たいきさんのマイ★ベストレストラン 2011

たいきのレストランガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

気がつけば今年もこんなにおいしいお店に巡り会うことが出来ました。
新規開店のお店の中にも素晴らしいところはあるでしょうし、
やはり老舗と呼ばれるお店の実力も捨てがたいです。

これら素晴らしいお店との巡り会いを仲介してくれた
食べログとお気に入りレビュアーの方々に、
今年も感謝いたします。

それにしてもリピートするよりも新規開拓のほうが圧倒的に多くなってきました。
単に予約がとりにくいというだけではなく、
かなり遠くのお店に狙いをつけて、おいしい料理を食べる目的で旅行するようになったことも
影響しているでしょう。

マイ★ベストレストラン

1位

オテル・ド・ヨシノ (宮前、田中口 / フレンチ)

2回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2023/07訪問 2023/07/24

代替わりと価格高騰

灼熱の三連休 ですが、
以前より 予定していた 和歌山旅行を決行しました。

まず電車で りんくうタウンまで行き、
レンタカーを借りました。

最初に向かったのは 根来寺 です。
想像以上に 歴史があって 風格のある寺でした。
庭園が素晴らしかったですね。

そしてその後、 こちらのお店に向かいました。
実に10年ぶりぐらいでしょうか。
大好きだったお店ですが、
最近ちょっと足が遠のいていました。

さらに、ちょっと気になるニュースも聞きました。
考えてみると、 我が家はオテルドヨシノといえば
手塚シェフの料理だったわけです。
それが つい最近 独立されたとのことで
シェフが変わられたわけです。

今回 楽しみにしていた 久しぶりのオテルドヨシノ。
結論から言えば すっかり 別のお店になったと思います。
1番はやはり 物価高騰で
やりくりが 苦しいんだろうなということでしょうが、
ダブル メインのコースを食べ終えて
お腹が膨れないというのはいかがなものかと思います。

距離が遠いこともありますし、
よほどのことがなければ
再びここに来ることはないでしょう。

 平日休みといえば新地ランチが私の定番ですが、
 桜のベストシーズンとなれば話は別です。
 妻とも休みをあわせて今日は和歌山城へいってきました。
 いや、正確にはこちら、オテルドヨシノでの食事がメインだったわけですが…。

 お役所のような施設の最上階に陣取るステラマリスとオテルドヨシノ。
 吉野ワールドの集大成のような陣容で、最上階だけは別世界です。
 下調べは十分にしていったので、グランメゾンにしてはやや接客に難あり
 という予備知識があり、ハードルが低くなっていたせいか、
 接客レベルについてはさほど気になることもありませんでした。

 確かにあの構造なら来客にいち早く気づいて対応することは難しいでしょう。
 これを重く見るならステラマリス側の店員を増員してホントの入り口の段階で
 手を打つ必要がありそうです。
 構造については実際にいかれてみないとわからないでしょう。
結論から言えば、スタッフの問題というより経営者サイドの課題といえそうです。

 さて、今日は敬愛するレビュアーさんがこぞって推奨される名店に
 はるばるやってきたのですから、やはりおすすめのおまかせコースを
 お願いしました。
 といっても同じものを食べるのは惜しいので、妻は3150円のコースにしました。
 料理内容はほとんど重なることなく、見事な采配だったと思います。

 アミューズはおいておいて、前菜は妻が和歌山産鴨のパテ、
 おまかせのほうは、良いものが手に入ったからということで、
 地元産の岩牡蠣です。しかも見たこと無いような巨大さのとても新鮮な逸品です。
 残念ながら私は貝が苦手ですので妻のパテと交換しました。
 妻はそれはそれはうれしそうに食べていました。
 しかしその岩牡蠣は見ているだけで満足しそうな立派なものでした。

 そして品数の関係でタイミングがずれますが、次はスープです。
 おまかせはコンソメのスープです。といっても4種のジビエの濃厚なエキスが
 あふれかえらんばかりに詰まったスープは、口に含んだ瞬間に電流が走りました。
 やや味が濃いとも思いましたが、十分許容範囲内ですし、なによりスープに付け合せてある
 トリュフ(こんな大きな塊ははじめてです)やその他のキノコとあわせると絶妙な味わいです。

 妻の方はたまねぎのスープですが、これもシンプルですが、
 濃厚な味わいでわたしはそちらも十分おいしいと思いました。
 
 さらにこのお店の料理を語る上ではずせないのが
 おかわり自由の自家製パンですね。
 これも有名ブーランジェリ顔負けのすばらしいできばえで、
 手島シェフのセンスのすばらしさがこのあたりからも伺えます。
 小さなパンではありますが、4つ以上食べたでしょうか。

 メインの魚料理はおまかせがアマダイ。妻のほうはスズキです。
 アマダイは白ワインベースでありながらバターをふんだんに使った
 濃厚なソースです。このソースの旨みもさることながら、
 素材の新鮮さがすばらしいですね。
 ウィーンの森の物語さんも言及されてますが、こちらのお店の最大の特徴は
 和食で求められるレベルの新鮮な素材を惜しげもなく使っていらっしゃるところでしょうね。
 それは価格の差こそあれ、おまかせコースでも3150円のコースでも
 感じられます。

 さらにその素材をいかせるだけの技量とおもてなしの心を
 持ち合わせているということではないでしょうか。
 今回は3150円のコースと8000円超のおまかせコースという
 両極端なチョイスでしたが、どちらもお得な気分にさせられる
 見事な仕上げとラインナップでした。
 3150円のほうはこの味をこんなに安く楽しめるうれしさがあり、
 8400円のほうは本来15000円以上する夜のコースと同じスペシャリテを
 この価格で楽しむことが出来るという驚きがあります。
 他の方がどう感じられるかは価値観の問題ですが、
 どちらを選ばれても満足されること請け合いですね。

 メインの肉料理のイノシシの背肉のローストは
 ラルドのような濃厚な味わいを感じました。
 豚好きとしては、今日の肉料理のラインアップに豚が入っていないことに
 ちょっとがっかりしていましたが、このイノシシのローストは
 まさに究極の豚料理の一つ、ラルドのソテーを思わせる
 おいしさだったのです。
 今日は飲まないつもりだったのに思わずベルギービールのデュバルを
 頼んでしまいました。
 また、このビールのセレクトもビール好きのツボを心得ていらっしゃると思います。

 デセールが2品ついてきたのにも驚きましたし、
 食後の飲み物もおかわりできるそうですね。
 今回はおなか一杯で1杯のみとなりましたが、
 食後の飲み物でカプチーノを出してくれるお店は
 フレンチのお店では記憶に無いですね。
 しかも良いマシーンを使ってらっしゃるようで、
 こちらもおいしかったです。
 もちろんプチフールまで完食です。
 
 これだけ満足したら、次は季節を変えて
 必ず再訪したいと思います。


  

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2位

ピッツェリア・スクニッツォ・ダ・シゲオ (天神橋筋六丁目、中崎町、中津(大阪メトロ) / ピザ、イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2020/01訪問 2020/01/19

これは人気するのが当たり前ですね。

 久しぶりに再訪しました。

 平日夜ということで珍しくすいていました。
 相変わらず豪勢な前菜、圧倒的なコルニチョーネ、
 そしてマンガリッツァ豚の旨味。
 全て健在でした。

  過去の記事

ピザにはまった我が家のピザ訪問記がまた一つ。
 ピザのお店に関してはランチだけにとどまらず、
 夜の営業のみのお店にもどんどんいっています。

 今日は暑い中、駅から遠いこちらのお店まで
 遠征しました。
 夕方とはいえ、一年で最も日が長い時分のことですから
 一歩一歩汗がじわっとでてきます。

 店主のシゲオさんお一人で切り盛りするこちらのお店は
 おしゃれな内装とはややミスマッチなアットホームな雰囲気が
 漂っています。
 これは決して悪い意味ではありません。
 気取りのないピザ名人のお店とでもいいましょうか。

 イタリア直送の薪窯、小麦、チーズ。
 そして一流の腕、もてなしの心。
 これらの条件がそろうと、
 これほどのピザが出来上がるのでしょうか。

 今回は基本であるマルゲリータ、クアトロフォルマッジの二枚に加え、
 手作りソーセージ2本をまずは注文しました。
 注文から完成まであっという間です。
 これがナポリピザの本領でもあります。

 それでもマルゲリータ到着前にすでにプレミアムモルツのグラスが
 あいてしまっています。
 これは暑さのせいもありますが、なぜか390円という低価格で出される
 プレミアムモルツの品質管理がしっかりしているという証でもあります。
 お一人でされている分、価格で還元したいとおっしゃていますが、
 素晴らしいことですね。

 さて、これほどこちらのピザがおいしいと感じられる理由のひとつには
 味覚の好みが私どもに近いということもあるでしょうか。 
 「オススメのピザ」ではなく、「一番好きなピザは何ですか?」とお聞きしたら、
 「ピザパーネ」という答えが返ってきました。
 つまりピザ生地に絶対の自信があるということですね。
 自分の仕事に誇りを持ちつつも、それを押し売りしてくるわけでもない、この姿勢。

 さらには素材や基本のピザ生地を生かそうという味のバランス感覚が、
 ともするとくどいと感じることが多いクアトロフォルマッジをして、
 我が家好みの味に仕上がっている原動力ではないかと思います。

 調子に乗ってビールを次々とのみ、
 ソーセージに加えてタリアテッレ、ポルチーニのクリームソースまで
 追加注文し、重いおなかを抱えて大阪駅まで歩きました。
 案外歩ける距離でしたが、
 暑いさなかは自殺行為なので自重しようと思います。
 
 その場で次回の予約も入れて、大満足で帰りました。
 ここまでいただいた中では最高レベルのピザだと思います。
 そして生ビールの加点ポイントもありますが、
 弱点が見当たらないというところも素晴らしいと思います。

 これなら多少駅から遠かろうがリピートします。

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3位

レストラン・マッカリーナ (真狩村その他 / レストラン、フレンチ、オーベルジュ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2011/05訪問 2022/02/16

おもてなしの心が素晴らしい!気取らないお店です。

 JINを後にし、向かうはいよいよこの旅行のメインイベントです。
 花より団子といいますか、景色よりうまいものを求めてしまうのが
 我が家です。

 ちょっと約束の時間には遅れてしまいましたが、
 マッカリーナはちゃんとナビに登録されていたので
 すんなりと到着できました。

 ちょっとイメージしていたところとは違い、
 予想以上に飾り気の無い素朴なオーベルジュです。
 それがかえってこのお店のよさを引き立てているのかもしれません。

 天気が悪いことが、ややこのお店の良さを消してしまいます。
 どの席もパノラミックな窓に面していて、
 本来なら目の前に広がるのは森の中の水辺の景色です。
 運がよければ小動物が遊びにやってくるとのことですが、
 たしかにそんな雰囲気です。
 
 しかしその分を補って余りある素晴らしい素材と料理でした。
 前評判どおりの素材で、その調理の仕方は想像以上のものでした。
 ここまで野菜を前面に押し立ててくるとは予想外であり、
 しかし良いほうに裏切られることの連続です。

 今回もわがままを言って3150円と7350円のコースをいただきました。
 予想通り、両者の構成のバランスを考えて出してくださっているように感じます。
 詳しくは省略しますが、前菜もスープも野菜の甘みがしっかりと感じられる
 素晴らしいできでしたが、続いて登場した三本の巨大アスパラガスには
 やはり圧倒されました。
 アスパラを主役にする大胆さとシンプルな味付けに徹する
 素材に対するその信頼感。
 我が家好みです。

 うずらのコンフィでひといきついて?
 いよいよメインです。
 肉大好きの私が、ときしらずのソテーに飛びつきました。
 なんといっても北海道ですから。
 肉もいいけど旬の、北海道特産のサーモンを食べずにどうするという感じです。
 
 これがまた、皮の焦がし具合、全体のみの柔らかさ、
 塩のまぶし加減、ソースの味、見事なバランスです。
 ため息を連発しながら食べてしまいました。
 付け合せの野菜たちも漏れなくおいしいですし。

 ドルチェはフレンチなのにイチゴのティラミスです。
 3150円のほうもごまのブラマンジェ。
 価格は違えど、どちらも実においしかったです。
 特にティラミスは、フレンチなんだから、という気取りがない分
 私には好感度が高かったですね。

 強いて弱点があるとすればパンでしょうが、
 あくまで野菜が主役なので、弱点といえないレベルです。
 まして、バターがやはりおいしいので、パンが勝つ必要はありません。

 最後のプティフールまで自家製という見事なまでの
 おもてなしの姿勢は接客にもしっかり反映されていて、
 慇懃さのかけらも無く、しっかりと配慮の行き届いた
 心地よい空間を演出してくれていました。

 ぜひまた行きたいお店に決まっていますが、
 超人気店なのでぜひまだいったことのない方にお譲りしたい、
 そんな気になるほど癒され、満たされてお店を後にしました。

 この後はパン屋めぐりのたびが再開します。 
 

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4位

ブーランジェリー ジン (真狩村その他 / パン)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/05訪問 2011/05/08

こんなところでひっそりと。

 天候はゆっくりと回復に向かい、洞爺湖をどうにか拝むことが出来ました。
 近くまではいけなかったですが、遠くから眺めてその美しさ、雄大さが
 わかることもありますね。

 次に向かうは今回の旅行の本命、マッカリーナです。
 ただナビの到着予想時刻をみると30分ほど余裕がありました。
 これならその前にこれまた食べログでの評価が高いJINにいけるではないですか。

 しかし今回のレンタカーに装備されていたナビには
 こちらのお店が入っていなかったのです!
 天気が回復したというのに一難去ってまた一難ですね。

 とりあえず真狩村フラワーセンターでマップを入手し、
 お店の大体の場所を教えてもらいました。
 こんなときスマートフォンがあれば…と思いますが、
 その分も食べるほうに振り向けるのが我が家流です。

 細川たかしさんの記念碑が目印で、(正しくすすむと視界には入りませんが)
 その近くの角を曲がって…ってなもので、
 説明を信じてすすまなければ周りには何も無いので
 とてもいけたものではありません。

 最終的には、周りにほとんど何も無いところに
 やたらと車が止まっていたのでお店がわかったほどです。
 風光明媚というより原野の中にお店があります。

 急に人口密度が上がっているそのお店の敷地は
 ウッドチップが敷き詰められ、薪の良い香りが充満しています。
 建物の外まで続く行列が出来ていて、
 小さなお店の小さな棚に収まっているパンは
 すぐに無くなってしまいそうです。

 女性がお一人で捌いているので時間がかかってはいますが、
 なんとかほとんどのパンを眺めることが出来ました。
 どれもおいしそうですが、今回は日持ちのするパンと言う条件がつきます。

 イチジクとくるみの田舎パンを購入しましたが、
 妻がどうしてもというので追加でジャガイモのパンも買いました。
 食べたのはその日の夜ですが、ジャガイモのパンは
 ビールにも合う絶品でした。
 イチジクとくるみのほうはその夜と翌日の夜に食べましたが、
 鮮度が落ちている感じはほとんどありません。
 いったいどんな秘密があるのか…。

 材料、水、気候、薪、釜…。
 技術以外にもこれだけの要素があり、本当においしいパンを作るための
 ハード面は完璧です。
 そしておいしいパンを作りたいという情熱も相当なものなのでしょう。

 さっきまでの焦った気持ちやふさいだ気持ちは
 こちらのお店に入っただけでもう吹っ飛んでいました。
 パンを食べるまでも無く、こちらのパンはすばらしいという確信を持ちながら、
 いよいよマッカリーナに向かいます。
 時刻は11時25分。
 予約の時間に果たして間に合うのか?


 

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5位

リストランテ・イ・ルンガ (近鉄奈良、京終、奈良 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2013/04訪問 2013/04/29

その感動は1年後も色褪せませんでした。

 私は食べ歩きはライフワークといいますか、
 一生ものの趣味のように感じています。
 おいしいものを繰り返し食べるというより、
 新しい感動、新しい物を作り出そうという情熱にふれたくて
 新規のお店に出かけることを好んでいます。

 しかし、もちろん大好きなお店に関しては
 リピートしようとしますが、お気に入りのお店は
 どこも超人気店であり、こちらでいきたくても
 予約を取ることが出来ません。

 こちらのお店は実に1年ぶりの訪問となってしまいました。
 この間3度振られてしまいましたが、
 久しぶりに訪れたイタリアンの名店は、
 いささかも色褪せず、相変わらずのもてなしを受けました。

 メニューは5000円コース一本に変わってはいましたが、
 料理の最初と最後にシェフがご挨拶というスタイルは
 変わっていません。

 スタッフの動き、気遣いも変わらず素晴らしいですね。
 お料理のほうも野菜の甘さに始まり、
 まるでフレンチのような複雑かつバランスの取れたなソース、
 完璧ですねえ。
 
 私は本来、フレンチであっても、凝りすぎたソースは好まないのですが、
 この味わいには感動を覚えます。
 今度は他の季節にも訪れたいので、
 がんばって予約しないと。
 

  以前のレビュー


 最近忙しいというか他にやることが多くて
 食べログの更新が滞っていました。
 しかし、この感動はすぐに書いておきたくて
 投稿しました。

 やはり我が家はイタリアンがすきなのか、
 このお店のホスピタリティが優れているのか、
 両方だと思いますが、すばらしいお店です。

 ミシュランで星を取られているということが、
 見た目重視かもしれない、と逆に警戒させましたが、
 心遣いが第一にすばらしいポイントになります。

 店員さんは気取って決められた話をするのではなく、
 常にこちらの動向を見極めてから行動します。
 たとえばこちらが会話をしている様子であれば、
 必ず一度立ち止まって、断りの声をかけてからアクションしてくれます。

 そしてなによりシェフ自らが料理の最初と最後に必ず挨拶に来られます。
 この姿勢が店全体を貫き、上質のサービスとなって現れていると思います。
 料理は5000円のコースにしましたが、これが大正解です。
 
 突き出し、前菜(冷製)だけでもうならせるものがありました。
 突き出しは小さな揚げ物中心の構成で、暖かいし
 一つ一つが主張があっておいしいんです。

 温菜、自家製フォカッチャとたべてゆくと、
 どうもすでにおなかが満ち始めています。
 しかし、不思議とプリモもセコンドもすっと入っていくんです。
 もちろんポーションが小さいというわけではありません。
 おいしくて食べずにいられないといったほうが正しいでしょう。

 プリモピアットは妻が自家製手打ちパスタ、魚介のソース。
 私は菜の花のリゾットです。
 リゾットはぼんやりした味が多いのですが、こちらは違います。
 付け合せのズワイガニと生ハムの巻物のおいしさもさることながら、
 苦いと思わせるほどのリゾットと、甘めのソースが一緒に食べると
 驚くほどのマッチングを見せるのです。

 パスタのほうは特筆するほどではないですが、これもおいしかったですね。
 タリオリーニに唐辛子が練りこまれていますが、
 ややコシが不足している印象があります。
 料理のマイナス0.5ポイントはココです。

 しかし、メインの太刀魚も無料で差し替えてくださった豚のフィレ肉のローストも
 文句のつけようが無いおいしさで、
 ドルチェも、カッフェも小菓子も満点です。
 特にエスプレッソは最近珈琲好きになってきている私もうならせるものでした。
 どんなマシーンを使っておられるのやら。

 ここでもカッフェのサーブのタイミングをこちらにたずねてこられる
 おもてなしぶりは、最近いったリッツカールトンに勝るとも劣らないレベルのものでした。
 奈良にはこれからも町歩きで何度も行くと思うので、
 その際にはぜひこちらを利用させていただきたいですね。

 ああ、書き忘れましたが、奈良の野菜は最高レベルですよ。
 トマトやにんじんの甘さと来たら…。

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6位

そばんち (市島 / そば、カフェ)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2011/06訪問 2023/11/29

こんなにおいしくて、こんなにお得なお蕎麦のコースが他にあるでしょうか?

 おいしいおそば屋さんってまだまだあるんですね。
 おいしい水とおだし、挽きたてのそば粉…。
 おそばに関してはまだまだ勉強中ですが、
 おいしいかどうかは食べればわかることです。

 こちらのおそばはおいしいのはもちろん、
 供し方、見せ方、食べさせ方の工夫というか
 遊び心が素晴らしいのです。

 土曜日は予約のみのそば三昧、そば御膳という2種類のコースがあります。
 どちらも最初の出し巻き以外のすべての皿にそばが載っている、
 まさにおそば尽くしです。

 良くこんなにバリエーションがあるな、と
 感心させられます。

 まずは揚げそば。お茶請けの小菓子のようなものが小皿で出されます。
 次にもりそばですが、最初は緑と紫2色だった大根おろしが
 すだちの汁をかけることで鮮やかなピンク色に変わります。
 この演出だけでなく、味のほうもおいしいんです。

 次に蕎麦掻をオプションで薦められましたが、
 おなかの具合と相談してあきらめました。
 次に出されたのが水そば。
 何のことかわからなかったのですが、
 そばの風味、おいしさに自信がなければ
 とても出来ない料理?です。
 味は薄いですが、そば本来の風味と味わいを
 堪能できます。

 そしてメインとなる粗挽きの盛りそばですが、
 お出汁とアンデスの岩塩の2種類の食べ方を用意していただけますが、
 そばの風味を生かした粗挽きそばなので、
 なんといっても塩で食べるのが最高です。

 私は今までおそばを塩でいただいたことはなかったのですが、
 なぜ今までしなかったのか、と思えるほど
 この食べ方は最高ですね。
 素晴らしいそばと質の高い塩がああれば
 必然的にこの食べ方が最高ですね。

 さらにこの後、毎回同じものとは限りませんが、
 蕎麦の実の雑炊、鴨のあぶり添えです。
 かものミンチでだしをとった逸品です。
 和なのに洋食のテイストが感じられ、
 実においしかったですね。

 食後のコーヒーとデザートは300円のオプションです。
 しかもコーヒー用の石臼を使っていて
 入れる直前に挽いているので、コーヒーははずせません。

 しかしこの価格でこれだけのお蕎麦コースを食べさせていただけるなんて
 驚いてしまいます。 
 すばらしいですね。


 

  • (説明なし)

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7位

麺屋 一慶 (茨木市、JR総持寺 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2011/07訪問 2020/06/03

ラーメンファンよりも和食ファン向きかも。繊細かつ深い味わいです。

 レビュー、得点とも改訂。

 いつ食べても、何を食べた後でも色あせない
 ラーメンの最高峰だと思います。
 ただし、日本人が好きな、いわゆるラーメンとは一線を画す、
 別ジャンルのものと考えたほうが良いかもしれません。

 私自身、弥七のようなラーメンも素晴らしいと
 思っていますし、ある程度以上濃い味がして、
 食べ応えのあるものがいわゆるラーメンで、
 多くのファンを獲得しているのだという認識も持っています。

 私は数年前まではラーメンをあまり食べたりしませんでした。
 今でもラーメンより好きなものはたくさんあります。
 そういった状況で、こちらの塩ラーメンがとても優れているといっているわけで、
 どちらかというとラーメンをそれほど好きでない、
 うどんやそば、または和食の繊細さを好む方にオススメしたいと思います。

 チャーシュー丼もあっさりとした仕上がりで、
 ラーメンとセットでランチのみ850円というのは
 他のラーメン店が震え上がるほどの
 CPの高さだと思います。

  以前のレビュー

 教育レベルが高く、非常に人気の高い茨木市ですが、
 ここまで、食べ物という観点では高槻の勝ちだと私は思っていました。
 有名なお店はあるのですが、我が家の好みとは合わないので、
 茨木市にお金を落とすことがほとんどなかったのです。

 しかし、今日はじめて食べたこのお店の塩ラーメンは
 ひさしぶりにリピートの予感です。

 塩ラーメンはあっさりしているだけに
 スープ作りの出来、不出来がはっきりと出てきます。
 このスープは単品で飲んでも十分にご飯が進む、
 かなりハイレベルなものです。
 それでいて濃すぎるわけではなく、最後まで飽きることなく飲み干せます。

 さらに麺がすばらしいですね。
 全粒粉の粒がはっきりと認識できる麺は
 麺自体にうまみがあり、この点だけでも他店をリードしています。
 
 そして薄めのチャーシューもうまみたっぷりで
 私の好みにぴったりです。
 強いて言うなら海苔の存在だけはなくてもいいように思えます。

 チャーシュー丼もおいしく仕上がっています。
 ラーメンにのせるチャーシューとは、
 違う部位をうまく利用されているように思います。
 
 Cpの面でみても、われわれがお得においしいものをいただけるような
 セットメニューが数々用意されています。
 ちなみにチャーシュー丼セットは850円です。
 男性でも十分おなかいっぱいになります。

 さらに特筆すべきは一慶セット200円の存在です。
 これだけおいしいスープでも女性やお子さんなら
 残してしまうことはあるでしょうが、
 スープにご飯を入れ、雑炊を作るというアイディアは
 WINWINの関係を作り出すことが出来ます。

 私は当然スープを飲み干してしまいましたが、
 一慶セットを食べたくてあえてスープを残す方も
 いらっしゃるとか。
 ぜひ一度試したいです。

 味、配慮、今のところ死角は見当たりません。
 実にすばらしいお店が茨木市にあったことが
 うれしいです。
 
 
 

  • (説明なし)

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8位

トラットリア イル ピスタッキオ (茨木 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2011/06訪問 2020/12/06

味のほうは間違いがありません。一人で行くなら本が必要?

 ちょっと天国に行ってましたもので、(日記をご参照ください)
 800件目のレビューが遅れていました。

 やはり節目にはそれにふさわしいお店と決めていたので、
 ちょっと遅すぎるとは思いますが、こちらのお店をアップしました。
 茨木市に彗星のごとく現れた全国区レベルのおみせです。
 すでに多くの有力レビュアーさんたちがこぞって絶賛されているお店なので、
 予約を数回断られることなど織り込み済みです。

 本来妻と二人で行く予定だったのですが、
 仕事の都合で急遽私一人での訪問です。
 電車で行けば発見もそう難しくはないでしょうが、
 バイクで行ったため、かなり到着が遅れてしまいました。
 本当に小さなお店です。

 手書きのメニューを見るまでもなく、
 2500円の魚メインのコースと決めていました。
 本格的なシチリア料理で、魚がオススメと聞いていたもので
 迷うことはありません。

 前菜からしっかりと作りこんであるのがわかる、
 ハイレベルな料理のオンパレードです。
 間があいてしまったもので、詳細は忘れてしまいましたが、
 はっきりと印象に残っていることが、何点かあります。

 酸味を利かせたソースが私でもおいしいと思わせるバランス
 で整えられていることが一番の驚きでした。
 また、下味の塩だけでも旨みを感じる、
 魚の新鮮さを引き出す工夫が随所にちりばめられていました。

 パンも特徴的な味でした。
 本格シチリア料理というのは、私が今までに体験したことのない
 味わいの連続です。
 暑いこと、新鮮な魚介類が豊富であることがシチリアの特徴でしょうが、
 それがはっきりと感じ取れる素材の使い方と調理の仕方ですね。

 ただし、少し気になる点もあります。
 まずはお店が本当に小さいので、隣の席との距離が近すぎて
 隣の話し声がまともに聞こえてくることです。
 一緒になる他のお客さんによっては雰囲気が台無しになるでしょう。

 次にすべてを丁寧にお一人でされているので
 サーブに時間がかかるということです。
 今回久しぶりに一人で名店を訪問してみて、
 妻の存在がいかに大切かが良くわかりました。
  
 持参した本のかなりの部分を読破してしまいました。
 まあ、弱点はその程度で、これほどの味を楽しめるなら
 そんなことは気にならないという味道楽の方には
 ぜひとも茨木まで足を運んでいただきたいですね。

  • (説明なし)

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9位

鮨 いしばし (沢良宜、南茨木 / 寿司、海鮮)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2011/06訪問 2011/06/26

すしのことが深くわかっているわけではありませんが…

 我が家はCP重視ですから、おすしをそれほど食べたりはしません。
 食べるとすれば旅行先での超名店か、回転寿司です。
 まあ今日とて記念日ということで食べにいったわけですから、
 まさにハレの日専用といったところです。

 こちらは食いしんぼりんさんのレビューを見て
 いってみたくなったお店です。
 他にも信頼度の高いマイレビュアーさんたちのレビューが目白押しです。

 あの銀座久兵衛で修行された大将は
 腕もトークもさすがに超一流でした。
 そして接客の際の目配りと腰の低さもさすがです。
 
 カウンターに座り、熟練の技を堪能するといったシーンは
 金沢の名店小松弥助さんで楽しんで以来です。
 今回はあのときよりもはるかに安い価格帯であるにかかわらず
 存分に寿司のおいしさを堪能することが出来ました。

 オススメのランチセット、「雅」は本当にCPが高いですね。
 いや、今回はそれ以上におすしがおいしいことに気持ちがいっていました。
 今まで、北海前とでも呼ぶべきネタ重視のおすしのほうが
 私は好きだったのですが、(小松弥助さんは別格ですが)
 おすしは日本の食文化の核になるものなんだということを
 改めて認識させられました。

 とにかく寿司ネタの選定、給仕の順番、
 手作業の華麗さとテンポのよさ、トークの面白さなど、
 素材の良さ以外にも評価の対象になるものが
 多かったですね。そしてそのどれもがすばらしく、
 時のたつのを忘れて楽しみました。

 もちろん旬のネタ8貫にトロ鉄火、茶碗蒸し、汁椀がついて
 1890円って…。
 常識的に考えたら腕がないかネタが悪いかですが、
 そのどちらも兼ね備えているという驚き。

 追加で頼んだあなごの箱寿司のふわふわ加減、
 そしてお酒を飲まなかったとはいえ、
 二人で6900円というのは一人分の間違いではないのでしょうか?

 おまかせコースというのもありますので
 いつかは挑戦してみたいです。

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10位

ゆいまーる (摂津富田、富田 / 沖縄料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2011/09訪問 2011/09/02

英断!!さらに価値が高まりました!

 2011 9/2 再訪

 笑ってしまいますが、台風がくるごとに訪問しているんですね。

 暴風警報が出ている中、近場に出撃しました。

 そして朗報です。
 なんと夜のみ営業のお酒の飲める店では
 きわめて珍しいことですが、禁煙になっていました。
 聞けば女将さんが喘息の症状が出てきて
 みなさんに理解してもらったそうです。
 それは心配なことですが、私にとっては願ったり適ったり。

 これで摂津富田が誇るお店がさらに増えたことになります。
 ここの軟骨そばはほんとにすごいですよ。
 オリオンの生も最高!!
 平日でないとあいていないのが難点ですが、
 これからチャンスがあればいってしまいそうです。


 2009 10/7 再訪

 台風の夜、我が家から近いのであえて行ってきました。
 といっても台風だから浮かれて外出したのではなく、 
 台風なら他にお客がいないのではないか、と考えてのことです。
 なぜなら、この店の唯一の欠点である
 カウンター喫煙攻撃被害にあわずにすむと考えたからです。

 以前は我慢して通っていましたが、
 やはり狭い店内で、すぐ隣なんかでタバコを吸われたら
 かなりの苦痛です。
 そんなこんなで好きだったこの店から、
 気がつけばもう2年も足が遠のいていました。

 思惑通り店内には誰もいなくて、
 おばさんは帰ろうかと考えていたところだったとか。
 申し訳ないので30~40分くらいで終了。

 この当たりでは珍しいオリオンビールの樽生が飲めるので
 ポイント高いです。
 オリオンビールは日本のビールとは違う味です。

 おつまみセットにテビチの煮込み。
 今日は大サービスでジーマミ豆腐やスク豆腐
 もおつまみセットで出していただきました。
 あとは沖縄そばをいただきましたが、
 料理は素朴で温かみがあり、お酒もおいしい。
 ああ、なぜ禁煙にしてくれないのでしょうか。

 まあ、ここの客層は沖縄出身の方が多く、
 やはりタバコを吸われる方が多いのですね。
 そういった方のための店といえばそうなので、
 禁煙にするのは難しいでしょうね。


  以前のレビュー

 摂津富田の秘密兵器はまだある。
 といっても実は有名なのかも。

 摂津富田駅北のジョイフル富田というビルの1F奥に、
 沖縄料理の小さな店がある。
 メニューは沖縄の家庭料理が並ぶ。

 おばちゃんはきさくで気取らないし、
 出てくる料理がどれもうまい。
 特になんこつそばはじっくりにこんだ豚肉が
 うまいし大きい。やわらかくて味わい深い逸品。

 これに沖縄のオリオンビールの生をキュッとやれば
 もうそれだけで満足できるが、
 この店の魅力はそれだけにとどまらない。
 
 沖縄料理だけに豚肉料理のバリエーションがすばらしい。
 それを堪能したければおつまみセットがオススメ。
 5品を楽しむことができる。

 難点はカウンターしかないので思い切りタバコの被害を受けること。
 我慢してます。
 

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