り上がった。エラそうにシートにふんぞり返って飲みたいなら附近の「DEN」の奥の個室だが、むかしからの仲間と飲むならこちらかな。

ちなみに以前訪問時と、こちらに来てからの再訪時とでバーテンダーさんは変わっているが、どうやら当時の人は博多の系列店に行ったとか。機会があればぜひ訪問して、と言われたが、博多に行くといつも他のバーに行ってしまいます。スミマセン(笑)。

  • (説明なし)

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5位

酒趣 柳浦堂 (平和通、旦過、小倉 / バー、ダイニングバー、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 3.6
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2018/06訪問 2018/07/21

It's now or never

夜、「羅山韓」で胃袋を満たした僕たちは、バーへと向かう。僕の固定観念からすれば、食後すぐバーというのは早い気がしたが、今日はホストに委ねることを決めていたため言わずにいた。結果から言うと、こちらのバーではまず肝臓を満たし、また次の焼き鳥屋で小腹を見たし、そのあとさらにバーに行ってようやく「いわゆるバー使い」で楽しんだので、現段階でまずバーを挟んだのは大正解。というか、今ここに行かないのは不正解ではないかとすら思った。

やはり、歴戦のグルメの出した回答。無計算に見えて綿密なロジックに基づき弾かれた答えであることが多い。ちなみに小倉から大阪に来たレビュアーさん人が、10軒を超えるハシゴツアーに連れ出されていたが、あれも僕から見れば「綿密なロジックに基づいているなぁ」と感心した。大阪以外のレビュアーさんには「無茶してるなぁ」とツっこまれていたが。

ただ、「バーを挟む」とは決めても、どのバーとするかは多少議論の余地があったようで、実は何店か候補があったうちの1つ。しかもどうやら小倉の街は、思った以上にバーのレベルが高いようだ。

さて、店が決まったようで、こちら「柳浦堂」へ到着。ビルの2階なのだが、入り口に看板が掛かっていて、この材質や字体を見れば一流の店のオーラが出ている。朝に続いて夜も、関西魂をアピールするため「はたらく魔王さま」ことサタンアルバイト(かつて存在した、当時若者に人気のブランド)が阪神タイガースとコラボした、2003年優勝記念Tシャツを着ていたのだが、さすがにこれでは失礼かとシャツの前ボタンを止める。

店内は非常にシック。しかもカウンターが非常に洒落ていて素晴らしい雰囲気。椅子も、一般的なバー用の椅子ではないようで、しかし座り心地が良さそう。こういう店で、1人または2人で来ると非常に落ち着けそう。僕らは人数が多かったため、半個室のテーブル席に案内される。こちらは新地の一般的な店でもよくありそうな内装で、カウンターに比べると雰囲気は落ちるが、その分大人数でも話しやすい。

バーテンダーさんとのコミュニケーションを取るならカウンター、仲間内でのコミュニケーションを取るなら半個室という使い分けができそう。僕らは、すっかり打ち解けたとはいえ初対面の人同士も何組かある(僕にいたっては全員初対面)ので、非常に助かった。

注文は各自思い思いのものを。僕は初っ端からマティーニにする。いつもバーに行くとマティーニを真っ先に注文する僕。まぁ定点観測みたいなもので。「いきなりマティーニ?」と訝しむ人もいただ、僕にとってはいつものこと。ただ…この後3軒(しかもうち1件は再度のバー)行と分かっていれば、確かにもう少し自重すべきだったかもしれないが(笑)。

それとフードも何か…というところで、「レーズンバター」があるのを見つけた。小倉の方はほとんどが未訪だろうが、大阪に西成という区域があり、そこの呑み屋ではかなりの確率でレーズンバターが置いてあり、隠れた名物だと思っている(笑)。西成といえばマイレビュアーのルー・フランクさん…そういえば今日は土曜日。毎週土曜日はルーさんと飲む日なのだが、今日は小倉に行くからとパスさせてもらった。元気かな…と、気付いたら「レーズンバター」を注文していた。

マティーニは、一般的なカクテルグラスではなく、もっと底の深い、また厚みもあるグラスで出てきた。またオリーブも、最初から入っているのではなく別添えなのも特徴的。この「別添えのオリーブ」、大阪では見たことがなく、また後日行った別の小倉のバーでもこのスタイルだったので、ひょっとしたら「小倉ではポピュラー」なのかもしれない。どこかに偉大な先駆者がいるのかも。小倉バー道、奥が深そうだ。

またドリンクとともに冷静スープが運ばれてきた。僕の席はいちばん奥で、何スープなのか聞き取れず。一口で飲んだので結局何かは分からず仕舞い(笑)。でも旨かったぞ。

マティーニは、グラスこを風変りだが味はいたって定番。後入れのオリーブは意図がわからないが、「ピュアなマティーニを味わってほしい」ということだろうなと推測する。

レーズンバターは…うわっ、これは本気の奴だ。大阪北新地に、アップルバターが名物のラルモニー・デュ・ヴァン・ピュールという店があって、あちらの手作りのものにはかなわないが、良いものを仕入れているよう。当たり前だが…西成のレーズンバターとは比較にならない(笑)。もちろんあちらは100円とか150円で値段のハンデはあるが。いずれにせよ、このレーズンバターは酒が進む。今はまだ飲んではいないがウイスキーなんかにも合うから、後で頼もう。

ただ2杯目は、結局ウイスキーの前にギムレットにした。1杯目がステア(マティーニ)だったから、2杯目はシェイクしたカクテルを、という狙い。なお僕が「ギムレットをください」と言うと、隣でYさんが「ギムレットには早すぎる…」と一言。

別に「もっと後で頼め」と揶揄されたわけではなく、ご存知レイモンド・チャンドラーの小説「長いお別れ」の一節。僕はミステリは好きだが国産モノばかり読むので、小説自体は未読なのだが、さすがにこの名ゼリフは知っている。さすが社交的な面々、ここから弾んで

Bさん「お!チャンドラー」
Yさん「実はあのセリフ、主人公のフィリップ・マーロウが言ったんじゃないって知ってました?」
全員「ええ!?」
Yさん「でしょう~。なぜかみんな勘違いしているんですよね」

と話が膨らむ。僕も「ええ!?」だった。興味ある方は調べてみてください。

さて、ギムレット登場。するとここでまたYさんが「ギムレットには早すぎる…」と一言。

Yさん「ギムレットには早すぎる」
Bさん「じゃぁ、いつ頼むの?」
全員「今でしょ!」

…なにこのコント集団。

さて脱線はこれくらいにして、ギムレット。これもジンベース。ただしマティーニ(ステア)と違い、シェイクしてあるので口当たりはまろやか(もちろん、ベルモットとライムの違いもあるけど)。ただ、今回はごく一般的なカクテルグラスで出てきた。シェイクしてあるとグイっとイケるため、こちらのほうがむしろ深いグラスで出しても、と思った。

ただ、後日レビューを書いていて、ハタと気づく。

ひょっとして、一杯目は乾杯でグラスを合わせるだろうから、厚みのあるグラスで出してくれたのか?

だとすればこのバー、思った以上にさらに実力がありそう。食べログをやっていると、以前からの行きつけはともかく、なかなか「初めて行った店に2度行く」ことが減っているが、ここはまた行きたい。

ギムレットの後はスコッチ(ボウモア)も頼んだが、写真が上手く撮れていなかったのは店内が暗いせいか、カメラのせいか、酔っていたせいか…半個室なのであまり遠慮せず写真撮ったのだが、半数以上が暗くてボツにしたので、店内のせいにしておこう(笑)。

  • ドヤ!渋いでしょう
  • 看板
  • マティーニ

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6位

ウイスキー ボトル バー デン コクラ (平和通、旦過、小倉 / バー)

2回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2022/07訪問 2022/08/13

【更新】Whisky in the Jar / THIN LIZZY

ウイスキーのボトルキープがあれば男性5,000円、女性3,000円で時間無制限座れる店。ジェンダーフリーの観点から男女とも4,000円にしてもらいたいもんだ。ウイスキーはサントリー系が基本。系列の1FのDENは「洋酒」を推しているがこちらはジャパニーズも多い。といっても御多分に漏れず最近のジャパニーズの良い酒(ここで置くようなクオリティのもの)は高いので外国産の手頃なものばかり入れてしまうんだけどね。
節目の1700件目は小倉にあるウイスキーバー。この店は、チャージ料5000円(プラス消費税)、酒は別料金でボトルキープなら1本1万円前後が必要(いちおう1杯ずつでも注文はできる。通うなら割高になるが)…という形態。雰囲気最高、客筋も良く、落ち着いて飲みたいときはここ。大切なお客様を招待するときもね!

◇◇

北九州のラーメン屋をしらみつぶしに口コミ投稿していたら、あっという間に1700件に到達するところだった。気付いて良かった。あやうくそこらのラーメン屋をキリ番にしてしまうところだった(笑)。

さてここ、2016年オープンのウイスキーバー。大阪にも似たような形態の、似たようなボトルの品揃えの店がありサントリー監修だと聞いていたが、ここもサントリープロデュースだとか。オープン前に開店情報を入手しており早々に訪問したのだが、うかうかしているうちに初投稿取られてしまったので今頃投稿。まぁ1700件目にふさわしいからいいか。

女性の店長は、以前はこの店の入っているビル「美松コア」1階にあるバー「manon」の店長を務めていた方。退職してこの店を開いたというわけではなく、この店も「manon」も、同じく「美松コア」1階にあるバー「DEN」の系列なので、いわばグループ内異動。大阪から北九州に転勤になった僕と違って、1Fから3Fとご近所での異動なのはうらやましいね(笑)。

店長以外には常時数名のスタッフがおり、いずれも女性。副店長は開店当初からおられるが、あとのスタッフはたまに入れ替わる。聞くところによると女子大生が多いとか。たまには女子高生も入れてくれ(さすがにダメか(笑))。

で、冒頭でも書いたようにチャージ料は男性が外税で5,000円(女性は3,000円)。ただし、基本的には1本1万円前後のボトルキープが必要。これに消費税が別途掛かるため、初回訪問ではどうしても15,000円が消えてしまうのは痛いところ。いちどボトルを入れてしまえば閉店までいられるので、高めのバーとであれば同じか少し安い金額で飲める。断じてハシゴには向かないけどね(笑)。

ボトルをキープするとメンバーズカードがもらえ、僕は出遅れたので少し番号が後ろなのだが、持っているだけでなんだかステイタスになる気分。ただ、顔を覚えられたのでカードを出さなくともボトルが出てくるようになったのは、嬉しいような、もうちょっと儀式的なものもやってみたいような。

ともあれ、値段の高さはおかしな客が寄りつかないという効果もあって、失礼ながら酔客の多い小倉だと、他の安いバーではどうしても、稀に筋の悪い客と隣席になることがあり難儀する(お前も筋悪いやろが、と言われるかもしれないが)。その点ここは滅多なことでは泥酔客も来ず、まず間違いなく気分よく飲めるのがいい…お前がいちばん泥酔してるやろが、と言われるかもしれないくらい(笑)。

1人で静かに飲みたいときにも重宝するし、大切な知人を連れて、じっくりと語らいたいときにも最適。僕も、可愛がっている後輩を何度か連れてきたことがある。もちろん僕が支払うので、チャージ料だけでもけっこう行ってしまうのだが、それでも困ったときはここだ。

ちなみにこの店、バックバーの中央に金屏風仕立ての扉があるのだが、そこを開けるとPCモニタがあったりする。お客さんが少ないときは、リクエストすればYou Tubeを流してくれることも。タイミングがよくないとダメだが、あるとき一緒に行ったお客さんがQUEENをリクエスト。いい趣味してるねぇ。ちょうど今、QUEENの映画公開中というのも、この店をキリ番に選んだ理由のひとつ。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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7位

バー サイダーハウス (平和通、旦過、小倉 / バー、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2018/07訪問 2018/12/17

安心と信頼の「ニノジ」系列

ここは、かつて僕が北九州出張のたびに顔を出していたバー「ニノジ」の系列。近年、小倉のレビュアーさんにバー「DEN」を教わってからは、そっちに浮気してしまっているけど。

「ニノジ」だと、良いお酒をつい飲んでしまうことが多く、毎回けっこうな金額になるのだがこちらはオーソドックスなカクテルを頼むことが多いので、支払いは安め。

店は靴を脱いで上がるので注意。そのかわりカーペット敷きの、居心地のよい空間が待ち構えているが、気心の知れていない異性と一緒だと入りづらいこともあるかも?

店内右手奥には個室があるが、ちょっとテーブルが低く、中腰気味での飲食になるのだが、身を乗り出したような体制になりなんとなく話がいつもより弾む。

同じ銘柄の年度違いや販売国違いのウイスキーの飲み比べセットもあったり、酒を深く掘り下げてられる店。いつも勉強になります。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)
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8位

バー ランバリオン (旦過、平和通、小倉 / バー)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2018/04訪問 2022/07/24

ラムちゃん

偉そうな物言いになるが、久しぶりに「通いたい」と思ったバー。店名の「ランバリオン」は、「興奮」「乱痴気騒ぎ」を意味する、「ラム酒」の語源となった言葉とのこと。その名のとおり、当店はラム推しのようで、バーテンダーもラム・コンシェルジュの資格を持っているそう(ちなみにオーナーは別の方)。

初訪問は12月でずいぶんと寒い時期。このあたりで飲んだ帰りに、なにか良いバーでも、と探していたが、路地にひっそりとたたずむこの店を見つけた。この店、当時はほんとうに看板も小さく照明も暗く、ドアも細かったので「隠れ家」という感じだったのだ。自分でも、よくドアを開ける気になったなというくらい。いまはポップな立て看板が出ているのでずいぶん入りやすくはなったが。

さて、さきほど書いたように寒い時期の訪問だったので、なにか温まるものをと「ホット・バタード・ラム」を注文。専用の金属製のカップで出されたが、ラムの香りとバターのコク、そして砂糖の甘さが三位一体となってじつに美味い。続いてダイキリを注文。

この日は、初訪問ということもあり、バーテンダーさんと話したのだが、さすが隠れ家らしく、だれかの紹介かと思われていたよう。そうではないが、小倉のバーはよく行くと告げると、仲の良いバーテンダーを数名挙げられた。その中の1人がよく行くバーだったので、今度行ったらよろしく伝えてと頼まれた。

店内には、カクテルコンテストに出したというオリジナルカクテルも掲載されていて、これは次回いただくと約束しラストはXYZで締める。

その後約束通り、仲の良いバーに行った際にランバリオンがよろしくと伝えたのだが、再訪時に「さっそく行ってくれたようで、電話もらいましたよ」と、律儀にお礼を言われた。で、そのときいただいたオリジナルカクテルの「Stay Gold」、これはラムのクセを生かしたカクテルに感じた。要は、ちょっと個性的で、まぁオリジナリティは出ているし、ネーミングも良いのだが、バーで飲むとなるとピーキーすぎるかなというシロモノ(笑)。新しいものを生み出すのは難しいね。

とまぁ、僕にしては珍しく回数訪問。リアルの知人にも紹介し気に入ってもらえたのだが、そろそろ食べログにも出したいなとマイレビュアーさんを誘い2度訪問。1人はすぐに書いてくれたが、もう1人は未だに書いてくれない…と恨み節を書いてみたが、僕も初訪問から1年半書いていなかったのだから文句は言うまい(笑)。

ちなみに当バー、居心地の良さからか、常連比率は高め。といっても、もちろんはじめての方でも心の底から楽しめ、すぐにリピーターになれるだろう。僕のようにね。

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9位

manon (平和通、旦過、小倉 / バー)

3回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2022/07訪問 2022/08/12

【更新】エマノン

こないだ別の店の口コミで、「今年飲んだテキーラサンライズの中でここがいちばん」と書いたが訂正、ここで飲んだのがベストだった。

ここに来るとカクテルはつい定番を頼んでしまう。マニアックなのが作れないという意味ではないが、なんとなくね。ジンバック率も高いかな。
小倉にある、オーセンティックでありながらカジュアルでもあるお気に入りのバー。緊急事態宣言解除後の馴染みの店巡りでも、当然訪問済。ただ、前回気合入れすぎて文章書いたこともあって、再(々々……)訪したはいいけど書くことがない(笑)。前回の口コミ投稿から変わったことといえば、ヴーヴ・クリコの電飾看板が付いたことくらいか。

前回に付け加えるとすると、この店は「DEN」系列3店舗のうちの1つなのだが、他店と違って今のバーテンダーさん(女性)がマメだからか、Facebookの更新が頻繁。いろいろ珍しい酒が入ったの、良いフルーツが入ったのと情報発信をしてくれるので、注文に迷ったらFacebookをチェックしてその時々でスペシャルなものを注文するのもいいかもしれない。

といいつつ僕の今回1杯目の注文は、定番中の定番ジン・バックだったんだけどね(笑)。
manon……僕の知識では「マノンレスコー」というオペラ・バレエ楽曲しか知らないが、そこから名前が来ているのだろうか。バーテンダーの技量や、店内の小物を見れば、正しくはオーセンティック・バーの系統に入ることがわかる。ただ、店内に鎮座するYouTube専用モニタがカジュアル感を出すように、肩肘張らず、非常に使いやすいバーであるといえよう。チャージ料も安めだし、あまりバーに行かない人でも来てほしいね。

◇◇

小倉には星の数ほどバーがあるが、バーめぐりが好きな僕にして2度3度と足を向かわせるバーはそうない。コレクション気質があるというわけではなく、気に入って何度も再訪するバーが多すぎて、手が回らないから。だが、ここは初訪問から4年経って、通算の訪問回数は軽くフタ桁。「小倉のバー・店舗別訪問率」でいえば、おそらく第3位。僕の中でのプライオリティは上位だ。

ただ、そんな僕でもこの店のストロングポイントは、未だにわかっちゃいない。壁にズラッとヴーヴ・クリコが並ぶがシャンパーニュ(シャンパン)が強いというわけでもなし(もっともフレンチの店でもない、ただのバーがそうシャンパーニュは推さないと思うが)。バックバーを見てもスタンダードカクテルが無難に作れることは見て取れるが、それ以上に頻繁に入れ替わるカウンター上のスペシャルリカーが目立つ。

今週のオススメ、またはバーテンダーの気まぐれ的にコイツを飲ませてもらうのもよいが、そうそうハマる逸品に出会えることも少ないしね。

あとはバーとしては枝葉末節な話になるが、バーテンダー(初代(現在は同ビル3Fの「DEN KOKURA」に勤務)・2代目)ともメガネ女子、というのは特徴だが、これを目当てに来るのも少なかろう(僕はそのうちの1人だが(笑))。

あとはYouTubeかな。バーテンダーにリクエストすれば、好みの楽曲でもなんでも、流してもらうことは可能。ただ人気のバーだけに、店内のお客さんとの雰囲気とマッチングしていないと、ちょっと遠慮してしまうけどね。

ある意味、この何でもありのざっくばらんさこそが、当店の売りなのかもしれない。冒頭で「実態はオーセンティックバー」と書いたが、良い意味で家賃の高さを感じさせず、バー初心者でも入りやすい気軽さはあると思う。その分、タイミングによっては客層が若くちょっと騒がしいが、これも当店の魅力だろう。

本当の意味での初訪問は、この前回に小倉に来たときに当店で待ち合わせたからなのだが、そのときは僕が合流したのを合図に店を出てしまったので、2014年が実質の初訪問。「湖東」~「沢」~名前の忘れたバルと寄ってからここに到着。けっこう飲んできたのでマティーニだギブソンだとあまりキツいカクテルは厳しいが、といって初訪でカシスオレンジやカルーアミルクというのもシャクなので、ちょっとヒネったカクテルを注文したのを覚えている。こういうのも、僕なりのちっぽけなプライド(笑)。

YouTubeについては、先客がずっとリクエストしていたので、遠慮した。同行者からは、言えば割り込ませてくれるとは言われたが、僕はYouTubeは相当に観ているものの、音楽はあまり観ない(iPodで聴く専門)もので、わざわざ中座させてまで掛けてもらう、場のみなを納得させるような手札もなかったしね。

結局たしか3杯ほど飲んで、次回訪問を約束して店を後にした。もちろん、先に書いたように、ちゃんとその後定期的に訪問している。

【後日談というか今回のオチ】

Bさん「けど、YouTubeはよく観るけど音楽以外って、たとえば何観んの?」
Ribot「競馬の映像とかは良く観ますよ。オグリキャップの引退レースとか何百回観たか」
Bさん「(バーテンダーに向かって)ごめ~ん。あとでオグリキャップの引退レース掛けてあげて!」
Ribot「要らない要らない、要らないって!」

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10位

AFFINITY The Bar (平和通、旦過、小倉 / バー、ビアバー)

2回

  • 夜の点数: 3.8

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2022/06訪問 2022/08/13

【更新】Infinite Dreams / Iron Maiden

ここも「バーの殿堂」美松コアにあるバー。シックなのだがポイントで崩した着こなしのバーテンダーは否が応にも印象に残る。カクテルは相変わらず美味いんだが、いちどオススメを聞いたら「ビール」だという。洗浄から注ぎ方からこだわっていますよ、とのことで、なるほどきっちり洗ってはいるが洗い立て特有の臭いもなくウマい。が、やっぱビールはツマミあってこそ(笑)。2杯目からはカクテルに戻したけれど(笑)。

しかしマスター、見た目はほんと真面目なんだがこう見えて面白いんだよね、トークが。
小倉の美松コア3Fにあるバー。まだオープンから2年程度で、それゆえ最近まで存在を知らなかった。いつものように小倉バーの達人の案内で初訪問。その後も再訪している。

「アフィニティ」…親和性や相性、友好などを意味する英語。「親和性」といえば……って、何も思いつかないので、この話題はここまで。

店はややこじんまりしているが、アンティーク調で重厚感は高い。バックバーは、それほど数多くのリキュールは並んでいないが、ウイスキーの品揃えは豊富かつこだわりがありそう。ならば注文は…

■アフィニティ

ウイスキーベースのカクテル。それほど有名ではなく、小倉全体でも年に10杯飲まれるかどうかではないか。だが、その大半は当店かも(笑)。店名と同じ名前のカクテルがあるのだから、そりゃ注文してしまうよね。

■ジンバック
こちらはジンジャーエールではなく、自家製のジンジャーエキスを使ったものだった。さすがに個性が凄い。味も良いのだが、それ以上にオンリーワン感がある。

■The Statue
という名のレアなウイスキーもあり、これも飲ませてもらったが骨太で味わい深い一杯だった。

さてこのバー、上でも書いたがこじんまりしている関係で、酒の品揃えはそこまで豊富ではないかもしれない。ただ、それをカバーするのがバーテンダーの接客。まだまだお若いと見受けられる方なのだが、とにかく真面目で腰が低く、居心地の悪さを感じることが一切ない。僕のような新参者でも気分よく時間を過ごせる。

もちろん、何度も通った客にはすこしくだけた感じになるが、それもまた好感。オープン2年にして常連が多いようだが、それもよくわかるね。僕もこの先、何度も訪問することになりそうな予感がする。

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