ropefishさんのマイ★ベストレストラン 2009

「カレー細胞」-食べログ支局 -

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

東京のカレーのレベルは年々上がっています。
間違いなく、世界一のカレー都市。
そのあまりにバリエーション豊かなカレー屋さんの中から選ぶベストワンはしかし、
不動の一番、ニューキャッスル。

マイ★ベストレストラン

1位

ニューキャッスル (銀座一丁目、宝町、東銀座 / カレー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2013/07訪問 2013/07/10

祝!カレーの聖地・復活!頑張れ三代目。「ニューキャッスル」 -<カレー細胞>-

あの、カレーの聖地「ニューキャッスル」がついに、銀座二丁目で復活しました!

「ニューキャッスル」は昭和21年創業。
戦後焼け野原の銀座でコーヒーを提供、開店から数年後に登場した「辛来飯(カライライス)」という肉を使わない独特のカレーで銀座の食を支えてきましたが、建物の老朽化と、震災の影響による地盤沈下で2012年7月31日、66年の歴史に幕を閉じました。

私にとっても、東京で初めてハマったカレー屋として特別な存在。
近年は訪問回数も減りましたが、ファン歴は20年。
初代の頃からの付き合いになりますから、閉店の報を聞いたときはなんとも・・・

昨年の閉店時には再開の予定はない、と仰っていた「ニューキャッスル」。
このまま伝説として歴史にのみ残っていくのかと思われたのですが・・・

なんと「ニューキャッスル」の独特の味に魅せられた若者が先代よりレシピを引き継ぎ、
三代目として「ニューキャッスル」を復活させる運びとなったのです!!

新生「ニューキャッスル」、2013年6月15日オープン。

場所は以前の店舗と同じ銀座・柳通りを、銀座通りの交差点を渡って築地方向へ歩いたあたり。
ビルの地下にある店内はとても明るく、みなぎる希望に溢れています。

『ニューキャッスル三世』と書かれたTシャツを来た三代目がとても頼もしい!

さらに店内にはなんと、先代の姿も。

あぁ、本当に復活したんだなぁ・・・と、感慨ひとしお。


京浜東北線の駅名をつけたメニューも以前のまま。
価格も据え置きが嬉しいですね。
一つ変わったところといえば、蒲田の上にさらに大盛りの「川崎」があるということ。
今までは「蒲田」の先は常連さんだけの世界だったんです(笑)

・・・ちょっと、前のお店で注文していた頼み方、やってみましょうか。

「つん蒲ダブ玉」

「はい!つん蒲ダブ玉!」

お、通った!!

★辛来飯 つん蒲ダブ玉 ¥900

裏オーダーの「つん蒲」は「蒲田の先につんのめる」という意味の特盛仕様。
新しくメニューに登場した超特盛の「川崎」と「蒲田」のちょうど間くらいの量になります。
ちなみに蒲田は¥740、川崎は¥1000で、つん蒲は¥840という設定。
ダブ玉(玉子2個)が+¥60なので、つん蒲ダブ玉 ¥900という次第。

「『つん蒲』をメニューに載せようかどうか、迷ったんですけどね。男性にはちょうどいい量だから。」
「でも、前もメニューには載ってなかったですからね」

うんうん、知っている人だけが注文できるトクした感じ、このままでいいと思う(笑)

そして肝心の味ですが・・・

一年振りに食べる「辛来飯」の味・・・

そして初めて食べる、三代目の味・・・

おぉ、これは実に、まさに。

完全再現と言ってよい味なのではないでしょうか!!

おかえりなさい、「辛来飯」!!

超嬉しい。

・・・さて、このお店に来たら、「辛来飯」だけ食べて帰るわけには行きません。

だって『世界一美味しいコーヒーは、辛来飯の後のコーヒー』なのですから!!

★コーヒー +¥300

お、カップが変わってる。
そして・・・お、味が新しくなってる。

以前よりもほんのり酸味が増したといいましょうか、しかしなかなか美味いです。
・・・流石!

カウンターの奥にはおや、ウイスキーボトルが。
聞けば、メニューには載せていないが「お好きなお客様には提供しています」とのこと。
ほほぅ、なんと「辛来飯」食べながらちびちび酒が飲めるなんて・・・ちょっとワクワクしますね!!

オールドファンの期待を裏切らない好スタートを切った新「ニューキャッスル」。
この地で創業100周年を迎えることができるよう・・・

頑張れ三代目!

負けるなニューキャッスル三世!!
(ヒーローもの風)


あ、Facebookページもできたようですよ。

https://www.facebook.com/Nyukyassuru ←(URLがナイス!!)

https://www.facebook.com/CurryCell ←(こちらは「カレー細胞」Facebookページ)


********(旧店舗時代のレビュー)****************************

東京での私のカレーライフの原点であり、カレーの聖地。

新社会人として上京したばかりの、いわゆるペーペーの頃、
よくこに避難してコンテを描いていたのも懐かしい思い出となりました。

銀座ではあり得ない低価格、
カレーライスではなく辛来飯と呼ぶ唯一無二の味、
そして一見ボロボロ、しかし妙に落ち着く店内、
家族経営を続けるアットホームな接客、
全てがオンリーワン。
もし私がカレーランキングのような物を付けるとしたら、
この店だけはオールタイムランキング外の特別名誉賞です。

昭和21(1946)年、焼け野原だった銀座のこの地でGHQから仕入れたコーヒーを提供し始めたのがこの店の始まり。
以来、時流に流されることなく、庶民の味方という姿勢を頑なに守り続けています。

(店頭に飾られた、先代の人形)

初めて来店する人はそのメニューに少し戸惑うでしょう。

品川¥480
大井¥530
大森¥630
蒲田¥740

京浜東北線の駅名は実は量の違い。
品川はおやつ程度。
大井は「ハーフサイズ」、
大森が「少なめ」の、蒲田が「普通盛り」と見ておけばOK。
なお、ガッツリ食べたい方は裏メニューとして「ツン蒲¥840」(蒲田の先へツンのめる)があります。

この写真が「ツン蒲」。

なお、品川と大井には通常目玉焼きが付いていませんが、
頼めば付けてくれます。
通は「品玉!」とか言って頼みますね。
なお「ツン蒲」に目玉焼きを2個で「ツン蒲ダブ玉」。

さて、ここのカレー、もとい辛来飯に肉は入っていません。
原材料は、
タマネギショウガニンニクニンジンピーマンリンゴバナナ小麦粉豚骨スープカレー粉コショウパプリカ砂糖醤油味醂福神漬け目玉焼き
そしてご飯。以上。

この独自のハーモニーが、肉が入っていないとは思えないほどの濃厚な味を紡ぎ出しているのです。

炒めたタマネギのツンとした辛みを、
目玉焼きの半熟の黄身でほぐしながら食べるのが醍醐味。

好みの分かれる味だと思う。
最近はレベルの高い洗練された味のカレー屋が増えているから。
映画でいうとクラシック名画の域に入っている味。
ただ先代の頃(〜2002)と比べると、タマネギのパンチが若干強くなっている。

しかし、
やっぱり凄い。
やっぱり深い。

50年後にも、やっぱり食べたいと思う。

と、辛来飯単体でも充分すぎる価値のある味なのですが、
このニューキャッスルが凄いのは、その先があるということ。

すなわち、コーヒー。

私にとって世界一美味しいコーヒーとは、

「ニューキャッスルの辛来飯を食べた直後に飲むニューキャッスルのホットコーヒー」

なのです。
そう、
辛来飯はそれ自身不朽の名作でありながらも、
次に続くコーヒーの味を引き立てるための、
究極の前菜でもあるのです!!

そして驚くなかれ、

コーヒー¥210

金さえ出せばいくらでも美味しいものを食べることができる東京。
そんな東京のルールを見事に無視し続けるこのお店は国民栄誉賞モノ。

  • つん蒲ダブ玉
  • 新店舗外観
  • 新店舗内装と三代目(撮影了承済)

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2位

フィッシュ (六本木一丁目、溜池山王、赤坂 / インドカレー、カレー)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2017/06訪問 2017/07/21

アークヒルズ、名店カレーの歴史に幕。-<カレー細胞>-

新しく生まれる店あれば、消えゆくお店もあり。
当たり前のようにずっとあると思っていた贔屓店が突然閉店する・・・こんなショックなことはありません。

赤坂アークヒルズ2階。
幾多のカレー好きビジネスマンを虜にしてきたカレーの名店。

「FISH」

アークヒルズオープン以来の老舗であり、場所にそぐわないほどスパイシーでエッジの効いたカレーには、私も昔から虜。
随分記事にもしてきたものです。
店内で、テイクアウトで、親しんできたこの、お気に入りのカレー屋が2017年6月末、
アークヒルズ改装のタイミングでなんと閉店してしまうというのですから・・・・

しかもご店主のコメントが「毎日大量の玉ねぎを炒めるのに疲れてしまった」って・・・・

詳しくは、山本益博氏の記事を参照。
→閉店間近!赤坂アークヒルズ『フィッシュ』の「キーマカレー」

最近は赤坂方面の仕事も減り、ちょっとご無沙汰になっていたタイミングでの悲報。
飛んでいかざるを得ません・・・・・

定番チキンカレー、キーマカレーからタイカレー、カツカレーと、バリエーション豊富なメニュー。
けど大体私が頼むのは2つ、大辛チキン&キーマカリーライスか、大辛カツカレーなんですね。

★大辛チキン&キーマカリーライス¥1250

「FISH」の持ち味が一番わかる、チキン&キーマカリーライスのコンボ。
そのチキン大辛バージョンです。

◎大辛チキン
商業ビルに入ったカレー屋だから、大辛って言ってもそれほどじゃないでしょう・・・なんて考えたあなたは甘い。
ガッシガシに攻めた毛穴全開仕様なんです。
初心者にはお勧めしませんが、この刺激はまさに癖になります。

◎キーマカレー
「FISH」のアイコン的メニュー。
辛さ控えめながらカルダモンがガツンと香るスパイシー仕様。
これまた、他ではいただけない独特の味わい。

むむむ・・・・やはり「FISH」のカレーは美味すぎる。

これがもうちょっとで食えなくなるなんて・・・・・

不朽の名店「FISH」、営業は2017年6月30日の14時まで。

●「カレー細胞」Facebookページもチェック。
https://www.facebook.com/CurryCell


フィッシュ。

といっても今日は熱帯魚ではなく、赤坂アークヒルズ内にあるカレー屋の紹介。

ここは個人的に大好きなカレー屋で超おすすめです。

私は基本的には美味しいカレー屋を自分の足と嗅覚で探すんですが、ここはガイドブックで初めて知った店…というのもなんせオフィスビル内にある店。

知らなきゃ行かないですよね。

独特のキーマカレーがかなりおいしいので、キーマ+もうひとつの組み合わせが出来るカリーコンビネーションがお勧め。

激辛党として強烈なイチ押しは、

大辛チキン&キーマカリーライス¥1200(最高!)

なのですが、今日は一般読者がいることも考えて、

白身魚&キーマカリーライス¥1450

をチョイス。

これはこれで美味しい。

ただ、「世界一美味しいコーヒーはカレーの後のコーヒーだ!」が持論の私としては、
食後のコーヒーがメニューに無いのがちょっと残念。

あ、でもチャイはあるのでご安心を。

ちなみに店名のFISHとは、Fineness・India・Splendid・Hottestの略だそうです。なるほど、SMAP方式ですな。

  • 大辛チキン&キーマカリーライス
  • 大辛チキン&キーマカリーライス
  • 大辛チキン&キーマカリーライス

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3位

curry 草枕 (新宿御苑前、新宿三丁目、新宿 / カレー、スープカレー)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2009/06訪問 2022/07/25

「curry 草枕」 -<カレー細胞>-

新宿三丁目駅を降りて世界堂の角を右折するとすぐ、
オープンスタイルの蕎麦屋が見えます。

その同じビルの二階、

ここが新宿でも指折りの美味しいカレーを出す店「草枕」です。

急な階段。この上。

ここです。

新宿御苑を望む絶好のロケーション。

ここの店主はかつて北海道で、北大カレー部、北海道カレー会議などの精力的な活動を行っており、
さらに世界各地へのスパイス料理の旅を経てプロに転向、
この「草枕」を開店したのだそう。
ちなみに店名の「草枕」は「旅」の枕詞。旅好きなご主人ならではの店名です。

今回は基本メニューのこれ。

チキンカレー¥730

辛さは1から10番まで選べ、1が中辛、おすすめが3番となっています。
もちろんおすすめの3番で。

さらにトッピングで
発酵バター¥120
を追加。

これは風流。

しゅわっと溶け出すバターに、札幌ラーメンを強く感じてしまいます。

ここのルーは本当に旨い。
強いていうなら「ナイルレストラン」のムルギランチのルーを、
スープカレーにアレンジしたような感じ。

発酵バターのトッピングも最高。
強いコクがカレーの辛さと相まってなんとも幸福な風味を生み出しています。

そして特筆すべきはライスの美味しさ。
ライスに用いている米は、
店主の大学時代の先輩が北海道和寒町で作っている、特別栽培米「大地の星」。

うん、やっぱり日本の米は、おいしいね。

・・・副都心・新宿とは思えない、ゆったりとした時間。
時にはこんなのを飲みながら、読書なんかどうでしょう?

キャラメルチャイ¥400

これがまた甘くて美味しいんだ。

 →「草枕」ホームページ(「営業情報・おまけ」のコーナーが楽しい)

curry草枕kusamakura
東京都新宿区新宿3-1-32-202(地図)
電話:03-6426-2302
営業時間:
 11:30〜15:00
 18:00〜21:00
定休日:日曜・月曜・祝日

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

蒙古タンメン中本 上板橋本店 (上板橋 / ラーメン、丼、弁当)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2013/07訪問 2013/07/27

激辛の殿堂、新装開店!「蒙古タンメン中本 上板橋本店」 -<カレー細胞>-

激辛好きな良い子達の憧れ、「蒙古タンメン中本 上板橋本店」が2013年6月25日をもって移転しました。

・・・と言っても、同じ上板橋の駅そばへと移っただけなんですが。

上板橋駅の北口を出てすぐ、そびえ立つ巨大な看板。

おおっ!立派!!

今や大人気激辛チェーンの総本山ですからね。

お店はビルの二階にあるのですが、そこへ至る階段に列の案内が。

「中本の列はこちです。」

・・・変則的な「ら」抜き言葉が中本らしいといえば中本らしい。

以前のお店は住宅地の中で、真夜中の行列が近隣住民に気を使う感じでしたから、
駅前の商業区域への移転は何かと好都合なのでしょうね。

営業時間は以前と同じく26時までです。
さぁ、入店。

あたりまえのことですが、内装は劇的に綺麗(笑)
しかし赤が基調の中本的世界観は変わらず。

席数が増え、待ち時間も劇的に短縮したのは嬉しいですね。

★冷やし五目蒙古タンメン ¥850

深夜だったので、辛さ抑え目のメニューにしてみました。
・・・が、新装開店の勢いか、いつもより辛い気が!!

本店の矜持でしょうか。
「からうま」の真髄ここにあり、って感じ。

やっぱり移転しても、本店は特別に美味いですね~

これからもよろしくおねがいします。

●「カレー細胞」Facebookページはじめました。
https://www.facebook.com/CurryCell


・・・・・・・・・2010年6月移転前店舗・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ラーメンという枠を超え、
東京を代表する激辛店となった蒙古タンメン中本。

久しぶりに上板橋の本店へと行ってきました。

実はこの本店、ブログを始めて間もない頃に一度記事にしたっきり。

本格的なレポートは今回が初めてです。
現地に到着したのは夜中の12時30分。
いつものように行列がビッシリ。

静かな住宅街の中、
閉店時間の夜中2時まで途切れることなく続く行列はいつ見ても異様な光景ですね。

しかし、都内に何軒もの支店ができた今も、
この本店の深夜行列が一向に止まらないのは、一体何故なのでしょう。

一番の理由はやはり味。
支店とはいえ味は微妙に変わるもの。
味も辛さも最強を誇るこの本店でなければ!
というファンも多数。
そしてもう一つの理由は…

お、
50分ほど並んでやっと店内に入ることが出来ました。

失礼、
もう一つの理由は…
本店限定メニューの存在。

中本の支店しか知らない人が驚くほど、本店はメニューが豊富。
しかもトッピングも色々取り揃えてあります。

北極ラーメンに背油トッピングなんてのも出来るんですよ!

…並び始めてからちょうど一時間。
やっと席が空きました。

カウンター席の支店と異なり、本店は半数以上がテーブル席。
当然回転率は悪く、待ち時間が長くなる原因でもあるのですが、
くつろいで食べて欲しいという店の方針は揺るがないようです。

さて、料理が出てきました。

頼んだのはもちろん本店限定メニューのこれ。

つけ樺太 ¥850

冷やし味噌ほど赤くはないこの樺太。

…しかし甘く見てはいけません。
最初「あれ?辛くないかな?」と油断した隙を見て、
エッジの効いた唐辛子の辛さが喉にズバッと刺さります!

実際、唐辛子尽くしの冷やし味噌よりも
この樺太の方が辛さのダメージが強く感じる程。

合わせてこちらも注文してみました。

3/4蒙古丼 ¥280
本店ならではのお得メニュー。

料理を持ってきた店員さんの「ごゆっくり。」という言葉通り、
ゆっくりしてしまいました(笑)

やっぱり並ぶだけの価値はありますよね。

お店を出て、ふと目に留まったのが、
雑誌「東京1週間」2008~2009ラーメンランキング一位の幟。

星の数ほどあるラーメン屋の中、
明確な差別化に成功したこの店はやはり強いようですね


***************初投稿レビュー*********************

辛いもの好きには有名な、いわばキワモノの名店。
ラーメン次郎はラーメンではなく、次郎という食べ物だ!と次郎ファンが言うのと同様に、ここのメニューも最早ラーメンというジャンルに収まる事なく、独自の中本ワールドを形作っています。

最近は支店も増え、テレビや雑誌などでも紹介されたりしていますが、本店は東武東上線上板橋駅から南、城北公園脇。周囲は閑静な住宅地なのですが、この店の前には閉店時間の深夜2時まで行列が絶えないという異様っぷり。
実はこの店、一度店じまいをしたことがあったのですが、熱烈な中本ファンの手で復活を遂げたんだそうです。
どんな商売にも言えることかもしれませんが、たしかなファンに支えられることほど大切なことはない…と実感するエピソードです。
さて、看板メニューの蒙古タンメンは、味噌タンメンの上に赤唐辛子ベースの麻婆豆腐(といっても独特の)が乗ったもの。
初めての方はまずこれがお勧めです。初めて食べた後は「なんじゃこりゃあああ」ですが、次第に中本ワールドが中毒化すること請け合い。
二回目以降の最高のお勧めは冷やし味噌ラーメン。
辛さはマックスの12(蒙古タンメンは7)ですが、つけめんタイプなので自分のペースで食せます。赤唐辛子が染み付いた肉は本当に美味しいと感じますよ。
ちなみに私はいつもこの冷やし味噌と蒙古丼のセットにしています。

あと、支店ごと違う月替わりメニューもあるのでコチラも要チェック!

  • 新店舗外観
  • 冷やし五目蒙古タンメン ¥850
  • (説明なし)

もっと見る

5位

カリーリアラエルバ (西川口 / カレー、イタリアン、バー)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2009/06訪問 2013/10/26

必食のイタリアンカレー発見!「カリーリア・ラ・エルバ」 -<カレー細胞>-

突然、西川口へ行ってみたくなり京浜東北線に乗った。
理由は無い。
時々、訳もなくこういったレーダーが働くことがある。
何かが強く呼んでいる感じ。

電車の中で、
「西川口って何があるんだっけ?」と携帯検索する。

「西川口カレー」

すると、聞いたことの無い単語が引っかかった。

「イタリアンカレー」

・・・一瞬考えたが、多分今までの人生で食べたことの無い料理だ。

なるほど。今日のレーダーはこれか。

・・・と、サイキックな話はここまでにして、
たどりつきました。西川口駅。

西口を出て、5分ほど。
110号線沿い、川口総合病院のハス向かいにその店はありました。

「CurryriaLaErba」

なんとなく、トラットリア風なオープンカフェをイメージしていたのですが、
意外に小さい店構え。
店頭には食券販売機があり、店内は8席のカウンターだけ。
と、作りだけで言うと小さなラーメン屋のような作りですが、
外装も内装も、それこそトラットリアを通り越して、
フランス料理のビストロ?ってな位に洒落ています。

店外の食券販売機には、食券で買うのが不思議なほどの素敵なメニューがいっぱい。

イタリア風ビーフキーマカレーバルサミコソースを添えて・・・750円

イタリア風野菜トマトカレーバジル風味…750円

イタリア風 チキンカレータンドリーチキン仕立て…900円

どうです?
今すぐ西川口に行きたくなりませんか?

さらにトッピングメニューがアツい。

牛肉の赤ワイン煮…450円

イタリア風ハンバーグチンザノソース…350円

豚ロースのミラノ風カツレツ…300円

自家製リコッタチーズ…150円

Eruba風温玉…100円

ハニーミルクスパイスとココナッツ風味…100円

・・・我慢できなくなった方は即刻西川口へ急いでもらうとして、
この先も読んでいただく方のためにレビュー開始。

この日のチョイスはこれ。

イタリア風ビーフキーマカレー+リコッタチーズ900円

まずビジュアルだけで、銀座で2600円くらい取れそうな勢い。
でも900円。

しかしこのカレー、決して見掛け倒しではありません。

ルーはさらっとしていますが、様々な具材が丁寧に裏ごしされているのがわかります。
キーマ=イタリア料理のボロネーゼのように赤ワインを用いて肉の旨みを引き出す技法。
ルーにさりげなくかけられた明るい色はジャガイモのピューレ、
そして皿の縁にかけられた黒い色はバルサミコソースです。
ライスのほうも凝っていて、香草を混ぜたパン粉がまぶされています。

ちなみに添えられた赤いモノも福神漬けでは決してなく・・・
ピリッとしたパプリカの酢漬け。

リコッタチーズは別添え。
スプーンでカレーと一緒にすくって食べる作法です。

「イタリア料理の技法でカレーを作る」
そんなシンプルな発想でここまで独創的な料理ができるのかとまず感心。

テーブルには辛さを追加するスパイスもあったのですが、
ここは一つ、純粋にイタリアンカレーを楽しむことに。

さらっとした見た目とは相反して、非常にコクのある味のルー。
ジャガイモのピューレ、バルサミコソースと味の変化が楽しく、舌を飽きさせません。
ライスにまぶされた香草入りパン粉が、
とかくふにゃふにゃになりがちなライスの食感をシャープに変えて絶品。

そしてリコッタチーズ。

ヨーグルトやチーズをカレーと食べると幸せな味になるのは知っていたのですが、
リコッタとは・・・ヨーグルトカレーのスイートさと、チーズカレーのリッチさを併せ持った、
まさに大人の嗜好品。素晴らしい。
しかし、このトッピングはどこのカレー屋でも真似できるというわけではないですね。
イタリアンならではの味覚。ぜひお試しください。

聞けばここのマスター、
イタリアンだけではなくフランス料理の経験もあるとのこと。
一つの常識にとらわれない発想が、この傑作カレーを生み出したのでしょう。
それにしても・・・
この仕上がりにしてこの価格設定。
男気を感じます。

夜はワインをはじめ、
パスタや各種イタリア料理も楽しめるバーに早変わりするのだそう。
もちろんそこでもカレーは楽しめるようです。

オープンは2008年の11月。
・・・ということはできてまだ半年のニューフェイス。
まだメディアの露出もなく知名度の低い店ですが、
誰かが最初に騒げば、大人気店になることは必至。

これは・・・とんでもない店がレーダーにひっかかったようです。

もしあなたがカレー通を名乗るなら、
このカレーを是非早めに食べておいてください。

東京から西川口まで「わざわざ」行くだけの価値があるお店と断言しますよ。

詳しくは、→ホームページで。

CurryriaLaErba〜カリーリア・ラ・エルバ〜
埼玉県川口市西川口6-5-3(地図)
TEL 048-235-2788
営業時間:
【日・月】11:30〜22:30
【火〜土】11:30〜00:30
定休日:不定休
席数:8席
Takeout可

  • イタリア風ビーフキーマカレー+リコッタチーズ 900円
  • イタリア風ビーフキーマカレー+リコッタチーズ 900円
  • イタリア風ビーフキーマカレー+リコッタチーズ 900円
  • (説明なし)

もっと見る

6位

ニルヴァーナ スパイスカフェ (横浜、新高島、高島町 / インド料理、インドカレー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2009/07訪問 2009/08/14

「ニルヴァーナ スパイスカフェ」 -<カレー細胞>-

ニューヨークで多くの著名人に愛され、
惜しまれつつ33年の歴史に幕を閉じた
"伝説的インド料理レストラン「NIRVANA(ニルヴァーナ)」"が、
六本木、東京ミッドタウンで復活。
ニューヨークから届いたカレーだけではない、
本物のインド料理を“モダンファイン・ダイニング”として提供します。

東京ミッドタウンの一つの目玉として復活した、
NYの伝説的レストラン「ニルヴァーナ」。
そしてさらに、
その本格的(高価)なメニューが気軽に楽しめるカフェが横浜駅、
ルミネ横浜6Fにオープン。

・・・さてどれほどのものか、確かめに行って来ました。

旅人たちが集う宿場街の食堂をイメージしたモダンなテント風の内装。
しゃれてます。
なんとなく、「ヌーベル」という言葉が頭に浮かびます。

壁もおしゃれ。

席に着き、メニューを見ると、本格的な南インド料理がズラリ。
まずは基本を、ということでこれ。

ノンベジタリアンミールスセット¥1500
本日のメインカレー
サンバルカレー
ラッサム(スパイシースープ)
ポリヤル(野菜のココナッツ炒め)
パロタ(インディアンブレッド)
アチャール(野菜の酢漬け)
パパド(豆粉の煎餅)
ココナッツチャツネ
ライス

盛り付けは洗練されたNY風ですが、
なかなかバラエティに富んだプレートです。

ライスにパロタ、パパドの盛り付け。

サンバルカレー。

本日のカレーは、ほうれん草とチキンのカレーでした。

・・・美味しいです。
洗練された南インド料理。
単に辛いとかどうとかではなく、カレーからパロタ、チャツネにいたるまで、
一つ一つが完成された味。
特に、ライスの脇に添えられたペースト状のチャツネ!
これは一食の価値あり。
一言で言うと、「凄い」です。

そしてもうひとつ。
本格南インド料理といえばこれ。

キーマドーサセット¥1450
サンバルカレー・ココナッツチャツネ付き。

ドーサとはお米と豆から作る南インドの薄焼きクレープ。
写真からはわからないでしょうが、
とにかくこれ、デカイ!
40cmはあるのでは???(笑)

ラムのひき肉をスパイスと合わせたものが中に入っています。

・・・参りました。

声を出して「美味しい!」と言ってしまいました。

結構スパイシーなひき肉に混じって、
カシューナッツやら、スライスアーモンドやらまで入ってるんです。
羊肉なのに、気品のある味なんです。
まさに、

「洗練とは、こういうものなのだよ。」

と、知らない誰か(外人)の言葉があたまに響き渡る状態。

うわぁ。
凄すぎる。
うまくいえないけど、凄い。

グラスの水を注ぎにくるタイミング、
客との距離感など、
店員の動きも素晴らしく、
さすが「伝説」を背負ってるだけのことはあると感心。
この満足度なら、価格設定も十二分にリーズナブルと言えます!

しかし、
駅ビルにこんなレベルの高い店があるなんて、
横浜の人、いいなぁ。

ニルヴァーナスパイスカフェ
横浜市西区高島2-16-1ルミネ横浜6F(地図)
電話:045-308-7055
営業時間11:00〜23:0022:00(L.O)
定休日:不定休 (ルミネ横浜店に準ずる)


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7位

クンメー 新大久保本店 (新大久保、大久保、西武新宿 / タイ料理、カレー、アジア・エスニック)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2009/09訪問 2010/06/07

「タイレストラン クンメー 本店」 -<カレー細胞>-

東京の中の海外、エスニックタウン新大久保。
その駅近くに位置するタイ料理店。

新大久保らしからぬ清潔さと気品に溢れた店内。
メニューが豊富で迷ってしまいます。

プーケットラガービール

ヤムクンメー(ピータン入り特製サラダ)¥950

ガイパッマムアン¥1000

そしてこれが超お勧め。

カノームパンナークン¥980

薄くスライスしたパンに海老しんじょうを載せて厚揚げにしたものを甘辛ソースで召し上がる感じ。
絶品!旨い!!これははまります。

そして、辛いもの好きなら是非トライして欲しいのがこちら。

ゲンパー(激辛森林風カレー)¥1200
+カオ(ご飯)¥300

鉄鍋から上がると湯気が食欲をそそります。
具材は選べるので鶏肉をチョイス。

常識外に辛いわけではないですが結構辛い。

ここのタイ料理はどれも洗練されていて、
一つ一つに驚きというか、唸らさせられる点がある。

「タイ料理ってこんなに美味しかったっけ?」

と再認識できる、素晴らしいお店だと思います。
ただ、やはり何人かで行ってたくさん頼むのが楽しいかな。

ちなみに店名の「クンメー」とは「お母さん」という意味。
近所に一軒、大久保駅前に一軒の支店がありますので混んでいる場合はそちらもどうぞ。

タイレストランクンメー本店
東京都新宿区百人町1-10-7大森ビル1F(地図)
電話:(問い合わせ用番号)03-3368-1166
  (予約専用番号、通話料無料)0066-9670-05459
営業時間:11:30〜24:00(L.O23:00)
定休日:無休

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8位

上等カレー 天神橋店 (大阪天満宮、南森町、北浜 / カレー)

1回

  • 昼の点数: 3.6

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2009/05訪問 2013/10/26

「天神橋上等カレー」 -<カレー細胞>-

日本一長い商店街、天神橋筋商店街。

その南森町側の端、
天一商店街のアーケードが途切れたさらに先にこのカレー屋はあります。

「上等カレー」は関西でカレーうどん店のチェーン展開をしている「得正」が運営するカレーライス専門店で、府内に何軒か出店しているようです。

店内はカウンターのみ。
しかし手狭な感じは全くなく、白い壁に木のカウンターが清潔でゆったりと落ち着いた雰囲気を作り出しています。

レギュラーメニューは、

カレー¥750
温泉たまごのカレー¥800
トンカツカレー¥880
オムレツカレー¥980
ミンチカツカレー(温玉入り)¥980

など。

そう、関東で言うメンチカツは関西ではミンチカツなんだよなぁ…としみじみ。

という事でこの日はミンチカツカレーを注文。
もちろん辛口で。

トロッとしたルー、
分厚いミンチカツ。
そして温泉玉子…
かなり美味しそう。

まずはルーとご飯を口に運ぶ…



甘い?

いや、辛い?

この感覚は、前にどこかで…

そう、同じ大阪の老舗、「インデアンカレー」です。
ちゃんと甘くてヒリッと辛い、これぞ大阪流カレーライスの真髄!
大阪って素晴らしい・・・

次にミンチカツを。
分厚く綺麗な切り口。サクッと固めの衣に風味豊かなミンチ。しかも揚げたて!!
これは単品でもイケます!

えてしてカツカレーというものは最初美味しくても、
衣から染み出る油がルーを重くして、胃がもたれてきたりするもの。
しかしこのカツのサクッと堅い衣は油がルーに染み出すのを防ぎ、
スパイスの切れ味を最後まで損ないません。

そして温泉玉子。
食べ進むにつれ玉子が崩れ、風味に変化をもたらします。
味が単調になりがちな「カツカレー」という食べ物の欠点を見事に補っていますね。

これは…

かなり良いんじゃないですか!?


奇をてらうこともなく、ご託や蘊蓄を並べ立てることもなく、
しかしここまでの完成度は並大抵のものではありません。

巷に溢れる「幻の○○」や「究極の○○」といった謳い文句がやや気恥ずかしく思える今日この頃、
この仕立ての良い「上等カレー」はとてもすがすがしく心に染みました。

そして、もう一つ。
カレーの後といったら勿論これ。

オリジナルコーヒー¥300

一体何がオリジナルなのかと聞くと、
「カレーとよく合うブレンドをキーコーヒーに頼んで特別に作ってもらった」のだそう。
「世界一美味しいコーヒーはカレーの後のコーヒー」が持論の私としては嬉しい限り。
しかもこの価格での提供です。

口に残ったスパイスの香りと共に楽しむコクのあるコーヒー。
注文から淹れるため五分ほどかかりましたが、これは是非飲んでおいて下さい。

隅々まで行き届いた気の利き方。とても気に入りました。

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9位

プアハウス (江古田、新桜台、新江古田 / 喫茶店、カレー)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2009/09訪問 2009/10/13

「プアハウス」の極辛カレー -<カレー細胞>-

昔ながらの学生街江古田。
実は喫茶店のレベルがかなり高く、それと連動するようにカレーのレベルもかなり高い街なのです。

このプアハウスはまさにそんな江古田にふさわしい喫茶店。

商店街から入った路地、閑静な佇まい。
落ち着いた学生街の喫茶店といった風情です。

店内にはレコード、漫画、書籍がずらりと並んでいるのですが、
それぞれのセレクションが渋く、そしてマニアック!
特に生物関係の本が多く、私なんかはかなり痺れてしまうわけです。

クマムシの本を読みながらカレーが食べれるなんて!!

・・・さて、ここのカレーメニューはただ一つ。

極辛カレー¥1000

そう、デフォルトで極辛。
客側に辛さを選ばせないことが、この一品の完成度を物語っています。

「ザ・カリ」や「エチオピア」のような欧風ともインド風ともとれるサラサラめのルー。
スパイスの香りが際立っている面でも「エチオピア」に匹敵します。
しかし香りの付き方はさらに「通」向け。
今はもう食べられない「萬吉禎」のカレーにも似ているような風合い。

具材には柔らかく大きな鶏肉。
添えられたチーズと、生の春菊をカレーに混ぜて食べます。

「ん?カレーに春菊?」

と思ってしまいますが、香菜やパクチーみたいなものと思えば良いでしょう。
実際、ここのカレーとのマッチングは最高。

ナイストッピングです!

スパイスの深み、ライスとの親和性、そしてトッピングによる味の変化と、
どれをとっても都内トップレベル。
しかし、巷に溢れるカレーガイドなんかでもあまり紹介されていないのは、
やはり江古田という立地と、
一見するだけではこれほどのカレーを出す店とは判らない静かな店構えのせい。

ただ、裏を返してみると、「知る人ぞ知るカレーの穴場」ともいえるわけで、
実際来店している客を見渡してもチャラチャラした人は一人もおらず、
通なたたずまいの人ばかり(実際どうかはわかりませんけど)。

もしあなたがこの「オンリーワン」のカレーを食べるためだけに、
わざわざ江古田に出向いたとしても、決して損はしないでしょう。

食後はもちろんこれ。

苦くてコクのあるコーヒー。
やはり、辛いカレーの後のコーヒーは最高!
喫茶店としてのレベルも極上ですね。

最後に、
口コミなどで店員が無愛想、なんて書かれ方をしていたりもしますが、
いえいえ、全くそんなことはありません。
昔ながらの喫茶店らしく、アカデミックで静謐なだけ。
その静謐さを無愛想と言う人は、
言ってみれば図書館でワイワイやりたいのに周りが静かで居心地悪い・・・と言ってる様なもの。
ここはじっくりとカレーとコーヒーと、音楽と生物の本と漫画と、そして文化的な会話を楽しむ場所。
店員さんにもどうぞ話しかけてみてください。

とても居心地のいい時間が過ごせますよ。

プアハウス
東京都練馬区栄町39-1(地図)
TEL:03-3994-6097
営業時間:11:30〜23:00
定休日:火曜・第1第3水曜(祝日の場合は営業)

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