レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2014/07訪問 2015/05/14
事前予約で個室もあるとのことで、そちらをお願いした。
室料は別途で6000円。
地下に案内されます。
少し圧迫感ある個室、まあ男3人なんでね、決して上品ではないわたくしには
隔離されといたほうがいいんです。
サービスの若いお兄ちゃんは、しっかり勉強、練習を重ねてきたのは分かるが、
少し緊張気味、ガチガチで料理説明はカミカミ(笑
おかげでツッコミできて、空気は柔らかくなったけどね。
嫌味でなく、がんばれ!って意味ですよ。
夜のコースは12000円のみ。
最初にやってきたのがパルメザンチーズのビスコチョとコルテサ・デ・セルド。
コルテサ・デ・セルドとは豚の皮のスフレだそうです。
さて、スタートです。
一口サイズのタコ
シンプルな味付け、フォルム的に不安がよぎる。
次にやってきたのが鱧のフリット
アンダーにロメスコソース。ナッツの風味と丁寧に揚げた薄めのフリットで鱧との相性抜群。
この一品で一気に期待値上がる。
そして、こちらの名物。ペドロヒメネス香るフォアグラのサラダ
極甘のシェリー、ペドロヒメネス。フォアグラのしっとり食感の中に、たしかに香りとコク甘を発見。
アンダーはピスタチオのソースやったかな?あまり付けずに食べた。
横の四角いジュレはシェリービネガー。ええアクセントの役割しとりました。
手長エビのプランチャと小さな野菜
サルモレホのスープですな。一般的なもったり感とにんにくの香りは控えめになっていた。
手長エビの焼き、塩の加減がサルモレホの中できちんと主役に仕立ててます。この味のバランスは素晴らしい。
イワシとそのラビオリ アーモンドの泡を添えて
ネーミングのセンスはちと古いような。10年以上前にポエム的な表現が流行ったもんねえ。
62度で1分間火を入れたイワシ。最初の見た目は印象良くなかったが、ナイフを入れた時のプチ感心。
たっぷりアンチョビソースに絡まったラビオリ登場。カニ泡アーモンドと合わすことでまろやかさ倍増。
いわしのいい部分しか引き出してない。これも素晴らしかった。
甘鯛のオーブン焼きとココナッツウォーター
これはシンプルな一品。当然ながら良質の甘鯛です。ホッとするねえ。ごくわずかなほんのりココナッツの香り。
エマルジョン(乳化)されたパセリで作品にしまりを与えている。
昔あこがれたエル・ブジなんかのレシピなんかでも、エマルジョンの技法バリエーションで感心させられたのを思い出す。
仔牛フィレ肉のアサード そしてリゾーニ
このフィレ肉、先に低温で仕込んでそう。柔らかく美味しかったあ。
添えがルコラのリゾーニ。最近、イタリアンでもこのコメのようなパスタ、たまに見かけますね。
3種のチーズとその付け合わせ
山羊が2種、ムルシア・アル・ビーノとエル・ビエホ・マエストロ。牛でフルム・ダンベール
モヒートと桃
グラニータみたいなモヒートの氷菓と桃です。
この後にもバナナ・塩キャラメルのクルヒエンテ(カリカリの意)、小菓子と珈琲が来る予定だったんですが、
急きょ次の予定の時間が早まり、後ろ髪を引かれながらの退店。
最後まで頂けなかったのはシェフにも申し訳なく、メリハリのあるいいストーリーだっただけに残念。
面白い映画のラスト10分を見ずに帰った気分です。
それでも表まで出てきて深々と頭を下げてくださったシェフの事は忘れません。
麻布に行く事は滅多にないわたくしですが、いつか必ず再訪すると決めております。
ごちそうさまでした。
3位
1回
2014/01訪問 2014/02/13
福島の浄正橋交差点近く、路地に入った所にお店はあります。
趣を感じる外観、実際中に入ると洗練された和モダンの空間で、手前が個室に奥がカウンター席、
奥右手にテーブル席が1卓。
今回は3人での訪問。
カウンター席は予約でいっぱいだったのでテーブル席に案内された。
メニューはコース12000円しかありません。
アラカルトは無し。
さて、先付けから楽心ワールドに引き込まれます。
椀物、向付けと順調に堪能。
八寸の時に“楽箱”というものを先に見せて頂いた。
その時は楽心のおせちということで、1月はお店からの正月のおもてなしの意だという。
こちらに伺ったのは1月も後半、昨今おせち料理を正月に食べない人口が増えてるとは聞くが、
それでも家でおせちを食べてる人もまだまだいるとは思う。
お店で出すのはどうなんだろうか?
お客さんにとっては嬉しいものなのか?
会席では季節感が大事だが季節の食材と行事とはまた違うもの。
一流料亭なんかでは要人なんかにもてなす事はあるでしょうけど。
とらえ方人それぞれ、わたくしは違うものを期待してた.。
苦言を申してるように捉えられてしまうかもしれないが、お店としては完璧に近いのだ。
このレビューを書いてる間にも、また行きたくなっている。
料理はどれもこれも美味しく、視覚的にも器と盛り付けで楽しませてもらった。
毎月行きたくなるお店でしょう。
いずれ、予約困難な時が来るかもしれません。
今のうちにできるだけ足を運びたいと思う。
ごちそうさまです。
4位
1回
2014/01訪問 2014/02/05
相合橋商店街の中にあるお店。
2年ほど前に現4代目の大将がお店を改装されてます。
店内はカウンターのみの10席。
若いのを雇ってる訳でもなく、大将1人でお客さんを見れる範囲での創り。
凛とした空間に他のお客さんと大将との会話だけがBGMになる。
こじんまりした店内なんで、いつしかお客さん同士のやりとりも始まる。
たまにイケズな話を大将に投げても、返しとあしらいが上手い。
さすが長い歴史を持つお店。
場所柄もあるでしょう。クセのあるお客さんをかなり相手してきたかのような切り返し。百戦錬磨です。
寿司は軟質系の米、型がきれいなにぎり。
海老の仕込み、穴子の仕込みなんぞは絶品であった。
食べてみると判るが、個性のある寿司。
別に見た目の細工をしてるわけでもなく、創作的な食材や合わせをしてるわけではない。
ただただ、この店の寿司なんだなあと思うわけである。
日本酒はいくつかあるが、好みを言えばあれやこれやと出してきてくる。
帰り際、「美味しかった、また来ますわ!」と言うと、
「そない頻繁には来ないでくださいね、たまに来てくれはるから長いお付き合いできると思うんで」と大将。
この言葉にはいろんな意味が含まれていると思う。
4代続いてる寿司屋、大阪商人の極意がここに詰まっている。
思い出したら又来よう。
ごちそうさま。
5位
1回
2014/04訪問 2014/04/12
去年、ここの存在を知ってから行きたかったお店。
大阪の日本酒好きの方がここを知らないとモグリとか言っていた。
それくらい凄い酒屋ってことらしい。
何が凄いか?
酒蔵に自分とこで樽を買って、蔵元に絞ってもらってると聞いた。
わたくしも日本酒は好きだが、半年ほど前まで知らなかった。モグリです。
入口から階段で2階まで上がります。
2階には“山中酒の店”の試飲などができるスペースがある。
安くで試飲セットを頂けるらしい。
2階は“佳酒真楽やまなか”ではない。
2階からはエレベーターで4階まで上がると、こちらのお店がある。
ナチュラルなウッド調の店内。
入ってすぐ靴を脱いでスリッパに履き替える。
ホームパーティーのような感覚ですな。
カウンターに座りたかったが、今回は4人なんでテーブルに案内された。
このテーブルが酒好きにとっては色気感じるんです。
天板は酒樽の樽底なんやて。
一応地ビールはあるが、それ以外では日本酒のみです。
コースの種類です。
アラカルトももちろんあるんですが、
こじんまりしたお店なんで、電話予約してコース注文してる方が、提供時間もまだ早くなると思います。
おまかせコース(6品) 3100円
おまかせコース(6品) 5200円
おまかせコース(6品 10300円
相性コース(6品+6杯) 6200円
お通し 500円
わたくし達は5200円のコース。
日本酒に合う料理、濃いめの味付けの肴、あっさりめの野菜焚き合わせ。
メリハリもあって美味しい。
メインのがしらの和風アクアパッツァも良かった。
日本酒は15種程飲んだかな。
至福の時です。
最後のデザートも面白かった。
“古々美醂”という味醂で作ったプリン。
良かった。旨かった。
スタッフのお姉さんも知識豊富でいろいろ勉強になった。
少し気になる所と言えば提供時間。
平日に行ったわたくしの時も満席だったが、後半は出てくるのが少し遅かったことぐらいかな。
まあでも満足です。
久しぶりに誰かに紹介したいと思った。
ごちそうさまです。
6位
1回
2014/10訪問 2015/07/29
なにわ筋にあったラ・クッカーニャ、今年2014.3月にこちらに移転。
以前のセコンドとして付いてた方が、そのままの場所で店名を変えオステリアレーブとして新たにオープン。
オーナーシェフが場所を変えるという少し変わったいきさつ。
こちらは以前ラピさんが入られてた所です。
上の階にはチチェルキアもあるし、相変わらずイタリアンの充実したエリアですねえ。
平日の夜遅くに訪問したが、さすがの人気店、賑わってました。
前菜を少しずつ頂きます。
パスタはピスタチオのソースです。
カカオがトップにかかったなんとも言えん味。
これ美味しいですねえ。
いやあ、虜になります。
子羊も頂き、〆パスタはレモンのパスタ。
酸味も丁度良く、満足でした。
一緒に行ったツレはピスタチオのジェラードを最後に注文。
一口食べたが美味しいねえ。
スタッフも気さくやし、オーナーシェフのノリもいい。
ふざけてる様でふざけてません。
家から近いお店のスタンスとしてわたくしには便利でもある。
いやあ、嬉しい限りのお店です。
ここは通うお店になりました。
ごちそうさん。
7位
3回
2020/11訪問 2020/12/20
画像がまた200枚オーバーなので3回目の更新です。
いつもお世話になってる魚の旨い居酒屋。
鯛やマグロは抜群です。
メニューが海鮮だけでなく居酒屋メニューもたくさんあるのと、深夜も営業してるので重宝します。
【2018.10月再訪】
画像が200枚オーバーなので追加レビュー。
今もちょくちょく伺ってます。
新しい料理人も加わり、更に料理の幅も広がりそう。
手打ちの蕎麦も限定だがメニューに追加。
〆蕎麦があるとこの店で完結出来てしまう。
【再訪】
オープンした頃からずっと通ってる。
わたくしにとって落ち着くお店。
上品とは決して言えないが、クオリティ良く気取らず旨いもんを食わしてくれる。
会社の同僚、家族、友人、取引先といろんな場面で利用してるなあ。
もうすぐ2周年。
しっかりお客さん掴んで繁盛してるわ。
大将のあたりもいいからなあ。初めてのお客さんも大事に接してるし、
心得もちゃんとしてる。これからも宜しく!
【初訪問】
阿波座に待望の和食居酒屋がオープンした。
割烹と居酒屋の中間的なスタンス。
近隣には焼き鳥屋、居酒屋はあるものの、それなりに美味しいお店はどんどん閉店していった。
肥後橋の方に向かえばあるんだが、この辺の住人の方にはチョッと不便。
皆さん期待してたのか、オープン当初は2回ほど訪れたが平日でも満席。
今回ようやく入れることができた。
手前はテーブル席、奥にキッチンカウンター。
2名の若い男性スタッフで切り盛りしている。
わたくし達はカウンター席で。ドリンクメニューを見ると、なかなかいいお日本酒を取り揃えてます。
焼酎はメジャーなものが多かった。珍しく今回は女子的に“トマト酢チューハイ”450円。これ旨い。
さらに“野菜ジュースチューハイ”450円。
これは自家製で、小松菜・水菜・リンゴ・オレンジをミキシングしたもの。
見た目は緑色で旨そうじゃあないんだが、美味しいです。
隣のオヤジも「旨い旨い!」と言うとりました。
老若男女が美味しいって言うと思う。
料理の方も値段考えたらいいですねえ。
美味しいです。
CPもいい。
限られた金額の中で上手に表現もしております。
ポテンシャルは高いんじゃあないでしょうか。
料理を担当してる大将、オーナーでもあるが年齢聞いて驚いた。
わたくしの息子位の年齢、しっかりしてます。
確かにまだ粗さは少し感じるが、たいしたもんです。
応援したくなる要素がこの店に詰まってます。
まだまだ進化するでしょう。しばらく通うやろうね、ごちそうさん。
8位
1回
2014/09訪問 2014/09/30
ある方のおすすめで行ってまいりました。
炉端焼きですが、高級店です。
今回はわたくし達、六本木価格にびっくりはしましたが。
確かに良モノ食材です。
3人で予約を入れて行ったが、わたくし達以外はほとんど外国の方々。
平均して7割が海外からのお客さんらしいです。
店内は炉を囲んだ大きいカウンター。
そして体格が立派な男が2人、
このお2人が白鳥兄弟。
撮影許可をお願いしたら、まあノリノリです。
炉端の発祥は仙台と言われているが、北海道と大阪に二分して行ったらしい。
大阪は立ち、北海道は正座で焼き場に入る。
あくまでその説は「らしい」を強調していた。
今回、酒は八海山で通した。
刺身盛りから始まり、野菜、魚と焼いてもらう。
キンキは丸でじっくりと時間をかけます。
その間に野菜類、サワガニなどが先に焼きあがって頂きます。
店内では突然餅つきが始まったり、撮影会が始まったり、外国のお客さんが帰る時には三本締めを行ったりと、
色んなパフォーマンスを見せてくる。
決してパフォーマンスだけでなく、焼きをしっかり見ながらの事であって、
白鳥兄弟のオペレーション能力には感心させられた。
料理の方は当然美味しいですよね。
炉端で1人2万越え、内容から見ていい経験です。
ごちそうさま。
9位
1回
2014/06訪問 2014/06/14
大正5年創業、食堂のぎふや。
昭和初期には新世界で、それはそれは大きな食堂だったそうな。
時代と共に縮小していき、とうとう数年前に閉店。
そして今年、装い新たに、串かつ屋として復活を遂げた。
わたくしはやっこの串カツが一番好きである。
ヘッドで揚げた串かつ、堪らなく美味しい。
ただ、年齢と共に本数が食べれなくなる。5本が精いっぱい。
屋台的なお店やし、ここはそれで早く回転できるからいいんやろうし。
ラード100%で揚げてるお店も同じく、重たくなってきた。
串揚げでは美味しいお店はいくらでもあるが、新世界串カツは意外と美味しいお店は少ない。
こちらの串かつ、旨いね。
趣あるお店、新世界ならではの二度漬け禁止、しかし、ソースの容器は陶器の壺。
少し甘めで万人が好むであろう味。
串カツの衣は生パン粉やね。新世界の串カツ屋では珍しい。
ドロもサクッとしてて、口に入れたらカリッとええ音が鳴るんよ。
わたくしにはドンピシャな串かつ。
やっことは又違うタイプだが、どちらとも旨い。
こちらの方が本数は食べれるかな。
懐かしのシチューもあった。
ジャガイモと玉ねぎと人参、豚肉とシンプルなスープ。
柚子胡椒だと思うが、いいアクセントがある優しい味。
これも美味しかったあ。
肉豆腐は豆腐が全面隠れる量の牛肉。
牛蒡と生姜の味が効いててこれも好み。
他のメニューは食べてないが、今回はわたくしの好みな味ばかり頂けた。
この辺の界隈では接客も一番いいんやろうね。
いやあ、満足なお店。
また必ず行きますよ。
ごちそうさん。
10位
1回
2014/09訪問 2014/09/25
ミナミはウィンズの裏路地に新しく出来てましたねえ。
アジアンテイストたっぷりな屋台風の面構え。
担々麺の専門店?
店に入ると不思議なセンス。
いやあ、最近こんなセンスのお店は見かけなくなった。
カウンター5席、テーブル2卓、外席もあります。
若い店主、彼も不思議ちゃんです。
クロスは心斎橋のトラヤで調達。
店内には蚊取り線香が。
いまどき無いよ、この感性。
カウンター上には近隣のお店の名刺やフライヤーがズラッと置かれてる。
わずかオープン3ヶ月でこんなにも付き合いが生まれたんやね。
店主から担々麺の説明を受けます。
担々麺は5種類。商品名は、
台湾屋台、上海屋台、香港屋台、四川屋台、たぶっちゃん式屋台。
台湾、上海、香港は注文しないで下さいと。
売り切れ?
いえ、お薦めじゃあないんです。
申し訳なさそうに言う店主。
意味わからんが、ネタ?
そう、この後もネタがいっぱい出てきます。
担々麺は四川を選んだが、瓶ビールのキリンラガーとゴーヤチャンプルーを頂く。
ふざけてるようで、美味しいチャンプルー、ちゃんとしてます。
他にも一品はあるが、種類はそんなに多くない。
店主と喋ってると楽しくなったんで、仲間2人を電話で呼んだ。
いやあ、オモロい。
四川屋台担々麺は、そこそこ辛いです。
本場のような山椒の痛さはないが、充分な辛さ。
濃厚な練りごまが強烈なゴマ風味を出してます。
これもなかなか美味しい。
居てる間、元々の知り合いや、早くも常連化した人など、場所は悪いのにどんどんやって来ます。
店主の人柄でしょうねえ。
わたくしはツボにハマりました。
ちょこちょこ行きますよここは。
ご馳走さん。
松山空港から車で3時間。
宇和島を通過してやってきたのが高知県は宿毛という街。
湾に面したのどかな漁師町。
今年のカツオの水揚げは時期が少し遅く、5月中旬頃からようやく始まった。
丁度そのタイミングでわたくし達はこの街にやってきた。
港にそのまま直行、15時過ぎ、カツオの漁船が入ってきた。
数人の男たちが甲板で腕を組み、仁王立ちで港に入る姿は圧巻。
大量に獲れたカツオを降ろし、すぐさま競りにかかる。
一通りの流れを見学後、知り合いの漁師達に案内されたのがこちらのお店。
同じ漁師仲間が経営してるお店だそうだ。
元々この街には飲食店が少ないってのもあるかもしれない。
それにしても凄い盛況ぶり。
船は違えど、同じ漁師達もやってくる。
どこもかしこも大きな笑い声が飛び交っている。まさに宴。
そして、先ほど水揚げされたカツオがテーブルに運ばれてきた。
高知の甘醤油をつけて頂く。衝撃の旨さ。
2.3年前にも高知県のレビューで、藁焼きを現地で食べて美味しかったのを思い出したが、
全くそれ以上に、いや、格段に旨い!
塩で食べたり、藁焼きであったり、そして皮を引いてない生を食べたり、どれもこれも素晴らしい。
白身などは少し寝かしたりする方が美味しかったりするが、カツオはやっぱり時間やね。
大阪に入ってくるのは、翌日がほとんど。
短時間でかなり劣化が進む魚と言えるだろう。
それに、ただ単に漁師捌き特有のブツに切られた刺身ではない。
丁寧に盛り込まれたカツオは見た目も鮮やか。
ウツボの唐揚げも食べやすいように角切り。
どこも骨付きであったり、小骨が残ってたりと、基本仕込みが手間暇かかってしまうものなんだが。
そしてこれも美味しかった。
酒盗のピザなんかは最初遠慮してたが、勧められて頂いたがこれも美味しい。
トルティーヤの生地にカツオの酒盗がアンチョビのようないいアクセントになっている。
こちらのスタッフ全員が楽しそうに、素敵な笑顔で仕事をしてる姿がまた印象的。
郷土、地の料理は美味しくて当たり前で、評価もそんな目線になりがちだが、
こちらのお店では人もお店も料理も素晴らしかった。
大阪からは遠いけど、又行きたいお店です。
ごちそうさま。