ropefishさんのマイ★ベストレストラン 2011

「カレー細胞」-食べログ支局 -

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

マドラスキッチン (三宮(神戸市営)、神戸三宮(阪急)、三ノ宮(JR) / インド料理、インドカレー、アジア・エスニック)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2012/07訪問 2015/12/19

失神レベルの南インド。「マドラスキッチン」 -<カレー細胞>-

日本ナンバーワン南インド料理店。

相変わらず「東京から」通っております。

2011年は5,6回行ったかな?

辛い、酸っぱい、甘い、香ばしい、それぞれのベクトルへのメリハリが素晴らしいお店。

クワーッと辛いハイデラバディービリヤニ、
少し酸味があるドーサとフレッシュなココナッツチャトニの妙、
フワッとしたメドゥワダにカリッとしたマサラワダ、
体の中から温まるスパイシーなラッサム、
絶妙な焼き物の数々、スパイス感ビシバシのカレーの数々、
そしてサフランの香りも感動的なクルフィに、
心を癒すマドラスコーヒー・・・・

あぁ、どれもこれもお勧めです。

*********************************

(2011年12月再訪記事はこちら)
http://ameblo.jp/ropefish/entry-11121379910.html

(2011年4月再訪記事はこちら)
http://ameblo.jp/ropefish/entry-10862402195.html

*********************************
(初訪問時の記事)

突然、神戸にある南インド料理店、
マドラスキッチンに行ってきました。

インド料理屋が密集する神戸、生田ロード界隈でも、
やはりほとんどの店が北インド料理。

2007年に誕生し、美味しい南インド料理で評判のここ、
マドラスキッチンには是非一度足を運ばねばと思っていたのです。

生田神社の丁度北側に店はあります。

中に入ると、想像していたよりもうんと小さな作り。

ネットや雑誌の情報で勝手にイメージして訪問すると、
びっくりするほど小さな店だった・・・
小さな飲食店が多い神戸では良くあることですね。

まずはビールを注文。

コブラビール¥600

正直、初めて目にするビールです。
聞くところによるとインド人がイギリスで作っているビールだそうで、
関東ではほとんど流通していないのだとか。

かなりさっぱりした飲み心地のビールです。

南インド出身の店員さんが達者な日本語で接客してくれます。
東京からやってきたことを告げると、
自分も東京の店を渡り歩いてきたのだとうれしそうに話してくれました。

ケララバワンのサッシーさんはじめ、
東京の南インド料理店は知り合いがいっぱいとのこと。

ダクシン、アーンドラキッチン、ダバインディアといった名前がどんどん出てきます。
やはり名店同士はつながっているものなのですね。

いきなり話が盛り上がったところでサービスの品が。

確か『コルモラ』とかいう名前でしたが、
メキシコのトルティーヤのようなスナックです。
酒のつまみに最高!

メニューには魅力的な料理がたくさん。

各種ワダも充実。

ドーサもかなり旨そう!

ナンやタンドリーチキンなどの北インド料理も扱ってます。

・・・とはいえ、やはり初志貫徹。

今日はこれを食べようと決めてきたのです!

マドラス・ノン・ヴェジ・ミールス¥2500

美しいビジュアル!
テンションあがりますね。

内容は毎日少しづつ変わるようで、
この日のメニューは、

ラッサム(スパイススープ)
ライス(短米)
アパラム(豆せんべい)
チキン・キーラ・コランブ(チキンとほうれん草のカレー)
マドラス・ミーン・コランブ(魚のちょっと辛いカレー)
チェンナイ・クルマ(ニンジン・豆・ジャガイモなどが入ったココナッツのカレー)
レモンピクルス
パヤサム(ライスとミルクのスイーツ)
タイユル(ヨーグルト)

というラインナップ。
豪華すぎますね!

しかもライスとラッサムはおかわり自由!

こちらがチキン・キーラ・コランブ

そしてこちらがマドラス・ミーン・コランブ
魚はタラのようです。

もちろん手食。
いきなり手食しても変な目で見られたりしないのが、
神戸という街の懐の深さですね。

いろいろ混ぜながらバクバク食べたのですが、

正直言って・・・

相当美味しいです!

一品一品は非常にシンプルかつ素朴な味なのですが、
そのバランスがとてもよく、
何を混ぜても魅惑の味へと進化します。

ご飯もバスマティなどの長米ではなく、
日本と同じ短米(南インドでは短米が一般的)なのですが、
その炊き加減がまた丁度いい!
さりげない部分でも高ポイントです。

さすが関西南インド料理の雄ですね!

当然期待して行ったわけですが、
その期待を上回る満足度です。

極めつけはこちら。

レモンピクルス

ごろっとしたレモンが入っていますが、
そのレモンがまたスッパ辛くて最高!
これはかなり好きな味です。

結局ライスは二回おかわり、
ラッサムも一回おかわりしてしまいました。

最後は・・・

全てを混ぜ混ぜして雑炊状態。

やっぱり美味しいー!



超お腹いっぱいです(笑)

デザートのパヤサム(ライスとミルクのスイーツ)と、
タイユル(ヨーグルト)

こうなったら食後はやっぱりコーヒーですね。

マドラスコーヒー

ミルクを泡立てたコーヒーの上に・・・

ココナッツパウダーがかかっています。

ホッとしますね。

店員さんとの会話も楽しく、
正直動きたくなくなってしまいました。
(実際にはお腹いっぱいで動けないとも。)

ふと、店の奥に目をやると・・・

インド映画のスーパースター、ラジニカーントさんから開店祝いのメッセージが!!!
分かります?この凄さ。
ちょっと驚きです。


美味しくて、楽しくて、あったかい。

なんとも心地の良い南インド料理店でした。

  • マドラス・ノン・ヴェジ・ミールス
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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2位

ディルセ (千駄ケ谷、北参道、国立競技場 / インド料理、インドカレー、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/10訪問 2022/07/25

心尽くしのインド料理ビストロ誕生。「ディルセ」 -<カレー細胞>-

「ディルセ/心から」

シャー・ルク・カーン主演、1998年公開のインド映画の題名です。

そしてこれからは、この千駄ヶ谷のお店の名前として人々の記憶に残っていくことでしょう。

「ディルセ Bistro de India DiL Se from my heart」

こちらのオーナーシェフ、バングラシゲさんこと畑中さんと最初にお会いしたのは、
新大塚の「カッチャルバッチャル」。

「カッチャルバッチャル」のオーナーシェフ田村さんと、シゲさん、
そして同じくそこに居合わせた北村さんの三人は皆「ダバインディア」で働いた仲間たち。

一足先にお店を開いた田村さんに続き、
北村さんはその後木場に「カマルプール」を開店。

シゲさんは「カッチャルバッチャル」でのランチ勤務を経て、
2011年9月7日ついに千駄ヶ谷にこの「ディルセ」をオープンさせました。

ダバ出身の三人が立て続けにお店をオープンさせたとあって、
どうしてもいろいろ比べたくなってしまうのは人の常。

実際、三店舗とも単なるインド料理店ではなく、
飲みながらスパイス料理を楽しめる独自のスタイルを築いている点は共通。
また、ダバのトレードマークともいえるチーズクルチャをメニューに揃えているあたり、
ダバ出身の絆がしっかりと感じられ感慨深いものではあります。

が、しかし、この三店はダバグループでもなければ、
経営的につながっているわけでもありません。
職場を共にした三人が、それぞれの想いを込めてオープンしたお店たち。
互いの持ち球、得意分野を知っているからこそ、インド料理へのアプローチもそれぞれ。

むしろ三者三様のアプローチを楽しめる私たちは、本当に幸せな状況にあるとも言えるでしょう。

前置きが長くなりましたがこの「ディルセ」、
前々から自分の店を持つときはこの名前と決めていたというその店名通り、
オーナーシェフ、シゲさんの心づくしの料理がラインナップされたインド料理ビストロとなっています。
カレーメニューは他店ではあまり見られないベンガル料理が中心。
単品、おつまみの類は伝統インド料理の枠にこだわらないオリジナルで占められています。

純粋に料理とお酒を楽しむ空間「ディルセ」では、店内の撮影は禁止。
なら、まどろっこしいことは抜きでお料理を楽しんじゃいましょう。

まずは前菜。

田舎風パテ ¥720
砂肝とレバーの炒め物 580円

いきなりフランス&インドでのスタートはビストロならでは。
手作り感と細部まで作りこまれた丁寧さがたまらない美味さを生んでいる2品。

バングラデシュの豆スープ(S) ¥350

これにはやられました。
この豆は美味い。美味すぎます。
たかが豆スープでは片づけられない、
ベンガル料理の名手シゲさんにしか作れない味。
マストオブマストです。

チーズクルチャ ¥630

言わずと知れたダバの血脈を表す一品。
これは食べておかねば、ね(笑)

マスタードソースのフィッシュカレー ¥1000

まぁ、カレーと言えばククレかボン、
せいぜいバターチキンというような人がいきなりこれを食べたらビックリするでしょうね。
「これは・・・これもカレー?」と、それくらい新鮮な味。
マスタードやマスタードオイルをよく使うとは聞いているベンガル料理の中でも、
これほどマスタードが中心にある料理はおそらく食べたことがありません。
・・・といってもツーン、とするわけでもなく、
独特の酸味と白身魚のジューシーさとがカレーの新世界を切り拓いていく、そんな感じ。
まさに、まさにマニア向けの一品といえましょう。

カルカッタの魚カレー ¥1000
ライス ¥250

こちらは同じ魚カレーでも随分と違った仕立て。
トマトの鮮やかな赤色そしてマスタードシードの星座の中心に、驚くなかれ、
秋のサンマが丸々一匹ドドンと鎮座!!
これまた美味い。そしてご飯が進む!!
魚と米をよく食べるといわれるベンガルの料理。
つまり日本の旬の魚との相性はバッチリなわけで、
ベンガル料理、やっぱりジワジワきてるなぁ、と実感。

さてさて、一方でビールはこれまた素敵。

エーデルワイス ¥720

ハーブがふんだんに入ったオーストリアのビール。
フルーティーな味わいでスパイス料理に合うこと合うこと。
値段も相場からして破格、ということで、これはこの店のマストアイテムかもしれませんね。

本当に料理が好きで好きで、好きな料理を作って、
それを食べて喜ぶ笑顔を見るのが好きで、料理の話が本当に好きで、
そんなシゲさんの心からのおもてなしが伝わるこのお店はまさにディルセ。

映画に例えれば、みんなでワイワイ楽しむハリウッド娯楽作というよりは、
単館上映の心に沁みる恋愛映画といった風合いのお店だと感じました。
まるでミニシアターを訪れたような気分で、料理とお酒をピュアに楽しんで欲しいですね。

ちょうど半年前、「カッチャルバッチャル」初訪問時のレビューで、
「ニッポン・インド料理のヌーベルバーグ到来」と書いたのですが、
まさにその波は大きなうねりとなって拡がっている実感があります。

もちろん、お勧めかと言われれば、物凄くお勧めのお店なのですが、
「食べログ検索したら評価が高かったこちらのお店へ行ってきました」的訪問者が増えることが、
この店にとって必ずしも良いほうへ転ぶとは思えない。
・・・そういう思いを込めて、食べログにはあえて点数評価はつけずにおきます。

心にスッと刺さった方、是非ご訪問くださいませ。

  • 店内は撮影禁止です。

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3位

カッチャル バッチャル (新大塚、向原、大塚駅前 / インド料理、インドカレー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2011/06訪問 2022/07/26

ニッポン・インド料理のヌーベルバーグ。「カッチャルバッチャル」-<カレー細胞>-

(2011年3月 再訪)
新大塚のスパイス料理店「カッチャルバッチャル」に飲みメインでの訪問。

ふらっと飲みにきて、
ガッツリ美味しくスパイス補給も出来る店って、
なかなか無いんですよね。
そんなニーズにピッタリはまったのでしょう、
最近はかなりの人気で混みあってきた様子です。

一品一品、群を抜いた創造性。
そして、まったく手抜きなしの丁寧さ。

さらに素晴らしいのは・・・
どんなに混んでいても、どんなにオーダーが多くても、
無理なく、かつお客がストレスを感じないよう、
ちょうどいい塩梅のタイミングでの提供ができちゃっていること。

ほんとさりげないことですが、
接客業として素晴らしいことだと思います。

田村シェフ、男前だね。

まぁ、お酒飲んでいれば悠然と待てる・・・ってのもあるとは思いますが(笑)

カレーをはじめ、料理の味はさらに冴え渡り、
田村シェフの料理の引き出しの奥深さも垣間見えてきた「カッチャルバッチャル」。

他には無いオンリーワンの存在感を醸し出してきたようでもあります。

こりゃぁ、食べログの点数も上げるしか無いですね。

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(初訪問時)

2010年12月、
新大塚に忽然と現れたスパイス料理店「カッチャルバッチャル」。

オープン前からrumbaさんより情報提供いただいていたこの店に、
待望のディナー訪問です!

なんとも洗練された、落ち着きのある店内。

日本人のマスターが一人でお店を切り盛りしています。

実はこのマスター、
なんと、今はなき東銀座「ハリドワール」の元店長にして、
同系列の「ダバインディア」「グルガオン」にもいたことがある筋金入りの経歴。

あ、私「ハリドワール」好きだったんですよ。

運命的再会ってヤツですか?

このお店をスタートさせるにあたり、
単なる普通のインド料理店にするのではなく、
様々な文化やスタイルをうまく取り入れた、
独自のスパイス料理とお酒を楽しめるお店にしたいと語るマスター。

店名の「カッチャルバッチャル」とはヒンディー語で、
「ごちゃ混ぜ」とか「ぐっちゃぐちゃ」とかいう意味。

なる程、インド料理をベースにして、
独自にカッチャルバッチャルした新しいお店を目指すわけですね。
期待が高まります。

まずはビール。

エビス生¥450

お店はマスター一人で回しているため、
ワーッとスピーディーな対応は無理そうですが、
逆に一人一人のお客とコミュニケーションを取りながら、
その人に合わせた料理アレンジをしてくれるという、
とっても嬉しい対応を心掛けてくれています。

・・・では、ディナー開始といきましょう。

(左)ペッパースモークチーズ¥350
(右)自家製ラムジャーキー¥400
このラムジャーキーはヤバイ。
柔らかく、ラムの肉汁がジュワリ。
これとお酒だけのためにここへ来ても充分OK。

マサラピスタチオ¥300
酒飲みの心をよく分かったメニュー。
見た目からしてほら、たまんないでしょ?

本日の野菜のグリル¥500
芽キャベツ・オクラにエリンギ、ナス。
普通のインド料理屋ではまず出てこないメニューだなぁ。
日本人の感性がうまく表現されていて秀逸。

ブラックペッパー&カイエンペッパー&岩塩
これらをうまく使うと、味のバリエーションが拡がります。

タンドーリピザ¥450
ええ。ピンと来る人ならピンと来てるかも知れませんね。
「ダバ」グループといえば絶品チーズクルチャ。

そう、タンドーリピザと銘打っているものの、
実は「あの」チーズクルチャがここでも食べられるんです!
大塚娘も大喜びです!

(左)仔羊のスパイス焼き¥480
(右)ガーリックチキン¥450
やわらかく焼かれたラムと、
カシューナッツと生クリームに漬け込んだチキン、マライティカ風。

ミントチャトニをつけて食べたら、あら、ここは「カイバル」かしら?
なかなか美味しいですよ。

ヒヨコ豆と香草サラダ¥400
ほくほくしたチャナのサラダ。
他のメニューもそうなのですが、冷めても美味しいのが重要ポイント。

そしてこちらは本日のスペシャリテ。

ブリのタンドーリ焼き
なんとマスタードオイルがピリッと効いたブリ焼き。
とっても新鮮な驚きです。

マトンブナ
こちらもメニューにない品。
濃厚なスパイス感がたまりません。

こうしてみると、単なるカレーマニアだけじゃなく、
普通に美味しいものを食べたいグルメな方々でも、
十二分に満足できるメニュー構成ですね。

さて、後半戦、カレーに行ってみましょうか!!

辛いラムのスープカレー¥900
辛さはオーダー自由。
この日の二日前にもここに来た某嬢によると、
二日前とはアレンジが違うとのこと。
マスター曰く「かぶりたくなかったんで(笑)」とのこと。
なんとも素晴らしい計らいですよね!

クリーミー海老カレー¥1000
プリップリの海老が入ったカレー。
クリーミーと言っても北インド&ネパール店によくあるような、
オイリーで胃もたれするようなことは一切ない上質なカレーです。

北インドの野菜カレー¥900
これ、フレッシュ野菜のサブジですね。
この辺の、素材の味を活かした仕立てはやはり日本人ならではのもの。
ちょっと「想いの木」の野菜カレーを思い出します。

イエローライス¥300

ナン¥300
いやぁ、良心価格ですよね。

ビール、ワイン、カクテルから焼酎まで揃ったアルコール類。
インド料理には焼酎が合うと思っている私と気の合う感じ。

特に泡盛とスパイスのマリアージュは最高。

おつまみにパクチーと青唐辛子のサービス。
う〜ん、この判ってる感じ、嬉しいですね。

若き日本人マスターの心意気、
インド料理をベースにしながらも、
日本人独特の感性を活かしたメニュー構成。
「インド富士」や「アキンボ」、「想いの木」など、
同じ日本人シェフの新進気鋭店たちともイメージが重なります。

インド料理が一般的にも随分と浸透した今、
今度は日本人が、インド料理の日本的回答を出していく番なのだと、
そういった大きな流れを感じたりもします。

これって、日本におけるインド料理にとって、
ある種の「ヌーベルバーグ到来」なのかもしれません。

新大塚の新星「カッチャルバッチャル」
今後がとても楽しみなお店ですね。

↓一日一回。クリックはこちら

  • (説明なし)
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4位

東京タイ料理 (渋谷、神泉、明治神宮前 / タイ料理、アジア・エスニック、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2016/11訪問 2016/12/07

怪腕シェフ、インソンさんの最強イサーン料理に痺れろ!「タイ屋台居酒屋ダオタイ 渋谷肉横丁店」-<カレー細胞>-

タイ料理は、お店じゃなくて、レシピじゃなくて、やっぱりシェフです。

シェフが変われば味は激変するし、コアなタイ料理ファンたちがシェフの移籍先情報を共有しながら追っ掛けているのも無理ありません。

タイ料理ファンたちの舌と脳髄をキリキリ舞いさせる、トップランカーなスターシェフたち。
その中でも無類の戦闘力を誇る、霊長類最強タイ料理シェフ、その名もインソンさん。

「タイ・イサーン料理の怪腕シェフ」とも称される彼は、他のスターシェフたちが店から店へと移籍する中、
2011年のオープン時から今に至るまでずっと、この店の厨房を守り続けています。

「ダオタイ 渋谷肉横丁店」

「本格タイ料理食べるなら錦糸町でしょ」「いや、小岩でしょ」「川崎でしょ」というマニアの声が響く中、まさかの渋谷ど真ん中。

阿佐ヶ谷に一号店を構えるダオタイが2011年渋谷に進出する際、究極兵器として招聘したインソンシェフ。
丸5年経った今、渋谷はすっかり彼の城となりました。

場所はちとせ会館2F、渋谷肉横丁。
一見フードコート的な店構えからは、ここが日本最強イサーン料理の店だと気づく者はいないでしょう。

★ビアラオダーク

私が大好きなラオスのダークビール。
タイ東北部にあたるイサーン地方はその昔、ラオスと同じ国だった歴史があり、食文化がかなり共通しているんです。
つまり、ラオスのビールはイサーン料理に合うってわけ。

★ガイヤーン ¥590

イサーン料理といえば、いや、インソンさんといえば、のこの一品。
イサーン式チキングリルです。

オーダーからビックリするくらいの早さで出てきます。
インソンさんが凄いのは、料理の味だけでなく、調理の圧倒的スピード。
ゆったりしたレストランじゃなくて、屋台風の店だからこそ、彼のポテンシャルが活きているんです。

超速提供ながら痺れるほど美味い、その秘密はインソンさん独自のタレ。
奥行きのある旨味に加え、黄粉のようにまぶされたカオクワ(炒り米の粉)。
誰にも真似できません。

★トムセープ ¥860

イサーンのモツスープ、これも悶絶の美味さ。
辛くて酸っぱいスープに、びっくりするほど柔らかいモツ。
まさにキング・オブ・トムセープです。
頼まなきゃ損しますよ。

★HONTHONG ¥550

見た目はプレモルですが中身はタイの擬似ウイスキー。
屋台感覚で。

★ネームクルック

この料理、メニューには書かれていません。
書かれてなくても材料があれば作ってくれるのがインソンさん。

タイソーセージ「ネーム」に炒りピーナッツ、豚皮、カオクワ、唐辛子、ネギなどをガッツリ和えた、辛くて酸っぱいイサーンの名物サラダ。

サラダといいつつ、かなりのパンチ力です。
辛い甘い酸っぱい、そして香ばしい、その強烈なメリハリで客を魅了するインソンさんの怪腕を楽しむにはうってつけの一品。
かなりオススメなので、確実に食べたい時は事前オーダーして伺うと良いですね。

華やかに、かつスピーディーに、ブンブン振り回すような迫力のインソン劇場。

食べているこちらがアドレナリン出まくりです。

やっぱり凄い、凄すぎるぞ!怪腕シェフ!!


・・・・・過去レビュー・・・・・

阿佐ヶ谷で一番好きなタイ料理店ダオタイが渋谷肉横丁に二号店を出しました。

現在営業は夜のみ。
早速行って来ましたよ。

ビルの二階に屋台ひしめく濃厚空間「肉横丁」、
ナンジャタウン的なアレかと思っていたら、意外に本格的な雰囲気ですね。

人の波を掻き分け、威勢の良い呼び込みをくぐり抜け、辿り着いたのはまさにタイの屋台。

厨房を切り盛りするのは怪腕シェフ、インソン氏。
楽しみですね。

まずは生ビール。

ここでまずビックリ。
サービス出てくるえびせんの量が凄い!
まさに、夏のえびせん祭り!

ラープガイS ¥380

阿佐ヶ谷店同様、いくつかのメニューはSサイズが選べるのが嬉しいです。
これなら気軽に立ち寄れますよね!
ラープはしっかり辛くしてもらいました。
しっかり辛くて、これまた嬉しい!

ホーピアクントード ¥580

揚げエビ春巻き。
シーツにくるまったようなエビちゃんがなんともセクシー。
そしてお味はこれがまた…
…素晴らしい料理!強硬プッシュです!

パッガパオカオ ¥850

パッカパオガパオパオカパカパオカオ…と口ずさみながらパクリ。
あら、美味しい。
ガパオライスってよく食べたくなるわりに、
食べた後「まぁ、こんなもんだよね」というフラットな気分になりがちなのですが、
このガパオライスは美味い!

ひとえに味のバランス、インソンシェフの腕なのでしょうね。

締めにはココナッツアイス。
満足満足。

周囲の適度な賑わいも、異国の屋台気分を盛り上げてなんともサバーイ。
そしてなんといっても店長さん(日本人)がマニアすぎで楽しすぎる(笑)
東京のタイ料理屋さんの話は一通りOKという懐の深さで、
タイ料理マニアなそこのアナタなどはサバーイポイント二倍で楽しめるはず!

料理も人も、と〜っても濃厚なタイ。
渋谷エリアNo.1タイ料理なのは間違いないです。
あ〜ランチもやってくれたら嬉しいのになぁ。

ご馳走さまでした!

  • ネームクルック
  • トムセープ
  • ガイヤーン

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5位

たんどーる (沼袋、新井薬師前、野方 / インド料理、インドカレー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2011/05訪問 2011/09/10

印度料理に和の心。カレーの力を信じてる。「新インド料理たんどーる」 -<カレー細胞>-

さて区切りの800レビューはやはり、並大抵の店ではいけません。

「新インド料理たんどーる」

普通の店ではありません。
麹町アジャンタ出身の日本人シェフたちがそれぞれの個性を競い合う、
綺羅星の如きインド料理の名店たち。

北浦和の「さらじゅ」、高幡不動の「アンジュナ」、船橋の「サールナート」、検見川の「シタール」、
益子の「けらら」、大分の「チャイハナ」、仙台の「チットラ」に、ここ沼袋の「新インド料理たんどーる」です。

新インド料理と銘打っているだけあり、塚本シェフの創り出す料理は非常に独創的。

インドカレーに梅干しを合わせてみたり、
ラッサムを和風出汁で再解釈した「和ッサム」を生みだすなど、
日本人にしか創れない新しいインド料理がとても刺激的なのです。

さてさて、この夜集まったメンバーは「新インド料理」に負けないほど個性的。
いやいや、それでもやはり「新インド料理」はこのメンバーに負けないくらい個性的だなぁ。

この日いただいたメニューは以下の通り。

チキンマライティッカ 2ピース ¥420

チキンマライティッカの黒ゴマ焼き 2ピース ¥580

チキンマライティッカのチーズ焼き 2ピース ¥580

タンドリースペアリブ ¥600

噂の!鶏肉の梅カレー ¥1100

華麗なる! 鶏ひき肉とナンコツのキーマカレー 梅干し添え ¥1050

ラム肉と白いんげん豆のトマトカレー ¥980

春キャベツとタケノコとグリンピースの黒ゴマカレー ¥950

昆布だしのトマトクリームカレー 大豆 ¥920

レーズンとクリームチーズナン ¥550

ガリのスパイス漬け ¥100

ナン ¥320

押し麦入りターメリックライス 大 ¥270

チャイ ¥450

もう、料理名を見るだけでワクワクしませんか?

梅が美味い、ガリが美味い、カツオ出汁が効いている・・・そんなインド料理屋さん他にはありません。

常々私、東京ほど豊かなカレー文化が花開いている都市は世界中どこにもないと思っているのですが、
この店の料理を食べるとまさに、その実感が強くなってゆきます。

・・・一方お店のブログの自己紹介で「嫌いな食べ物・・・梅干し?」なんて書いてあるあたり、
塚本さん、おちゃめにも程があります(笑)

そして、またまた一方ではこのお店、東日本大震災復興に向け、
カレー店のネットワークを通じた積極的な支援活動、
「カレーの力を信じてるプロジェクト」の発起人として音頭をとっていたりもするのです。

http://currynochikara.blog.so-net.ne.jp/

本当にカレーが好きで、本当にインド料理が好きで、本当に日本が好き。
そんな情熱をひしひしと感じる沼袋の名店「たんどーる」。

未訪の方は早速行かねばなりませんよ!

  • (説明なし)
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6位

ネパール居酒屋 味家 (北池袋、巣鴨新田、池袋 / ネパール料理、カレー、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2012/10訪問 2011/08/04

マニアックにも程がある。本気のネパール家庭料理。「ネパール居酒屋 味家」-<カレー細胞>-

いや〜、凄い店の登場ですね!

先鋒隊の皆様のレビューを拝見し、
興味を持ってはいたのですが、正直これ程とは‼

ネパール家庭料理のマニアック度合いで言えば東京で三本の指に入るお店でしょうね。
(他の二本の指は「サンサール小岩店」と新大久保「momo」だったりするのですが・・・
こちらのお店のママさんの来歴を聞いて、いろいろ納得することも。)

私の訪問時、店内にお客さんは四人いたのですが、見事に全員ネパール人。
日本語聞こえね〜!

が、お店のママは日本語ペラペラなので安心です。

こちらの店のポリシーとして、
既製品を極力使わないというのがあるそう。
お酒も料理も、本気で本場なネパール家庭の味が楽しめるということです。

ワクワクするにも程がありますね!

チャン ¥550

ネパールのどぶろく。
しかも他店で飲むようなサラサラなものではなくて、手作りの本気汁がドッロドロ!
実際目の前のカウンターで仕込んでるんですから、モノホンのお手製チャンですよ。

お酒のアテとして、サービスで珍しいおつまみが出てきました!

一見バトマスサデコ。しかしよく見ると豆が大豆ではないことに気づきます。

ピーナッツ、グリーンピース、ひよこ豆という三種の豆を使ったサデコ。
味付けも濃くスパイシーで美味すぎです!

ディード セット ¥1500

ディード、グンドルック、マス、チャトニ、アチャルその他のセット。

いやぁ、マニアックにも程がありますね(笑)

多分日によって内容は異なるのでしょうが、この日はさらにダル、タルカリが付いてきました。

ディードとは熱湯にそば粉、キビ粉、小麦粉、大麦粉、とうもろこし粉などを入れ、
かき回して煮た食べ物。

ネパールの伝統的料理で、季節によってはお米が手に入らない山間部でよく食べられているものなのだとか。

もちろん、初体験です。

ママにディードの食べ方を指南してもらいました。

 ・まずはマス(お肉)を口に含みます。肉を口の中の右か左に含んだまま・・・

 ・ディードを適量、手でつまみ、団子状にします。

 ・カレーやら、アチャルやら、ダルやらに団子を浸して・・・

 ・口の中に放り込みます。

 ・そしてここが難しいのですが、団子を噛んだりせずに一気に飲み込みます!


口に含んだ肉の旨みがディード団子に浸みて、独特の喉ごしになるのだ・・・とか。
でもやっぱり、どうしても噛んじゃうんですよね。
一気に飲み込むのはなかなか難しい。
ママ曰く、噛んじゃうと味が変わってきちゃうのだそうで、
慣れると簡単に飲み込めるようになるらしいんですが・・・(笑)

そんなこんなで、珍しい料理をただ注文して食べるだけでなく、
その料理の背景や、本場風の食べ方を教えてもらうのは、本当に楽しい。

異文化交流って、こんなところから始まるんですよね。

そして忘れてはならないことを。

どうしても珍しい食べ物の珍しさに目が奪われがちだったのですが、
たとえば一見なんてことはないダルやムラコアチャール、かなりのレベルなんです。
これにはちょっとたまげました。

迎合しない味というのは、とりもなおさず、
その料理本来の美味さをしっかり引き出しているものなのですよね。

ディードでお腹一杯!

半端じゃなくイッパイ!

もっといろいろ食べたいので、また来ます!

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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7位

ケララの風II (大森、大森海岸 / インド料理、カフェ、インドカレー)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/08訪問 2011/08/22

大森南インド、不滅のランチミールス。「ケララの風Ⅱ」-<カレー細胞>-

日本における南インド料理普及に大きな功績を残した「ケララの風」。

(旧店の記事はこちら) http://ameblo.jp/ropefish/entry-10905561266.html

惜しまれながら一旦終幕したこの伝説の店は約一ヶ月のリセット期間を経て、
「ケララの風Ⅱ」として再開を果たしました。

ケララの風・第二章となる新しい店は、当面ディナー営業なし。
沼尻オーナー自ら腕を振るうランチミールスをメインに、
いくつかのティファン(軽食)を扱うというスタイル。

リセット期間に再び南インド・ケララへと旅し、
ひたすらミールスを食べ歩いたという沼尻さんのあらたなる第一歩です。

ランチミールスがたった千円でお替り自由という驚愕のコスパは健在。
しかもティファンは全て300円という、まさに楽園価格です。

ランチミールス ¥1000

この日のラインナップは以下の通り。

パイナップルのパチャディ
ニガウリのフライ
ココナッツ・チャットニー
キャベツのトーレン
アヴィヤル
ラッサム
カード
サンバル
パパダム
ダール
ご飯

多分、南インド料理を食べなれていない人にとっては未知の料理ばかりでしょう。
しかしそこは流石の沼尻さん。
ミールスを頼むと、本日のメニューの丁寧な説明書が付いてくるのです!
フムフムと読みながら食べれば、そこのアナタも一日南インド料理通。
ブログや食べログでお料理の薀蓄を並べる事だってできますよ(笑)

いや、実はそこそこ南インド料理を食べなれた人にとっても、
こちらのミールスは恐ろしく刺激的。
だって、マスタードとパイナップルの組み合わせや、
ガッツリ辛くて甘いアヴィヤルなんて、そうそう食べることができるものではありませんから!!

しかも嬉しいのは、外食レストランだからといって、過度の辛さや塩分、油分を強調していないこと。
本当に、体に優しいのです。
まさに沼尻さんの人柄が伝わってくるようです。

もちろん、使われているカレーリーフだって、生ですよ。
(日本でカレーリーフの栽培に成功したのは、他ならぬ沼尻さんなのですから)

本当に美味しいミールス、いくらでもお替りしたいのですが、
せっかくなのでティファンを2品ほど、追加注文してみましょう。

ワダ ¥300
ウップマ ¥300

もうね、ここはまさに南インド・ケララ州の町場の食堂そのものです。
ケララから、風がビュンビュン吹いてきますよ(笑)
ミールスお替り自由千円もありえないけど、
このレベルのワダやウップマを300円で出しているのもありえない。

いくら「南インド料理の普及に尽力」とはいえ、
少しは儲けましょうよ、沼尻さん、と言いたい(笑)

食後にはチャイかコーヒー。
これもミールス価格にコミコミ。
いいんでしょうか。

最初来店したときは他の客もおらず、ちょっと心配したのですが、
昼過ぎから続々と客が入り、8割ほどの入りに。
明らかに地元の常連という風の客もおり、まずは順調と見てよいのでしょうか。

食後、沼尻さんからなんと、貴重なケララ「ミールス食べまくり旅」の記録ファイルを見せていただきました。
実に研究熱心、そして南インド料理への愛情はまさに半端ではないものがありますよね。

以前の「ケララの風」に行ったことのある人にも、
そもそも南インド料理なんか食べたことが無いって人にも、
是非一度訪問してほしいお店。

本当に特別なお店です。

  • ランチミールス ¥1000でおかわり自由。
  • (説明なし)
  • ランチミールスには親切な説明書が。

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