レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2014/09訪問 2015/02/04
八尾在住の友人が手配してくれたとんかつの名店「マンジェ」さん、場所はJR八尾駅の近くです。当日は友人が待ち合わせのホテルまで車で迎えに来てくれましたので大阪駅近辺からの移動でしたが9月連休最終日で大阪市内は空いており移動時間はそれほどかかりませんでした。
何のへんてつもない八尾市内の一角、賑わいのある街角ではなくどちらかと言えば閑散としている地区ですが、マンジェさんの店頭だけは異様に人が集まっています。事前の予約は出来ませんので当日の受付ノートに記入された順番になります。友人の努力の賜物で11時半開店と同時に入店できましたが既に店頭は一時間以上待ちの人数で溢れかえっていました。
店内は正直かなり狭いです、カウンターのみ13席で後ろの壁との余裕が50cm程度、カウンターを挟んでの調理場も身体を横にしないとすれ違えない狭さです^^;
友人お薦めの「上ロースとんかつ40匁(1510円)」を注文、1匁=3.75gですので40匁は150g、これが標準サイズですが上には60匁・80匁・100匁・150匁・180匁と各サイズ取り揃えられています。倍の80匁で2010円ですのでリーズナブル価格ですね。
待つこと10分程度で揚げたてのとんかつ登場...一口頂くと...衣はサクサク・中はピンク色でジューシー...美味いです。食べている間中「ウマイ」を連発してしまうほど豚ロース本来の味わいが口内に広がります。ほとんどを岩塩を少しだけ付けて頂きましたが、肉本来の味を楽しむにはこれが最良に思えました。食べログ全国TOP500で口コミ300オーバー、評点4.21はやはり伊達じゃないっすね^^
ご飯・赤だし・漬物・ドレッシング等々、とんかつを盛りたてる周辺食材も全て高いレベルです、特にご飯の美味しさは特筆ものでした!。大阪中心部からは少し離れていますが、とんかつ好きでしたら一度は訪れるべき銘店ですよ!!
3位
1回
2014/09訪問 2014/11/18
天麩羅の松木さんで本日のアテを仕入れたあと土曜日ランチに伺ったのは内山下にある「しの原」さん、1年3ヶ月ぶりの訪問になります。日曜日が定休日なので前回も土曜日に訪れました。駐車場は近くのコインパーキング利用になります。
こじんまりした佇まい、内観も居酒屋風でカウンターのみ8席、正直かなり狭いです^^; でもこちらのミニ懐石(1250円)はとても充実の内容でその質の高さにいつも感心してしまいます。この価格で料亭顔負けの全9品、どの鉢も非常に手が込んだ日本料理の数々、季節感を取り入れた飾り付けもセンスあります...田町界隈の老舗料亭で出されたら3倍の値段でも納得するかもです。
個々の説明は割愛(便利な単語です^^; しますが、本日のイチオシはれんこんの揚げ出しですね。れんこんを擦り潰し揚げ出し豆腐仕様にしたもの...素材の甘さが活かされてとても美味しく頂きました!!
しの原さんのミニ懐石(20膳限定)、日本料理好きなら外せないお得なランチですよ!
4位
1回
2014/09訪問 2015/02/01
「石窯ぱんや nico」さんに教えて頂いた同じ建部町の「ののカフェ」さんを訪れました、今年の8月11日にオープンされたばかりの古民家カフェです。場所は旭川ドライブインを更に北上、カレーのサンシャイン53さんの手前を左に入った場所になります。駐車場は店舗前と横の畑地に合計5台ほど駐車可能です。
ののカフェさんの佇まい、とても素敵です。でんしょう坊さん・nicoさんと立て続けに訪れましたが当店も古民家の魅力いっぱいのカフェさんです。入り口をくぐると石畳の中庭が迎えてくれますがこの空間で日常から完全に遮断されます。開け放たれた座敷に上がると床の間に飾られた彼岸花・すすきの生花がお出迎え、平家家紋の揚羽蝶も飾られています。
かなり古い和ダンスの前のソファで今日のランチ(650円)とフルーツヨーグルトムース(350円/セットで頼むと100円引き)、オーガニック珈琲(350円)をゆったりした時間の中で頂きました。
ランチ内容は玄米ご飯、れんこんボール、オクラの胡麻和え、いんげんのポテトサラダ、茄子のかんてん寄せ、ニラ味噌汁になります、これで650円は本当にリーズナブルですよね。お気に入りは茄子のかんてん寄せ、まだ日中は暑いこの時期ですからさっぱりした茄子の味わいは素敵でした。
フルーツヨーグルトムースは、驚くほどの果物満載状態、あっさりした建部ムースの中にブドウがびっしり入っています、これは必食です!!
秋の涼やかな風がゆったり流れる建部町「ののカフェ」さん、案内板には「お昼寝自由!」の文言が...この秋イチオシの古民家カフェさんです^^
5位
1回
2014/07訪問 2015/02/01
新岡山港近くの「たのたの庵」さん、直前の予約がギリギリセーフで取れまして美味しい自家製野菜を楽しんできました。古民家を少し現代風にアレンジした暖かい空間で頂くおばんざいの数々、とても充実した時間を過ごせました。
野菜の玉手箱ランチから「盛り合わせ」(1500円)を選択、メイン2種を選べますので私は肉(鶏肉)・カレー(季節の野菜)を、連れは肉と魚(サゴシソテー)を選択、2番手で入店しましたので待つこと7~8分で御膳登場、メインの他には自家製野菜料理が数多く並んでいます。玄米ご飯と特に美味しかったのがモロヘイヤとトマトのすまし汁、夏の味覚満載です。数多くの夏野菜を煮込んだ夏カレーも美味しかったです。どの野菜も幼いころ食べた露地物&旬最盛期の味がします!!
藤崎地区川沿いの昭和風景、店の前に広がる空間はとても素敵です、夏休みのふる里風景を堪能できる自然環境に恵まれた「たのたの庵」さん、温かい接客も素晴らしいです。 惜しまれながら閉店した総社の「橘」さんと双璧のおばんざい名店だと思います。
6位
1回
2014/07訪問 2014/10/19
7月三連休最後は児島のヒュッテさんを訪問、当日の朝突然決めて予約の電話を入れましたがラッキーなことに11時半最後の枠を確保出来ました。ランチは二部制なんですが予約必須ですのでご注意を!!
場所は児島から水島に抜ける430号線菰池東信号を左折、山側に入りますが勾配が凄いのでちょっとビビリます^^; 看板が出ていますので見逃さないようにどんどん登ってください、店舗と鷲羽窯さんを通り過ぎると駐車場があります。
ちょっと早く到着したので隣接の鷲羽窯さんで備前焼を見学、素晴らしい作品の数々を見させて頂きました。そうこうする内に時間通りにヒュッテさんオープン、外観もいい感じですが内観は完全にアートの世界、娘さん夫婦の陶芸作品で溢れています。壷やカップ類は勿論小物類のセンスが素晴らしいです、店舗内のあちらこちらにギミック展示されています。またトイレが素晴らしい、南米を感じさせるアートの数々を堪能できます!!
店内アートに目を奪われている内に「野菜いっぱいヘルシーランチ」が登場、料理はお母さん担当で配膳娘さん夫婦(旦那さんは米国人です)の役割分担、満員(20人以上)の客をテキパキ捌きます、無駄な動きは皆無でテキパキ動かれています。料理も素晴らしいですね、店舗近隣の新鮮野菜を見事に活かした種類の多い料理はどれも絶品です、特に鶏団子の味噌煮・じゃがいもとコーンの煮物が気に入りました。手作りのデザートも美味しいです、連れの抹茶パンナコッタがお勧めです。
米国人の旦那さん(ドン・パーカー氏)の作品はどれもデザイン・色使いが素敵で私の感性に完全合致、欲しいものが沢山あったのですが、観葉植物器とマグカップを選んで購入しました^^
7位
1回
2014/10訪問 2014/10/16
折角津山まで来たのだから麺屋大輔さんに寄らない訳には行かないでしょう、開店少し前に到着しワンサイクル目でカウンターに座れました。
相変わらず静かな店内...緊張感漂うラーメン屋さんは数少ないですね、客の期待感と大将・スタッフの気構えが火花を散らしています。手際の良い大将の動きを眺めながら待つこと6~7分、しおラーメン(700円)の登場です。
透き通ったスープはまろやかで味わい深いですね、少量の鶏ガラ・魚介を合わせているのですが、その比率が全く読めません。恐ろしくシンプルに思えるのですが...札幌で食べたしおラーメンは足し算の極めでしたが大輔さんのは引き算の妙なのでしょう。
麺は細麺ストレートで茹で加減もベスト、脂を感じさせないチャーシュー一枚に適量のシナチク・白葱・水菜...しおスープのバランスを崩さない最低限の具材ですね。
マイルドさ際立つとんこつラーメンも良いですが、私は塩ラーメンを一押し致します!!
8位
2回
2024/03訪問 2024/03/22
久しぶりの訪問は御津金川「そば作」さん、移動途中のランチでお邪魔しました。前回訪問からかなりの年月を経過しましたが、佇まいは変わりありません。
店内は横長空間、厨房前カウンター席と窓際のテーブル席、おひとり様なのでカウンター席端っこに着きます。前回頂いた”とんこつ醤油”はなくなり、醤油・塩になっていますね!
注文は「醤油らーめん」、待つこと10分程で着丼、派手目な丼が映えます。スープはバランスの良い醤油ベースで魚介の風味も少し感じます!
麺は中細ストレート、加水率低めでスープをしっかり持ち上げます。チャーシューはもも肉系が2枚、脂身少なく健康的な味わい、噛みごたえもあります。他の具材はゆで卵半身・シナチク・なると・青ネギになります。
前回頂いた”とんこつ醤油”は魚介(特に節)が前面に出てきて、やまと・商人系の味わいでしたが今回の醤油らーめんはオーソドックスな印象、癖なく万人受けするバランス型に変貌です!
御津方面に仕事があり、その道程で立ち寄ったのはそば作さん、2年ぶりの訪問になります。旧道の金川駅近く、駐車場はお店の北寄り(かなり離れています)に5台分あります。周りに飲食店は皆無なので店頭の幟がかなり目立ちます!!
11時30分訪問で先客1名、三種(塩、醤油、とんこつ醤油)から悩んだ末”とんこつ醤油”を選択です。待つこと5分程度でやって来ました。
薄茶濁のスープは魚介、特に鰹の風味が強く出ています。先代やまとさん、閉店された商人さんに似ているでしょうか、スープに魚介層が出来る辺りは私的にそっくりだと感じました。濃淡はベストですね、これ以上でもこれ以下でもバランスが一気に崩れると思います。麺は細麺でスープに良く絡みます、デフォの茹で加減は少し柔めですがスープに合った硬さですね。
大きく厚みのあるチャーシューは2枚、脂少なめで食べ応えあります。ナルト・半熟煮玉子(1/2)・木耳・葱の具材も破綻なく纏まっています。バランスのとれた美味しいラーメンですね、岡山市中心部からは少し離れていますが、当店目当てでドライブしてもけっして損はないと思います。開店4年半でその美味しさに拍車がかかってきましたよ^^
9位
1回
2014/10訪問 2014/10/23
今日はかもがわ円城地区に来ています、吉田牧場さん近くにある当店でブランチを頂きました。場所は484号線沿いにあるのですが広域農道の方が広いので合流地点で少し迷うかもしれませんね。食べログの地図でばっちり合っています!!
訪れたのは10時過ぎ、ひんやりした空気感が気持ちいい時間帯です。周囲は森林なので日当たりもまばら...冬はかなり寒い地域ですね^^; (冬季は店内の薪ストーブが活躍するそうです)
オープンサンド(吉田牧場チーズ付き 1200円)と珈琲(フレンチプレス ケニア 500円)、連れはフレーバーティー(マロン 500円)を注文、10分少々待ちましたがテラスから森を眺めたり店内販売の帆布バッグや小物を観たりで苦になりません。
フレンチプレス珈琲は金属フィルターなので通常のドリップに比べて脂分まで抽出出来ます、ケニア豆の爽やかさをしっかり堪能出来ました^^ オープンサンドは量がありますのでブランチ利用なら二人シェアで大丈夫です、吉田牧場さんのカマンベールと鴨肉ハムと野菜をパンに載せて頂きます、濃厚な味わいはやはり吉田牧場さんですね、他のチーズとは二味ほど違います。
敢えて人家もない山深い森林地区にお店を出したオーナーの想いは...等々、いろいろ考えながら素敵空間のハチガハナさんを後にしました!
10位
1回
2014/11訪問 2014/12/01
真魚市・五味の市で酒の肴を仕入れた後、備前市内中部で所用を済ませ立ち寄ったのは双葉食堂さん。国道沿いからの外観ははちょっと躊躇するものでしたが中に入ると意外な広々空間で古いながらも綺麗にされている店内です。
開店と同時に入店、その後も次々と地元の方が訪れ満席に近い状態になります。私はそばモダン(750円)を、連れはおでん定食(720円)を注文。そばモダンは店内奥の鉄板コーナーで大将が焼き始めます。お好み焼き中心のメニュー構成ですが、各種定食も豊富でラーメンもあります。夜の宴会も積極的に取られているようで安価なセットメニューも掲示されていました。
そばモダンとおでん定食同時に登場、そばモダンは広島風の内容で丁寧に焼きあがっておりキャベツの甘さやそばの焼け具合含めてかなりレベルの高いものです。ソースは若干好みと違うものでしたが大きさ含めて大満足のお好み焼きでした。
連れのおでん定食もボリューム抜群、しっかり煮こまれたダイコンや厚揚げ・蒟蒻・練り物すべてがとても美味しいとのことでした。
代替わりさている大将の目配り・気配りは相当のものですね、とても忙しい作業の鉄板を担当されながら全ての注文を采配し、スタッフにきちんと指示出されています。スタッフの動きに適度な緊張感があり、食べる方も自然と深く味わう気持ちになります。興味半分で訪れた田舎の昭和食堂、そこには平成の時代なって薄まってきた食堂の心意気がしっかり根付いていました...
久しぶりの訪問は弓之町にある山もとさん、夜は数回訪れているのですが、お昼の訪問は初めてになります。午後も予定が入っているのでノンアルビール...アルコール抜きでお鮨を頂くのは...本当に久しぶりです^^;
12時予約で10分前着、一番乗りでした。誰も居ない白木のカウンターをパチリ、うっすら見える木目がとても美しいですね。大将の包丁さばき(手元)が見られる左端の席に着きます。カウンター席は全部で12、そのうち6人で12時10分頃にスタート。お昼は大将おまかせ握りになっており、予めその日魚種は決まっています。(15分遅れで後組6人もスタートしました)
本日頂いたものは、
鯛 北寄貝 小鯛 マグロの赤身漬け 剣先イカ(塩) 鰆 トロの炙り 蛤 大トロ キスの昆布締め
車海老 ウニ軍艦 穴子 だし巻き 巻物(ウナきゅう) 味噌汁
どれも基本的に味(塩・薄タレ・かぼす等) を付けているので、醤油は付けずそのまま頂くのが素材を一番味わえると思います。本日印象に残ったのは、甘さと塩の組み合わせが絶品だった剣先イカ、究極に身が締まった昆布締めキス、口内に香ばしさが広がった素焼きの穴子です。
寡黙で実直な大将は初代魚正のお孫さん、お鮨に向き合う姿勢はあくまで真摯です。席を立つタイミングで暫し歓談、魚正さん話題で盛り上がりました、御年94歳になられる”看板娘”さんは今も達者であることをお聞きし嬉しくなりました!